JPH03222804A - 内燃機関のロッカアームシャフト取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は４サイクル内燃機関のロッカアームシャフト取
付構造に関する。

（従来の技術） ４サイクルエンジンには、ロッカアーム式動弁機構を備
えたものがある。ロッカアームはロッカアームシャフト
により回転自在に支持されており、このロッカアームシ
ャフトはシリンダヘッドに固定されるのが一般的である
。

第３図および第４図は従来のロッカアームシャフト取付
構造を示すものである。このうち第３図に示すものは、
ロッカアームシャフトねじ込み式の取付構造を示すもの
で、シリンダヘッド１とシリンダヘッドカバー２により
カムシャフト３が回転自在に支持される。カムシャフト
３には複数箇所にカム４が形成され、これらのカム４に
よりそれぞれロッカアーム５が動作される。ロッカアー
ム５はロッカアームシャフト６により回転自在に支持さ
れ、このロッカアームシャフト６はシリンダヘッド１に
支持されている。ロッカアームシャフト６の第３図にお
いて左端部にはプラグ７が−体に設けられ、このプラグ
７かシリンダヘッド１に螺合されることにより、ロッカ
アームシャフト６かシリンダヘット１に固定される。ロ
ッカアームシャフト６内にはカムシャフト３やロッカア
ーム５の慴動部へ潤滑油を供給するための潤滑油供給孔
８，９か形成されている。また、シリンダヘッド１に設
けられたカムシャフト３の軸受１０内にも潤滑油供給孔
１１が形成されている。

第４図はボルト固定式の取付構造を示すもので、第３図
と同一部分については同一の符号を用いで示す。この取
付構造においては、ロッカアームシャフト６とプラグ７
とが別体に形成されており、ロッカアームシャフト６の
第４図において右端部が図において上下方向に延びる固
定用ボルト１２によりシリンダヘッド１に固定される。

固定用ボルト１２はロッカアームシャフト６を貫通し、
シリンダヘット１に螺合されている。

（発明が解決しようとする課題） 第３図に示す取付構造においては、ロッカアームシャフ
ト６とプラグ７とが一体に形成されているため、ねじ部
からシャフト部の間の同軸度や振れに関する精度が出に
くく、多気筒エンジンの長いロッカアームシャフト６の
固定には不向きである。また、精度か出にくいことから
オイル洩れ等が起こり易く、製造コストも高（なる。

また、第４図に示す取付構造においては、ロッカアーム
シャフト６を固定用ボルト１２により固定するためのス
ペースが必要となり、この分だけ、ロッカアームシャフ
ト６が長くなると共に、シリンダヘッド１も大型化する
。

本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、シリン
ダヘッドのコンパクト化を図ることができるとともに、
精度を確保してオイル洩れを防止し、低コスト化を図る
ことができる内燃機関のロッカアームシャフト取付構造
を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明は４サイクルエンジ
ンのシリンダヘッドとシリンダヘッドカバーによりカム
シャフトが支持され、このカムシャフトにより動作され
るロッカアームが設けられ、このロッカアームを支持す
るロッカアームシャフトか上記シリンダヘッドに固定用
ボルトにより固定された内燃機関のロッカアームシャフ
ト取付構造において、上記固定用ボルトは上記シリンダ
ヘッドに設けられたカムシャフトの軸受内に配置された
ものである。

（作用） 固定用ボルトをシリンダヘッドに設けられたカムシャフ
トの軸受内に配置したから、シリンダヘッド内部スペー
スの有効利用を図ることができ、シリンダヘッドをロッ
カアームシャフトの軸方向に短くし、コンパクト化を図
ることができる。また、精度を確保してオイル洩れを防
止し、低コスト化を図ることができる。

（実施例） 以下、本発明に係る内燃機関のロッカアームシャフト取
付構造の一実施例について添付図面を参照して説明する
。

第２図においてシリンダ１５内にピストン１６が往復動
自在に収容され、このピストン１６は図示しないクラン
クケースに回転自在に支持されたクランクシャフト１７
とコンロッド１８を介して連結される。

