JP2008308224A - 飲み口を有する蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、携帯に便利な、飲み口を有するカップ容器の蓋体において、ホットコーヒーなどの熱い内容物であっても、マグカップ同様に、内容物を目視可能とし、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、口元で内容物を冷ましながら安全に摂取することが可能な、飲み口を有する蓋体を提供することを課題とする。
【解決手段】上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、カップ容器の開口部分に取り付けられた、飲み口を有する蓋体であって、少なくとも前記飲み口を有する天面部分が、前記蓋体の上縁より下方に位置することを特徴とする、飲み口を有する蓋体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、カップ容器の開口に取り付けられた、天面に飲み口を有する蓋体であって、前記カップ容器の蓋体の上縁へと口元を当接した状態で内容物を摂取する際に、一旦飲み口から天面上に内容物が出た後、口元へと内容物が触れるように構成することで、内容物を目視可能とし、内容物の注出タイミングや温度を確認しつつ内容物を安全に摂取可能な、飲み口を有する蓋体に関する。
従来、図12(a)(b)に示すように、カップ容器20の開口部分に取り付けられた、飲み口1'を有する蓋体10が知られており、このような蓋体10を取り付けたカップ容器A'は、コーヒー店、ファーストフード店、コンビニエンスストア等で、コーヒーやジュースなどの各種飲料の販売に用いられている。
このカップ容器A'は、カップ容器20に内容物を充填した後、蓋体10を取り付けるとともに、該蓋体10の上部に形成された飲み口1'へと閉封シールSを貼ることにより、コーヒー等の飲料(商品)を簡単にテイクアウト(持ち帰り)することが可能である。そして、商品購入後、内容物の摂取時において、飲み口1'の前記閉封シールSを剥がすことにより、簡単に内容物を摂取することが可能である。
このように、飲み口1'を有する蓋体10を一体に形成したカップ容器A'は、販売時に、熱いコーヒーなどの内容物を持ち帰りで提供することが可能な利点があり、他方、消費者にとっても、移動中にカップ容器を携帯しつつ、内容物を摂取することができるという利点がある。
しかしながら、このような飲み口1'を有する蓋体10は、カップ容器20の上方に取り付けられるとともに、内容物を摂取するための飲み口部分1'がさらに蓋体の上縁部分7'に形成されており、このため、蓋体10の上縁7'へと口元を当接した状態で内容物を摂取すると、内容物を目視することができないばかりか、飲み口1'から注出された内容物が直接口内へと流出するため、意図しないタイミングで、ホットコーヒー等の熱い内容物Eが、飲み口1'から口内へと直接浸入してしまい、口内を火傷してしまう恐れがあるため、熱い内容物Eの摂取には細心の注意が必要である。
すなわち、通常のマグカップMは、図13に示すように、内容物Eを摂取する際に、カップの縁7”へと口元を当接した状態で、内容物の液面Eを目視により確認することができるため、内容物が口元に当接するタイミングを計ることが可能である。
よって、たとえ熱い内容物Eであっても、内容物Eが突然口元に当接して火傷してしまうようなことなく、安全に熱い内容物Eを摂取することが可能である。
他方、図13に示すように、蓋体10の上縁7'に飲み口1'を有する蓋体10では、蓋体10の飲み口1'へと直接口元を当接した状態で内容物Eを摂取するため、予期せぬタイミングで熱い内容物Eが口内へと流入してしまい、唇や口中を火傷してしまう恐れがある。よって、内容物Eの摂取が困難なばかりでなく火傷等の危険を伴うため、熱い内容物を摂取する際には十分な注意が必要であった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、主に、携帯に便利なカップ容器の、飲み口を有する蓋体において、ホットコーヒーなどの熱い内容物であっても、内容物の摂取時において、通常のマグカップ同様に、内容物を目視可能とし、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、口元で内容物を冷ましながら安全に摂取することが可能な、飲み口を有する蓋体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、カップ容器の開口部分に取り付けられた、飲み口を有する蓋体であって、少なくとも前記飲み口を有する天面部分が、前記蓋体の上縁より下方に位置することを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
また、請求項2記載の発明は、前記飲み口は、前記カップ容器の縁と略一致する高さ若しくは前記カップ容器の縁の直上に、位置することを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
