JPH11126107A - 信号出力機器、信号入力機器および機器間の信号入出力システム - Google Patents

信号出力機器、信号入力機器および機器間の信号入出力システム

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JPH11126107A
JPH11126107A JP29214597A JP29214597A JPH11126107A JP H11126107 A JPH11126107 A JP H11126107A JP 29214597 A JP29214597 A JP 29214597A JP 29214597 A JP29214597 A JP 29214597A JP H11126107 A JPH11126107 A JP H11126107A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1つの信号線で制御信号と自己診断信号とを伝
送する場合の高速応答性を改善する。 【解決手段】センサ4においては出力端子OUT1に与
えられる電圧を制御信号S1と自己診断信号S2それぞ
れの状態に関する情報の組み合わせに従って所定数のレ
ベルに分けて出力する。子局3においてはセンサ4の出
力端子OUT1に接続される入力端子IN1と、入力端
子IN1の電圧レベルに応じて動作するフォトカプラP
1,P2と、フォトカプラP2を動作させるコンパレー
タC1,C2とを備える。コンパレータC2はその電圧
レベルがVccかそれ以外かで制御信号用のフォトカプ
ラP1を駆動または非駆動とし、コンパレータC1は、
入力端子IN1に印加される電圧のレベルに応じて自己
診断信号用のフォトカプラP2を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を出力する機
器(例えばセンサ)と、この信号出力機器からの信号を
入力する機器(例えばリモートターミナルなどの子局、
あるいはプログラマブルコントローラなどの親局)と、
これら機器間における信号入出力システムとに関わり、
特にそれら機器間における信号の配線に関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して信号入出力システムとし
て、プログラマブルコントローラのような親局1と、こ
の親局1にケーブル2を介してバス接続されたリモート
ターミナルのような複数の子局3とを備え、それぞれの
子局3にリミットスイッチやセンサ4などが接続され、
あるいはアクチュエータやリレー5などが接続されるも
のがある。このようなシステムにおいては、子局3に接
続されたセンサ4などからのオンオフの制御信号が子局
3を介して親局1に伝送され、親局1はこの制御信号を
取り込んであらかじめ設定されているプログラムに従っ
て演算処理し、それに対応する駆動信号を子局3を介し
てアクチュエータやリレー5などに出力して工作機械な
どを制御するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムを
接続するケーブル3においてはセンサ4側から子局3を
介して親局1側に信号を伝送するためと、電源の供給と
受給のためとによって、上記ケーブル2内の配線は、少
なくとも電源線2a、接地線2b、制御信号線2cとで
構成されている。この場合、センサ4側では上述であれ
ば工作機械の設置場所にセンサ4が設置された後のその
周囲の環境変化例えば温度、湿度、圧力などの変化に対
するセンサ機能の余裕度を自己診断し、その診断結果を
自己診断信号として子局3を介して親局1に伝送させる
場合には、そのための自己診断信号線2dが余分に必要
となってくる。
【0004】図5を参照して自己診断機能を備えたセン
サ4の要部の回路と、これにケーブル2を介して接続さ
れる子局3の要部の回路とを説明する。ここでこのセン
サ4は近接センサを例にして説明することにする。セン
サ4は電源線2aが接続される電源端子6と、制御信号
線2cが接続される信号出力端子7、自己診断信号線2
dが接続される信号出力端子8、および接地線2bが接
続される接地端子9の合計4つの出力端子を有してい
る。さらにセンサ4は、ベースに制御信号S1が入力さ
れるトランジスタ10と、ベースに自己診断信号S2が
入力されるトランジスタ11とを有している。そして、
トランジスタ10は、センサ4による対象物体が近接し
た、あるいは近接していないという検出結果に基づいて
ベースにハイレベルあるいはローレベルの電圧である制
