JPH11130524A - 軟磁性粉末、磁気シールド材、および磁気バーコード - Google Patents

軟磁性粉末、磁気シールド材、および磁気バーコード

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JPH11130524A
JPH11130524A JP9316185A JP31618597A JPH11130524A JP H11130524 A JPH11130524 A JP H11130524A JP 9316185 A JP9316185 A JP 9316185A JP 31618597 A JP31618597 A JP 31618597A JP H11130524 A JPH11130524 A JP H11130524A
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magnetic
soft magnetic
fine particles
manganese
magnetic powder
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JP9316185A
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Osamu Takeda
修 武田
Masao Shigeta
政雄 重田
Kazunori Hirai
一法 平井
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微粉化しても発火性が無く、優れた磁気シー
ルド特性が得られ、しかも磁気バーコード用としても適
している軟磁性粉末、それを用いた磁気シールド材、お
よび磁気バーコードを提供する。 【解決手段】 本発明の軟磁性粉末は、50%平均粒径
が0.3〜3μm、90%平均粒径が1〜5μmであっ
て、保磁力Hcが10〜40Oeであるマンガン−亜鉛系
フェライト微粒子で構成されている。この軟磁性粉末
は、プリペイドカード等の磁気カードの磁気シールド材
や磁気バーコードに好ましく用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にプリペードカード
等の磁気カードの磁気シールド材用として適し、磁気バ
ーコード形成用としても用いることのできる軟磁性粉
末、それを用いた磁気シールド材、および磁気バーコー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁化物体等の磁界発生源が他の物体や電
気回路等に影響を与えないようにするために、磁気シー
ルド材が用いられている。磁気シールド材としては、高
透磁率の金属板がシールド特性からは望ましいが、金属
板は、性質・コストなどの面で用途が著しく制限され
る。一方、粉末材料の場合には、これを塗料の形でシー
ルドの必要な個所に塗布したり、あるいは適当な可撓性
支持体などに塗布してシールド板としたり、様々な利用
が可能である。
【0003】このような磁性粉としては、従来は、アモ
ルファス磁性粉(特開平1−139702号)やセンダ
スト磁性粉(特開昭62−156204号)等の扁平状
の金属系磁性粉が用いられてきた。
【0004】磁気カードは、偽造・変造対策のため、セ
キュリティアップが強く望まれている。このため、さら
に高い磁気シールド特性が得られる軟磁性粉末の開発が
望まれている。
【0005】このためには、軟磁性粉末のさらなる微粉
末化が必須技術であるが、上記のアモルファスやセンダ
スト等の金属系磁性粉は、サブμmから数μmに微粉化
すると、発火する危険性があり、量産性が小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微粉化して
も発火性が無く、優れた磁気シールド特性が得られ、し
かも磁気バーコード用としても適している軟磁性粉末、
それを用いた磁気シールド材、および磁気バーコードを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の構成により達成される。 (1) 50%平均粒径が0.3〜3μm、90%平均
粒径が1〜5μmであって、保磁力Hcが10〜40Oe
であるマンガン−亜鉛系フェライト微粒子で構成された
