JPH1113328A - 観音開き式扉装置のラッチ機構 - Google Patents
観音開き式扉装置のラッチ機構Info
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Abstract
設けた場合において、両方の扉を開けるに際しての手間
を省けるようにする。 【手段】本体2のかまち部2aに、ラッチ爪7が嵌まる一
対のスライダー18,19を装着し、両スライダー18,19
を、ラック20とピニオンギア11とから成る連動機構によ
って相反する方向に移動するように関連させる。一方の
扉4の引手を操作して一方のラッチ爪7を回動させる
と、両スライダー18,19 が離反する方向に移動して、他
方の扉3のラッチ爪7が強制的に回動する。すると他方
の扉3はプッシャー14によって押し出されるため、他方
の扉3は、その自由端に手を当てて引くだけで開くこと
ができる。
Description
家具類や建物等における観音開き式扉装置のラッチ機構
に関するものである。
き式の扉装置には、図18(A) に概念的に示すように両扉
A,B が閉じた状態でその自由端A1,B1 が前後方向に重な
り合うように構成したものと、図18(B) に示すように両
扉A,B を互いに干渉しない状態にしたものとがある。こ
のうち前者のように扉A,B の自由端を互いに重ね合わせ
たタイプの扉装置では、自由端B1が外側に位置する扉B
のみに対応した1つのラッチ装置を設け、後者のように
両扉をフリーにしたタイプの扉装置では、両方の扉A,B
に対応してそれぞれラッチ装置を設けている。
あるが、一般的には、扉の上下両端のうちいずれか一方
又は両方に、キャビネット等の本体に向けて延びる鉤型
のラッチ爪を水平回動自在に設ける一方、本体には、前
記ラッチ爪が係脱する係合穴を形成し、ラッチ爪を、前
記係合穴に係合する方向にばねで付勢することにより、
扉を閉じるいわゆる蹴り込み係合によってラッチ爪が係
合穴に自動的に係合するように構成し、更に、扉に、ラ
ッチ爪を係合穴から離脱する方向に回動させるための引
手又はハンドルを設けた構造になっていることが多い。
を設けた場合、従来は2つのラッチ装置を互いに関連な
く取り付けているに過ぎないため、左右扉を開くに当た
っては両方の扉の引手やハンドルに指を掛けて回動操作
しなければならず、このため扉の開き操作が面倒であっ
た。
とするものである。
本発明は、家具等の本体の開口部に、当該開口部を塞ぐ
ための左右一対の扉を水平回動自在に取付け、扉の閉じ
回動によってラッチ爪が係合部に自動的に係合して扉を
閉じ状態に保持するようにしたラッチ手段を、左右の扉
に対応して一対設け、更に、左右両扉に、ラッチ爪と係
合部との係合を解除するための操作手段を設けてなる観
音開き式扉装置において、『前記一対のラッチ手段を、
いずれか一方のラッチ手段におけるラッチ爪と係合部と
の係合を解除すると他方のラッチ手段におけるラッチ爪
と係合部との係合も解除されるように連動させる』の構
成にした。
の引手やハンドル等の操作手段を操作して当該一方の扉
を開くと、他方の扉のラッチ手段におけるラッチ爪と係
合部との係合が解除されるから、他方の扉は、引手やハ
ンドル等の操作手段をいちいち操作しなくても、扉の自
由端に指を掛けて手前に引くだけで開くことができる。
従って本発明によると、左右の扉にラッチ手段を設けた
ものでありながら、左右扉の開き操作を簡単に行うこと
ができる。
づいて説明する。本実施形態は家具の一例としてのキャ
ビネットに適用しており、先ず、図1〜図9に基づいて
第1実施形態を説明する。図1はキャビネット1の外観
斜視図であり、キャビネット1は、前面を開口した本体
2とその開口部に蝶番(図示せず)を介して取付けた左
右一対の観音開き式扉3,4 とを備えている。
成されており、両扉3,4 の自由端寄り部位の内部には、
扉3,4 の上下中途高さ位置からほぼ上端まで延びるラッ
チ杆5が水平回転自在に支持されている。更に、両扉3,
4 の自由端寄り部位の中途高さ位置には、前記ラッチ杆
5を回転操作するための操作手段の一例としての引手6
を内蔵している。引手6は回動式に構成しても良いしス
ライド式に構成しても良い。また、引手6に代えてハン