御信号S1が印加されて導通する、あるいは導通しない
ことによって制御信号S1を出力できるようになってい
る。トランジスタ11は、当該センサ4それ自体が自己
診断を行い、その自己診断の結果が正常あるいは異常に
応じてそのベースにハイレベルあるいはローレベルの電
圧である自己診断信号S2が印加されて導通する、ある
いは導通しないことによってその自己診断信号S2を出
力できるようになっている。
【0005】子局3においては、電源線2aが接続され
る電源端子12、制御信号線2cが接続される入力端子
13、自己診断信号線2dが接続される入力端子14を
有している。また、子局3は電源端子12と入力端子1
3との間に抵抗15を介してフォトカプラ16内の発光
ダイオードを有し、また電源端子12と入力端子14と
の間にも抵抗17を介してフォトカプラ18内の発光ダ
イオードを有している。ここで、子局3には図示してい
ないが、他のセンサなども同様に接続される。またセン
サ4の接地線2bと電源線2aとの間には入出力用電源
19が挿入接続されている。
【0006】いずれにしてもセンサ4に自己診断機能を
持たせると、電源線2aと接地線2bとを別に考えると
しても、自己診断機能の無いセンサと比較して出力端子
の数が制御信号出力のための出力端子7の他に、自己診
断信号出力のための出力端子8が必要となるのでセンサ
4と子局3とを接続するための配線数としては自己診断
信号出力線2dの分だけ余分に必要となって配線が増加
してシステムにおける敷設コストの増大につながるとい
う課題がある。
【0007】上述した課題である配線数の増大をなくす
ために自己診断機能出力線2dをなくし制御信号出力線
2cに制御信号S1と共に時分割で自己診断信号S2を
出力することも考えられるが、こうした場合では自己診
断のリアルタイム性が失われるために高速での自己診断
ができないし、当然、制御信号についても高速応答性が
損なわれてしまうという新たな課題が発生してしまうこ
とになる。
【0008】したがって、本発明においては、自己診断
機能を備えたセンサなどの機器を用いても配線数が自己
診断機能の無い機器における配線数と同数で済むように
して上述したシステムのみならずその他のシステムにお
ける敷設コストの低減を可能にすると同時に、上述の高
速応答性も同時に達成可能とすることを解決すべき課題
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、1つ
の出力端子に与えられる電圧を少なくとも2つの信号そ
れぞれの状態に関する情報の組み合わせに従って所定数
のレベルに分けて出力することを特徴とする信号出力機
器としたことによって上述の課題を解決している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態
においては、図5で示されるシステムにおけるセンサ4
と子局3とについて説明するが、要するにセンサのよう
に制御信号を出力のみならず自己診断機能を備え、その
自己診断信号を出力できる機器であれば本発明を適用可
能であるので、本発明が適用される機器は、以下に説明
するセンサに限定されるものではなく、センサのように
制御信号と自己診断信号とを出力する機器を信号出力機
器としてそのすべてを含むものである。また、本発明に
おいては、子局3においても同様にしてセンサ4のよう
な信号出力機器から信号が入力される機器のすべてに適
用可能であるので、本発明では、以下に説明する子局の
ような機器に限定されるものではなく、センサのような
機器から信号を入力する信号入力機器のすべてに適用さ
れるものである。また、本発明においては、親局1にお
いてもそれにセンサなどをケーブルを介して接続し、こ
れから信号の入出力が可能であるから親局のような機器
についても上記信号入力機器に含めて言うものとする。
【0011】以下、本発明の実施の形態を制御システム
におけるセンサ4と子局3とに適用して図1を参照して
説明することにする。
【0012】本実施の形態において、センサ4は、条件
回路I1と出力回路I2とを具備している。条件回路I
1は、3つのゲート回路G1,G2,G3で構成されて
いる。各ゲート回路G1,G2,G3それぞれの一方の
入力部には制御信号S1が共通に入力され、他方の入力
部には自己診断信号S2が共通に入力されるように構成
されている。したがって、各ゲート回路G1,G2,G
3それぞれの出力部からは図2で示される真理値表に従
う出力A,B,Cが出力される。この出力A,B,Cに
ついて説明することにする。図2の真理値表における上
