JPH11132464A - 点火器 - Google Patents

点火器

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JPH11132464A
JPH11132464A JP31639197A JP31639197A JPH11132464A JP H11132464 A JPH11132464 A JP H11132464A JP 31639197 A JP31639197 A JP 31639197A JP 31639197 A JP31639197 A JP 31639197A JP H11132464 A JPH11132464 A JP H11132464A
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JP
Japan
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liquid fuel
combustion
cartridge body
igniter
wick
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Application number
JP31639197A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kaneshiro
寛昭 金城
Akihiko Sakiyama
晃彦 崎山
Etsuo Sakamoto
悦夫 坂本
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Pegasus Candle Co Ltd
Original Assignee
Pegasus Candle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パーティのキャンドルに使用される点火器
で、空調の空気の流れによる炎の失火がなく、30分間
以上燃焼し続けても異常燃焼の発生がなく、使用直後も
液体燃料を手軽に安全に補充充填できる点火器を提供す
る。 【解決手段】 本体と点火部カートリッジ体とからなる
点火器であって、本体の一端には点火部カートリッジ体
3を収容する点火部カートリッジ体収容部を具備し、点
火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通気孔を有す
る耐火耐熱性の火炎部キャップと、火炎部キャップに装
着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃
料収容部と、燃焼芯とからなり、燃焼芯は燃焼芯支持筒
に支持され、その一方の先端を燃焼芯挿入孔より点火部
カートリッジ体外部に突出させ、他の部分は液体燃料収
容部内に収容されており、液体燃料収容部内には引火点
が50℃以上の液体燃料が充填されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に結婚披露宴や
記念式典等のパーティにおいてキャンドルの点火に使用
される、点火器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】結婚披露宴や記念式典等のパーティにお
けるキャンドルの点火には、従来より液化ガスを使用す
るいわゆるガストーチが広く使用されている。しかしな
がら、空調による風や移動の際の空気の流れによっても
炎が消えることがしばしばあり、せっかくの場の雰囲気
を損なわせるケースがあった。そこで、気流があっても
炎が消えにくい点火器として液体燃料を使用するキャン
ドルトーチ棒及び着火具が数種提案されている(実公平
8−6322公報、実開平7−22258公報、実開平
7−2762公報、特開平7−280264公報)。こ
れらのキャンドルトーチ棒及び着火具においては、液体
燃料がその収容されている液体燃料室やケースから漏れ
出るのを防止することが必要であり、実開平7−222
58公報においては、本体後部に握り位置を決めるグリ
ップ部を固着することにより、微細通気孔が必ず上部に
位置決めされ液漏れしにくくなる。また、実開平7−2
762公報においては、芯の周囲に充填材を挿置し、液
漏れを防いでいる。さらに、特開平7−280264公
報においては、液体燃料室前方に液溜まり空間を設ける
ことで液漏れをくい止めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液体燃料を使用する点
火器は液化ガスを使用するガストーチと比べて風等の気
流があっても炎が消えにくいという利点がある。しか
し、結婚披露宴や記念式典等のパーティなどの実際の使
用形態においては30分間以上にわたり炎が燃焼し続
け、しかもその間に点火器の火炎部は水平もしくはやや
下方に向けられていることが多いため、点火器の火炎部
の熱は液体燃料室に伝わり、液体燃料を加熱することに
なる。そのため、引火点の低いつまり揮発性の高い液体
燃料を使用すると、液体燃料室内で液体燃料が気化し液
体燃料室内の蒸気圧が上昇することとなり、その結果、
燃焼芯とその支持部との間隙や通気のための細孔から液
体燃料が漏れ出たり、気化された燃料ガスが噴き出し燃
焼する、といった異常燃焼が発生し易い。また、燃焼芯
が装着されているキャップを外して液体燃料を充填する
仕様となっている場合には、このキャップは使用時に火
炎にさらされており、使用後すぐはキャップがかなり高
温となっていてキャップの取り外しに困難が伴う。さら
にこの場合、液体燃料を液体燃料室の収容量一杯にいれ
てしまうと燃焼芯が装着されているキャップを再び取り
付ける際に、燃焼芯を液体燃料室内に収容しなければな
らないので、液体燃料があふれ出てしまうことがあっ
た。
【0004】前記公報に提案されているキャンドルトー
チ棒及び着火具においては、上記課題を解決するには至
っていない。実公平8−6322公報に提案されている
キャンドルトーチ棒では、先端を下げると液体燃料の液
漏れしやすい構成となっている。実開平7−22258
公報に提案されているキャンドルトーチ棒では、キャン
ドルトーチ棒が水平状態であれば微細通気孔は必ず上部
に位置し、該通気孔からの液漏れはないが、実際の使用
状態ではやや下方に向けて使用されることが多く、この
状態では燃焼火炎の熱が位置決めキャップを介して液体
燃料を加熱することとなり、液体燃料は液体燃料室内で
気化し該燃料室内の蒸気圧は上昇する。このとき該通気
孔は液体燃料と接する状態となっており、たとえ微細な
通気孔であっても液漏れし易くなる。実開平7−276
2公報に提案されている着火具では、液体ワックスを液
体燃料として使用し、さらに液体燃料を注入したケース
先端部の点灯芯の周囲に充填材を挿置してあるので、先
端を下方に向けても液漏れはしにくい。しかし、火炎部
近傍の材質について、液体燃料に火炎部の熱を伝えにく
くする配慮が全くされておらず、火炎部をやや下方に向
けての使用が持続すると、火炎部の熱が液体燃料を加熱
し液体燃料は液体燃料ケース内で気化し該ケース内の蒸
気圧は上昇し、点灯芯の挿入されている穴の間隙から気
化ガスが噴き出しそれに着火する、といった異常燃焼が
起こり易い。特開平7−280264公報に提案されて
いるキャンドルトーチ棒では、燃料室から漏れ出た液体
燃料を液溜まり空間に収容する構成となっているが、液
溜まり空間に燃料室から漏れ出た液体燃料が溜まれば液
溜まり空間を持たないキャンドルトーチ棒となんら変わ