ドルや撮みを設けても良い。
主要部を説明する。図2は図1のII−II視断面図、図3
は主要部の分離斜視図、図4は主要部の分離平面図、図
5は図2の V-V視図、図6は図2のVI−VI視断面図、図
7〜図9は作用を示す図である。図2,3,4 等に示すよう
に、両扉3,4 の上端部内面には、本体2の方向に向いた
鉤型のラッチ爪7を回動自在に取付けている。ラッチ爪
7は前記ラッチ杆5の上端に固定されており、平面視で
先窄まりとなるように鉤部7aの側面は傾斜面7bに形成さ
れている。一方、本体2のうち扉3,4 の上端部と対向し
たかまち部2aには、係合部の一例として、前記ラッチ爪
7の鉤部7aが嵌まり係合し得る一対の係合穴8を形成し
ている。ラッチ爪7と係合穴8とはラッチ手段を構成す
る。
ないばねにより、ラッチ爪7を係合穴8に係合させる方
向に付勢されている。従って、扉3,4 を閉じると、ラッ
チ爪7は傾斜面7aが係合穴8の縁に当たることによるガ
イド作用によって一旦逃げ回動し、それからから扉3,4
を閉じ切るのと同時に鉤部7aが係合穴8に嵌まり込み、
これによって扉3,4 は閉じた状態に保持される。
中空状のかまち部2aのうち左右係合穴8の間の箇所に
は、側面視コ字状のケース9が固定されている。ケース
9の内面のうち正面視で中央の箇所に第1ピン10を前向
き突設し、この第1ピン10に、請求項2に記載した連動
手段の一環をなすピニオンギア11を回転自在に嵌め込ん
でいる。また、図2や図4に示すように、ケース9の前
面には蓋板12を装着している。
挟んだ左右両側に第2ピン13を前向き突設し、この第2
ピン13に、前記蓋板12を貫通した円筒型のプッシャー14
を被嵌し、プッシャー14をばね手段の一例としてのコイ
ルばね15で前方に付勢している。プッシャー14には抜け
止め用のフランジ14aが形成されており、閉じた状態の
扉3,4 をプッシャー14で前向きに押している。
9を挟んだ左右両側に、請求項2に記載した連動手段の
一環として、前記ラッチ爪7が嵌まり込む穴17が形成さ
れた箱型のスライダー18,19 を配置し、左スライダー18
には、ケース9に入り込んでピニオンギア11に上方から
噛合するラック20を設け、右スライダー19には、ケース
9に入り込んでピニオンギア11に下方から噛合するラッ
ク20を設けている。上下ラック20はピニオンギア11に噛
合した状態でケース9の上内面又は下内面に対して摺動
自在に接している。
れか一方を左右方向に移動させると、これに連動して他
方は逆方向に同じ距離だけ移動する。両スライダー18,1
9 における穴17の左右幅寸法は係合穴8の左右幅寸法よ
りもやや小さい寸法に設定されている。また、図2に示
すように、左右スライダー18,19 は、ケース9寄りに位
置した内側面18a,19a がラッチ爪7の鉤部7aに当たらな
い状態から、図7に示すように、ケース9寄りに位置し
た内側面18b,19b が係合穴8と若干重複する位置まで往
復動し得るように設定している。
た状態では、左右両スライダー18,19 の左右外側の内側
面18a,19b にラッチ爪7の側面が当たるように設定して
いる(多少の隙間が空いていても良い)。更に、符号18
c,19c で示すように、スライダー18,19 の開口縁のうち
ケース9から遠い側に位置した部分は面取り状に切り欠
かれている。
6を操作して、右扉4のラッチ爪7を係合穴8から係合
解除させると、図7(A)に示すように、右スライダー19が
右側のラッチ爪7によって右方向に押しやられ、これに
連動して左スライダー18は左方向に横移動し、左扉3の
ラッチ爪7は、左スライダー18により、係合穴8から離
脱する方向に回動させられる。そして、左スライダー18
のうちケース9に近い側の内側面18a,19a が正面視で係
合穴8に入り込んだ状態になると、左扉3はプッシャー
14によって前方に押し出される。
て回動操作しなくても、当該左扉3の自由端の箇所に手
を当てて引くだけで開くことができる。同様に、先に左
扉3を開けた場合は、右扉4は一々引手6を操作しなく
ても開けることができる。左右扉3,4 を空けた状態で
は、左右スライダー19は横移動した状態のままになって
