JPH11133574A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11133574A
JPH11133574A JP29601697A JP29601697A JPH11133574A JP H11133574 A JPH11133574 A JP H11133574A JP 29601697 A JP29601697 A JP 29601697A JP 29601697 A JP29601697 A JP 29601697A JP H11133574 A JPH11133574 A JP H11133574A
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JP
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nozzle
photosensitive material
water
image forming
image
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JP29601697A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sanada
和男 眞田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル孔間の干渉を低減して画像記録材料に
均一な塗布膜を形成する。 【解決手段】 ノズル板322の長手方向に沿って、一
定の間隔で複数のノズル孔324が形成され、これによ
りノズル列が構成される。このノズル列はノズル板32
2上に4列配置される。各ノズル列内のノズル孔同士を
ピッチPa の長さとし、ノズル列間の間隔Pb が(A+
1)・(√3)・Pa /2の長さとされている。但し、
Aは自然数とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料及び受像
材料等の画像記録材料に適切に画像形成用溶媒を塗布し
て画像を形成し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二種の画像記録材料、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像形成装置が
知られている。
【0003】この種の画像形成装置内には、感光材料に
塗布するための画像形成用溶媒を溜めた槽を有する画像
形成用溶媒塗布部が配置されており、さらに、加熱ドラ
ムとこの加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回
転する無端圧接ベルトから成る熱現像転写部が配置され
ている。
【0004】画像形成装置内で挟持搬送されながら画像
が露光された感光材料は、画像形成用溶媒塗布部におい
て画像形成用溶媒としての水が溜められた槽内に漬けら
れて、水が塗布された後に、熱現像転写部へ送り込まれ
る。一方、受像材料は、感光材料と同様に熱現像転写部
へ送り込まれる。
【0005】熱現像転写部においては、水塗布後の感光
材料が受像材料と重ね合わされ、この状態で加熱ドラム
の外周へ密着しつつ巻き付けられる。さらに、両材料は
加熱ドラムと無端圧接ベルトとの間で挟持搬送され、感
光材料が熱現像されると共に受像材料へ画像が転写され
て、所定の画像が受像材料に形成(記録)される。
【0006】但し、画像形成用溶媒である水が溜められ
た槽内に感光材料を漬けて塗布する場合、感光材料に一
旦接触した水が槽内に常時保持されることになる。この
結果として、感光材料からわずかに溶出した有機物質を
栄養源として細菌が槽内に繁殖して水が汚れ、これが画
像形成装置自身の劣化及び画像品質の劣化の原因となる
虞を有していた。
【0007】従って、槽等の水の供給側を感光材料と非
接触とし、ノズル孔を有したノズル板を振動することに
より、小さな水滴を噴射する噴射型の塗布装置から水を
噴出して感光材料に塗布することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、噴出された水
滴がノズル板の面に対して全て予め定められた水量で鉛
直方向に飛翔すれば、予め計算により幾何学的に求めら
れるノズル孔の配置で良いことになる。
【0009】しかし、ノズル孔の密度が上がって隣接し
たノズル孔が相互に近接すると、塗布装置内の水の加減
圧時に、隣接したノズル孔がお互いの影響を受けあって
霧化した水滴の飛翔方向及び水量の安定性が損なわれる
問題があった。
【0010】この為、各ノズル孔から飛翔する水滴の感
光材料上の着弾位置及び水量は、理想とされたものから
ずれることになり、結果として、水滴同士が接触した部
分では相互に凝集するものの水が付着されない部分も生
じ、凝集むらが生じるような不均一な塗布となる欠点を
有していた。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、ノズル孔間の
干渉を低減して画像記録材料に均一な塗布膜を形成し得
る画像形成装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1による画像形成
装置は、画像記録材料に画像形成用溶媒を塗布する塗布
装置を有した画像形成装置であって、画像形成用溶媒を
噴射させて画像記録材料に画像形成用溶媒を塗布する複
数のノズル孔により構成されて線状に延びるノズル列
