JPH11127633A - 水田作業機におけるフロートの支持構造 - Google Patents

水田作業機におけるフロートの支持構造

Info

Publication number
JPH11127633A
JPH11127633A JP30997297A JP30997297A JPH11127633A JP H11127633 A JPH11127633 A JP H11127633A JP 30997297 A JP30997297 A JP 30997297A JP 30997297 A JP30997297 A JP 30997297A JP H11127633 A JPH11127633 A JP H11127633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
support member
working machine
supported
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30997297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Fukuma
英明 福間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP30997297A priority Critical patent/JPH11127633A/ja
Publication of JPH11127633A publication Critical patent/JPH11127633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場表面を滑走するフロートを昇降自在に支
持した水田作業機において、フロートの取付構造を支持
部品点数の少ない簡単なものにし、しかもフロートの田
面追従性を安定したものにする。 【解決手段】 昇降するフロート16の支持部材20を
弾性体で形成して、支持部材20のみでフロート16を
支持できるようにし、しかも支持部材20で支持したフ
ロート16を、支持部材20の弾性変形により圃場表面
に追従して上下回動可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場表面を滑走す
るフロートを昇降自在に支持した水田作業機におけるフ
ロートの支持構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、走行機体の後部に植付部を連結
した乗用田植機等の水田作業機には、植付部に設けた苗
載台の下方に苗植付杆を取付けたプランターケースを設
け、このプランターケースの下方に配設されるフロート
を、植付深さ調節レバーに連動する支持部材で昇降およ
び上下回動自在に支持して、機体の走行に伴ってフロー
トを圃場表面に追従して滑走させるようにしている。
【0003】ところが、このような従来の水田作業機で
は、上下回動自在に支持したフロートが必要以上に前下
がり状とならないように、フロートの前端側にパンタグ
ラフ状の連結機構あるいは引張りスプリング等を設けて
フロートを略水平姿勢に保持している。このためフロー
トの支持構造が複雑になり、部品点数も多くなって重量
増加およびコスト高になるという問題があった。
【0004】また、植付深さ調節レバーの操作によりフ
ロートを昇降調節した際には、引張りスプリング等をこ
れに連動して調節することができないので、フロートの
姿勢が不規則に変化して圃場表面への追従性が悪くな
り、植付精度にも悪影響を及ぼすことがある。さらに、
ペースト肥料の施肥ノズル等をフロートにセットしたと
きには、フロートが大きく前傾状に回動し泥水の前押し
をすることがあり、また機体の移動走行時には大きく下
方に回動したフロートが障害物に接当して破損する惧れ
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実情に鑑み創作されたものであって、圃場表面を滑走す
るフロートを、植付深さ調節レバーに連動する支持部材
で昇降および上下回動自在に支持したものであっても、
フロートの取付構造を簡単にでき、しかも植付深さ調節
レバーの操作により、フロートを一定姿勢に保持したま
ま昇降調節することができ、さらに施肥ノズル等をフロ
ートにセットしても、フロートが大きく前傾状に回動し
ないうえ、機体の移動走行時には、フロートが下方に回
動して障害物に接当するようなことのない水田作業機に
おけるフロートの支持構造を提供しょうとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、圃場表面を滑走する
フロートを昇降自在に支持した水田作業機において、上
記昇降するフロートの支持部材を弾性体で形成して、支
持部材で支持したフロートを圃場表面に追従して上下回
動可能に構成したことを特徴とし、また、圃場表面を滑
走するフロートを、植付深さ調節レバーに連動して昇降
自在に支持した水田作業機において、上記昇降するフロ
ートの支持部材を弾性体で形成して、支持部材で支持し
たフロートを圃場表面に追従して上下回動可能に構成す
ると共に、上記支持部材には、植付深さ調節レバーに連
動して支持部材を一定姿勢で昇降させる案内機構を設け
たことを特徴とし、さらに、圃場表面を滑走するフロー
トを、植付深さ調節レバーに連動して昇降自在に支持し
た水田作業機において、上記昇降するフロートの支持部
材を弾性体で形成して、支持部材で支持したフロートを
圃場表面に追従して上下回動可能に構成し、かつ、上記
支持部材には、植付深さ調節レバーに連動して支持部材
を一定姿勢で昇降させる案内機構を設けると共に、上記
フロートには、フロートの上下回動を規制するストッパ
を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示された好適な実施例に基いて詳細に説明する。まず図
1において、1は前輪2および後輪3を備えた走行機体
であって、該走行機体1の前部側にエンジン部4が搭載
され、その後方に運転操作部5が配設されている。また
走行機体1の後部には油圧による昇降リンク6を介して
植付部7が昇降可能に連結されている。8は操向ハンド