段側は条件回路I1における各ゲート回路G1,G2,
G3それぞれの一方の入力部に与えられる制御信号S1
と自己診断信号S2との組み合わせを示している。この
真理値表で「ON」は信号のレベルがハイレベルであ
り、「OFF」は信号のレベルがローレベルであること
を示している。
【0013】例えば第1の組み合わせでは各ゲート回
路G1,G2,G3それぞれの入力部に入力される制御
信号S1および自己診断信号S2が共にハイレベルつま
り共にONのときはゲート回路G1の出力AだけがON
つまりハイレベルで、他のゲート回路G2,G3の出力
B,Cは共にOFFつまり共にローレベルであることを
示している。
【0014】第2の組み合わせでは各ゲート回路G
1,G2,G3それぞれの入力部に入力される制御信号
S1が2つのONとOFFの状態値のうちONの状態
値、自己診断信号S2が2つのONとOFFの状態値の
うちOFFの状態値のときはゲート回路G3の出力Cだ
けがONつまりハイレベルで、他のゲート回路G1,G
2の出力A,Bは共OFFつまりローレベルであること
を示している。
【0015】第3の組み合わせでは各ゲート回路G
1,G2,G3それぞれの入力部に入力される制御信号
S1がOFF、自己診断信号S2がONのときはゲート
回路G2の出力BだけがONつまりハイレベルで、他の
ゲート回路G1,G3の出力A,Cが共にOFFつまり
ローレベルであることを示している。
【0016】第4の組み合わせでは各ゲート回路G
1,G2,G3それぞれの入力部に入力される制御信号
S1がOFF、自己診断信号S2がONのときは各ゲー
ト回路G1,G2,G3それぞれ出力A,B,Cが共に
OFFつまり共にローレベルであることを示している。
【0017】出力回路I2は、それぞれベースがゲート
回路G1,G2,G3それぞれの出力部に個別に対応し
て接続されたトランジスタT1,T2,T3と、第1の
トランジスタT1のコレクタに接続された第1のツェナ
ーダイオードZ1、第2のトランジスタT2のコレクタ
に接続された第2のツェナーダイオードZ2とを有して
構成されている。
【0018】第1のトランジスタT1のベースにはゲー
ト回路G1の出力Aが入力され、第2のトランジスタT
2のベースにはゲート回路G2の出力Bが入力され、第
3のトランジスタT3のベースにはゲート回路G3の出
力Cが入力される。ここで、第1のツェナーダイオード
Z1のツェナー電圧VZ1は、0.3・Vcc、第2の
ツェナーダイオードZ2のツェナー電圧VZ2は、0.
7・Vccである。
【0019】上述した条件回路I1と出力回路I2とを
有するセンサ4においては、電源端子Vcc1と、第1
の出力端子OUT1と、接地端子GND1とを有してい
る。第1の出力端子OUT1には第1のトランジスタT
1のコレクタが第1のツェナーダイオードZ1を介し
て、第2のトランジスタT2のコレクタが第2のツェナ
ーダイオードZ2を介して、第3のトランジスタT3の
コレクタが直接、それぞれ共通に接続されている。ま
た、接地端子GND1には、各トランジスタT1,T
2,T3それぞれのエミッタがそれぞれ共通に接続され
ている。
【0020】したがって、本実施の形態のセンサ4にお
いては、従来のように制御信号S1と自己診断信号S2
とが別々の出力端子から出力されるのではなく、後述す
るようにして第1の出力端子OUT1だけから共通に出
力されるようになっている。
【0021】センサ4の第1の出力端子OUT1からの
出力について説明する。
【0022】まず、制御信号S1と自己診断信号S2と
が第1の組み合わせにある場合では、条件回路I1を
構成する各ゲート回路G1,G2,G3のうち、第1の
ゲート回路G1の出力AだけがONつまりハイレベルと
なる。したがって、この第1の組み合わせの場合で
は、第1のトランジスタT1のベースには第1のゲート
回路G1のハイレベルの出力Aが入力されるので、この
第1のトランジスタT1だけが導通し、他の第2および
第3のトランジスタT2,T3それぞれは非導通であ
る。そうすると、第1のトランジスタT1が導通して第
1の出力端子OUT1の出力電圧はツェナー電圧VZ1
(=0.3Vcc)となる。
【0023】第2の組み合わせの場合では、同様にし
て、第3のトランジスタT3だけが導通するので、出力
端子OUT1の出力は、導通状態における第3のトラン
ジスタT3のコレクタエミッタ電圧だけで実質ゼロに近
い電圧となる。
【0024】第3の組み合わせでは、同様にして、第
2のトランジスタT2だけが導通するので、出力端子O
UT1の出力はツェナー電圧VZ2(=0.7Vcc)
