JPH1113424A - Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置 - Google Patents

Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置

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Publication number
JPH1113424A
JPH1113424A JP17160897A JP17160897A JPH1113424A JP H1113424 A JPH1113424 A JP H1113424A JP 17160897 A JP17160897 A JP 17160897A JP 17160897 A JP17160897 A JP 17160897A JP H1113424 A JPH1113424 A JP H1113424A
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JP
Japan
Prior art keywords
arm shaft
rocker arm
locker arm
bearing
cylinder head
Prior art date
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Pending
Application number
JP17160897A
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English (en)
Inventor
Masaya Kaneko
方哉 金子
Kazunori Nishikawa
和範 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気弁及び排気弁に対する各ロッカアームを
軸支するロッカアーム軸18,21を、各気筒ごとに分
断して、シリンダヘッド3に対して軸支する場合に、そ
の組み付けの作業性を向上すると共に、内燃機関の大型
化を回避する。 【手段】 前記ロッカアーム軸18,21の一端部を、
シリンダヘッド側における一方の軸受け部22,25に
穿設した軸受け孔内に挿入して軸支する一方、ロッカア
ーム軸の他端部を、シリンダヘッド側における他方の軸
受け部23,26に対して、当該ロッカアーム軸をその
軸線と直角方向に貫通するボルト24,27にて締結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気弁及び排気弁
の各々に対してロッカアームを使用したDOHC型内燃
機関において、前記各ロッカアームを軸支するロッカア
ーム軸を、シリンダヘッドに対して取付けるための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
吸気弁及び排気弁の各々に対してロッカアームを使用し
たDOHC型内燃機関においては、前記各ロッカアーム
を軸支するロッカアーム軸を、平面視において吸気弁及
び排気弁よりも外側に配設しなければならないから、こ
のロッカアーム軸は、シリンダヘッドをシリンダの左右
両側においてシリンダブロックに対して締結するための
ヘッドボルトを略真上の部位に位置することになるか
ら、前記ロッカアーム軸が内燃機関の各気筒について連
続している場合には、シリンダヘッドを、シリンダブロ
ックから分解するに際しては、これに先立って、前記両
ロッカアーム軸、ひいては、吸気弁及び排気弁に対する
動弁機構の全体を分解したのち、前記ヘッドボルトを緩
めるようにしなければならず、メンテナンス性が大幅に
低下することになる。
【0003】そこで、このメンテナンス性を確保するに
は、前記ロッカアーム軸を、各気筒ごとに分断し、この
分断した各ロッカアーム軸の間にヘッドボルトを配設す
るようにすれば良い。この場合において、ロッカアーム
軸を、各気筒ごとに分断すると言う構成にするために
は、分断した各ロッカアーム軸の両端を、シリンダヘッ
ド側に設けた一対の軸受け部にて軸支することが必要で
あり、この軸支に際しては、例えば、実開平1−111
112号公報等に記載されているように、前記ロッカア
ーム軸の両端を、当該ロッカアーム軸をその軸線と直角
方向に貫通するボルトによってシリンダヘッド側の軸受
け部に対して締結すると言う方法と、前記ロッカアーム
軸の両端を、シリンダヘッド側の両軸受け部に穿設した
軸受け孔に嵌めると言う方法とがある。
【0004】しかし、前者の方法は、両ボルトの締結に
よってロッカアーム軸をスライド及び回転不能に固定で
きて、組み付けの作業性が良い反面、前記両軸受け部に
ボルトを螺合するために、この両軸受け部の横幅寸法を
厚くしなければならないから、重量の増大を招来するば
かりか、気筒列の方向に沿った各ヘッドボルトの間隔
を、両軸受け部の横幅寸法を厚くするだけ大きくしなけ
ればならないから、気筒間の間隔が広くなり、ひいては
内燃機関におけるクランク軸方向の長さが長くなり、内
燃機関の大型化を招来するのである。
【0005】また、後者の方法は、両軸受け部の横幅寸