が、塗布装置に複数列設けられ、ノズル列内のノズル孔
同士のピッチをPa とし、Aを自然数としたとき、ノズ
ル列間の間隔Pb を(A+1)・(√3)・Pa /2と
した、ことを特徴とする。
【0013】請求項2による画像形成装置は、画像記録
材料に画像形成用溶媒を塗布する塗布装置を有した画像
形成装置であって、画像形成用溶媒を噴射させて画像記
録材料に画像形成用溶媒を塗布する複数のノズル孔によ
り構成されて線状に延びるノズル列が、塗布装置に複数
列設けられ、画像記録材料上に付着した一滴の画像形成
用溶媒の直径をDとしたとき、ノズル列内のノズル孔同
士のピッチPa を(√3)・D/2以下とし、Aを自然
数としたとき、ノズル列間の間隔Pb を(A+1)・
(√3)・Pa /2とした、ことを特徴とする。
【0014】請求項1に係る画像形成装置の作用を以下
に説明する。画像形成用溶媒を噴射させて画像記録材料
に画像形成用溶媒を塗布する複数のノズル孔により構成
されて線状に延びるノズル列が、塗布装置に複数列設け
られる。また、ノズル列内のノズル孔同士のピッチをP
a とし、Aを自然数としたときに、ノズル列間の間隔P
b を(A+1)・(√3)・Pa /2とした。
【0015】従って、同一ノズル列内におけるノズル孔
間のピッチPa に対して、ノズル列相互間の間隔P
b が、最低(A=1)でも(√3)・Pa と大きくなる
ので、塗布装置内の画像形成用溶媒の加減圧時に、相互
に隣接したノズル孔がお互いの影響を受け難くなって、
霧化した水滴の飛翔方向及び水量が安定する。
【0016】この為、各ノズル孔から飛翔する水滴の画
像記録材料上の着弾位置及び水量は、理想とされたもの
に近づくことになる。
【0017】さらに、例えばノズル列相互間の隙間を埋
めるタイミングで画像形成用溶媒を噴射するようにすれ
ば、画像形成用溶媒が付着されない部分が確実に無くな
り、凝集むらが無く均一に画像形成用溶媒を塗布するで
きるようになる。
【0018】以上より、ノズル列を形成するエリアをで
きるだけ広げずにノズル列間隔を広げることで、ノズル
孔間の干渉が低減され、これによって画像記録材料に均
一な塗布膜を形成し得る非接触の塗布装置を提供できる
ようになる。
【0019】請求項2に係る画像形成装置の作用を以下
に説明する。本請求項も請求項1と同様の構成を有して
いるので、請求項1と同様の作用を奏する。但し、本請
求項は、画像記録材料上に付着した一滴の画像形成用溶
媒の直径をDとしたときに、ノズル列内のノズル孔同士
のピッチPa を(√3)・D/2以下としたので、一滴
の画像形成用溶媒の大きさに合わせて、ノズル列内のノ
ズル孔同士のピッチPa 及びノズル列相互間の間隔Pb
を適切に設定可能となった。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る画像形成装置である画像記録装置10の概略
全体構成図が示されている。
【0021】この図に示される画像記録装置10の機台
12内には、感光材料16を収納する感材マガジン14
が配置されており、感材マガジン14から引き出された
この感光材料16の感光(露光)面が左方へ向くように
感光材料16が感材マガジン14にロール状に巻き取ら
れている。
【0022】感材マガジン14の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18およびカッタ20が配置され
ており、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ
引き出した後に切断することができる。カッタ20は、
例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッ
タとされており、移動刃を回転カム等によって上下に移
動させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断するこ
とができる。
【0023】カッタ20に対して感光材料16の搬送方
向下流側には、複数の搬送ローラ24、26、28、3
0、32、34が順に配置されており、各搬送ローラの
間には図示しないガイド板が配設されている。所定長さ
に切断された感光材料16は、まず搬送ローラ24、2
6の間に設けられた露光部22へ搬送される。
【0024】この露光部22の左側には露光装置38が
設けられている。露光装置38には、3種のLD、レン
ズユニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置さ
れており(何れも、図示省略)、露光装置38から光線
Cが露光部22に送られて、感光材料16が露光される
ようになっている。
【0025】さらに、露光部22の上方には、感光材料
16をU字状に湾曲させて搬送するUターン部40及び
画像形成用溶媒を塗布する為の水塗布部50が設けられ
ている。尚、本実施の形態において画像形成用溶媒とし
ては水が用いられる。
【0026】感材マガジン14から上昇し露光部22に
て露光された感光材料16は、搬送ローラ28、30に
よりそれぞれ挟持搬送されてUターン部40の上側寄り
の搬送経路を通過しつつ水塗布部50へ送り込まれる。
【0027】一方、図2に示す如く、水塗布部50にお
ける感光材料16の搬送経路Eと対向する位置には、塗
布装置310の一部を構成する噴射タンク312が配置
されている。
【0028】また、図2に示すように、この噴射タンク
