JPH111258A - 飲料用容器の蓋 - Google Patents
飲料用容器の蓋Info
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- JPH111258A JPH111258A JP9153472A JP15347297A JPH111258A JP H111258 A JPH111258 A JP H111258A JP 9153472 A JP9153472 A JP 9153472A JP 15347297 A JP15347297 A JP 15347297A JP H111258 A JPH111258 A JP H111258A
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- opening
- valve member
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/26—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts
- B65D47/28—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having linear movement
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47G—HOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
- A47G19/00—Table service
- A47G19/22—Drinking vessels or saucers used for table service
- A47G19/2205—Drinking glasses or vessels
- A47G19/2266—Means for facilitating drinking, e.g. for infants or invalids
- A47G19/2272—Means for facilitating drinking, e.g. for infants or invalids from drinking glasses or cups comprising lids or covers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
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- B65D47/24—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
- B65D47/248—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem
- B65D47/249—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem by means of a lever mechanism
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飲料水の保温効果が高く、容器本体が倒れた
場合でも飲料水が漏れず、しかも、把手付きや把手無し
の容器本体のいずれに被着しても、液通孔の開閉操作が
少ない力で容易に行える。 【解決手段】 容器本体２の上部開口を覆う蓋板部３１
を傾斜して設け、蓋板部３１の周囲に周壁３２を立設
し、蓋板部３１の低い側の周壁寄りに液通孔３４を穿設
し、蓋板部３１の内側に、液通孔３４を開閉する弁体５
５を備えた弁部材５を配設し、弁部材５を開く方向へ動
かすプッシュロッド６を蓋板部３１の径方向へ進退可能
に配設して、リターンスプリング７により周壁外側方向
へ付勢してその外端を周壁外側に突出させ、蓋板部３１
の高い側の周壁外側に、プッシュロッド６の外端に係合
する操作レバー８を回動可能に設け、操作レバー８の操
作部８２を容器本体２の外側に沿って延出し、弁部材５
を、プッシュロッド６に係合する係合アーム５１と、係
合部５１から屈曲して先端に弁体５５を備えた開閉アー
ム５２とで構成し、開閉アーム５２を上下方向に回動可
能に設けた。
場合でも飲料水が漏れず、しかも、把手付きや把手無し
の容器本体のいずれに被着しても、液通孔の開閉操作が
少ない力で容易に行える。 【解決手段】 容器本体２の上部開口を覆う蓋板部３１
を傾斜して設け、蓋板部３１の周囲に周壁３２を立設
し、蓋板部３１の低い側の周壁寄りに液通孔３４を穿設
し、蓋板部３１の内側に、液通孔３４を開閉する弁体５
５を備えた弁部材５を配設し、弁部材５を開く方向へ動
かすプッシュロッド６を蓋板部３１の径方向へ進退可能
に配設して、リターンスプリング７により周壁外側方向
へ付勢してその外端を周壁外側に突出させ、蓋板部３１
の高い側の周壁外側に、プッシュロッド６の外端に係合
する操作レバー８を回動可能に設け、操作レバー８の操
作部８２を容器本体２の外側に沿って延出し、弁部材５
を、プッシュロッド６に係合する係合アーム５１と、係
合部５１から屈曲して先端に弁体５５を備えた開閉アー
ム５２とで構成し、開閉アーム５２を上下方向に回動可
能に設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋を取外すことな
く容器内の飲料水を飲むことのできる飲料用容器の蓋に
関する。
く容器内の飲料水を飲むことのできる飲料用容器の蓋に
関する。
【０００２】
【従来の技術】このような飲料用容器の蓋としては、例
えば特開平７−２５１８５４号公報に示されるものがあ
る。この飲料用容器の蓋は、把手付きの容器本体の上部
開口を覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁
を立設し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を、蓋板
部の高い側の周壁寄りに外気流入孔をそれぞれ形成し、
