JPH11131286A - めっき方法 - Google Patents

めっき方法

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Publication number
JPH11131286A
JPH11131286A JP30147497A JP30147497A JPH11131286A JP H11131286 A JPH11131286 A JP H11131286A JP 30147497 A JP30147497 A JP 30147497A JP 30147497 A JP30147497 A JP 30147497A JP H11131286 A JPH11131286 A JP H11131286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
gas
plating method
solderability
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30147497A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Narasaki
雅和 楢崎
Hideji Ito
秀治 伊藤
Shuzo Taguchi
修三 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP30147497A priority Critical patent/JPH11131286A/ja
Publication of JPH11131286A publication Critical patent/JPH11131286A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はんだの濡れ性やはんだ付け性が良好なめっ
き表面を形成するめっき方法を提供する。 【解決手段】 フープ状銅板をめっき装置に送り出し
(101)、Niめっき工程を実施する(102)。次に、Ag
めっき工程を実施し(103)、その後、マスキングしたテ
ープ材を除去して(104)、イオン交換水洗浄を施す(10
5)。最後に、還元性雰囲気で熱風乾燥させ(106)、出来
上がったリードフレーム材を巻き取って回収する(10
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき方法に関
し、特に、はんだ濡れ性、はんだ付け性が重要視される
リードフレーム等のフープ状金属板に連続してストライ
プめっきを施すめっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トランジスタ用のリードフレ
ームは、フープ状金属板にニッケル(Ni)、リン−ニ
ッケル(P−Ni)、銀(Ag)等を連続してストライ
プ状にめっきし、その後スタンピングして製造してい
る。
【0003】このようにして製造されたトランジスタ用
リードフレームに、半導体チップを搭載して、ワイヤボ
ンディング、モールド等を行って、トランジスタを製造
し、このトランジスタをプリント基板に実装している。
【0004】上述の半導体チップの搭載およびプリント
基板への実装においては、トランジスタ用のリードフレ
ームと、半導体チップおよびプリント基板との接続は、
半田付けによって行っており、良好なはんだの濡れ性や
はんだ付け性が要求される。
【0005】図2は、従来のフープ状金属板へのめっき
方法を示す。先ず、厚さ0.5mmで幅49.2mmの
フープ状銅板の金属材料をめっき工程に送り出す(20
1)。次に、送り出されたフープ状銅板に、ニッケル(N
i)めっき工程を実施する(202)。Niめっき工程(20
2)では、送り出されたフープ状銅板をアルカリ水溶液で
電解脱脂し、回収して水で洗浄した後、酸で洗浄し、更
に回収して水で洗浄し、厚さ2μmで幅20mmのNi
めっきを施して、再び回収して水で洗浄している。
【0006】このNiめっきの施されたフープ状銅板
に、銀(Ag)めっき工程を実施する(203)。Agめっ
き工程(203)では、テープ材でフープ状銅板の所定の部
分をマスキングし、シアンで洗浄した後、Agの下地め
っきを施し、更にAgめっきを施して、最後に回収して
水で洗浄している。
【0007】Agめっき工程後、マスキングしたテープ
材を除去して(204)、イオン交換水洗浄を施す(205)。
最後に、空気または窒素ガスをヒータで約100℃に加
熱し、その熱風で乾燥させ(206)、出来上がったリード
フレーム材を巻き取って回収している(207)。
【0008】このリードフレーム材は、上述したよう
に、半導体チップやプリント基板と、はんだ付けによっ
て接続されるため、めっき部分に良好なはんだの濡れ性
やはんだ付け性が要求されている。このため、めっき工
程(202 、203)後の乾燥では、上述のように、空気(外
気)や窒素ガスをヒータなどで約100℃に加熱した熱
風を吹き付けて、めっき表面から洗浄水を除去してい
る。また、これらの熱風の代わりに、空気を圧縮して高
圧にして吹き付け、洗浄水を除去する場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
めっき方法によれば、めっき後の洗浄水の除去を酸素を
含む空気をヒータで加熱または高圧にして吹き付けて行