312の左下方には、この噴射タンク312に供給する
為の水を貯留する水ボトル332が配置されており、こ
の水ボトル332の上部に水を濾過する為のフィルタ3
34が配置されている。そして、途中にポンプ336が
配置された送水パイプ342が、この水ボトル332と
フィルタ334との間を繋いでいる。
【0029】さらに、噴射タンク312の右側には、水
ボトル332より送られた水を溜めるサブタンク338
が配置されており、フィルタ334から送水パイプ34
4がサブタンク338にまで伸びている。
【0030】従って、ポンプ336が作動すると、水ボ
トル332からフィルタ334側に水が送られると共
に、フィルタ334を通過して濾過された水がサブタン
ク338に送られて、サブタンク338に水が一旦溜め
られるようになる。
【0031】また、サブタンク338と噴射タンク31
2との間を繋ぐ送水パイプ346が、これらの間に配置
されており、フィルタ334、サブタンク338、送水
パイプ346等を介して、水ボトル332よりポンプ3
36で送られた水がこの噴射タンク312内に満たされ
ることになる。
【0032】この噴射タンク312の下部には、水ボト
ル332に循環パイプ348で繋がれたトレー340が
配置されており、噴射タンク312より溢れ出した水を
トレー340が集め、循環パイプ348を介して水ボト
ル332に戻すようになっている。また、この循環パイ
プ348は、サブタンク338内にまで突出して伸びた
状態でサブタンク338に接続されており、サブタンク
338内に溜まった必要以上の水を水ボトル332に、
戻すようになっている。
【0033】さらに、図4及び図6に示すように、この
噴射タンク312の壁面の一部であって感光材料16の
搬送経路Eに対向した部分には、弾性変形可能な長方形
状の薄板を屈曲して形成したノズル板322が設置され
ている。
【0034】そして、図3から図5に示すように、この
ノズル板322には、ノズル板322の長手方向である
感光材料16の搬送方向Aと交差する方向に沿って、一
定の間隔で複数のノズル孔324(例えば直径数十μ
m)が、感光材料16の幅方向全体にわたってそれぞれ
形成され、これにより直線状に延びるノズル列が構成さ
れる。そして、このノズル列は、ノズル板322上に千
鳥掛状で2列ずつの計4列配置されている。
【0035】つまり、線状に配列された複数のノズル孔
324により形成されるノズル列が、それぞれ噴射タン
ク312の長手方向Xに延びるように4列設けられてお
り、これらノズル列を構成するノズル孔324よりそれ
ぞれ噴射タンク312内に満たされた水が感光材料16
側に噴射されるように放出可能とされている。
【0036】尚、図5に示すように、それぞれのノズル
孔324は相互に同一の内径dを有する円形に形成され
ており、各ノズル孔324から相互にほぼ同一の体積の
水滴Lを噴射可能となっている。
【0037】また、各ノズル孔324から噴射された一
滴の水滴Lが感光材料16上に付着した際の直径をDと
すると、各ノズル列内のノズル孔同士のピッチPa
(√3)・D/2以下の長さとされ、ノズル列間の間隔
b が(A+1)・(√3)・Pa /2の長さとされて
いる。但し、ここでAは自然数とされる。
【0038】具体的には、図5の上側寄り及び下側寄り
の間隔Pb が、それぞれAを最低限の1とした(√3)
・Pa の長さの間隔Pb1とされ、図5の中央の間隔Pb
が、Aを2とした3・(√3)・Pa /2の長さの間隔
b2とされる。
【0039】他方、図2及び図3に示すように、この噴
射タンク312の上部から排気管330が伸びており、
この排気管330が噴射タンク312の内外を連通可能
としている。また、この排気管330の途中にこの排気
管330を開閉する図示しないバルブが設置されてい
て、このバルブの開閉動により、噴射タンク312内を
外気に対して連通及び閉鎖し得るようにもなっている。
【0040】線状に配列された複数のノズル孔324に
より形成されるノズル列の長手方向と直交する方向に位
置するノズル板322の端部であるノズル板322の両
端部は、図6に示すように、一対のてこ板320にそれ
ぞれ接着剤等で接着されている。そして、このように接
着されて接続されることによって、ノズル板322と一
対のてこ板320とが連結されている。これら一対のて
こ板320は、噴射タンク312の一対の側壁312A
の下部にそれぞれ形成された細幅の支持部312Bを介
して、これら一対の側壁312Aにそれぞれ固定されて
いる。
【0041】一方、相互に当接して噴射タンク312の
頂面を形成する一対の頂壁312Cの一部は、噴射タン
ク312の外側にまで突出しており、この突出した頂壁
312Cの下側には、アクチュエータとなる複数の圧電
素子326(本実施の形態上では、片側に3本づつ)が
接着されて配置されている。この圧電素子326の下面
にはてこ板320の外端側が接着されて、圧電素子32
6とてこ板320とが連結されている。
【0042】従って、これら圧電素子326、てこ板3
20及び支持部312Bにより、てこ機構が構成される
ことになり、圧電素子326によっててこ板320の外
端側が動かされると、この動きと逆方向にてこ板320
の内端側が動くことになる。尚、この圧電素子326
は、積層された例えば圧電セラミックスで形成されてい
て、これにより圧電素子326の軸方向の変位が大きく
されたものであり、コントローラにより電圧の印加のタ
イミングが制御される電源(それぞれ図示せず)に、こ