容器本体に蓋を螺着した際に、液通孔が容器本体の把手
から９０度ずれた位置に配設できるものである。
えば特開平７−２５１８５４号公報に示されるものがあ
る。この飲料用容器の蓋は、把手付きの容器本体の上部
開口を覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁
を立設し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を、蓋板
部の高い側の周壁寄りに外気流入孔をそれぞれ形成し、
容器本体に蓋を螺着した際に、液通孔が容器本体の把手
から９０度ずれた位置に配設できるものである。
【０００３】ところが、この構造では、液通孔と外気流
入孔とが常に開いているので、保温効果に問題があり、
また、飲料用容器を不意に倒した場合には、これらの孔
から飲料水が漏れることがある。
入孔とが常に開いているので、保温効果に問題があり、
また、飲料用容器を不意に倒した場合には、これらの孔
から飲料水が漏れることがある。
【０００４】このため、液通孔を開閉する開閉機構を備
えたものとして、例えば、特開平７−９５９０７号公報
に示される飲料用容器の蓋は、容器本体の上部開口を覆
う蓋板部の周囲に周壁を立設し、蓋板部の一側の周壁寄
りに液通孔を、蓋板部の他側の周壁寄りに外気流入孔を
それぞれ形成し、液通孔を開閉する開閉機構として、蓋
板部の上面に液通孔を塞ぐ開閉キャップを回動可能に設
け、開閉キャップの摘み部を周壁より突出させ、周壁の
液通孔対向側に開閉キャップを退避させる切り欠き部を
形成し、開閉キャップを切り欠き部に係脱可能としたも
のである。
えたものとして、例えば、特開平７−９５９０７号公報
に示される飲料用容器の蓋は、容器本体の上部開口を覆
う蓋板部の周囲に周壁を立設し、蓋板部の一側の周壁寄
りに液通孔を、蓋板部の他側の周壁寄りに外気流入孔を
それぞれ形成し、液通孔を開閉する開閉機構として、蓋
板部の上面に液通孔を塞ぐ開閉キャップを回動可能に設
け、開閉キャップの摘み部を周壁より突出させ、周壁の
液通孔対向側に開閉キャップを退避させる切り欠き部を
形成し、開閉キャップを切り欠き部に係脱可能としたも
のである。
【０００５】また、米国特許第４，０９９，６４２号公
報に示される飲料用容器の蓋は、容器本体の上部開口を
覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設
し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を形成し、液通
孔を開閉する開閉機構として、蓋板部の内側に一対の弾
性アームにより先端の弁体にて液通孔を閉塞するように
付勢された弁部材を配設し、先端にカム面を形成したプ
ッシュロッドを周壁に形成された挿通孔に周壁の内外方
向へ進退可能に挿通し、周壁外側に突出するプッシュロ
ッドの外端を押すことにより先端のカム面にて弁部材を
開く方向へ動かすものである。
報に示される飲料用容器の蓋は、容器本体の上部開口を
覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設
し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を形成し、液通
孔を開閉する開閉機構として、蓋板部の内側に一対の弾
性アームにより先端の弁体にて液通孔を閉塞するように
付勢された弁部材を配設し、先端にカム面を形成したプ
ッシュロッドを周壁に形成された挿通孔に周壁の内外方
向へ進退可能に挿通し、周壁外側に突出するプッシュロ
ッドの外端を押すことにより先端のカム面にて弁部材を
開く方向へ動かすものである。
【０００６】さらに、米国特許第４，２７６，９９２号
及び同第４，３０３，１７３号公報に示される飲料用容
器の蓋は、把手付きの容器本体の上部開口を覆う蓋板部
を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設し、蓋板部
の低い側の周壁寄りに液通孔を形成し、容器本体に蓋を
螺着した際に、液通孔が容器本体の把手から９０度ずれ
た位置に配設でき、液通孔を開閉する開閉機構として、
蓋板部の内側に一対の弾性アームにより先端の弁体にて
液通孔を閉塞するように付勢された弁部材を配設し、弁
部材を開くプッシュロッドを弁部材から９０度ずらした
位置に周壁の内外方向へ進退可能に配設し、把手上方に
位置する短いレバーにてプッシュロッド外端を押動して
先端のカム面により弁部材を横方向から開くものであ
る。
及び同第４，３０３，１７３号公報に示される飲料用容
器の蓋は、把手付きの容器本体の上部開口を覆う蓋板部
を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設し、蓋板部
の低い側の周壁寄りに液通孔を形成し、容器本体に蓋を
螺着した際に、液通孔が容器本体の把手から９０度ずれ
た位置に配設でき、液通孔を開閉する開閉機構として、
蓋板部の内側に一対の弾性アームにより先端の弁体にて
液通孔を閉塞するように付勢された弁部材を配設し、弁
部材を開くプッシュロッドを弁部材から９０度ずらした
位置に周壁の内外方向へ進退可能に配設し、把手上方に
位置する短いレバーにてプッシュロッド外端を押動して
先端のカム面により弁部材を横方向から開くものであ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平７−９
５９０７号の飲料用容器の蓋は、液通孔を塞ぐ開閉キャ
ップがパッキンを備えた水密構造ではないので、液通孔
と開閉キャップの隙間から飲料水の熱が逃げるため保温
維持に限度があり、また、倒れた場合の飲料水の漏れも
ある。しかも、開閉キャップを蓋板部の上面で回動させ
るという開閉操作が手軽ではない。
５９０７号の飲料用容器の蓋は、液通孔を塞ぐ開閉キャ
ップがパッキンを備えた水密構造ではないので、液通孔
と開閉キャップの隙間から飲料水の熱が逃げるため保温
維持に限度があり、また、倒れた場合の飲料水の漏れも
ある。しかも、開閉キャップを蓋板部の上面で回動させ