ることはなく、課題の解決には至っていない。
【0005】本発明の目的は、主に結婚披露宴や記念式
典等のパーティにおいてキャンドルの点火に使用される
点火器であって、空調による風や移動の際の空気の流れ
によっても炎が消えることがなく、30分間以上にわた
り炎が燃焼し続け、さらに、液体燃料が漏れ出たり、気
化された燃料ガスが噴き出し燃焼する、といった異常燃
焼の発生がない点火器を提供することにある。さらに
は、使用直後においても液体燃料を手軽に安全に補充充
填できる点火器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、第一の発明
は、本体と点火部カートリッジ体とからなる点火器であ
って、上記本体の一端には上記点火部カートリッジ体を
収容する点火部カートリッジ体収容部を具備し、上記点
火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通気孔を有す
る耐火耐熱性の火炎部キャップと、上記火炎部キャップ
に装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液
体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、上記燃焼芯は上記
燃焼芯支持筒に支持され、その一方の先端を上記燃焼芯
挿入孔より上記点火部カートリッジ体外部に突出させ、
他の部分は上記液体燃料収容部内に収容されており、上
記液体燃料収容部内には引火点が50℃以上の液体燃料
が充填されるようにしたことを特徴とする、点火器であ
り、第二の発明は、燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する耐
火耐熱性の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装
着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃
料収容部と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体で
あって、上記燃焼芯は上記燃焼芯支持筒に支持され、そ
の一方の先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カート
リッジ体外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容
部内に収容されており、上記液体燃料収容部内には引火
点が50℃以上の液体燃料が充填されるようにしたこと
を特徴とする、点火部カートリッジ体であり、さらに第
三の発明は、第二の発明に記載の点火部カートリッジ体
であって、点火部カートリッジ体の液体燃料収容部の一
端に脱着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料注入
口を設けたことを特徴とする、点火部カートリッジ体で
ある。さらに第四の発明は、本体と点火部カートリッジ
体とからなる点火器であって、上記本体の一端には上記
点火部カートリッジ体を収容する点火部カートリッジ体
収容部を具備し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯
挿入孔及び通気孔を有する耐火耐熱性の火炎部キャップ
と、上記火炎部キャップに装着された耐熱性の合成樹脂
製の燃焼芯支持部を有する液体燃料収容部と、燃焼芯と
からなり、上記燃焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、
その一方の先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カー
トリッジ体外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収
容部内に収容されており、上記液体燃料収容部内には引
火点が50℃以上の液体燃料が充填されるようにしたこ
とを特徴とする、点火器であり、さらに第五の発明は、
燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する耐火耐熱性の火炎部キ
ャップと、上記火炎部キャップに装着された耐熱性の合
成樹脂製の燃焼芯支持部を有する液体燃料収容部と、燃
焼芯とからなる点火部カートリッジ体であって、上記燃
焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、その一方の先端を
上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体外部に
突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収容され
ており、上記液体燃料収容部内には引火点が50℃以上
の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴とする、
点火部カートリッジ体である。さらに、第六の発明は、
本体と点火部カートリッジ体とからなる点火器であっ
て、上記本体の一端には上記点火部カートリッジ体を収
容する点火部カートリッジ体収容部を具備し、上記点火
部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する
金属製の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着
された熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃料
収容部と、燃焼芯とからなり、上記燃焼芯は上記燃焼芯
支持筒に支持され、その一方の先端を上記燃焼芯挿入孔
より上記点火部カートリッジ体外部に突出させ、他の部
分は上記液体燃料収容部内に収容されており、上記液体
燃料収容部内には引火点が50℃以上の液体燃料が充填
されるようにしたことを特徴とする、点火器であり、第
七の発明は、燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する金属製の
火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着された熱
硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃料収容部
と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体であって、
上記燃焼芯は上記燃焼芯支持筒に支持され、その一方の
先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体
外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収
容されており、上記液体燃料収容部内には引火点が50
℃以上の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴と
する、点火部カートリッジ体であり、さらに第八の発明
は、第七の発明に記載の点火部カートリッジ体であっ
て、点火部カートリッジ体の液体燃料収容部の一端に脱
着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料注入口を設
けたことを特徴とする、点火部カートリッジ体である。
