JPH11133635A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
- Publication number
- JPH11133635A JPH11133635A JP30052597A JP30052597A JPH11133635A JP H11133635 A JPH11133635 A JP H11133635A JP 30052597 A JP30052597 A JP 30052597A JP 30052597 A JP30052597 A JP 30052597A JP H11133635 A JPH11133635 A JP H11133635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- image
- photoreceptor
- resin
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温高湿条件下での紙粉による画像ボケの改
善と、低温低湿条件下での給送性、転写性、分離性等、
紙の静電特性の両立を図る。 【解決手段】 感光体上にトナー画像を形成し、その画
像を紙に転写する画像形成方法において、該感光体が粘
度平均分子量で40,000以上のバインダーを感光体
表面層に使用しており、前記紙中のNaイオン含有濃度
が、0.01重量%以上0.05重量%以下であること
を特徴とする画像形成方法。
善と、低温低湿条件下での給送性、転写性、分離性等、
紙の静電特性の両立を図る。 【解決手段】 感光体上にトナー画像を形成し、その画
像を紙に転写する画像形成方法において、該感光体が粘
度平均分子量で40,000以上のバインダーを感光体
表面層に使用しており、前記紙中のNaイオン含有濃度
が、0.01重量%以上0.05重量%以下であること
を特徴とする画像形成方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成に用いられる電子写真方式を用いた画像形
成方法に関するものである。
等の画像形成に用いられる電子写真方式を用いた画像形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真用転写紙は電子写真のプ
ロセス上の必要性から、一般的な紙の特性である剛度、
平滑性、白色度等の他に静電的な特性を左右する電気抵
抗を管理する必要がある。紙に電解質を添加しない場合
には、一般的には紙の抵抗が高すぎて低温低湿条件(L
L)下で給送性、転写、分離性等に問題が出る。従っ
て、転写紙の電気抵抗値を下げる必要がある。
ロセス上の必要性から、一般的な紙の特性である剛度、
平滑性、白色度等の他に静電的な特性を左右する電気抵
抗を管理する必要がある。紙に電解質を添加しない場合
には、一般的には紙の抵抗が高すぎて低温低湿条件(L
L)下で給送性、転写、分離性等に問題が出る。従っ
て、転写紙の電気抵抗値を下げる必要がある。
【0003】紙の電気抵抗を制御する方法としては、こ
れまでに紙中に電解質を添加して抵抗値の低減を図るこ
とが一般的に行われていた。
れまでに紙中に電解質を添加して抵抗値の低減を図るこ
とが一般的に行われていた。
【0004】しかし、これまでの紙を高温高湿条件(H
H)下で長時間使用した場合に、紙粉が感光体表面に付
着し、機器使用後、翌朝まで放置した後に再び使用を始
めると画像がボケるという問題が発生した。
H)下で長時間使用した場合に、紙粉が感光体表面に付
着し、機器使用後、翌朝まで放置した後に再び使用を始
めると画像がボケるという問題が発生した。
【0005】これまでの画像ボケの解析では、紙の填料
がタルクの場合に、これが感光体に付着して発生するこ
とが知られており、填料を炭酸カルシウムやカオリンに
変えることにより問題を解決してきた。しかし、填料が
カオリンの紙においてもHH下で放置後、翌朝画像のボ
ケがなお発生する場合があり、なお問題が完全に解決さ
れたわけではなかった。
がタルクの場合に、これが感光体に付着して発生するこ
とが知られており、填料を炭酸カルシウムやカオリンに
変えることにより問題を解決してきた。しかし、填料が
カオリンの紙においてもHH下で放置後、翌朝画像のボ
ケがなお発生する場合があり、なお問題が完全に解決さ
れたわけではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記原因を解析したと
ころ、紙中に電解質を高濃度に含有する紙が画像ボケの
程度がひどいことを見いだした。試みに、これら画像形
成に用いられる、表面に澱粉を塗設した紙の澱粉中の電
解質を抜いた転写紙を用いてみたところ、HHボケが良
好となった。しかし、今度はLL環境下で紙の抵抗値が
上昇し過ぎてしまい、給送不良、転写不良等静電的な不
良が発生して、画像ボケと給送性等の両立ができなかっ
た。
ころ、紙中に電解質を高濃度に含有する紙が画像ボケの
程度がひどいことを見いだした。試みに、これら画像形
成に用いられる、表面に澱粉を塗設した紙の澱粉中の電
解質を抜いた転写紙を用いてみたところ、HHボケが良
好となった。しかし、今度はLL環境下で紙の抵抗値が
上昇し過ぎてしまい、給送不良、転写不良等静電的な不
良が発生して、画像ボケと給送性等の両立ができなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、高温高湿条件下での紙粉
による画像ボケの改善と、低温低湿条件下での給送性、
転写性、分離性等、紙の静電特性の両立を図ることにあ
る。
による画像ボケの改善と、低温低湿条件下での給送性、
転写性、分離性等、紙の静電特性の両立を図ることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成の何れかを採ることにより達成される。
成の何れかを採ることにより達成される。
【0009】(1) 感光体上にトナー画像を形成し、
その画像を紙に転写する画像形成方法において、該感光
体が粘度平均分子量で40,000以上のバインダーを
感光体表面層に使用しており、前記紙中のNaイオン含
有濃度が、0.01重量%以上0.05重量%以下であ
ることを特徴とする画像形成方法。
その画像を紙に転写する画像形成方法において、該感光
体が粘度平均分子量で40,000以上のバインダーを
感光体表面層に使用しており、前記紙中のNaイオン含
有濃度が、0.01重量%以上0.05重量%以下であ
ることを特徴とする画像形成方法。
【0010】(2) バインダーがシリコーン樹脂共重
合ポリカーボネート、ポリエステル又はポリアリレート
であることを特徴とする(1)記載の画像形成方法。
合ポリカーボネート、ポリエステル又はポリアリレート
であることを特徴とする(1)記載の画像形成方法。
【0011】(3) 感光体上にトナー画像を形成し、
その画像を紙に転写する画像形成方法において、該感光
体表面の純水に対する接触角が90°以上であり、前記
紙中のNaイオン含有濃度が、0.01重量%以上0.
