JPH11129979A - 係船装置 - Google Patents
係船装置Info
- Publication number
- JPH11129979A JPH11129979A JP9314360A JP31436097A JPH11129979A JP H11129979 A JPH11129979 A JP H11129979A JP 9314360 A JP9314360 A JP 9314360A JP 31436097 A JP31436097 A JP 31436097A JP H11129979 A JPH11129979 A JP H11129979A
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- JP
- Japan
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- boom
- mooring
- telescopic
- tip
- base
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B21/00—Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B21/00—Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
- B63B2021/001—Mooring bars, yokes, or the like, e.g. comprising articulations on both ends
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 船上から係船索をタグボートやロープボート
を介することなく直接係止ポストに係止することがで
き、係船作業の著しい軽減化と能率化を図ることができ
る係船装置を提供する。 【解決手段】 先部にアイスプライス１３を結着した係
船索１１を巻き出し・巻き取り可能な係船索ウインチ１
２の近傍にブーム支持台１４を設置し、ブーム支持台１
４に伸縮ブーム１６の基部を姿勢制御自在に支持させる
と共に先部にアイスプライス１３を着脱自在に取り付
け、伸縮ブーム１６の伸長動作と係船索ウインチ１２の
係船索巻き出し動作によってアイスプライス１３を岸壁
２９上の係止ポスト３０に係合することができると共
に、伸縮ブーム１６の縮退動作に連動してアイスプライ
ス１３が伸縮ブーム１６の先部から離脱するようにして
いる。
を介することなく直接係止ポストに係止することがで
き、係船作業の著しい軽減化と能率化を図ることができ
る係船装置を提供する。 【解決手段】 先部にアイスプライス１３を結着した係
船索１１を巻き出し・巻き取り可能な係船索ウインチ１
２の近傍にブーム支持台１４を設置し、ブーム支持台１
４に伸縮ブーム１６の基部を姿勢制御自在に支持させる
と共に先部にアイスプライス１３を着脱自在に取り付
け、伸縮ブーム１６の伸長動作と係船索ウインチ１２の
係船索巻き出し動作によってアイスプライス１３を岸壁
２９上の係止ポスト３０に係合することができると共
に、伸縮ブーム１６の縮退動作に連動してアイスプライ
ス１３が伸縮ブーム１６の先部から離脱するようにして
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、係船索ウインチから繰
り出されるアイスプライスを岸壁上の係止ポストに係止
するために用いる係船装置に関する。
り出されるアイスプライスを岸壁上の係止ポストに係止
するために用いる係船装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、船から係船索を岸壁上の係止ポス
トに係止する作業は、まず、作業員が係船索ウインチの
ドラムから係船索をほどきながら舷側まで人力で引き出
した後、タグボートやロープボートを用いて岸壁に渡し
た後、係船索の先部に結着されているアイスプライスを
係止ポストに係止しているが、このような作業は重労働
である。そこで、近年、このような重労働から作業員を
開放するため、特開昭６１・２４６８８号公報や、特開
昭６１−９４８７７号公報や、特開昭−２１３５９６号
公報等に、係船索ウインチから繰り出された係船索を動
力を用いて舷側まで引き出すことができる係船索自動繰
り出し装置が提示されている。
トに係止する作業は、まず、作業員が係船索ウインチの
ドラムから係船索をほどきながら舷側まで人力で引き出
した後、タグボートやロープボートを用いて岸壁に渡し
た後、係船索の先部に結着されているアイスプライスを
係止ポストに係止しているが、このような作業は重労働
である。そこで、近年、このような重労働から作業員を
開放するため、特開昭６１・２４６８８号公報や、特開
昭６１−９４８７７号公報や、特開昭−２１３５９６号
公報等に、係船索ウインチから繰り出された係船索を動
力を用いて舷側まで引き出すことができる係船索自動繰