となる。
【0025】第4の組み合わせでは、同様にして、い
ずれのトランジスタT1,T2,T3も非導通であるの
で、出力端子OUT1の出力はVccとなる。
【0026】次に子局3の構成について説明すると、子
局3は、電源端子Vcc2、第1の入力端子IN1、接
地端子GND2を有し、かつ、電源端子Vcc2と第1
の入力端子IN1との間に制御信号S1伝送のための第
1のフォトカプラP1内の発光ダイオードを有してい
る。子局3はまた、コンパレータC1,C2を有してい
る。第1のコンパレータC1は、正の入力部(+)が第
1の入力端子IN1に、負の入力部(−)が第1の基準
電源E1(電圧は0.25Vcc)の正極にそれぞれ接
続され、第2のコンパレータC2は、負の入力部(−)
が同じく第1の入力端子IN1に、正の入力部(+)が
第2の基準電源E2(電圧は0.75Vcc)の正極に
それぞれ接続されている。これら両基準電源E1,E2
それぞれの負極は接地端子GND2に共通に接続されて
いる。また、両コンパレータC1,C2それぞれの出力
部と電源端子Vcc2との間には自己診断信号S2伝送
のための第2のフォトカプラP2内の発光ダイオードが
接続されている。ここで前述のように第1の基準電源E
1は前記ツェナー電圧VZ1である0.3Vccより低
い0.25Vccの電圧であり、第2の基準電源E2は
前記ツェナー電圧VZ2である0.7Vccより高い
0.75Vccの電圧である。
【0027】そして、上述したセンサ4と子局3は対応
する端子同士つまり電源端子Vcc1とVcc2とが電
源線LVCCで、第1の出力端子OUT1と第1の入力端
子IN1とが信号線L1で、接地端子GND1と接地端
子GND2とが接地線LGNDでそれぞれ接続されてい
る。
【0028】以下図2および図3を参照して動作を説明
する。
【0029】なお、この説明においては容易な理解のた
め自己診断信号S2がONのときはセンサ4が例えば異
常であると自己診断し、OFFのとき例えば正常である
と自己診断しているものとする。ここで、図2について
は前述したのでその説明の繰り返しはしないが、図3は
縦軸が出力端子OUT1の電圧レベルを示しており、実
質0〜0.25Vccまでは自己診断信号S2がOFF
の領域、0.25Vcc〜0.75Vccが自己診断信
号S2がONの領域であり、0.75Vcc〜Vccが
自己診断信号S2がOFFの領域であることを示してい
る。また、出力端子OUT1の電圧レベルがVccで制
御信号S1がOFFとなり、それ以外の電圧レベルでは
制御信号S1がONとなる。
【0030】(1)制御信号S1がONつまりハイレベ
ルで、かつ自己診断信号S2がONつまりハイレベルで
自己診断が異常であるとする第1の組み合わせのと
き:このときは子局3の第1のフォトカプラP1と第2
のフォトカプラP2とが共にそれぞれの発光ダイオード
が発光駆動される必要がある。
【0031】そのため、センサ4においては、条件回路
I1の第1のゲート回路G1の出力AだけがONつまり
ハイレベルとなって出力回路I2の第1のトランジスタ
T1だけが導通する。したがって、センサ4の第1の出
力端子OUT1における電圧のレベルは第1のツェナー
電圧VZ1の0.3Vccとなる。ここで第1のトラン
ジスタT1のコレクタエミッタ間電圧の飽和電圧は無視
している。この出力端子OUT1における電圧レベル
は、子局3の第1のコンパレータC1の第1の基準電源
E1(0.25Vcc)の電圧より大きいが、第2のコ
ンパレータC2の第2の基準電源E2(0.75Vc
c)の電圧より小さい、つまり出力端子OUT1の電圧
レベルが、0.25Vcc〜0.75Vccの電圧範囲
領域内であるので、両コンパレータC1,C2の出力部
の出力レベルは共にローレベルとなり、したがって、第
2のフォトカプラP2内の発光ダイオードが駆動されて
発光する。これによってセンサ4からの自己診断が異常
とする信号が伝送される。この場合、図3で示すように
自己診断信号S2がONのときは出力端子OUT1の電
圧レベルが、0.25Vcc〜0.75Vccとなって
いる。また、出力端子OUT1の電圧レベルがVcc以
下であるので電源端子Vcc2と出力端子OUT1との
間にある第1のフォトカプラP1内の発光ダイオードも
発光駆動される。
【0032】(2)制御信号S1がONつまりハイレベ
ルで、かつ自己診断信号S2がOFFつまりローレベル
で自己診断が正常であるとする第2の組み合わせのと
き:このときは子局3の第1のフォトカプラP1内の発
光ダイオードが発光駆動される必要がある一方、第2の