05重量%以下であることを特徴とする画像形成方法。
その画像を紙に転写する画像形成方法において、該感光
体表面の純水に対する接触角が90°以上であり、前記
紙中のNaイオン含有濃度が、0.01重量%以上0.
05重量%以下であることを特徴とする画像形成方法。
【0012】一般に適正な画像を得るために、紙中には
電解質として食塩を添加しているが、今回の画像ボケの
対策としては、この食塩成分を感光体表面にいかに付着
しにくくするかが大きな課題であった。強く圧接したク
リーニングブラシ等での単純な食塩の除去は、環境を変
えると上記の様な転写、給送不良を発生し、問題解決が
できなかった。
電解質として食塩を添加しているが、今回の画像ボケの
対策としては、この食塩成分を感光体表面にいかに付着
しにくくするかが大きな課題であった。強く圧接したク
リーニングブラシ等での単純な食塩の除去は、環境を変
えると上記の様な転写、給送不良を発生し、問題解決が
できなかった。
【0013】我々は感光体表面への紙粉の付着の原因
が、感光体の表面をブレード等が擦過することにより発
生する微小粉末が接着剤となっていると推定し、表面擦
過量の少ない感光体に対して食塩濃度を一定濃度に保っ
た紙を用いることにより画像ボケの発生が抑制できると
考えた。
が、感光体の表面をブレード等が擦過することにより発
生する微小粉末が接着剤となっていると推定し、表面擦
過量の少ない感光体に対して食塩濃度を一定濃度に保っ
た紙を用いることにより画像ボケの発生が抑制できると
考えた。
【0014】その結果、前記感光体が粘度平均分子量で
40,000以上のバインダーを感光体表面に使用して
おり、前記紙中の電解質濃度が0.01〜0.05重量
%の紙を転写紙に用いた場合には、HH環境下の紙粉に
よる画像ボケは発生せず、LL環境下の給送性、転写
性、分離性がよく、良好な画像が得られた。
40,000以上のバインダーを感光体表面に使用して
おり、前記紙中の電解質濃度が0.01〜0.05重量
%の紙を転写紙に用いた場合には、HH環境下の紙粉に
よる画像ボケは発生せず、LL環境下の給送性、転写
性、分離性がよく、良好な画像が得られた。
【0015】あるいは感光体表面の純水に対する接触角
が90°以上の感光体を用いて、紙中の電解質濃度が
0.01〜0.05重量%の紙を転写紙に用いた場合に
は、HHの紙粉による画像ボケは発生せず、LL環境下
の給送性、転写性、分離性がよく、良好な画像が得られ
た。
が90°以上の感光体を用いて、紙中の電解質濃度が
0.01〜0.05重量%の紙を転写紙に用いた場合に
は、HHの紙粉による画像ボケは発生せず、LL環境下
の給送性、転写性、分離性がよく、良好な画像が得られ
た。
【0016】本発明に用いる紙の構成 Naイオンの添加方法については、紙の表面のサイズプ
レス時に電解質を添加してもよく、抄造時にセルロース
液に添加しても良い。又、電解質は2種類以上の混合で
も良い。
レス時に電解質を添加してもよく、抄造時にセルロース
液に添加しても良い。又、電解質は2種類以上の混合で
も良い。
【0017】本発明の紙の構成としては、パルプを平板
状にしたものの両面に澱粉の層を設けたものがその代表
例といえるが、電解質をパルプ層にのみ添加しても、表
面の澱粉層とパルプ層の両層に添加してもよい。又、紙
の内部にあるパルプ層と表面層では、別種の電解質を添
加してもよい。
状にしたものの両面に澱粉の層を設けたものがその代表
例といえるが、電解質をパルプ層にのみ添加しても、表
面の澱粉層とパルプ層の両層に添加してもよい。又、紙
の内部にあるパルプ層と表面層では、別種の電解質を添
加してもよい。
【0018】転写紙の構成成分としては、下記のごとき
ものがある。
ものがある。
【0019】
【表1】
【0020】この他に、着色剤、殺菌剤、白色度向上
剤、消泡剤、紙力増強剤等で一般に知られているものを
添加しても良い。
剤、消泡剤、紙力増強剤等で一般に知られているものを
添加しても良い。
【0021】感光体表面に用いるバインダーは粘度平均
分子量で40,000以上の高分子であり、ビスフェノ
ールA、あるいはZ型のポリカーボネートをはじめ各種
置換ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステ
ル、及びそれらの共重合体が挙げられる。
分子量で40,000以上の高分子であり、ビスフェノ
ールA、あるいはZ型のポリカーボネートをはじめ各種
置換ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステ
ル、及びそれらの共重合体が挙げられる。
【0022】本発明の各構成を更に説明する。
【0023】本発明に用いられる感光体の基体の材質と
しては、特に限定されない。現在広く用いられているア
ルミニウム合金、樹脂に蒸着やスパッタリング等で金属
膜を形成したもの、或いは各種の基体に導電性樹脂を塗
設したもの等を用いることが出来る。
しては、特に限定されない。現在広く用いられているア
ルミニウム合金、樹脂に蒸着やスパッタリング等で金属
膜を形成したもの、或いは各種の基体に導電性樹脂を塗
設したもの等を用いることが出来る。
【0024】この上に通常は、中間層(下引層ともい
う)を設ける。これには代表的なものとしてシランカッ
プリング剤や有機キレート化合物等よりなるセラミック
系のもの、ポリアミド系樹脂等からなる樹脂系のものが
ある。
う)を設ける。これには代表的なものとしてシランカッ
プリング剤や有機キレート化合物等よりなるセラミック
系のもの、ポリアミド系樹脂等からなる樹脂系のものが
ある。
【0025】中間層の上には感光層が設けられる。感光
層は、単層構造でも積層構造でもよいが、好ましくは電
荷発生層と電荷輸送層とを持つ、いわゆる機能分離型の
積層構造を有するものである。
層は、単層構造でも積層構造でもよいが、好ましくは電
荷発生層と電荷輸送層とを持つ、いわゆる機能分離型の
積層構造を有するものである。
【0026】電荷発生層(CGL)は、電荷発生物質
(CGM)を必要に応じてバインダー樹脂中に分散させ
て形成されることが多い。CGMとしては、特に限定は
無いが金属又は無金属フタロシアニン化合物(更に好ま
しくはチタニルフタロシアニン、ヒドロキシカリウムフ
タロシアニンであり、Cu−Kα線に対するブラッグ角
2θの27.2°に最大ピークを有するチタニルフタロ
シアニンが最も好ましい)、又はアンスアンスロン化合
物等を用いるのが好ましい。またこれらは必要に応じて
二種以上混合して用いてもよい。
(CGM)を必要に応じてバインダー樹脂中に分散させ
て形成されることが多い。CGMとしては、特に限定は
