JP2006507194A - 液体の放熱用バッフル配列を有する飲料容器蓋 - Google Patents

Abstract

外側カバー（２０，５６）と内側カバー（２２，５８）との間に限定された囲い込みスペース（３６，７６）を有する取り外し可能な飲料容器蓋（１８，５４）を提供する。少なくとも１つの入口開口（３０，９４，９６）が内側カバーに形成してあり、熱い飲料を方向付けて囲い込みスペースに流入させる。内側カバーには、入口開口の前縁のところで、外側カバーに対して位置付けられるように伸張する高さ、並びに、少なくとも入口開口の長さに等しい長さを有する仕切り（３８）あるいは壁アセンブリ（９０，９２）が取り付けられている。仕切りまたは壁アセンブリと外側カバーの周縁との間には間隙領域（４０，９８）が設けてある。外側カバーに形成した小出し開口（４６，６２）が間隙領域と接続している。熱い飲料は、小出し開口を通って飲料容器の外に流出するまでに、必ず、仕切りまたは壁アセンブリ周囲を流れてから、間隙領域へと流れていくようにされる。

Description

本発明の対象は飲料容器の取り外し可能な蓋に関し、更に具体的に言うと、熱い飲料を飲んでいる人が口を火傷したりする可能性を最小限に抑えると共に、液体飲料が飲料容器から思いがけずこぼれてしまうようなことを実質的に防ぐように設計した飲料容器の蓋に向けたものである。

使い捨てを意図して、紙およびプラスチックで作った飲料容器を利用することは今日の日常社会ではきわめて当たり前のことである。また、個人で、コーヒーや、お茶や、ホットチョコレートのような熱い飲料を入れるのに、このような使い捨て飲料容器を利用することも極くありふれたことである。或る場所から別の場所に向かって歩いていたり、自動車に乗っていたり、或いはただ座っているのではなくて何かをしているときなどに、飲料を飲みながら移動したりすることはよくある。従って、普通は、飲料容器の開口部分を蓋で実質的に塞ぐようにする。蓋の主たる機能は、飲み物を飲みながら人が或る場所から別の場所に移動していたり、自動車に乗っていたりするときに生じやすい、飲料の漏れを防ぐことにある。自動車が移動したり人が飲み物を飲みながら移動することで、飲料が容器内で揺れ動いて、蓋に設けた小出し口から吹き出る可能性がある。飲料がこのようにこぼれたとき、それを飲んでいる人の手や衣服や、あるいは、その近くにある、例えば机などのような物品に付着したりする可能性がある。

従来の蓋に関連した別の問題としては、熱い液体が飲料容器の小出し口を通って消費者の口に熱いまま直接入ってしまう、ということにある。実際、消費者の唇や口腔内が火傷する位に飲み物の温度が高いということはよくあることである。しかし、従来、消費者が火傷する可能性を実質的になくすように蓋を構成するための努力はなんらなされてこなかった。

