JP2003262067A - 水平回動式扉付きの家具 - Google Patents

水平回動式扉付きの家具

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JP2003262067A
JP2003262067A JP2003053332A JP2003053332A JP2003262067A JP 2003262067 A JP2003262067 A JP 2003262067A JP 2003053332 A JP2003053332 A JP 2003053332A JP 2003053332 A JP2003053332 A JP 2003053332A JP 2003262067 A JP2003262067 A JP 2003262067A
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Tokuyuki Ofuji
徳幸 大藤
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扉のガタ付きが無くしかも扉を開く作業が簡単
な家具(キャビネット)を提供する。 【手段】扉3,4は本体に水平回動自在に取付けられて
いる。また、扉3,4には、当該扉3,4の閉じ回動に
よって本体に係合するラッチ爪7を設けている。更に、
本体2又は扉3,4に、扉3,4を開く方向に押すよう
にばねで付勢れたプッシャー14を設けている。扉3,
4を閉じた状態ではプッシャー14は開き方向に押され
ているためガタ付きはない。ラッチ爪7が本体から係合
解除すると扉3,4はプッシャー14で押されて開くた
め、扉3,4はその自由端に手を掛けることによって簡
単に開くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水平回動式扉付き
の家具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図18では、2枚の扉を水平回動自在に設
けた観音開き式の扉装置を概念的に示している。観音開
き式の扉装置では、 (A)のように両扉A,B が閉じた状態
でその自由端A1,B1 が前後方向に重なり合うように構成
したものと、図18(B) に示すように両扉A,B を互いに干
渉しない状態にしたものとがある。 【0003】このうち前者のように扉A,B の自由端を互
いに重ね合わせたタイプの扉装置では、自由端B1が外側
に位置する扉Bのみに対応した1つのラッチ装置を設
け、後者のように両扉をフリーにしたタイプの扉装置で
は、両方の扉A,B に対応してそれぞれラッチ装置を設け
ている。 【0004】ラッチ装置については様々な構造のものが
あるが、一般的には、扉の上下両端のうちいずれか一方
又は両方に、キャビネット等の本体に向けて延びる鉤型
のラッチ爪を水平回動自在に設ける一方、本体には、前
記ラッチ爪が係脱する係合穴を形成し、ラッチ爪を、前
記係合穴に係合する方向にばねで付勢することにより、
扉を閉じるいわゆる蹴り込み係合によってラッチ爪が係
合穴に自動的に係合するように構成し、更に、扉に、ラ
ッチ爪を係合穴から離脱する方向に回動させるための引
手又はハンドルを設けた構造になっていることが多い。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、水平回動式
扉を備えた家具において、閉じた状態で扉のガタ付きを
防止でき、しかも、扉の開き操作を簡単に行えるように
することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の家具は、前面を
開口した本体と、この本体の開口部を塞ぐために当該本
体に水平回動自在に取り付けた扉と、扉の閉じ回動によ
ってラッチ爪が係合部に自動的に係合して扉を閉じ状態
に保持するラッチ手段とを備えており、前記本体又は扉
のうちいずれか一方又は両方に、閉じた状態の扉を開き
方向に押すようにばね手段で付勢されたプッシャーを設
けている。 【0007】 【発明の奏する効果】このように構成すると、閉じた扉
は開き方向に付勢されているので扉のガタ付きを防止で
きる。また、ラッチ爪の係合が解除されると扉がプッシ
ャーで前方に押し出されるため、扉はその自由端の箇所
に手を当てて引くだけで開くことができる。 【0008】 【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。 【0009】本実施形態は家具の一例としてのキャビネ
ットに適用しており、先ず、図1〜図9に基づいて第1
実施形態を説明する。図1はキャビネット1の外観斜視
図であり、キャビネット1は、前面を開口した本体2と
