JPH11129761A - 自動車用ドア構造 - Google Patents
自動車用ドア構造Info
- Publication number
- JPH11129761A JPH11129761A JP29980997A JP29980997A JPH11129761A JP H11129761 A JPH11129761 A JP H11129761A JP 29980997 A JP29980997 A JP 29980997A JP 29980997 A JP29980997 A JP 29980997A JP H11129761 A JPH11129761 A JP H11129761A
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- JP
- Japan
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- door
- panel
- mirror
- reinforcement
- mirror bracket
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/0401—Upper door structure
- B60J5/0404—Outside rear view mirror support
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアミラー支持用ブラケット部分の剛性を向
上し、高速運転時の騒音、振動が低減できる自動車用ド
ア構造を提供する。 【解決手段】 ドアインナパネル２とドアアウタパネル
３で構成されるドアパネル部４の前端部にドアミラー用
のミラーブラケット７を設けた自動車用ドア構造におい
て、上記ドアパネル部４の上縁部に沿ってドアアウタパ
ネル３の内面側にリーンフォースメント１０を配設し、
このリーンフォースメント１０の前部先端部を上記ドア
インナパネル２に接合するとともに、該リーンフォース
メント１０の前部途中から上記ミラーブラケット７側に
向けて延出する延出部１０ｃを設け、この延出部１０ｃ
の先端部を上記ミラーブラケット７にスポット溶接した
ことにある。
上し、高速運転時の騒音、振動が低減できる自動車用ド
ア構造を提供する。 【解決手段】 ドアインナパネル２とドアアウタパネル
３で構成されるドアパネル部４の前端部にドアミラー用
のミラーブラケット７を設けた自動車用ドア構造におい
て、上記ドアパネル部４の上縁部に沿ってドアアウタパ
ネル３の内面側にリーンフォースメント１０を配設し、
このリーンフォースメント１０の前部先端部を上記ドア
インナパネル２に接合するとともに、該リーンフォース
メント１０の前部途中から上記ミラーブラケット７側に
向けて延出する延出部１０ｃを設け、この延出部１０ｃ
の先端部を上記ミラーブラケット７にスポット溶接した
ことにある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドア（サ
イドドア）に取り付けられるドアミラー用のミラーブラ
ケット周りの剛性の向上を図り得る自動車用ドア構造に
関する。
イドドア）に取り付けられるドアミラー用のミラーブラ
ケット周りの剛性の向上を図り得る自動車用ドア構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図９ないし図１１は従来の自動車用ドア
構造を示したもので、この自動車用ドア１００は、ドア
インナパネル１０１とドアアウタパネル１０２でドアパ
ネル部１０３を形成し、このドアパネル部１０３の上部
に窓枠用のドアサッシュ１０４を配設してドア本体１０
５を構成している。このドア本体１０５には、ドアミラ
ーを配設するためのミラーブラケット１０６がドアサッ
シュ１０４の前端角隅部に設けられており、このミラー
ブラケット１０６の後端側には、ドアサッシュ１０４と
ともに窓枠を構成するサッシュ１０７が配設されてい
る。
構造を示したもので、この自動車用ドア１００は、ドア
インナパネル１０１とドアアウタパネル１０２でドアパ
ネル部１０３を形成し、このドアパネル部１０３の上部
に窓枠用のドアサッシュ１０４を配設してドア本体１０
５を構成している。このドア本体１０５には、ドアミラ
ーを配設するためのミラーブラケット１０６がドアサッ
シュ１０４の前端角隅部に設けられており、このミラー
ブラケット１０６の後端側には、ドアサッシュ１０４と
ともに窓枠を構成するサッシュ１０７が配設されてい
る。
【０００３】上記ドアパネル部１０３の上縁部、いわゆ