また、請求項3記載の発明は、前記天面は、前記飲み口にかけて傾斜した傾斜面を有することを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
また、請求項4記載の発明は、前記飲み口に、該飲み口を開閉自在とした、小蓋を形成したことを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
また、請求項5記載の発明は、前記小蓋に、持ち手を形成したことを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
また、請求項6記載の発明は、前記小蓋はヒンジを介して回動自在な小蓋であって、該小蓋の開封時において、前記小蓋に形成された持ち手を、前記蓋体に形成された係合溝へと、嵌合自在に形成したことを特徴とする、飲み口を有するカップ容器の蓋体である。
本発明の請求項1記載の発明は、カップ容器の開口部分に取り付けられた、飲み口を有する蓋体であって、少なくとも前記飲み口を有する天面部分が、前記蓋体の上縁より下方に位置することを特徴とするから、蓋体に口元を当接してカップ容器の内容物を摂取する際に、内容物が飲み口から直接口内へと流入することなく、飲み口から天面上に内容物が一旦出た後、内容物が口元へと触れるため、内容物を目視可能であり、たとえ熱い内容物であっても、安全に摂取することが可能である。よって、通常のマグカップ同様に、内容物を目視しつつ、カップ容器の縁へと口元を当接した状態で、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、安全に内容物を摂取することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記飲み口は、前記カップ容器の縁と略一致する高さ若しくは前記カップ容器の縁の直上に、位置することを特徴とするから、蓋体の上縁へと口元を当接した状態で内容物を摂取する際に、内容物を目視することが可能であり、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、従来のマグカップ同様の感覚をもって、内容物を摂取することが可能である。
また、請求項3記載の発明は、前記天面は、前記飲み口にかけて傾斜した傾斜面を有することを特徴とするから、天面上の内容物が、傾斜面を通り再び飲み口へと流入することが可能である。よって、天面に内容物が残留することなく、常に天面を清潔な状態とすることが可能であり、天面上に残留する熱い内容物で火傷してしまう恐れがない。
また、請求項4記載の発明は、前記飲み口に、該飲み口を開閉自在とした、小蓋を形成したことを特徴とするから、カップ容器を携帯した状態、若しくは自動車や電車など、振動を伴う状況であっても、飲み口を閉封することが可能であり、カップ容器の熱い内容物が、飲み口から飛散して火傷してしまう恐れがない。
また、請求項5記載の発明は、前記小蓋に、持ち手を形成したことを特徴とするから、持ち手部分をつまんで、簡単に小蓋を開封することが可能である。
また、請求項6記載の発明は、前記小蓋はヒンジを介して回動自在な小蓋であって、該小蓋の開封時において、前記小蓋に形成された持ち手を、前記蓋体に形成された係合溝へと、嵌合自在に形成したことを特徴とするから、内容物を摂取する際に、開封した状態の小蓋が後戻りして、飲み口を閉塞してしまうことを防ぐことが可能である。
本発明に係る飲み口を有する蓋体10(蓋体10)の一例としては、図1(a)に示すように、内容物が充填されるカップ容器20の開口に取り付けられた、蓋体10であって、図1(b)に示すように、該蓋体10の天面5には、カップ容器10の内容物が注出される飲み口1が形成されるとともに、該飲み口1を開閉自在とする小蓋2が形成されている。
特に、前記飲み口1は、蓋体10の上縁7より下方に位置する天面部分5に形成されており、このため、蓋体の上縁7と、飲み口1を有する天面部分5との間に空間(注出空間)が形成されている。
よって、後述する、たとえ熱い内容物を摂取する際にも、カップ容器20の内容物を、一旦、前記注出空間へと注ぎ出した後、内容物の熱さ等を確認しつつ安全に摂取することが可能であり、急な内容物の注出による口内の火傷等を防ぐことが可能である。
以下に、本発明の飲み口を有する蓋体10について詳しく説明する。
本発明の飲み口を有する蓋体10は、図2(a)(b)に示すように、該蓋体10の外周が上方へと突出した環状の縁7からなる上縁7が形成されている。そして、後述する、蓋体の上縁7に口元を当接した状態で、通常のマグカップ同様の感覚をもって内容物を摂取することが可能である。
他方、前記蓋体10の下方には、外方へと突出した環状の縁9からなる下縁9が形成されており、後述する、前記蓋体10の下縁9の内側部分に形成された凹凸箇所D(嵌合部D)が、カップ容器20の縁29へと嵌合することにより、蓋体10をカップ容器20へと一体に取り付けることが可能である。
特に、前記飲み口1は、前記天面5の、前記蓋体の下縁9と一致する高さに形成されており、前記飲み口1と蓋体の上縁7との間に、高さtを有する注出空間Tが形成されている。