いる。この状態で、例えば右扉4を閉じると、図8及び
図9に示すように、右扉4のラッチ爪7は一旦逃げ回動
しながら係合穴8に入り込むと共に、鉤部7aが右スライ
ダー19の穴17に入り込む。すると、ラッチ爪7は、鉤部
7aが係合穴8に入り込むようにばねによって付勢されて
いるため、図9に示すように、右扉4のラッチ爪7によ
って右スライダー19はケース9の方向に押しやられ、こ
れにより、右扉4のラッチ爪7の鉤部7aが係合穴8に嵌
まり係合する。
て横移動すると左スライダー18もケース9に向けて横移
動するため、左スライダー18は、ケース9に近い側の内
側面18a,19a が係合穴8から外れた状態となり、このた
め、左扉3を閉じると、そのラッチ爪7は係合穴8に蹴
り込み係合する。この場合、スライダー18,19 の開口縁
に切欠き部18c,19c を形成していることにより、ラッチ
爪7とスライダー18,19 との干渉が防止される。
9 とから成る連動手段をもうけたことにより、左右扉3,
4 の蹴り込み機能を損なうことなく、一方の扉3,4 の引
手6を操作するだけで他方も簡単に開くことができる。
実施形態のようにラッチ爪7を本体2のかまち部2aに係
合させると、引手6に手をかけずに扉3,4 を開き操作し
てもスライダー18,19 等の連動手段には外力が作用しな
いため耐久性が高い利点である。また、ラックとピニオ
ンからなる連動機構を利用すると、連動が確実になる利
点である。連動手段としてはリンクなど他の機構を利用
しても良い。更に、プッシャー14を設けると閉じた状態
で扉3,4のガタ付きを防止できる利点もある。
を説明する。この実施形態は請求項3に対応したもの
で、このうち図10は要部の分離斜視図、図11(A) は要部
の分離平面図、図11(B) は主要部材の斜視図、図12は要
部の平断面図、図13は主要部材の正面図、図14のうち
(A)は図13の XIV-XIV視図、(B) は (A)のB-B 視断面
図、図15は図12の XV-XV断面図、図16及び図17は作用を
示す図である。
実施形態と同じで、それぞれラッチ爪7を設けている。
他方、この実施形態では、図12に示すように、本体2の
中空状のかまち部2a内に、係合部の一例として一対のス
ライド式の係合部材22,23 を左右動自在に配置し、この
左右係合部材22,23 の先端部に対して、かまち部2aに形
成した窓穴24を介してラッチ爪7をそれぞれ係脱させる
ようにしている。以下、詳述する。
樹脂製でも良い)であり、図10や図11に示すように、ラ
ッチ爪7が嵌まる前向き開口の枠部25と、かまち部2aの
前面に沿って延びる板部26とから成っている。両係合部
材22,23 とも枠部25は同じ形態で外側板25aを備えてい
る。左係合部材22の板部26のうちその先端部26aを除い
た基部26bは、下方に大きく切り開かれることによって
細幅状に形成されており、また、先端部26aは、基部26
bよりも前方にずれるように段違いになっており、更
に、先端部26aには、枠部25の方向に開口した溝穴27が
切り開き形成されている。他方、右係合部材23の板部26
は左係合部材22と対称状に形成されており、その基部26
bは上方に向けて大きく切り開かれて細巾状になってい
る。また、右係合部材23の先端部26aにも溝穴27を形成
している。
に、左右係合部材22,23 の板部26を互いに噛み合わせた
状態で前後に重ね合わせており、一方の係合部材22,23
における板部26の先端部26aが、他方の係合部部22,23
における枠部25に部分的に重なるように設定している。
また、図11(B) や図14(A) に明示するように、左右係合
部材22,23 における板部26の間に左右長手の長溝穴31が
形成されている。左右係合部材22,23 は重なり合った状
態で互いにスライド自在である。この場合、両板部26の
最先端26cは、他方の係合部材22,23 に向けて傾斜して
いる。また、両係合部材22,23 の滑りを円滑に行うた
め、板部26の先端部26aの付け根箇所には折曲片26dを
形成している。
部2aには、両係合部材22,23 の枠部25が嵌まり込む前向
き開口のケース28を装着している。両係合部材22,23 は
ケース28内面にガイドされて左右方向にスライドし得