り出し装置が提示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような係
船索自動繰り出し装置は、係船索を舷側まで引き出す作
業の軽減化を図ることができるが、引き出した後の係船
索を係止ポストに係止する作業については従来通りでタ
グボートやロープボートを用いて行うため、全体的な係
船作業の軽減化及び能率化を図ることができなかった。
本発明は、上記した課題を解決しようとするものであ
り、船上から係船索をタグボートやロープボートを介す
ることなく直接係止ポストに係止することができ、係船
作業の著しい軽減化と能率化を図ることができる係船装
置を提供することを目的とする。
船索自動繰り出し装置は、係船索を舷側まで引き出す作
業の軽減化を図ることができるが、引き出した後の係船
索を係止ポストに係止する作業については従来通りでタ
グボートやロープボートを用いて行うため、全体的な係
船作業の軽減化及び能率化を図ることができなかった。
本発明は、上記した課題を解決しようとするものであ
り、船上から係船索をタグボートやロープボートを介す
ることなく直接係止ポストに係止することができ、係船
作業の著しい軽減化と能率化を図ることができる係船装
置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の係船装置は、船上に設置され、先部
にアイスプライスを結着した係船索を巻き出し・巻き取
り可能な係船索ウインチと、前記船上で前記係船索ウイ
ンチの近傍に設置されるブーム支持台と、基部が前記ブ
ーム支持台に姿勢制御自在に支持されると共に先部に前
記アイスプライスが着脱自在に取り付けられる伸縮ブー
ムとを具備し、前記伸縮ブームの伸長動作と前記係船索
ウインチの係船索巻き出し動作によって前記アイスプラ
イスを岸壁上の係止ポストに係合可能とすると共に、前
記伸縮ブームの縮退動作に連動して前記アイスプライス
が前記伸縮ブームの先部から離脱するようにしている。
め、請求項１記載の係船装置は、船上に設置され、先部
にアイスプライスを結着した係船索を巻き出し・巻き取
り可能な係船索ウインチと、前記船上で前記係船索ウイ
ンチの近傍に設置されるブーム支持台と、基部が前記ブ
ーム支持台に姿勢制御自在に支持されると共に先部に前
記アイスプライスが着脱自在に取り付けられる伸縮ブー
ムとを具備し、前記伸縮ブームの伸長動作と前記係船索
ウインチの係船索巻き出し動作によって前記アイスプラ
イスを岸壁上の係止ポストに係合可能とすると共に、前
記伸縮ブームの縮退動作に連動して前記アイスプライス
が前記伸縮ブームの先部から離脱するようにしている。
【０００５】また、本発明は、係船装置を以下の構成と
したことにも特徴を有する。 ・伸縮ブームを、多段にわたって伸縮可能な入れ子式の
伸縮筒から形成した。 ・伸縮筒の伸長動作を、圧縮流体を前記伸縮筒内に供給
することによって行うようにした。 ・伸縮筒の基部に巻取装置が取り付けられ、巻取装置に
巻回される戻し索が伸縮筒内を通して伸縮筒の先部まで
伸延し先部に結着されるようにした。 ・ブーム支持台にブーム姿勢制御装置が取り付けられ、
ブーム姿勢制御装置は、ブームの基部をブーム支持台の
垂直軸線周りに旋回するブーム旋回機構と、ブームの基
部をブーム支持台に対して俯仰させるブーム俯仰機構と
を具備する。
したことにも特徴を有する。 ・伸縮ブームを、多段にわたって伸縮可能な入れ子式の
伸縮筒から形成した。 ・伸縮筒の伸長動作を、圧縮流体を前記伸縮筒内に供給
することによって行うようにした。 ・伸縮筒の基部に巻取装置が取り付けられ、巻取装置に
巻回される戻し索が伸縮筒内を通して伸縮筒の先部まで
伸延し先部に結着されるようにした。 ・ブーム支持台にブーム姿勢制御装置が取り付けられ、
ブーム姿勢制御装置は、ブームの基部をブーム支持台の
垂直軸線周りに旋回するブーム旋回機構と、ブームの基
部をブーム支持台に対して俯仰させるブーム俯仰機構と
を具備する。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、添付図に示す実施の形態を
参照して、本発明を具体的に説明する。 （第１の実施の形態）まず、本実施の形態に係る係船装
置Ａの全体構成について説明する。図１及び図２に示す
ように、船１０の舷側の上面には係船索１１を巻き出
し、巻き取り可能な係船索ウインチ１２が固定状態に設
置されており、係船索１１の先部にはリング状のアイス
プライス１３が結着されている。船１０の舷側の上面に
は、さらに、係船索ウインチ１２に近接した位置でブー
ム支持台１４が固定状態に設置されている。ブーム支持
台１４上にはブーム姿勢制御装置１５によって伸縮ブー
ム１６の基部が姿勢制御自在に支持されており、伸縮ブ
ーム１６の先部にはアイスプライス１３が着脱自在に取
り付けられている。
参照して、本発明を具体的に説明する。 （第１の実施の形態）まず、本実施の形態に係る係船装
置Ａの全体構成について説明する。図１及び図２に示す
ように、船１０の舷側の上面には係船索１１を巻き出