本発明の主目的は、飲料容器の急激な動きにより飲料容器から飲料がこぼれ出る可能性を実質的になくす飲料容器蓋を構成することにある。

本発明の別の目的は、熱い飲料を飲んでいるときに消費者の唇または口腔が火傷する可能性をなくす飲料容器蓋を構成することにある。

本発明の別の目的は、安価に造ることができ、比較的安い価格で最終消費者に販売できる飲料容器蓋を構成することにある。

本発明の別の目的は、構造が簡単で、それ故に製造するのが複雑でない飲料容器蓋を構成することにある。

本発明による飲料容器蓋の第１実施形態は、外側カバーと内側カバーを有し、これらのカバーは共に円盤状である。内側カバーの周縁部を外側カバーの周縁部に取り外せないように固定する。内側カバーおよび外側カバー間には実質的な囲い込みスペースが設けられている。外側カバーの周縁部は飲料容器の口部に着脱可能に嵌着されるようになっており、飲料容器の液体は、内側カバーに形成された入口開口を通って移動できるようになっており、その後、囲い込みスペース内に収容される。入口開口は内側カバーに中心からずらして設けてあり、したがって、入口開口の前縁はその後縁よりも実質的に周縁部に近い位置になる。内側カバーには仕切りが取り付けられており、これは囲い込みスペース内に位置づけられている。この仕切りは、その上端部が外側カバーの内側表面と接触するように位置づけられる。仕切りの長さは少なくとも入口開口の長さに等しくて、この構成により、入口開口を通過した飲料が、どうしても仕切りの周囲をぐるっと通過してから、囲い込みスペースの一部として限定された間隙領域内へと入らざるを得ないのを余儀なくさせるものである。小出し開口が外側カバーに形成してあり、これは間隙領域と整合している。飲料容器を傾けたとき、飲料は間隙領域からこの小出し開口を通って飲料容器の外に出ることになる。

本発明による飲料容器蓋の第２実施形態は、外側カバーと内側カバーを有し、これらのカバーは共に円盤状である。内側カバーの周縁部は外側カバーの周縁部に取り外せないように固定されている。内側カバーおよび外側カバー間には囲い込みスペースが設けられている。外側カバーの周縁部は飲料容器の口部に着脱可能に嵌着されるようになっており、飲料容器の液体は、内側カバーに形成された一対の入口開口を通って移動できるようになっており、その後、囲い込みスペース内に収容される。これら対になった入口開口は中心からずらして内側カバーに設けてあり、それによって、入口開口の前縁はその後縁よりも実質的に周縁に近い位置になる。一対の直立部材の形態になる壁アセンブリが内側カバーに取り付けてあり、これらの直立部材は前記対になる入口開口の間に位置づけられている。各々の直立部材は、上端部が外側カバーの内側表面と接触するように位置づけられている。直立部材の長さは少なくとも入口開口の長さに等しくなっており、この構成により、入口開口を通過した飲料の大部分が、どうしても直立部材の周囲をぐるっと通過してから、囲い込みスペースの一部として限定された間隙領域に入らざるを得ないのを余儀なくさせるものである。小出し開口が外側カバーに形成してあり、これは間隙領域と整合している。飲料容器を傾けたとき、飲料は間隙領域からこの小出し開口を通って飲料容器の外に出ることになる。各々の直立部材は、外側カバーの内側表面に形成された隆起表面に当接している。各々の隆起表面は溝を含んでおり、この溝が、囲い込みスペースから直接、少量の飲料を導いて、間隙領域内に溜められるようにする。つまり、これらの溝は、使用者が初めに一口目の飲料を飲もうと容器を口にしたときに、初期量の飲料を間隙領域にもたらすようにする。内側カバーには液排出用孔もあり、この液排出用孔を通って、囲い込みスペース内に溜まっている液体が飲料容器内に戻れるようになっているので、これにより、最後に飲んだときからかなり時間が経っていても、再加熱できる。また、内側カバーおよび外側カバーには通気孔が形成してある。

本発明をより良く理解して貰うために、添付図面を参照しながら、本発明を更に詳細に説明する。本発明が図面に示される配置そのものに限定されるものではないことは了解されたい。

図面を具体的に参照すると、図１には、内部チャンバ１２を有する飲料容器１０が示してある。飲料容器１０には開口部１６が有って、内部チャンバ１２内には、一定量の飲料１４が入れられる。典型的な飲料としては、冷たい飲料もあれば、暖かい飲料もあるが、本発明の構造は、お茶や、コーヒーや、ホットチョコレートのような、特に熱い飲料に伴って使用されるように設計してある。

開口１６は第１実施形態の蓋１８で閉じられる。蓋１８は、プラスチック製シート材料や、同様のタイプの、他の、例えば紙組成物のようなシート材料で造る。蓋１８は外側カバー２０および内側カバー２２を有し、外側カバー２０および内側カバー２２は共に円盤形状をしていて、実質的に平坦である。しかし、カバー２０および２２が、円盤形状以外の形状、たとえば、四角形であったり、あるいは六角形や八角形のような別の多角形の形状であっったとしても、それも本発明の範囲内にある。一般的に、カバー２０，２２の厚さは大体１／８インチ位であろう。