無いが金属又は無金属フタロシアニン化合物(更に好ま
しくはチタニルフタロシアニン、ヒドロキシカリウムフ
タロシアニンであり、Cu−Kα線に対するブラッグ角
2θの27.2°に最大ピークを有するチタニルフタロ
シアニンが最も好ましい)、又はアンスアンスロン化合
物等を用いるのが好ましい。またこれらは必要に応じて
二種以上混合して用いてもよい。
【0027】電荷発生層に使用可能なバインダー樹脂と
しては、例えばポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、並びにこ
れら樹脂の繰り返し単位のうち二つ以上を含む共重合体
樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、
また高分子有機半導体、例えばポリ−N−ビニルカルバ
ゾール等が挙げられるがこれらに限定されるわけではな
い。
しては、例えばポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、並びにこ
れら樹脂の繰り返し単位のうち二つ以上を含む共重合体
樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、
また高分子有機半導体、例えばポリ−N−ビニルカルバ
ゾール等が挙げられるがこれらに限定されるわけではな
い。
【0028】電荷輸送層(CTL)は、電荷輸送物質
(CTM)を単独で、或いはバインダー樹脂とともに構
成される。CTMとしては、例えばカルバゾール誘導
体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チ
アゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール
誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イ
ミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチ
リル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘導体、オ
キサゾロン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾ
リン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、
フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、トリアリ
ールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、スチル
ベン誘導体、ベンジジン誘導体、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビニル
アントラセン等が挙げられるがこれらに限定されるわけ
ではない。またこれらは単独でも、二種以上の混合で用
いてもよい。
(CTM)を単独で、或いはバインダー樹脂とともに構
成される。CTMとしては、例えばカルバゾール誘導
体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チ
アゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール
誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イ
ミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチ
リル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘導体、オ
キサゾロン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾ
リン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、
フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、トリアリ
ールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、スチル
ベン誘導体、ベンジジン誘導体、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビニル
アントラセン等が挙げられるがこれらに限定されるわけ
ではない。またこれらは単独でも、二種以上の混合で用
いてもよい。
【0029】また、電荷輸送層に使用可能なバインダー
樹脂としては、請求項1に係わる場合は、例えばポリカ
ーボネート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリルニトリル
共重合体樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、スチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるわけではない。
樹脂としては、請求項1に係わる場合は、例えばポリカ
ーボネート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリルニトリル
共重合体樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、スチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるわけではない。
【0030】一方、請求項2に係わる純水に対する接触
角90°以上の表面層を得るためには、下記のごときケ
イ素又はフッ素含有のポリマーから選ばれるものが代表
的なものである。
角90°以上の表面層を得るためには、下記のごときケ
イ素又はフッ素含有のポリマーから選ばれるものが代表
的なものである。
【0031】
【化1】
【0032】
【化2】
【0033】さらに、下記化合物も好ましく用いること
が出来る。
が出来る。
【0034】
【化3】
【0035】〔一般式〔1−1〕中、R1、R2、R3、
R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子又は低級アルキル基を表す。
R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子又は低級アルキル基を表す。
【0036】wは2以上の整数を表し、Ra及びRbは、
それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル基又はアリ
ール基を表すか、或いはRa及びRbが一緒に結合して炭
素環又は複素環を形成する基を表し、Rc及びRdは、そ
れぞれ置換、未置換のアルキル基又はアリール基を表
す。後述のpおよびqは(p/(p+q)=0.1〜
0.9)なる関係を満足する数を表す。
それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル基又はアリ
ール基を表すか、或いはRa及びRbが一緒に結合して炭
素環又は複素環を形成する基を表し、Rc及びRdは、そ
れぞれ置換、未置換のアルキル基又はアリール基を表
す。後述のpおよびqは(p/(p+q)=0.1〜
0.9)なる関係を満足する数を表す。
【0037】一般式〔1−2〕中、R9は炭素数2乃至
6のアルキレン基またはアルキリデン基、R10又はR13
は炭素数1乃至3のアルキル基、フェニル基または置換
フェニル基、置換、無置換のシクロアルキル基、nは1
乃至200を示す。〕 モノマーの合成法については特開平4−268369号
明細書に詳しく述べられているが、代表的なモノマーに
ついては以下に示す。
6のアルキレン基またはアルキリデン基、R10又はR13
は炭素数1乃至3のアルキル基、フェニル基または置換
フェニル基、置換、無置換のシクロアルキル基、nは1
乃至200を示す。〕 モノマーの合成法については特開平4−268369号
明細書に詳しく述べられているが、代表的なモノマーに
ついては以下に示す。
【0038】
【化4】
【0039】
【化5】
【0040】又、本発明に用いられるポリマーの具体例
は以下のものがあげられる。
は以下のものがあげられる。
【0041】
【化6】
【0042】
【化7】
【0043】
【化8】
【0044】
【化9】
【0045】さらに下記化合物も好ましく用いることが
出来る。
出来る。
【0046】
【化10】
【0047】〔但し式中Xは、アルキレン基を表し
R1、R2、R3は各々独立し置換、未置換のアルキル基
またはアリール基を表し、R4は炭素数が1から15の
ペルフルオロアルキル基を表し、R5、R6、R7、R8は
各々独立し水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表
す。また、m,nは、10≦(n+m)≦500の関係
を満足する0又は正の整数である。
R1、R2、R3は各々独立し置換、未置換のアルキル基
またはアリール基を表し、R4は炭素数が1から15の
ペルフルオロアルキル基を表し、R5、R6、R7、R8は
各々独立し水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表
す。また、m,nは、10≦(n+m)≦500の関係
を満足する0又は正の整数である。
【0048】R9、R10、R11、R12は各々水素原子、
ハロゲン原子、置換、未置換のアルキル基又は置換、未
置換のアリール基を表す。
ハロゲン原子、置換、未置換のアルキル基又は置換、未
置換のアリール基を表す。
【0049】wは2以上の整数を表し、Ra及びRbは、
それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル基又はアリ
ール基を表す。又はRa及びRbが一緒に結合して炭素環
又は複素環を形成する基を表し、Rc及びRdは、それぞ
れ置換基未置換のアルキル基又はアリール基を表す、p
およびqは(p/(p+q)=0.1〜1.0)の関係
を満足する数を表す。〕 本発明の一般式〔2−1〕で示されるシロキサン結合含
有のポリカーボネートの製法は相当する下記一般式〔2
−2〕及び〔2−3〕で示される2価フェノールを常法
により共重合することにより製造される。
それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル基又はアリ
ール基を表す。又はRa及びRbが一緒に結合して炭素環
又は複素環を形成する基を表し、Rc及びRdは、それぞ
れ置換基未置換のアルキル基又はアリール基を表す、p
およびqは(p/(p+q)=0.1〜1.0)の関係
を満足する数を表す。〕 本発明の一般式〔2−1〕で示されるシロキサン結合含
有のポリカーボネートの製法は相当する下記一般式〔2
−2〕及び〔2−3〕で示される2価フェノールを常法
により共重合することにより製造される。
【0050】
【化11】
【0051】〔式中Xは、アルキレン基を表しR1、
R2、R3は各々独立し置換、未置換のアルキル基、また
はアリール基を表し、R4は炭素数が1から15のペル
フルオロアルキル基を表し、R5、R6、R7、R8は各々
水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表す。また、
m,nは0又は正の整数を表す。〕
R2、R3は各々独立し置換、未置換のアルキル基、また
はアリール基を表し、R4は炭素数が1から15のペル
フルオロアルキル基を表し、R5、R6、R7、R8は各々
水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を表す。また、
m,nは0又は正の整数を表す。〕
【0052】
【化12】
【0053】〔式中、wは2以上の整数を表し、Ra及
びRbは、それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル
基又はアリール基を表すか、或いはRa及びRbが一緒に
結合して置換、未置換の炭素環又は複素環を形成する基
を表し、Rc及びRdは、それぞれ置換基を有していても
よいアルキル基又はアリール基を表す。後述のpおよび
qは(p/(p+q)=0.1〜1.0)を満足する数
を表す。〕 一般式〔2−2〕で示されるモノマーの具体例を挙げれ
ば下記のごとき化合物である。
びRbは、それぞれ水素原子、置換、未置換のアルキル
基又はアリール基を表すか、或いはRa及びRbが一緒に
結合して置換、未置換の炭素環又は複素環を形成する基
を表し、Rc及びRdは、それぞれ置換基を有していても
よいアルキル基又はアリール基を表す。後述のpおよび
qは(p/(p+q)=0.1〜1.0)を満足する数
を表す。〕 一般式〔2−2〕で示されるモノマーの具体例を挙げれ
ば下記のごとき化合物である。
【0054】
【化13】
【0055】次にこれらの共重合ポリマーの具体例を挙
げれば下記のごときものである。
げれば下記のごときものである。
【0056】
【化14】
【0057】
【化15】
【0058】
【化16】