るという開閉操作が手軽ではない。
【０００８】また、米国特許第４，０９９，６４２号の
飲料用容器の蓋は、液通孔を水密に閉塞するが、蓋の周
壁外側へ突出するプッシュロッドの外端を押す動作は、
飲料用容器の一番大径な上部を握って行うので、飲料用
容器の保持という点では安定性を欠き、また、プッシュ
ロッドの頭部が比較的小さいので押しにくく、さらに、
直接プッシュロッドを押すので大きな力を要する。
飲料用容器の蓋は、液通孔を水密に閉塞するが、蓋の周
壁外側へ突出するプッシュロッドの外端を押す動作は、
飲料用容器の一番大径な上部を握って行うので、飲料用
容器の保持という点では安定性を欠き、また、プッシュ
ロッドの頭部が比較的小さいので押しにくく、さらに、
直接プッシュロッドを押すので大きな力を要する。
【０００９】さらに、米国特許第４，２７６，９９２号
及び同第４，３０３，１７３号の飲料用容器の蓋は、把
手付きの容器本体の場合は、弁部材を開閉するレバーが
把手上方に位置するので操作しやすいが、把手無しの容
器本体の場合は、液通孔とレバーが９０度ずれているの
で操作しにくい。
及び同第４，３０３，１７３号の飲料用容器の蓋は、把
手付きの容器本体の場合は、弁部材を開閉するレバーが
把手上方に位置するので操作しやすいが、把手無しの容
器本体の場合は、液通孔とレバーが９０度ずれているの
で操作しにくい。
【００１０】そこで本発明は、飲料水の保温効果が高
く、容器本体が倒れた場合でも飲料水が漏れず、しか
も、把手付きや把手無しの容器本体のいずれに被着して
も、液通孔の開閉操作が少ない力で容易に行え、また、
液通孔を開としたときに内部圧力を逃がし、かつ、外気
流入孔からの外気流入量を確保して飲料水をスムースに
飲むことができる飲料用容器の蓋を提供することを目的
としている。
く、容器本体が倒れた場合でも飲料水が漏れず、しか
も、把手付きや把手無しの容器本体のいずれに被着して
も、液通孔の開閉操作が少ない力で容易に行え、また、
液通孔を開としたときに内部圧力を逃がし、かつ、外気
流入孔からの外気流入量を確保して飲料水をスムースに
飲むことができる飲料用容器の蓋を提供することを目的
としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、請求項１の手段では、容器本体の上部
開口を覆う蓋板部を傾斜して設け、該蓋板部の周囲に周
壁を立設し、前記蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を
穿設し、該液通孔を開閉する開閉機構として、液通孔を
開閉する弁体を有する弁部材と、前記周壁に形成された
挿通孔に前記周壁の内外方向へ進退可能に挿通され、周
壁外側に突出する外端を押動されることにより内側へ進
出して弁部材を動かすプッシュロッドと、該プッシュロ
ッドを前記周壁外側方向へ付勢する弾性部材とを設けた
飲料用容器の蓋において、前記プッシュロッドの外端に
係合してプッシュロッドを前記周壁の内側へ進出させる
操作レバーを前記周壁外側に回動可能に設け、該操作レ
バーの操作部を前記容器本体の外側に沿って延出し、前
記弁部材を、前記プッシュロッドに係合する係合アーム
と、前記弁体を先端に備えた開閉アームとで構成し、前
記係合アーム側方の耳軸を支持して前記開閉アームを上
下方向に回動可能に設けたことを特徴としている。ま
た、請求項２の手段では、請求項１の手段において、前
記プッシュロッドに、前記挿通孔の断面と相似形の相似
形断面部と非相似形の非相似形断面部とをそれぞれ形成
し、前記操作レバーの非操作時に前記相似形断面部を前
記挿通孔内側面に位置させ、前記操作レバーの操作時に
前記非相似形断面部を前記挿通孔内側面に位置させ、非
相似形断面部と挿通孔内側面との隙間を外気流入孔とし
たことを特徴としている。
ため、本発明は、請求項１の手段では、容器本体の上部
開口を覆う蓋板部を傾斜して設け、該蓋板部の周囲に周
壁を立設し、前記蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を
穿設し、該液通孔を開閉する開閉機構として、液通孔を
開閉する弁体を有する弁部材と、前記周壁に形成された
挿通孔に前記周壁の内外方向へ進退可能に挿通され、周
壁外側に突出する外端を押動されることにより内側へ進
出して弁部材を動かすプッシュロッドと、該プッシュロ
ッドを前記周壁外側方向へ付勢する弾性部材とを設けた
飲料用容器の蓋において、前記プッシュロッドの外端に
係合してプッシュロッドを前記周壁の内側へ進出させる
操作レバーを前記周壁外側に回動可能に設け、該操作レ
バーの操作部を前記容器本体の外側に沿って延出し、前
記弁部材を、前記プッシュロッドに係合する係合アーム
と、前記弁体を先端に備えた開閉アームとで構成し、前
記係合アーム側方の耳軸を支持して前記開閉アームを上
下方向に回動可能に設けたことを特徴としている。ま
た、請求項２の手段では、請求項１の手段において、前
記プッシュロッドに、前記挿通孔の断面と相似形の相似
形断面部と非相似形の非相似形断面部とをそれぞれ形成
し、前記操作レバーの非操作時に前記相似形断面部を前
記挿通孔内側面に位置させ、前記操作レバーの操作時に
前記非相似形断面部を前記挿通孔内側面に位置させ、非
相似形断面部と挿通孔内側面との隙間を外気流入孔とし
たことを特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。飲料用容器
１は、把手の無いコップ状の容器本体２と、該容器本体
２の上部開口を覆う蓋３とで構成され、容器本体２は、
外容器２１と内容器２２との間を真空断熱構造としたも
ので、底部に底部材２３を、胴部の略中央部外周に滑り
止め部２４を、上部開口の外周に肩部材２５をそれぞれ
設け、肩部材２５に前記蓋３が着脱可能に螺着される。
形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。飲料用容器
１は、把手の無いコップ状の容器本体２と、該容器本体
２の上部開口を覆う蓋３とで構成され、容器本体２は、