の圧電素子326は接続されている。そして、前述の排
気管330の開閉用のバルブも、このコントローラに接
続されていて、このコントローラがバルブの開閉動も制
御することになる。
【0043】他方、これらてこ板320、側壁312
A、支持部312B及び頂壁312Cは、一体的に形成
されたフレーム314の一部をそれぞれ形成している。
図6に示すように、このフレーム314が一対重ね合わ
されて図示しないボルトでねじ止められることにより、
一対のてこ板320、一対の側壁312A、一対の頂壁
312C及び一対の支持部312Bが、それぞれ相互に
対向して配置された状態で、噴射タンク312の外枠を
形成することになる。
【0044】また、図3及び図4に示すように、複数の
ノズル孔324により形成されるノズル列の長手方向に
位置するノズル板322の端部であるノズル板322の
左右端と、一対のフレーム314の端部とで、区画され
た部分には、薄肉の封止板328が一対のフレーム31
4に接着された状態で配置されている。
【0045】さらに、この封止板328の内側には、ノ
ズル板322の左右端及び一対のフレーム314の端部
と、この封止板328との間の隙間を埋めて、これらの
間から水が漏れないようにする為、例えばシリコンゴム
系の接着剤である弾性接着剤が、充填されている。従っ
て、ノズル板322の左右端の動きを阻害せずに、噴射
タンク312の隙間が弾性接着剤により封止されること
になる。尚、薄肉の封止板328を用いず噴射タンク3
12の左右端を弾性接着剤のみで封止するようにしても
良い。
【0046】以上より、圧電素子326に電源より通電
されると、図7に示すように、圧電素子326が伸びて
てこ板320を支持部312B廻りに回動させる。これ
に伴って、この圧電素子326が、てこ板320を介し
てノズル板322の中央部を矢印B方向に沿って上昇さ
せるように、ノズル板322を変形させつつ変位させ
る。そして、このノズル板322の変形に伴って、噴射
タンク312内の水の圧力が高まり、4列に並んだノズ
ル孔324から少量の水である水滴Lが一括してそれぞ
れ線状に噴射されることになる。
【0047】さらに、圧電素子326に繰り返して通電
し、繰り返して圧電素子326を伸ばすことで、ノズル
孔324より連続して水滴Lを噴射することが可能とな
る。
【0048】ここで、図8に示すように、ノズル孔32
4より噴射される一滴の水滴Lの体積を体積Vとすると
共に、水が感光材料16上に付着された際の接触角を接
触角θとすると、感光材料16上の一滴の水滴Lの直径
Dが、下式により得られる。
【0049】
【数1】
【0050】この一滴の水滴Lの体積Vは、ノズル板3
22の圧電素子326による変位の際のノズル孔324
に対応する個所の変動幅(ノズル振幅h)の条件を変化
させた実験結果を表す下記の表1から得ることができ
る。尚、ここではノズル孔324の内径dを、30μm
としたものと、80μmとしたもののデータを例として
表示した。
【0051】
【表1】
【0052】そして、ノズル孔324から噴射され、相
互に隣接して感光材料16上に付着された3つの水滴L
は、以下のような配置で感光材料16上に付着する。
【0053】つまり、図9(B)に示すように、各ノズ
ル列内のノズル孔324よりそれぞれ噴出された感光材
料16上の水滴Lの中心S1間の距離は、図9(A)に
示す各ノズル列内のノズル孔324の中心S相互間の距
離であるピッチPa と同一となる。また、ノズル列相互
間のノズル孔324よりそれぞれ噴出された感光材料1
6上の水滴Lの中心S1間のノズル列と直交する方向に
沿った距離は、ノズル列間の距離である間隔Pb と同一
となる。
【0054】さらに、ノズル列相互間の隙間を埋めるタ
イミングとなるように、図9(C)から(E)に示す間
隔Pb1の距離に対応する感光材料16の搬送量毎に、水
をノズル孔324から噴射すれば、感光材料16上に隙
間なく水が塗布されることになる。
【0055】具体的には、図9(B)に示す部分の上方
にノズル孔324が位置した瞬間に水を噴射した後、次
に図9(C)に示す部分の上方にノズル孔324が位置
した瞬間に水を噴射するようなタイミングで、続けて図
9(B)から図9(E)に示すように繰り返して水滴L
を噴射する。
【0056】これによって、図9(E)の二点鎖線の範
囲に示すように、感光材料16の表面全体にわたって水
滴Lが付着することになる。但し、実際には、弾着され
て付着した後の水滴L同士が感光材料16の表面上で接
して干渉し合うと、表面エネルギを下げようとして凝集
する性質があるので、相互に重なり合う水滴Lは直ぐに
凝集して、全体として一体となる。
【0057】一方、図1に示すように、機台12内の左
上端部には受像材料108を収納する受材マガジン10
6が配置されている。この受像材料108の画像形成面
には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されており、受
材マガジン106から引き出された受像材料108の画
像形成面が下方へ向くように受像材料108が受材マガ
ジン106にロール状に巻き取られている。
【0058】受材マガジン106の受像材料取出し口の
近傍には、ニップローラ110が配置されており、ニッ
プローラ110が受像材料108をニップして受材マガ
ジン106から受像材料108を引き出すと共にそのニ
ップを解除することができる。