ル、9は運転座席である。
【0008】上記植付部7には左右に往復動する苗載台
10が前高後低状に配設され、苗載台10の下方には動
力伝動機構を内装した前後方向のプランタケース11が
所定間隔を存して左右に並設されている。12は上記プ
ランタケース11の後端に取付けたロータリ式の苗植付
装置であって、この苗植付装置12は、プランタケース
11から突出した回転軸13にロータリケース14が装
着されており、ロータリケース14に取付けた植付杆1
5がロータリケース14の回転に伴って苗載台10から
苗を掻取って圃場に植付けてゆく。
【0009】16はプランタケース11の下方に配設し
た圃場表面を滑走するフロートであって、このフロート
16が植付深さ調節レバー17を介して昇降および上下
回動自在に支持されている。すなわち図2〜図3に示す
ように、プランタケース11の下面側に設けた支持軸1
8に、高さ調節ブラケット19の基端側が支持され、高
さ調節ブラケット19の先端側に、フロート16の上面
に立設した支持部材20が回動支点ピン21を介して上
下回動自在に吊持されている。また高さ調節ブラケット
19の支持軸18側がリンク機構22を介して前記植付
深さ調節レバー17に連結されていて、植付深さ調節レ
バー17の上下操作に連動して支持部材20で支持した
フロート16を昇降させるようになっている。またセン
ターフロート16aも植付深さ調節レバー17に連動し
て昇降する。
【0010】上記支持部材20は、フロート16の上面
に固定した底板20aと、その後端を上方に屈曲させた
平板状の立上り部20bが形成されており、立上り部2
0bの左右側縁には前方上方に突出する左右側板20c
が設けられ、対向する上記側板20c,20cの下端側
が前記回動支点ピン21で支持されている。また上記支
持部材20には、左右側板20cの上部側に設けた長孔
23をプランタケース11に設けた案内ピン24に挿通
案内させることにより、支持部材20を一定姿勢に保持
して上下動させる案内機構25が構成されていて、植付
深さ調節レバー17に連動してフロート16を支持した
支持部材20が一定姿勢のまま上下動するようになって
いる。
【0011】そして上記フロート16を支持した支持部
材20を、スプリング材等からなる弾性体で形成するこ
とにより、支持部材20の弾性力によってフロート16
を略水平姿勢に支持するとともに、フロート16が圃場
表面を滑走するときには、支持部材20の弾性変形によ
り圃場表面に追従して円滑に上下回動するようになって
いる。なお上記案内機構25は、支持部材20側に案内
ピン24を設け、プランタケース11側に長孔23を設
けたものでもよく、要は支持部材20を一定姿勢に保持
して上下動させるものであればよい。
【0012】また、フロート16には、フロート16の
上下回動を規制するストッパ26が設けられている。上
記ストッパ26は、フロート16の上面に固定した底板
20aの前端側に前後回動自在に枢着され、その上端を
内側に折曲して形成した係合突起26aを、支持部材2
0の側板20cに設けた規制長孔27に係合させること
により、規制長孔27に沿って係合突起26aが摺動す
る範囲内で、支持部材20の弾性変形によるフロート1
6の上下回動を規制する。
【0013】さらに側板20cには、別の規制長孔28
が設けられている。この規制長孔28は、前記規制長孔
27の上半部と略同様の形状に形成することにより、フ
ロート16は水平姿勢から規制長孔28の範囲内で上方
には回動するが、下方には回動しないようになってい
る。
【0014】上記のような構成から、プランタケース1
1の下方に配設されるフロート16を、弾性体からなる
支持部材20の弾性力で略水平姿勢に支持できるので、
従来のようなパンタグラフ状の連結機構あるいは引張り
スプリング等を設ける必要はなく、支持部品点数が少な
くなって、支持構造の軽量化とコスト低減を図ることが
できる。
【0015】そしてけて植付深さ調節レバー17の上下
操作によりフロート16を昇降調節したときには、左右
の側板20cに設けた長孔23がプランタケース11に
設けた案内ピン24に案内されて、支持部材20が一定
姿勢で上下動するので、支持部材20で支持したフロー
ト16を、図5で示す最下位置まで水平姿勢のまま昇降
させることができる。そして圃場表面を滑走するフロー
ト16は、支持部材20の弾性変形により円滑に上下回
動するので、圃場表面にたいする追従性を良好にするこ
とができる。
【0016】また、フロート16に設けたストッパ26
を、側板20cの規制長孔27に係合させておけば、規
制長孔27の範囲内でフロート16の上下回動を規制で
きるので、フロート16が大きく回動することはない。
図4は規制長孔27の範囲内でフロート16が回動して
前傾した状態を示している。さらに、図6で示すよう
に、施肥ノズル29等をフロート16にセットするとき
には、ストッパ26を別の規制長孔28に係合させれ
ば、施肥ノズル29の重量が作用してもフロート16は
下方に回動しないので、フロート16による泥水の前押
しを生ずることはない。一方、機体の移動走行時にも、
フロート16が下方に大きく回動しないので、フロート
16が障害物に当接して破損するような惧れはない。
【0017】
【発明の効果】これを要するに本発明は、圃場表面を滑
走するフロートを昇降自在に支持した水田作業機におい
て、上記昇降するフロートの支持部材を弾性体で形成し
て、支持部材で支持したフロートを圃場表面に追従して
上下回動可能に構成し、また、圃場表面を滑走するフロ
ートを、植付深さ調節レバーに連動して昇降自在に支持
した水田作業機において、上記昇降するフロートの支持
部材を弾性体で形成して、支持部材で支持したフロート
を圃場表面に追従して上下回動可能に構成すると共に、
上記支持部材には、植付深さ調節レバーに連動して支持
部材を一定姿勢で昇降させる案内機構を設け、さらに、
圃場表面を滑走するフロートを、植付深さ調節レバーに
連動して昇降自在に支持した水田作業機において、上記
昇降するフロートの支持部材を弾性体で形成して、支持
部材で支持したフロートを圃場表面に追従して上下回動
可能に構成し、かつ、上記支持部材には、植付深さ調節
レバーに連動して支持部材を一定姿勢で昇降させる案内