軟磁性粉末。 (2) 前記マンガン−亜鉛系フェライトの主成分が、
Fe2 3 換算で50〜56mol%の酸化鉄と、Mn
O換算で20〜42mol%の酸化マンガンと、ZnO
換算で5〜27mol%の酸化亜鉛とからなる上記
(1)の軟磁性粉末。 (3) 上記(1)または(2)のマンガン−亜鉛系フ
ェライト微粒子と、結合剤とを含有する磁気シールド
材。 (4) 上記(1)または(2)のマンガン−亜鉛系フ
ェライト微粒子および扁平状軟磁性合金微粒子で構成さ
れた軟磁性粉末と、結合剤とを含有する磁気シールド
材。 (5) 前記軟磁性粉末中、前記マンガン−亜鉛系フェ
ライト微粒子の含有量が3〜20重量%である上記
(4)の磁気シールド材。 (6) 扁平状軟磁性合金微粒子と結合剤とを含有する
下地層、および上記(1)または(2)のマンガン−亜
鉛系フェライト微粒子と結合剤とを含有する表面層を備
えた磁気シールド材。 (7) 上記(1)または(2)のマンガン−亜鉛系フ
ェライトと、結合剤とを含有する磁気バーコード。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明のマンガン−亜鉛系フェラ
イト微粒子で構成される軟磁性粉末は、微粉末であるに
もかかわらず、発火の危険性がなく、かつ磁気シールド
特性が優れ、しかも磁気バーコード用として用いたと
き、微細でしかも分解能のよい磁気バーコードを形成す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の軟磁性粉末は、マンガン
−亜鉛系フェライト微粒子で構成されている。微粉でも
発火の危険性がない。また、フェライトには、マンガン
−亜鉛系フェライトの他、ニケッル−銅−亜鉛系フェラ
イト等種々のフェライトが存在するが、本発明でマンガ
ン−亜鉛系フェライトを用いた理由は、高透磁率、低保
磁力、高飽和磁束密度であるため、高い磁気シールド特
性を得ることができるためである。
【0010】本発明に用いられるマンガン−亜鉛系フェ
ライト微粒子は、50%平均粒径が0.3〜3μm、好
ましくは1〜3μm、90%平均粒径が1〜5μm、好
ましくは3〜5μmである。平均粒径が上記の範囲未満
であると、磁気特性の劣化、特に保磁力の増大により、
磁気シールド特性が劣化し、一方、上記範囲を超える
と、それを磁気シールド層に用いたとき、磁気ヘッドの
R/Wに対して影響のない、平滑な表面が得にくくな
り、一方、バーコードの形成に用いたとき、各バーコー
ドエレメントのエッジに滲みが出て、隣接するバーコー
ドエレメント同士の識別が困難になる(分解能が悪化す
る)。換言すると、平均粒径が上記範囲内のとき、良好
な磁気シールド特性、すなわち高透磁率、低保磁力およ
び高飽和磁束密度を持ち、磁気ヘッドのR/Wに対して
影響のない、平滑な表面の磁気シールド層、および微細
で分解能の良好なバーコードを得ることができる。具体
的には、従来の軟磁性粉末を用いた場合には、分解能等
を考慮すると、1mm当たり6〜8本のバーコードエレ
メントを描くのが限度であったが、本発明の軟磁性粉末
すなわちマンガン−亜鉛系フェライト微粒子を用いた場
合、1mm当たり10本以上のバーコードエレメントを
描くことが可能となる。
【0011】なお、上記50%平均粒径とは、軟磁性粉
末を構成するフェライト微粒子の重量を粒径の小さい方
から積算し、この値が軟磁性粉末全体の重量の50%に
達したときのフェライト微粒子の粒径である。また、こ
の場合の粒径は、光散乱法を用いた粒度分析計で測定し
た粒径である。より具体的には、光散乱法を用いた粒度
分析とは、試料を例えば循環しながらレーザー光やハロ
ゲンランプ等を光源としてフランホーファ回折あるいは
ミィ散乱の散乱角を測定し、粒度分布を測定するもので
ある。この詳細は、例えば「粉体と工業」VOL.19 No.7
(1987) に記載されている。また、90%平均粒径と
は、軟磁性粉末を構成するフェライト微粒子の重量を粒
径の小さい方から積算し、この値が軟磁性粉末全体の重
量の90%に達したときのフェライト微粒子の粒径であ
る。また、軟磁性粉末の最大粒径は、好ましくは70μ
m 、より好ましくは35μm 程度である。また、軟磁性
粉末の嵩密度は、好ましくは0.5〜2.5g/cm3 であ
る。粒径や嵩密度をこのような範囲とすることにより、
