JPH10280770A - 引戸用ラッチ錠 - Google Patents

引戸用ラッチ錠

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JPH10280770A
JPH10280770A JP9972797A JP9972797A JPH10280770A JP H10280770 A JPH10280770 A JP H10280770A JP 9972797 A JP9972797 A JP 9972797A JP 9972797 A JP9972797 A JP 9972797A JP H10280770 A JPH10280770 A JP H10280770A
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龍 清水
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博道 橋本
Tsutomu Imai
努 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引戸開放時に錠箱及び受具の相対向する面か
らそれぞれ、ラッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を
突出させないで、操作体を閉操作することによって鎌体
を受具に係止させる。 【構成】 引戸に取り付けられる錠箱1内には、作動体
2、受動体3、鎌体4、ロック体5、スライド片6、ス
ライド枠7及びばね8・9・10・11が収容されてい
る。そして、鎌体4は錠箱1から出没可能で、戸枠に取
り付けられる受具に係止できるようになっている。引戸
の表裏面には引手が取り付けられ、引手には操作体13
が回動可能に取り付けられ、操作体13は、角軸23に
よって作動体2と連結され連動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引戸を操作体で閉操作
するだけで、引戸に取り付けた錠箱内の鎌体が戸枠側に
取り付けた受具に係止させることができる引戸用ラッチ
錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鎌体が、突出する方向に付勢
されて、なおかつ常時突出しており、引戸を閉めようと
すると、鎌体は、戸枠側の受具に当接して付勢に抗して
回動し、受具を乗り越えると付勢する力により、元に戻
って受具に係止される引戸用ラッチ錠、及び、トリガー
が常時突出していて、引戸を閉めると、トリガーが戸枠
側に当接して引っ込み、それによって鎌体が回動して受
具に係止される引戸用ラッチ錠は提案されている。
【0003】また、引手で引戸を閉めてから、引手とは
別の摘みを回動して鎌体を受具に係止する引戸用鎌錠も
提案されている。前記の引戸用ラッチ錠は、引戸を閉め
る一連の操作で鎌体を受具に係止させる、いわゆるラッ
チ作用を有しているが、この引戸用鎌錠は、引戸を閉め
る一連の操作とは別の操作で鎌体を受具に係止させなけ
ればならないもので、ラッチ作用を有していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の引戸用ラッチ錠
は、ラッチ作用に関連する鎌体やトリガーが常時(引戸
開放時も)突出しており、引戸開放時に通行する際、鎌
体やトリガーに体や衣服が引っ掛かることがあり邪魔で
あるという問題があり、後者の引戸用鎌錠は、ラッチ作
用を有していないので、引戸を閉めると引戸がはね返る
という問題や引戸を閉める操作とは別の操作で鎌体を受
具に係止させるので面倒であるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するため、請求項1においては、引戸を操作体で閉
操作すると、錠箱から出没可能な鎌体を受具に係止させ
ることができる引戸用ラッチ錠において、引戸開放時に
は、錠箱及び受具の相対向する面からそれぞれ、鎌体を
受具に係止させるラッチ作用に関連する鎌体やトリガー
等を突出させないようにすることができると共に、操作
体を閉操作することによって鎌体を受具に係止させるこ
とができるようにして成るものであり、請求項2におい
ては、引戸を操作体で閉操作すると、錠箱から出没可能
な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラッチ錠
において、引戸開放時には、錠箱及び受具の相対向する
面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラッチ作用に
関連する鎌体やトリガー等を突出させないようにするこ
とができると共に、操作体を閉操作することによって操
作体が直接又は間接的に受動体を動かし、受動体を動か
すことによって鎌体を受具に係止させることができるよ
うにして成るものであり、請求項3においては、引戸を
操作体で閉操作すると、錠箱から出没可能な鎌体を受具
に係止させることができる引戸用ラッチ錠において、引
戸開放時には、錠箱及び受具の相対向する面からそれぞ