フォトカプラP2内の発光ダイオードは発光駆動される
必要はない。
【0033】そのため、センサ4においては、条件回路
I1の第3のゲート回路G3の出力CだけがONつまり
ハイレベルとなって出力回路I2の第3のトランジスタ
T3だけが導通する。したがって、センサ4の第1の出
力端子OUT1の電圧は実質ゼロとなる。この電圧は、
子局3の第1,第2のコンパレータC1,C2のそれぞ
れの基準電源E1,E2の電圧のいずれよりも小さいの
で、第1のコンパレータC1の出力レベルはハイレベル
になっても第2のコンパレータC2の出力レベルはロー
レベルとなり、したがって、第2のフォトカプラP2内
の発光ダイオードが駆動されないので発光しない。これ
によって子局3にはセンサ4からの自己診断が正常とす
る信号が伝送されたことになる。また、第1のフォトカ
プラP1内の発光ダイオードも第3のトランジスタT3
が導通することで発光駆動されて、センサ4からの制御
信号S1が子局3に伝送されたことになる。
【0034】(3)制御信号S1がOFFつまりローレ
ベルで、自己診断信号S2がONつまりハイレベルで自
己診断が異常であるとする第3の組み合わせのとき:
このときは子局3の第1のフォトカプラP1内の発光ダ
イオードが発光駆動される必要がない一方、第2のフォ
トカプラP2内の発光ダイオードは発光駆動される必要
がある。
【0035】そのため、センサ4においては、条件回路
I1の第2のゲート回路G2の出力BだけがONつまり
ハイレベルとなって出力回路I2の第2のトランジスタ
T2だけが導通する。したがって、センサ4の第1の出
力端子OUT1の電圧は第2のツェナーダイオードZ2
のツェナー電圧VZ2の0.7Vccとなる。この電圧
は、子局3の第1のコンパレータC1の基準電圧である
0.25Vccより大きく、第2のコンパレータC1,
C2の基準電源E2である0.75Vccより小さいの
で、両コンパレータC1,C2の出力レベルは共にロー
レベルとなり、したがって、第2のフォトカプラP2内
の発光ダイオードが駆動されて発光する。これによって
子局3にはセンサ4からの自己診断が異常とする信号が
伝送される。また、第1のフォトカプラP1内の発光ダ
イオードも第2のトランジスタT2が導通することで発
光駆動されて、センサ4からの制御信号S1が子局3に
伝送されたことになる。
【0036】(4)制御信号S1と自己診断信号S2と
が共にOFFつまりローレベルで、センサ4の自己診断
が正常であるとする第4の組み合わせのとき:このと
きは子局3の第1のフォトカプラP1内の発光ダイオー
ドも、第2のフォトカプラP2内の発光ダイオードも発
光駆動される必要がない。
【0037】そのため、センサ4においては、条件回路
I1のいずれのゲート回路G1,G2,G3の出力もO
FFつまりローレベルとなって出力回路I2のいずれの
トランジスタT1,T2,T3も非導通となる。したが
って、センサ4の第1の出力端子OUT1からは電源電
圧Vccが出力電圧として出力されることになる。この
出力電圧は、子局3の第1,第2のコンパレータC1,
C2のそれぞれの基準電源E1,E2の電圧のいずれよ
りも大きいので、第1のコンパレータC1の出力レベル
はローレベル、第2のコンパレータC2の出力レベルは
ハイレベルとなり、したがって、第2のフォトカプラP
2内の発光ダイオードが発光駆動されない。これによっ
て子局3にはセンサ4からの自己診断が正常とする信号
が伝送される。また、第1のフォトカプラP1内の発光
ダイオードもいすれのトランジスタT1,T2,T3も
非導通であることによって発光駆動されず、こうしてセ
ンサ4からの制御信号S1が子局3に伝送されたことに
なる。
【0038】上述のようにして本実施の形態において
は、図3で示すように、センサ4の第1の出力端子OU
T1からの出力電圧のレベルが0〜0.25Vccと、
0.75Vcc〜Vccにおいては自己診断OFFつま
りセンサ4が異常でないとする信号を伝送し、その出力
電圧のレベルが0.25Vcc〜0.75Vccにおい
ては自己診断ONつまりセンサ4が異常であるとする信
号を伝送するととともに、その同じ第1の出力端子OU
T1からセンサ4の制御信号S1を子局3に伝送できる
ことになる。つまり、従来ではセンサ4から子局3に制
御信号S1と自己診断信号S2とを伝送するのには、信
号線として2つ必要であったのが、本実施の形態では信
号線1つで済むことになり、配線数が減少することにな
り、このセンサを用いたシステムでの配線の敷設コスト
を削減できことになる。また、制御信号S1と自己診断