るベルトライン部には、ドアアウタパネル１０２の内面
側に、車両の前後方向に沿ってアウタリーンフォースメ
ント１０８が配設されて、ドアパネル部１０３の剛性を
確保している。
るベルトライン部には、ドアアウタパネル１０２の内面
側に、車両の前後方向に沿ってアウタリーンフォースメ
ント１０８が配設されて、ドアパネル部１０３の剛性を
確保している。
【０００４】このアウタリーンフォースメント１０８は
ドアアウタパネル１０２側に配設されているため、ドア
アウタパネル１０２にのみスポット溶接されている。一
方、ミラーブラケット１０６は、ドアインナパネル１０
１側に設けられているため、下端部をドアインナパネル
１０１に溶接されて固定されている。このため、ミラー
ブラケット１０６が設けられた部分では、ドアインナパ
ネル１０１とドアアウタパネル１０２との間に一定の間
隙Ｌが設けられている。
ドアアウタパネル１０２側に配設されているため、ドア
アウタパネル１０２にのみスポット溶接されている。一
方、ミラーブラケット１０６は、ドアインナパネル１０
１側に設けられているため、下端部をドアインナパネル
１０１に溶接されて固定されている。このため、ミラー
ブラケット１０６が設けられた部分では、ドアインナパ
ネル１０１とドアアウタパネル１０２との間に一定の間
隙Ｌが設けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ドアイン
ナパネル１０１とドアアウタパネル１０２の上端縁部分
を指で挟み込んだときに撓み、かつ自動車用ドア１００
を閉じたときのドア剛性感の不足を感じる課題を有して
いた。また、ミラーブラケット１０６とドアアウタパネ
ル１０２との間の間隙Ｌも精度が不十分となる課題を生
じていた。したがって、ドア１００を閉じたときに振動
が生じ、ドア剛性感が不十分となる。さらに、走行時に
ドアミラーに加わる走行風によってドアミラーが振動す
るので、ドアミラー支持用ブラケット部分の剛性が要求
される。
ナパネル１０１とドアアウタパネル１０２の上端縁部分
を指で挟み込んだときに撓み、かつ自動車用ドア１００
を閉じたときのドア剛性感の不足を感じる課題を有して
いた。また、ミラーブラケット１０６とドアアウタパネ
ル１０２との間の間隙Ｌも精度が不十分となる課題を生
じていた。したがって、ドア１００を閉じたときに振動
が生じ、ドア剛性感が不十分となる。さらに、走行時に
ドアミラーに加わる走行風によってドアミラーが振動す
るので、ドアミラー支持用ブラケット部分の剛性が要求
される。
【０００６】本発明は上記課題を解決し、ドアミラー支
持用ブラケット部分の剛性を向上し、高速運転時の騒
音、振動が低減できる自動車用ドア構造を提供すること
を目的とする。
持用ブラケット部分の剛性を向上し、高速運転時の騒
音、振動が低減できる自動車用ドア構造を提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ドアインナパネルとドアアウタパネルで構成
されるドアパネル部の前端部にドアミラー用のミラーブ
ラケットを設けた自動車用ドア構造において、上記ドア
パネル部の上縁部に沿ってドアアウタパネルの内面側に
リーンフォースメントを配設し、このリーンフォースメ
ントの前部先端部を上記ドアインナパネルに接合すると
ともに、該リーンフォースメントの前部途中から上記ミ
ラーブラケット側に向けて延出する延出部を設け、この
延出部の先端部を上記ミラーブラケットにスポット溶接
したことにある。また、上記折曲げ部にビードを設けた
ことにある。
するため、ドアインナパネルとドアアウタパネルで構成
されるドアパネル部の前端部にドアミラー用のミラーブ
ラケットを設けた自動車用ドア構造において、上記ドア
パネル部の上縁部に沿ってドアアウタパネルの内面側に
リーンフォースメントを配設し、このリーンフォースメ
ントの前部先端部を上記ドアインナパネルに接合すると
ともに、該リーンフォースメントの前部途中から上記ミ
ラーブラケット側に向けて延出する延出部を設け、この
延出部の先端部を上記ミラーブラケットにスポット溶接
したことにある。また、上記折曲げ部にビードを設けた
ことにある。
【０００８】リーンフォースメントの前部先端部を上記
ドアインナパネルに接合するとともに、該リーンフォー
スメントの前部途中から上記ミラーブラケット側に向け
て延出する延出部を設け、この延出部の先端部を上記ミ
ラーブラケットにスポット溶接したので、ミラーブラケ
ット周りの剛性が向上し、高速運転時のドアミラーの振
動に伴う騒音が低減できる。