【0059】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ロータリータイプのカッタとされている。この為、カッ
タ20の移動刃を回転カム等によって上下に移動させて
固定刃と噛み合わせることにより、受材マガジン106
から引き出された受像材料108を感光材料16よりも
短い長さに切断できるようになっている。
【0060】カッタ112の側方には、搬送ローラ13
2、134、136、138及び図示しないガイド板が
配置されており、所定長さに切断された受像材料108
を熱現像転写部120側に搬送できるようになってい
る。
【0061】図1及び図10に示す如く、熱現像転写部
120は、それぞれ複数の巻き掛けローラ140に巻き
掛けられて、それぞれ上下方向を長手方向としたループ
状にされた一対の無端ベルト122、124を有してい
る。従って、これらの巻き掛けローラ140のいずれか
が駆動回転されると、これらの巻き掛けローラ140に
巻き掛けられた一対の無端ベルト122、124がそれ
ぞれ回転される。
【0062】これら一対の無端ベルト122、124の
内の図上、右側の無端ベルト122のループ内には、上
下方向を長手方向とした平板状に形成された加熱板12
6が、無端ベルト122の左側の内周部分に対向しつつ
配置されている。この加熱板126の内部には、図示し
ない線状のヒータが配置されており、このヒータによっ
て加熱板126の表面を昇温して所定の温度に加熱でき
るようになっている。
【0063】従って、感光材料16は、搬送経路の最後
の搬送ローラ34により熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間に送り込まれる。また、受像
材料108は感光材料16の搬送に同期して搬送され、
感光材料16が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最
後の搬送ローラ138により熱現像転写部120の一対
の無端ベルト122、124間に送り込まれて、感光材
料16に重ね合わせられる。
【0064】この場合、受像材料108は感光材料16
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料16の周辺部は四辺と
も受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね合わ
せられることになる。
【0065】以上より、一対の無端ベルト122、12
4によって重ね合わされた感光材料16及び受像材料1
08は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベル
ト122、124によって挟持搬送されるようになる。
さらに、重ね合わされた感光材料16と受像材料108
が、一対の無端ベルト122、124間に完全に収まっ
た時点で、一対の無端ベルト122、124は回転を一
旦停止し、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱板126で加熱する。感光材料16は、この挟持搬送
時及び停止時において無端ベルト122及び加熱板12
6を介して加熱されることとなり、加熱に伴って、可動
性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料108の
色素固定層に転写されて、受像材料108に画像が得ら
れることになる。
【0066】さらに、一対の無端ベルト122、124
に対して材料供給方向下流側には、剥離爪128が配置
されている。この為、この剥離爪128が一対の無端ベ
ルト122、124間で挟持搬送される感光材料16と
受像材料108のうち、感光材料16の先端部のみに係
合し、一対の無端ベルト122、124間より突出した
この感光材料16の先端部を受像材料108から剥離さ
せることができる。
【0067】剥離爪128の左方には感材排出ローラ1
48が配置されており、剥離爪128に案内されながら
左方へ移動される感光材料16を、更に廃棄感光材料収
容部150側へ搬送し得るようになっている。
【0068】この廃棄感光材料収容部150は、感光材
料16が巻き付けられるドラム152及び、このドラム
152に一部が巻き掛けられているベルト154を有し
ている。さらに、このベルト154は複数のローラ15
6に巻き掛けられており、これらローラ156の回転に
よって、ベルト154が廻され、これに伴ってドラム1
52が回転するようになっている。
【0069】従って、ローラ156の回転によりベルト
154が廻された状態で、感光材料16が送り込まれる
と、感光材料16がドラム152の周りに集積できるよ
うになっている。
【0070】他方、図1上、一対の無端ベルト122、
124の下方から左方に向かって受像材料108を搬送
し得るように、受材排出ローラ162、164、16
6、168、170が順に配置されている。この為、一
対の無端ベルト122、124から排出された受像材料
108は、これら受材排出ローラ162、164、16
6、168、170によって搬送されて、トレイ172
へ排出されることになる。
【0071】次に本実施の形態の作用を説明する。上記
構成の画像記録装置10では、感材マガジン14がセッ
トされた後にニップローラ18が作動され、感光材料1
6がニップローラ18によって引き出されることにな
る。感光材料16が所定長さ引き出されると、カッタ2
