JPH11128791A - 噴射器 - Google Patents
噴射器Info
- Publication number
- JPH11128791A JPH11128791A JP9300873A JP30087397A JPH11128791A JP H11128791 A JPH11128791 A JP H11128791A JP 9300873 A JP9300873 A JP 9300873A JP 30087397 A JP30087397 A JP 30087397A JP H11128791 A JPH11128791 A JP H11128791A
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- Japan
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- stem
- container
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Abstract
体の小型化を達成することができる噴射器を提供する。 【解決手段】 スパウト3の吐出孔の内壁面において、
ステム挿入孔とノズル7の噴出孔とのあいだを連通せし
める縦溝が形成され、前記スパウト3のステム挿入孔お
よび吐出孔が互いに容器1の幅方向についてずらして形
成され、ボタン5における指に当接する部分が前記スパ
ウト3に当接する部分に対して前記容器1の長手方向に
ついてずらして配置されてなる噴射器。
Description
らに詳しくはステムの操作性を向上させるとともに製品
全体の小型化を達成することができる噴射器に関する。
ける小さい孔の内部へ薬液などの内容物を噴射するため
などの目的のために、スパウトを有するエアゾール製品
などの噴射器が広く用いられている。従来より広く用い
られているエアゾール製品は、スパウトおよび操作ボタ
ンが一体に形成され、該スパウトが容器に固着されたカ
バーにヒンジ連結されるとともに容器のステムに嵌合さ
れたものである。
は、スパウト自体の傾動(すなわち、ヒンジ連結部分周
りの回転)により、ステムを作動させる。そのため、操
作ボタンを押し下げる力をステムを垂直に下降させる力
に充分に変換できない。その結果、充分な内容物の吐出
ができなかったり、大きな操作力を必要としていた。
連結したスパウト62を確実に垂直に押し下げることが
できる医薬スプレー用プッシュ要素を備えたエアゾール
製品が、特開平7−300166号公報に示されてい
る。
パウト62に一体に形成され、操作板63と作動板64
とが分離されたものである。操作板63の傾動により、
操作板63下面の当接片65が作動板64を垂直に押し
下げて、作動板64を垂直に下降させるようにしてある
ので、操作板63の指圧部66への指圧力を確実にスパ
ウト62に伝えてステム61を作動させることが可能に
なる。
ール製品は、支点A1、力点B1および作用点C1がほぼ
一直線上に配置されているため、スパウト62だけでな
く、容器を含めたエアゾール製品全体の幅が大きくなる
という問題がある。スパウトの部分だけでなく製品全体
の幅が大きくなるため、保持性がわるく、鼻の孔などに
スパウトを挿入するばあいに使いにくくなる。したがっ
て、ステムの操作性の向上および製品全体の小型化を両
方達成できるエアゾール製品は従来になかった。
れたものであり、ステムの操作性を向上させるとともに
製品全体の小型化を達成することができる噴射器を提供
することを目的とする。
い孔の内部へ内容物を噴射するための噴射器であって、
(a)ステムを有し、内容物を収容する容器と、(b)
内部に吐出孔および当該吐出孔に連通するステム挿入孔
が形成され、当該ステム挿入孔に前記ステムを挿入する
ことにより、前記ステムに嵌合されたスパウトと、
(c)前記容器の少なくとも一部に固着された固着部材
と、(d)前記スパウトに当接する部分を有するボタン
と、(e)前記スパウトの吐出孔内部に挿入された棒状
部材と、(f)前記スパウトの吐出孔の出口に設けられ
たノズルとからなり、前記スパウトの吐出孔の内壁面に
おいて、前記ステム挿入孔と前記ノズルの噴出孔とのあ
いだを連通せしめる溝が形成され、前記スパウトのステ
ム挿入孔および吐出孔が互いに前記容器の幅方向につい
てずらして形成され、前記ボタンにおける指に当接する
部分が前記スパウトに当接する部分に対して前記容器の
長手方向についてずらして配置されてなることを特徴と
するものである。
ましい。
ましい。
ましい。
ましい。
する部分(たとえば、図1の5bであり、力点B2が対
応する)がスパウトに当接する部分(たとえば、図1の
5cであり、作用点C2が対応する)に対して容器の長