法を、これにボルトを螺合しない分だけ薄くことができ
るものの、各気筒の間に、ロッカアーム軸を両軸受け部
における軸受け孔に軸方向にスライドさせながら挿入す
るためのスペースをあけなければならないから、気筒間
の間隔が広くなり、ひいては内燃機関におけるクランク
軸方向の長さが長くなり、内燃機関の大型化を招来する
のであり、しかも、ロッカアーム軸を両軸受け部におけ
る軸受け孔に挿入したのち、このロッカアーム軸を、両
軸受け孔から抜けないようにするための止めることの作
業を必要とするために、組み付けの作業性が低いのであ
った。
【0006】本発明は、これらの問題を解消できる構造
を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「吸気弁及び排気弁に対する各ロッカ
アームを軸支するロッカアーム軸を、平面視において吸
気弁及び排気弁よりも外側に配設し、このロッカアーム
軸を、各気筒ごとに分断したものにおいて、前記各ロッ
カアーム軸の一端部を、シリンダヘッド側における一方
の軸受け部に穿設した軸受け孔内に挿入して軸支する一
方、ロッカアーム軸の他端部を、シリンダヘッド側にお
ける他方の軸受け部に対して、当該ロッカアーム軸をそ
の軸線と直角方向に貫通するボルトにて締結する。」と
言う構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成することにより、
両軸受け部のうち一方の軸受け部における横幅寸法をの
み厚くするだけで良いから、気筒列の方向に沿った各ヘ
ッドボルトの間隔を、軸受け部の横幅寸法を、従来のよ
うに、両軸受け部の両方について厚くする場合よりも狭
くすることができるのであり、また、ロッカアーム軸
は、これを他方の軸受け部に載せた状態で軸方向にスラ
イドさせることにより、その一端部を一方の軸受け部に
おける軸受け孔に挿入することができるから、各気筒の
間にあけるスペースを、前記従来のように、ロッカアー
ム軸の両端部の各々を、両軸受け部の軸受け孔に挿入す
る場合よりも小さくできるのである。
【0009】また、前記ロッカアーム軸の他端を、他方
の軸受け部に対してボルト締結するだけで、ロッカアー
ム軸をスライド及び回転不能に固定することができるの
である。従って、本発明によると、各ロッカアーム軸の
分解を必要とすることなくシリンダヘッドをシリンダブ
ロックから分解できると言うメンテナンス性を確保した
状態のもとで、内燃機関の大型化を回避することができ
ると共に、各ロッカアーム軸の組み付けの作業性を大幅
に向上できると言う効果を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図3の図面について説明する。この図において、符
号1はシリンダボア2を有するシリンダブロックを、符
号3はシリンダヘッドを各々示す、このシリンダヘッド
3は、前記シリンダブロック1の上面に対し前記シリン
ダボア2の周囲に配設した四本のヘッドボルト4にて締
結されている。
【0011】また、前記シリンダヘッド3の下面のうち
前記シリンダボア2内の部分には、二つの吸気ポート
5,6と、二つの排気ポート7,8が開口し、これら両
吸気ポート5,6の各々には、吸気弁9,10が、両排
気ポート7,8の各々には、排気弁11,12が設けら
れている。また、シリンダヘッド3の下面のうち前記シ
リンダボア2内の略中心部分には、点火栓13が設けら
れている。
【0012】前記シリンダヘッド3の上面のうち、平面
視において前記シリンダボア2の中心を通るクランク軸
線13を挟んで一方の側の部位には第1カム軸14を、
他方の側の部位には第2カム軸15を各々配設し、更
に、前記シリンダヘッド3の上面のうち前記第1カム軸
14とシリンダボア2との間の部位には、前記両吸気弁
9,10のうち第2吸気弁10用ロッカアーム16と両
排気弁11,12のうち第1排気弁11用ロッカアーム
17とに対する第1ロッカアーム軸18が、前記シリン
ダヘッド3の上面のうち前記第2カム軸15とシリンダ
ボア2との間の部位には、前記両吸気弁9,10のうち
第1吸気弁9用ロッカアーム19と両排気弁11,12
のうち第2排気弁12用ロッカアーム20とに対する第
2ロッカアーム軸21が各々配設されている。
【0013】そして、前記第1ロッカアーム軸18を、
前記クランク軸線13の方向に並ぶ両ヘッドボルト4の
間の部位に位置する長さにして、その両端を、シリンダ
ヘッド3の上面から一体的に突出する一対の軸受け部2
2,23にて軸支するにおいて、この第1ロッカアーム
軸18の一端部を、一方の軸受け部22に穿設した軸受
け孔22a内に挿入して軸支する一方、第1ロッカアー
ム軸18の他端部を、他方の軸受け部23に対して、当
該ロッカアーム軸18をその軸線と直角方向に貫通する
ボルト24にて締結する。
【0014】また、前記第2ロッカアーム軸21を、前
記クランク軸線13の方向に並ぶ両ヘッドボルト4の間
の部位に位置する長さにして、その両端を、シリンダヘ
ッド3の上面から一体的に突出する一対の軸受け部2
5,26にて軸支するにおいて、この第2ロッカアーム
軸21の一端部を、一方の軸受け部25に穿設した軸受
