JPH0752664Y2 - 自動開放蓋体の制動機構 - Google Patents

自動開放蓋体の制動機構

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JPH0752664Y2
JPH0752664Y2 JP1991043920U JP4392091U JPH0752664Y2 JP H0752664 Y2 JPH0752664 Y2 JP H0752664Y2 JP 1991043920 U JP1991043920 U JP 1991043920U JP 4392091 U JP4392091 U JP 4392091U JP H0752664 Y2 JPH0752664 Y2 JP H0752664Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
hinge
leaf spring
shoulder
opening
Prior art date
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JP1991043920U
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English (en)
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JPH04135225U (ja
Inventor
宏明 治京
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は炊飯ジャー、電気ポット
等に適用される自動開放蓋体の制動機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動開放蓋体は、容器の肩部にヒンジピ
ンで開閉可能に設けられ、ヒンジピンに挿通したヒンジ
スプリングの一端を蓋体に、他端を本体に掛止して、そ
のヒンジスプリングの付勢力により自動的に開放される
ようになっている。この自動開放蓋体には、蓋体の開放
時に衝撃により、反動で蓋体が戻ったり、ヒンジ部周辺
部材が損傷したり、本体が転倒するのを防止するために
制動機構が設けられている。従来の制動機構は、蓋体又
は本体のいずれか一方にスプリング、板ばね、ゴム等の
弾性部材をねじ止めし、他方の部材の一部を蓋体の開放
停止直前に前記弾性部材に圧接させ、変形させる構造が
採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では弾性部材が別部材として必要であり、しかもそ
れをねじ止めするため、部品点数が多いうえ、組立作業
性が悪いという問題があった。本考案はかかる問題点を
解決するのを課題とし、部品点数が少なく、組立作業性
のよい自動開放蓋体の制動機構を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、蓋体を本体にヒンジピンで開閉可能に連
結し、ヒンジスプリングの付勢力により自動的に開放さ
れるようした自動開放蓋体において、蓋体又は本体のい
ずれか一方のヒンジ部近傍に突起を設け、他方のヒンジ
部近傍に前記突起が開放直前に圧接して弾性変形する板
ばね部を一体的に形成するとともに、当該板ばね部に前
記突起が開放停止時に係合する凹部を形成したものであ
る。
【0005】
【作用】前記構成によれば、蓋体がヒンジスプリングの
付勢力により開いてゆくと、開放直前に蓋体又は本体に
設けた突起が他方に設けた板ばね部に圧接して弾性変形
し、板ばね部の反発力が増加する。これにより、突起と
板ばね部の間の摩擦抵抗力及び板ばね部の変形抵抗が増
加し、蓋体の開放運動が減速されて、蓋体は開放位置で
停止する。この結果、蓋体の開放時の衝撃が軽減され、
反動による戻り等が制止される。また、蓋体の開放停止
時に突起が板ばね部の凹部に係合するので、常に一定位
置で停止する。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図1は本考案に係る蓋体の制動機構を備えた炊飯ジ
ャーを示し、1は本体、2は蓋体、3は内容器である。
本体1は、大略、外装体4と外容器5と肩本体6と肩カ
バー7とからなっている。外装体4は合成樹脂からな
り、前面がやや膨らんだ矩形箱状のものである。この外
装体4の底3箇所には耐熱ブッシュ9が嵌合されたねじ
固定用凹部10が形成され、耐熱ブッシュ9を介して固
定ねじ11が後述する遮熱板16にねじ込まれるように
なっている。外容器5は、開口縁部12が外方下向きに
縁曲げられた円形容器で、前記外装体4の内側に収容さ
れている。この外容器5の底内部には、ヒータ13が埋
設された加熱板14が取付ねじ15で取り付けられてい
る。
【0007】外容器5の底外面には、亜鉛鉄板からなる
