JPH11127327A - ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法

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JPH11127327A
JPH11127327A JP9308099A JP30809997A JPH11127327A JP H11127327 A JPH11127327 A JP H11127327A JP 9308099 A JP9308099 A JP 9308099A JP 30809997 A JP30809997 A JP 30809997A JP H11127327 A JPH11127327 A JP H11127327A
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JP
Japan
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memory box
reception
memory
communication
confidential
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JP9308099A
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Inventor
Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定されたメモリボックスに対応していない
サブアドレス信号を受信した場合でも、通信の秘密の確
保や送信側の使用勝手を考慮した柔軟な受信制御を行う
ことができるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 登録回路24に登録されたメモリボック
スに対応していないサブアドレス信号を受信した場合に
は、前記メモリボックスに既に設定された通信仕様とし
て親展受信モードがあるときは、受信情報を全てメモリ
受信とする。このとき、受信情報は親展受信モードのパ
スワードの入力で出力する。親展受信モードがないとき
は受信情報をプリント出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブアドレス信号
を通信する機能を備えたファクシミリ装置、及びこのフ
ァクシミリ装置において実施されるファクシミリ通信方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サブアドレスに対応してメモリボックス
を設定する手段と、前記メモリボックスに対応して通信
仕様を設定する手段とを備えたファクシミリ装置は、従
来より知られている。
【0003】この種のファクシミリ装置は、回線を通じ
て外部より送信されたサブアドレス信号を受信し、この
受信したサブアドレス信号に対応したメモリボックス中
の通信仕様で受信情報の受信制御を行うことが可能であ
る。
【0004】そして、設定されたメモリボックスに対応
していないサブアドレス信号を受信した場合には、
(1)受信情報を全てプリントアウトする、あるいは
(2)受信情報の受信を全て拒否する、といったいずれ
か1つの仕様となっており、この仕様は固定されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、設定されたメモリボックスに対応していない
サブアドレス信号を受信した場合には、次のような問題
があった。
【0006】(1)受信情報を全てプリントアウトする
と、ユーザが親展通信を使用している場合に通信の秘密
を確保することができない。
【0007】(2)受信情報の受信を全て拒否すると、
ユーザが親展通信を使用していない場合には送信側で再
送信をする必要があり、送信側の使用勝手が悪くなる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、設定さ
れたメモリボックスに対応していないサブアドレス信号
を受信した場合でも、通信の秘密の確保や送信側の使用
勝手を考慮した柔軟な受信制御を行うことができるファ
クシミリ装置及びファクシミリ通信方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、サブアドレスに対応してメモリボッ
クスを設定するメモリボックス設定手段と、前記メモリ
ボックスに対応して通信仕様を設定する通信仕様設定手
段とを有し、回線を通じて外部より送信されたサブアド
レス信号を受信し、この受信したサブアドレス信号に対
応したメモリボックス中の通信仕様で受信情報の受信制
御を行うファクシミリ装置において、前記メモリボック
ス設定手段によって設定されたメモリボックスに対応し
ていないサブアドレス信号を受信した場合は、前記メモ
リボックスに既に設定された通信仕様を参照して受信情
報の受信制御を変更する構成にしたものである。
【0010】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、前記メモリボックス設定手段によって設定されたメ