手方向にずらして配置されているため、ボタンの回転中
心(たとえば、図1の5aであり、支点A2が対応す
る)との位置関係を考えたばあい、支点、力点および作
用点が一直線上にない配置となる。したがって、前記支
点A2と力点B2とのあいだの水平距離を小さくすること
ができるため、製品全体の小型化が可能になる。
るため、ボタンを傾動させたときに、ボタンの一部がス
パウトに当接してスパウトおよびステムを確実に垂直に
下降させることができる。
にない配置であるため、製品全体を小さくすることが可
能となり、とくに、容器の直径が35mm以下であれ
ば、容器を手で持ちやすく、保持性に優れ、ステムの作
動性(操作性)を向上させることができる。
発明の噴射器を詳細に説明する。図1は本発明の噴射器
の一実施例を示すエアゾール製品の断面説明図、図2は
図1の吐出孔付近の拡大断面図、図3は図2のA−A断
面図、図4は図2のB−B断面図、図5は図2のC−C
断面図、図6は本発明の噴射器の他の実施例を示す2本
のスパウトを備えたエアゾール製品の断面説明図、図7
は本発明のさらに他の実施例を示す定量バルブを備えた
エアゾール製品の要部拡大断面説明図および図8は本発
明のさらに他の実施例を示すポンプを備えた噴射器の要
部拡大断面説明図である。
る小さい孔の内部へ薬液などの内容物を小さい孔の内部
へ噴射するための噴射器の一例として、鼻の孔に挿入す
るスパウトを有する噴射器が示されている。
れるエアゾール製品は、ステム2を有する容器1と、該
ステム2に嵌合されたスパウト3と、容器1に固着され
た肩カバー4と、該肩カバー4に取り付けられたボタン
5と、スパウト3内部の棒状のセンターポストチップ6
と、スパウト3上部に設けられたノズル7とから構成さ
れている。
ール容器が用いられる。容器1には、うがい薬、歯痛止
め、口内炎薬、点鼻薬または点眼薬などの内容物、およ
びLPG、DME、フロンなどの液化ガス、窒素、炭酸
ガス、圧縮空気、亜酸化窒素などの圧縮ガス、またはこ
れらから選ばれた少なくとも2種以上の混合ガスなどの
噴射剤が充填されている。本実施の形態のエアゾール製
品は人体用品であることから安全性を考慮して圧縮ガス
が好ましい。なお、14はステムラバー、15はマウン
ティングカップ、16はガスケット、17はスプリン
グ、18はディップチューブである。
は30mm以下であれば、手で持ちやすく、保持性に優
れているため、好ましい。
ていれば、正確な定量噴射が可能であり、過度の使用量
による患部への刺激や悪影響をなくすことができるた
め、好ましい。
アゾール製品は、ステム22の下方に設けられたスプリ
ング23によってステムラバー24がマウンティングキ
ャップ25に押圧され、前記容器1がマウンティングキ
ャップ25とガスケット30とのあいだでシールして固
定され、容器1の内部が密封状態に保たれている。図示
されていないが、ステム22にはスパウト3(図1参
照)または後述するスパウト19(図6参照)が嵌合さ
れている。
ッシュ26の外周には、たとえばゴム、エラストマー、
軟質プラスチックなどの可撓性を有する材料からなるタ
ンク27が設けられ、該タンク27は、ハウジング28
によって固定されている。ハウジング28の下面には、
ディップチューブ29が接続されている。
チューブ29を通してハウジング28内に入り、ステム
22とタンク27との間隙およびステム22とガイドブ
ッシュ26との間隙を介してガイドブッシュ26内部に
入り、ついでホール31を通してガイドブッシュ26と
タンク27とのあいだに形成された定量室32内に充填
される。
示せず)を下方へ押圧したばあい、まずタンク27の下
部の開口がステム22によって閉じられることによりタ
ンク27が密閉される。ついでステム22の側方開口2
2aがステムラバー24よりも下方へ移動し、ステム2
2を通してタンク27の内部空間が外部へ連通する。そ
れにより、タンク27と外部とのあいだの圧力差によ
り、密閉されたタンク27内部の内容物がステム22の
内部を通して外部へ噴出される。内容物が噴射すればタ
ンク27の内圧が低下し、それに伴ってタンク27がし
ぼむ。最終的にタンク27の内壁が前記ホール31を塞
いだとき、内容物の噴射は終了する。このような噴射方
法により、ほぼ正確に定量室32内の所定の容量の内容
物を噴射することができる。
とえば図8に示される蓄圧機構を備えたポンプにも適用
することができる。図8に示されるポンプは、ボトル5
3の開口に螺着などにより固着されたベース部分である
キャップ48と、当該キャップ48に設けられた流体伝
達部分であるピストン43、ニードル44、パイプ5
4、ボール47、弁45、シリンダ46およびディップ
チューブ51と、パイプ54を上方へ押圧するスプリン
グ49と、ボトル53の上端縁をシールするためのパッ