内側カバー２２には、環状フランジ２４として形成された周縁部が有り、環状フランジ２４の上縁部は、外側カバー２０の内側表面へ、接着剤で固着するか、さもなくばヒート・シーリングなどによって固着する。外側カバー２０の周縁には環状の垂れ下がったフランジ２６が一体に連結してあり、垂れ下がりフランジ２６と環状フランジ２４の間に、環状溝２８が位置づけられている。飲料容器１０の、開口１６に位置づけられた上縁部が、この環状溝２８内にぴったりと嵌合することになる。これにより、蓋１８が飲料容器１０上にしっかりと固着する。しかし、蓋１８は、手で飲料容器１０から引き離すだけで容器１０から外すことができる。

内側カバー２２には入口開口３０が有る。入口開口３０は、一般的に、長さが３／４インチ〜１インチ程で、幅が約１／４インチ程度のものである。入口開口３０は内側カバー２２の中心から外れた位置に位置づけられている。入口開口３０には前縁３２と後縁３４が有る。図５に示すように、飲料容器１０を傾斜位置に傾けたとき、少量の飲料１４が、入口開口３０を通過してから、外側カバー２０と内側カバー２２の間に形成された囲い込みスペース３６内に流れ込むようになる。

前縁３２のところで、仕切り３８が内側カバー２２の上方面に固着してある。この仕切り３８はその上端部が外側カバー２０の内側表面と接触している。仕切り３８は約３／４インチ〜１インチ長の円弧状の壁から成るが、仕切り３８の長さが、少なくとも入口開口３０の長さと同じであることが重要である。実際、仕切り３８は、入口開口３０を形成している内側カバー２２を「打ち抜いた」材料から構成されている。仕切り３８と環状フランジ２４との間には間隙領域４０がある。この間隙領域４０の幅は、おおむね４分の１インチ〜２分の１インチまでであることに留意されたい。これは、仕切り３８が環状フランジ２４の非常に近くに位置するが、後縁３４から環状フランジ２４までは、実質的に間隔がある、ということを意味する。この理由は、飲料容器１０を傾けたときに、矢印４２で示すように、飲料１４が入口開口３０を通過して仕切り３８に向かって流れてから、矢印４４で示すように、仕切り３８周囲を流れて行って、間隙領域４０内に入るようにするためである。間隙領域４０と接続して小出し開口４６が設けてあり、この小出し開口４６は三角形の形態で図示してある。消費者が小出し開口４６の周囲に唇をあてがうと、上唇が、三角形の小出し開口の頂点４８に位置し、下唇が、三角形の底辺５０の近くではあるが離隔して位置するようになる。この頂点４８は、飲料が、たとえ熱くても、消費者の上唇に広範囲に接触するのを防ぐようにする。これが、上唇の火傷を防ぐことになる。飲料が小出し開口４６を通って供給される前に、或る程度の距離、すなわち、入口開口３０から仕切り３８の周囲を流れてから間隙領域４０内へと移動しなければならないという事はあるが、この移動距離が、飲料を実質的に冷まし、それにより消費者の唇がどこも火傷しないようにする、というのに充分足り得るものである。また、通気孔５２も、周囲大気に「水蒸気」を逃がすことによって飲料を冷ます役目をする。

飲料容器１０を揺すったり或いはうっかりとひっくり返したりした場合など、飲料１４は、入口開口３０を通ってから、小出し開口４６を通過する、という経路を移動せざるを得ないという事実により、思いがけず流出してしまう可能性を最小限に抑えられるようになる。また、通気孔５２は非常に小さいので、飲料容器１０をひっくり返した場合でも、飲料はごくごく僅かしか通気孔５２から外部に流れ出ない。この目的は、飲料が消費者の仕事場や消費者の衣服を汚さないようにする共に、消費者自身に接触しないようにするためである。