外容器２１と内容器２２との間を真空断熱構造としたも
ので、底部に底部材２３を、胴部の略中央部外周に滑り
止め部２４を、上部開口の外周に肩部材２５をそれぞれ
設け、肩部材２５に前記蓋３が着脱可能に螺着される。
【００１３】蓋３は、容器本体２の上部開口を覆う蓋板
部３１と、該蓋板部３１の外側全周に亘って立設される
周壁３２と、肩部材２５に螺着される螺着部３３とで構
成され、蓋板部３１は傾斜して設けられ、蓋板部３１の
低い側の周壁寄りに液通孔３４を最深部に穿設したすり
鉢状部を形成している。
部３１と、該蓋板部３１の外側全周に亘って立設される
周壁３２と、肩部材２５に螺着される螺着部３３とで構
成され、蓋板部３１は傾斜して設けられ、蓋板部３１の
低い側の周壁寄りに液通孔３４を最深部に穿設したすり
鉢状部を形成している。
【００１４】この蓋３には、液通孔３４を開閉する開閉
機構４が設けられている。開閉機構４は、液通孔３４を
開閉する弁部材５と、該弁部材５を開閉作動するプッシ
ュロッド６と、プッシュロッド６を周壁３２の外方向へ
付勢するリターンスプリング７と、プッシュロッド６を
押動する操作レバー８とで構成されている。
機構４が設けられている。開閉機構４は、液通孔３４を
開閉する弁部材５と、該弁部材５を開閉作動するプッシ
ュロッド６と、プッシュロッド６を周壁３２の外方向へ
付勢するリターンスプリング７と、プッシュロッド６を
押動する操作レバー８とで構成されている。
【００１５】弁部材５は、上下方向に配置されてプッシ
ュロッド６に係合する係合アーム５１と、係合アーム５
１の上部寄りから略水平方向に延出して液通孔３４を開
閉する開閉アーム５２とで構成されている。係合アーム
５１は、下部両側方に突出する耳軸５３，５３を、蓋板
部３１の高い側の下側に形成された一対のブラケット３
５，３５に支持されて、蓋板部３１の高い側から低い側
方向に回動可能に設けられており、該係合アーム５１の
上端面には、プッシュロッド６に係合する溝部５４が形
成されている。
ュロッド６に係合する係合アーム５１と、係合アーム５
１の上部寄りから略水平方向に延出して液通孔３４を開
閉する開閉アーム５２とで構成されている。係合アーム
５１は、下部両側方に突出する耳軸５３，５３を、蓋板
部３１の高い側の下側に形成された一対のブラケット３
５，３５に支持されて、蓋板部３１の高い側から低い側
方向に回動可能に設けられており、該係合アーム５１の
上端面には、プッシュロッド６に係合する溝部５４が形
成されている。
【００１６】開閉アーム５２は、蓋板部３１に沿って液
通孔３４方向へ延出し、前記液通孔３４に挿入される凸
状の弁体５５を先端に形成し、該弁体５５の基部に、液
通孔３４の下面に密着して液通孔３４を蓋板部３１の内
側から密閉するための環状のパッキン５６を装着してお
り、前記係合アーム５１の回動に伴って上下方向に回動
する。
通孔３４方向へ延出し、前記液通孔３４に挿入される凸
状の弁体５５を先端に形成し、該弁体５５の基部に、液
通孔３４の下面に密着して液通孔３４を蓋板部３１の内
側から密閉するための環状のパッキン５６を装着してお
り、前記係合アーム５１の回動に伴って上下方向に回動
する。
【００１７】ブラケット３５，３５は、蓋板部３１の高
い側の下側に、蓋板部３１とこれに連続する周壁３２と
に一体に形成され、下方を開口する耳軸装着溝３５ａ
と、該耳軸装着溝３５ａを下方から塞ぐ塞ぎ部材３６の
嵌合突起３５ｂとをそれぞれ形成し、塞ぎ部材３６は、
耳軸装着溝３５ａ，３５ａに挿入される耳軸支持部３６
ａ，３６ａと、嵌合突起３５ｂ，３５ｂが圧入される嵌
合孔３６ｂ，３６ｂとを形成している。
い側の下側に、蓋板部３１とこれに連続する周壁３２と
に一体に形成され、下方を開口する耳軸装着溝３５ａ
と、該耳軸装着溝３５ａを下方から塞ぐ塞ぎ部材３６の
嵌合突起３５ｂとをそれぞれ形成し、塞ぎ部材３６は、
耳軸装着溝３５ａ，３５ａに挿入される耳軸支持部３６
ａ，３６ａと、嵌合突起３５ｂ，３５ｂが圧入される嵌
合孔３６ｂ，３６ｂとを形成している。
【００１８】このブラケット３５，３５への弁部材５の
装着は、耳軸装着溝３５ａ，３５ａに係合アーム５１の
耳軸５３，５３を下方から挿入し、下方から塞ぎ部材３
６をあてがい、耳軸支持部３６ａ，３６ａにて耳軸５
３，５３を支持しながら、嵌合孔３６ｂ，３６ｂに嵌合
突起３５ｂ，３５ｂを挿入して、塞ぎ部材３６をブラケ
ット３５，３５へ取付け、耳軸装着溝３５ａ，３５ａを
塞ぎ部材３６で塞いで、溶着又は圧入等の固定手段によ
り塞ぎ部材３６をブラケット３５，３５に固定し、弁部
材５を回動可能に支持する。
装着は、耳軸装着溝３５ａ，３５ａに係合アーム５１の
耳軸５３，５３を下方から挿入し、下方から塞ぎ部材３
６をあてがい、耳軸支持部３６ａ，３６ａにて耳軸５
３，５３を支持しながら、嵌合孔３６ｂ，３６ｂに嵌合
突起３５ｂ，３５ｂを挿入して、塞ぎ部材３６をブラケ
ット３５，３５へ取付け、耳軸装着溝３５ａ，３５ａを
塞ぎ部材３６で塞いで、溶着又は圧入等の固定手段によ
り塞ぎ部材３６をブラケット３５，３５に固定し、弁部
材５を回動可能に支持する。
【００１９】プッシュロッド６は、前記蓋板部３１の前
記液通孔３４と対向する高い側の周壁３２に形成した断
面円形の挿通孔３７に挿通されて、周壁３２の内外方向
に進退可能に配設され、外端を周壁３２外側に突出し、
内端を前記蓋板部３１の下側に延出している。このプッ
シュロッド６は、周壁３２外側に突出する外端側を大径
軸部６１に、蓋板部３１の下側に延出する内端側を小径
軸部６２にそれぞれ形成している。
記液通孔３４と対向する高い側の周壁３２に形成した断
面円形の挿通孔３７に挿通されて、周壁３２の内外方向
に進退可能に配設され、外端を周壁３２外側に突出し、
内端を前記蓋板部３１の下側に延出している。このプッ
シュロッド６は、周壁３２外側に突出する外端側を大径
軸部６１に、蓋板部３１の下側に延出する内端側を小径
軸部６２にそれぞれ形成している。
【００２０】大径軸部６１は、前記挿通孔３７の断面と
は非相似形の断面である断面十字形の非相似形断面部６
３の一部に、前記挿通孔３７の断面と相似形である断面