遮熱板16が取り付けられている。この遮熱板16の中
央には、前記加熱板14を貫通して内容器3の底に圧接
する温度センサ17が取り付けられ、端部には、基板取
付金具18が取り付けられている。また、遮熱板16の
外周端部には、円筒状の胴遮熱板19が取り付けられ、
その胴遮熱板19は外容器5と前記外装体4の間に位置
している。前記基板取付金具18には基板ホルダ20が
取り付けられ、この基板ホルダ20には外装体4の前壁
の内側に位置する制御基板21と、後述する肩カバー7
の前面に設けた操作表示パネル部33の裏側に位置する
操作表示基板22とが取り付けられている。
【0008】肩本体6は、ナイロン等の耐熱性合成樹脂
からなる環状のもので、前記外容器5の開口縁部12に
下方から接触している。この肩本体6の外周には係止突
部23が4箇所に形成されている。また、肩本体6の後
部にはヒンジ部25が延設され、ヒンジ部25の下端に
設けた舌片26は前記外装体4の後部内面に上下に形成
したリブ27の上端のスリット28に係合している。肩
カバー7は、肩本体6とは異なる合成樹脂からなり、内
周縁は前記外容器5に沿った円形で、外周は外装体4に
沿った略矩形に形成されている。肩カバー7の下面に
は、前記肩本体6の係止突部23に係止する係止爪片3
0が周4箇所に形成されている。
【0009】さらに、肩カバー7の上面にはつゆ受け3
2が形成され、前面には操作表示パネル部33が設けら
れ、後部には前記肩本体6のヒンジ部25を内側から覆
うヒンジ内カバー34が延設されている。この肩カバー
7は、肩本体6を覆うようにして、肩本体6の係止突部
23にその係止爪片30が係止することにより肩本体6
に固定され、その内周縁は外容器5の開口縁部12に上
方から接触し、外周縁の下端は外装体4の上端に係合し
ている。
【0010】蓋体2は、下蓋41と上蓋42と放熱板4
3と内蓋44とからなっている。下蓋41は、表裏逆に
した盆状で、上蓋42に向かって突出するリブ45によ
って補強されている。この下蓋41の前部にはフック4
6が突設され、後部にはヒンジ部47が形成されてい
る。上蓋42は、下蓋41を覆うようにして強制嵌合に
より取り付けられている。この上蓋42には蒸気口50
が設けられ、この蒸気口50から内方に蒸気管51が延
設されて下蓋41を貫通し、シールパッキン52を介し
て放熱板43の蒸気穴53の周囲に圧接している。
【0011】放熱板43は、前記下蓋41に取付ねじ5
4によって取り付けられている。この放熱板43の外周
縁と下蓋41の間には、内容器3の縁に圧接するシール
パッキン55が挟持されている。また、放熱板43の上
面には保温ヒータ56が配設されている。内蓋44は、
放熱板43の中央に突設された内蓋支持突起57にブッ
シュ58を介して着脱可能に取り付けられ、外周縁が内
容器3の縁に圧接するようになっている。
【0012】前記蓋体2は、そのヒンジ部47と前記肩
本体6のヒンジ部25とに挿通したヒンジピン61によ
って、本体1に開閉可能に連結されている。また、前端
のフック46は肩カバー7に設けた押ボタン装置62に
係脱可能になっている。前記ヒンジピン61にはヒンジ
スプリング63が挿通されている。このヒンジスプリン
グ63の一端は、前記肩本体6のヒンジ部25の基部に
形成された掛止穴64に掛止され、他端は前記下蓋41
のリブ間に両端を支持された押えピン66に掛止され
て、蓋体2を開放する方向に付勢している。
【0013】ヒンジスプリング63の背後は図2に示す
ように、ヒンジカバー69によって覆われている。この
ヒンジカバー69は上端の突部70が肩カバー7のヒン
ジ内カバー34に係止し、下端の爪部71が肩本体6の
ヒンジ部25の舌片26に係合して取り付けられてい
る。前記ヒンジピン61には90°に折曲されたピン押
え金具72が当てがわれ、そのピン押え金具72の一端
が肩本体6のヒンジ部25に設けた溝73に係止され、
他端がヒンジカバー69の突部69aに当接することに
よって上方への移動が拘束されている。前記肩カバー7
のヒンジ内カバー34の上端には、板ばね部74が一体
的に形成されている。この板ばね部74には、前記下蓋
41に設けた突起75が、蓋体2の開放停止直前に圧接
するようになっている。
【0014】前記構成からなる炊飯ジャーにおいて、蓋
体2が閉じられた状態で押ボタン装置62が押される
と、図2に示すように、蓋体2はヒンジスプリング63
の付勢力によりヒンジピン61を中心に同図において時
計回り方向に回動して、自動的に開放されてゆく。そし
て、開放停止直前に、蓋体2の下蓋41に設けた突起7
5が肩カバー7のヒンジ内カバー34に設けた板ばね部
74に圧接する。これにより、板ばね部74が弾性変形
し、突起75と板ばね部74の間の摩擦抵抗が増加し、
蓋体2の回動が制止され、衝撃が軽減される。したがっ