仕切り３８は、矢印４２の方向に飲料４２を向けるのを助けると考えられる円弧状形態のものとして示してあるが、たとえば、真っすぐな形態にしたり、または、図４に示したような凸状形態ではなくて凹状形態であったりというような別の形態にもでき得るというも、本発明の範囲内であるとみなされる。

次に図面の図６〜図９を詳しく参照すると、ここには、本発明の飲料容器の蓋の第２実施形態５４が示してある。第２実施形態５４は、外側カバー５６および内側カバー５８を含む。外側カバー５６および内側カバー５８は共に、円盤形状であるが、これらのカバー５６，５８は円盤形以外の別の形態にもでき得る、というのも本発明の範囲内であるとみなされる。ここで再度、カバー５６，５８の厚さはおおむね約１／８インチである。

外側カバー５６は、内部チャンバ６０を限定する内側表面を有する。外側カバー５６には小出し開口６２が形成してある。小出し開口６２は、外側カバー５６の周縁部６４に直ぐ隣接して位置付けられている。隆起表面６６が、内部チャンバ６０内でちょうど小出し開口６２の片側に位置するように外側カバー５６と一体に形成されており、同様の隆起表面６８が、小出し開口６２の反対側に設けてある。隆起表面６６には貫通溝７０があり、同様の貫通溝７２が隆起表面６８にも形成してある。貫通溝７０，７２の目的は以下に詳しく説明する。外側カバー５６には通気孔７４もある。通気孔７４は、内側カバー５８の実質的な囲い込みスペース７６と直結していてもよいし、或いは、内側カバー５８と一体に形成したポスト８０に形成されている孔７８と直結していてもよい。ポスト８０は、水蒸気を飲料容器８４の内部チャンバ８２から直接逃がすためのものである。内部チャンバ８２内には、コーヒーやお茶のような熱い液体８６が収容される。

外側カバー５６には中央に位置したくぼみ８８がある。このくぼみ８８は、外側カバー５６の構造全体に強度を与えるためのものである。
内側カバー５８には、更に、一対の離隔した直立壁９０，９２の形態になる仕切りを含む。直立壁９２の外側には孔９４が設けてある。直立壁９０の外側には孔９６がある。壁９０，９２間には間隙領域９８が設けてある。内側カバー５８を接着剤や音波溶接によって外側カバー５６に固着すると、直立壁９０の上面が隆起表面６６と係合し、直立壁９２の上面が隆起表面６８と係合することになる。

まず最初に飲料容器を傾けて、容器から初めの一口を飲もうとする場合には、囲み込みスペース７６内に飲料が入っていないはずである。また、最後に飲んでから或る時間経ってしまった場合も、囲み込みスペース７６内にあった飲みもの１０２は、液体抜き孔１００を通って漏れて内部チャンバ８２内へ戻ってしまい、熱い飲料８６と混ざり合って再加熱されるようになる。そしてまた最初の一口を容器から飲もうとすると、飲みものが孔９４，９６を通って囲み込みスペース７６を満たすまでに或る時間（数秒ほど）かかるので、最初は、普通、囲み込みスペース７６内に液体はまったくない状態であって、やがて、飲みものが直立壁９０，９２周囲に流れて、更に間隙領域９８に満たされてくるようになる。従って、最初の一口を飲もうとするときのこの数秒間の充填時間を避けるために、飲料は、貫通溝７０および７２を通って間隙領域９８内へ直接流れ込むようにされている。従って、飲料のこの最初の直接的な流れが、飲もうとしている人に少量の飲料１０４を即座に提供することになる。この貫通溝７０および７２を通るこの流れは飲料の温度の低下をもたらすこととなるので、飲料が幾分冷やされ、初めて飲むときに熱すぎるということがない。最初の一飲みを干すと、囲み込みスペース７６内に或る程度多くの量１０２の飲料が収容される。使用者がさらに飲むと、量１０２の飲料が直立壁９０，９２周囲に流れ込み、そして、間隙領域９８には飲料が少量１０４だけ満たされる。飲料が囲み込みスペース７６内に流れ、直立壁９０周囲を通って間隙領域９８内へ流入するのにかかる時間により、この量１０４の飲料が少し冷めて、量１０２の飲料や、飲料８６よりも温度が低くなるということの結果、この直接口に入ってゆく量１０４の飲料により、消費者が口に火傷を負うということがなくなる。