れ、鎌体を受具に係止させるラッチ作用に関連する鎌体
やトリガー等を突出させないようにすることができると
共に、操作体を閉操作することによって操作体が直接又
は間接的に受動体を動かし、受動体に取り付けられた鎌
体を受具に係止させることができるようにして成るもの
であり、請求項4においては、引戸を引手で閉操作する
と、錠箱から出没可能な鎌体を受具に係止させることが
できる引戸用ラッチ錠において、鎌体は、受具に係止す
る方向に付勢され、受動体によって鎌体を錠箱から突出
しない状態に保持できるように成し、引戸開放時には、
錠箱及び受具の相対向する面からそれぞれ、鎌体を受具
に係止させるラッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を
突出させないようにすることができると共に、操作体を
閉操作することによって操作体が直接又は間接的に受動
体を動かし、受動体による鎌体の保持を解除して鎌体を
受具に係止させることができるようにして成るものであ
り、請求項5においては、引戸を引手で閉操作すると、
錠箱から出没可能な鎌体を受具に係止させることができ
る引戸用ラッチ錠において、引戸開放時には、錠箱及び
受具の相対向する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止さ
せるラッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を突出させ
ないようにすることができると共に、操作体を閉操作す
ることによって操作体が直接又は間接的に受動体を動か
し、受動体がトリガーを錠箱から突出させ、引戸が閉じ
る際にトリガーが対向する戸枠側に当接して鎌体が受具
に係止するようにして成るものである。
【0006】
【作用】引戸開放時には、錠箱及び受具の相対向する面
から、ラッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を突出さ
せないで、引戸を閉操作することによって鎌体を受具に
係止させることができる。
【0007】
【実施例】図1〜図11に基づいて第1実施例を説明す
る。引戸Sに取り付けられる錠箱1内には、作動体2、
受動体3、鎌体4、ロック体5、スライド片6、スライ
ド枠7及びばね8・9・10・11が収容されている。
そして、鎌体4は錠箱1から出没可能で、戸枠に取り付
けられる受具24に係止できるようになっている。引戸
Sの表裏面には引手12・12が取り付けられ、引手1
2には操作体13が回動可能に取り付けられ、操作体1
3は、角軸23によって作動体2と連結され連動するよ
うになっている。なお、操作体13は、回動可能ではな
く摺動可能に取り付けられていてもよいし、作動体2と
一体のものでもよく、要するに、操作体13を動かすと
作動体2も動くようになっていればよい。
【0008】作動体2は、その下部を錠箱1に回動可能
に取り付けられ、上部からロック部14・鎌体作動部1
5・受動体作動部16及び受部17を設けてある。ロッ
ク部14は上向きの突起であり、鎌体作動部15及び受
動体作動部16は前向きの突起であり、受部17は下向
きの突起である。作動体2は、受部17がスライド片6
とスライド枠7の間に挟まれてばね8の力で直立状態を
維持している。スライド枠7は、板を細長方形状に折り
曲げて、一方の長辺の一部を切除した形状でその中にば
ね8を収容し、そのばね8の先端にスライド片6を配設
し、スライド枠7及びスライド片6の双方ともスライド
自在に錠箱1内に収容したものである。そして、スライ
ド片6の後端とスライド枠7の後部の短辺との間に作動
体2の受部17を挟んだもので、受部17が前方に回動
しても後方に回動してもばね8の力で元の直立位置に復
帰するようになっている。なお、作動体2は、錠箱1に
摺動可能に取り付けてもよく、要するに、移動可能に取
り付け、受動体3及び鎌体4を動かすことができればよ
い。
【0009】受動体3は、その下部を錠箱1に回動可能
に取り付けられ、下部には、作動体2の受動体作動部1
6からの力を受ける当接部18を設け、上端部に阻止部
19を設けてある。阻止部19は、後述するロック体5
が下に動くのを阻止するためのものである。受動体3
は、ばね9によって後方に付勢されている。なお、受動
体3は、錠箱1に摺動可能に取り付けてもよく、要する
に、作動体2によって動かされるようになっていればよ
い。
【0010】鎌体4は、その中間部を受動体3に回動可
能に取り付けられ、前部には、鎌部20を設け、後部に
は、作動体2の鎌体作動部15が係合する係合部21を
設けてある。鎌体4は、ばね10によって上方に付勢さ
れている。なお、鎌体4は、受動体3に上下方向に摺動
可能に取り付けてもよく、要するに、移動可能に取り付
け、作動体4によって動かされるようになっていればよ
い。
【0011】ロック体5は、錠箱1に上下動可能に取り
付けられ、ばね11によって上方と下方に振り分けられ
るようになっている。このロック体5には、下方に開口
する凹部22が設けられ、鎌体4が受具24に係止して