る。図10や図11等に示すように、両係合部材22,23 の枠
部25とケース28の左右内側面との間には、各々係合部材
22,23 を付勢する第1ばね29を配置している。
ス28の内部には、前向きに突出する2本のピン30を左右
に振り分けて配置し、これら両ピン30に円筒状のプッシ
ャー14を嵌め込んでいる。プッシャー14は一対の係合部
材22,23 によって形成された長溝穴31を貫通しており、
扉3,4 の裏面に当たるように設定している。また、左右
プッシャー14間の間隔よりも長溝穴31の横幅寸法の方が
大きい。また、各係合部材22,23 がスライドすると、当
該係合部材22,23 の先端部26aに形成した溝穴27がプッ
シャー14に嵌まるように設定しており、このため前記溝
穴27は横向きU字状に形成している。
成されており、プッシャー14はピン30に被嵌した第2ば
ね32によって前方に付勢されている。前記ケース28の開
口部のうち左右中央部には、前記プッシャー14が貫通し
た第1ガイド体33を嵌め込み装着しており、この第1ガ
イド体33の前面に形成した横長の凸条34を、両係合部材
22,23 によって形成された長溝穴31に嵌め込んでいる。
第1ガイド体33における凸条34の左右長さは長溝穴31の
左右長さ寸法よりも小さい。また、図10及び図14(B) に
示すように、係合部材22,23 の板部26の付け根箇所26e
を凸条34の端面34aに当てることにより、係合部材22,2
3 の突出位置を規制している。
ー14のフランジ14aが嵌まる凹所35を形成している。係
合部材22,23 の前方には、側面視後ろ向き開口コ字状の
第2ガイド体36を配置している。この第2ガイド体36は
正面視で第1ガイド体33と重なる大きさであり、図15に
示すように、第1ガイド体33に嵌め込み装着されてい
る。また、第2ガイド体36には前記プッシャー14が摺動
自在に貫通している。また、図10及び図14(B) に示すよ
うに、第2ガイド体36の裏面には、第1ガイド体33の凸
条34と重なり合う細巾で縦長のスペーサ部37を形成して
いる。
面から若干の間隔を開けた状態で上下長手の板片38を連
接しており、第2ガイド36の裏面と板片38との間に係合
部材22,23 の先端部26aを挿入している。これは、係合
部材22,23 がガタ付きなくスライドするようにするため
である。図10に示すように、第2ガイド体36のうち前記
板片38の箇所には、正面視で板片38と重複する透孔39が
空いているが、これは、第2ガイド体36を合成樹脂の射
出成形によって製造するに際して、金型を抜き違いさせ
ることによって生じたものである。
33,36 とは前後方向にきっちりと重なり合った状態で本
体2のかまち部2aに固定されている。また、かまち部2a
にはプッシャー14が貫通する抜き穴40が空いている。図
12に示すように、両係合部材22,23 は第1ばねによって
付勢されており、この状態で、左係合部材22の先端部26
aに対して右扉4のラッチ爪7が係合し、右係合部材23
の先端部26aに対して左扉3のラッチ爪7が係合してい
る。また、左係合部材22における枠部25の外側板25aに
左扉3のラッチ爪7が近接又は密着し、右係合部材23に
おける枠部25の外側板25aに右扉4のラッチ爪7が近接
又は密着するように設定している。
例えば右扉4の引手6を操作してラッチ爪7を回動させ
ると、(A) に示すように右係合部材23が第1ばね29に抗
して右方向にスライドし、これにより、右扉4のラッチ
爪7と左係合部材22との係合が解除されると共に、右係
合部材23が右方向に移動することにより、左扉3のラッ
チ爪7と右係合部材23との係合が解除される。
23との係合が解除されるのと同時に、左扉3はプッシャ
ー14によって前方に押し出され、左扉3のラッチ爪7は
かまち部2aの窓穴24から離脱する。右扉4を手前に引い
て当該右扉4のラッチ爪7が右係合部材23から離脱する
と、図16(B) に示すように、左右係合部材22,23 は共に
第1ばね29によって押され、元の位置に復帰する。
6を操作すると、その操作により、他方の扉3,4 のラッ
チ爪7が係合部材22,23 から離脱するため、他方の扉3,