本発明は、その本質的な事項から逸脱することなく他の具体的な形態でも具体化できる。発明の範囲は、本明細書の記載に限定されることなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。

本発明の飲料容器蓋の第１実施形態を具体化した代表的な飲料容器の外面図である。 図１の２−２線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第１実施形態の平面図である。 図２の３−３線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第１実施形態の断面図であり、飲料容器を通常の静止直立位置で示す図である。 図３の４−４線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第１実施形態をの部分断面図である。 図３と同様の図であるが、飲料容器に入っている飲料の消費するため傾けられた位置にある飲料容器を示す図である。 本発明の飲料容器蓋の第２実施形態の平面図である。 図６の７−７線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第２実施形態の縦断面図である。 図７の８−８線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第２実施形態の縦断面図であり、小出し開口を通る飲料の流れをさらに詳しく示す図である。 図８の９−９線に沿った、本発明の飲料容器蓋の第２実施形態の外側カバーの内側表面の部分断面図である。

Claims (12)

1. 飲料容器蓋であって、前記飲料容器蓋が、
   外側カバーと内側カバーを含み、前記内側カバーは周縁部を有しており、前記周縁部が前記外側カバーに固着されて、前記内側カバーと前記外側カバーとの間に実質的な囲い込みスペースを形成し、前記蓋は、飲料を入れた飲料容器の開口を覆って据え付けられるように適用され、
   前記内側カバーに形成した入口開口を含み、該入口開口は前記内側カバー内で中心からずれた位置に位置付けられており、前記入口開口は、飲料容器から前記囲い込みスペースへ飲料が流入するように適用され、
   前記内側カバーに取り付けてあり且つ前記外側カバーと接触するように延びている仕切りを含み、これにより、前記入口開口を通って流れる飲料が、前記実質的な囲い込みスペースに流入すると共に前記囲い込みスペースの一部である間隙領域に流入してゆき、そして、
   前記外側カバーに形成された小出し開口を含み、該小出し開口は飲料を飲料容器から小出しするように適用され、前記小出し開口は前記間隙領域と整合し、これにより、飲料容器を傾けたとき、液体飲料は、前記入口開口を通って流れて、前記仕切りの周囲を通って流れてゆき、そして、前記小出し開口を通って流れてゆくことを余儀なくされ、これが、飲料が熱い飲みものであれば冷ます役目を果たすことを特徴とする飲料容器蓋。
2. 前記入口開口は或る程度の長さを有し、前記仕切りが少なくとも前記長さと同じ長さであるため、前記入口開口を通って流れる飲料がすべて、前記仕切りの周囲を必ず流れてゆき、前記入口開口から前記間隙領域内へ直接流れないようになっていることを特徴とする請求項１に記載の飲料容器蓋。
3. 前記入口開口が前記小出し開口に直ぐ隣接して位置していることを特徴とする請求項１に記載の飲料容器蓋。
4. 前記小出し開口が底辺を有する三角形の形状となっており、この底辺が前記周縁部とほぼ整合して位置しており、それによって、三角形の小出し開口の頂点が使用者の上唇領域のところに位置し、熱い飲料と上唇領域との接触を最小限にしていることを特徴とする請求項１に記載の飲料容器蓋。