モリボックスに対応していないサブアドレス信号を受信
した場合に、前記メモリボックスに既に設定された通信
仕様として親展受信モードがあるときは、受信情報を全
てメモリ受信とし、親展受信モードがないときは受信情
報をプリント出力する構成にしたものである。
【0011】第3の発明では、上記第2の発明におい
て、前記メモリ受信の受信情報は、前記親展受信モード
のパスワードの入力で出力する構成にしたものである。
【0012】第4の発明では、上記第1の発明におい
て、前記メモリボックス設定手段によって設定されたメ
モリボックスに対応していないサブアドレス信号を受信
した際に、前記メモリボックスに既に設定された通信仕
様として親展受信モードがある場合は、該親展受信モー
ドに対応したパスワードが1つ設定されているときのみ
受信情報をメモリ受信として前記パスワードの入力で出
力し、親展受信モードに対応したパスワードが複数設定
されているときには当該通信を中断し、前記メモリボッ
クスに既に設定された通信仕様として親展受信モードが
ない場合は、受信情報をプリント出力する構成にしたも
のである。
【0013】第5の発明では、サブアドレスに対応して
メモリボックスを設定するメモリボックス設定処理と、
前記メモリボックスに対応して通信仕様を設定する通信
仕様設定処理とを予め行っておき、回線を通じて外部よ
り送信されたサブアドレス信号を受信し、この受信した
サブアドレス信号に対応したメモリボックス中の通信仕
様で受信情報の受信制御を行うファクシミリ通信方法に
おいて、前記メモリボックス設定処理によって設定され
たメモリボックスに対応していないサブアドレス信号を
受信した場合は、前記メモリボックスに既に設定された
通信仕様を参照して受信情報の受信制御を変更するよう
にしたものである。
【0014】第6の発明では、上記第5の発明におい
て、前記メモリボックス設定処理によって設定されたメ
モリボックスに対応していないサブアドレス信号を受信
した場合に、前記メモリボックスに既に設定された通信
仕様として親展受信モードがあるときは、受信情報を全
てメモリ受信とし、親展受信モードがないときは受信情
報をプリント出力するようにしたものである。
【0015】第7の発明では、上記第6の発明におい
て、前記メモリ受信の受信情報は、前記親展受信モード
のパスワードの入力で出力するようにしたものである。
【0016】第8の発明では、上記第5の発明におい
て、前記メモリボックス設定処理によって設定されたメ
モリボックスに対応していないサブアドレス信号を受信
した際に、前記メモリボックスに既に設定された通信仕
様として親展受信モードがある場合は、該親展受信モー
ドに対応したパスワードが1つ設定されているときのみ
受信情報をメモリ受信として前記パスワードの入力で出
力し、親展受信モードに対応したパスワードが複数設定
されているときには当該通信を中断し、前記メモリボッ
クスに既に設定された通信仕様として親展受信モードが
ない場合は、受信情報をプリント出力するようにしたも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施形態に係るファ
クシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
【0019】図中2は、NCU(網制御装置)であり、
電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端
末に接続し、電話交換網の接続制御を行ったり、データ
通信路への切換えを行ったり、ループの保持を行うもの
である。また、NCU2は、後述する制御回路20から
の信号レベル(信号線20a)が“0”であれば、電話
回線2aを電話機4側に接続し、信号レベルが“1”で
あれば電話回線2aをファクシミリ装置側に接続するも
のである。なお、通常状態では、電話回線2aは電話機
4側に接続されている。
【0020】6は、ハイブリッド回路であり、送信系の
信号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送
信信号をNCU2経由で電話回線2aへ送出し、相手側
からの信号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で
変復調器8に送るものである。
【0021】8は、変復調器であり、ITU−T勧告V
・8,V・21,V・27ter,V・29,V・1
7,V・34に基づいた変調及び復調を行い、信号線2
0cにより、各伝送モードが指定される。変復調器8
は、信号線20bに出力されている信号を入力し、変調
データを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されて
いる受信信号を入力し、復調データを信号線8bに出力
する。
【0022】10は、ANSam信号を送出するANS
am信号送出回路であり、信号線20dに信号レベル
“1”の信号が出力されているときには、信号線10a