その開口部に蝶番(図示せず)を介して取付けた左右一
対の観音開き式扉3,4 とを備えている。 【0010】左右扉3,4 は薄金属板によって中空状に形
成されており、両扉3,4 の自由端寄り部位の内部には、
扉3,4 の上下中途高さ位置からほぼ上端まで延びるラッ
チ杆5が水平回転自在に支持されている。 【0011】更に、両扉3,4 の自由端寄り部位の中途高
さ位置には、前記ラッチ杆5を回転操作するための操作
手段の一例としての引手6を内蔵している。引手6は回
動式に構成しても良いしスライド式に構成しても良い。
また、引手6に代えてハンドルや撮みを設けても良い。 【0012】次に、図2〜図9に基づいてラッチ機構の
主要部を説明する。図2は図1のII−II視断面図、図3
は主要部の分離斜視図、図4は主要部の分離平面図、図
5は図2の V-V視図、図6は図2のVI−VI視断面図、図
7〜図9は作用を示す図である。 【0013】図2,3,4 等に示すように、両扉3,4 の上端
部内面には、本体2の方向に向いた鉤型のラッチ爪7を
回動自在に取付けている。ラッチ爪7は前記ラッチ杆5
の上端に固定されており、平面視で先窄まりとなるよう
に鉤部7aの側面は傾斜面7bに形成されている。 【0014】一方、本体2のうち扉3,4 の上端部と対向
したかまち部2aには、係合部の一例として、前記ラッチ
爪7の鉤部7aが嵌まり係合し得る一対の係合穴8を形成
している。ラッチ爪7と係合穴8とはラッチ手段を構成
している。 【0015】前記ラッチ爪7及びラッチ杆5は、図示し
ないばねにより、ラッチ爪7を係合穴8に係合させる方
向に付勢されている。従って、扉3,4 を閉じると、ラッ
チ爪7は傾斜面7aが係合穴8の縁に当たることによるガ
イド作用によって一旦逃げ回動し、それから扉3,4 を閉
じ切るのと同時に鉤部7aが係合穴8に嵌まり込み、これ
によって扉3,4 は閉じた状態に保持される。 【0016】図2〜図6に示すように、本体2における
中空状のかまち部2aのうち左右係合穴8の間の箇所に
は、側面視コ字状のケース9が固定されている。ケース
9の内面のうち正面視で中央の箇所に第1ピン10を前向
き突設し、この第1ピン10に、連動手段の一環をなすピ
ニオンギア11を回転自在に嵌め込んでいる。また、図2
や図4に示すように、ケース9の前面には蓋板12を装着
している。 【0017】更に、ケース9の内面のうち第1ピン10を
挟んだ左右両側に第2ピン13を前向き突設し、この第2
ピン13に、前記蓋板12を貫通した円筒型のプッシャー14
を被嵌し、プッシャー14をばね手段の一例としてのコイ
ルばね15で前方に付勢している。プッシャー14には抜け
止め用のフランジ14aが形成されており、閉じた状態の
扉3,4 をプッシャー14で前向きに押している。 【0018】本体2のかまち部2aのうち正面視でケース
9を挟んだ左右両側に、連動手段の一環として、前記ラ
ッチ爪7が嵌まり込む穴17が形成された箱型のスライダ
ー18,19 を配置し、左スライダー18には、ケース9に入
り込んでピニオンギア11に上方から噛合するラック20を
設け、右スライダー19には、ケース9に入り込んでピニ
オンギア11に下方から噛合するラック20を設けている。
上下ラック20はピニオンギア11に噛合した状態でケース
9の上内面又は下内面に対して摺動自在に接している。 【0019】従って、左右スライダー18,19 のうちいず
れか一方を左右方向に移動させると、これに連動して他
方は逆方向に同じ距離だけ移動する。両スライダー18,1
9 における穴17の左右幅寸法は係合穴8の左右幅寸法よ
りもやや小さい寸法に設定されている。 【0020】また、図2に示すように、左右スライダー
18,19 は、ケース9寄りに位置した内側面18a,19a がラ
ッチ爪7の鉤部7aに当たらない状態から、図7に示すよ
うに、ケース9寄りに位置した内側面18b,19b が係合穴
8と若干重複する位置まで往復動し得るように設定して
いる。 【0021】また、図2に示すように、両扉3,4 を閉じ
た状態では、左右両スライダー18,19 の左右外側の内側
面18a,19b にラッチ爪7の側面が当たるように設定して
いる(多少の隙間が空いていても良い)。更に、符号18
c,19c で示すように、スライダー18,19 の開口縁のうち
ケース9から遠い側に位置した部分は面取り状に切り欠
かれている。 【0022】以上の構成において、例えば右扉4の引手
6を操作して、右扉4のラッチ爪7を係合穴8から係合
解除させると、図7(A)に示すように、右スライダー19が
右側のラッチ爪7によって右方向に押しやられ、これに
連動して左スライダー18は左方向に横移動し、左扉3の