良好なシールド特性が得られるようになる。
【0012】本発明のマンガン−亜鉛系フェライト微粒
子は、10〜40Oe、好ましくは10〜30Oeの保磁力
Hcを備えている。保磁力Hcをこのこの範囲とするこ
とにより、磁気シールド材として用いた場合には磁気シ
ールド特性が良好になり、一方、バーコードの形成に用
いた場合には、高いバーコード出力を磁気ヘッドから低
い駆動電流で得ることができる。
【0013】本発明に用いられるマンガン−亜鉛系フェ
ライト微粒子は、その主成分が、Fe2 3 換算で50
〜56mol%、好ましくは51〜54mol%の酸化
鉄と、MnO換算で20〜42mol%、好ましくは2
4〜36mol%の酸化マンガンと、ZnO換算で5〜
27mol%、好ましくは10〜25mol%の酸化亜
鉛とからなる。
【0014】酸化鉄の含有量を上記の範囲にした理由
は、この範囲未満であると、透磁率が低くなるからであ
り、この範囲を超えると、透磁率が劣化するからであ
る。
【0015】酸化マンガンの含有量を上記の範囲にした
理由は、この範囲未満であると、飽和磁束密度が低くな
るからであり、この範囲を超えると、保持力が高くなる
からである。
【0016】酸化亜鉛の含有量を上記の範囲にした理由
は、この範囲未満であると、保持力が高くなるからであ
り、この範囲を超えると、保磁力Hc、飽和磁束密度が
ともに劣化するからである。
【0017】本発明のマンガン−亜鉛系フェライトに
は、副成分として、SiO2換算で80〜200ppm 、
好ましくは100〜150ppm の酸化ケイ素と、CaO
換算で150〜1500ppm 、好ましくは100〜10
00ppm の酸化カルシウムと、Nb25換算で50〜5
00ppm 、好ましくは100〜400ppm の酸化ニオブ
と、V25換算で50〜600ppm 、好ましくは100
〜500ppm の酸化バナジウムと、Bi23換算で50
〜300ppm 、好ましくは100〜200ppm の酸化ビ
スマスを添加することが好ましい。
【0018】これらの添加理由、および添加量を上記の
ように規定した理由は次の通りである。焼結密度を上
げ、飽和磁束密度、透磁率の改善を行う。焼結粒子を制
御し粉砕時の粉砕効率の改善と、粒度分布の改善を行
う。
【0019】本発明の軟磁性粉末は、10〜50、特に
20〜50の最大透磁率μm が得られる。
【0020】以下、本発明の軟磁性粉末を構成するマン
ガン−亜鉛系フェライト微粒子の製造方法について説明
する。まず、主成分原料と副成分原料との混合物に、適
当なバインダー、例えばポリビニルアルコール等を適当
量、例えば0.1〜1.0重量%加え、スプレードライ
ヤー等を用いて粒径80〜200μm 程度の顆粒とした
後、焼成する。焼成の際には、例えば、こう鉢中におい
て酸素濃度を制御した雰囲気下において、焼結温度まで
50〜300℃/hr程度の昇温速度で徐熱し、通常、
1100〜1250℃の範囲の所定温度に4〜5時間程
度保持することによって焼結を完了させる。焼結完了後
は、酸素濃度を制御した雰囲気中で、降温速度50〜3
00℃/hr程度で冷却することが好ましい。
【0021】このような焼成に際しては、少なくとも昇
温時1000℃以上の温度から温度保持工程まで、より
好ましくは1000℃以上の温度範囲において、酸素分
圧を5%以下、特に3%以下、さらには0.3〜1.0
%とすることが好ましい。
【0022】焼成は、通常、プッシャー炉で行うことが
好ましい。プッシャー炉では、複数の顆粒が積載された
セッターが連続して炉内に導入され、連続焼成が可能で
ある。
【0023】上記焼成体はバッチアトライター等の粉砕
機によって2〜10時間程度粉砕される。その後、脱
水、乾燥され、その後、所定のメッシュのフルイを用い
て、上記したような必要な粒径に整粒する。必要な場合
には、フルイがけを、メッシュの異なったフルイを用い
て多段で行う。以上のようにして、本発明に沿った平均
粒径のマンガン−亜鉛系フェライトを製造する。
【0024】本発明の第1の構成の磁気シールド材は、
上記のようにして製造された本発明のマンガン−亜鉛系
フェライト微粒子で構成された軟磁性粉末と、結合剤と
を含有し、結合剤中に軟磁性粉末が分散されているもの
である。
【0025】本発明の磁気シールド材の磁気特性は、素