【0059】
【化17】
【0060】
【化18】
【0061】
【化19】
【0062】純水に対する接触角については、接触角計
CA−DT・A型(協和界面科学(株)製)を用いて、
液滴法(取扱説明書に測定手順の詳細な記載有り)で測
定した値を用いた。
CA−DT・A型(協和界面科学(株)製)を用いて、
液滴法(取扱説明書に測定手順の詳細な記載有り)で測
定した値を用いた。
【0063】また繰り返し使用した際の疲労劣化を少な
くするために、或いは耐久性を向上させるために、感光
体の各層何れにでも、従来公知のヒンダードアミンやヒ
ンダードフェノール類に代表される酸化防止剤、紫外線
吸収剤、電子受容性物質、表面改質剤、可塑剤等、環境
依存性低減剤などを、必要に応じて適正量添加して用い
ることができる。
くするために、或いは耐久性を向上させるために、感光
体の各層何れにでも、従来公知のヒンダードアミンやヒ
ンダードフェノール類に代表される酸化防止剤、紫外線
吸収剤、電子受容性物質、表面改質剤、可塑剤等、環境
依存性低減剤などを、必要に応じて適正量添加して用い
ることができる。
【0064】又、必要に応じて通常の感光層以外に保護
層等を設けてもよく、これにもCTMを添加しCTLを
複数層塗設した形にしてもよい。
層等を設けてもよく、これにもCTMを添加しCTLを
複数層塗設した形にしてもよい。
【0065】層形成には塗布する方法が最も一般的であ
り、塗布液の塗布方法としては、浸漬コーティング法、
スプレーコーティング法、ブレードコーティング法、ス
ピンナーコーティング法、ビードコーティング法、カー
テンコーティング法及び円型量規制型コーティング法等
を用いることができる。
り、塗布液の塗布方法としては、浸漬コーティング法、
スプレーコーティング法、ブレードコーティング法、ス
ピンナーコーティング法、ビードコーティング法、カー
テンコーティング法及び円型量規制型コーティング法等
を用いることができる。
【0066】本発明に係わる現像剤は、トナーのみを主
成分とする一成分系であれ、トナーとキャリアを用いる
二成分系であれ特に限定は無いが、通常は二成分系が用
いられる。
成分とする一成分系であれ、トナーとキャリアを用いる
二成分系であれ特に限定は無いが、通常は二成分系が用
いられる。
【0067】トナーを形成するために用いる樹脂は、ポ
リエステル系又はスチレン−アクリル系の樹脂を主に使
用することができる。
リエステル系又はスチレン−アクリル系の樹脂を主に使
用することができる。
【0068】本発明のトナーに使用する着色剤としては
カーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を任意に使用
することができ、カーボンブラックとしてはチャネルブ
ラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サ
ーマルブラック、ランプブラック等が使用される。磁性
体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性金属、こ
れらの金属を含む合金、フェライト、マグネタイト等の
強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まないが熱処理す
る事により強磁性を示す合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイスラー合金と呼
ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用いる事ができ
る。
カーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を任意に使用
することができ、カーボンブラックとしてはチャネルブ
ラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サ
ーマルブラック、ランプブラック等が使用される。磁性
体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性金属、こ
れらの金属を含む合金、フェライト、マグネタイト等の
強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まないが熱処理す
る事により強磁性を示す合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイスラー合金と呼
ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用いる事ができ
る。
【0069】染料としてはC.I.ソルベントレッド
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いる事ができ、またこれらの混合物も用いる事
ができる。顔料としてはC.I.ピグメントレッド5、
同48:1、同53:1、同57:1、同122、同1
39、同144、同149、同166、同177、同1
78、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同
43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同9
3、同94、同138、C.I.ピグメントグリーン
7、C.I.ピグメントブルー15:3、同60等を用
いる事ができ、これらの混合物も用いる事ができる。
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いる事ができ、またこれらの混合物も用いる事
ができる。顔料としてはC.I.ピグメントレッド5、
同48:1、同53:1、同57:1、同122、同1
39、同144、同149、同166、同177、同1
78、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同
43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同9
3、同94、同138、C.I.ピグメントグリーン
7、C.I.ピグメントブルー15:3、同60等を用
いる事ができ、これらの混合物も用いる事ができる。
【0070】更に、定着性改良剤としての低分子量ポリ
プロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や低
分子量ポリエチレン等を添加してもよい。また、荷電制
御剤としてアゾ系金属錯体、4級アンモニウム塩等を用
いてもよい。
プロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や低
分子量ポリエチレン等を添加してもよい。また、荷電制
御剤としてアゾ系金属錯体、4級アンモニウム塩等を用
いてもよい。
【0071】本発明において用いられるトナー粒子は粉
砕法若しくは重合法によって主に造ることが出来る。
砕法若しくは重合法によって主に造ることが出来る。
【0072】また、流動性付与の観点から、無機微粒
子、有機微粒子をトナーに添加してもよい。この場合、
無機微粒子の使用が好ましく、シリカ、チタニア、アル
ミナ等の無機酸化物粒子の使用が好ましく、更に、これ
ら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリ
ング剤等によって疎水化処理されていることが好まし
い。
子、有機微粒子をトナーに添加してもよい。この場合、
無機微粒子の使用が好ましく、シリカ、チタニア、アル
ミナ等の無機酸化物粒子の使用が好ましく、更に、これ
ら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリ
ング剤等によって疎水化処理されていることが好まし
い。
【0073】更に本発明の現像剤においては、脂肪酸金
属に代表される滑剤を添加することができる。特に前述
第1の発明においては、脂肪酸金属塩はフローテスター
の流出速度が1×10-4(ml/sec)以上のものを
用いる必要がある。これ未満では本発明の効果が得られ
ない。
属に代表される滑剤を添加することができる。特に前述
第1の発明においては、脂肪酸金属塩はフローテスター
の流出速度が1×10-4(ml/sec)以上のものを
用いる必要がある。これ未満では本発明の効果が得られ
ない。
【0074】尚、流出速度の測定には島津フローテスタ
ーCFT−500形(島津製作所製)を用いた。
ーCFT−500形(島津製作所製)を用いた。
【0075】本発明のトナー自体の粒径は、任意である
が、小粒径のものが本発明の効果を奏しやすく、体積平
均粒径で2〜15μmのものが好ましく、特に3〜9μ
mのものが好ましい。この粒径は、凝集剤の濃度や有機
溶媒の添加量、更には重合体自体の組成によって制御す
ることができる。なお、着色粒子の体積平均粒径はコー
ルターカウンターTA−II或いはコールターマルチサイ
ザーで測定されるものである。
が、小粒径のものが本発明の効果を奏しやすく、体積平
均粒径で2〜15μmのものが好ましく、特に3〜9μ
mのものが好ましい。この粒径は、凝集剤の濃度や有機
溶媒の添加量、更には重合体自体の組成によって制御す
ることができる。なお、着色粒子の体積平均粒径はコー
ルターカウンターTA−II或いはコールターマルチサイ
ザーで測定されるものである。
【0076】二成分現像剤を構成するキャリアとしては
鉄、フェライト等の磁性材料粒子表面を樹脂等によって
被覆した樹脂被覆キャリアが好ましく使用される。この
キャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μm
が好ましい。また、被覆するための樹脂としては特に限
定されるものでは無い。
鉄、フェライト等の磁性材料粒子表面を樹脂等によって
被覆した樹脂被覆キャリアが好ましく使用される。この
キャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μm
が好ましい。また、被覆するための樹脂としては特に限
定されるものでは無い。
【0077】例えば、シリコーン系化合物、フッ素系樹
脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、オレフィ
ン系樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂、オレフィン系樹脂
等を使用することができる。
脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、オレフィ
ン系樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂、オレフィン系樹脂
等を使用することができる。
【0078】次にこれに限定されるものではないが、図
1に該画像形成方法を採用したデジタル複写機の例をあ
げ、本発明の画像形成のプロセスを説明する。
1に該画像形成方法を採用したデジタル複写機の例をあ
げ、本発明の画像形成のプロセスを説明する。
【0079】既に述べてきたように本発明の画像形成プ
ロセスはプリンター、デジタル複写機等の反転現像を含
む画像形成方法において、特にその効果を発揮する。
ロセスはプリンター、デジタル複写機等の反転現像を含
む画像形成方法において、特にその効果を発揮する。
【0080】図1の画像形成装置において、図中に記載
はないが、原稿に光源からの光りを当てて、反射光を画
像読み取り部にて電気信号に変え、この画像データを画
像書き込み部1〜3に送っている。
はないが、原稿に光源からの光りを当てて、反射光を画
像読み取り部にて電気信号に変え、この画像データを画
像書き込み部1〜3に送っている。
【0081】一方、像形成を担う感光体ドラム4は帯電
ユニット5でコロナ放電により均一に帯電され、続いて
画像書き込み部のレーザー光源1から像露光光が感光体
ドラム4上に照射される。そして次の現像ユニット6で
反転現像され、転写極7で記録材(転写紙)に転写され
る。転写紙8は分離極9により、感光体ドラム4から分
離され、定着器10で定着される。一方感光体ドラム4
は、クリーニング装置11により清掃される。また、1
2は帯電前露光ランプであり、これは分離極9の後で、
クリーニング装置11の前にあっても良い。
ユニット5でコロナ放電により均一に帯電され、続いて
画像書き込み部のレーザー光源1から像露光光が感光体
ドラム4上に照射される。そして次の現像ユニット6で
反転現像され、転写極7で記録材(転写紙)に転写され
る。転写紙8は分離極9により、感光体ドラム4から分
離され、定着器10で定着される。一方感光体ドラム4
は、クリーニング装置11により清掃される。また、1
2は帯電前露光ランプであり、これは分離極9の後で、
クリーニング装置11の前にあっても良い。
【0082】トナー像を転写材に転写した後、感光体上
に残留したトナーはクリーニングにより除去され、感光
体は次のプロセスに繰り返し使用される。
に残留したトナーはクリーニングにより除去され、感光
体は次のプロセスに繰り返し使用される。
【0083】本発明に於いてクリーニングする機構は、
いわゆる弾性体ゴムブレードを用いたブレードクリーニ
