JP2015232466A - 質量検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造ラインを止めなくても、検査装置の物品搬送速度や設定値の調整ができる新たな検査装置を提供する。
【解決手段】物品(製品)を搬送しながら該物品の質量を計量する計量コンベヤと、その計量結果と設定値とを比較して計量した前記物品の質量の良・不良を判定する判定手段と、運転中に前記物品の搬送速度や前記設定値を変更する変更手段と、変更された搬送速度や設定値を反映させて運転を続行させる制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の検査ラインに組み込まれて、製品質量が適正範囲に収まっているか否かを検査する検査装置に関する。
一定質量に計量された製品の出荷ラインには、不良品の出荷を防止するために、個々の製品質量に過不足がないかを検査する質量検査装置が組み込まれる。さらに、そうした検査装置自体にも誤差が生ずることがあるので、検査済みの製品を製造ラインから抜き取って再検査することもある。
特許文献1には、そうした抜き取り検査ができる検査装置が開示されている。この検査装置では、製造ラインを停止させずに、検査の終了した任意の被検査物の検査結果を保存し、保存したそれらの被検査物を製造ラインから抜き取れるようにして、その検査結果が正しかったか否かを、より精度の高い別な計量装置で再検査するようにしている。
しかし、この特許文献1には、再検査によって検査装置が不正確であった場合は、計量偏差を自動補正することしか記載されていない。
一般に、物品を搬送しながら計量する質量検査装置では、物品の搬送速度を上げれば、計量精度が落ちて誤判定の確率が高くなり、搬送速度を下げれば、計量精度が上がって誤判定は減るが、生産性は悪くなるという特性を有する。また、上下限値(良品とする許容範囲)を調整すると、不良品として排除する割合をコントロールすることもできる。
したがって、再検査によって検査装置が不正確であった場合は、誤差を補正する以外に物品の搬送速度を変えたり、設定値、例えばその上下限値(良品とする許容範囲)を変えたりすることもある。
特許第4724462号公報
ところが、これまでの検査装置では、製造ラインを止めてからでないと、検査装置の物品搬送速度や設定値を変えることができなかったので、特許文献1の検査装置を導入しても、運転中は、これらの値を変えて検査装置の計量精度や製品歩留まり等を調整しようとしても、それができないという問題があった。
本発明は、製造ラインを止めなくても、こうした調整ができる新たな検査装置を提供することを課題とする。
本発明に係る検査装置は、物品(製品)を搬送しながら該物品の質量を計量する計量コンベヤと、その計量結果と設定値とを比較して計量した前記物品の質量の良・不良を判定する判定手段と、運転中に前記物品の搬送速度及び/又は前記設定値を変更する変更手段と、変更された搬送速度及び/又は設定値を反映させて運転を続行させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
計量コンベヤは、設定された速度で駆動されるように構成されている。また、設定値には、基準値と、良品としての許容範囲を規定する上下限値とがあり、それらの値は、現在値として、運転中の表示画面に表示されている。そして、オペレータがこれらの値を変更しようとするときは、例えば、コンベヤ速度の場合は、速度を選択して、新たな搬送速度を数値入力する。あるいは、現在の搬送速度をアップ/ダウンキーで増減する。そして、その変更を指定すると、制御手段は、今までのコンベヤ速度を、変更された値に直ちに切り替えて運転を続行させる。あるいは、速度変更による影響を最小限に抑えることのできる一定時間後に、速度を切り替えて運転を続行させる。
同様に、基準値や上下限値を変更しようとするときは、これらの設定値を選択した後、数値入力によって、あるいは、現在の値をアップ/ダウンキーで増減する。そして、その変更を指定すると、判定手段は、今までの設定値(基準値や上下限値)を変更された値に直ちに切り替えて、次回の物品の判定に備える。
一方、コンベヤ速度を直ちに切り替えた場合は、そのタイミングで物品を計量していることもあるので、制御手段は、安全を見込んで、計量コンベヤを含む前後のコンベヤの各速度が完全に切り替わるまでの一定時間の間は、後段の振分装置に対して、計量コンベヤから送られてくる全ての物品を未検査品としてライン外へ排出するように指示する。