円形の相似形断面部６４を形成している。この相似形断
面部６４は、挿通孔３７の径よりはやや小径で、その外
周面と前記挿通孔３７の内側面との間に僅かなクリアラ
ンスを有している。
は非相似形の断面である断面十字形の非相似形断面部６
３の一部に、前記挿通孔３７の断面と相似形である断面
円形の相似形断面部６４を形成している。この相似形断
面部６４は、挿通孔３７の径よりはやや小径で、その外
周面と前記挿通孔３７の内側面との間に僅かなクリアラ
ンスを有している。
【００２１】また、大径軸部６１の外端側に、周壁３２
外側との間に縮設されるリターンスプリング７の受け鍔
部６５を、該受け鍔部６５の外端面に操作レバー８と係
合する横一文字状の係合凹部６６をそれぞれ形成してい
る。
外側との間に縮設されるリターンスプリング７の受け鍔
部６５を、該受け鍔部６５の外端面に操作レバー８と係
合する横一文字状の係合凹部６６をそれぞれ形成してい
る。
【００２２】さらに、小径軸部６２は、大径軸部６１と
の段部から少し離れた内端側に弁部材５との係合鍔部６
７を形成し、大径軸部６１との段部と係合鍔部６７との
間を円形断面軸部６８とし、該円形断面軸部６８に弁部
材５の係合アーム５１の前記溝部５４が係合する。ま
た、係合鍔部６７の内端側である先端軸部６９は、断面
円形の左右両側面を平面状とした二面取り形状に形成さ
れ、この先端軸部６９は、蓋板部３１のブラケット３
５，３５間に形成されたブラケット３９のガイド溝３９
ａに挿入されている。
の段部から少し離れた内端側に弁部材５との係合鍔部６
７を形成し、大径軸部６１との段部と係合鍔部６７との
間を円形断面軸部６８とし、該円形断面軸部６８に弁部
材５の係合アーム５１の前記溝部５４が係合する。ま
た、係合鍔部６７の内端側である先端軸部６９は、断面
円形の左右両側面を平面状とした二面取り形状に形成さ
れ、この先端軸部６９は、蓋板部３１のブラケット３
５，３５間に形成されたブラケット３９のガイド溝３９
ａに挿入されている。
【００２３】このガイド溝３９ａは、その幅を先端軸部
６９の左右両側面間の幅よりもやや広く、先端軸部６９
の上下面間の幅よりも狭く形成されて、プッシュロッド
６の係合凹部６６が横一文字状に配置されたときにのみ
先端軸部６９が挿入可能となっており、プッシュロッド
６を組付ける際の方向性のガイドと、プッシュロッド６
が周壁３２の内外方向に進退する際の横方向のズレを防
いでいる。
６９の左右両側面間の幅よりもやや広く、先端軸部６９
の上下面間の幅よりも狭く形成されて、プッシュロッド
６の係合凹部６６が横一文字状に配置されたときにのみ
先端軸部６９が挿入可能となっており、プッシュロッド
６を組付ける際の方向性のガイドと、プッシュロッド６
が周壁３２の内外方向に進退する際の横方向のズレを防
いでいる。
【００２４】操作レバー８は、その上部を前記蓋板部３
１の液通孔３４と対向する高い側の周壁３２外側に形成
した一対のブラケット３８，３８に支軸８１にて回動可
能に設けられ、操作部８２を前記容器本体２の胴部外側
に沿って下方の滑り止め部２４付近まで長く延出してお
り、該操作部８２は、軸支点よりやや下方の内側にプッ
シュロッド６の係合部６７との係合部８３を、外側下部
に凹凸をつけた指掛部８４をそれぞれ形成している。
１の液通孔３４と対向する高い側の周壁３２外側に形成
した一対のブラケット３８，３８に支軸８１にて回動可
能に設けられ、操作部８２を前記容器本体２の胴部外側
に沿って下方の滑り止め部２４付近まで長く延出してお
り、該操作部８２は、軸支点よりやや下方の内側にプッ
シュロッド６の係合部６７との係合部８３を、外側下部
に凹凸をつけた指掛部８４をそれぞれ形成している。
【００２５】このように構成された開閉機構４は、容器
本体２に蓋３を螺着した状態では、リターンスプリング
７によりプッシュロッド６が周壁３２外側方向へ付勢さ
れているので、図１に示されるように、操作レバー８
は、上端面をブラケット３８，３８の上縁に当接して操
作部８２が容器本体２の胴部から離れた位置の非操作位
置にあり、弁部材５は、プッシュロッド６と係合する係
合アーム５１が周壁３２外側方向へ引かれているので、
開閉アーム５２には上方向への回動力が作用して弁体５
５のパッキン５６が液通孔３４を密閉している。また、
プッシュロッド６の大径軸部６１の相似形断面部６４が
挿通孔３７の内側面に位置して挿通孔３７をほぼ塞いで
いる。したがって、容器本体２は蓋３により密閉されて
いるので、飲料水の保温効果が高く、容器本体２が倒れ
た場合でも飲料水が漏れない。
本体２に蓋３を螺着した状態では、リターンスプリング
７によりプッシュロッド６が周壁３２外側方向へ付勢さ
れているので、図１に示されるように、操作レバー８
は、上端面をブラケット３８，３８の上縁に当接して操
作部８２が容器本体２の胴部から離れた位置の非操作位
置にあり、弁部材５は、プッシュロッド６と係合する係
合アーム５１が周壁３２外側方向へ引かれているので、
開閉アーム５２には上方向への回動力が作用して弁体５
５のパッキン５６が液通孔３４を密閉している。また、
プッシュロッド６の大径軸部６１の相似形断面部６４が
挿通孔３７の内側面に位置して挿通孔３７をほぼ塞いで
いる。したがって、容器本体２は蓋３により密閉されて
いるので、飲料水の保温効果が高く、容器本体２が倒れ
た場合でも飲料水が漏れない。
【００２６】容器本体２内の飲料水を飲む場合には、容
器本体２の胴部略中央部の滑り止め部２４を５本の指で
握って容器本体２を保持し、例えば人差し指を指掛部８
４に掛けて操作レバー８の操作部８２を容器本体２側へ
引けば、図４に示されるように、プッシュロッド６が液
通孔３４方向へ押動され、弁部材５の係合アーム５１が
耳軸５３，５３を支点としてその上部が液通孔３４方向
へ倒れ、開閉アーム５２が下方向すなわち容器本体２の
底方向へ回動し、弁体５５のパッキン５６が液通孔３４
から離れ、液通孔３４が開いて飲料水を飲むことができ
る。
器本体２の胴部略中央部の滑り止め部２４を５本の指で
握って容器本体２を保持し、例えば人差し指を指掛部８
４に掛けて操作レバー８の操作部８２を容器本体２側へ