材100%に換算した場合の直流磁界での最大透磁率μ
m として、10以上、好ましくは20以上、特に30〜
50の値が得られ、保磁力Hcとして、10〜40Oe
、特に10〜30Oe の値が得られる。このような磁気
特性により、十分な磁気シールド効果がえられる。
【0026】磁気シールド材中における軟磁性粉末の充
填率は、60〜95重量%であることが好ましい。充填
率が60重量%未満であると磁気シールド効果が急激に
減少し、95重量%を超えると軟磁性粉末が結合剤によ
って強固に結び付くことができず、磁気シールド材の強
度が低下する。充填率が70〜95重量%であると、特
に良好な磁気シールド効果が得られ、シールド材の強度
も十分である。
【0027】本発明に用いる結合剤に特に制限はなく、
公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、放射線硬化性樹脂
等から適当に選択することができる。
【0028】なお、磁気シールド材は、軟磁性粉末およ
び結合剤の他、硬化剤、分散剤、安定剤、カップリング
剤等を含有してもよい。
【0029】磁気シールド材は、軟磁性粉末とビヒクル
(結合剤を溶剤に溶解したもの)とを混練して塗料を調
製し、これを塗工ないし成形した後、必要に応じて加熱
硬化することにより作製する。硬化は、一般に、加熱オ
ーブン中で50〜80℃にて10分間〜100時間程度
加熱すればよい。均一な塗膜を形成するためには、塗料
中の軟磁性粉末の含有率を75〜90重量%とすること
が好ましい。
【0030】本発明の磁気シールド材を、成形・塗布等
により膜状あるいは薄板状として磁気シールド用に用い
る場合、磁気シールド材の厚さは1〜200μm である
ことが好ましい。このような厚さ範囲とするのは、本発
明の磁気シールド材は前記したような磁気特性を有する
ため、1μm の厚さでも高い磁気シールド効果を示し、
また、シールド材が磁気飽和しない程度の強度を有する
磁界のシールドをする場合、200μm を超える厚さに
形成しても磁気シールド効果は顕著には向上せず、20
0μm 以下とすればコスト的にも有利だからである。
【0031】本発明の第2の構成の磁気シールド材は、
上記のようにして製造された本発明のマンガン−亜鉛系
フェライト微粒子と、扁平状軟磁性合金微粒子と、結合
剤とを含有し、結合剤中にマンガン−亜鉛系フェライト
微粒子および扁平状軟磁性合金微粒子が分散されている
ものである。すなわち、本発明においては、軟磁性粉末
を、マンガン−亜鉛系フェライト微粒子および扁平状軟
磁性合金微粒子の混合物で構成してもよい。この場合、
扁平状軟磁性合金微粒子としては、粒径が10μm前後
程度以上のものを用いることができ発火の危険性がな
い。
【0032】軟磁性粉末中、マンガン−亜鉛系フェライ
ト微粒子の含有量は、3〜20重量%であることが好ま
しい。フェライト微粒子の割合を3〜20重量%にする
と、比較的大きい平均粒子径の扁平状軟磁性合金微粒子
と比較的小さいフェライト微粒子を混合した場合の二つ
の微粒子の含有量を最大にすることができ、磁気シール
ド特性が向上するからである。
【0033】上記扁平状軟磁性合金微粒子の組成は、特
に限定されないが、例えばセンダスト系合金やパーマロ
イ系合金等、好ましくは特願平2−115583号に開
示されている合金粉末、すなわちDO3 構造をもつFe
−Si−Al系合金や、特願平2−97241号に開示
されている合金粉末、すなわち、Fe3 Siを中心とし
た組成にCrを添加した合金粉末などが好ましく、特
に、特願平2−97241号に開示されている合金粉末
が好ましい。この合金粉末の組成は、Fe、Siおよび
Crの3元組成図(原子比)において A:Fe78Si22Cr0 、 B:Fe70Si30Cr0 、 C:Fe60Si30Cr10、 D:Fe63Si18Cr19、 E:Fe76Si18Cr6 としたとき、A、B、C、D、E、Aを順に結んで得ら
れる5角形の辺上およびその内側で表わされる組成であ
る。また、Crを含む場合には耐食性が良好となる。
【0034】扁平状軟磁性合金微粒子の平均厚さは1μ
m 以下、特に0.1〜0.5μm であることが好まし
い。平均厚さが0.1μm 未満となると、結合剤への分
散性が低下する。また、透磁率等の磁気特性が低下し、