さらに第九の発明は、本体と点火部カートリッジ体とか
らなる点火器であって、上記本体の一端には上記点火部
カートリッジ体を収容する点火部カートリッジ体収容部
を具備し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔
及び通気孔を有する金属製の火炎部キャップと、上記火
炎部キャップに装着された熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯
支持部を有する液体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、
上記燃焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、その一方の
先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体
外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収
容されており、上記液体燃料収容部内には引火点が50
℃以上の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴と
する、点火器であり、さらに第十の発明は、燃焼芯挿入
孔及び通気孔を有する金属製の火炎部キャップと、上記
火炎部キャップに装着された熱硬化性合成樹脂製の燃焼
芯支持部を有する液体燃料収容部と、燃焼芯とからなる
点火部カートリッジ体であって、上記燃焼芯は上記燃焼
芯支持部に支持され、その一方の先端を上記燃焼芯挿入
孔より上記点火部カートリッジ体外部に突出させ、他の
部分は上記液体燃料収容部内に収容されており、上記液
体燃料収容部内には引火点が50℃以上の液体燃料が充
填されるようにしたことを特徴とする、点火部カートリ
ッジ体である。
【0007】本発明の点火器における点火部カートリッ
ジ体には、耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒を火炎部
キャップに装着するか、該火炎部キャップに装着された
耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持部を有する液体燃料収
容部を具備している。合成樹脂は熱伝導性の低い材質で
あるので、加熱された該火炎部キャップの熱が該液体燃
料収容部内に伝わりにくい。さらに、本発明の点火器に
おける点火部カートリッジ体の該液体燃料収容部には、
引火点が50℃以上の液体燃料が充填され使用されるの
で、加熱された該火炎部キャップの熱が該液体燃料収容
部内に伝わっても、該液体燃料の蒸気圧の上昇は小さ
く、該液体燃料の蒸気圧の上昇に伴い液体燃料が漏れ出
たり、気化された燃料ガスが噴き出し燃焼する、といっ
た異常燃焼の発生を防止することができ、安定した燃焼
状態を維持継続することが可能となった。さらには、本
発明の点火器における点火部カートリッジ体において
は、該点火部カートリッジ体の液体燃料収容部の一端に
脱着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料注入口を
設ける事により、使用直後においても液体燃料を手軽に
安全に補充充填することが可能となった。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、上記本発明の点火器の一
例を図面にて説明する。図1は、本発明の点火器におけ
る点火器本体の一例の断面図である。該点火器本体1
は、先端に脱着可能な火口カバー2と点火部カートリッ
ジ体3を収容する点火部カートリッジ体収容部4を、後
端に使用時に手で持つためのグリップ部7を有し、両者
を本体パイプ5で連結している。また、該グリップ部7
と該本体パイプ5との境目には意匠性と取り扱いに便利
なようにガード6が設けられている。該火口カバー2
は、該カートリッジ体収容部4に該点火部カートリッジ
体3を収容した後に該点火器本体1先端に装着され、該
点火部カートリッジ体3を固定すると共に火炎への風な
どの気流の影響を防ぐ役目をする。また、図2は、本発
明の点火部カートリッジ体3の一例の断面図である。該
点火部カートリッジ体3は、燃焼芯挿入孔9及び通気孔
10を有する耐火耐熱性の火炎部キャップ8と、該火炎
部キャップ8に装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯
支持筒13と、液体燃料収容部14と、燃焼芯11とか
らなり、該燃焼芯11は該燃焼芯支持筒13に堅く支持
されており、また、該燃焼芯11の先端は該火炎部キャ
ップ8に設けられた該燃焼芯挿入孔9より該点火部カー
トリッジ体3外部に突出させ、他の部分は該液体燃料収
容部14内に収容されており、該液体燃料収容部14内
には引火点が50℃以上の液体燃料15が充填されてい
る。さらに、該火炎部キャップ8と該燃焼芯支持筒13
と該液体燃料収容部14はパッキン16を介して密着状
態に接続されている。また、該火炎部キャップ8内側に
は、該燃焼芯挿入孔9及び該通気孔10よりの該液体燃
料15の漏れを防ぐために、充填材17が充填されてい
る。
【0009】さらに、図3は、本発明の点火部カートリ
ッジ体3の他の一例の断面図である。該点火部カートリ
ッジ体3は、燃焼芯挿入孔9及び通気孔10を有する耐
火耐熱性の火炎部キャップ8と、該火炎部キャップ8に
装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒13と、
液体燃料収容部14と、燃焼芯11とからなり、該燃焼
芯11は該燃焼芯支持筒13に堅く支持されており、ま
た、該燃焼芯11の先端は該火炎部キャップ8に設けら
れた該燃焼芯挿入孔9より該点火部カートリッジ体3外
部に突出させ、他の部分は該液体燃料収容部14内に収
容されており、該液体燃料収容部14内には引火点が5
0℃以上の液体燃料15が充填されている。さらに、該
火炎部キャップ8と該燃焼芯支持筒13と該液体燃料収
容部14はパッキン16を介して密着状態に接続されて
いる。また、該点火部カートリッジ体3の液体燃料収容
部14の一端に、パッキン16を介して脱着可能な液体
燃料注入栓18を装着した液体燃料注入口が設けられて
いる。また、図3に示す該点火部カートリッジ体3には
内芯と外周芯とからなる燃焼芯11が使用されており、
燃焼芯内芯12のみを該火炎部キャップ8に設けられた
該燃焼芯挿入孔9より該点火部カートリッジ体3外部に
突出させており、該火炎部キャップ8内側に残った燃焼
芯外周芯は、該燃焼芯挿入孔9及び該通気孔10よりの
該液体燃料15の漏れを防ぐための充填材の役目をな
す。図4は、本発明の点火器の一例の断面図である。図
1に示す点火器本体1の点火部カートリッジ体収容部4
に図3に示す点火部カートリッジ体3を収容した後、該
点火器本体1先端に火口カバー2を装着し該点火部カー
トリッジ体3を固定している。
【0010】又図5は、本発明の点火部カートリッジ体
3の他の一例の断面図である。該点火部カートリッジ体
3は、燃焼芯挿入孔9及び通気孔10を有する耐火耐熱
性の火炎部キャップ8と、該火炎部キャップ8に装着さ
れた燃焼芯支持部21を有する液体燃料収容部14と、
燃焼芯11とからなり、該液体燃料収容部14は耐熱性
の合成樹脂製である。該燃焼芯11は該液体燃料収容部
14の該燃焼芯支持部21に堅く支持されており、ま
た、該燃焼芯11の先端は該火炎部キャップ8に設けら