引けば、図４に示されるように、プッシュロッド６が液
通孔３４方向へ押動され、弁部材５の係合アーム５１が
耳軸５３，５３を支点としてその上部が液通孔３４方向
へ倒れ、開閉アーム５２が下方向すなわち容器本体２の
底方向へ回動し、弁体５５のパッキン５６が液通孔３４
から離れ、液通孔３４が開いて飲料水を飲むことができ
る。
【００２７】この際に、プッシュロッド６が液通孔３４
方向へ移動するので、大径軸部６１の相似形断面部６４
が挿通孔３７の内側へ移動し、非相似形断面部６３が挿
通孔３７内側面に位置するので、非相似形断面部６３の
外周面と挿通孔３７の内側面との隙間が外気流入孔とな
り、該外気流入孔の面積が大きくなるため外気流入孔か
ら容器本体２内に外気が流入し、飲料水をスムースに飲
むことができる。
方向へ移動するので、大径軸部６１の相似形断面部６４
が挿通孔３７の内側へ移動し、非相似形断面部６３が挿
通孔３７内側面に位置するので、非相似形断面部６３の
外周面と挿通孔３７の内側面との隙間が外気流入孔とな
り、該外気流入孔の面積が大きくなるため外気流入孔か
ら容器本体２内に外気が流入し、飲料水をスムースに飲
むことができる。
【００２８】そして、操作レバー８の操作部８２を離せ
ば、リターンスプリング７の付勢力により、弁部材５、
プッシュロッド６、操作レバー８が元の位置に復帰し、
弁体５５のパッキン５６が液通孔３４を密閉する。
ば、リターンスプリング７の付勢力により、弁部材５、
プッシュロッド６、操作レバー８が元の位置に復帰し、
弁体５５のパッキン５６が液通孔３４を密閉する。
【００２９】このように、容器本体２の胴部略中央部の
滑り止め部２４を握って容器本体２を保持し、滑り止め
部２４付近まで延出した操作レバー８の操作部８２を引
くことで液通孔３４を開いて容器本体２内の飲料水を飲
めるから、容器本体２を安定して保持することができ、
また、操作レバー８は、支軸８１からのプッシュロッド
６との係合部８３までの距離に対する支軸８１から指掛
部８４までの距離の比が大きいから、リターンスプリン
グ７の付勢力が強くても小さな力で操作レバー８の操作
部８２を操作することができる。さらに、把手付きの容
器本体に応用しても容易に操作できる。
滑り止め部２４を握って容器本体２を保持し、滑り止め
部２４付近まで延出した操作レバー８の操作部８２を引
くことで液通孔３４を開いて容器本体２内の飲料水を飲
めるから、容器本体２を安定して保持することができ、
また、操作レバー８は、支軸８１からのプッシュロッド
６との係合部８３までの距離に対する支軸８１から指掛
部８４までの距離の比が大きいから、リターンスプリン
グ７の付勢力が強くても小さな力で操作レバー８の操作
部８２を操作することができる。さらに、把手付きの容
器本体に応用しても容易に操作できる。
【００３０】また、操作レバー８の非操作時に、挿通孔
３７の内側面にプッシュロッド６の相似形断面部６４を
位置させておくことにより、例えば、容器本体２内に熱
い飲料水を入れて蓋３を螺着し、これを振った時に容器
本体２内の圧力が上昇しても、相似形断面部６４の外周
面と前記挿通孔３７の内側面との間に僅かなクリアラン
スから圧力を逃すことができる。しかも、操作レバー８
の操作時には、プッシュロッド６の非相似形断面部６３
が挿通孔３７の内側面に位置し、外気流入孔が大きくな
って外気流入量を確保して飲料水をスムースに飲むこと
ができ、パッキンを用いて外気流入孔を開閉するものに
比べて、部品点数や組付け工程を削減して、操作レバー
８非操作時の容器本体２内の圧力上昇防止と、操作レバ
ー８操作時の外気流入量の確保を図ることができる。
３７の内側面にプッシュロッド６の相似形断面部６４を
位置させておくことにより、例えば、容器本体２内に熱
い飲料水を入れて蓋３を螺着し、これを振った時に容器
本体２内の圧力が上昇しても、相似形断面部６４の外周
面と前記挿通孔３７の内側面との間に僅かなクリアラン
スから圧力を逃すことができる。しかも、操作レバー８
の操作時には、プッシュロッド６の非相似形断面部６３
が挿通孔３７の内側面に位置し、外気流入孔が大きくな
って外気流入量を確保して飲料水をスムースに飲むこと
ができ、パッキンを用いて外気流入孔を開閉するものに
比べて、部品点数や組付け工程を削減して、操作レバー
８非操作時の容器本体２内の圧力上昇防止と、操作レバ
ー８操作時の外気流入量の確保を図ることができる。
【００３１】尚、非相似形断面部６３の断面形状は、本
実施形態例の挿通孔３７の断面円形とは非相似形の断面
である断面三角形、四角形等でも良い。また、断面四角
形の挿通孔の場合は、非相似形断面部６３の断面形状
は、断面三角形、断面円形、断面十字形等で良い。
実施形態例の挿通孔３７の断面円形とは非相似形の断面
である断面三角形、四角形等でも良い。また、断面四角
形の挿通孔の場合は、非相似形断面部６３の断面形状
は、断面三角形、断面円形、断面十字形等で良い。
【００３２】図７及び図８は液通孔３４を密閉する弁部
材の別の実施形態例を示すもので、図７に示される弁部
材１０は、開閉アーム１０１の先端にパッキン係止孔１
０２を形成し、該係止孔１０２に皿状パッキン１０３を
係止して、該皿状パッキン１０３の上部周縁を液通孔３
４下面外周に密着させて液通孔３４を蓋板部３の内側か
ら密閉するので、液通孔３４下面を平面状にしても密閉
することができる。
材の別の実施形態例を示すもので、図７に示される弁部
材１０は、開閉アーム１０１の先端にパッキン係止孔１
０２を形成し、該係止孔１０２に皿状パッキン１０３を
係止して、該皿状パッキン１０３の上部周縁を液通孔３
４下面外周に密着させて液通孔３４を蓋板部３の内側か
ら密閉するので、液通孔３４下面を平面状にしても密閉
することができる。
【００３３】また、図８に示される弁部材２０は、開閉
アーム２０１の先端に液通孔３４よりも小径の凸状弁体
２０２を形成し、該凸状弁体２０２に、液通孔３４下面
外周との密着部を凸状弁体２０２と略同高とし、外周縁
を折返した断面逆Ｕ字状のパッキン２０３を装着し、密
着部を液通孔３４下面外周に密着させて液通孔３４を密