シリンダ１５の頭部側にはシリンダヘッド１が設けられ
、このシリンダヘッド１に吸気通路１９および排気通路
２０が設けられる。これら吸気通路１９および排気通路
２０は燃焼室２１に連通しており、吸気バルブ２２およ
び排気バルブ２３により連通状態か開閉されるようにな
っている。すなわち、吸気バルブ２２および排気バルブ
２３はばね２４により閉り方向へ付勢されており、ロッ
カアーム５を介してカム４により、吸気バルブ２２およ
び排気バルブ２３の頭部がばね２４の付勢に抗して開き
方向へ押圧されるようになっている。

ロッカアーム５はロッカアームシャフト６により回転自
在に支持されており、このロッカアームシャフト６はシ
リンダヘッド１に固定支持されている。カムシャフト３
はシリンダヘッド１およびシリンダヘッドカバー２によ
り回転自在に支持されている。

第１図は第２図における■−■線矢視断面図であり、第
１図において第３図と同一部分については同一の符号を
付して重複説明を省略する。

カムシャフト３はシリンダヘッド１に設けられた軸受１
０と、シリンダヘッドカバー２に設けられた軸受２５に
より回転自在に支持されている。

ロッカアームシャフト６はシリンダヘッド１に支持され
ており、第１図において右端部に固定用ボルト１２によ
りシリンダヘッド１に固定されている。固定用ホルト１
２はロッカアームシャフト６を貫通し、シリンダヘッド
１に螺合されている。

固定用ボルト１２０頭部は、シリンダヘッド１に設けら
れたカムシャフト３の軸受１０内に配置される。組立の
際には、まずロッカアームシャフト６を固定用ボルト１
２により固定した後、カムシャフト３か配置され、さら
にシリンダヘッドカバー２が装着される。

このように上記実施例によれば、固定用ホルト１２をシ
リンダヘッド１に設けられたカムシャフト３の軸受１０
内に配置したから、シリンダヘッド１の内部スペースの
有効利用を図ることができ、ロッカアームシャフト６を
軸方向に短くすることかできると共に、シリンダヘッド
１のコンパクト化を図ることができる。

また、ロッカアームシャフト６とプラグ７とを別体に形
成したから、同軸度、振れ等に関する精度を出すことが
でき、オイル洩れ等を防止することかできると共に、製
造コストを低減することができる。

なお、上記実施例においては固定用ボルト１２を右端部
の軸受１０内に配置した場合について説明したが、固定
用ボルト１２を第１図における中央部σ軸受１０内に配
置するよ７うにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は固定用ボルトをシリンダ
ヘッドに設けられたカムシャフトの軸受内に配置したか
ら、シリンダヘッド内部のスペースの有効利用を図るこ
とができ、シリンダヘッドのコンパクト化を図ることか
できるとともに、精度を確保してオイル洩れを防止し、
低コスト化を図ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る内燃機関のロッカアームシャフト
取付構造の一実施例を示すもので、第２図におけるｎ−
ｎ線矢視断面図、第２図は上記実施例を備えた４サイク
ルエンジンを示す縦断面図、第３図および第４図は従来
のロッカアームシャフト取付構造を示す断面図である。 １・・・シリンダヘッド、２・・・シリンダヘッドカバ
ー、３・・・カムシャフト、４・・・カム、５・・・ロ
ッカアーム、６・・・ロッカアームシャフト、７・・・
プラグ、１０・・・軸受、１２・・・固定用ボルト、２
５・・・軸受。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ４サイクルエンジンのシリンダヘッドとシリンダヘッド
   カバーによりカムシャフトが支持され、このカムシャフ
   トにより動作されるロッカアームが設けられ、このロッ
   カアームを支持するロッカアームシャフトが上記シリン
   ダヘッドに固定用ボルトにより固定された内燃機関のロ
   ッカアームシャフト取付構造において、上記固定用ボル
   トは上記シリンダヘッドに設けられたカムシャフトの軸
   受内に配置されたことを特徴とする内燃機関のロッカア
   ームシャフト取付構造。