いる時、作動体2の上端のロック部14に係合できるよ
うになっており、係合すると作動体2は回動不能となり
操作体13による解錠はできない状態となる。また、鎌
体4が受具24に係止しておらず錠箱1内に没している
時は、ロック体5は、受動体3の上端の阻止部19に当
接してロック部14と係合できないようになっている。
なお、このロック体5は必ずしも必要ではない。
【0012】鎌体4が錠箱1から突出していない状態
(図3の状態)から、引戸Sを閉めるべく操作体13を
操作すると、操作体13は前方に回動し、これと連動す
る作動体2も同様に前方に回動し、受動体作動部16が
受動体3の当接部18を押圧し、受動体3は前方に回動
し、受動体3に取り付けられている鎌体4の鎌部20が
錠箱1から突出する(図4の状態)。この状態で引戸S
を戸枠まで摺動させると、鎌部20が受具24に当接し
て、ばね10に抗して上方に回動し(図5の状態)、ば
ね10の力で戻り受具24に係止される(図6の状
態)。手を放すと、操作体13及び作動体2は、ばね8
の力で元の直立状態に戻る(図7の状態)。鎌部20が
受具24に係合している状態では、受動体3は、ばね9
によって後方に付勢されているが、鎌部20が受具24
に係合しているので、後方へは回動できないようになっ
ている。なお、引戸Sが軽く動く場合は、操作体13を
閉操作しても操作体13及び作動体2は、回動せず直立
状態のまま引戸Sは走行し、戸枠に当接した時、操作体
13及び作動体2が前方に回動し、上記と同様に受動体
3が前方に回動して鎌体4が受具24に係合する。
【0013】次に、引戸Sを開けるべく操作体13を操
作すると、操作体13は後方に回動し、これと連動する
作動体2も同様に後方に回動し、鎌体作動部15が鎌体
4の係合部21を押圧し、鎌体4は上方に回動し、受具
24との係止が外れる(図8の状態)。すると、受動体
3がばね9の力で後方に回動し、鎌体4の鎌部20が錠
箱1内に収容される(図9の状態)。手を放すと、操作
体13及び作動体2は、ばね8の力で元の直立状態に戻
る(図3の状態)。
【0014】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、引戸S開放時には、錠箱1及び受具24の相対向す
る面からそれぞれ、鎌体4を受具24に係止させるラッ
チ作用に関連する鎌体4やトリガー等を突出させずに、
操作体13を閉操作して動かすと、操作体13が直接又
は間接的に受動体3を動かし、受動体3が動くことによ
って、受動体3に取り付けられている鎌体4又は受動体
3と連関する鎌体4が錠箱1から突出して受具24に係
合するものであればよい。
【0015】図12〜図22に基づいて第2実施例を説
明する。引戸Sに取り付けられる錠箱101内には、作
動体102の一部、受動体103、鎌体104、解錠作
動体105の一部、及びばね106・107が収容され
ている。そして、鎌体104は錠箱101から出没可能
で、戸枠に取り付けられる受具123に係止できるよう
になっている。引戸Sの表裏面には引手108が取り付
けられ、引手108内には操作体109が摺動可能に取
り付けられ、操作体109は、裏面に、作動体102を
動かす能動部120及び解錠作動体105を動かす能動
部121を一体的に設けてある。操作体109は両側か
らばね119・119で押圧され、動いても引手108
のほぼ中央に戻るようになっている。なお、操作体10
9は、摺動可能ではなく回動可能に取り付けられていて
もよく、要するに作動体102及び解錠作動体105を
動かすことができれば本実施例には限定されない。
【0016】作動体102は、錠箱101に横方向摺動
可能に取り付けられ、裏面に突出し傾斜面を有する受動
体作動部110を設け、後端面が操作体109の能動部
120に押圧される当受部111となる。なお、作動体
102は、錠箱101に回動可能に取り付けてもよく、
要するに、移動可能に取り付け、受動体103を動かす
ことができればよい。
【0017】受動体103は、錠箱101に縦方向摺動
可能に取り付けられ、ばね106で上方に付勢されてお
り、表面には、作動体102の受動体作動部110の傾
斜面と摺接する傾斜面を有する摺接部112を突出して
設け、上端縁は斜面122に成っており、その先端には
後述する鎌体104の止部117を係止する係止部11
3を設けてある。なお、受動体103は、錠箱101に
回動可能に取り付けてもよく、要するに、作動体102
によって動かされるようになっていればよい。
【0018】鎌体104は、その中間部を錠箱101に
回動可能に取り付けられ、前部には、鎌部116を設
け、後部には、受動体103の係止部113が係合する
止部117を設け、表面側に突出して後述する解錠作動
体105の鎌体作動部114が係合する係合部118を
設けてある。鎌体104は、ばね107によって下方
(鎌部116が突出する方向)に付勢されている。
【0019】解錠作動体105は、錠箱101に横方向
摺動可能に取り付けられ、前部には、鎌体104の係合