閉するので、液通孔３４下面を平面状にしても密閉する
ことができる。
アーム２０１の先端に液通孔３４よりも小径の凸状弁体
２０２を形成し、該凸状弁体２０２に、液通孔３４下面
外周との密着部を凸状弁体２０２と略同高とし、外周縁
を折返した断面逆Ｕ字状のパッキン２０３を装着し、密
着部を液通孔３４下面外周に密着させて液通孔３４を密
閉するので、液通孔３４下面を平面状にしても密閉する
ことができる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料用容
器の蓋は、請求項１の手段では、容器本体の上部開口を
覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設
し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を穿設し、蓋板
部の内側に、液通孔を開閉する弁体を備えた弁部材を配
設し、周壁に形成された挿通孔に周壁の内外方向へ進退
可能に挿通され、周壁外側に突出する外端を押動される
ことにより内側へ進出して弁部材を開くプッシュロッド
と、プッシュロッドを周壁外側方向へ付勢する弾性部材
とを配設し、蓋板部の高い側の周壁外側に、プッシュロ
ッドの外端に係合する操作レバーを回動可能に設け、操
作レバーの操作部を容器本体の外側に沿って延出し、弁
部材を、プッシュロッドに係合する係合アームと、弁体
を先端に備えた開閉アームとで構成し、係合アーム側方
の耳軸を支持して開閉アームを上下方向に回動可能に設
けたので、容器本体に蓋を被着した状態では、弾性部材
の付勢力により弁部材の弁体が液通孔を密閉するから、
飲料水の保温効果が高く、容器本体が倒れた場合でも飲
料水が漏れない。
器の蓋は、請求項１の手段では、容器本体の上部開口を
覆う蓋板部を傾斜して設け、蓋板部の周囲に周壁を立設
し、蓋板部の低い側の周壁寄りに液通孔を穿設し、蓋板
部の内側に、液通孔を開閉する弁体を備えた弁部材を配
設し、周壁に形成された挿通孔に周壁の内外方向へ進退
可能に挿通され、周壁外側に突出する外端を押動される
ことにより内側へ進出して弁部材を開くプッシュロッド
と、プッシュロッドを周壁外側方向へ付勢する弾性部材
とを配設し、蓋板部の高い側の周壁外側に、プッシュロ
ッドの外端に係合する操作レバーを回動可能に設け、操
作レバーの操作部を容器本体の外側に沿って延出し、弁
部材を、プッシュロッドに係合する係合アームと、弁体
を先端に備えた開閉アームとで構成し、係合アーム側方
の耳軸を支持して開閉アームを上下方向に回動可能に設
けたので、容器本体に蓋を被着した状態では、弾性部材
の付勢力により弁部材の弁体が液通孔を密閉するから、
飲料水の保温効果が高く、容器本体が倒れた場合でも飲
料水が漏れない。
【００３５】そして、容器本体内の飲料水を飲む場合に
は、容器本体を保持し、例えば人差し指で操作レバーの
操作部を容器本体側へ引けば、プッシュロッドが液通孔
方向へ押動され、弁部材の係合アームの上部が液通孔方
向へ倒れ、開閉アームが容器本体の底方向へ回動して弁
体が液通孔から離れ、液通孔が開いて飲料水を飲むこと
ができるから、容器本体を安定して保持することがで
き、また、操作レバーの操作部を容器本体の外側に沿っ
て下方へ長く延出しているから、小さな力で操作レバー
の操作部を操作することができる。さらに、把手付きの
容器本体に使用しても容易に操作できる。
は、容器本体を保持し、例えば人差し指で操作レバーの
操作部を容器本体側へ引けば、プッシュロッドが液通孔
方向へ押動され、弁部材の係合アームの上部が液通孔方
向へ倒れ、開閉アームが容器本体の底方向へ回動して弁
体が液通孔から離れ、液通孔が開いて飲料水を飲むこと
ができるから、容器本体を安定して保持することがで
き、また、操作レバーの操作部を容器本体の外側に沿っ
て下方へ長く延出しているから、小さな力で操作レバー
の操作部を操作することができる。さらに、把手付きの
容器本体に使用しても容易に操作できる。
【００３６】また、請求項２の手段では、請求項１の手
段において、プッシュロッドに、挿通孔の断面と相似形
の相似形断面部と非相似形の非相似形断面部とをそれぞ
れ形成し、操作レバーの非操作時に相似形断面部を挿通
孔内側面に位置させ、操作レバーの操作時に非相似形断
面部を挿通孔内側面に位置させ、非相似形断面部と挿通
孔内側面との隙間を外気流入孔としたので、パッキンを
用いて外気流入孔を開閉するものに比べて、部品点数や
組付け工程を削減して、操作レバー非操作時の容器本体
内の圧力上昇防止と操作レバー操作時の外気流入量の確
保を図ることができる。
段において、プッシュロッドに、挿通孔の断面と相似形
の相似形断面部と非相似形の非相似形断面部とをそれぞ
れ形成し、操作レバーの非操作時に相似形断面部を挿通
孔内側面に位置させ、操作レバーの操作時に非相似形断
面部を挿通孔内側面に位置させ、非相似形断面部と挿通
孔内側面との隙間を外気流入孔としたので、パッキンを
用いて外気流入孔を開閉するものに比べて、部品点数や
組付け工程を削減して、操作レバー非操作時の容器本体
内の圧力上昇防止と操作レバー操作時の外気流入量の確
保を図ることができる。
【図１】 本発明の一実施形態例を示す蓋の断面図であ
る。
る。
【図２】 図１のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図３】 図１のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。
【図４】 液通孔が開いた状態を示す蓋の断面図であ
る。
る。
【図５】 開閉機構を構成する部材の分解斜視図であ
る。
る。
【図６】 飲料用容器の斜視図である。
【図７】 弁部材の別の形態例を示す一部断面正面図で
ある。
ある。
【図８】 弁部材のさらに別の形態例を示す一部断面正
面図である。
面図である。
１…飲料用容器、２…容器本体、３…蓋、３１…蓋板
部、３２…周壁、３４…液通孔、４…開閉機構、５…弁
部材、５１…係合アーム、５２…開閉アーム、５５…弁
体、５６…パッキン、６…プッシュロッド、６１…大径