機構を設けると共に、上記フロートには、フロートの上
下回動を規制するストッパを設けたことから、弾性体で
形成した支持部材のみでフロートを上下回動可能に支持
できるので、フロートの支持部品点数が少くなって、支
持構造の軽量化とコストの低減を図ることができる。
【0018】また、植付深さ調節レバーを操作してフロ
ートを昇降させても、フロートを支持した支持部材が一
定姿勢のまま昇降するので、フロートの姿勢が変わるこ
とはなく、しかも圃場表面を滑走するフロートが、支持
部材の弾性変形により自由に上下回動するので、圃場表
面への追従性を安定にすることができる。
【0019】そしてフロートに設けたストッパで、フロ
ートの上下回動を規制できるので、フロートが大きく回
動することはなく、円滑に水田作業を行うことができる
うえ、機体の移動走行時には、フロートが下方に回動し
て障害物に当接するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水田作業機の全体側面図である。
【図2】要部の側面図である。
【図3】同上背面図である。図4】下方に回動したフロ
ートの側面図である。
【図5】最下位置に下降させたフロートの側面図であ
る。
【図6】施肥ノズルをセットしたフロートの側面図であ
る。
【符号の説明】
16 フロート 17 植付深さ調節レバー 20 支持部材 25 案内機構 26 ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圃場表面を滑走するフロートを昇降自在に
    支持した水田作業機において、上記昇降するフロートの
    支持部材を弾性体で形成して、支持部材で支持したフロ
    ートを圃場表面に追従して上下回動可能に構成したこと
    を特徴とする水田作業機におけるフロートの支持構造。
  2. 【請求項2】圃場表面を滑走するフロートを、植付深さ
    調節レバーに連動して昇降自在に支持した水田作業機に
    おいて、上記昇降するフロートの支持部材を弾性体で形
    成して、支持部材で支持したフロートを圃場表面に追従
    して上下回動可能に構成すると共に、上記支持部材に
    は、植付深さ調節レバーに連動して支持部材を一定姿勢
    で昇降させる案内機構を設けたことを特徴とする水田作
    業機におけるフロートの支持構造。
  3. 【請求項3】圃場表面を滑走するフロートを、植付深さ
    調節レバーに連動して昇降自在に支持した水田作業機に
    おいて、上記昇降するフロートの支持部材を弾性体で形
    成して、支持部材で支持したフロートを圃場表面に追従
    して上下回動可能に構成し、かつ、上記支持部材には、
    植付深さ調節レバーに連動して支持部材を一定姿勢で昇
    降させる案内機構を設けると共に、上記フロートには、
    フロートの上下回動を規制するストッパを設けたことを
    特徴とする水田作業機におけるフロートの支持構造
JP30997297A 1997-10-24 1997-10-24 水田作業機におけるフロートの支持構造 Pending JPH11127633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30997297A JPH11127633A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 水田作業機におけるフロートの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30997297A JPH11127633A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 水田作業機におけるフロートの支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11127633A true JPH11127633A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17999591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30997297A Pending JPH11127633A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 水田作業機におけるフロートの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11127633A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11127633A (ja) 水田作業機におけるフロートの支持構造
JPS6314591Y2 (ja)
JP3359769B2 (ja) 植付昇降装置におけるセンサーワイヤー端部のガイド構造
JP2001016920A (ja) 移動農機における車高調整装置
JPS6341850Y2 (ja)
JP4610981B2 (ja) 農用作業機
JPH02257803A (ja) 移植機の植付深さ制御装置
JPH048729Y2 (ja)
JPS634B2 (ja)
JP2006081522A (ja) 農用作業機
JP2935599B2 (ja) 水田作業機におけるローリング装置
JP2981258B2 (ja) 水田作業機における水平制御機構
JPH0224488B2 (ja)
JP2537409Y2 (ja) 水田作業車
JP2542856B2 (ja) 水田作業車における制御装置
JP2587240B2 (ja) 水田作業車における制御装置
JPS6112170Y2 (ja)
JPH0142420Y2 (ja)
JPH0122419Y2 (ja)
JP2525266B2 (ja) 水田作業機における作業部昇降制御装置
JPH0240731Y2 (ja)
JP2527912Y2 (ja) 水田作業機における水平制御機構
JP2883138B2 (ja) 水田作業機における油圧感度調整装置
JP2001258311A (ja) 水田作業機の線引マーカ
JP2537410Y2 (ja) 水田作業車