これにより、後述する、カップ容器20の内容物を摂取する際に、内容物が飲み口1から直接口元に当接することなく、内容物が一旦、前記注出空間Tへと注出された後、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で摂取することが可能であり、内容物を目視して、内容物の温度や注出タイミングを確認しつつ、内容物を安全に摂取することが可能である。
特に、ホットコーヒーなどの熱い内容物の場合、前記注出空間Tにおいて内容物を冷ましつつ摂取することが可能であり、さらには、紅茶やコーヒーなどの香りを楽しむことが可能である。
前記蓋体10の天面5は、飲み口1にかけて緩やかに傾斜したスロープをなしており、天面上に残留した内容物が飲み口に戻るように構成されている。これにより、天面上5に残留する内容物が、再び飲み口1へと流入することが可能である。よって、常に天面を清潔な状態とすることが可能であり、天面上に残留する熱い内容物で火傷してしまう恐れがない。
また、前記飲み口1は、持ち手3を有する小蓋2で閉封することが可能であり、移動中などの振動を伴う状況であっても、内容物が飲み口1から飛散してしまうことを防ぐことが可能である。
この小蓋2は、前記飲み口1と同形状からなる面2で飲み口1を閉封するとともに、上方へと突出した形状からなる持ち手3を有している。そして、該小蓋2はヒンジ8を介して天面5と一体に形成されるとともに、小蓋2の後方の前記天面上5には、小蓋2の持ち手3と略同形状の窪み4からなる係合溝4が形成されている。
そして、小蓋2の前記持ち手3をつまんで、ヒンジ8を軸に小蓋2を後方へと回動した後、持ち手部分3を前記係合溝4へと係合することにより、図3に示すように、簡単に小蓋2を開封した状態でロックすることが可能である。よって、カップ容器20を傾けて内容物を摂取する際にも、小蓋2が後戻りして、飲み口1を塞いでしまうことを防ぐことが可能である。
次に、本発明の蓋体10を取り付けるカップ容器20の一例について説明する。
ホットコーヒー等の内容物を充填するカップ容器20の一例としては、図4に示すように、底部22と側面23とを有する、略円筒状のカップ容器20であって、該カップ容器20の上部開口21には、開口21の外周縁に沿って、巻き返しからなるカップ容器20の縁29が形成されている。
このようなカップ容器20としては、多層コーティング紙に限らず、熱成型樹脂や、紙と樹脂との複合材料など、本発明の飲み口を有する蓋体10を取り付けることが可能であれば、カップ容器20の材質や形状などは特に限定されるものではない。
そして、前記カップ容器20の縁29へと前記蓋体10の下縁9を嵌合することにより、図5に示すように、本発明の蓋体10を有するカップ容器Aを形成することが可能である。
特に、本発明の蓋体10は、該蓋体10の下縁9および飲み口1と、前記カップ容器20の縁29と、の高さが略一致するとともに、前記飲み口1は、蓋体10の上縁7より下方に位置している。これにより、後述する、蓋体の上縁7へと口元を当接して内容物を摂取する際に、カップ容器20の内容物が、一旦飲み口1から天面上5の注出空間Tに注出した後、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で内容物を摂取することが可能であり、内容物の注出タイミングや温度を確認しつつ摂取することが可能である。
すなわち、このようなカップ容器Aを用いた飲料等の商品を提供する際には、図6に示すように、まず、カップ容器20に熱いコーヒーなどの内容物Eを充填した後、カップ容器20の縁29へと蓋体10の下縁9を嵌合することにより、蓋体10を有するカップ容器A(商品A)を形成する。
そして、商品購入後の使用者は、図7に示すように、蓋体10に形成された小蓋2の持ち手3をつまみ後方へと回動して飲み口1を形成し、小蓋2の持ち手3を係合溝4へと係合して小蓋2をロックする。
そして、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で、カップ容器20を徐々に傾けると、図8に示すように、飲み口1から天面上5に内容物Eが注出するため、内容物を目視することが可能であり、内容物Eの注出タイミングや温度を確認しつつ、カップ容器20の内容物Eを安全に摂取することが可能である。
特に、本発明の蓋体10は、内容物Eが飲み口1から一旦天面上5の注出空間Tへと注出した後、内容物Eを摂取することが可能であり、飲み口1から注出した内容物Eが、直接口内へと浸入することなく、一旦注出空間Tへと溜まるため、ホットコーヒー等の熱い内容物Eであっても、内容物Eの注出タイミングおよび内容物Eの熱さを確認しつつ、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で、内容物を冷ましながら、安全に摂取することが可能である。