ング方式である。13は弾性体ゴムブレードを示す。
いわゆる弾性体ゴムブレードを用いたブレードクリーニ
ング方式である。13は弾性体ゴムブレードを示す。
【0084】このとき感光体へのブレード押圧力を重り
の重量による荷重で得る方法と、適当な部材にブレード
又はホルダーを固定して押圧力を与える方法とがある。
の重量による荷重で得る方法と、適当な部材にブレード
又はホルダーを固定して押圧力を与える方法とがある。
【0085】弾性体ゴムブレード13を構成する材料と
しては、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの弾性体を
使用することができる。この場合、ゴム硬度が30〜9
0°のものがよい。弾性体ゴムブレード13の厚みは
1.5〜5mm、ホルダー部外の長さは5〜20mmが
よく、感光体に対する圧接力は15g/cm以下が好適
である。
しては、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの弾性体を
使用することができる。この場合、ゴム硬度が30〜9
0°のものがよい。弾性体ゴムブレード13の厚みは
1.5〜5mm、ホルダー部外の長さは5〜20mmが
よく、感光体に対する圧接力は15g/cm以下が好適
である。
【0086】上記においては単色によるプロセスについ
て説明したが、場合によっては2色など複数色での像で
もよい。画像読み取り時に色分解された各分解色ごとの
信号を、帯電、レーザー光露光による画像書き込みとそ
れに対応するカラートナーが現像されるというプロセス
を繰り返し、イエロー、マゼンタ、シアン、黒トナーの
4色トナー像が、感光体上に形成され一括して転写紙に
転写されるものでも良い。
て説明したが、場合によっては2色など複数色での像で
もよい。画像読み取り時に色分解された各分解色ごとの
信号を、帯電、レーザー光露光による画像書き込みとそ
れに対応するカラートナーが現像されるというプロセス
を繰り返し、イエロー、マゼンタ、シアン、黒トナーの
4色トナー像が、感光体上に形成され一括して転写紙に
転写されるものでも良い。
【0087】また、トナー像の形成方法、転写紙への転
写方法も異なるものであってもよい。
写方法も異なるものであってもよい。
【0088】更にまた上記の他、予め画像情報をRO
M,フロッピーディスク等の画像メモリに記憶させ、必
要に応じて画像メモリ内の情報を取り出して、画像形成
部に出力させることができる。従って本例のように画像
読み取り部を持たず、コンピュータ等からの情報をメモ
リに記憶させ画像形成部へ出力させる装置も、本発明の
画像形成装置に含まれる。これらの最も一般的なものと
して、LEDプリンターやLBP(レーザービームプリ
ンター)がある。
M,フロッピーディスク等の画像メモリに記憶させ、必
要に応じて画像メモリ内の情報を取り出して、画像形成
部に出力させることができる。従って本例のように画像
読み取り部を持たず、コンピュータ等からの情報をメモ
リに記憶させ画像形成部へ出力させる装置も、本発明の
画像形成装置に含まれる。これらの最も一般的なものと
して、LEDプリンターやLBP(レーザービームプリ
ンター)がある。
【0089】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0090】実施例1 (1)紙の作製 作製した紙の組成は表2に示した。
【0091】
【表2】
【0092】尚、紙の電解質量、填料の分析はプラズマ
分析発光装置(ICP−AES)を用いて行った。
分析発光装置(ICP−AES)を用いて行った。
【0093】(2)感光体の作製 この紙を表3に示した感光体を使用して実写し評価し
た。
た。
【0094】
【表3】
【0095】
【化20】
【0096】
【化21】
【0097】
【化22】
【0098】(3)評価項目と評価方法 HHボケ評価 表1に記載の紙を、コニカ社製電子写真複写機(Kon
ica U−BIX4155)で、高温高湿環境下(3
0℃、80%RH)にて、A4紙横送り連続2万枚の実
写を行なった後、12時間休止させた後、再び実写を行
ない、画像ボケの有無を判断した。
ica U−BIX4155)で、高温高湿環境下(3
0℃、80%RH)にて、A4紙横送り連続2万枚の実
写を行なった後、12時間休止させた後、再び実写を行
ない、画像ボケの有無を判断した。
【0099】○:ボケ発生無し ×:発生有り LL給送性評価 LL(低温低湿;10℃、20%RH)環境下、上記複
写機にてA4紙横送り実写を連続1000枚行った。
写機にてA4紙横送り実写を連続1000枚行った。
【0100】 ○:分離ジャムが発生しない ×:発生した LL転写性評価 LL(低温低湿;10℃、20%RH)環境下、上記複
写機にてA4紙横送り実写を連続1000枚行なった中
で、転写不良による転写はじきの発生で評価した。
写機にてA4紙横送り実写を連続1000枚行なった中
で、転写不良による転写はじきの発生で評価した。
【0101】○:発生しなかった ×:発生した
【0102】
【表4】
【0103】以上のように本発明の紙と感光体の組合せ
は、HHボケとLL給送性及びLL転写性が共に良好な
画像が得られた。
は、HHボケとLL給送性及びLL転写性が共に良好な
画像が得られた。
【0104】実施例2 実施例1と同様に、紙及び感光体の作製を行ない、同様
に評価を行なった。
に評価を行なった。
【0105】
【表5】
【0106】
【表6】
【0107】
【化23】
【0108】
【表7】
【0109】実施例1と同様に、本発明の紙と感光体の
組合せは、HHボケとLL給送性及びLL転写性が共に
良好な画像が有られることがわかる。
組合せは、HHボケとLL給送性及びLL転写性が共に
良好な画像が有られることがわかる。
【0110】
【発明の効果】本発明により、高温高湿条件下での紙粉
による画像ボケの改善と、低温低湿条件下での給送性、
転写性、分離性等、紙の静電特性の両立を図ることがで
きる。
による画像ボケの改善と、低温低湿条件下での給送性、
転写性、分離性等、紙の静電特性の両立を図ることがで
きる。
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す構成断面
図。
図。
1 画像書き込み部のレーザー光源 4 感光体ドラム 5 帯電ユニット 6 現像ユニット 7 転写極 9 分離極 10 定着器 11 クリーニング装置 12 帯電前露光のランプ(PCL) 13 弾性体ゴムブレード
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体上にトナー画像を形成し、その画