れた該燃焼芯挿入孔9より該点火部カートリッジ体3外
部に突出させ他の部分は該液体燃料収容部14内に収容
されており、該液体燃料収容部14内には引火点が50
℃以上の液体燃料15が充填されている。さらに、該火
炎部キャップ8と該液体燃料収容部14はパッキン16
を介して密着状態に接続されている。また、該点火部カ
ートリッジ体3の該液体燃料収容部14の一端に脱着可
能な液体燃料注入栓18を装着した液体燃料注入口が設
けられている。該液体燃料注入栓18を外し、液体燃料
注入口より液体燃料15を注入する際には、該火炎部キ
ャップ8の該通気孔10より該液体燃料15が漏れ出る
のを防ぐため、該火炎部キャップ8先端に燃焼芯キャッ
プ20を装着して該液体燃料15を注入する。また、図
5に示す該点火部カートリッジ体3には内芯と外周芯と
からなる燃焼芯11が使用されており、燃焼芯内芯12
のみを該火炎部キャップ8に設けられた該燃焼芯挿入孔
9より該点火部カートリッジ体3外部に突出させてお
り、該火炎部キャップ8内側に残った燃焼芯外周芯は、
該燃焼芯挿入孔9及び該通気孔10よりの該液体燃料1
5の漏れを防ぐための充填材の役目をなす。
【0011】本発明の点火器の点火器本体1の形状及び
大きさは、通常の使用に差し支えない範囲であれば、特
に限定はされない。一般的に使用されている形状及び大
きさとしては、ガード6を除いて、細長い円柱形状で、
長さ方向に全長850mm程度、径が20mm程度の物
がよく使用されており、またパーティ等のキャンドル点
火用の点火器としては上記サイズ前後のものが使用し易
いと言える。本発明の点火器の点火部カートリッジ体収
容部4は、先端方向に開口された中空筒形状をしてい
て、点火部カートリッジ体3を収容する。そのため、該
点火部カートリッジ体収容部4内壁の形状は該点火部カ
ートリッジ体3の形状に沿ったものとするのが一般的で
ある。また、該点火部カートリッジ体3と該点火部カー
トリッジ体収容部4内壁の間に若干の空間を形成するよ
うに設計すれば断熱効果が期待でき、火炎部の熱が他の
部分、特に該点火部カートリッジ体3の液体燃料収容部
14に伝わるのを防ぐことができる。
【0012】さらに、本発明の点火器の点火器本体1に
は点火部カートリッジ体3が点火部カートリッジ体収容
部4にがたつく事なく固定されるような固定手段が施さ
れる。例えば、該点火部カートリッジ体収容部4内側に
弾性体のスぺーサー部を設け、該点火部カートリッジ体
3を該スぺーサー部に密着状態に押し込み固定する手段
や、該点火部カートリッジ体3と該点火部カートリッジ
体収容部4双方にネジ部や溝部を設け、ねじ込み固定や
はめ込み固定する手段や、該点火部カートリッジ体収容
部4に嵌着用爪部を設け、該点火部カートリッジ体3を
嵌着固定する手段などが使用できる。中でも、火炎への
風などの気流の影響を防ぐ役目をする火口カバー2で該
点火部カートリッジ体3を押さえ込み固定する手段は、
新たに余分な部品を必要とせず、また、該点火部カート
リッジ体3が抜け落ちる恐れもなく確実であり好ましい
ものと言える。該火口カバー2は該点火部カートリッジ
体3を固定すると共に火炎への風などの気流の影響を防
ぐ役目をするため、火炎部を囲む形状に成型される。ま
た、該火口カバー2は、該点火部カートリッジ体収容部
4とネジ込み、嵌着、はめ込み等の手段で、脱着可能に
接続されてもよいし、双方の間にヒンジ部を設けるなど
して脱着不可能に接続されてもよい。
【0013】本発明の点火器の点火器本体1の内、点火
部カートリッジ体収容部4の材質については、火炎部に
接する点火部カートリッジ体3が該点火部カートリッジ
体収容部4に収容されるので、耐熱性を考慮して材質を
選ぶのがよい。例えば、耐熱性合成樹脂や金属、耐熱性
ガラス、磁器、陶器、セラミックスなどが使用可能であ
り、そのうち、真鍮、アルミニウムやその合金、スチー
ルなどの金属は、耐熱耐火性に優れまた頻繁な使用に対
しても丈夫であり好ましいものと言える。とりわけ、ア
ルミニウムやその合金製とすれば軽量化が図れ、パーテ
ィ等のキャンドル点火用の点火器としては使用時の取り
扱いが手軽になり、より好ましいと言える。本発明の点
火器の点火器本体1の先端に装着される火口カバー2
は、使用時には燃焼火炎にさらされるため、金属等の高
い耐火耐熱性を有する材質で作成されるのが望ましい。
また、本発明の点火器の点火器本体1の本体パイプ5、
ガード6、グリップ部7の材質については、特に耐熱性
を考慮する必要はなく、特に限定はされない。一般的に
使用されている形状や使用方法などからすると、金属、
合成樹脂、木、ガラス、磁器、陶器、セラミックスなど
が、使用可能である。中でも、アルミニウムやその合金
は、比重が小さく軽量化が図れるうえ、加工が容易であ
り、また、外観上の重量感も得られ、頻繁な使用に対し
ても丈夫である事などから、好ましい材質と言える。
【0014】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
の形状及び大きさは、通常の使用に差し支えない範囲で
あれば、特に限定はされない。点火器本体1の点火部カ
ートリッジ体収容部4内に収容されるため、該点火器本
体1の一般的に使用されている形状及び大きさを考慮す
ると、細長い円柱形状で、長さ方向に全長200mm程
度、径が12mm程度の物が好ましい。
【0015】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
を構成する火炎部キャップ8は、使用時に燃焼火炎と接
するため、金属、耐熱ガラス、磁器、陶器、セラミック
スなどの耐火耐熱性を有する材質で作成され、中でも、
真鍮、アルミニウム、アルミニウム合金、スチールなど
の金属が、耐火耐熱性に加えて加工のし易さなどから特
に望ましい。液体燃料15がその接続部から漏れ出るこ
との無いよう、該火炎部キャップ8は燃焼芯支持筒13
や液体燃料収容部14とパッキン16を介して密着状態
に接続されている。そのため、該火炎部キャップ8、該
燃焼芯支持筒13、該液体燃料収容部14は、連続した
形状であることが好ましい。該火炎部キャップ8には中
央部付近に燃焼芯11を挿入支持できる燃焼芯挿入孔9
を、また中央部付近を避けて通気のための通気孔10を
有する。使用時に該液体燃料15が該燃焼芯挿入孔9か
ら漏れ出ることのないようにするためには、該燃焼芯1
1は該燃焼芯挿入孔9に堅く嵌着されている事が望まし
く、そのため該燃焼芯挿入孔9の径は、使用する該燃焼
芯11の径よりも小さく決定される。一般に使用される
燃焼芯の径からすると、該燃焼芯挿入孔9の径は、通常
1.8mm〜4.0mm程度であり、好ましくは2.0
mm〜3.0mm程度である。また、該液体燃料15が
該燃焼芯11先端の火炎部で燃焼しそれに伴って該液体
燃料15は該燃焼芯に供給されており、該点火部カート
リッジ体3内部に収容されている該液体燃料15は減少
するが、その際該点火部カートリッジ体3外部から内部
へ該液体燃料15の減少分だけの空気の供給が必要とな
る。また、燃焼火炎の熱により該点火部カートリッジ体
3内部においても該液体燃料15が加熱され気化し該点
火部カートリッジ体3内部の圧が異常に高くなり、該燃
焼芯挿入孔9と該燃焼芯11との間隙より該液体燃料1
5や気化ガスが噴き漏れ出す可能性がある。そこで、こ
の気化ガスを該点火部カートリッジ体3外部に逃がす必
要がある。このため、該火炎部キャップ8には通気のた
めの通気孔10が設けられている。該通気孔10は、大