キン52とから構成されている。なお、図8のピストン
43は、本発明のステムに対応するものである。また、
図示されていないが、ピストン43には前記スパウト3
(図1参照)またはスパウト19(図6参照)が嵌合さ
れている。
たスパウト(図示せず)などを下方へ押圧すると、ピス
トン43の下部に連結されたパイプ54が案内溝55に
沿って下降し、この案内溝55内部の気体がディップチ
ューブ接続部56の周囲にある孔57より、ボトル53
内部に導入されることにより、蓄圧する(すなわちボト
ル53内部の圧力を上昇させる)ことができる。
に、内部に吐出孔3aおよび当該吐出孔3aに連通する
ステム挿入孔3bが形成され、当該ステム挿入孔3bに
前記ステム2を挿入することにより、前記ステム2に嵌
合されている。
入されるので、細く、長い方が患部へ有効に噴射できる
ため好ましい。また、噴射器全体も細い方が操作しやす
いが、本実施例の噴射器では、後述するように噴射器全
体を細くすることができるため、製品の操作性にすぐれ
ている。
鼻の孔へ使用するばあい、図6に示されるように、スパ
ウト19が2本設けられると左右の噴射孔20へ同時に
使用できる。
に示されるように、内容物を細かい粒子の状態で噴射で
きるメカニカルブレークアップ機構が採用されている。
この機構は、スパウト3の吐出孔3a内部にセンターポ
ストチップ6が挿入され、前記吐出孔3aよりも直径が
小さい噴出孔7aを有するノズル7が吐出孔3aの出口
3cに設けられ、前記スパウト3の吐出孔3aの内壁面
において、前記ステム挿入孔3bと前記噴出孔7aとの
あいだを連通せしめる3本の縦溝8が形成されることに
より、構成されている。
プ6とスパウト3とのあいだに位置するように形成さ
れ、略Y字状の分岐路3dを介してステム挿入孔3bに
連通している。なお、縦溝8の本数は、本発明はとくに
限定されるものではなく、2本以上であれば適宜の本数
にすればよい。また、分岐路3dは、縦溝8の本数に対
応するような形状にすればよい。
は、互いに前記容器1の幅方向に沿ってずらして形成さ
れている。そのため、ボタン5の指に当接する部分5b
を、より容器1の中心付近に設けることができ、製品を
小さくできる。
れを見たばあい、ステム挿入孔3bから導入された内容
物は、まずY字状の分岐路3dを通して3本の縦溝8に
分配される。ついで、内容物は、センターポストチップ
6を迂回しながら縦溝8を通って上昇し、ノズル7へ送
られる。ノズル7に達した内容物は、略渦巻き状の合流
路7bを通りながら旋回し、噴出孔7aから細かい粒子
となって外部へ噴射される。
ンプ部1aに嵌合することにより、容器1に固着されて
いる。本実施例では、肩カバー4の内面に環状の突起4
aが設けられ、バルブ1bのクリンプ部1aに嵌合して
いる。なお、本実施例では、固着部材の一例として、肩
部1aに嵌合する肩カバー4を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、容器の少なく
とも一部に固着されるものであれば、種々の部材を採用
することができる。
あり、貫通孔5dを通してスパウト3が貫通されてい
る。また、ボタン5の上部の指に当接する部分5bおよ
び角部5eは、支点A2を回転中心とする連結部5aを
介して、下部の嵌合部5fにヒンジ連結されている。ボ
タン5の嵌合部5fは、肩カバー4に嵌合している。前
記肩カバー4およびボタン5は、ポリプロピレン(P
P)などにより作成されている。
スパウト、固着部材(肩カバー)は、別パーツ(3パー
ツ)、もしくはボタンと固着部材が一体、スパウトと固
着部材が一体(2パーツ)である3つの形態を採用する
ことができる。ただし、これら3つの形態のいずれのば
あいでも、ボタンとスパウトが分離されている点で共通
する。
ウト3の水平段部3eに当接することにより、スパウト
3およびステム2を確実に押し下げることができる。
は、前記スパウト3に当接する部分5cに対して前記容
器1の長手方向についてずらして配置されている。ここ
で、指に当接する部分5b(具体的には部分5bの中間
位置)は力点B2に相当し、スパウト3に当接する部分
5cは作用点C2に相当する。
が一直線上にない配置となる。すなわち、支点A2と作
用点C2とのあいだの水平距離を1としたばあい、従来
では2以上の支点A2と力点B2とのあいだの水平距離を
必要としていたが、本実施例ではこのA2−B2間の水平
距離を小さくすることができる。そのため、容器1およ
びその他の部分の幅を小さく(細く)することができ、
その結果、噴射器全体の小型化が可能になる。
が一直線上にない配置であるため、製品全体を小さくす
ることが可能になり、とくに、前記容器1の直径が35
mm以下(さらに好ましくは30mm以下)であれば、