ラッチ爪7は、左スライダー18により、係合穴8から離
脱する方向に回動させられる。 【0023】そして、左スライダー18のうちケース9に
近い側の内側面18a,19a が正面視で係合穴8に入り込ん
だ状態になると、左扉3はプッシャー14によって前方に
押し出される。 【0024】従って、左扉3は、一々引手6に指を掛け
て回動操作しなくても、当該左扉3の自由端の箇所に手
を当てて引くだけで開くことができる。同様に、先に左
扉3を開けた場合は、右扉4は一々引手6を操作しなく
ても開けることができる。 【0025】左右扉3,4 を空けた状態では、左右スライ
ダー19は横移動した状態のままになっている。この状態
で、例えば右扉4を閉じると、図8及び図9に示すよう
に、右扉4のラッチ爪7は一旦逃げ回動しながら係合穴
8に入り込むと共に、鉤部7aが右スライダー19の穴17に
入り込む。 【0026】すると、ラッチ爪7は、鉤部7aが係合穴8
に入り込むようにばねによって付勢されているため、図
9に示すように、右扉4のラッチ爪7によって右スライ
ダー19はケース9の方向に押しやられ、これにより、右
扉4のラッチ爪7の鉤部7aが係合穴8に嵌まり係合す
る。 【0027】そして、右スライダー19がケース9に向け
て横移動すると左スライダー18もケース9に向けて横移
動するため、左スライダー18は、ケース9に近い側の内
側面18a,19a が係合穴8から外れた状態となり、このた
め、左扉3を閉じると、そのラッチ爪7は係合穴8に蹴
り込み係合する。この場合、スライダー18,19 の開口縁
に切欠き部18c,19c を形成していることにより、ラッチ
爪7とスライダー18,19 との干渉が防止される。 【0028】以上のように、ケース9とスライダー18,1
9 とから成る連動手段を設けたことにより、左右扉3,4
の蹴り込み機能を損なうことなく、一方の扉3,4 の引手
6を操作するだけで他方も簡単に開くことができる。 【0029】実施形態のようにラッチ爪7を本体2のか
まち部2aに係合させると、引手6に手を掛けずに扉3,4
を開き操作してもスライダー18,19 等の連動手段には外
力が作用しないため、耐久性が高い利点である。また、
ラックとピニオンからなる連動機構を利用すると、連動
が確実になる利点である。連動手段としてはリンクなど
他の機構を利用しても良い。更に、プッシャー14を設け
たことにより、閉じた状態で扉3,4 のガタ付きを防止で
きる。 【0030】次に、図10〜図17に基づいて第2実施形態
を説明する。図10は要部の分離斜視図、図11(A) は要部
の分離平面図、図11(B) は主要部材の斜視図、図12は要
部の平断面図、図13は主要部材の正面図、図14のうち
(A)は図13の XIV-XIV視図、(B) は (A)のB-B 視断面
図、図15は図12の XV-XV断面図、図16及び図17は作用を
示す図である。 【0031】この実施形態において扉3,4 の構造は第1
実施形態と同じで、それぞれラッチ爪7を設けている。
他方、この実施形態では、図12に示すように、本体2の
中空状のかまち部2a内に、係合部の一例として一対のス
ライド式の係合部材22,23 を左右動自在に配置し、この
左右係合部材22,23 の先端部に対して、かまち部2aに形
成した窓穴24を介してラッチ爪7をそれぞれ係脱させる
ようにしている。以下、詳述する。 【0032】前記左右係合部材22,23 は金属板製(合成
樹脂製でも良い)であり、図10や図11に示すように、ラ
ッチ爪7が嵌まる前向き開口の枠部25と、かまち部2aの
前面に沿って延びる板部26とから成っている。両係合部
材22,23 とも枠部25は同じ形態で外側板25aを備えてい
る。 【0033】左係合部材22の板部26のうちその先端部26
aを除いた基部26bは、下方に大きく切り開かれること
によって細幅状に形成されており、また、先端部26a
は、基部26bよりも前方にずれるように段違いになって
おり、更に、先端部26aには、枠部25の方向に開口した
溝穴27が切り開き形成されている。 【0034】他方、右係合部材23の板部26は左係合部材
22と対称状に形成されており、その基部26bは上方に向
けて大きく切り開かれて細巾状になっている。また、右
係合部材23の先端部26aにも溝穴27を形成している。 【0035】左右係合部材22,23 は、図11に示すよう
に、左右係合部材22,23 の板部26を互いに噛み合わせた
状態で前後に重ね合わせており、一方の係合部材22,23
における板部26の先端部26aが、他方の係合部22,23 に
おける枠部25に部分的に重なるように設定している。 【0036】また、図11(B) や図14(A) に明示するよう