し、巻き取り可能な係船索ウインチ１２が固定状態に設
置されており、係船索１１の先部にはリング状のアイス
プライス１３が結着されている。船１０の舷側の上面に
は、さらに、係船索ウインチ１２に近接した位置でブー
ム支持台１４が固定状態に設置されている。ブーム支持
台１４上にはブーム姿勢制御装置１５によって伸縮ブー
ム１６の基部が姿勢制御自在に支持されており、伸縮ブ
ーム１６の先部にはアイスプライス１３が着脱自在に取
り付けられている。
【０００７】次に、上記した構成を有する係船装置Ａの
各部の構成について説明する。図１及び図２に示すよう
に、係船索ウインチ１２は、一対の軸受ブラケット１
７、１８によって回転自在に支持されるドラム１９と、
一方の軸受ブラケット１７に取り付けられると共に、そ
の出力軸をドラム１９の回転軸に連動連結している回転
モータ２０から構成されている。そして、ドラム１９に
所要長さの係船索１１が多重に巻回されており、その先
部、即ち、巻き出し端には円環体からなるアイスプライ
ス１３が結着されている。なお、係船索１１は、通常、
大径のワイヤロープ等から形成されている。
各部の構成について説明する。図１及び図２に示すよう
に、係船索ウインチ１２は、一対の軸受ブラケット１
７、１８によって回転自在に支持されるドラム１９と、
一方の軸受ブラケット１７に取り付けられると共に、そ
の出力軸をドラム１９の回転軸に連動連結している回転
モータ２０から構成されている。そして、ドラム１９に
所要長さの係船索１１が多重に巻回されており、その先
部、即ち、巻き出し端には円環体からなるアイスプライ
ス１３が結着されている。なお、係船索１１は、通常、
大径のワイヤロープ等から形成されている。
【０００８】ブーム支持台１４は安定性向上の観点から
截頭円錐形状を有しており、ブーム支持台１４上には旋
回輪１４ａが載置されており、旋回輪１４ａは、旋回輪
１４ａの外周面に固着した外歯車１４ｂと、外歯車１４
ｂと噛合するピニオンギア１４ｃと、ピニオンギア１４
ｃに連動連結されている旋回用モータ１４ｄからなるブ
ーム旋回機構によって正逆回転することができる。旋回
輪１４ａ上には固定ブラケット１４ｅが取り付けられて
おり、固定ブラケット１４ｅの上部には、伸縮ブーム１
６の基部が揺動ブラケット２１及び俯仰用シリンダ２２
を介して上下方向に揺動自在、即ち、俯仰自在に取り付
けられている。なお、揺動ブラケット２１と俯仰用シリ
ンダ２２によってブーム俯仰機構が形成される。そし
て、このブーム俯仰機構と前述したブーム旋回機構によ
ってブーム姿勢制御装置１５が構成されることになる。
截頭円錐形状を有しており、ブーム支持台１４上には旋
回輪１４ａが載置されており、旋回輪１４ａは、旋回輪
１４ａの外周面に固着した外歯車１４ｂと、外歯車１４
ｂと噛合するピニオンギア１４ｃと、ピニオンギア１４
ｃに連動連結されている旋回用モータ１４ｄからなるブ
ーム旋回機構によって正逆回転することができる。旋回
輪１４ａ上には固定ブラケット１４ｅが取り付けられて
おり、固定ブラケット１４ｅの上部には、伸縮ブーム１
６の基部が揺動ブラケット２１及び俯仰用シリンダ２２
を介して上下方向に揺動自在、即ち、俯仰自在に取り付
けられている。なお、揺動ブラケット２１と俯仰用シリ
ンダ２２によってブーム俯仰機構が形成される。そし
て、このブーム俯仰機構と前述したブーム旋回機構によ
ってブーム姿勢制御装置１５が構成されることになる。
【０００９】図１〜図３に示すように、伸縮ブーム１６
は、先部に向けて段階的に直径を小さくした多数の繊維
補強プラスチックやアルミニウム合金等の軽量で高強度
の金属製の筒体２４〜２８からなる入れ子式の伸縮筒に
よって形成されている。伸縮ブーム１６は、最大伸長時
にはその先部が岸壁２９上に設けた係止ポスト３０に余
裕を持って達する長さを有する共に、最小縮退時には、
基部筒体２４と略等しい長さになることができる。
は、先部に向けて段階的に直径を小さくした多数の繊維
補強プラスチックやアルミニウム合金等の軽量で高強度
の金属製の筒体２４〜２８からなる入れ子式の伸縮筒に
よって形成されている。伸縮ブーム１６は、最大伸長時
にはその先部が岸壁２９上に設けた係止ポスト３０に余
裕を持って達する長さを有する共に、最小縮退時には、
基部筒体２４と略等しい長さになることができる。
【００１０】基部筒体２４の端部には端壁３１が取り付
けられており、端壁３１には、圧力流体の一例である圧
搾空気を流入する空気流入口３２と、後述する戻し索３
３を遊嵌状態に挿通する索挿通孔３４が設けられてい
る。そして、伸縮ブーム１６内に形成される内部空間３
５は、空気流入口３２と、ニップル３６と、圧搾空気供
給管３７を介してエアコンプレッサ等の圧搾空気発生装
置３８に連通連結されている。従って、圧搾空気発生装
置３８で発生した圧搾空気を圧搾空気供給管３７等を通
して伸縮ブーム１６の内部空間３５に瞬間的にかつ大量
に流入させることによって、容易、迅速かつ円滑に伸縮
ブーム１６を伸長することができる。また、本実施の形