部118が係合する鎌体作動部114を設け、後部に
は、操作体109の能動部121が押圧する当受部11
5を設けてある。なお、解錠作動体105は、錠箱10
1に回動可能に取り付けてもよく、要するに、移動可能
に取り付け、鎌体104を動かすことができればよい。
【0020】鎌体104が錠箱101から突出していな
い状態(図16の状態)から、引戸Sを閉めるべく操作
体109を操作すると、操作体109はばね119に抗
して前方に摺動し、その裏面の能動部120が作動体1
02の後端の当受部111を押圧し、作動体102は前
方に摺動し、その裏面の受動体作動部110の斜面が受
動体103の表面の摺接部112の斜面を押圧し、受動
体103はばね106に抗して下方に摺動し、その係止
部113が鎌体104の止部117から外れ、鎌体10
4はばね107の力で前下方に回動し、鎌部116が受
具123に当接して乗り越えるようにして係止される
(図17の状態)。手を放すと、操作体109はばね1
19の力で後方に摺動し元の中央位置に戻り、受動体1
03はばね106の力で上方に摺動し元の位置に戻ると
共に作動体102も受動体103によって元の位置に戻
される(図18の状態)。なお、引戸Sが軽く動く場合
は、操作体109を閉操作しても操作体109は摺動し
ないまま引戸Sは走行し、戸枠に当接した時、操作体1
09が前方に摺動して、鎌体104が回動し受具123
に係合する。
【0021】次に、引戸Sを開けるべく操作体109を
操作すると、操作体109は後方に摺動し、その裏面の
能動部121が解錠作動体105の当受部115を押圧
し、解錠作動体105は後方に摺動し、その鎌体作動部
114が鎌体104の係合部118を引っ張り鎌体10
4は後上方に回動し、その止部117が受動体103の
斜面122に当接し、受動体103はばね106に抗し
て下方に摺動し始め(図19の状態)、止部117が斜
面122を乗り越えると、受動体103はばね106の
力で上方に摺動し、その係止部113が止部117に係
合する(図20の状態)。手を放すと、操作体109は
ばね119の力で前方に摺動し元の位置に戻る(図16
の状態)。
【0022】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、引戸S開放時には、錠箱101及び受具123の相
対向する面からそれぞれ、鎌体104を受具123に係
止させるラッチ作用に関連する鎌体104やトリガー等
を突出させずに、操作体109を閉操作して動かすと、
操作体109が直接又は間接的に受動体103を動か
し、最終的に突出方向(施錠方向)に付勢されている鎌
体104を錠箱101から突出させ受具123に係合す
るものであればよい。
【0023】図23〜図34に基づいて第3実施例を説
明する。引戸Sに取り付けられる錠箱201内には、作
動体202、受動体203、係合体204、保持体20
5、鎌体206、トリガー207、及びばね208・2
09・210が収容されている。そして、鎌体206及
びトリガー207は錠箱201から出没可能で、トリガ
ー207が戸枠や受具224等の戸枠側に当接すると鎌
体206が戸枠に取り付けられる受具224に係止する
ようになっている。引戸Sの表裏面には引手211が取
り付けられ、引手211内には操作体212が摺動可能
に取り付けられ、操作体212は、裏面で作動体202
と一体化してある。操作体212は両側からばね223
・223で押圧され、動いても引手211のほぼ中央に
戻るようになっている。なお、操作体212は、作動体
202を動かすことができれば本実施例には限定されな
い。
【0024】作動体202は、錠箱201に横方向摺動
可能に取り付けられ、上部に、後述する保持体205を
押圧する保持体作動部214、下部に、後述する受動体
203及び係合体204を押圧する受動体作動部213
を設けてある。なお、作動体202は、錠箱201に回
動可能に取り付けてもよく、要するに、移動可能に取り
付け、受動体203、係合体204及び保持体205を
動かすことができればよい。
【0025】受動体203は、錠箱201に横方向摺動
可能に取り付けられ、先端にはトリガー207を一体的
に設け、作動体202の作動部213で前方に押圧され
る当受部215を設けてある。なお、受動体203は、
錠箱201に回動可能に取り付けてもよく、要するに、
作動体202によって移動可能に取り付け、トリガー2
07を動かすことができればよい。
【0026】係合体204は、受動体203に回動可能
に取り付けられ、後部に、作動体202の作動部213
が当接する当受部216を設け、前部に、後述する鎌体
206の係受部221が係合する係合部217を設けて
ある。係合体204は、ばね208によって上方に付勢
されている。なお、係合体204は、鎌体206に係合
して鎌体206を動かすことができるものであればよ
い。
【0027】保持体205は、錠箱201に回動可能に
取り付けられ、後部に、作動体202の保持体作動部2
14が当接する当受部218を設け、前部に、後述する