に、左右係合部材22,23 における板部26の間に左右長手
の長溝穴31が形成されている。左右係合部材22,23 は、
重なり合った状態で互いにスライド自在である。この場
合、両板部26の最先端26cは、他方の係合部材22,23 に
向けて傾斜している。また、両係合部材22,23 の滑りを
円滑に行うため、板部26の先端部26aの付け根箇所には
折曲片26dを形成している。 【0037】例えば図15に示すように、本体2のかまち
部2aには、両係合部材22,23 の枠部25が嵌まり込む前向
き開口のケース28を装着している。両係合部材22,23 は
ケース28内面にガイドされて左右方向にスライドし得
る。図10や図11に示すように、両係合部材22,23 の枠部
25とケース28の左右内側面との間には、各々係合部材2
2,23 を付勢する第1ばね29を配置している。 【0038】また、例えば図10,11 に示すように、ケー
ス28の内部には、前向きに突出する2本のピン30を左右
に振り分けて配置し、これら両ピン30に円筒状のプッシ
ャー14を嵌め込んでいる。 【0039】プッシャー14は一対の係合部材22,23 によ
って形成された長溝穴31を貫通しており、扉3,4 の裏面
に当たるように設定している。また、左右プッシャー14
間の間隔よりも長溝穴31の横幅寸法の方が大きい。ま
た、各係合部材22,23 がスライドすると、当該係合部材
22,23 の先端部26aに形成した溝穴27がプッシャー14に
嵌まるように設定しており、このため前記溝穴27は横向
きU字状に形成している。 【0040】プッシャー14の基部にはフランジ24aが形
成されている。また、プッシャー14はピン30に被嵌した
第2ばね32によって前方に付勢されている。 【0041】前記ケース28の開口部のうち左右中央部に
は、前記プッシャー14が貫通した第1ガイド体33を嵌め
込み装着しており、この第1ガイド体33の前面に形成し
た横長の凸条34を、両係合部材22,23 によって形成され
た長溝穴31に嵌め込んでいる。 【0042】第1ガイド体33における凸条34の左右長さ
は、長溝穴31の左右長さ寸法よりも小さい。また、図10
及び図14(B) に示すように、係合部材22,23 の板部26の
付け根箇所26eを凸条34の端面34aに当てることによ
り、係合部材22,23 の突出位置を規制している。 【0043】前記第1ガイド体33の背面には、プッシャ
ー14のフランジ14aが嵌まる凹所35を形成している。係
合部材22,23 の前方には、側面視後ろ向き開口コ字状の
第2ガイド体36を配置している。この第2ガイド体36は
正面視で第1ガイド体33と重なる大きさであり、図15に
示すように、第1ガイド体33に嵌め込み装着されてい
る。 【0044】また、第2ガイド体36には前記プッシャー
14が摺動自在に貫通している。また、図10及び図14(B)
に示すように、第2ガイド体36の裏面には、第1ガイド
体33の凸条34と重なり合う細巾で縦長のスペーサ部37を
形成している。 【0045】更に、第2ガイド体36の裏側には、その裏
面から若干の間隔を開けた状態で上下長手の板片38を連
接しており、第2ガイド36の裏面と板片38との間に係合
部材22,23 の先端部26aを挿入している。これは、係合
部材22,23 がガタ付きなくスライドするようにするため
である。 【0046】図10に示すように、第2ガイド体36のうち
前記板片38の箇所には、正面視で板片38と重複する透孔
39が空いているが、これは、第2ガイド体36を合成樹脂
の射出成形によって製造するに際して、金型を抜き違い
させることによって生じたものである。 【0047】図15に示すように、ケース28と両ガイド体
33,36 とは前後方向にきっちりと重なり合った状態で本
体2のかまち部2aに固定されている。また、かまち部2a
にはプッシャー14が貫通する抜き穴40が空いている。 【0048】図12に示すように、両係合部材22,23 は第
1ばねによって付勢されており、この状態で、左係合部
材22の先端部26aに対して右扉4のラッチ爪7が係合
し、右係合部材23の先端部26aに対して左扉3のラッチ
爪7が係合している。 【0049】また、左係合部材22における枠部25の外側
板25aに左扉3のラッチ爪7が近接又は密着し、右係合
部材23における枠部25の外側板25aに右扉4のラッチ爪
7が近接又は密着するように設定している。 【0050】図16は扉3,4 を開ける状態を示しており、
例えば右扉4の引手6を操作してラッチ爪7を回動させ
ると、(A) に示すように右係合部材23が第1ばね29に抗
して右方向にスライドし、これにより、右扉4のラッチ