また、計量中の物品が計量コンベヤから排出されるのを待ってから速度を切り替える場合でも、その切り替え中に次の物品が計量コンベヤに進入してくる場合もあるので、制御手段は、速度の切り替えが完了するまでの間は、判定手段による判定結果の如何に拘わらず、速度を切り替えた時点からの物品については、これを未検査品として扱い、それを不良品として排出するよう下流の振分装置に指示する。
なお、計量コンベヤの設定速度が変わると、物品が計量コンベアに乗り移ってから計量値が読み込まれるまでの時間(計量安定時間)が変わり、それに対応させて、計量信号からノイズ成分を除去するフィルタの定数も変えねばならない。
また、計量コンベヤの速度が変わると、それと連動している上流の取込コンベヤと下流の振分コンベヤの各速度も同時に変える必要がある。さらに、計量コンベヤから排出された物品が振分分岐点に到達するまでの振分遅延時間も変える必要がある。そこで、制御手段は、搬送速度を変えるときは、取込コンベヤや振分コンベヤの搬送速度を同時に切り替えるとともに、計量安定時間、フィルタ定数、振分遅延時間等も併せて変更する。
こうした変更は、現場の作業者であれば、誰でも行うことはできるが、この変更を行うと、計量精度や不良率が変わり、検査結果も大きな影響を受けるので、権限のある作業者だけにこうした変更を行わせたい場合もある。そうした場合は、本発明の検査装置に、パスワードを入力する入力手段を付加し、前記変更手段は、パスワードが入力されていない場合は、運転中の搬送速度及び/又は設定値の変更を許可しないことを特徴とする。これにより、権限のあるオペレータだけが搬送速度や設定値を変更することができるから、誤操作を防止して、質量検査をより確実なものにすることができる。
さらに、本発明の検査装置は、前記変更手段による変更操作の履歴と、変更直後に未検査品として排出した物品に関する情報と、変更前と変更後のそれぞれの検査結果と集計とを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする。この記憶内容を見ることにより、誰がどのような変更操作を行い、その結果、検査結果がどのように変化した、また、未検査品が何個排出されたかを確認することができる。したがって、例えば、変更前の不良率と、変更後の不良率とを比較することによって、運転条件に合った最適な搬送速度や設定値を探ることができる。
本発明によれば、運転中に物品の搬送設定速度や上下限値等の設定値を変更することができるので、製造ラインを止めずに、検査装置を最適条件に調整することができる。したがって、製造ラインの稼働率を落とさずに、計量コンベヤの計量精度や出荷製品の歩留まり等を調整することができる新たな検査装置を市場に提供することができる。
本発明に係る質量検査装置の一実施形態の外観斜視図。 この一実施形態の構成ブロック図。 搬送速度を変更するときの表示画面。 搬送速度を変更するときの他の表示画面。 パスワードの入力を促す画面。 パスワード入力画面。 制御手段のメイン処理の一例を示すフローチャート。 キー処理の詳細な内容を示すフローチャート。 速度変更処理の詳細な内容を示すフローチャート。 計量処理の詳細な内容を示すフローチャート。
以下、本発明に係る検査装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、質量検査装置の一実施形態の外観斜視図である。この図において、質量検査装置100は、上流の取込コンベヤ1と、それに続く計量コンベヤ2と、これらを操作する操作ボックス3とを備えている。また、計量コンベヤ2の下流には、アーム式の振分装置4が接続されて、不良品をライン外へ排出するようになっている。
取込コンベヤ1と計量コンベヤ2は、4本の支持脚5を有する装置フレーム6に取り付けられ、また、操作ボックス3も装置フレーム6に取り付けられている。また、物品Pが取込コンベヤ1から計量コンベヤ2へ乗り移る境界には、物品Pの通過を検出する光電センサ7が設けられている。
取込コンベヤ1は、前後一対のプーリー間にエンドレスベルトを架け渡した周知構成のベルトコンベヤである。
また、計量コンベヤ2は、取込コンベヤ1と同様なベルトコンベヤと、それ支持してベルトコンベヤで搬送される物品Pの質量を検出する荷重検出器とで構成されている(図2参照)。この荷重検出器のアナログ出力は、図示しないA/D変換器でデジタル量に変換された後、ノイズフィルタに入力されて、ノイズ成分の除去された物品Pの質量信号が後述の制御手段50に入力されるようになっている。
操作ボックス3は、上部前面にリモコンユニット31を備え、そのボックス内には、後述の制御手段50が格納されている。前面のリモコンユニット31には、表示部32と、操作パネル33と、コマンドダイヤル34と、USB端子ポート35とが配置され、その下方の操作ボックス3には、電源スイッチ36が配置されている。