さらには、蓋体の上縁7から、内容物Eと空気とを同時に吸引することが可能であり、消費者の好みで内容物Eの温度を調節しつつ摂取することが可能である。また、注出空間Tへと、内容物Eを一旦注出した後摂取するため、コーヒーや紅茶等を内容物とした場合、これらの香りを楽しむことが可能である。
このように、蓋体10に形成された飲み口1が、蓋体の上縁7より下方に位置することにより、図9(a)に示すように、蓋体10の上縁7へと口元を当接した状態で、内容物Eを摂取する際に、内容物を目視することが可能であり、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、従来のマグカップ同様の感覚をもって、内容物を摂取することが可能である。
すなわち、図9(b)に示すように、通常のマグカップMは、マグカップの縁7''へと口元を当接した状態で内容物Eを摂取する際に、内容物Eを目視可能であり、内容物Eの注出タイミングおよび内容物Eの熱さを確認しつつ、安全に内容物Eを摂取することが可能である。
一方、従来の蓋体10'を有するカップ容器A'は、図9(c)に示すように、飲み口1'が、蓋体10の上縁7'に形成されており、このため、蓋体の上縁7'へと口元を当接した状態で内容物を摂取するため、内容物Eを目視することができないばかりか、飲み口Eから注出された内容物が直接口内へと流出することとなる。よって、意図しないタイミングで、ホットコーヒー等の熱い内容物Eが、飲み口1'から口内へと直接浸入してしまうと、口内を火傷してしまう恐れがあり内容物Eの摂取には細心の注意が必要であった。
これに対して、本発明の蓋体10は、飲み口1から注出した内容物Eが直接口内に流入することなく、一旦、飲み口1から天面上5の注出空間Tへと内容物Eが注出した後、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で内容物Eを摂取するため、たとえ熱い内容物Eであっても、内容物Eの注出タイミングおよび内容物Eの熱さを目視で確認しつつ、安全に内容物Eを摂取することが可能である。
さらに、本発明の蓋体10は、蓋体10の天面部分が、飲み口1にかけて傾斜した傾斜面6を形成してもよく、例えば、図10に示すように、天面5の周囲に形成された、飲み口1にかけて傾斜した傾斜面6であってもよく、さらに、前記傾斜面6で飲み口部分1を囲むとともに、天面上に残留する内容物を誘い込む形状としてもよい。
この場合、図11(a)(b)に示すように、蓋体10の天面5は、飲み口1にかけて緩やかに傾斜したスロープを形成するとともに、天面5の周囲には、さらに飲み口1にかけて傾斜した傾斜面6が形成されている。そして、前記傾斜面6は、飲み口1を囲む形状であって、飲み口1にかけて細まる形状をなしており、このため、天面上5に残留する内容物を再び飲み口1へと確実に導くことが可能である。よって、蓋体10の天面5を常に清潔な状態とすることが可能であり、天面5に残留する熱い内容物で火傷してしまう恐れがない。
また、前記飲み口1が、前記カップ容器20の縁29(蓋体の下縁9)の直上に位置するように形成されており、このため、蓋体10の上縁7へと口元を当接した状態で内容物を摂取する際に、内容物を目視することが可能であり、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、従来のマグカップ同様の感覚をもって、内容物を摂取することが可能である。
以上のように、本発明の蓋体10は、カップ容器20の縁29に取り付けられた、飲み口1を有する蓋体10であって、少なくとも前記飲み口1を有する天面部分5が、前記蓋体10の上縁7より下方に位置する簡単な構成により、蓋体10の上縁7へと口元を当接した状態で、カップ容器20の内容物を摂取する際に、飲み口1から直接内容物が口内へと浸入することなく、一旦飲み口1から天面上5に内容物が注出した後、蓋体の上縁7へと口元を当接した状態で摂取可能なため、たとえ熱い内容物であっても、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、口元で内容物を冷ましながら内容物を安全に摂取することが可能である。
また、前記飲み口1を有する天面部分5が、前記カップ容器の縁29(蓋体の下縁9)と略一致する高さ若しくは前記カップ容器の縁29の直上に位置することで、内容物を摂取する際に、内容物を目視することが可能であり、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認しつつ、従来のマグカップ同様の感覚をもって、内容物を摂取することが可能である。
さらには、本発明の蓋体10は、蓋体10の天面部分が、飲み口1にかけて傾斜した傾斜面6を有することを特徴とするから、飲み口1から天面上へと注出した内容物が、傾斜面6から再び飲み口1へと流入するため、蓋体10の天面を常に清潔な状態とすることが可能であり、天面5に残留する熱い内容物で火傷してしまう恐れがない。
また、前記飲み口1に、該飲み口1を開閉自在とした、小蓋2を形成することにより、カップ容器Aを携帯した状態での移動中や、自動車や電車等の振動を伴う状況であっても、カップ容器Aの内容物が、飲み口1から飛散して火傷してしまう恐れがない。さらには、前記小蓋2に持ち手3を形成することにより、持ち手部分3をつまんで、簡単に飲み口1を開封することが可能である。