っているため、めっき表面が酸化してはんだの濡れ性や
はんだ付け性が悪くなるという問題があった。
【0010】また、窒素ガスを加熱して吹き付ける場
合、窒素ガスは空気から製造するため、窒素ガスから酸
素を完全に除去することが出来ず、この含有酸素でめっ
き表面が酸化してはんだの濡れ性やはんだ付け性が悪く
なるという問題が生じていた。
【0011】従って、本願発明の目的は、はんだの濡れ
性やはんだ付け性が良好なめっき表面を形成するめっき
方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上に述べた
目的を実現するため、はんだ濡れ性、はんだ付け性が重
要視されるリードフレーム等の金属材へめっきを施し、
水洗浄後、気体でめっき表面を乾燥するめっき方法にお
いて、気体は、還元性気体であることを特徴とするめっ
き方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のフープ状金属板
へのめっき方法を示す。先ず、厚さ0.5mmで幅4
9.2mmのフープ状銅板の金属材料をめっき工程に送
り出す(101)。この送り出されたフープ状銅板にニッケ
ル(Ni)めっき工程を実施する(102)。このNiめっ
き工程(102)では、送り出されたフープ状銅板をアルカ
リ水溶液で電解脱脂し、回収して水で洗浄した後、酸で
洗浄し、更に回収して水で洗浄し、厚さ2μmで幅20
mmのNiめっきを施して、再び回収して水で洗浄して
いる。
【0014】次に、このNiめっきが施されたフープ状
銅板に、銀(Ag)めっき工程を実施する(103)。この
Agめっき工程(103)では、テープ材でフープ状銅板の
所定の部分をマスキングし、シアンで洗浄した後、Ag
の下地めっきを施し、更にAgめっきを施して、最後に
回収して水で洗浄している。
【0015】このAgめっき工程後、マスキングしたテ
ープ材を除去して(104)、イオン交換水洗浄を施す(10
5)。最後に、還元性雰囲気である約100℃で水素ガス
量1m3/hrの水素ガス雰囲気で、めっき表面を熱風
乾燥させ(106)、出来上がったリードフレーム材を巻き
取って回収している(107)。
【0016】以上、本発明のめっき方法を示したが、還
元性雰囲気である水素ガス雰囲気の代わりに、水素と炭
酸(CO2 )を混合した還元性炭酸ガス、水素とアルゴ
ンの混合ガス、水素と窒素の混合ガスを用いてもよい。
【0017】表1に、熱風乾燥用の気体を、従来の空気
や窒素ガスにした場合と、本発明に示したように還元性
雰囲気である水素ガス、水素と炭酸を混合した還元性炭
酸ガス、水素とアルゴンの混合ガス、水素と窒素の混合
ガスにした場合を示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1から判るように、めっき処理後の洗浄
水の除去を、空気や窒素ガスに代えて水素ガスなどの還
元性雰囲気で行うことによって、製造されるリードフレ
ーム材のはんだ濡れ性やはんだ付け性が向上した。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明のめっき方法によ
れば、めっき処理後の洗浄水の除去を還元性雰囲気で行
うこととしたため、製造するリードフレーム材のはんだ
濡れ性やはんだ付け性を向上し、はんだ不良を防止し、
製品歩留まりを向上することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のめっき方法を示す図である。
【図2】従来のめっき方法を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】はんだ濡れ性、はんだ付け性が重要視され
    るリードフレーム等の金属材へめっきを施し、水洗浄
    後、気体でめっき表面を乾燥するめっき方法において、 前記気体は、還元性気体であることを特徴とするめっき
    方法。
  2. 【請求項2】前記還元性気体は、水素ガスであることを
    特徴とする請求項1記載のめっき方法。
  3. 【請求項3】前記還元性気体は、水素ガスと炭酸ガスの
    混合ガスであることを特徴とする請求項1記載のめっき
    方法。
  4. 【請求項4】前記還元性気体は、水素ガスとアルゴンガ
    スの混合ガスであることを特徴とする請求項1記載のめ
    っき方法。
  5. 【請求項5】前記還元性気体は、水素ガスと窒素ガスの
    混合ガスであることを特徴とする請求項1記載のめっき
    方法。
JP30147497A 1997-11-04 1997-11-04 めっき方法 Pending JPH11131286A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403891B1 (ko) * 2007-10-10 2014-06-11 한국생산기술연구원 니켈-철 합금층과, 그의 전주 장치 및 전주 방법과, 그의제조 장치 및 방법
JP2019014950A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 メテック株式会社 めっき処理システム及びめっき処理方法

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