信号S2とを同時に伝送できるので、例えば1つの信号
線で制御信号S1と自己診断信号S2とを時分割で伝送
する場合ではそれら信号の伝送のリアルタイム性がない
のに対して、本実施の形態ではリアルタイム性があり、
したがって、高速応答性が改善される。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明のセンサのような信
号出力機器によれば、1つの出力端子に与えられる電圧
を少なくとも2つの信号それぞれの状態に関する情報の
組み合わせに従って所定数のレベルに分けて出力するよ
うにしたので、2つの信号として制御信号と自己診断信
号とに関する情報を1つの出力端子から出力でき、その
結果、センサなどの機器における信号の配線数を減少さ
せることができる。また、1つの信号線でこれら両信号
を出力する場合でもリアルタイムでその信号に関する情
報を出力できるので高速応答性を改善できる。
【0040】本発明の信号入力機器によれば、前記信号
出力機器の出力端子に接続される入力端子と、前記両信
号それぞれの状態に応じて動作させるための第1および
第2の動作素子と、前記両動作素子それぞれを動作させ
る回路とを備え、前記回路は、前記出力端子から前記入
力端子に印加される電圧のレベルに対して前記両動作素
子それぞれを動作させる電圧領域と動作させない電圧領
域とを有しているので、センサのような前記信号出力機
器に1つの信号線で接続されているだけであっても制御
信号については第1の動作素子の動作を通じて、また自
己診断信号については第2の動作素子の動作を通じてそ
れぞれこれら両信号の情報を入力できることになり、配
線の簡素化が可能となるうえ、この配線が簡素化されて
もそれら信号の情報の入力の高速応答性が阻害されない
ものとなる。
【0041】本発明の信号入出力システムによれば、前
記信号出力機器と信号入力機器とを有し、前記信号出力
機器の出力端子と前記信号入力機器の入力端子とが配線
で接続されているので、簡素な配線でその敷設コストの
低減が可能となる。またシステムとしても信号を高速で
入出力させられるものとなり高速応答性に優れたシステ
ムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るセンサと子局それぞれ
の回路とそれらの接続を示す図
【図2】制御信号と自己診断信号との組み合わせによる
出力の状態を示す図
【図3】出力端子における電圧レベルに対応した自己診
断信号のONとOFFとを示す図
【図4】信号入出力システムの配線を示す図
【図5】従来のセンサと子局それぞれの回路とそれらの
接続を示す図
【符号の説明】
3 子局 4 センサ I1 条件回路 I2 出力回路 G1〜G3 ゲート回路 T1〜T4 トランジスタ Vcc1,Vcc2 電源端子 OUT1 出力端子 GND1,GND2 接地端子 IN1 入力端子 P1,P2 フォトカプラ C1,C2 コンパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの出力端子に与えられる電圧を少なく
    とも2つの信号それぞれの状態に関する情報の組み合わ
    せに従って所定数のレベルに分けて出力することを特徴
    とする信号出力機器。
  2. 【請求項2】前記両信号のうち一方の信号を制御信号と
    し、他方を当該機器の自己診断信号とすることを特徴と
    する請求項1に記載の信号出力機器。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の信号出力機器の
    出力端子に接続される入力端子と、前記両信号それぞれ
    の状態に応じて動作させるための第1および第2の動作
    素子と、前記両動作素子それぞれを動作させる回路とを
    備え、 前記回路は、前記出力端子から前記入力端子に印加され
    る電圧のレベルに対して前記両動作素子それぞれを動作
    させる電圧領域と動作させない電圧領域とを有している
    ことを特徴とする信号入力機器。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の信号出力機器
    と、請求項3に記載の信号入力機器とを有し、前記信号
    出力機器の出力端子と前記信号入力機器の入力端子とが
    配線で接続されていることを特徴とする機器間の信号入
    出力システム。
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