きすぎると該液体燃料15が漏れ出す可能性が高くな
り、また、小さすぎると通気がスムーズに行われず該燃
焼芯挿入孔9と該燃焼芯11との間隙や該通気孔10よ
り該液体燃料15や気化ガスが噴き漏れ出す可能性があ
るため、該通気孔10の径は、通常0.3mm〜1.2
mm程度であり、さらには0.5mm〜1.0mm程度
が好ましい。
【0016】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
を構成する燃焼芯支持筒13は液体燃料収容部4と別部
品として構成してもよく、また、該液体燃料収容部4の
一部分を燃焼芯支持部21として構成し、燃焼芯11を
堅く支持してもよい。後者の場合、該燃焼芯支持部21
側からの液体燃料15の補充充填は困難なので、該液体
燃料収容部14の一端に脱着可能な液体燃料注入栓18
を装着した液体燃料注入口を設けるのが望ましい。ただ
し、該点火部カートリッジ体3を一度きりの使用で使い
捨てとして設計する場合には、もちろん該液体燃料の補
充充填について考慮する必要はない。本発明の点火器の
点火部カートリッジ体3を構成する燃焼芯支持筒13
と、液体燃料収容部4の燃焼芯支持部21の材質として
は、使用時に充填される液体燃料15に対して耐薬品性
であり耐熱性の合成樹脂であれば、特に限定しないが、
例えば、熱硬化性ポリブタジエン、エポキシ樹脂、ケイ
素樹脂、フッ素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂や、メタ系アラミド、パラ系アラミドなどの芳
香族ポリアミドや、全芳香族ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリエー
テル、ポリエーテルケトン、ポリスルホン、ビスマレイ
ミドトリアジン樹脂、カルボジイミド樹脂、ポリベンゾ
イミダゾールなどの合成樹脂が使用可能である。とりわ
け、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フェノール樹脂などの熱硬化性合成樹脂が、汎用性
があり好ましい材料といえる。また、上記の合成樹脂
に、耐熱性向上あるいは強度向上のために、木粉、パル
プ、紙、綿布やガラス繊維、カーボン繊維、ウイスカ、
アスベスト、マイカなどの無機材料や、アラミド繊維、
綿、麻、レーヨンなどの有機繊維などを配分してもよ
い。
【0017】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
を構成する液体燃料収容部14において、燃焼芯支持部
21以外の部分の材質については燃焼芯支持筒13や該
燃焼芯支持部21ほど耐熱性は要求されない。また、該
液体燃料収容部14内の液体燃料15に燃焼火炎よりの
熱をできるだけ伝えないよう、熱伝導性が低いものが好
ましい。そのため、耐熱性の合成樹脂はもとより、使用
時に充填される液体燃料15に対して耐薬品性であれば
耐熱性の合成樹脂以外の合成樹脂や耐熱ガラス、セラミ
ックス等も使用可能である。中でも、ポリカーボネー
ト、アクリル樹脂等の透明性を有する合成樹脂は、熱伝
導性が低く該液体燃料15に燃焼火炎よりの熱を伝えに
くいことはもとより、該液体燃料収容部14内の該液体
燃料の収容量が視認でき、好ましい材質といえる。該液
体燃料収容部14に該燃焼芯支持部21を設け燃焼芯を
支持する形態の点火部カートリッジ体3においては、耐
熱性の合成樹脂で成形される該液体燃料収容部14の該
燃焼芯支持部21と該燃焼芯支持部21以外の部分と
は、違う材質で成形されてもよいし同じ材質で一体型と
して成形されてもよい。
【0018】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
においては、液体燃料15がその接続部から漏れ出るこ
とのないよう、火炎部キャップ8と、燃焼芯支持筒13
あるいは液体燃料収容部14との接続部や、燃焼芯支持
筒13と液体燃料収容部14との接続部は、耐薬品性、
耐熱性であり密着度のよいニトリルゴム、フッ素ゴム、
シリコンゴムなどで成形されたパッキン16を介して密
着状態に接続される。接続方法は、ネジ込み式が一般的
であるが嵌着、はめ込み、融着、接着などの手段が使用
できる。また、該点火部カートリッジ体3を一度きりの
使用で使い捨てとして設計する場合には、パッキン16
を使用せず、融着、接着等の手段で火炎部キャップ8か
ら燃焼芯支持筒13、液体燃料収容部14までを一体に
成形してもよい。
【0019】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
の液体燃料収容部14の一端に脱着可能な液体燃料注入
栓18を装着した液体燃料注入口を設ける場合、液体燃
料15がその接続部から漏れ出ることのないよう、該液
体燃料収容部14と該液体燃料注入栓18は上記パッキ
ン16を介して密着状態に接続されている。該液体燃料
注入栓18は金属または液体燃料収容部14の成形に使
用可能な合成樹脂等で成形されれば、加工し易くまた耐
薬品性、耐熱性からも好ましい。また、該液体燃料収容
部14と該液体燃料注入栓18の接続手段は、ネジ込み
式が一般的であるが嵌着、はめ込み等の通常の手段で脱
着可能に接続すればよい。また、液体燃料15の注入の
際に、火炎部キャップ8の通気孔10より該液体燃料1
5が漏れ出るのを防ぐため、該火炎部キャップ8先端に
装着される燃焼芯キャップ20は、該通気孔10に密着
してふさいでしまうことにより該液体燃料15が漏れ出
なくする構成とするのがよく、外側の材質は問わない
が、内側の該通気孔10に密着する部分については、上
記パッキン16に使用されるものと同じ材質とするのが
好ましい。
【0020】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
に使用される燃焼芯11としては、木綿、グラスファイ
バー等や、またはそれらの複合繊維を束ねあるいは縄状
にしたものなどが使用可能である。また、図3及び図5
で示されているような、縄状の内芯とその周りに編み込
んだ外周芯からなる二重構造の燃焼芯を使用し、該燃焼
芯の一端は液体燃料収容部14の底部まで挿入され、他
の一端の燃焼芯内芯12のみを火炎部キャップ8に設け
られた燃焼芯挿入孔9より該点火部カートリッジ体3外
部に突出させる形態にするなら、使用による燃焼芯の消
耗の際に該燃焼芯内芯12のみを引き出してゆけば、燃
焼芯外周芯は該液体燃料収容部14内部に留まったまま
であり、該液体燃料15が少なくなった場合にも該燃焼
芯内芯12への該液体燃料15の供給がスムーズに行わ
れ、安定した燃焼状態が維持でき、本発明の点火器用燃
焼芯としてより好ましいものといえる。例えば、径3m
m程度の縄状の内芯とその周りに編み込んだ外周芯から
なる径7mm程度の二重構造の燃焼芯を使用し、燃焼芯
内芯を火炎部キャップに設けられた燃焼芯挿入孔より7
mm〜12mm程度突出させ使用すると、液体燃料がす
べて燃焼に使われてなくなるまで安定した燃焼状態が維
持できる。
【0021】また、図2に示されているような、二重構
造を持たない燃焼芯を使用する場合には、火炎部キャッ
プ8内側に充填材17を充填することにより燃焼芯挿入
孔9及び通気孔10よりの液体燃料15の漏れを防ぐ事
ができる。該充填材17としては、ガラスウール、綿等
が使用できる。
【0022】本発明の点火器の点火部カートリッジ体3
に充填され使用される液体燃料15としては、50℃以
上の引火点を有するものであれば特に限定されないが、