シールド特性が不十分となる。一方、平均厚さが1μm
を超えると、磁気シールド材を薄く塗布する場合に軟磁
性合金粉末が均一に分散された塗膜を形成することがで
きず、また、塗膜の厚さ方向の扁平状軟磁性粒子の存在
数が少なくなるため、シールド特性が不十分となる。な
お、平均厚さが0.2〜0.5μm となると、より好ま
しい結果が得られる。平均厚さは、分析型走査型電子顕
微鏡で測定すればよい。
【0035】扁平状軟磁性合金微粒子の平均アスペクト
比は10〜100であることが好ましい。本明細書にお
いて平均アスペクト比とは、扁平状軟磁性粉末の平均粒
径をその平均厚さで除した値である。平均アスペクト比
が10未満であると反磁界の影響が大きくなり、透磁率
などの磁気特性が低下し、シールド特性が不十分とな
る。一方、上記した範囲内の平均厚さを有する扁平状軟
磁性合金粉末において平均アスペクト比が100を超え
る場合、平均粒径が大きくなりすぎるので、結合剤と混
練する際に破断が生じて磁気特性が劣化しやすくなる。
【0036】なお、この場合の平均粒径とは上記50%
平均粒径を意味し、本発明で用いる扁平状軟磁性合金粉
末は、この平均粒径が、8μm 〜30μm 、特に10μ
m 〜20μm であることが好ましい。平均粒径が上記の
範囲であると、塗布時の分散性、平面性が最も良い。特
に高い平面性により情報の録再時の安定性を高くするこ
とができる。また、この程度の比較的大きな平均粒径の
場合には、発火の危険性が極めて少ない。
【0037】また、粒子の主面形状において、その長軸
の長さ(最大径)をa、短軸の長さ(最小径)をbとし
たとき、軸比の平均a/bは、磁気シールドに方向性が
要求される場合には1.2以上のできるだけ大きい値が
望ましい。磁界源が方向性を有する場合には、その方向
へ配向磁場を作用させながら磁性塗料を硬化させればそ
の方向の透磁率の向上ができ、磁気シールド効果を大き
くすることができる。この場合、a/bが1.2〜5で
あると、より好ましい結果が得られる。そして、後述す
る媒体攪拌ミルによれば、このような軸比を容易に実現
することができる。粒子の長軸および短軸は、分析型透
過型電子顕微鏡により測定すればよい。
【0038】次に、扁平状軟磁性合金微粒子の製造方法
を説明する。合金微粒子の製造は、合金溶湯の急冷や合
金インゴットの粉砕により行なえばよく、その方法に特
に制限はない。合金溶湯を急冷する方法に特に制限はな
いが、粉砕工程なしで所望の粒径の合金微粒子が得られ
て生産性が高いことから、水アトマイズ法を用いること
が好ましい。水アトマイズ法は、合金溶湯に高圧水を噴
射して凝固・粉末化した後、水中で冷却するものであ
り、その詳細は、例えば、本発明者らによる特願平1−
12267号に記載されている。水アトマイズ法の他、
溶湯を冷却基体に衝突させて、薄帯状や薄片状、あるい
は粒状の合金を得る方法を用いてもよい。このような方
法としては、片ロール法や双ロール法、あるいはアトマ
イズ法が挙げられる。これらの方法では、得られた急冷
合金を必要に応じて粉砕し、所望の粒径の合金微粒子と
すればよい。合金インゴットの粉砕により合金微粒子を
製造する場合、インゴッットに容体化処理を施した後、
粉砕することが好ましい。なお、合金微粒子には、結晶
構造を整えるための熱処理が施されることが好ましい。
【0039】合金微粒子を扁平化する手段に特に制限は
なく、所望の扁平化が可能であればどのような手段を用
いてもよい。このような手段としては、媒体攪拌ミル、
転動ボールミル等が挙げられ、これらのうち、特に媒体
攪拌ミルを用いることが好ましい。媒体攪拌ミルは、ピ
ン型ミル、ビーズミルあるいはアジテーターボールミル
とも称される攪拌機であり、例えば特開昭61−259
739号公報、本発明者らによる特願平1−12267
号などに記載されている。
【0040】扁平化は湿式法で行なうことが好ましい。
この場合、合金微粒子の種類に応じ、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール、IPA等のアルコール類、
トルエン、アセトン等から最適な溶剤を選択すればよ
い。なお、溶剤中に粉砕助剤等を添加してもよい。
【0041】扁平状軟磁性合金微粒子には、熱処理が施
されることが好ましい。この熱処理は、主に磁気特性を
向上させるためであり、通常、100〜600℃にて1