軸部、６３…大径軸部６１の非相似形断面部、６４…大
径軸部６１の相似形断面部、７…リターンスプリング、
８…操作レバー、８２…操作レバー８の操作部
部、３２…周壁、３４…液通孔、４…開閉機構、５…弁
部材、５１…係合アーム、５２…開閉アーム、５５…弁
体、５６…パッキン、６…プッシュロッド、６１…大径
軸部、６３…大径軸部６１の非相似形断面部、６４…大
径軸部６１の相似形断面部、７…リターンスプリング、
８…操作レバー、８２…操作レバー８の操作部
Claims (2)
- 【請求項１】 容器本体の上部開口を覆う蓋板部を傾斜
して設け、該蓋板部の周囲に周壁を立設し、前記蓋板部
の低い側の周壁寄りに液通孔を穿設し、該液通孔を開閉
する開閉機構として、液通孔を開閉する弁体を有する弁
部材と、前記周壁に形成された挿通孔に前記周壁の内外
方向へ進退可能に挿通され、周壁外側に突出する外端を
押動されることにより内側へ進出して弁部材を動かすプ
ッシュロッドと、該プッシュロッドを前記周壁外側方向
へ付勢する弾性部材とを設けた飲料用容器の蓋におい
て、前記プッシュロッドの外端に係合してプッシュロッ
ドを前記周壁の内側へ進出させる操作レバーを前記周壁
外側に回動可能に設け、該操作レバーの操作部を前記容
器本体の外側に沿って延出し、前記弁部材を、前記プッ
シュロッドに係合する係合アームと、前記弁体を先端に
備えた開閉アームとで構成し、前記係合アーム側方の耳
軸を支持して前記開閉アームを上下方向に回動可能に設
けたことを特徴とする飲料用容器の蓋。 - 【請求項２】 前記プッシュロッドに、前記挿通孔の断
面と相似形の相似形断面部と非相似形の非相似形断面部
とをそれぞれ形成し、前記操作レバーの非操作時に前記
相似形断面部を前記挿通孔内側面に位置させ、前記操作
レバーの操作時に前記非相似形断面部を前記挿通孔内側
面に位置させ、非相似形断面部と挿通孔内側面との隙間
を外気流入孔としたことを特徴とする請求項１記載の飲
料用容器の蓋。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9153472A JPH111258A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 飲料用容器の蓋 |
| CA002263303A CA2263303C (en) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | Drinking receptacle covers |
| PCT/JP1998/002496 WO1998056677A1 (fr) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | Capsule pour conteneur de boissons |
| CN98800801A CN1082926C (zh) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | 饮料容器盖 |
| US09/242,127 US6098834A (en) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | Cap for beverage container |
| KR1019997000923A KR20000068045A (ko) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | 음료용 용기의 덮개 |
| TW087109295A TW394742B (en) | 1997-06-11 | 1998-06-11 | Cap for beverage container |
| HK00101454A HK1022461A1 (en) | 1997-06-11 | 2000-03-08 | Drinking receptacle covers |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9153472A JPH111258A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 飲料用容器の蓋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111258A true JPH111258A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15563326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9153472A Pending JPH111258A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 飲料用容器の蓋 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6098834A (ja) |
| JP (1) | JPH111258A (ja) |
| KR (1) | KR20000068045A (ja) |
| CN (1) | CN1082926C (ja) |
| CA (1) | CA2263303C (ja) |
| HK (1) | HK1022461A1 (ja) |
| TW (1) | TW394742B (ja) |
| WO (1) | WO1998056677A1 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008308224A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 飲み口を有する蓋体 |
| KR100887399B1 (ko) | 2007-07-26 | 2009-03-06 | 주식회사 우성테크 | 음료 배출장치 |
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