例えば灯油留分(C10〜C15)や軽油留分(C15〜C2
0)のノルマルパラフィン、n−トリデカン、n−テト
ラデカンなどのパラフィン系炭化水素等が燃焼時に油煙
が発生しにくく好ましいといえる。また、例えば、エチ
ルジグリコール等のグリコール誘導体、プロピレングリ
コール等の液体燃料にリチウム、ナトリウム、ストロン
チウム、バリウム、銅、カリウムなどの元素の炭酸塩、
シュウ酸塩、硝酸塩などの金属化合物を配合した液体燃
料15を使用すれば、点火器の燃焼火炎を好みの色の着
色炎とすることができ、使用雰囲気にあった好ましい演
出が可能となる。さらに、上記液体燃料15は、単独で
用いるのはもちろん、引火点の調整や燃焼性の改善の目
的で複数の種類を混和して用いてもよい。また、上記の
液体燃料に、例えばラベンダー、ローズ、レモン等の所
定量の香料を配合してもよく、この場合には、燃焼に伴
う臭いの隠蔽や好ましい香りの発散効果が期待できる。
【0023】なお、液体燃料15の引火点が高くなるに
つれ、概して粘度が大きくなり燃焼芯11への吸い上げ
能力が低下し、スムーズな該液体燃料15の供給が難し
くなっていく。さらに、使用に伴い、液体燃料収容部1
4内の該液体燃料15が減少すると、該燃焼芯11への
該液体燃料15の供給もしだいに減少してゆき、燃焼火
炎が小さくなる傾向となり好ましくない現象を生じる。
したがって、使用する液体燃料15の引火点の上限の目
安は100℃以下が好ましく、とりわけ、60〜80℃
程度の引火点を有する該液体燃料15を使用すれば、安
定した燃焼状態を維持でき、より好ましい。
【0024】本発明の点火部カートリッジ体3は、点火
器本体の点火部カートリッジ体収容部4に収容されて使
用されるほかに、図6に示すように該点火器本体の先端
にねじ込み、嵌着、はめ込み等の手段で接続された形態
で用いることも可能である。また、図7に示すように該
点火部カートリッジ体収容部4にその一部を収容され燃
焼部側は外部に出た形態で用いることもできる。さらに
は、もし必要であれば、該点火部カートリッジ体3単独
で使用することもできる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の点火器を実施例及び比較例を
用いて、さらに具体的に説明する。実施例1及び実施例
2、比較例1ないし比較例4: 以下に示すような点火
器を用意した。図4に示すような点火器であって、該点
火器の真鍮製の火口カバー2以外の点火器本体の部材が
アルミニウム合金製であり、該点火器本体の点火部カー
トリッジ体収容部4に収容される点火部カートリッジ体
3は、軸方向に径0.8mmの通気孔10と径2.3m
mの燃焼芯挿入孔9を設けた真鍮製の点火部キャップ
と、熱硬化性合成樹脂であるフェノール樹脂で成形され
た内径6.7mm、外径12mm、長さ35mmの燃焼
芯支持筒13と、内径9mm、外径12mm、長さ13
0mmのポリカーボネート製の円筒形状の液体燃料収容
部14とが、ニトリルゴム製のパッキンを介して互いに
嵌着されている。また、上記の点火部カートリッジ体3
には、径3mmの密に編んだ縄状の内芯とその周りに緩
く編み込んだ外周芯とからなる二重構造の径6mm、長
さ185mmの燃焼芯11を用い、該燃焼芯内芯12
を、上記の火炎部キャップ8の該燃焼芯挿入孔9より8
mm突出させ、該燃焼芯11のもう一端が上記液体燃料
収容部14の内底部に接触するように該燃焼芯を配置し
た。さらに、該点火部カートリッジ体3内に液体燃料と
して引火点50℃のノルマルパラフィン(N−10、日
鉱石油化学製)6ml充填し、該点火部カートリッジ体
3を点火器本体の該点火部カートリッジ体収容部4に収
容させ、この点火器を実施例1サンプルとした。また、
燃焼芯支持筒13の材質のみを硬質ガラスに置き換え、
他の条件はすべて上記の実施例1サンプルと同じとした
点火器を比較例1サンプルとした。次に、液体燃料15
以外の条件はすべて上記の実施例1サンプルと同じと
し、液体燃料として引火点−11℃のAベンジン(優良
Aベンジン、イッセイ製)、引火点46℃のn−デカン
(東京化成製)、引火点99℃のノルマルパラフィン
(N−13、日鉱石油化学製)、引火点113℃のノル
マルパラフィン(N−14、日鉱石油化学製)をそれぞ
れ6ml該点火部カートリッジ体3内に充填し、該点火
部カートリッジ体3を点火器本体の該点火部カートリッ
ジ体収容部4に収容させ、この点火器をそれぞれ比較例
2サンプル、比較例3サンプル、実施例2サンプル及び
比較例4サンプルとした。
【0026】次に、実施例1及び実施例2サンプル、比
較例1ないし比較例4サンプルをそれぞれ、先ず点火前
に点火器の先端を俯角45゜の角度で下方に1分間保持
し、液体燃料の漏れ出しの有無を観察した。さらに、実
際の使用形態を想定して、各サンプルの点火器を水平に
なるように保持した後に点火し、炎の大きさ、炎の噴き
出し等の燃焼状態を観察した。上記燃焼テストの評価結
果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】実施例1サンプル及び比較例1サンプル
は、共に液体燃料の漏れ出しは認められなかった。実施
例1サンプルにおいては自然消火までの32分間、炎の
大きさが一定しており油煙の発生もなく極めて良好な燃
焼状態を維持し、燃焼持続時間の目標である30分間を
達成した。一方、比較例1サンプルは当初の10分間程
は炎が比較的安定してたが、徐々に炎が大きくなり20
分経過後よりやや油煙が発生し始めた。また燃焼時間
は、目標である30分間を7分間下回る23分間であっ
た。比較例1サンプルの燃焼テストでは、燃焼火炎によ
り熱せられた火炎部キャップ8の熱が比較的熱伝導性の
大きい硬質ガラス製の燃焼芯支持筒13に伝わりやす
く、充填されている液体燃料15を熱することとなり、
液体燃料15の燃焼芯11への吸い上げが促進され、そ
れに伴って炎が大きくなっていったと解釈できる。
【0029】次に、実施例1及び実施例2サンプル、比
較例2ないし比較例4サンプルの評価結果を見ると、実
施例2サンプルについては、上記した実施例1サンプル
とほぼ同様な評価結果で、すべての評価項目で良好な結
果となった。しかし、比較例2サンプルのAベンジンを
使用した点火器においては、液体燃料であるAベンジン
の粘性が低いため漏れ出し易かった。しかも、引火点が
低いために、燃焼芯支持筒13の材質が熱伝導性の低い
熱硬化性合成樹脂を使用しており燃焼火炎の熱は伝わり
にくくなっているにもかかわらず、加熱されることによ
る影響が5分経過ごろから出始めた。液体燃料の蒸気圧
の上昇により炎が大きくなり、12分経過ごろより、時
折、燃焼芯挿入孔と燃焼芯との間隙より炎の噴き出しが
観察され、燃焼時間も13分間と大幅に短かった。比較
例3サンプルでは、液体燃料の漏れ出しは認めらなかっ
たが、やや不安定な燃焼状態となり、また燃焼時間も、
目標である30分間よりも3分間短い27分間と、十分
に満足のいく評価結果とはならなかった。次に、比較例
4サンプルでは、引火点が113℃と高い分、粘性も大
きく燃焼芯への吸い上げ能力は低く、燃焼経過において
液体燃料が減少するにつれて該燃焼芯への該液体燃料の
供給も減少してゆき、炎が小さくなっていくのが観察さ
れた。本発明の点火器である実施例1及び実施例2サン
プルでは、上記のように燃焼火炎による熱の影響を受け
やすい条件での燃焼テストにもかかわらず、すべての評
価項目で満足のゆく結果であった。
【0030】