0分間〜10時間、好ましくは300〜500℃にて3
0分間〜2時間行なえばよい。処理温度が低すぎたり処
理時間が短すぎたりすると熱処理による効果が不十分と
なり、処理温度が高すぎたり処理時間が長すぎたりする
と発火や焼結が生じ易い。なお、熱処理は、真空中、あ
るいは窒素、水素、Ar等の不活性ガス雰囲気中で行な
うことが好ましい。この熱処理は、磁場中で行なっても
よい。
【0042】本発明の第2の構成の磁気シールド材作製
のための塗料は、上記マンガン−亜鉛系フェライト微粒
子を含む塗料(第1塗料)と、上記軟磁性合金微粒子を
含む塗料(第2塗料)を一旦別々に調整し、しかる後に
これらの塗料を混合して調製することが好ましい。結合
剤を溶解した溶剤(ビヒクル)中に2種以上の微粒子を
投入して混合した場合、微粒子の表面性状の違いにより
分散が極めて困難となり、特に、一方が扁平化され、他
方が扁平化されていないような場合には、表面性状が著
しく異なっているので、塗料化が実質的に不可能となっ
てしまう。
【0043】各合金粉末の塗料化に用いるビヒクルは特
に限定されず、結合剤には、公知の熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、放射線硬化性樹脂等を利用すればよく、溶剤
には公知の各種有機溶剤などを利用すればよい。なお、
塗料の硬化は両塗料を混合した後に行なうため、各塗料
調製に用いるビヒクルは、硬化条件がほぼ同じとなるよ
うに適宜選択することが好ましい。
【0044】均一な塗膜を形成するためには、混合後の
最終塗料中の軟磁性粉末の含有率を40〜95重量%と
することが好ましいが、混合前の各塗料中における各材
料の含有率もこのような範囲とすることが好ましい。
【0045】なお、塗料中には、硬化剤、分散剤、安定
剤、カップリング剤等が含まれていてもよい。
【0046】最終塗料は、通常、塗布または成形され、
次いで、必要に応じて加熱硬化されて磁気シールド材と
して用いられる。硬化は、一般に、加熱オーブン中で5
0〜80℃にて1〜100時間程度加熱すればよい。
【0047】磁気シールド材中における軟磁性合金粉末
の充填率は、60〜95重量%であることが好ましい。
充填率が60重量%未満であると磁気シールド効果が急
激に減少し、95重量%を超えると軟磁性合金粉末が結
合剤によって強固に結び付くことができず、磁気シール
ド材の強度が低下する。充填率が70〜90重量%であ
ると、特に良好な磁気シールド効果が得られ、シールド
材の強度も十分である。
【0048】本発明の磁気シールド材を、薄膜状あるい
は薄板状として磁気シールド用に用いる場合、磁気シー
ルド材の厚さは1〜200μm であることが好ましい。
このような厚さ範囲とするのは、本発明の磁気シールド
材は1μm の厚さでも高い磁気シールド効果を示し、ま
た、シールド材が磁気飽和しない程度の強度を有する磁
界のシールドをする場合、200μm を超える厚さに形
成しても磁気シールド効果は顕著には向上せず、200
μm 以下とすればコスト的にも有利だからである。
【0049】塗料を塗布する際に、配向磁界をかけたり
あるいは機械的に配向することにより、方向性の高い磁
気シールド材とすることができる。特に、磁気シールド
材を板状あるいは膜状としたときには、膜面と平行な方
向の磁界に対して高い磁気シールド効果を示し、上記の
ような厚さ範囲にて十分な効果を示す。
【0050】本発明の磁気シールド材の磁気特性は、素
材100%に換算した場合の直流磁界での最大透磁率μ
m として、10以上、好ましくは20以上、特に20〜
50、保磁力Hcとして、10〜40Oe 、特に10〜
30Oe の値が得られる。このような磁気特性により、
十分な磁気シールド効果がえられる。
【0051】本発明のフェライト微粒子を磁気シールド
層の表面側に配置した場合には、特に高い表面性を得る
ことができる。このため磁気バーコードを形成した場合
の磁気バーコードエッジ部の形成がシャープになるので
磁束の変化が大きくとれる。したがって、高い磁気ヘッ
ド出力を得ることができる。
【0052】本発明の第3の構成の磁気シールド材は、
上記第2の構成の磁気シールド材で調整された第2塗料
で形成された下地層と、上記第1塗料で形成された表面
層とで構成されている。