ドアインナパネルに接合するとともに、該リーンフォー
スメントの前部途中から上記ミラーブラケット側に向け
て延出する延出部を設け、この延出部の先端部を上記ミ
ラーブラケットにスポット溶接したので、ミラーブラケ
ット周りの剛性が向上し、高速運転時のドアミラーの振
動に伴う騒音が低減できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
参照しながら詳細に説明する。
【００１０】図１ないし図３において、自動車用ドア１
は、室内側に配設されるドアインナパネル２と室外側に
配設されるドアアウタパネル３で略閉じ断面構造のドア
パネル部４を形成し、このドアパネル部４の上部に矩形
状に形成された窓枠用のドアサッシュ５を配設してドア
本体６、いわゆるサッシュタイプドアを構成している。
このドア本体６には、図示しないドアミラーを配設する
ためのミラーブラケット７がドアサッシュ５の前端角隅
部に設けられており、このミラーブラケット７の後端側
には、ドアサッシュ５とともに窓枠を構成するサッシュ
８が配設されている。サッシュ８はドアパネル部４の内
部下方位置まで配設されており、ドアパネル部４内に降
下されるウインドガラス９のガイドとなる。
は、室内側に配設されるドアインナパネル２と室外側に
配設されるドアアウタパネル３で略閉じ断面構造のドア
パネル部４を形成し、このドアパネル部４の上部に矩形
状に形成された窓枠用のドアサッシュ５を配設してドア
本体６、いわゆるサッシュタイプドアを構成している。
このドア本体６には、図示しないドアミラーを配設する
ためのミラーブラケット７がドアサッシュ５の前端角隅
部に設けられており、このミラーブラケット７の後端側
には、ドアサッシュ５とともに窓枠を構成するサッシュ
８が配設されている。サッシュ８はドアパネル部４の内
部下方位置まで配設されており、ドアパネル部４内に降
下されるウインドガラス９のガイドとなる。
【００１１】上記ドア本体６のベルトライン部、すなわ
ちドアパネル部４の上縁部には、上縁に沿って車両の前
後方向にアウタリーンフォースメント１０が配設されて
いる。このアウタリーンフォースメント１０は、ドアア
ウタパネル３の内面側にドアパネル部４の前端から後端
にかけて配設されており、その上縁部をドアアウタパネ
ル３の内面に一定間隔でスポット溶接されている。この
アウタリーンフォースメント１０が配設されるドアパネ
ル部４の前部の内部構造を図４により説明する。このア
ウタリーンフォースメント１０は、前部途中に設けられ
た凸部１０ａをドアパネル部４内に延出されているミラ
ーブラケット７の下部側折曲げ部７ａに車体後方側に延
出して設けられた突片７ｂにスポット溶接ｗ1 されてい
る。また、その先端部１０ｂをドアインナパネル２の段
差部２ａとヒンジガセット１１の一端部１１ａとの接合
個所に同時にスポット溶接ｗ2 されている。このヒンジ
ガセット１１は、ドアパネル部４の側面を形成するドア
インナパネル２の端部内面に配設されており、このヒン
ジガセット１１の他端部１１ｂには、ドアインナパネル
２の内面上縁に配設されたインナリーンフォースメント
１２の先端部が接合されている。
ちドアパネル部４の上縁部には、上縁に沿って車両の前
後方向にアウタリーンフォースメント１０が配設されて
いる。このアウタリーンフォースメント１０は、ドアア
ウタパネル３の内面側にドアパネル部４の前端から後端
にかけて配設されており、その上縁部をドアアウタパネ
ル３の内面に一定間隔でスポット溶接されている。この
アウタリーンフォースメント１０が配設されるドアパネ
ル部４の前部の内部構造を図４により説明する。このア
ウタリーンフォースメント１０は、前部途中に設けられ
た凸部１０ａをドアパネル部４内に延出されているミラ
ーブラケット７の下部側折曲げ部７ａに車体後方側に延
出して設けられた突片７ｂにスポット溶接ｗ1 されてい
る。また、その先端部１０ｂをドアインナパネル２の段
差部２ａとヒンジガセット１１の一端部１１ａとの接合
個所に同時にスポット溶接ｗ2 されている。このヒンジ
ガセット１１は、ドアパネル部４の側面を形成するドア
インナパネル２の端部内面に配設されており、このヒン
ジガセット１１の他端部１１ｂには、ドアインナパネル
２の内面上縁に配設されたインナリーンフォースメント
１２の先端部が接合されている。
【００１２】上記アウタリーンフォースメント１０の前
部途中の上縁部には、図５および図６に示すように、ア
ウタリーンフォースメント１０の途中からドアインナパ
ネル２側に向けて折曲げて延出された延出部１０ｃが設
けられており、この延出部１０ｃの先端部を上記ドアパ