け孔25a内に挿入して軸支する一方、第2ロッカアー
ム軸21の他端部を、他方の軸受け部26に対して、当
該ロッカアーム軸21をその軸線と直角方向に貫通する
ボルト27にて締結する。
【0015】このように構成することにより、両ロッカ
アーム軸18,21に対する両軸受け部22,23、2
5,26のうち他方の軸受け部23,26における横幅
寸法のみを、これにボルト24,27を螺合する分だけ
厚くするだけで良いから、気筒列の方向に沿った各ヘッ
ドボルト4の間隔を、各軸受け部の横幅寸法を、従来の
ように、各軸受け部の全てについて厚くする場合よりも
狭くすることができるのであり、また、両ロッカアーム
軸18,21は、これを他方の軸受け部23,26に載
せた状態で軸方向にスライドさせることにより、その一
端部を一方の軸受け部22,25における軸受け孔22
a,25aに挿入することができるから、各気筒の間に
あけるスペースを、前記従来のように、ロッカアーム軸
の両端部の各々を、両軸受け部の軸受け孔に挿入する場
合よりも小さくできるのである。
【0016】また、前記両ロッカアーム軸18,21の
他端を、他方の軸受け部23,26に対してボルト2
4,27にて締結するだけで、両ロッカアーム軸18,
21をスライド及び回転不能に固定することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII −III 及びIII ′−III ′視断面図
である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダボア 3 シリンダヘッド 4 ヘッドボルト 5,6 吸気ポート 7,8 排気ポート 9,10 吸気弁 11,12 排気弁 14,15 カム軸 16,17,19,20 ロッカアーム 18,21 ロッカアーム軸 22,23,25,26 軸受け部 22a,25a 軸受け孔 24,27 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気弁及び排気弁に対する各ロッカアーム
    を軸支するロッカアーム軸を、平面視において吸気弁及
    び排気弁よりも外側に配設し、このロッカアーム軸を、
    各気筒ごとに分断したものにおいて、 前記各ロッカアーム軸の一端部を、シリンダヘッド側に
    おける一方の軸受け部に穿設した軸受け孔内に挿入して
    軸支する一方、ロッカアーム軸の他端部を、シリンダヘ
    ッド側における他方の軸受け部に対して、当該ロッカア
    ーム軸をその軸線と直角方向に貫通するボルトにて締結
    したことを特徴とするDOHC型内燃機関におけるロッ
    カアーム軸の取付け装置。
JP17160897A 1997-06-27 1997-06-27 Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置 Pending JPH1113424A (ja)

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JP17160897A JPH1113424A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置

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JP17160897A JPH1113424A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置

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JPH1113424A true JPH1113424A (ja) 1999-01-19

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ID=15926331

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JP17160897A Pending JPH1113424A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 Dohc型内燃機関におけるロッカアーム軸の取付け装置

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JP (1) JPH1113424A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163057A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd ロッカーアームの構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163057A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Honda Motor Co Ltd ロッカーアームの構造

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