【発明の効果】上記構成により本発明の点火器は、空調
による風や移動の際の空気の流れによっても炎が消える
ことがなく、30分間以上にわたり炎が燃焼し続けるこ
とが可能となった。また、本発明の点火器における点火
部カートリッジ体には、耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支
持筒を火炎部キャップに装着するか、該火炎部キャップ
に装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持部を有す
る液体燃料収容部を具備している。合成樹脂は熱伝導性
の低い材質であるので、加熱された該火炎部キャップの
熱が該液体燃料収容部内に伝わりにくい。さらに、本発
明の点火器における点火部カートリッジ体の該液体燃料
収容部には、引火点が50℃以上の液体燃料が充填され
使用されるので、加熱された該火炎部キャップの熱が該
液体燃料収容部内に伝わっても、該液体燃料の蒸気圧の
上昇は小さく、該液体燃料の蒸気圧の上昇に伴い液体燃
料が漏れ出たり、気化された燃料ガスが噴き出し燃焼す
る、といった異常燃焼の発生を防止することができ、安
定した燃焼状態を維持継続することが可能となった。さ
らには、本発明の点火器における点火部カートリッジ体
においては、該点火部カートリッジ体の液体燃料収容部
の一端に脱着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料
注入口を設ける事により、使用直後においても液体燃料
を手軽に安全に補充充填することが可能となった。ま
た、該点火器の燃焼火炎を好みの色の着色炎とすること
もでき、使用雰囲気にあった好ましい演出が可能とな
る。さらに、液体燃料に、例えばラベンダー、ローズ、
レモン等の所定量の香料を配合してもよく、この場合に
は、燃焼に伴う臭いの隠蔽や好ましい香りの発散効果が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点火器の点火器本体の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明の点火器の点火部カートリッジ体の一例
を示す断面図である。
【図3】本発明の点火器の点火部カートリッジ体の他の
一例を示す断面図である。
【図4】本発明の点火器の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の点火器の点火部カートリッジ体のさら
に他の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の点火器の他の一例を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の点火器のさらに他の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 点火器本体 2 火口カバー 3 点火部カートリッジ体 4 点火部カートリッジ体収容部 5 本体パイプ 6 ガード 7 グリップ部 8 火炎部キャップ 9 燃焼芯挿入孔 10 通気孔 11 燃焼芯 12 燃焼芯内芯 13 燃焼芯支持筒 14 液体燃料収容部 15 液体燃料 16 パッキン 17 充填材 18 液体燃料注入栓 19 点火器 20 燃焼芯キャップ 21 燃焼芯支持部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と点火部カートリッジ体とからなる
    点火器であって、上記本体の一端には上記点火部カート
    リッジ体を収容する点火部カートリッジ体収容部を具備
    し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通
    気孔を有する耐火耐熱性の火炎部キャップと、上記火炎
    部キャップに装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支
    持筒と、液体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、上記燃
    焼芯は上記燃焼芯支持筒に支持され、その一方の先端を
    上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体外部に
    突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収容され
    ており、上記液体燃料収容部内には引火点が50℃以上
    の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴とする、
    点火器。
  2. 【請求項2】 燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する耐火耐
    熱性の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着さ
    れた耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃料収
    容部と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体であっ
    て、上記燃焼芯は上記燃焼芯支持筒に支持され、その一
    方の先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッ
    ジ体外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内
    に収容されており、上記液体燃料収容部内には引火点が
    50℃以上の液体燃料が充填されるようにしたことを特
    徴とする、点火部カートリッジ体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の点火部カートリッジ体
    であって、点火部カートリッジ体の液体燃料収容部の一
    端に脱着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料注入
    口を設けたことを特徴とする、点火部カートリッジ体。
  4. 【請求項4】 本体と点火部カートリッジ体とからなる
    点火器であって、上記本体の一端には上記点火部カート
    リッジ体を収容する点火部カートリッジ体収容部を具備
    し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通
    気孔を有する耐火耐熱性の火炎部キャップと、上記火炎
    部キャップに装着された耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支
    持部を有する液体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、上
    記燃焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、その一方の先
    端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体外
    部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収容