鎌体206の止部222が係合する止受部219を設け
てある。保持体205は、ばね209によって下方に付
勢されている。なお、保持体205は、鎌体206を突
出状態に保持できるものであればよい。
【0028】鎌体206は、その下方寄り部を錠箱20
1に回動可能に取り付けられ、前部には、鎌部220を
設け、後部には、係合体204の係合部217に係合す
る係受部221を設け、中間部に、保持体205の止受
部219に係合する止部222を設けてある。鎌体20
6は、ばね210によって後上方(解錠方向)に付勢さ
れている。
【0029】鎌体206が錠箱201から突出していな
い状態(図23及び図26の状態)から、引戸Sを閉め
るべく操作体212を操作すると、操作体212はばね
223に抗して前方に摺動し、これと連動する作動体2
02も同様に前方に摺動し、作動部213が受動体20
3の当受部215を押圧し、受動体203は前方に摺動
し、トリガー207が錠箱201から突出すると共に、
係合体204も受動体203と共に前方に摺動し、係合
体204は、係合部217が鎌体206の係受部221
によって押し下げられて下方に回動し、ばね208の力
で上方に回動して、係合部217が係受部221に係合
して、トリガー207が突出状態で保持される(図27
の状態)。引戸Sが一旦動き出すと走行中においては、
操作体212及び作動体202はばね223の力で元の
位置に戻る(図28の状態)。この状態で引戸Sを戸枠
まで摺動させると、トリガー207が戸枠側に当接して
後方に押圧され、錠箱201内に引っ込められ始め、す
ると、係合体204の係合部217が鎌体206の係受
部221を押圧して、鎌体206を前下方(施錠方向)
に回動し始め(図29の状態)、止部222が保持体2
05の止受部219に係合して、鎌部220が受具22
4に係合する施錠状態に保持される(図30の状態)。
【0030】次に、引戸Sを開けるべく操作体212を
操作すると、操作体212は後方に摺動し、これと連動
する作動体202も同様に後方に摺動し、作動部213
が係合体204の当受部216を押圧すると共に、保持
体作動部214が保持体205の当受部218を押圧す
る。すると、鎌体206は、係受部221及び止部22
2の係合体204の係受部217及び保持体205の止
受部219との係合が外れて、ばね210の力で後上方
に回動して錠箱201内に収容される(図31の状
態)。手を放すと、操作体212及び作動体202は、
ばね223の力で元の位置に戻る(図32の状態)。
【0031】本発明は本実施例に限定されるものではな
く、引戸S開放時には、錠箱201及び受具224の相
対向する面からそれぞれ、鎌体206を受具224に係
止させるラッチ作用に関連する鎌体206やトリガー2
07等を突出させずに、操作体212を閉操作して動か
すと、操作体212が直接又は間接的に受動体203を
動かし、受動体203が動くことによって、トリガー2
07が突出し、引戸Sが閉まると、トリガー207が引
っ込められ、鎌体206が錠箱201から突出して受具
224に係合するものであればよい。
【0032】
【発明の効果】引戸開放時には、錠箱及び受具の相対向
する面から、ラッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を
突出させないで、引戸を閉操作することによって鎌体を
受具に係止させることができるので、引戸閉鎖時のはね
返りを防止したり、開閉の都度面倒な施解錠の操作をせ
ずに気密性を向上させたりすることができるラッチ作用
を確保しながら、引戸開放時に通行する際、邪魔な鎌体
やトリガーを突出させず、体や衣服が引っ掛かる危険性
を排除することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の取付状態の正面図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】第1実施例の錠箱の蓋を外した状態の正面図。
【図4】第1実施例の動作を説明するための正面図。
【図5】同じく、第1実施例の動作を説明するための正
面図。
【図6】同じく、第1実施例の動作を説明するための正
面図。
【図7】同じく、第1実施例の動作を説明するための正
面図。
【図8】同じく、第1実施例の動作を説明するための正
面図。
【図9】同じく、第1実施例の動作を説明するための正
面図。
【図10】第1実施例の錠箱の蓋を外した状態の斜視
図。
【図11】第1実施例の分解斜視図。
【図12】第2実施例の取付状態の正面図。
【図13】図12のA−A線断面図。
【図14】図12のB−B線断面図。
【図15】図12のC−C線断面図。
【図16】第2実施例の錠箱の蓋を外した状態の正面
図。
【図17】第2実施例の動作を説明するための正面図。
【図18】同じく、第2実施例の動作を説明するための
正面図。
【図19】同じく、第2実施例の動作を説明するための
正面図。
【図20】同じく、第2実施例の動作を説明するための
正面図。
【図21】第2実施例の錠箱の蓋を外した状態の斜視
図。