容器1を手で持ちやすく、保持性にすぐれ、ステム2の
作動性を向上させることができる。
に下降させることによりステムの操作性を向上させるこ
とができ、それとともに噴射器全体の小型化を達成する
ことができる。したがって、鼻の孔などの小さい孔にス
パウトを挿入して使用するなどのばあいにおいて操作性
がよくなる。
品の断面説明図である。
ウトを備えたエアゾール製品の断面説明図である。
備えたエアゾール製品の要部拡大断面説明図である。
た噴射器の要部拡大断面説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 小さい孔の内部へ内容物を噴射するため
の噴射器であって、(a)ステムを有し、内容物を収容
する容器と、(b)内部に吐出孔および当該吐出孔に連
通するステム挿入孔が形成され、当該ステム挿入孔に前
記ステムを挿入することにより、前記ステムに嵌合され
たスパウトと、(c)前記容器の少なくとも一部に固着
された固着部材と、(d)前記スパウトに当接する部分
を有するボタンと、(e)前記スパウトの吐出孔内部に
挿入された棒状部材と、(f)前記スパウトの吐出孔の
出口に設けられたノズルとからなり、前記スパウトの吐
出孔の内壁面において、前記ステム挿入孔と前記ノズル
の噴出孔とのあいだを連通せしめる溝が形成され、前記
スパウトのステム挿入孔および吐出孔が互いに前記容器
の幅方向についてずらして形成され、前記ボタンにおけ
る指に当接する部分が前記スパウトに当接する部分に対
して前記容器の長手方向についてずらして配置されてな
る噴射器。 - 【請求項2】 前記噴射器がエアゾール製品である請求
項1記載の噴射器。 - 【請求項3】 前記容器が直径35mm以下である請求
項1または2記載の噴射器。 - 【請求項4】 前記容器が直径30mm以下である請求
項3記載の噴射器。 - 【請求項5】 前記容器が定量バルブを備えた請求項
1、2、3または4記載の噴射器。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP30087397A Expired - Fee Related JP3942708B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 噴射器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104412A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 足踏み式塗布容器 |
JP2003190255A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-08 | Teika Seiyaku Kk | 点眼剤容器 |
JP2016172578A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社マンダム | デオドラントスプレー、ならびにデオドラントスプレーの使用方法 |
US10388844B2 (en) | 2014-08-13 | 2019-08-20 | Fujitsu Limited | Sensor module and manhole information collection/processing system |
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KR102343150B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2021-12-28 | 펌텍코리아(주) | 이종내용물의 혼합 토출 구조를 갖는 화장품용기 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30087397A patent/JP3942708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
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US10388844B2 (en) | 2014-08-13 | 2019-08-20 | Fujitsu Limited | Sensor module and manhole information collection/processing system |
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JP3942708B2 (ja) | 2007-07-11 |
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