    されており、上記液体燃料収容部内には引火点が50℃
    以上の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴とす
    る、点火器。
  5. 【請求項5】 燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する耐火耐
    熱性の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着さ
    れた耐熱性の合成樹脂製の燃焼芯支持部を有する液体燃
    料収容部と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体で
    あって、上記燃焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、そ
    の一方の先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カート
    リッジ体外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容
    部内に収容されており、上記液体燃料収容部内には引火
    点が50℃以上の液体燃料が充填されるようにしたこと
    を特徴とする、点火部カートリッジ体。
  6. 【請求項6】 本体と点火部カートリッジ体とからなる
    点火器であって、上記本体の一端には上記点火部カート
    リッジ体を収容する点火部カートリッジ体収容部を具備
    し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通
    気孔を有する金属製の火炎部キャップと、上記火炎部キ
    ャップに装着された熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持筒
    と、液体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、上記燃焼芯
    は上記燃焼芯支持筒に支持され、その一方の先端を上記
    燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体外部に突出
    させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収容されてお
    り、上記液体燃料収容部内には引火点が50℃以上の液
    体燃料が充填されるようにしたことを特徴とする、点火
    器。
  7. 【請求項7】 燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する金属製
    の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着された
    熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持筒と、液体燃料収容部
    と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体であって、
    上記燃焼芯は上記燃焼芯支持筒に支持され、その一方の
    先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体
    外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収
    容されており、上記液体燃料収容部内には引火点が50
    ℃以上の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴と
    する、点火部カートリッジ体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の点火部カートリッジ体
    であって、点火部カートリッジ体の液体燃料収容部の一
    端に脱着可能な液体燃料注入栓を装着した液体燃料注入
    口を設けたことを特徴とする、点火部カートリッジ体。
  9. 【請求項9】 本体と点火部カートリッジ体とからなる
    点火器であって、上記本体の一端には上記点火部カート
    リッジ体を収容する点火部カートリッジ体収容部を具備
    し、上記点火部カートリッジ体は、燃焼芯挿入孔及び通
    気孔を有する金属製の火炎部キャップと、上記火炎部キ
    ャップに装着された熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持部
    を有する液体燃料収容部と、燃焼芯とからなり、上記燃
    焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、その一方の先端を
    上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリッジ体外部に
    突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部内に収容され
    ており、上記液体燃料収容部内には引火点が50℃以上
    の液体燃料が充填されるようにしたことを特徴とする、
    点火器。
  10. 【請求項10】 燃焼芯挿入孔及び通気孔を有する金属
    製の火炎部キャップと、上記火炎部キャップに装着され
    た熱硬化性合成樹脂製の燃焼芯支持部を有する液体燃料
    収容部と、燃焼芯とからなる点火部カートリッジ体であ
    って、上記燃焼芯は上記燃焼芯支持部に支持され、その
    一方の先端を上記燃焼芯挿入孔より上記点火部カートリ
    ッジ体外部に突出させ、他の部分は上記液体燃料収容部
    内に収容されており、上記液体燃料収容部内には引火点
    が50℃以上の液体燃料が充填されるようにしたことを
    特徴とする、点火部カートリッジ体。
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JP31639197A Pending JPH11132464A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 点火器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003214624A (ja) * 2002-01-24 2003-07-30 Noritz Corp 点火装置および燃焼装置
JP2008247738A (ja) * 2008-06-16 2008-10-16 Casio Comput Co Ltd 気化装置及び吸液部
US7712729B2 (en) 2005-03-29 2010-05-11 Casio Computer Co., Ltd. Vaporizing device and liquid absorbing member
JP2011163745A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Wonhwa Corporation Co Ltd 岩盤破砕のための発破用カートリッジ組立体{CartridgeAssemblyforCrushingRock}

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