ネル部４の上縁より上部側に飛び出しているミラーブラ
ケット７の側面にスポット溶接ｗ3 して、アウタリーン
フォースメント１０をミラーブラケット７に接合してい
る。このアウタリーンフォースメント１０の延出部１０
ｃには、図７に示すように、延出部１０ｃの延出方向に
沿って複数のビード１３が設けられており、延出部１０
ｃの剛性の向上を図っている。ミラーブラケット７は、
アウタリーンフォースメント１０に、ドアパネル部４よ
り上部側に飛び出している部分と、ドアパネル部４内側
に延出されている部分とが、アウタリーンフォースメン
ト１０の延出部１０ｃとミラーブラケット７の突片７ｂ
を介してアウタリーンフォースメント１０に、スポット
溶接されているので、充分な剛性を得ることができる。
上記アウタリーンフォースメント１０の後端部１０ｄ
は、図８に示すように、ドアインナパネル２にスポット
溶接されている。
部途中の上縁部には、図５および図６に示すように、ア
ウタリーンフォースメント１０の途中からドアインナパ
ネル２側に向けて折曲げて延出された延出部１０ｃが設
けられており、この延出部１０ｃの先端部を上記ドアパ
ネル部４の上縁より上部側に飛び出しているミラーブラ
ケット７の側面にスポット溶接ｗ3 して、アウタリーン
フォースメント１０をミラーブラケット７に接合してい
る。このアウタリーンフォースメント１０の延出部１０
ｃには、図７に示すように、延出部１０ｃの延出方向に
沿って複数のビード１３が設けられており、延出部１０
ｃの剛性の向上を図っている。ミラーブラケット７は、
アウタリーンフォースメント１０に、ドアパネル部４よ
り上部側に飛び出している部分と、ドアパネル部４内側
に延出されている部分とが、アウタリーンフォースメン
ト１０の延出部１０ｃとミラーブラケット７の突片７ｂ
を介してアウタリーンフォースメント１０に、スポット
溶接されているので、充分な剛性を得ることができる。
上記アウタリーンフォースメント１０の後端部１０ｄ
は、図８に示すように、ドアインナパネル２にスポット
溶接されている。
【００１３】上記ミラーブラケット７は、後端部をドア
アウタパネル３側に折曲げて、折曲げ部７ａを構成して
おり、この折曲げ部７ａに上記サッシュ８を装着してい
る。この折曲げ部７ａの下部側には、アウタリーンフォ
ースメント１０に対向する上記突片７ｂが車体後方側に
向けて設けられている（図４参照）。上記サッシュ８の
下端部は、ドアインナパネル２に図示しないブラケット
を介して接合している。
アウタパネル３側に折曲げて、折曲げ部７ａを構成して
おり、この折曲げ部７ａに上記サッシュ８を装着してい
る。この折曲げ部７ａの下部側には、アウタリーンフォ
ースメント１０に対向する上記突片７ｂが車体後方側に
向けて設けられている（図４参照）。上記サッシュ８の
下端部は、ドアインナパネル２に図示しないブラケット
を介して接合している。
【００１４】上記構成によると、アウタリーンフォース
メント１０の組付けは、ドアインナパネル２にスポット
溶接にて組み付け、それにドアアウタパネル３を組み付
けてドアアウタパネル３の内面上縁部にスポット溶接に
て組み付ける。そして、アウタリーンフォースメント１
０の前部途中の上縁部から延出した延出部１０ｃをミラ
ーブラケット７の側面にスポット溶接ｗ3 する。また、
ミラーブラケット７の折曲げ部７ａ下部側に設けられた
突片７ｂをアウタリーンフォースメント１０の前部途中
に設けられた凸部１０ａにスポット溶接ｗ1 する。
メント１０の組付けは、ドアインナパネル２にスポット
溶接にて組み付け、それにドアアウタパネル３を組み付
けてドアアウタパネル３の内面上縁部にスポット溶接に
て組み付ける。そして、アウタリーンフォースメント１
０の前部途中の上縁部から延出した延出部１０ｃをミラ
ーブラケット７の側面にスポット溶接ｗ3 する。また、
ミラーブラケット７の折曲げ部７ａ下部側に設けられた
突片７ｂをアウタリーンフォースメント１０の前部途中
に設けられた凸部１０ａにスポット溶接ｗ1 する。
【００１５】こうして、アウタリーンフォースメント１
０は、先端部上縁部に設けた延出部１０ｃをミラーブラ
ケット７の側面にスポット溶接ｗ3 しているので、ミラ
ーブラケット７周りの剛性の向上を図ることができる。
しかも、ミラーブラケット７は、折曲げ部７ａ下部側に
設けられた突片７ｂを介してアウタリーンフォースメン
ト１０にスポット溶接ｗ1 されているので、ミラーブラ
ケット７周りの剛性の向上を図ることができる。したが
って、ミラーブラケット７周りの剛性の向上が図れるこ