にANSam信号を送出し、信号線20dに信号レベル
“0”の信号が出力されているときには、信号線10a
に何も信号を出力しない。
【0023】12は、加算回路であり、信号線8aの情
報と信号線10aの情報を入力し、加算した結果を信号
線12aに出力する。また、14は、読取り回路であ
り、読取りデータを信号線14aに出力する。16は記
録回路であり、例えばレーザビームプリンタ(LBP)
で構成され、信号線20eに出力されている情報を順次
1ライン毎に記録する。
【0024】18は、メモリ回路であり、読取りデータ
の生情報あるいは符号化した情報を格納したり、また受
信情報あるいは復号化した情報等を格納するために使用
する。
【0025】22は、操作部であり、テンキー、ワンタ
ッチダイヤルキー、短縮ダイヤルキー、回路24への登
録キー、親展出力ボタン、パスワード入力ボタン、セッ
トキー、スタートキー、及びその他ファンクションキー
があり、押下されたキー情報は、信号線22aに出力さ
れる。
【0026】24は、登録回路であり、サブアドレスに
対応してメモリボックスと通信仕様を信号線24aを介
して登録する回路である。ここで、通信仕様としては、
例えば親展受信や複数部出力の指定等のモードがあり、
メモリボックスは00から19までの20個が設けられ
ているものとする。
【0027】26は、第1の表示回路であり、サブアド
レス信号に対応したメモリボックスがなく通信断とした
旨を表示する回路である。信号線20fに信号レベル
“1”の信号が出力されていると表示を行い、信号線2
0fに信号レベル“0”の信号が出力されていると表示
を行わない。
【0028】28は、第2の表示回路であり、メモリボ
ックスに対応しないサブアドレス信号を受信した時の
「メモリ受信有り」を表示する回路である。信号線20
gに信号レベル“1”の信号が出力されていると表示を
行い、信号線20fに信号レベル“0”の信号が出力さ
れていると表示を行わない。
【0029】上記各構成要素は、制御回路20によって
制御される。制御回路20は、特に次のような本発明に
関連した制御を行う。すなわち、制御回路20は、所定
のサブアドレスに対応してメモリボックスを登録回路2
4に登録する手段と、前記メモリボックスに対応して通
信仕様を登録回路24に登録する手段とを有している。
そして、登録回路24に登録されたメモリボックスに対
応していないサブアドレス信号を受信した場合に、メモ
リボックスに既に設定された通信仕様として親展受信モ
ードがあるときは、受信情報を全てメモリ受信とし、親
展受信モードがないときは受信情報をプリント出力す
る。
【0030】本実施形態のファクシミリ装置は、制御回
路20によって上記のような制御を行う。なお、後述す
る図2〜図6に示すフローは、本実施形態の制御を実現
する制御プログラムの形で、制御回路20の内蔵ROM
に格納されている。
【0031】図2〜図6は、第1実施形態の制御回路2
0の制御の具体例を示すフローチャートである。
【0032】図2において、ステップS2では、信号線
20fに信号レベル“0”の信号を出力し、第1の表示
回路26において、サブアドレス信号に対応したメモリ
ボックスがなく通信断とした旨の表示を行わない。続く
ステップS4では、信号線20gに信号レベル“0”の
信号を出力し、第2の表示回路28において、メモリ受
信有りの表示を行わない。
【0033】ステップS6では、信号線20aに信号レ
ベル“0”の信号を出力してCML信号をオフする。さ
らに、ステップS8では、信号線20dに信号レベル
“0”の信号を出力してANSam信号を送信しない。
【0034】その後のステップS10では、信号線22
aの情報を入力し、登録回路24への登録が選択された
か否かが判断され、登録が選択されるとステップS12
へ進み、選択されないとステップS14へ進む。
【0035】ステップS12では、信号線24aを介し
てメモリボックスに対応して、サブアドレス及び通信仕
様を登録回路24に登録する。ここで、通信仕様として
は、上記したように親展受信や複数部出力の指定等のモ
ードがあり、親展受信の時はパスワードを登録し、複数
部出力の指定の時は部数を登録する。
【0036】図3のステップS14では、受信が選択さ
れたか否かが判断され、受信が選択されるとステップS
15へ進み、信号線20aに信号レベル“1”の信号を
出力してCMLをオンし、受信が選択されていないと図
5(b)のステップS50へ進む。
【0037】ステップS16では、前手順を行う。ここ
では、DIS信号のFIFの49ビット目を“1”と
し、サブアドレス信号の受信機能有りを相手機へ通知す
る。そして、ステップS18では、サブアドレス信号を
受信したか否かが判断され、受信するとステップS20
へ進み、受信していないとステップS36へ進む。図4
(b)のステップS36では、画信号の受信/記録を行
う。ここでは、一部のみ記録する。その後、ステップS
38において後手順を実行し、前記ステップS6へ戻
る。
【0038】ステップS20では、受信したサブアドレ
ス信号は、登録回路24に登録されているか否かが判断