0が作動して、感光材料16が所定長さに切断されると
共に、その感光(露光)面を左方へ向けた状態で露光部
22へ搬送される。そして、この感光材料16の露光部
22の通過と同時に露光装置38が作動し、露光部22
に位置する感光材料16へ画像が走査露光される。
【0072】露光が終了すると、露光後の感光材料16
は、水塗布部50に送られる。水塗布部50では、搬送
された感光材料16が、搬送ローラ32の駆動によって
図4に示すように、噴射タンク312側へ送り込まれ
る。
【0073】そして、搬送経路Eに沿って搬送される感
光材料16は、噴射タンク312よりの噴射により水が
付着されるが、この際の動作、作用を以下に説明する。
【0074】まず、コントローラによって排気管330
のバルブを閉じた状態とする。この状態でノズル板32
2から水を霧化しつつ噴射する際には、コントローラに
制御された電源よりの通電により圧電素子326に電圧
を印加して、全ての圧電素子326を同時に伸ばすよう
に変形させる。
【0075】圧電素子326がこのように変形すると、
一対のてこ板320の支持部312B廻りの回動を介し
て、変位がノズル板322に伝達されて、ノズル板32
2が噴射タンク312内の水を加圧するように変位させ
られる。この結果、噴射タンク312に充填された水を
図7に示すように、ノズル孔324から霧化しつつ噴出
させて、搬送中の感光材料16上に付着させることがで
きる。
【0076】この際、噴射タンク312の壁面の一部と
して噴射タンク312に設置されたノズル板322に、
水を噴射する複数のノズル孔324が感光材料16の幅
方向全体にわたって4列配列されている。また、前述の
ように、ノズル孔324の内径d及びノズル振幅hか
ら、これらのノズル孔324より噴射される水滴Lの体
積Vが求められ、これに伴って、数1の式より、感光材
料16上に付着された水滴Lの直径Dの大きさが求めら
れる。
【0077】そして、各ノズル列内のノズル孔324相
互間のピッチPa を(√3)・D/2以下とすると共
に、Aを自然数としたとき、ノズル列間の間隔Pb
(A+1)・(√3)・Pa /2とした。
【0078】従って、同一ノズル列内におけるノズル孔
324間のピッチPa に対して、ノズル列相互間の間隔
b が、最低(A=1)でも2倍の(√3)・Pa と大
きくなるので、塗布装置310内の水の加減圧時に、相
互に隣接したノズル孔324がお互いの影響を受け難く
なって、霧化した水滴の飛翔方向及び水量が安定する。
【0079】この為、各ノズル孔324から飛翔する水
滴Lの感光材料16上の着弾位置及び水量は、理想とさ
れたものに近づくことになる。
【0080】さらに、感光材料16の搬送速度と相まっ
て、図9(B)から図9(E)に示すように、間隔Pb
毎に噴射するような周期のタイミングで水を噴射してノ
ズル列相互間の隙間を埋めるようにすれば、水滴L相互
間内に隙間が無くなるのに伴って、水が付着されない部
分が確実に無くなり、凝集むらが無く均一に水を感光材
料16の全面にわたって塗布できるようになる。
【0081】以上より、ノズル列を形成するエリアをで
きるだけ広げずにノズル列間隔を広げ、全水滴を凝集さ
せるに足るように塗布装置310を作動することで、ノ
ズル孔324間の干渉が低減されつつ、塗布むらをなく
すことができ、これによって感光材料16に均一な塗布
膜を形成し得る非接触の塗布装置310を提供できるよ
うになる。
【0082】さらに、本実施の形態は、感光材料16上
に付着した一滴の水の直径をDとし、この直径Dに基づ
いて、ノズル列内のノズル孔324同士のピッチPa
(√3)・D/2以下としたので、一滴の水の大きさに
合わせて、ノズル列内のノズル孔324同士のピッチP
a 及び、ノズル列相互間の間隔Pb を、適切に設定可能
となった。尚、このピッチPa の値としては、着弾位置
のマージン確保の為、(√3)・D/2×0.9程度の
値が好ましい。
【0083】例えば内径dが80μmのノズル孔324
を10μm変位させた場合、通常、1ミリリットルの水
滴が各ノズル孔324より噴出する。この為、ノズル孔
324同士のピッチPa が約200μm程度の配列を用
いれば、重ね打ちにて約30cc/m2 の塗布膜を得る
ことができる。
【0084】この際、ノズル孔324を最も密度の高い
正三角形の配置となる最密に配列するよりも、本実施の
形態のごとくノズル孔324を最密に配列せずに歯抜け
したようにし、重ね打ちにより結果的に最密に配列した
のと同じ位置に着弾させた方が、お互いのノズル孔32
4同士の水の奪い合いによる飛翔方向の変動及び水量の
変動が小さくなり、これらの安定性が高まる。つまり、
隣接したノズル孔324相互間の干渉性が良化する。
【0085】以上より、水が汚れて画像記録装置10自
身の劣化・画像品質の劣化を生じさせることなく、感光
材料16に均一な塗布膜を形成することができる。
【0086】一方、噴射タンク312がノズル孔324
を有し、このノズル孔324から水を噴射させるので、
水が溜められた槽内に感光材料等を漬けて塗布する塗布
装置と比較して、少量の水で塗布することが可能となる
と共に、短時間で感光材料16を乾燥できるようにな
る。
【0087】また、噴射タンク312が感光材料16の
幅方向全体にわたって配置される複数のノズル孔324
を有し、圧電素子326による一度の変位により、これ
らのノズル孔324から水が同時に噴射されるので、一
度の噴射で、感光材料16の幅方向全体にわたって広範