て、開放停止時の反動による蓋体2の戻りや、本体1の
転倒がなくなる。このため、予め、ヒンジススプリング
63の付勢力を強くしておいて、蓋体2の開放速度を速
くすることができる。
【0015】図3から図8は、本考案の他の実施例を示
し、いずれも特記以外は前記実施例と同一であり、対応
する部分には同一符号が付してある。図3のものは、制
動用板ばね部74が肩カバー7のヒンジ内カバー34の
上端に設けられている点は前記実施例と同様であるが、
その板ばね部74の先端に突起75が係合する凹部76
を形成したものである。この実施例では、蓋体2の開放
停止時に突起75が板ばね部分の凹部76に係合するの
で、常に一定位置で停止する。
【0016】図4のものは、ヒンジカバー69の上端
に、制動用の板ばね部74を延設し、この板ばね部74
に下蓋41の突起75が圧接するようにしたものであ
る。また、図5に示すものは、蓋体2の下蓋41に凹部
76を有する板ばね部74を、肩本体6のヒンジ部25
に突起75を設けたものである。さらに、図6に示すも
のは、蓋体2の上蓋42の突起75を比較的長く垂下し
てそれ自身弾性を保有せしめて、図3と同様に設けた肩
カバー7の板ばね部74に圧接するようにしたものであ
る。
【0017】図7に示すものは蓋体2に図6と同様に設
けた突起75を、ヒンジカバー69に図4と略同様に設
けた板ばね部74に接触させるようにしたものである。
図8に示すものは、蓋体2の上蓋42に垂下して設けた
板ばね部74の先端に凹部76を形成する一方、肩本体
6のヒンジ部25に突起75を設けて、両者を接触させ
るようにしたものである。いずれも、その作用効果は前
記実施例と同一である。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、突起と弾性変形した板ばね部との間の摩擦抵
抗により蓋体が開放位置で停止し、反動による戻り等が
制止されるので、開放速度を早くすることができるとと
もに、蓋体の開放停止時に突起が板ばね部の凹部に係合
するので、常に一定位置で確実に停止する。また、板ば
ね部は蓋体又は本体に一体的に形成され、別部材として
設ける必要がないので、部品点数が減少し、製造コスト
を低減することができる。さらに、蓋体又は本体に一体
的に形成された板ばね部の取付作業が不要となるので作
業性が向上する等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例に係る制動機構を備えた
炊飯ジャーの断面図である。
【図2】 図1に示す蓋体の開放時のヒンジ部の拡大断
面図である。
【図3】 制動機構の第2実施例を示す部分断面図であ
る。
【図4】 制動機構の第3実施例を示す部分断面図であ
る。
【図5】 制動機構の第4実施例を示す部分断面図であ
る。
【図6】 制動機構の第5実施例を示す部分断面図であ
る。
【図7】 制動機構の第6実施例を示す部分断面図であ
る。
【図8】 制動機構の第7実施例を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1…本体、2…蓋体、25,47…ヒンジ部、61…ヒ
ンジピン、63…ヒンジスプリング、74…板ばね部、
75…突起、76…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体を本体にヒンジピンで開閉可能に連
    結し、ヒンジスプリングの付勢力により自動的に開放さ
    れるようにした自動開放蓋体において、蓋体又は本体の
    いずれか一方のヒンジ部近傍に突起を設け、他方のヒン
    ジ部近傍に前記突起が開放直前に圧接して弾性変形する
    板ばね部を一体的に形成するとともに、当該板ばね部に
    前記突起が開放停止時に係合する凹部を形成したことを
    特徴とする自動開放蓋体の制動機構。
JP1991043920U 1991-06-12 1991-06-12 自動開放蓋体の制動機構 Expired - Lifetime JPH0752664Y2 (ja)

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JPH04135225U JPH04135225U (ja) 1992-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937043U (ja) * 1982-09-02 1984-03-08 株式会社東芝 保温釜などの蓋装置

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JPH04135225U (ja) 1992-12-16

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