【図22】第2実施例の分解斜視図。
【図23】第3実施例の取付状態の正面図。
【図24】図23のD−D線断面図。
【図25】図23のE−E線断面図。
【図26】第3実施例の錠箱の蓋を外した状態の正面
図。
【図27】第3実施例の動作を説明するための正面図。
【図28】同じく、第3実施例の動作を説明するための
正面図。
【図29】同じく、第3実施例の動作を説明するための
正面図。
【図30】同じく、第3実施例の動作を説明するための
正面図。
【図31】同じく、第3実施例の動作を説明するための
正面図。
【図32】同じく、第3実施例の動作を説明するための
正面図。
【図33】第3実施例の錠箱の蓋及び作動体を外した状
態の斜視図。
【図34】第3実施例の分解斜視図。
【符号の説明】
S 引戸 1 錠箱 2 作動体 3 受動体 4 鎌体 12 引手 13 操作体 24 受具 101 錠箱 102 作動体 103 受動体 104 鎌体 108 引手 109 操作体 123 受具 201 錠箱 202 作動体 203 受動体 204 鎌体 211 引手 212 操作体 224 受具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引戸を操作体で閉操作すると、錠箱から出
    没可能な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラ
    ッチ錠において、引戸開放時には、錠箱及び受具の相対
    向する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラッチ
    作用に関連する鎌体やトリガー等を突出させないように
    することができると共に、操作体を閉操作することによ
    って鎌体を受具に係止させることができることを特徴と
    する引戸用ラッチ錠。
  2. 【請求項2】引戸を操作体で閉操作すると、錠箱から出
    没可能な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラ
    ッチ錠において、引戸開放時には、錠箱及び受具の相対
    向する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラッチ
    作用に関連する鎌体やトリガー等を突出させないように
    することができると共に、操作体を閉操作することによ
    って操作体が直接又は間接的に受動体を動かし、受動体
    を動かすことによって鎌体を受具に係止させることがで
    きることを特徴とする引戸用ラッチ錠。
  3. 【請求項3】引戸を操作体で閉操作すると、錠箱から出
    没可能な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラ
    ッチ錠において、引戸開放時には、錠箱及び受具の相対
    向する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラッチ
    作用に関連する鎌体やトリガー等を突出させないように
    することができると共に、操作体を閉操作することによ
    って操作体が直接又は間接的に受動体を動かし、受動体
    に取り付けられた鎌体を受具に係止させることができる
    ことを特徴とする引戸用ラッチ錠。
  4. 【請求項4】引戸を引手で閉操作すると、錠箱から出没
    可能な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラッ
    チ錠において、鎌体は、受具に係止する方向に付勢さ
    れ、受動体によって鎌体を錠箱から突出しない状態に保
    持できるように成し、引戸開放時には、錠箱及び受具の
    相対向する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラ
    ッチ作用に関連する鎌体やトリガー等を突出させないよ
    うにすることができると共に、操作体を閉操作すること
    によって操作体が直接又は間接的に受動体を動かし、受
    動体による鎌体の保持を解除して鎌体を受具に係止させ
    ることができることを特徴とする引戸用ラッチ錠。
  5. 【請求項5】引戸を引手で閉操作すると、錠箱から出没
    可能な鎌体を受具に係止させることができる引戸用ラッ
    チ錠において、引戸開放時には、錠箱及び受具の相対向
    する面からそれぞれ、鎌体を受具に係止させるラッチ作
    用に関連する鎌体やトリガー等を突出させないようにす
    ることができると共に、操作体を閉操作することによっ
    て操作体が直接又は間接的に受動体を動かし、受動体が
    トリガーを錠箱から突出させ、引戸が閉じる際にトリガ
    ーが対向する戸枠側に当接して鎌体が受具に係止するこ
    とを特徴とする引戸用ラッチ錠。
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