表示部32は、フルドット表示の液晶ディスプレイで構成され、運転状況や作業レベルに応じた各種の情報、例えば、検査物品の名称、現在の計量値、検査結果(例えば、正量、過量、軽量等)、秤量と目量、基準値、上限値(適正質量と認める上限であって、基準値からの偏差で表す。)、下限値(適正質量と認める下限であって、基準値からの偏差で表す。通常は、これをゼロとしている。)等が表示される。また、物品Pの搬送方向長さ、計量コンベヤ2のベルト速度、振分遅延時間等は、スクロールさせることによって順次表示されるようになっている。
操作パネル33は、各種のキーを配列したもので、主要なキーとしては、予約した画面を表示させる「予約」キー、現在の処理を終了して運転待機画面に戻す「ホーム」キー、計量コンベヤ2の零点調整を開始する「零点」キー、計量コンベヤ2の運転を停止して待機状態に戻す「ストップ」キー、計量コンベヤ2の運転を開始する「スタート」キー、設定案内画面を表示する「設定」キー、カーソルを移動させたり、表示値を増減させたりする「アップ」キー、「ダウン」キー、数値を入力する「数字」キー、カーソルで選択した項目を実行させる「決定」キー等がある。
コマンドダイヤル34は、回すと、表示部32に表示されたカーソルを上下に移動させることができる。また、それを押すと、カーソルで選択した項目を実行する。また、運転待機画面で押すと、ファンクションダイアログ画面が表示される。
USB端子ポート35を開けると、USBの出力端子が現れ、そこにUSBメモリを接続すると、現在の検査結果の集計、これまでの全集計、毎回の計量値、物品(商品)毎に予約した基準値や上下限値等の予約内容、操作した作業者名とその操作履歴、速度や設定値の変更前と変更後の検査結果や集計値等の各種データ、速度変更中に未検査品として排出した物品の個数等が出力されるようになっている。
振分装置4は、4本の支持脚43で支持された振分コンベヤ41と、その両サイドに設けられた振分アーム42とで構成されている。そして、質量検査装置100から振分信号が送られると、指定された振分アーム42を搬送路となる振分コンベヤ41上に遥動させて、計量コンベヤ2から送られてくる不良品をライン外へ排出する。
なお、不良品には、過量と軽量があるから、表示部32に予約設定画面を表示させて、それらの振分方向を設定登録すれば、検査結果に応じて、振分方向を含む振分信号が質量検査装置100から振分装置4へ出力されるようになっている。
図2は、質量検査装置100の構成ブロックの一例を示す。この図において、制御手段50は、コンピュータで構成され、内部に格納されたメモリから各種のプログラムを読み出して実行することにより、後述の判定手段51、変更手段52、入力手段53、記憶手段54の各機能が実現されるようになっている。
また、制御手段50は、取込コンベヤ1、計量コンベヤ2、振分装置4と接続されて、これらを設定速度で駆動制御する。具体的には、これらのコンベヤにはモータードライバがそれぞれ搭載され、制御手段50がこれらのモータードライバに対して速度を設定すると、各モータードライバは、それぞれの駆動モータの回転数を読み取りながら、指定された速度となるように駆動モータをフィードバック制御する。
また、この制御手段50は、リモコンユニット31と接続され、そこに搭載された表示部32に運転状態や操作状態に応じた各種のデータを表示する。また、リモコンユニット31には、操作パネル33で構成される変更手段52が設けられており、それを操作することにより、コンベヤ速度や設定値が変更できるようになっている。
判定手段51は、計量コンベヤ2で計量された物品Pの質量と、設定登録された設定値(基準値、上下限値)とを比較して、前記物品Pの質量の良・不良を判定する。また、その判定結果は、記憶手段54に時刻とともに記憶される。
変更手段52は、操作パネル33の「数字」キー、「アップ」/「ダウン」キー、「決定」キー、あるいは、それらのキーに代わるコマンドダイヤル34で構成され、それらを操作することにより、表示部32に表示された現在のコンベヤ速度(搬送速度)や設定値を変更することができる。その操作については、後述する。
また、入力手段53は、パスワードを入力するもので、具体的には、操作パネル33の「数字」キーと「決定」キーで構成される。
図3は、表示部32に表示される運転中の表示画面の一例を示したものである。この画面は、検査日時を示す日時欄321と、正量、過量、軽量等の検査結果が表示される表示欄322と、計量直後の物品の質量を表示する質量表示欄323と、現在の予約番号とその商品名を表示する品名表示欄324と、現在の設定値とコンベヤ速度を表示するスクロール表示欄325と、検査対象物をイメージで表示するイメージ欄326とで構成されている。
スクロール表示欄325には、網掛けで示すカーソルバー327が表示されており、操作パネル33上の「アップ」キーや「ダウン」キーを押せば、そのカーソルを上下にシフトすることができる。また、コマンドダイヤル34を回しても、回す方向によってカーソルを上下にシフトすることができる。また、スクロール表示欄325の最終行にカーソルを合わせて「ダウン」キーを押せば、画面がスクロールされて、隠れた設定項目が順次表示されるようになっている。また、コマンドダイヤル34を回しても同様にスクロールさせることができる。
図3において、カーソルバー327をコンベヤ速度に合わせて「決定」キーを押せば、図4の画面に切り替わって数値入力欄328が現れる。その状態で「数値」キーを操作して、あるいは「アップ」/「ダウン」キーを操作して数値を変更し、続いて「決定」キーを押せば、変更した速度が記憶される。また、コマンドダイヤル34を回したり、押したりしても、同様に変更操作を行うことができる。
同様にして、カーソルバー327を基準値や上限値(下限値)に合わせて「決定」キーを押せば、基準値や上限値(下限値)が選択され、続いて「アップ」/「ダウン」キーを操作して数値を変更してから「決定」キーを押せば、変更した値で基準値や上限値(下限値)が確定する。なお、コマンドダイヤル34でも同様な変更操作を行うことができる。
以上の変更操作が可能になるのは、権限のあるオペレータがパスワードを入力している場合である。入力されていない場合は、変更すべき項目を選択して「決定」キーを押すと、図5の画面に切り替わり、変更操作しようとする作業者の選択を促す。そして、図5の画面において、作業者が例えば2番目の「二郎」を選択して「決定」キーを押すと、図6の画面に切り替わってパスワードの入力を促す。そして、「数値」キーを操作してパスワードを入力し、それが本人のパスワードであることが確認されると、図4の画面に切り替わって、前述の変更操作が可能になる。ただし、運転中は、作業者が特定され、その人のパスワードが入力されていると、ログアウトしない限り、図5の画面は、表示されない。また、運転が停止されてから、再び操作が開始されるときは、図5の画面が表示されて、再び作業者の特定が促される。
制御手段50は、こうした操作によってコンベヤ速度や設定値が変更されると、それらを記憶手段54に記憶した後、取込コンベヤ1と計量コンベヤ2と振分コンベヤ41の各モータードライバーに対して、新たなコンベヤ速度を後述のタイミングで設定する。すると、これらのコンベヤ速度は、モータードライバによるフィードバック制御によって新たな速度に変更される。
また、コンベヤ速度が変更されると、物品Pの後端が光電センサ7で検出されてから、その先端が計量コンベア2の搬出端の直前に至るまでの搬送時間(計量安定時間)が変化する。そのため、制御手段50は、その搬送時間を算出し、それに基づいて、ノイズフィルタの定数を最適な値に切り替えるとともに、計量コンベア2から物品の質量を入力する計量タイミングも変更する。また、コンベヤ速度が変更されたことによって、物品Pが振分装置4の振分分岐点に到達するまでの遅延時間も変わる。そこで、制御手段50は、その遅延時間を算出して、予め設定された振分遅延時間、すなわち、振分動作のスタート時間も変更する。
また、基準値や上下限値等の設定値が変更されると、制御手段50は、判定手段51が参照する設定値を新たな設定値に直ちに切り替える。これにより、判定手段51は、新たな設定値でもって物品質量の良・不良を判定する。
次に、制御手段50が実行する処理内容の一例を図7〜図10に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、取込コンベヤ1、計量コンベア2、振分コンベヤ41の各コンベヤ速度と上下限値、基準値等の設定値は、物品P(商品)の種類に対応させて、予め設定登録されているとする。そして、運転を開始すると、図7の処理が実行される。
この図7は、制御手段50のメイン処理の一例を示したもので、まず、何れかのキーが操作されたか否かをチェックする(ステップS1)。操作されていれば、ステップS2に移行して、図8に示すキー処理を実行する。操作されていなければ、ステップS3に移行して、速度変更要求フラグがセットされているか否かをチェックする。このフラグは、ステップS2のキー処理において、表示されたコンベヤ速度が変更されたときにセットされるもので、このフラグがセットされていれば、次のステップS4に移行して、図9に示す速度変更処理を実行する。フラグがリセットされていれば、次のステップS5に移行して、計量安定時間が計測中であるか否かをチェックする。
この計量安定時間が計測中であれば、物品Pが計量コンベヤ2に乗り移っている状態であるから、その場合には、次のステップS6に移行して、図10に示す計量処理を実行する。また、計測中でなければ、物品Pが計量コンベヤ2から搬出されたか、次の新たな物品Pが計量コンベヤ2に未だ到達していない状態であるから、次のステップS7で光電センサ7の出力をチェックして、物品Pの後端が計量コンベヤ2に乗り移ったか否かをチェックする。乗り移っていれば、次のステップS8で計量安定時間をスタートさせるが、物品Pを検出していないとき、あるいは、物品Pが計量コンベヤ2に到達しただけで、未だ完全に乗り移っていないときは、次のステップS9に移行して、振分遅延時間が計測中であるか否かをチェック。
この振分遅延時間が計測されるのは、ステップS6の計量処理(図10参照)において、物品の良・不良の判定によって不良と判定された場合である。したがって、この遅延時間が計測中であれば、次のステップS10において、遅延時間がタイムアップしたか否かをチェックし、タイムアップしていれば、計量コンベヤ2から排出された物品Pが振分分岐点に到達する直前であるから、制御手段50は、振分装置4に振分信号を出力する(ステップS11)。しかし、不良品でない場合、あるいは、遅延時間がタイムアップしていない場合は、元のステップS1に戻って再び前述の処理を繰り返す。
図8は、ステップS2のキー処理の詳細な内容を示したものである。この図において、まず、操作された内容が変更操作であるか否かをチェックする(ステップS12)。変更操作であれば、次のステップS13に移行して、IDが設定されているか否か確認する。IDが設定されていなければ、変更操作を認めることは出来ないから、図5に示す画面を表示させて元のステップS1に戻る(ステップS14)。IDが設定されていれば、続くステップS15でコンベヤ速度の変更か否かをチェックする。コンベヤ速度の変更であれば、ステップS16において、変更された速度を仮に記憶し、続くステップS17で速度変更要求フラグをセットして元のステップS1に戻る。また、コンベヤ速度の変更でない場合は、ステップS18に移行して、設定値の変更か否かをチェックする。設定値の変更であれば、続くステップS19で変更された設定値を記憶更新する。これにより、次の検査においては、更新された新たな設定値で良・不良の判定が行われる。
一方、ステップS12において、操作内容が変更操作でない場合は、それがIDの設定操作であったか否かをステップS20においてチェックする。IDの操作でなければ、他のキー処理に移行するが(ステップS21)、IDの操作であれば、ステップS22に移行して、図6の画面を表示するとともに、パスワードが確認できれば、それを記憶して元のステップS1に戻る。
図9は、ステップS4の速度変更処理の詳細な内容を示したものである。この図において、まず、計量安定時間が計測中であるか否かをチェックする(ステップS23)。計測中であれば、物品Pが計量コンベヤ2上を移動している最中であるから、この実施例では、安全を見込んで、コンベヤ速度を変更せずに元のステップS1に戻ることにしている。そして、計測中でなければ、計量コンベヤ2上には、物品Pが存在しないから、まず、仮記憶した変更速度を新たなコンベヤ速度として記憶更新する(ステップS24)。これにより取込コンベヤ1、計量コンベヤ2、振分コンベヤ41の各モータードライバーには、変更した速度が設定される。続いて、新たなコンベヤ速度から計量安定時間を算出し、それを次に使う計量安定時間として更新する(ステップS25)。これにより、次の物品Pが計量コンベヤ2に到達したときは、この更新された計量安定時間が働くことになる。
次に、制御手段50は、ステップS26に移行して、新たな計量安定時間に基づいてフィルタ定数を変更し、続いて新たなコンベヤ速度から振分遅延時間を算出し、これを次に使う振分遅延時間として記憶更新する。これにより、次の不良品を振り分けるときは、この更新された振分遅延時間が働くことになる(ステップS27)。こうした一連の処理が終了すると、制御手段50は、次のステップS27において、前述の速度変更要求フラグをリセットして元のステップS1に戻る。これにより、再び、メイン処理のステップS3に戻ってフラグをチェックしても、そのときには、フラグがリセットされているから、速度変更は行われない。
以上の処理では、物品Pが計量コンベヤ2上を移動している間は、計量コンベヤ2の速度変更は行われないので、計量値が不安定になることはないが、速度を変更した直後で、未だ、コンベヤ速度が安定していない間に、次の新たな物品Pが計量コンベヤ2に進入してくる場合もある。そうした場合に対処するには、例えば、ステップS28の後に、速度変更を終えた時点から安全が見込まれるまでの時間を計測するタイマーをスタートさせ、そのタイマーがタイムアップするまでの間に、次の新たな物品Pが計量コンベヤ2に進入してくれば、その質量を計量せずに、それを未検査品としてライン外へ排出するように設定しても良い。
また、こうした処理をせずに、速度変更操作が行われた直後に、コンベヤ速度を切り替える場合は、ステップS23の処理を省略すれば良い。そうすれば、直ちにコンベヤ速度が切り替わる(ステップS24)。ただし、この場合には、一定時間の間は、光電センサ7で検出される全ての物品Pを未検査品として振分ける必要があるから、ステップS28の後に、振分装置4に対して振分信号を出力して、振分アーム42を振分位置に保持させるとともに、その一定時間を計測するタイマーをスタートさせる新たなステップを加える。そして、図7において、ステップS11の後に、新たに加えたタイマーがタイムアップしたか否かをチェックし、そのタイマーがタイムアップすれば、振分アーム42を元の位置に復帰させるステップを加える。そうすれば、一定時間の間に光電センサ7で検出された全ての物品Pを未検査品として振分けることができる。もちろん、この場合には、未検査品として振分けた時刻と個数とを記憶手段54に記憶しておく。
図10は、ステップS6における計量処理の詳細な内容を示したものである。この図において、まず、計量安定時間がタイムアップしたか否かをステップS29においてチェックする。タイムアップしていなければ、元のステップS1に戻るが、タイムアップしていれば、次のステップS30で、計量値を入力し、続くステップS31で、計量した物品Pの質量と設定値とを比較して、その物品Pの質量の量・不良を判定する。そして、判定結果が良であれば、何もせずに元のステップS1に戻るが、不良であれば、振分遅延時間をスタートさせて、元のステップS1に戻る(ステップS32、S33)。この場合の遅延時間は、変更前の遅延時間である場合もあれば、変更後の遅延時間である場合もある。したがって、安全を期すためには、前述のタイマーに余裕を持たせた時間を設定し、それがタイムアップするまでの間に次の物品Pが計量コンベヤ2に進入してくる、あるいは、計量直前であるような場合は、それを未検査品としてライン外へ排出するようにするのが安全である。
こうして処理された変更操作や、検査結果は、全て記憶手段54に記憶されるので、USB端子にUSBメモリを接続して、それらの情報を集計や操作履歴として出力させることができる。
以上の実施形態では、コンベヤ速度の変更に伴って振分遅延時間も変更するようにしたが、そうした処理をせずに、振分装置4の先端部分に光電センサを設け、その光電センサの出力に基づいて、振分アーム42を動作させるようにしても良い。そうすれば、計量コンベヤ2上に物品Pがあるか否かだけで、速度変更を行うか否かを決めることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の検査装置にも採用可能である。例えば、製造ラインに組み込まれるX線検査装置や金属検出機、近赤外線検査装置では、それらの搬送速度を運転中に変更する場合にも採用可能である。また、袋詰め商品の製造ラインでは、シール不良を検査するシールチェッカが組み込まれるが、そうしたシールチェッカの速度を運転中に変更する場合にも採用可能である。さらに、これらの速度変更だけでなく、X線検査装置では、運転中にしきい値や濃淡レベルを変える場合にも採用でき、また、金属検出機では、運転中にしきい値や位相角を変える場合にも採用できる。
1 取込コンベヤ
2 計量コンベヤ
51 判定手段
52 変更手段
53 入力手段
54 記憶手段
100 質量検査装置(検査装置)

Claims (3)

  1. 物品を搬送しながら該物品の質量を計量する計量コンベヤと、その計量結果と設定値とを比較して計量した前記物品の質量の良・不良を判定する判定手段と、運転中に前記物品の搬送速度及び/又は前記設定値を変更する変更手段と、変更された搬送速度及び/又は設定値を反映させて運転を続行させる制御手段とを備えたことを特徴とする検査装置。
  2. パスワードを入力する入力手段をさらに備え、前記変更手段は、パスワードが入力されていない場合は、運転中の搬送速度及び/又は設定値の変更を許可しないことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記変更手段による変更操作の履歴と、変更前と変更後のそれぞれの検査結果と集計とを記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
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