4 を開けるに際していちいち引手6を操作する必要はな
い。扉3,4 を閉じるに際しては、例えば右扉4を閉じる
場合は、図17に示すように、ラッチ爪7における鉤部7a
の傾斜面7bが左係合部材22の先端に当たり、ラッチ爪7
の傾斜面7bのガイド作用により、左係合部材22が第1ば
ね29に抗して左方向に押しやられるか、又は、右係合部
材23が一点鎖線の矢印で示すように回動して右係合部材
23を右方向に押しやるかすることにより、右ラッチ爪7
の鉤部7aが右係合部材23の枠部25の中に入り込む。左扉
3を閉じる場合も同様である。
2,23 の枠部25・内に入り込むと、係合部材22,23 は第
1ばね29によって押されて、図12の状態になる。この第
2実施形態のように構成すると、両係合部材22,23 はラ
ッチ爪7が係合し得る状態に常にばね29によって押され
ているため、開けた扉3,4 を閉じるに際しての蹴り込み
係合が確実になる利点がある。
合部を扉の上下2箇所の部位に一対ずつ設けても良いこ
とは言うまでもない。以上、本発明の実施形態を2例説
明したが、本発明は更に種々の形態に変更することがで
きる。例えばラッチ爪は鉤型には限らないし、又は回動
式にも限らないのであり、このようなラッチ爪の形態の
変更に伴って係合部の形態も変わってくる。また、ラッ
チ爪を本体に設けて、係合部を扉に設けても良い。
るようにした場合のみでなく、図18(A) のような形態の
下で両扉にラッチ装置を設けた場合にも適用できる。
る。
-B視断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】家具等の本体の開口部に、当該開口部を塞
ぐための左右一対の扉を水平回動自在に取付け、扉の閉
じ回動によってラッチ爪が係合部に自動的に係合して扉
を閉じ状態に保持するようにしたラッチ手段を、左右の
扉に対応して一対設け、更に、左右両扉に、ラッチ爪と
係合部との係合を解除するための操作手段を設けてなる
観音開き式扉装置において、 前記一対のラッチ手段を、いずれか一方のラッチ手段に
おけるラッチ爪と係合部との係合を解除すると他方のラ
ッチ手段におけるラッチ爪と係合部との係合も解除され
るように連動させていること、を特徴とする観音開き式
扉装置のラッチ機構。 - 【請求項2】「請求項1」において、 前記左右両扉に、水平回動式のラッチ爪と、このラッチ
爪を回動操作するための引手又はハンドルとを設ける一
方、 前記本体には、前記左右ラッチ爪がその水平回動によっ
て係脱する一対の係合穴と、いずれか一方のラッチ爪を
係合穴から離脱するように回動させると他方のラッチ爪
を係合穴から離脱する方向に回動させる連動手段を設
け、 更に、本体又は扉のうちいずれか一方又は両方に、閉じ
た状態の扉を開き方向に付勢するばね手段を設けたこ
と、を特徴とする観音開き式扉装置のラッチ機構。 - 【請求項3】「請求項1」において、 前記左右両扉に、水平回動式のラッチ爪と、このラッチ
爪を回動操作するための引手又はハンドルとを設ける一
方、 前記本体には、一方のラッチ爪が係合する係合部材と他
方のラッチ爪が係合する係合部材との二つの係合部材
を、本体の間口方向に沿って互いにスライド自在に配置
し、これら2つの係合部材と両ラッチ爪とを、いずれか
一方のラッチ爪を一方の係合部材から離脱する方向に回
動させると、他方の係合部材が他方のラッチ爪から離脱
する方向にスライドするように連動せしめ、 更に、本体又は扉のうちいずれか一方又は両方に、閉じ
た状態の扉を開き方向に付勢するばね手段を設けたこ
と、を特徴とする観音開き式扉装置のラッチ機構。
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
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-
1997
- 1997-06-26 JP JP17019197A patent/JP3644521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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