態では、図３に示すように、伸縮ブーム１６を構成する
多数の筒体２４〜２８の摺動抵抗を可及的に小さくする
ため、基部と先部のみで相互に摺動接触する構成として
いる。ところで、筒体２４〜２８において、図３に示す
ように、相互に隣接する筒体間に空間３９〜４２が形成
されており、これらの空間３９〜４２を気密室とする
と、伸縮ブーム１６の縮退動作を円滑に行えないので、
これらの空間３９〜４２を大気と連通させるため通気孔
４３〜４６が筒体２４〜２８に設けられている。
けられており、端壁３１には、圧力流体の一例である圧
搾空気を流入する空気流入口３２と、後述する戻し索３
３を遊嵌状態に挿通する索挿通孔３４が設けられてい
る。そして、伸縮ブーム１６内に形成される内部空間３
５は、空気流入口３２と、ニップル３６と、圧搾空気供
給管３７を介してエアコンプレッサ等の圧搾空気発生装
置３８に連通連結されている。従って、圧搾空気発生装
置３８で発生した圧搾空気を圧搾空気供給管３７等を通
して伸縮ブーム１６の内部空間３５に瞬間的にかつ大量
に流入させることによって、容易、迅速かつ円滑に伸縮
ブーム１６を伸長することができる。また、本実施の形
態では、図３に示すように、伸縮ブーム１６を構成する
多数の筒体２４〜２８の摺動抵抗を可及的に小さくする
ため、基部と先部のみで相互に摺動接触する構成として
いる。ところで、筒体２４〜２８において、図３に示す
ように、相互に隣接する筒体間に空間３９〜４２が形成
されており、これらの空間３９〜４２を気密室とする
と、伸縮ブーム１６の縮退動作を円滑に行えないので、
これらの空間３９〜４２を大気と連通させるため通気孔
４３〜４６が筒体２４〜２８に設けられている。
【００１１】また、伸縮ブーム１６の先部には、図１〜
図５に示すように、アイスプライス着脱機構４７を介し
て、係船索１１の先部に結着されたアイスプライス１３
が着脱自在に取り付けられている。図４及び図５に示す
ように、本実施の形態では、アイスプライス着脱機構４
７は、円環体からなるアイスプライス１３と係船索１１
の結着部４８を先部で弾性的に挟持する平面視でコ字状
をなす一対のクランプアーム４９、５０と、これらのク
ランプアーム４９、５０の基部同士を伸縮ブーム１６の
先端筒体２８の先部に回転自在に連結する連結ブロック
５１と、クランプアーム４９、５０の基部間に介設され
る引っ張りコイルスプリング５２と、クランプアーム４
９、５０の枢軸５３、５４周りの回転を連動させる連動
機構５５と、手動でクランプアーム４９、５０のクラン
プを解除するための手動レバー５６、５７とから構成さ
れている。
図５に示すように、アイスプライス着脱機構４７を介し
て、係船索１１の先部に結着されたアイスプライス１３
が着脱自在に取り付けられている。図４及び図５に示す
ように、本実施の形態では、アイスプライス着脱機構４
７は、円環体からなるアイスプライス１３と係船索１１
の結着部４８を先部で弾性的に挟持する平面視でコ字状
をなす一対のクランプアーム４９、５０と、これらのク
ランプアーム４９、５０の基部同士を伸縮ブーム１６の
先端筒体２８の先部に回転自在に連結する連結ブロック
５１と、クランプアーム４９、５０の基部間に介設され
る引っ張りコイルスプリング５２と、クランプアーム４
９、５０の枢軸５３、５４周りの回転を連動させる連動
機構５５と、手動でクランプアーム４９、５０のクラン
プを解除するための手動レバー５６、５７とから構成さ
れている。
【００１２】かかる構成によって、伸縮ブーム１６の先
部にアイスプライス１３をクランプすることができると
共に、アイスプライス１３を係止ポスト３０に係止した
後に伸縮ブーム１６を急激に戻り動作させた場合は、以
下に説明するように、巻取装置５８や戻し索３３を用い
ることによってアイスプライス１３を速やかに伸縮ブー
ム１６の先部から離脱することができる。即ち、本実施
の形態では、図１〜図５に示すように、伸縮ブーム１６
の基部をなす基部筒体２４の後部外周面にはウインチか
らなる巻取装置５８が取り付けられており、巻取装置５
８は、一対の軸受ブラケット５９、６０によって回転自
在に枢支される回転ドラム６１と、軸受ブラケット５９
に取り付けられると共に回転ドラム６１に連動連結され
ている回転モータ６２から構成されている。回転ドラム
６１にはピアノ線や細いワイヤロープ等からなる戻し索
３３が多重にわたって巻回されており、その先部は基部
筒体２４の端壁３１に設けた索挿通孔３４を通して伸縮
ブーム１６内に進入した後、伸縮ブーム１６の先部まで
伸延し、この先部に結着されている。
部にアイスプライス１３をクランプすることができると
共に、アイスプライス１３を係止ポスト３０に係止した
後に伸縮ブーム１６を急激に戻り動作させた場合は、以
下に説明するように、巻取装置５８や戻し索３３を用い
ることによってアイスプライス１３を速やかに伸縮ブー
ム１６の先部から離脱することができる。即ち、本実施
の形態では、図１〜図５に示すように、伸縮ブーム１６
の基部をなす基部筒体２４の後部外周面にはウインチか