され、登録されているとステップS22へ進み、登録さ
れていないと図5(a)のステップS40へ進む。
【0039】ステップS22では、このメモリボックス
の仕様を信号線24aを介して入力して判定し、親展通
信であるとステップS24へ進み、画信号を親展受信と
してメモリ受信する。そして、ステップS26において
後手順を実行した後、前記ステップS6へ戻る。通信仕
様が複数部出力であるとステップS28へ進んでメモリ
受信を行い、さらにステップS30で後手順を実行す
る。
【0040】ステップS32では、信号線20aに信号
レベル“0”の信号を出力してCMLをオフし、続く図
4(a)のステップS34では、指定された部数ページ
順に出力する。その後、メモリ受信した情報をメモリか
ら消去し、前記ステップS6へ戻る。
【0041】ステップS40では、信号線24aを介し
て情報を入力して、登録回路24内のメモリボックスに
設定されている通信仕様の中で親展受信モードがあるか
否かが判断され、親展受信の設定があるとステップS4
2へ進み、画信号のメモリ受信を行い、その後ステップ
S44において後手順を実行する。一方、親展受信の設
定がないと、前記ステップS36へ進む。
【0042】ステップS44に続くステップS46で
は、信号線20aに信号レベル“0”の信号を出力して
CMLをオフし、ステップS48において、信号線20
gに信号レベル“1”の信号を出力し、メモリボックス
に対応しないサブアドレス信号を受信したので、メモリ
受信有りを表示する。ステップS48の後は、前記ステ
ップS6へ戻る。
【0043】前記ステップS14の判定処理で、受信が
選択されていないと判断されると、ステップS50にお
いて、信号線22aの情報を入力して、親展受信の出力
が選択されたか否かが判断され、親展受信の出力が選択
されるとステップS52へ進み、選択されてないとステ
ップS56へ進む。
【0044】ステップS52では、信号線22a,24
aの情報を入力し、メモリボックスに対応したパスワー
ドが入力されたか否かが判断され、肯定(YES)応答
であると、ステップS54へ進む。ステップS54で
は、指定されたメモリボックスの親展受信をプリントア
ウトし、その情報をメモリから消去する。前記ステップ
S52が否定(NO)応答であると前記ステップS6へ
戻る。
【0045】ステップS56では、信号線22aの情報
を入力し、メモリボックスに対応しないサブアドレス信
号の受信によるメモリ受信の出力が選択されたか否かが
判断され、メモリ受信の出力が選択されるとステップS
60へ進む。選択されないとステップS58へ進んでそ
の他の処理を行った後、前記ステップS6へ戻る。
【0046】ステップS60では、信号線22a,24
aの情報を入力し、親展受信のパスワードが入力された
か否かが判断される。親展受信のパスワードが入力され
るとステップS62へ進み、メモリボックスに対応して
いないサブアドレス信号で指定された受信情報を出力す
ると同時に、メモリからその情報を消去する。親展受信
のパスワードが入力されないと前記ステップS6へ戻
る。
【0047】ステップS64では、信号線20gに信号
レベル“0”の信号を出力して、メモリボックスに対応
していないサブアドレス信号を受信した時のメモリ受信
有りの表示を行わない。そして、前記ステップS6へ戻
る。
【0048】このように本実施形態では、メモリボック
スに対応していないサブアドレス信号を受信した場合に
おいて、親展通信を使用しているユーザに対してはメモ
リ受信とし、親展通信のパスワード入力での受信情報の
記録が可能になり、通信の秘密を確保することができ
る。一方、親展通信を使用していないユーザに対して
は、受信情報の出力(記録)が可能になり、送信機側で
再送信の必要もなく使いやすくなる。
【0049】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0050】本実施形態においては、登録されたメモリ
ボックスに対応していないサブアドレス信号を受信した
際に、前記メモリボックスに既に設定された通信仕様と
して親展受信モードがある場合は、該親展受信モードに
対応したパスワードが1つ設定されているときのみ受信
情報をメモリ受信として前記パスワードの入力で出力
し、親展受信モードに対応したパスワードが複数設定さ
れているときには当該通信を中断し、前記メモリボック
スに既に設定された通信仕様として親展受信モードがな
い場合は、受信情報をプリント出力するようにしたもの
である。
【0051】なお、第2実施形態の構成は図1に示すも
のと同一である。但し、制御回路20の内蔵ROMに格
納される制御プログラムは、後述する図7に示すフロー
に変更される。
【0052】図7は、第2実施形態の制御回路20の制
御の具体例を示すフローチャートであり、上記図2〜図
6に示すフローと異なる部分のみが示されている。な
お、本実施形態では、便宜上、上記ステップS40の否
定(NO)をステップS70とし、上記ステップS42
をステップS74とし、さらに上記ステップS6をステ
ップS78とする。