像を紙に転写する画像形成方法において、該感光体が粘
度平均分子量で40,000以上のバインダーを感光体
表面層に使用しており、前記紙中のNaイオン含有濃度
が、0.01重量%以上0.05重量%以下であること
を特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 バインダーがシリコーン樹脂共重合ポリ
カーボネート、ポリエステル又はポリアリレートである
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。 - 【請求項3】 感光体上にトナー画像を形成し、その画
像を紙に転写する画像形成方法において、該感光体表面
の純水に対する接触角が90°以上であり、前記紙中の
Naイオン含有濃度が、0.01重量%以上0.05重
量%以下であることを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30052597A JPH11133635A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30052597A JPH11133635A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11133635A true JPH11133635A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17885878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30052597A Pending JPH11133635A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11133635A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040680A (ja) * | 2000-05-17 | 2002-02-06 | Mitsubishi Chemicals Corp | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2009031806A (ja) * | 1999-12-20 | 2009-02-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30052597A patent/JPH11133635A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009031806A (ja) * | 1999-12-20 | 2009-02-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電子写真感光体 |
JP2002040680A (ja) * | 2000-05-17 | 2002-02-06 | Mitsubishi Chemicals Corp | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005043443A (ja) | 有機感光体、画像形成装置および画像形成ユニット | |
US7449267B2 (en) | Image forming method | |
JPH10319804A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JPH1124299A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2006259301A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2006201551A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JPH11133635A (ja) | 画像形成方法 | |
JP2001242756A (ja) | 画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP4650021B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2001305756A (ja) | 画像形成方法、画像形成装置、及び電子写真感光体 | |
JPH11133634A (ja) | 画像形成方法 | |
JP3747601B2 (ja) | 電子写真用転写紙及び画像形成方法 | |
JP4254055B2 (ja) | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 | |
JP2001201878A (ja) | 画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP3807185B2 (ja) | 画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP4241490B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2001235989A (ja) | 画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2001201881A (ja) | 電子写真画像形成方法、及び電子写真画像形成装置 | |
JP2001296683A (ja) | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP4023060B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2001228641A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006154071A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP3815155B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2006064718A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2004077869A (ja) | 有機感光体、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |