JPH11125557A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH11125557A
JPH11125557A JP9288807A JP28880797A JPH11125557A JP H11125557 A JPH11125557 A JP H11125557A JP 9288807 A JP9288807 A JP 9288807A JP 28880797 A JP28880797 A JP 28880797A JP H11125557 A JPH11125557 A JP H11125557A
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JP
Japan
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Application number
JP9288807A
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English (en)
Inventor
Harunori Ezu
治範 得津
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属検出機によって被検査物中に金属などが
混入されていることが検出されたり、重量選別機によっ
て計量された被検査物の重量が適量でないというエラー
に対しては、アスタリスクなどの目印を付して記録紙に
印字していた。しかし、この目印が見にくく一見して検
査異常を見つけることができなかった。 【解決手段】 サーマルヘッドへの加熱量を加減するこ
とによって2色に印字できるプリンタ部5を使用するこ
とにより、エラーに対しては赤色で印字し、正常に対し
ては黒色で印字するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送コンベア上
を搬送される被検査物中に金属などの異物が混入されて
いないか、あるいは所定の重量の範囲内であるかなどの
検査を行うとともに、検査結果を印字して印字された記
録から検査異常を容易に見つけ出すことができるように
した検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種商品について、安全性に関す
る要求が高まっており、特に食品などの商品にあって
は、その商品中に金属やプラスチックなどの異物が混入
されたまま出荷されることがないようにするための検査
が行われている。このような検査のために、各工場で
は、図5に示すような検査装置が使用されている。
【0003】この検査装置は、上流側に被検査物(図示
せず)の金属検出機1とその金属検出機1を通過する取
込みコンベア2が配置され、下流側に被検査物の計量コ
ンベア3と振分装置4が連続して配置され、金属検出機
1及び計量コンベア3に共通のプリンタ部部5が接続さ
れた構成となっている。金属検出機1は電磁界による金
属センサを内蔵したものであり、計量コンベア3は重量
センサを内蔵した重量選別機が備えられる。被検査物
は、多数個が整列されて次々と取込みコンベア2上を搬
送され、金属検出機1によって針などの金属が混入され
ていないかどうかが検出され、また計量コンベア3上で
重量が計量され、その結果がプリンタ部5によってそれ
ぞれ図6及び図7に示すように印字される。
【0004】金属検出機1からは図6に示すように、先
頭側(図において下側)から末尾側へ、シフトレポート
の印字を開始した旨とその日時11、金属を検出した日
時12、予約番号の変更の日時13、別の予約番号の感
度を変更した日時14などの項目が印字される。また計
量コンベア3からは図7に示すように、先頭側(図にお
いて下側)から末尾側へ、毎回印字を開始した旨とその
日時21、被検査物の重量の計量結果22、計量部零点
異常の発生の日時23、2個の被検査物が計量コンベア
3上で載せられた日時24、振分部に異常が発生した日
時25などの項目が印字される。
【0005】被検査物の重量は管理基準として、最大値
から最小値までの一定の幅を任意に設定することがで
き、その範囲外の重量が計量されると、エラーとしてア
スタリスクなどの目印が付けられ、印字結果が品質管理
に役立つようにされている。
【0006】また、製造物責任(PL)法に対応するこ
とができるようにするため、さらにISO9000やISO
14000を遵守した管理を行うことにより、国際的な商品
展開を図ることができるようにするため、多数個の被検
査物の重量を計量した結果が集計され、そのデータがプ
リンタ部5によって印字される。この集計されたデータ
は図8に示すように、計量の開始日時31、計量の終了
時刻32、製品名33、集計対象34、正量個数35、
過量個数36、軽量個数37、集計個数38、正量とす
る範囲の幅39、各重量の計量物個数をグラフに表示し
たもの及びその各個数40などが印字される。このよう
な印字結果から軽量や過量の異常であるエラーを読取
り、品質管理に役立つようにされている。
【0007】なお、検査装置は金属検出機1とともに、
あるいは金属検出機1に代えてX線による異物センサを
備えた異物検出機が使用されることもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】製造物責任(PL)法
に対応することができるようにするため、さらにISO
9000やISO14000を遵守した管理を行うことにより、
国際的な商品展開を図ることができるようにするため、
被検査物中に金属などが混入していた日時や被検査物が
正量でない重量、さらに被検査物を計量した結果を集計
したデータが印字され、記録したものとして残しておく
ようにされている。そして被検査物の重量が正量でない
エラーに対しては、従来のプリンタ部5としてその値段
やランニングコストなどとの関係上、一般的に黒色の単
一色で印字されるものが使用されていることから、アス
タリスクなどの目印が付けられている。
【0009】しかし、エラーの目印が他の項目や数値と
同じ黒色で印字されていると、目印であるアスタリスク
が目立たない。また、被検査物を計量した結果がグラフ
に表示されても、全ての数値と項目とが黒色の単一色で
印字されていると、エラーの数値は一見して認識するこ
とができない。さらに、金属などを混入していた日時
も、他の項目などと同じ黒色で印字されるため、エラー
を見つけ出しにくい。このように、従来の印字ではエラ
ーを見落とす可能性が大きかった。
【0010】そこで、この発明は印字された記録からエ
ラーを容易に見つけ出すことができるようにした検査装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の検査装置は、被検査物の異常を検査する検査
部と、該検査部によって検査された結果を記録印字する
プリンタ部と、被検査物に対する異常の条件を設定する
検査条件設定部及び/又は被検査物の検査結果を集計し
た結果に対する異常の条件を設定する管理基準設定部
と、上記検査条件設定部及び/又は管理基準設定部で設
定された条件に適合しているかどうかを判定し、適合し
ない記録項目に対して強調印字するようにプリンタ部に
命令を出す制御部とを備えていることを特徴としてい
る。
【0012】上記の第1の検査装置によれば、検査条件
設定部及び/又は管理基準設定部で設定された条件に適
合しない被検査物が検出された日時や重量などのエラー
の情報が、制御部からプリンタ部に出力される命令によ
って強調印字されるため、見やすくなる。ここでいう強
調印字には、太文字、斜体、網掛け、白抜きの他、後記
のような異なる色による印字などが含まれる。
【0013】上記の課題を解決するための第2の検査装
置は、上記の第1の検査装置であって、上記プリンタ部
は、強調する項目を他の項目と異なる色で印字するもの
であることを特徴としている。
【0014】上記の第2の検査装置によれば、強調する
記録項目が他の記録項目と異なる色で印字されるため、
一見してエラーの情報を認識することができる。
【0015】上記の課題を解決するための第3の検査装
置は、上記の第2の検査装置であって、上記プリンタ部
部が、加熱量を加減することにより、印字する色を異な
らせることができるものであることを特徴としている。
【0016】上記の第3の検査装置によれば、異なる色
で印字する場合であっても、加熱量で変色して印字する
ことができるプリンタを使用することにより、コストア
ップをもたらせることがない。このプリンタは、サーマ
ル紙とサーマルヘッドとを組合わせたものとすることが
できる。
【0017】上記の課題を解決するための第4の検査装
置は、上記の第1から第3のいずれかに記載の検査装置
であって、上記検査部は、重量センサ、金属検出機又は
電磁界による金属センサ、X線による異物センサの全て
又は一部で構成されていることを特徴としている。
【0018】上記の第4の検査装置によれば、被検査物
の重量、被検査物中に混入している金属及び/又はプラ
スチックなどの異物を検出するものに適用することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1から
図4を参照しながら説明する。ただし、従来と同一部分
は同一符号を付して、その説明を省略する。
【0020】この発明に係る検査装置は図1に示すよう
に、検査部となるセンサ6、検査条件設定部7及び管理
基準設定部8から制御部9に信号を入力し、制御部9か
らプリンタ部5及び振分装置4へ信号を入力し、さらに
制御部9とデータ記憶部10との間で信号を入出力する
ようにするものである。
【0021】センサ6は、金属検出機1(図5参照)、
異物検出機及び重量選別機(ともに図示せず)にそれぞ
れ備えられる電磁界による金属検出センサ6、X線によ
る異物センサ6及び重量センサ6である。検査装置は、
金属検出機1、異物検出機又は重量選別機の全て又は一
部だけで構成することができる。
【0022】検査条件設定部7は、取込みコンベア2
(図5参照)上を搬送されている被検査物中に金属や異
物が混入されていないかを金属センサ6又は異物センサ
6によってリアルタイムで検知するもので、その検知の
感度などを設定し、また計量コンベア3(図5参照)上
を搬送されている被検査物の重量を重量センサ6によっ
て計量する際に、正常の範囲とする重量の最大値と最小
値を設定するものである。このように設定された条件に
適合せず、異物が検出されたり、重量が過量であった
り、軽量であると、制御部9によってエラーと判断され
る。
【0023】管理基準設定部8は各種センサ6によって
検知された結果を記録集計し、その中から正常と不良と
の境界を設定するものである。制御部9は、被検査物が
検査条件設定部7及び管理基準設定部8で設定された条
件に適合しているかどうかを判定し、適合していないと
きはエラーとして処理する。そして、プリンタ部5に対
して、正常時には黒色で印字するように指令を出し、エ
ラーには例えば赤色で印字するように指令を出し、そし
て振分装置4に対して、異常の被検査物を排出するよう
に指令を出す。
【0024】プリンタ部5は、多色刷りの可能な一般的
なカラープリンタを使用することも可能であるが、好ま
しくはサーマルヘッドとサーマル紙とを組み合せ、サー
マル紙に2色に印字することができるようにしたものを
使用する。このプリンタ部5は、サーマルヘッドを加熱
しないときはサーマル紙に黒色が印字され、エラーを検
出した制御部9によってサーマルヘッドを加熱するよう
に命令が出されると、サーマルヘッドが加熱され、サー
マル紙には赤色が印字される。データ記憶部10は、被
検査物中に金属や異物を検出した日時や、被検査物の重
量を記憶しておくもので、外部記憶装置であるか内部記
憶装置であるか問わない。
【0025】この発明に係る検査装置は以上のように構
成し、つぎに印字例を図2から図4を参照しながら説明
する。
【0026】金属検出機1からは図2に示すように、先
頭側(図において下側)から末尾側へ、シフトレポート
の印字を開始した旨とその日時11、金属を検出した日
時12、予約番号の変更の日時13、別の予約番号の感
度を変更した日時14などの項目が印字される。そし
て、この検査装置によっては金属を検出した日時12e
がエラーとして赤色(図面においては白抜きで示す)で
印字され、他の項目は黒色で印字される。
【0027】また計量コンベア3からは図3に示すよう
に、先頭側(図において下側)から末尾側へ、毎回印字
を開始した旨とその日時21、被検出物の重量の計量結
果22、計量部零点異常の発生の日時23、2個の被検
査物が計量コンベア3上で載せられた日時24、振分部
に異常が発生した日時25などの項目が印字される。そ
して、この検査装置によっては重量が異常の数値22
e、2個の被検査物が計量コンベア3上で載せられた日
時24e、振分部に異常が発生した日時25eは赤色
(図面においては白抜きで示す)で印字され、他の項目
は黒色で印字される。
【0028】さらに、重量の計量結果22を集計したデ
ータが図4に示すように、計量の開始日時31、計量の
終了時刻32、製品名33、集計対象34、正量個数3
5、過量個数36、軽量個数37、集計個数38、正量
とする範囲の幅39、各重量の計量物個数をグラフに表
示したもの及びその各個数40などが印字される。そし
て、この検査装置によって、集計対象34、過量個数3
6、軽量個数37、正量とする範囲の幅39、グラフ及
びその各個数40のうち過量のゾーン41と軽量のゾー
ン42が赤色(図面においては白抜きで示す)で印字さ
れ、他の項目は黒色で印字される。
【0029】このようにエラーが発生している箇所が赤
色で印字されることにより、エラーは容易かつ確実に認
識される。
【0030】なお、この発明は、上記実施の形態に限定
されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的
事項の範囲内において、種々の変更が可能である。例え
ば、強調印字は、二色印字に限定するものではなく、太
文字、斜体、網掛け、白抜きなどでも実施することがで
きる。さらに検査条件設定部と管理基準設定部は両方で
なく、片方だけでも実施することができる。
【0031】
【発明の効果】この発明の検査装置によれば、検査条件
設定部及び/又は管理基準設定部の設定値に適合しない
記録項目がプリンタ部によって異なる色などの強調印字
されることにより、容易かつ確実に被検査物の異常を認
識することができる。したがって、この発明は品質管理
の向上に寄与し、製造物責任法に対応し、またISO90
00やISO14000を遵守した管理を行うことことによ
り、国際的な商品展開を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る検査装置の概略構成図である。
【図2】この発明に係る検査装置によって被検査物の金
属検出の結果を印字した一例の図である。
【図3】この発明に係る検査装置によって被検査物の重
量を計量した結果を印字した一例の図である。
【図4】この発明に係る検査装置によって被検査物の重
量を集計した結果を印字した一例の図である。
【図5】検査装置の概略斜視図である。
【図6】従来の検査装置によって被検査物の金属検出の
結果を印字した一例の図である。
【図7】従来の検査装置によって被検査物の重量を計量
した結果を印字した一例の図である。
【図8】従来の検査装置によって被検査物の重量を集計
した結果を印字した一例の図である。
【符号の説明】
5 プリンタ部 6 センサ(検査部) 7 検査条件設定部 8 管理基準設定部 9 制御■
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01V 3/11 G01V 3/11 C // G01N 29/22 502 G01N 29/22 502

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物内に混入した異物などを検出
    し、被検査物の異常を検査する検査部と、 上記検査部によって検査された結果を記録印字するプリ
    ンタ部と、 被検査物に対する異常の条件を設定する検査条件設定部
    及び/又は被検査物の検査結果を集計した結果に対する
    異常の条件を設定する管理基準設定部と、 上記検査条件設定部及び/又は管理基準設定部で設定さ
    れた条件に適合しているかどうかを判定し、適合しない
    項目に対して強調印字するように上記プリンタ部に命令
    を出す制御部とを備えてなる検査装置。
  2. 【請求項2】 上記プリンタ部は、強調する記録項目を
    他の記録項目と異なる色で印字できるものであることを
    特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記プリンタ部は、プリンタヘッドの加
    熱量を加減することにより、印字する色を異ならせるこ
    とができるものであることを特徴とする請求項2に記載
    の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記検査部は、重量センサ、金属検出セ
    ンサ、異物検出センサの全て又は一部で構成されたこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の検査装
    置。
JP9288807A 1997-10-21 1997-10-21 検査装置 Pending JPH11125557A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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