【0053】図7において、上記ステップS40では、
信号線24aを介して情報を入力して、登録回路24内
のメモリボックスに設定されている通信仕様の中で親展
受信モードがあるか否かが判断される。その判定処理が
否定(NO)となると(本実施形態ではステップS70
とする)、ステップS72へ進む。ステップS72で
は、信号線24aの情報を入力して、登録回路24内の
メモリボックスのうち、親展受信が設定されているメモ
リボックスは1つのみであるか否かが判断され、1つの
メモリボックスのみであるとステップS74(上記ステ
ップS42)へ進み、2つ以上のメモリボックスである
とステップS76へ進む。
【0054】ステップS76では、信号線20fに信号
レベル“1”の信号を出力し、サブアドレスに対応した
メモリボックスがなく通信断とした旨を表示する。この
表示は何らかのキー操作で消去する。
【0055】このように本実施形態では、メモリボック
スに対応していないサブアドレス信号を受信した場合に
おいて、1パスワードのみで親展受信を使用しているユ
ーザに対してはメモリ受信とし、親展通信のパスワード
入力での受信情報の記録が可能になる。また、親展受信
モードのパスワードが複数設定されているときには、複
数のユーザにより親展受信を使用しているケースを考慮
し、このケースではどのユーザへの親展通信であるか判
断できないので通信断とし、通信の秘密を確保する。さ
らに、親展通信を使用していないユーザに対しては、受
信情報の出力が可能になり、送信機側での再送信の必要
もなく使い易くなる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明である
ファクシミリ装置によれば、メモリボックス設定手段に
よって設定されたメモリボックスに対応していないサブ
アドレス信号を受信した場合は、メモリボックスに既に
設定された通信仕様を参照して受信情報の受信制御を変
更する構成にしたので、通信の秘密の確保や送信側の使
用勝手を考慮した柔軟な受信制御を行うことが可能にな
る。
【0057】第2の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、上記第1の発明において、メモリボックス設定手段
によって設定されたメモリボックスに対応していないサ
ブアドレス信号を受信した場合に、メモリボックスに既
に設定された通信仕様として親展受信モードがあるとき
は、受信情報を全てメモリ受信とし、親展受信モードが
ないときは受信情報をプリント出力する構成にしたの
で、親展通信モードを使用しているユーザに対してはメ
モリ受信とし、通信の秘密を確保することができる。ま
た、親展通信を使用していないユーザに対しては、受信
情報の出力(記録)が可能になり、送信機側で再送信の
必要もなく使いやすくなる。
【0058】第3の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、上記第2の発明において、メモリ受信の受信情報
は、親展受信モードのパスワードの入力で出力する構成
にしたので、確実に通信の秘密を確保することが可能に
なる。
【0059】第4の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、上記第1の発明において、メモリボックス設定手段
によって設定されたメモリボックスに対応していないサ
ブアドレス信号を受信した際に、メモリボックスに既に
設定された通信仕様として親展受信モードがある場合
は、該親展受信モードに対応したパスワードが1つ設定
されているときのみ受信情報をメモリ受信としてパスワ
ードの入力で出力し、親展受信モードに対応したパスワ
ードが複数設定されているときには当該通信を中断し、
メモリボックスに既に設定された通信仕様として親展受
信モードがない場合は、受信情報をプリント出力する構
成にしたので、上記第1の発明の効果と同等の効果を奏
するほか、親展受信モードのパスワードが複数設定され
ているときでも、通信の秘密を確実に確保することが可
能になる。
【0060】第5の発明であるファクシミリ通信方法に
よれば、上記第1の発明と同等の効果を奏する。
【0061】第6の発明であるファクシミリ通信方法に
よれば、上記第5の発明において、上記第2の発明と同
等の効果を奏する。
【0062】第7の発明であるファクシミリ通信方法に
よれば、上記第6の発明において、上記第3の発明と同
等の効果を奏する。
【0063】第8の発明であるファクシミリ通信方法に
よれば、上記第5の発明において、上記第4の発明と同
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の制御回路20の制御の具体例を
示すフローチャートである。
【図3】図2の続きのフローチャートである。
【図4】図3の続きのフローチャートである。
【図5】図3の続きのフローチャートである。
【図6】図5の続きのフローチャートである。
【図7】第2実施形態の制御回路20の制御の具体例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 NCU(網制御装置) 4 電話機 6 ハイブリッド回路 8 変復調器 10 ANSam信号送出回路 12 加算回路 14 読取り回路 16 記録回路 18 メモリ回路 22 操作部 24 登録回路 26 第1の表示回路 28 第2の表示回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサブアドレスに対応してメモリボ
    ックスを設定するメモリボックス設定手段と、前記メモ
    リボックスに対応して通信仕様を設定する通信仕様設定
    手段とを有し、回線を通じて外部より送信されたサブア
    ドレス信号を受信し、この受信したサブアドレス信号に
    対応したメモリボックス中の通信仕様で受信情報の受信
    制御を行うファクシミリ装置において、 前記メモリボックス設定手段によって設定されたメモリ
    ボックスに対応していないサブアドレス信号を受信した
    場合は、前記メモリボックスに既に設定された通信仕様
    を参照して受信情報の受信制御を変更する構成にしたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリボックス設定手段によって設
    定されたメモリボックスに対応していないサブアドレス
    信号を受信した場合に、前記メモリボックスに既に設定
    された通信仕様として親展受信モードがあるときは、受
    信情報を全てメモリ受信とし、親展受信モードがないと
    きは受信情報をプリント出力する構成にしたことを特徴
    とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ受信の受信情報は、前記親展
    受信モードのパスワードの入力で出力する構成にしたこ
    とを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリボックス設定手段によって設
    定されたメモリボックスに対応していないサブアドレス
    信号を受信した際に、前記メモリボックスに既に設定さ
    れた通信仕様として親展受信モードがある場合は、該親
    展受信モードに対応したパスワードが1つ設定されてい
    るときのみ受信情報をメモリ受信として前記パスワード
    の入力で出力し、親展受信モードに対応したパスワード
    が複数設定されているときには当該通信を中断し、 前記メモリボックスに既に設定された通信仕様として親
    展受信モードがない場合は、受信情報をプリント出力す
    る構成にしたことを特徴とする請求項1記載のファクシ
    ミリ装置。
  5. 【請求項5】 所定のサブアドレスに対応してメモリボ
    ックスを設定するメモリボックス設定処理と、前記メモ
    リボックスに対応して通信仕様を設定する通信仕様設定
    処理とを予め行っておき、回線を通じて外部より送信さ
    れたサブアドレス信号を受信し、この受信したサブアド
    レス信号に対応したメモリボックス中の通信仕様で受信
    情報の受信制御を行うファクシミリ通信方法において、 前記メモリボックス設定処理によって設定されたメモリ
    ボックスに対応していないサブアドレス信号を受信した
    場合は、前記メモリボックスに既に設定された通信仕様
    を参照して受信情報の受信制御を変更することを特徴と
    するファクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 前記メモリボックス設定処理によって設
    定されたメモリボックスに対応していないサブアドレス
    信号を受信した場合に、前記メモリボックスに既に設定
    された通信仕様として親展受信モードがあるときは、受
    信情報を全てメモリ受信とし、親展受信モードがないと
    きは受信情報をプリント出力することを特徴とする請求
    項5記載のファクシミリ通信方法。
  7. 【請求項7】 前記メモリ受信の受信情報は、前記親展
    受信モードのパスワードの入力で出力することを特徴と
    する請求項6記載のファクシミリ通信方法。
  8. 【請求項8】 前記メモリボックス設定処理によって設
    定されたメモリボックスに対応していないサブアドレス
    信号を受信した際に、前記メモリボックスに既に設定さ
    れた通信仕様として親展受信モードがある場合は、該親
    展受信モードに対応したパスワードが1つ設定されてい
    るときのみ受信情報をメモリ受信として前記パスワード
    の入力で出力し、親展受信モードに対応したパスワード
    が複数設定されているときには当該通信を中断し、 前記メモリボックスに既に設定された通信仕様として親
    展受信モードがない場合は、受信情報をプリント出力す
    ることを特徴とする請求項5記載のファクシミリ通信方
    法。
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