5. 前記仕切りは、上端部が前記外側カバーと接触した状態に位置づけられ、前記上端部のところから観ると、前記仕切りは円弧状の形となっていることを特徴とする請求項１に記載の飲料容器蓋。
6. 前記外側カバーは、前記囲い込みスペース内に入っている飲料から水蒸気を放出させるために、少なくとも１つの通気孔を有することを特徴とする請求項１に記載の飲料容器。
7. 飲料容器蓋であって、前記飲料容器蓋が、
   外側カバーと内側カバーを含み、前記内側カバーは周縁部を有しており、前記周縁部が前記外側カバーに固着されて、前記内側カバーと前記外側カバーとの間に実質的な囲い込みスペースを形成し、前記蓋は、飲料を入れた飲料容器の開口を覆って据え付けられるように適用され、
   前記内側カバーに形成した入口開口を含み、該入口開口は前記内側カバー内で中心からずれた位置に位置付けられており、前記入口開口は、飲料容器から前記囲い込みスペースへ飲料が流入するように適用され、
   前記内側カバーに取り付けてあり且つ前記外側カバーと接触するように延びている仕切りを含み、これにより、前記入口開口を通って流れる飲料が、前記実質的な囲い込みスペースに流入すると共に前記囲い込みスペースの一部である間隙領域に流入してゆき、そして、
   前記外側カバーに形成された小出し開口を含み、該小出し開口は飲料を飲料容器から小出しするように適用され、前記小出し開口は前記間隙領域と整合し、これにより、飲料容器を傾けたとき、液体飲料は、前記入口開口を通って流れて、前記仕切りの周囲を通って流れてゆき、そして、前記小出し開口を通って流れてゆくことを余儀なくされ、これが、飲料が熱い飲みものであれば冷ます役目を果たすことを特徴とする飲料容器蓋。
   前記内側カバーに形成した入口開口アセンブリを含み、該入口開口アセンブリは、飲料容器から前記囲い込みスペースに飲料を流入させるために適用され、
   前記囲い込みスペース内に位置づけられた壁アセンブリを含み、該壁アセンブリが前記内側カバーと前記外側カバーとの間を延びているので、これにより、前記入口開口アセンブリを通って流れる飲料が、必ず、前記実質的な囲い込みスペースへ流入してから、前記囲い込みスペースの一部である間隙領域へと流入してゆくようになり、そして、
   前記外側カバーに形成した小出し開口を含み、該小出し開口は、飲料を飲料容器から小出しするように適用され、前記小出し開口は前記間隙領域と整合しているので、これにより、飲料容器を傾けたとき、飲料の大部分は、必ず、前記入口開口アセンブリを通ってから、前記壁アセンブリの周囲を流れてゆき、そして、前記小出し開口を通って流れるようになり、これが、飲料が熱い飲みものであれば冷ます役目を果たすことを特徴とする飲料容器蓋。
8. 前記入口開口アセンブリは一対の隔たった入口開口を含み、前記一対の入口開口間に前記間隙領域が位置づけられていることを特徴とする請求項７に記載の飲料容器蓋。
9. 前記壁アセンブリが前記内側カバーと一体に連結していることを特徴とする請求項７に記載の飲料容器蓋。
10. 前記外側カバーが内部チャンバを限定する内側表面を有し、この内側表面には一対の隔たった隆起領域が有り、該隆起領域は壁アセンブリの一部に直結しており、各々の前記隆起領域が貫通溝を含み、各々の前記貫通溝は、少量の飲料が前記実質的な囲い込みスペースから導かれて、前記間隙領域内に閉じ込められるように適用されることを特徴とする請求項７に記載の飲料容器蓋。
11. 前記壁アセンブリは、離隔した一対の直立部材を含み、これら直立部材が前記入口開口間に位置していることを特徴とする請求項７に記載の飲料容器蓋。
12. 前記外側カバーは通気孔を含み、該通気孔は前記内側カバーに形成されている孔と係合しており、該孔は前記内側カバーと一体に形成されたポストに設けられていることにより、前記通気孔が、前記飲料容器に収容されている飲料から水蒸気を放出させるように機能することを特徴とする請求項７に記載の飲料容器蓋。