【0053】上記下地層の厚さは、5μm 〜100μm
程度が好ましく、上記表面層の厚さは、1μm 〜5μm
程度が好ましい。
【0054】この第3の構成の磁気シールド材は、厚さ
等の条件が同じとき、上記第2の構成の磁気シールド材
と同程度の磁気シールド特性が得られ、しかも表面性
が、上記第2の構成の磁気シールド材の場合より向上
し、磁気ヘッドによるR/Wの特性が向上する。
【0055】本発明の磁気バーコードは、上記の本発明
のマンガン−亜鉛系フェライト微粒子を結合剤中に分散
した分散物をインクとしてプリペイドカード等の磁気カ
ード上に描かれたものである。分散剤やその中に添加す
る添加物等の上記の磁気シールド材に用いたものを選択
的に好ましく用いることができる。
【0056】本発明の磁気バーコードにおいては、1m
m当たり10本以上のバーコードエレメントを備えるも
のであっても、分解能よく良好に読み採ることができ
る。
【0057】
【実施例】以下、具体的実施例を挙げて、本発明をさら
に詳細に説明する。上述したマンガン−亜鉛系フェライ
ト微粒子等の製造方法に沿って、下記材料を作製した。マンガン−亜鉛系フェライト微粒子 50%平均粒径が0.5μmで、90%平均粒径が1.
5μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−1) 50%平均粒径が2.5μmで、90%平均粒径が4.
5μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−2) 比較例用: 50%平均粒径が0.2μmで、90%平均粒径が0.
8μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−3) 50%平均粒径が3.5μmで、90%平均粒径が5.
5μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−4) 50%平均粒径が本発明範囲で、90%平均粒径が0.
8μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−5) 50%平均粒径が本発明範囲で、90%平均粒径が5.
5μmのもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−6) 50%平均粒径が0.2μmで、90%平均粒径が本発
明範囲のもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−7) 50%平均粒径が3.5μmで、90%平均粒径が本発
明範囲のもの(軟磁性粉末サンプルNo. S−8) 50%平均粒径が0.5μmで、90%平均粒径が1.
5μmのマンガン−亜鉛系フェライト微粒子であるが、
組成がFe2 3 :56.5mol%(本発明の好まし
い範囲外)、MnO:39.0mol%、ZnO:4.
5mol%(本発明の好ましい範囲外)のもの(軟磁性
粉末サンプルNo. S−9) 以上のサンプルのフェライト組成は表1に示した。
【0058】Ni−Cu−Znフェライト(軟磁性粉末
サンプルNo. S−10) 50%平均粒径:0.5μm、90%平均粒径:1.5
μm フェライト組成は表1に示した。扁平状軟磁性合金微粒子(軟磁性粉末サンプルNo. S−
11) センダスト合金(Fe−9.6%Si−5.4Al) 50%平均粒径:12μm、90%平均粒径:25μm
【0059】
【表1】
【0060】〔評価方法および結果〕 実施例1 軟磁性粉末サンプルNo. S−1〜S−10を用いてポリ
ウレタン樹脂に混練し塗料を作製し、PETシート上に
この塗料を用いて磁気シールド材層を形成し、それぞれ
シールド板サンプルNo. 1〜10を作製した。磁気シー
ルド材層は、すべてのサンプルとも厚さ10μm とし
た。
【0061】なお、シールド板サンプルの作製にあたっ
て、各軟磁性粉末サンプルの保磁力Hcを測定したとこ
ろ、表1に示したとおりであった。
【0062】作製したシールド板サンプルを磁石上に設
置し、シールド板サンプルから0.5cmの位置での漏
れ磁束φを測定し、これとシールド板がない場合の磁束
φ0との比φ/φ0 (シールド比)を算出した。その結
果を表1に示した。なお、この測定条件において、シー
ルド比が0.1以下の値であれば、十分なシールド効果