とから、高速走行時の風圧などによるドアミラーの振動
を防ぐことができる。また、アウタリーンフォースメン
ト１０は、その先端１０ｂをドアインナパネル２の段差
部２ａとヒンジガセット１１の一端部１１ａとの接合個
所に同時にスポット溶接ｗ2 されているので、アウタリ
ーンフォースメント１０の先端部の剛性を向上できる。
このように、アウタリーンフォースメント１０は、前部
途中にドアインナパネル２側に向けて設けられた凸部１
０ａと、先端部１０ｂと、先端部上縁部に設けた延出部
１０ｃの３点で三角形を成すようにスポット溶接ｗ1 、
ｗ2 、ｗ3 されているので、充分な剛性を得ることがで
きる。よって、ミラーブラケット７は、折曲げ部７ａ下
部側に設けられた突片７ｂと、ミラーブラケット７の側
面部とがアウタリーンフォースメント１０の前部にスポ
ット溶接ｗ1 、ｗ3 にて接合されているので、充分な剛
性を得ることができる。
０は、先端部上縁部に設けた延出部１０ｃをミラーブラ
ケット７の側面にスポット溶接ｗ3 しているので、ミラ
ーブラケット７周りの剛性の向上を図ることができる。
しかも、ミラーブラケット７は、折曲げ部７ａ下部側に
設けられた突片７ｂを介してアウタリーンフォースメン
ト１０にスポット溶接ｗ1 されているので、ミラーブラ
ケット７周りの剛性の向上を図ることができる。したが
って、ミラーブラケット７周りの剛性の向上が図れるこ
とから、高速走行時の風圧などによるドアミラーの振動
を防ぐことができる。また、アウタリーンフォースメン
ト１０は、その先端１０ｂをドアインナパネル２の段差
部２ａとヒンジガセット１１の一端部１１ａとの接合個
所に同時にスポット溶接ｗ2 されているので、アウタリ
ーンフォースメント１０の先端部の剛性を向上できる。
このように、アウタリーンフォースメント１０は、前部
途中にドアインナパネル２側に向けて設けられた凸部１
０ａと、先端部１０ｂと、先端部上縁部に設けた延出部
１０ｃの３点で三角形を成すようにスポット溶接ｗ1 、
ｗ2 、ｗ3 されているので、充分な剛性を得ることがで
きる。よって、ミラーブラケット７は、折曲げ部７ａ下
部側に設けられた突片７ｂと、ミラーブラケット７の側
面部とがアウタリーンフォースメント１０の前部にスポ
ット溶接ｗ1 、ｗ3 にて接合されているので、充分な剛
性を得ることができる。
【００１６】なお、上記実施の形態では、サッシュタイ
プドアについて説明したが、パネルタイプドアあるい
は、サッシュレスタイプのドア等、ドアミラー用のミラ
ーブラケットを設けるタイプのドアには種々変更して適
用できることは言うまでもない。また、アウタリーンフ
ォースメント１０の延出部１０ｃの形状、あるいは大き
さは任意に設定することができ、かつ延出部１０ｃに設
けるビード１３の方向、大きさ、数等は適宜選定するこ
とができる。
プドアについて説明したが、パネルタイプドアあるい
は、サッシュレスタイプのドア等、ドアミラー用のミラ
ーブラケットを設けるタイプのドアには種々変更して適
用できることは言うまでもない。また、アウタリーンフ
ォースメント１０の延出部１０ｃの形状、あるいは大き
さは任意に設定することができ、かつ延出部１０ｃに設
けるビード１３の方向、大きさ、数等は適宜選定するこ
とができる。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように本発明による自動車用
ドア構造によれば、ドアインナパネルとドアアウタパネ
ルで構成されるドアパネル部の前端部にドアミラー用の
ミラーブラケットを設けた自動車用ドア構造において、
上記ドアパネル部の上縁部に沿ってドアアウタパネルの
内面側にリーンフォースメントを配設し、このリーンフ
ォースメントの前部先端部を上記ドアインナパネルに接
合するとともに、該リーンフォースメントの前部途中か
ら上記ミラーブラケット側に向けて延出する延出部を設
け、この延出部の先端部を上記ミラーブラケットにスポ
ット溶接したので、部品の追加をすることなく、かつ重
量の増加を来すことなく、ミラーブラケット周りの剛性
の向上を図ることができる。また、ドアアウタパネルの
上縁部とミラーブラケットの間隙の精度が向上する。ミ
ラーブラケット周りの剛性の向上を図ることができるこ
とから、高速運転時の振動および騒音の発生を抑制する
ことができる。さらに、上記折曲げ部にビードを設ける
ことにより、折曲げ部の剛性を向上できる。よって、ド
アアウタパネルの上縁部とミラーブラケットの間隙の精
度が向上する。
ドア構造によれば、ドアインナパネルとドアアウタパネ
ルで構成されるドアパネル部の前端部にドアミラー用の