爪7と左係合部材22との係合が解除されると共に、右係
合部材23が右方向に移動することにより、左扉3のラッ
チ爪7と右係合部材23との係合が解除される。 【0051】そして、左扉3のラッチ爪7と右係合部材
23との係合が解除されるのと同時に、左扉3はプッシャ
ー14によって前方に押し出され、左扉3のラッチ爪7は
かまち部2aの窓穴24から離脱する。右扉4を手前に引い
て当該右扉4のラッチ爪7が右係合部材23から離脱する
と、図16(B) に示すように、左右係合部材22,23 は共に
第1ばね29によって押され、元の位置に復帰する。 【0052】このように、いずれか一方の扉3,4 の引手
6を操作すると、その操作により、他方の扉3,4 のラッ
チ爪7が係合部材22,23 から離脱するため、他方の扉3,
4 を開けるに際していちいち引手6を操作する必要はな
い。 【0053】扉3,4 を閉じるに際しては、例えば右扉4
を閉じる場合は、図17に示すように、ラッチ爪7におけ
る鉤部7aの傾斜面7bが左係合部材22の先端に当たり、ラ
ッチ爪7の傾斜面7bのガイド作用により、左係合部材22
が第1ばね29に抗して左方向に押しやられるか、又は、
右係合部材23が一点鎖線の矢印で示すように回動して右
係合部材23を右方向に押しやるかすることにより、右ラ
ッチ爪7の鉤部7aが右係合部材23の枠部25の中に入り込
む。左扉3を閉じる場合も同様である。 【0054】このようにして両ラッチ爪7が係合部材2
2,23 の枠部25内に入り込むと、係合部材22,23 は第1
ばね29によって押されて、図12の状態になる。 【0055】この第2実施形態のように構成すると、両
係合部材22,23 はラッチ爪7が係合し得る状態に常にば
ね29によって押されているため、開けた扉3,4 を閉じる
に際しての蹴り込み係合が確実になる利点がある。 【0056】上記両実施形態において、ラッチ爪及び係
合部を扉の上下2箇所の部位に一対ずつ設けても良いこ
とは言うまでもない。 【0057】本発明は更に種々の形態に変更することが
できる。例えばラッチ爪は鉤型には限らないし、又は回
動式にも限らないのであり、このようなラッチ爪の形態
の変更に伴って係合部の形態も変わってくる。また、ラ
ッチ爪を本体に設けて、係合部を扉に設けても良い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用したキャビネットの斜視図であ
る。 【図2】図1のII−II視平断面図である。 【図3】第1実施形態の要部の分離斜視図である。 【図4】第1実施形態の要部の分離平面図である。 【図5】図2の V-V視図である。 【図6】図2のVI−VI視断面図である。 【図7】扉を開ける状態の説明図である。 【図8】扉を閉じる状態の説明図である。 【図9】扉を閉じる状態の説明図である。 【図10】第2実施形態の要部の分離斜視図である。 【図11】第2実施形態の要部を示す図である。 【図12】第2実施形態の要部の平断面図である。 【図13】第2実施形態の主要部材の正面図である。 【図14】(A) は図13の XIV-XIV視図、 (B)は (A)の B-B
視断面図である。 【図15】図12の XV-XV断面図である。 【図16】扉を開けるときの説明図である。 【図17】扉を閉めるときの説明図である。 【図18】扉装置のタイプを示す概略図である。 【符号の説明】 2 本体 3,4 扉 6 引手 7 ラッチ爪 8 係合部の一例としての係合穴 9 ケース 11 ピニオンギア 14 プッシャー 15 ばね手段の一例としのてプッシャー 18,19 スライダー 20 ラック 22,23 係合部材 28 係合穴 33 第1ガイド体 36 第2ガイド体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】前面を開口した本体と、この本体の開口部
    を塞ぐために当該本体に水平回動自在に取り付けた扉
    と、扉の閉じ回動によってラッチ爪が係合部に自動的に
    係合して扉を閉じ状態に保持するラッチ手段とを備えて
    おり、 前記本体又は扉のうちいずれか一方又は両方に、閉じた
    状態の扉を開き方向に押すようにばね手段で付勢された
    プッシャーを設けている、水平回動式扉付きの家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016011073A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 朝日電装株式会社 フットレスト

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