が得られていることになるが、実際はこのシールド比が
小さいほど好ましい。
【0063】さらに、各シールド板サンプルにつき表面
特性を調べた。結果を表1に示した。表面特性の評価
は、磁気ヘッドの出力の安定性で評価した。この結果、
表面粗さRaが±2μm以内であれば、磁気ヘッドによ
る録音再生に問題ないことが分かった。このため、表面
粗さを測定し、判断した。
【0064】実施例2 上記軟磁性粉末サンプルNo. S−1、No. S−2および
S−4を用いて作製した塗料を用いて、1mm当たり8
本および10本のバーコードエレメントを描いて、バー
コードを作成し、そのR/W特性を調べた。R/W特性
は、バーコード情報を磁気ヘッドで再生した場合の再生
出力の分解能(S/N比)を測定し、出力のON、OF
F比で3倍以上あれば、再生出力として分解できるの
で、それを基準とした。
【0065】その結果、本発明範囲内のNo. S−1、N
o. S−2を用いたものにあっては、1mm当たり8本
および10本のバーコードエレメントの両者において、
十分な特性が得られたが、本発明範囲外のNo. S−4を
用いたものでは、上記8本の場合には十分な出力特性が
得られたが、上記10本の場合には、十分な特性が得ら
れなかった。なお、従来の扁平状軟磁性合金微粒子を用
いた磁気バーコードでは、1mm当たり6〜8本のバー
コードエレメントが限度であったところ、本発明では、
10本が可能となり、より高密度記録が可能となったこ
とが分かる。
【0066】実施例3 上記軟磁性粉末サンプルNo. S−1およびNo. S−11
を1:19(重量比)で混合して塗料を作成して、上記
実施例1と同様シールド比を求めたところ、シールド比
0.07であり、良好な値であった。
【0067】実施例4 上記軟磁性粉末サンプルNo. S−11で作成した塗料で
下地層を形成し、軟磁性粉末サンプルNo. S−1で作成
した塗料で表面層を形成した磁気シールド層を形成し、
実施例1と同様にシールド比を測定したところ、シール
ド比0.05であり、かつ表面に形成した磁気バーコー
ド層の分解能も1mm当たり10本であった。磁気シー
ルド、磁気バーコードともに良好であった。また、実施
例1と同様に表面特性を調べたところ、実施例1と同様
の結果が得られた。この結果により、実施例4のもの
は、シールド特性が良好であり、しかも表面特性が良好
であることが判明した。
【0068】以上により、実施例により本発明の効果が
明らかである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50%平均粒径が0.3〜3μm、90
    %平均粒径が1〜5μmであって、保磁力Hcが10〜
    40Oeであるマンガン−亜鉛系フェライト微粒子で構成
    された軟磁性粉末。
  2. 【請求項2】 前記マンガン−亜鉛系フェライトの主成
    分が、Fe2 3 換算で50〜56mol%の酸化鉄
    と、MnO換算で20〜42mol%の酸化マンガン
    と、ZnO換算で5〜27mol%の酸化亜鉛とからな
    る請求項1の軟磁性粉末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のマンガン−亜鉛系フ
    ェライト微粒子と、結合剤とを含有する磁気シールド
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のマンガン−亜鉛系フ
    ェライト微粒子および扁平状軟磁性合金微粒子で構成さ
    れた軟磁性粉末と、結合剤とを含有する磁気シールド
    材。
  5. 【請求項5】 前記軟磁性粉末中、前記マンガン−亜鉛
    系フェライト微粒子の含有量が3〜20重量%である請
    求項4の磁気シールド材。
  6. 【請求項6】 扁平状軟磁性合金微粒子と結合剤とを含
    有する下地層、および請求項1または2のマンガン−亜
    鉛系フェライト微粒子と結合剤とを含有する表面層を備
    えた磁気シールド材。
  7. 【請求項7】 請求項1または2のマンガン−亜鉛系フ
    ェライトと、結合剤とを含有する磁気バーコード。
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