囲に水を塗布することができる。この為、ノズル板32
2を二次元平面上で走査する必要が無くなると共に、短
時間で大面積の塗布が可能となって、塗布時間を短縮す
ることが可能になる。
【0088】さらに、複数のノズル孔324により形成
されるノズル列の長手方向と直交する方向のノズル板3
22の両端部にてこ板320が連結され、このてこ板3
20を介してノズル板322と圧電素子326とが連結
されている。この為、直線状に配列されたノズル列の長
手方向に沿ってノズル孔324を一括して同一の変位量
で安定して変位させることができ、感光材料16へのよ
り一層均一な水の塗布が可能となる。
【0089】一方、ノズル板322のノズル孔324か
ら水が噴射されると、噴射タンク312内の水が順次減
少するものの、サブタンク338が水を供給して噴射タ
ンク312内の水位を一定にする機能を有しているの
で、サブタンク338側より水が供給されて、霧化中の
噴射タンク312内の水圧を一定値に保つことが可能と
なり、連続的な水の噴射が確保される。
【0090】この後、水塗布部50において画像形成用
溶媒としての水が塗布された感光材料16は、搬送ロー
ラ34によって熱現像転写部120の一対の無端ベルト
122、124間へ送り込まれる。
【0091】他方、感光材料16へ走査露光されるに伴
って、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出されて搬送される。受像材
料108が所定長さ引き出されると、カッタ112が作
動して受像材料108が所定長さに切断される。
【0092】カッタ112の作動後、切断された受像材
料108がガイド板によって案内されながら搬送ローラ
132、134、136、138によって搬送される。
受像材料108の先端部が搬送ローラ138によって挟
持されると、受像材料108は熱現像転写部120の直
前で待機状態となる。
【0093】そして、前述のように感光材料16が搬送
ローラ34によって一対の無端ベルト122、124間
へ送り込まれるのに伴って、受像材料108の搬送が再
開されて、一対の無端ベルト122、124間へ受像材
料108が感光材料16と一体的に送り込まれる。
【0094】この結果、感光材料16と受像材料108
が重ねられ、感光材料16と受像材料108とが加熱板
126により加熱されつつ挟持搬送されることにより、
熱現像転写を行って画像を受像材料108に形成する。
【0095】さらに、一対の無端ベルト122、124
からこれらが排出されると、受像材料108よりも所定
長さ先行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪
128が係合し、感光材料16の先端部を受像材料10
8から剥離する。この感光材料16は、さらに感材排出
ローラ148によって搬送され、廃棄感光材料収容部1
50内に集積される。この際、感光材料16はすぐに乾
燥するので、感光材料16を乾燥させる為に、ヒータ類
をさらに設ける必要もなくなる。
【0096】一方、感光材料16と分離された受像材料
108は、受材排出ローラ162、164、166、1
68、170によって搬送され、トレイ172へ排出さ
れる。
【0097】そして、複数枚の画像記録処理を実施する
場合には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0098】このように、一対の無端ベルト122、1
24に挟まれて熱現像転写処理されて所定の画像が形成
(記録)された受像材料108は、一対の無端ベルト1
22、124から排出された後に、複数の受材排出ロー
ラ162、164、166、168、170によって挟
持搬送されて装置外へ取り出される。
【0099】次に、本発明の第2の実施の形態を図11
から図13に示し、以下に説明する。尚、第1の実施の
形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
【0100】図11及び図12に示すように、本実施の
形態に係る噴射タンク312のノズル板322には、水
を噴射する複数のノズル孔324を一定の間隔で感光材
料16の搬送方向Aと交差する方向に沿って直線状に並
べたノズル列が、8列配置されている。そして、これら
のノズル列間の間隔Pb の長さは、中央の間隔を間隔P
b2とする他は、全て間隔Pb1とされている。
【0101】さらに、ノズル列相互間の隙間を埋めるタ
イミングとなるように、図13(C)に示す間隔Pb1
2倍の距離に対応する感光材料16の搬送量毎に、水を
ノズル孔324から噴射すれば、感光材料16上に隙間
なく水が塗布されることになる。この為、本実施の形態
も第1の実施の形態と同様な作用を奏するが、さらに1
回の噴射に伴う霧化量を増やすことができる。
【0102】具体的には、図13(B)に示すように、
各ノズル列内のノズル孔324よりそれぞれ噴出された
感光材料16上の水滴Lの中心S1間の距離は、図13
(A)に示す各ノズル列内のノズル孔324の中心S相
互間の距離であるピッチPaと同一となる。また、ノズ
ル列相互間のノズル孔324よりそれぞれ噴出された感
光材料16上の水滴Lの中心S1間のノズル列と直交す
る方向に沿った距離は、ノズル列間の距離である間隔P
b と同一となる。
【0103】そして、4回連続して噴射すると図13
(C)に示すようになり、図13(C)の二点鎖線の範
囲に示すように、感光材料16の表面全体にわたって水
滴Lが付着することになる。