らなる巻取装置５８が取り付けられており、巻取装置５
８は、一対の軸受ブラケット５９、６０によって回転自
在に枢支される回転ドラム６１と、軸受ブラケット５９
に取り付けられると共に回転ドラム６１に連動連結され
ている回転モータ６２から構成されている。回転ドラム
６１にはピアノ線や細いワイヤロープ等からなる戻し索
３３が多重にわたって巻回されており、その先部は基部
筒体２４の端壁３１に設けた索挿通孔３４を通して伸縮
ブーム１６内に進入した後、伸縮ブーム１６の先部まで
伸延し、この先部に結着されている。
【００１３】かかる構成によって、巻取装置５８を作動
して戻し索３３を急速に巻き取ることによって、伸縮ブ
ーム１６を確実かつ迅速に縮退することができると共
に、伸縮ブーム１６の先部から係止ポスト３０に係止さ
れているアイスプライス１３を確実に離脱することがで
きる。なお、この縮退動作において、伸縮ブーム１６内
の内部空間３５内の圧搾空気は、戻し索３３を遊嵌状態
に挿通する索挿通孔３４や圧搾空気供給管３７の中途に
設けられた図示しないブリード弁を通して大気中に速や
かに流出することができる。
して戻し索３３を急速に巻き取ることによって、伸縮ブ
ーム１６を確実かつ迅速に縮退することができると共
に、伸縮ブーム１６の先部から係止ポスト３０に係止さ
れているアイスプライス１３を確実に離脱することがで
きる。なお、この縮退動作において、伸縮ブーム１６内
の内部空間３５内の圧搾空気は、戻し索３３を遊嵌状態
に挿通する索挿通孔３４や圧搾空気供給管３７の中途に
設けられた図示しないブリード弁を通して大気中に速や
かに流出することができる。
【００１４】次に、上記した構成を有する係船装置Ａに
よる係船作業について説明する。船１０を岸壁２９から
所定距離離れた個所で、舷を係止ポスト３０に向けた状
態で停船した後、船上で係船索ウインチ１２を作動して
若干係船索１１を繰り出し、その先に取り付けられてい
るアイスプライス１３を伸縮ブーム１６の先部にアイス
プライス着脱機構４７を用いて水平状態に取り付ける。
圧搾空気発生装置３８を作動して圧搾空気を発生すると
共に、圧搾空気供給管３７を通して伸縮ブーム１６の内
部空間３５内に瞬間的に大量の圧搾空気を供給して複数
の入れ子式の筒体２４〜２８から構成される伸縮ブーム
１６を伸長させる。また、伸縮ブーム１６の伸長動作と
同時に係船索ウインチ１２を作動して係船索１１を繰り
出す。従って、伸縮ブーム１６の先部は、アイスプライ
ス１３を取り付けた状態で、係止ポスト３０の上方また
は近傍まで進出される。その後、巻取装置５８を作動し
て伸縮ブーム１６をわずかに後退させたり、ブーム姿勢
制御装置１５を作動して伸縮ブーム１６を基部周りに旋
回したり、俯仰しながら、アイスプライス１３を係止ポ
スト３０に的確に係止する。巻取装置５８を作動して、
伸縮ブーム１６を全ての筒体２４〜２８が重合状態にな
る待機位置まで迅速に後退又は縮退させる。そして、こ
の縮退動作によってアイスプライス１３は伸縮ブーム１
６の先から離脱することになる。係船索ウインチ１２を
作動して係船索１１を巻き取り、船１０を岸壁２９に引
き寄せ、所定の係船位置に係船する。
よる係船作業について説明する。船１０を岸壁２９から
所定距離離れた個所で、舷を係止ポスト３０に向けた状
態で停船した後、船上で係船索ウインチ１２を作動して
若干係船索１１を繰り出し、その先に取り付けられてい
るアイスプライス１３を伸縮ブーム１６の先部にアイス
プライス着脱機構４７を用いて水平状態に取り付ける。
圧搾空気発生装置３８を作動して圧搾空気を発生すると
共に、圧搾空気供給管３７を通して伸縮ブーム１６の内
部空間３５内に瞬間的に大量の圧搾空気を供給して複数
の入れ子式の筒体２４〜２８から構成される伸縮ブーム
１６を伸長させる。また、伸縮ブーム１６の伸長動作と
同時に係船索ウインチ１２を作動して係船索１１を繰り
出す。従って、伸縮ブーム１６の先部は、アイスプライ
ス１３を取り付けた状態で、係止ポスト３０の上方また
は近傍まで進出される。その後、巻取装置５８を作動し
て伸縮ブーム１６をわずかに後退させたり、ブーム姿勢
制御装置１５を作動して伸縮ブーム１６を基部周りに旋
回したり、俯仰しながら、アイスプライス１３を係止ポ
スト３０に的確に係止する。巻取装置５８を作動して、
伸縮ブーム１６を全ての筒体２４〜２８が重合状態にな
る待機位置まで迅速に後退又は縮退させる。そして、こ
の縮退動作によってアイスプライス１３は伸縮ブーム１
６の先から離脱することになる。係船索ウインチ１２を
作動して係船索１１を巻き取り、船１０を岸壁２９に引
き寄せ、所定の係船位置に係船する。
【００１５】このように、本実施の形態では、先部にア
イスプライス１３を着脱自在に取り付けた伸縮ブーム１
６を用いることによって、船上から係船索１１をタグボ
ートやロープボートを介することなく直接係止ポスト３
０に係止することができ、係船作業の著しい軽減化と能
率化を図ることができる。また、本実施の形態では、ブ
ーム姿勢制御装置１５によって伸縮ブーム１６の先部に
取り付けたアイスプライス１３を三次元空間内で自由に
移動することができるので、アイスプライス１３を容易
に係止ポスト３０に係止することができ、その面からも
係船作業の能率化を図ることができる。なお、上記した
実施の形態では、伸縮ブーム１６の軽量化を図るため、
伸縮ブーム１６に供給する圧縮流体として比重が軽くか
つ安全性の高い圧搾空気を用いたが、圧搾空気に代え
て、その他のガスや、作動油や、水等を用いることもで
きる。
イスプライス１３を着脱自在に取り付けた伸縮ブーム１
６を用いることによって、船上から係船索１１をタグボ
ートやロープボートを介することなく直接係止ポスト３
０に係止することができ、係船作業の著しい軽減化と能
率化を図ることができる。また、本実施の形態では、ブ
ーム姿勢制御装置１５によって伸縮ブーム１６の先部に
取り付けたアイスプライス１３を三次元空間内で自由に
移動することができるので、アイスプライス１３を容易
に係止ポスト３０に係止することができ、その面からも
係船作業の能率化を図ることができる。なお、上記した
実施の形態では、伸縮ブーム１６の軽量化を図るため、
伸縮ブーム１６に供給する圧縮流体として比重が軽くか
つ安全性の高い圧搾空気を用いたが、圧搾空気に代え
て、その他のガスや、作動油や、水等を用いることもで
きる。
【００１６】（第２の実施の形態）本実施の形態は、図
６に示すように、第１の実施の形態に係る係船装置Ａに
おけるブーム支持台１４を更に昇降装置６３の上に設置
したことを特徴とする。即ち、図示するように、昇降装
置６３は、船１０上に固定されている下部案内筒６４に
天板６５を具備する上部昇降筒６６を昇降シリンダ６７
によって上下方向に摺動自在に取り付けることによって
構成されており、天板６５上にはブーム支持台１４が設
置されている。かかる構成によって、伸縮ブーム１６を
一体的に昇降することができ、伸縮ブーム１６の姿勢制
御における自由度を増やすことができ、より、迅速かつ
確実にアイスプライス１３を係止ポスト３０に係止する
ことができる。
６に示すように、第１の実施の形態に係る係船装置Ａに
おけるブーム支持台１４を更に昇降装置６３の上に設置
したことを特徴とする。即ち、図示するように、昇降装
置６３は、船１０上に固定されている下部案内筒６４に
天板６５を具備する上部昇降筒６６を昇降シリンダ６７
によって上下方向に摺動自在に取り付けることによって
構成されており、天板６５上にはブーム支持台１４が設
置されている。かかる構成によって、伸縮ブーム１６を
一体的に昇降することができ、伸縮ブーム１６の姿勢制
御における自由度を増やすことができ、より、迅速かつ
確実にアイスプライス１３を係止ポスト３０に係止する
ことができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
先部にアイスプライスを結着した係船索を巻き出し・巻
き取り可能な係船索ウインチの近傍にブーム支持台を設
置し、ブーム支持台に伸縮ブームの基部を姿勢制御自在
に支持させると共に先部にアイスプライスを着脱自在に
取り付け、伸縮ブームの伸長動作と係船索ウインチの係
船索巻き出し動作によってアイスプライスを岸壁上の係
止ポストに係合することができると共に、伸縮ブームの
縮退動作に連動してアイスプライスが伸縮ブームの先部
から離脱するようにしている。このように、船上から係
船索をタグボートやロープボートを介することなく直接
係止ポストに係止することができ、係船作業の軽減化と
能率化を図ることができる。
先部にアイスプライスを結着した係船索を巻き出し・巻
き取り可能な係船索ウインチの近傍にブーム支持台を設
置し、ブーム支持台に伸縮ブームの基部を姿勢制御自在
に支持させると共に先部にアイスプライスを着脱自在に
取り付け、伸縮ブームの伸長動作と係船索ウインチの係
船索巻き出し動作によってアイスプライスを岸壁上の係
止ポストに係合することができると共に、伸縮ブームの
縮退動作に連動してアイスプライスが伸縮ブームの先部
から離脱するようにしている。このように、船上から係
船索をタグボートやロープボートを介することなく直接
係止ポストに係止することができ、係船作業の軽減化と
能率化を図ることができる。
【００１８】また、本発明では以下の効果も奏する。 ・伸縮ブームを多段にわたって伸縮可能な入れ子式の伸
縮筒から形成したので、待機位置にはおいてはコンパク
トな形状を確保して設置空間を最小限に抑えることがで
きると共に、係船作業時においては、岸壁上の係止ポス
トに達するために十分な長さ伸長することができる。 ・伸縮筒からなる伸縮ブームの伸長動作を、圧縮流体を
前記伸縮ブーム内に供給することによって行うようにし
たので、容易、円滑かつ確実に伸縮ブームを伸長、縮退
することができる。
縮筒から形成したので、待機位置にはおいてはコンパク
トな形状を確保して設置空間を最小限に抑えることがで
きると共に、係船作業時においては、岸壁上の係止ポス
トに達するために十分な長さ伸長することができる。 ・伸縮筒からなる伸縮ブームの伸長動作を、圧縮流体を