また、前記小蓋2は、ヒンジ8を介して開閉自在な小蓋2であって、該小蓋2を開封した状態で、前記小蓋2に形成された持ち手3を、前記蓋体10に形成された係合溝4へと、係合自在に形成したことを特徴とするから、内容物を摂取する際に、小蓋2を開封した状態でロックすることが可能であり、小蓋2が後戻りして飲み口1を閉塞してしまうようなことがない。
本発明の飲み口1を有する蓋体10は、前記蓋体の上縁7と前記天面5に形成された飲み口1との前記高さtが、10mm以上であることが望ましく、さらに望ましくは15mm以上であることが望ましい。これにより、蓋体10の天面部分5に大きな注出空間Tを確保することが可能であるとともに、飲み口1から注出する内容物を目視可能とし、たとえ熱い内容物であっても、内容物の注出タイミングおよび内容物の熱さを確認して、安全に摂取することが可能である。
また、本発明の飲み口を有する蓋体10は、飲み口1を開閉自在な前記小蓋2を必ずしも形成する必要はなく、例えば、従来の閉封シールS等を飲み口部分1に形成して、飲み口1を塞いでもよい。
本発明の飲み口1を有する蓋体10に用いる材料の一例としては、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を挙げることができる。
また、カップ容器20の内容物の一例としては、コーヒー、紅茶、ミルク等の熱い内容物のみならず、ジュース、炭酸飲料などの各種飲料が挙げられる。
本発明の飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の一例を示す図である。 (a)蓋体の閉封時を示す図である。 (b)蓋体の開封時を示す図である。 本発明の飲み口を有する蓋体の閉封時を示す説明図である。 (a)飲み口を有する蓋体を示す図である。 (b)飲み口を有する蓋体の断面視説明図である。 本発明の飲み口を有する蓋体の開封時を示す説明図である。 (a)飲み口を有する蓋体を示す図である。 (b)飲み口を有する蓋体の断面視説明図である。 カップ容器を示す一部切断説明図である。 飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の一部切断説明図である。 飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の使用例である。 飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の使用例である。 飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の一部切断説明図である。 飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器の比較例を示す説明図である。 飲み口を有する蓋体の取り付けたカップ容器の別の例を示す図である。 飲み口を有する蓋体の別の例を示す説明図である。 (a)飲み口を有する蓋体を示す図である。 (b)飲み口を有する蓋体の断面視説明図である。 従来の飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器を示す説明図である。 (a)閉封時を示す図である。 (b)開封時を示す図である。 通常のマグカップを示す使用例である。 従来の飲み口を有する蓋体を取り付けたカップ容器を示す使用例である。
符号の説明
1 飲み口
2 小蓋
3 持ち手
4 係合溝
5 天面
6 傾斜面
7 蓋体の上縁
8 ヒンジ
9 蓋体の下縁
10 飲み口を有する蓋体(蓋体)
20 カップ容器
21 開口
22 側面
23 底面
29 カップ容器の縁
A 蓋体を有するカップ容器(カップ容器)
D 凹凸形状の嵌合部
E 内容物(内容物の液面)

Claims (6)

  1. カップ容器の開口部分に取り付けられた、飲み口を有する蓋体であって、少なくとも前記飲み口を有する天面部分が、前記蓋体の上縁より下方に位置することを特徴とする、飲み口を有する蓋体。
  2. 前記飲み口は、前記カップ容器の縁と略一致する高さ若しくは前記カップ容器の縁の直上に、位置することを特徴とする、請求項1記載の飲み口を有する蓋体。
  3. 前記天面は、前記飲み口にかけて傾斜した傾斜面を有することを特徴とする、請求項1乃至2記載の飲み口を有する蓋体。
  4. 前記飲み口に、該飲み口を開閉自在とした、小蓋を形成したことを特徴とする、請求項1乃至3記載の飲み口を有する蓋体。
  5. 前記小蓋に持ち手を形成したことを特徴とする、請求項4記載の飲み口を有する蓋体。
  6. 前記小蓋はヒンジを介して回動自在な小蓋であって、該小蓋の開封時において、前記小蓋に形成された持ち手を、前記蓋体に形成された係合溝へと、嵌合自在に形成したことを特徴とする、請求項5記載の飲み口を有する蓋体。
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