【0104】尚、実施の形態において、ノズル列は4列
及び8列としたが、これに限定されずに、他の列数とし
ても良く、ノズル列数を増やすことによって、アクチュ
エータの駆動回数を減らすことが可能となる。
【0105】一方、上記第1及び第2の実施の形態で適
用される水滴Lの体積Vは0.00001〜0.01mm
3 の範囲内、接触角θは40°以下、感光材料16上に
形成される水膜厚は1〜100μmの範囲内が考えられ
るが、これらの値に限定されるものではない。
【0106】さらに、上記第1及び第2の実施の形態に
おいては、ノズル列を搬送方向に対して直角に配置した
が、直角に限定する必要はなく、搬送方向に対して斜め
に配置しても良い。
【0107】また、上記実施の形態においては、画像記
録材料として感光材料16と受像材料108とを用い、
露光後の感光材料16に塗布装置310の噴射タンク3
12により水を塗布し、感光材料16と受像材料108
とを重ね合わせて熱現像転写させる構成としたが、これ
に限らず、受像材料108に水を噴射して塗布しても良
い。
【0108】さらに、これらの材料に限らず他のシート
状あるいはロール状の画像記録材料であっても適用可能
であり、画像形成用溶媒を水以外の材料としても良い。
また、現像機における印画紙への現像液の塗布、印刷機
の浸し水の塗布、塗工機等へ応用することとしても良
い。
【0109】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
装置は、ノズル孔間の干渉を低減して画像記録材料に均
一な塗布膜を形成し得るという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置
の概略全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る塗布装置の概
略全体構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンク下
を感光材料が搬送される状態を示す底面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクか
ら水を噴射する状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
ノズル孔から水滴が噴射されて感光材料に付着した状態
を示す概念断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
ノズル孔から感光材料に水滴が噴射されて塗布された状
態を説明する説明図であって、(A)はノズル孔の位置
を感光材料上に投影した図であり、(B)はノズル孔か
ら1回噴射した状態を示す図であり、(C)はノズル孔
から2回噴射した状態を示す図であり、(D)はノズル
孔から3回噴射した状態を示す図であり、(E)はノズ
ル孔から4回噴射した状態を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る熱現像転写
部の拡大図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る噴射タンク
のノズル孔の位置を感光材料上に投影した説明図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る噴射タンク
の底面の要部拡大図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る噴射タンク
のノズル孔から感光材料に水滴が噴射されて塗布された
状態を説明する説明図であって、(A)はノズル孔の位
置を感光材料上に投影した図であり、(B)はノズル孔
から1回噴射した状態を示す図であり、(C)はノズル
孔から4回噴射した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料(画像記録材料) 62 水塗布部 310 塗布装置 312 噴射タンク 322 ノズル板 324 ノズル孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録材料に画像形成用溶媒を塗布す
    る塗布装置を有した画像形成装置であって、 画像形成用溶媒を噴射させて画像記録材料に画像形成用
    溶媒を塗布する複数のノズル孔により構成されて線状に
    延びるノズル列が、塗布装置に複数列設けられ、 ノズル列内のノズル孔同士のピッチをPa とし、Aを自
    然数としたとき、 ノズル列間の間隔Pb を(A+1)・(√3)・Pa
    2とした、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像記録材料に画像形成用溶媒を塗布す
    る塗布装置を有した画像形成装置であって、 画像形成用溶媒を噴射させて画像記録材料に画像形成用
    溶媒を塗布する複数のノズル孔により構成されて線状に
    延びるノズル列が、塗布装置に複数列設けられ、 画像記録材料上に付着した一滴の画像形成用溶媒の直径
    をDとしたとき、 ノズル列内のノズル孔同士のピッチPa を(√3)・D
    /2以下とし、 Aを自然数としたとき、 ノズル列間の間隔Pb を(A+1)・(√3)・Pa
    2とした、 ことを特徴とする画像形成装置。
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