前記伸縮ブーム内に供給することによって行うようにし
たので、容易、円滑かつ確実に伸縮ブームを伸長、縮退
することができる。
【００１９】・伸縮筒の基部に巻取装置が取り付けら
れ、巻取装置に巻回される戻し索が伸縮筒内を通して伸
縮筒の先部まで伸延し先部に結着されるようにしてい
る。従って、伸縮ブームを迅速に待機位置まで後退又は
縮退させることができると共にアイスプライスを伸縮ブ
ームの先部から離脱することができ、その後の係船索ウ
インチによる係船索の巻き取り作業を支障なく行うこと
ができる。 ・伸縮ブームをブーム旋回機構とブーム俯仰機構とを具
備するブーム姿勢制御装置によって姿勢制御しながら伸
長、縮退することができるので、アイスプライスを容
易、迅速かつ確実に岸壁上の係止ポストに係止すること
ができ、この面からも係船作業の軽減化と能率化を図る
ことができる。
れ、巻取装置に巻回される戻し索が伸縮筒内を通して伸
縮筒の先部まで伸延し先部に結着されるようにしてい
る。従って、伸縮ブームを迅速に待機位置まで後退又は
縮退させることができると共にアイスプライスを伸縮ブ
ームの先部から離脱することができ、その後の係船索ウ
インチによる係船索の巻き取り作業を支障なく行うこと
ができる。 ・伸縮ブームをブーム旋回機構とブーム俯仰機構とを具
備するブーム姿勢制御装置によって姿勢制御しながら伸
長、縮退することができるので、アイスプライスを容
易、迅速かつ確実に岸壁上の係止ポストに係止すること
ができ、この面からも係船作業の軽減化と能率化を図る
ことができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る係船装置の全
体構成を示す側面図である。
体構成を示す側面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】伸縮ブームの断面側面図である。
【図４】アイスプライス着脱機構の断面側面図である。
【図５】アイスプライスの平面図である。
【図６】本発明の第１の実施の形態に係る係船装置の全
体構成を示す側面図である。
体構成を示す側面図である。
Ａ・・・係船装置 １０・・・船 １１・・・係船索 １２・・・係船索ウインチ １３・・・アイスプライス １４・・・ブーム支持台 １４ａ・・・旋回輪 １４ｂ・・・外歯車 １４ｃ・・・ピニオンギア １４ｄ・・・旋回用モータ １４ｅ・・・固定ブラケット １５・・・ブーム姿勢制御装置 １６・・・伸縮ブーム １７，１８・・・軸受ブラケット １９・・・ドラム ２０・・・回転モータ ２１・・・揺動ブラケット ２２・・・俯仰用シリンダ ２４，２５，２６，２７，２８・・・筒体 ２９・・・岸壁 ３０・・・係止ポスト ３１・・・端壁 ３２・・・空気流入口 ３３・・・戻し索 ３４・・・索挿通孔 ３５・・・内部空間 ３６・・・ニップル ３７・・・圧搾空気供給管 ３８・・・圧搾空気発生装置 ３９，４０，４１，４２・・・空間 ４３，４４，４５，４６・・・通気孔 ４７・・・アイスプライス着脱機構 ４８・・・結着部 ４９，５０・・・クランプアーム ５１・・・連結ブロック ５２・・・引っ張りコイルスプリング ５３，５４・・・枢軸 ５５・・・連動機構 ５６，５７・・・手動レバー ５８・・・巻取装置 ５９，６０・・・軸受ブラケット ６１・・・回転ドラム ６２・・・回転モータ ６３・・・昇降装置 ６４・・・下部案内筒 ６５・・・天板 ６６・・・上部昇降筒 ６７・・・昇降シリンダ
Claims (5)
- 【請求項１】 船上に設置され、先部にアイスプライス
を結着した係船索を巻き出し・巻き取り可能な係船索ウ
インチと、前記船上で前記係船索ウインチの近傍に設置
されるブーム支持台と、基部が前記ブーム支持台に姿勢
制御自在に支持されると共に先部に前記アイスプライス
が着脱自在に取り付けられる伸縮ブームとを具備し、前
記伸縮ブームの伸長動作と前記係船索ウインチの係船索
巻き出し動作によって前記アイスプライスを岸壁上の係
止ポストに係合可能とすると共に、前記伸縮ブームの縮
退動作に連動して前記アイスプライスが前記伸縮ブーム
の先部から離脱するようにしたことを特徴とする係船装
置。 - 【請求項２】 前記伸縮ブームは、多段にわたって伸縮
可能な入れ子式の伸縮筒から形成されることを特徴とす
る請求項１記載の係船装置。 - 【請求項３】 前記伸縮筒の伸長動作を、圧縮流体を前
記伸縮筒内に供給することによって行うようにしたこと
を特徴とする請求項２記載の係船装置。 - 【請求項４】 前記伸縮筒の基部に巻取装置が取り付け
られ、該巻取装置に巻回される戻し索が前記伸縮筒内を
通して該伸縮筒の先部まで伸延し該先部に結着されるこ
とを特徴とする請求項２又は３記載の係船装置。 - 【請求項５】 前記ブーム支持台にブーム姿勢制御装置
が取り付けられ、該ブーム姿勢制御装置は、前記ブーム
の基部を前記ブーム支持台の垂直軸線周りに旋回するブ
ーム旋回機構と、前記ブームの基部を前記ブーム支持台
に対して俯仰させるブーム俯仰機構とを具備することを