ミラーブラケットを設けた自動車用ドア構造において、
上記ドアパネル部の上縁部に沿ってドアアウタパネルの
内面側にリーンフォースメントを配設し、このリーンフ
ォースメントの前部先端部を上記ドアインナパネルに接
合するとともに、該リーンフォースメントの前部途中か
ら上記ミラーブラケット側に向けて延出する延出部を設
け、この延出部の先端部を上記ミラーブラケットにスポ
ット溶接したので、部品の追加をすることなく、かつ重
量の増加を来すことなく、ミラーブラケット周りの剛性
の向上を図ることができる。また、ドアアウタパネルの
上縁部とミラーブラケットの間隙の精度が向上する。ミ
ラーブラケット周りの剛性の向上を図ることができるこ
とから、高速運転時の振動および騒音の発生を抑制する
ことができる。さらに、上記折曲げ部にビードを設ける
ことにより、折曲げ部の剛性を向上できる。よって、ド
アアウタパネルの上縁部とミラーブラケットの間隙の精
度が向上する。
【図１】自動車用ドア構造を示す概念図である。
【図２】ドアアウタパネルの一部を切り欠いて示す図１
のＸ部分の拡大図である。
のＸ部分の拡大図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】図２のＣ−Ｃ線断面図である。
【図６】図５のミラーブラケット周りを示すＹ方向の矢
視図である。
視図である。
【図７】アウタリーンフォースメントの先端部を示す斜
視図である。
視図である。
【図８】図１のＤ−Ｄ線断面図である。
【図９】従来の自動車用ドア構造を示す概念図である。
【図１０】図９のＺ部分の拡大図である。
【図１１】図１０のＥ−Ｅ線断面図である。
１ 自動車用ドア ２ ドアインナパネル ３ ドアアウタパネル ４ ドアパネル部 ５ ドアサッシュ ６ ドア本体 ７ ミラーブラケット ８ サッシュ ９ ウインドガラス １０ アウタリーンフォースメント １１ ヒンジガセット １２ インナリーンフォースメント １３ ビード １０ｃ 延出部
Claims (2)
- 【請求項１】 ドアインナパネルとドアアウタパネルで
構成されるドアパネル部の前端部にドアミラー用のミラ
ーブラケットを設けた自動車用ドア構造において、上記
ドアパネル部の上縁部に沿ってドアアウタパネルの内面
側にリーンフォースメントを配設し、このリーンフォー
スメントの前部先端部を上記ドアインナパネルに接合す
るとともに、該リーンフォースメントの前部途中から上
記ミラーブラケット側に向けて延出する延出部を設け、
この延出部の先端部を上記ミラーブラケットにスポット
溶接したことを特徴とする自動車用ドア構造。 - 【請求項２】 上記折曲げ部にビードを設けたことを特
徴とする請求項１に記載の自動車用ドア構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29980997A JPH11129761A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動車用ドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29980997A JPH11129761A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動車用ドア構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129761A true JPH11129761A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17877197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29980997A Pending JPH11129761A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 自動車用ドア構造 |
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| JP (1) | JPH11129761A (ja) |
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-
1997
- 1997-10-31 JP JP29980997A patent/JPH11129761A/ja active Pending
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