特徴とする請求項１記載の係船装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9314360A JPH11129979A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 係船装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9314360A JPH11129979A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 係船装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129979A true JPH11129979A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18052403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9314360A Pending JPH11129979A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 係船装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129979A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006123934A3 (en) * | 2005-05-20 | 2007-01-25 | Rolls Royce Marine As | Crane for handling of chains, wires, etc., and tools for same |
| EP3190234A1 (en) * | 2016-01-07 | 2017-07-12 | European Intelligence B.V. | Mooring unit for mooring a ship |
| KR20190139470A (ko) * | 2018-06-08 | 2019-12-18 | 삼성중공업 주식회사 | 계류장치 |
| CN112896426A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-06-04 | 成都航空职业技术学院 | 一种港口自动泊船装置 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9314360A patent/JPH11129979A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006123934A3 (en) * | 2005-05-20 | 2007-01-25 | Rolls Royce Marine As | Crane for handling of chains, wires, etc., and tools for same |
| GB2441468A (en) * | 2005-05-20 | 2008-03-05 | Rolls Royce Marine As | Crane for handling of chains, wires, etc. and tools for same |
| GB2441468B (en) * | 2005-05-20 | 2009-04-29 | Rolls Royce Marine As | Tool for handling wires |
| EP3190234A1 (en) * | 2016-01-07 | 2017-07-12 | European Intelligence B.V. | Mooring unit for mooring a ship |
| JP2017122006A (ja) * | 2016-01-07 | 2017-07-13 | ヨーロピアン インテリジェンス ベー．フェー．Ｅｕｒｏｐｅａｎ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ Ｂ．Ｖ． | 船舶を係留する係留ユニット |
| CN106945786A (zh) * | 2016-01-07 | 2017-07-14 | 欧洲智能有限责任公司 | 系泊船舶的系泊单元 |
| KR20170082983A (ko) * | 2016-01-07 | 2017-07-17 | 유로피안 인텔리전스 비.브이. | 선박 계류용 계류 유닛 |
| KR20190139470A (ko) * | 2018-06-08 | 2019-12-18 | 삼성중공업 주식회사 | 계류장치 |
| CN112896426A (zh) * | 2021-03-15 | 2021-06-04 | 成都航空职业技术学院 | 一种港口自动泊船装置 |
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