JP6527094B2 - 物品検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、肉、魚、加工食品、医薬品などの被検査物を検査する物品検査装置に関する。
食品工場等では、製品の重量を検査する物品検査装置が用いられており、物品検査装置は、製品が搬送される間に重量に過不足がないか否かを検査している。従来のこの種の物品検査装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の物品検査装置は、検査中の被検査物の質量値、統計データおよび検査パラメータを表示している。特許文献1に記載の物品検査装置は、検査パラメータとして、正常品質量、許容精度、計量精度を表示し、統計データとして偏差等の数値を表示している。
特開2006−322751号公報
ここで、物品検査装置を用いる生産ラインでは、物品検査装置で、ある品種の検査をしている途中で、他の品種の検査パラメータや統計データを確認したいという要望がある。例えば、検査中の現在の品種と次に生産予定の品種で、仕様が概ね同じで検査パラメータに共通項目が多いような場合がある。
一例として、物品検査装置を用いる生産ラインでは、自社ブランドと同仕様の製品を他社ブランド(いわゆるOEM)用に生産することがある。この場合、自社ブランドの製品と他社ブランドの製品を区別して管理するため、双方の製品で検査パラメータは同じであるが品種番号を異ならせている。
このような場合、次に生産予定の品種の検査パラメータを前もって確認することができれば、品種の切り替えに伴う検査パラメータの設定変更等を滞りなく行うことができる。また、生産中に生産済の品種の統計データを確認することができれば、現在の生産状況に問題がないかを容易に把握できる。
しかしながら、特許文献1に記載の物品検査装置においては、検査中の現在の品種の検査パラメータや統計データを表示することはできるが、検査中ではない他の品種の検査パラメータや統計データを表示することができなかった。
このため、特許文献1に記載の物品検査装置では、他の品種の検査パラメータや統計データを表示させて確認するために、現在の品種の検査を中断する必要があり、生産性の低下を引き起こすおそれがあった。
そこで、本発明は、前述のような従来の問題を解決するためになされたもので、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種のデータを確認できる物品検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る物品検査装置は、被検査物を検査する物品検査装置(1)であって、前記被検査物の品種に係るデータである品種関連データを複数の品種分記憶する記憶部(73)と、前記記憶部に記憶された品種関連データのうち、検査中の被検査物の品種と異なる他の品種に関する検査結果の統計データを、前記検査中の被検査物の品種に関する検査結果の統計データと異なる態様で表示部(10)に表示させる制御部(74)と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、制御部は、記憶部に記憶された品種関連データのうち、検査中の被検査物の品種と異なる他の品種に関する品種関連データを表示部に表示させる。この結果、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種のデータを確認できる。また、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種の統計データと検査パラメータを確認できる。また、検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、明確に識別することができる。
本発明に係る物品検査装置は、前記他の品種の選択操作を行う選択操作部を備えることを特徴とする。
この構成により、選択操作部で選択した他の品種に関する品種関連データを表示部に表示させることができる。
本発明に係る物品検査装置は、前記制御部が、前記検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと前記他の品種に関する品種関連データとを並べて表示部に表示させることを特徴とする。
この構成により、検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、並べて表示した状態で容易に比較することができる。
本発明に係る物品検査装置は、前記制御部が、前記検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと前記他の品種に関する品種関連データとを重ねて表示部に表示させることを特徴とする。
この構成により、検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、重ねて表示した状態で容易に比較することができる。
本発明は、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種のデータを確認できる物品検査装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る物品検査装置の概要を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置において、検査中の品種の統計データを表示した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置において、検査中の品種と他の品種の両方の統計データを並べて同時に表示した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置において、検査中の品種と他の品種の両方の統計データを重ねて同時に表示した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置において、検査中の品種の検査パラメータを表示した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る物品検査装置において、検査中の品種と他の品種の両方の検査パラメータを同時に表示した状態を示す図である。
以下、本発明に係る物品検査装置の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図7は、本発明に係る物品検査装置の一実施の形態を示している。
まず、物品検査装置1の概要を説明する。図1において、物品検査装置1は、装置本体部2と、搬送部3と、搬入センサ4とを備えて構成されている。また、物品検査装置1の後段には選別部5が接続されている。
物品検査装置1は、生産ラインの一部を構成するベルトコンベア14の下流側に設置されており、所定の間隔で矢印A方向に順次搬入されてくる肉、魚、加工食品、医薬品などの被検査物Wの重量を測定し、得られた測定値(以下、計量値という)を基に検査を行い、検査結果を出力する。
物品検査装置1は、計量値が基準値の範囲内にあるか否か等により、被検査物Wを良品と不良品の何れかに判定している。さらに、物品検査装置1は、得られた計量値に基づいて、被検査物Wに対して複数の基準値で重量ランク判定している。
また、測定結果、良否判定結果や重量ランク判定結果は、表示部10に表示されるとともに、物品検査装置1の後段に接続された選別部5に出力されるようになっている。選別部5では、物品検査装置1が出力した検査結果の測定結果、良否判定結果や重量ランク判定結果に応じて被検査物Wを振り分けるようになっている。
次に、物品検査装置1の詳細な構成を説明する。図1、図2に示すように、装置本体部2は、秤量部21と、総合制御部7と、表示部10と、設定部11と、これらの各部を収納する収納筐体2aとにより構成されている。
搬送部3は、ベルトコンベア14から矢印A方向に搬入されてくる被検査物Wを所定の搬送条件により搬送している。被検査物Wは、助走コンベア31により測定するのに最適な速度になるよう加速または減速されて搬送され、秤量コンベア32によりさらに搬送され、搬送されている間に重量が秤量部21により計量されるようになっている。
秤量コンベア32は、被検査物を所定の搬送条件により搬送している。また、被検査物Wは、計量の後にさらに後段の選別部5に搬送され、振り分けられるようになっている。
搬送部3は、助走コンベア31および秤量コンベア32により構成されている。助走コンベア31は、前段のベルトコンベア14から搬送されてきた被検査物Wが秤量コンベア32に移動する前に、被検査物Wの助走を行うものであり、2つのローラ31a、31cと、これらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト31bとにより構成されている。
秤量コンベア32は、被検査物Wの計量を行う秤量部21の上部に支持されており、2つのローラ32a、32cとこれらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト32bと、ローラ32cを駆動する図示しないモータとにより構成されている。ローラ32cは、モータの駆動により回転駆動されるようになっている。
搬入センサ4は、助走コンベア31と秤量コンベア32との間に配置されており、一対の投光部4aおよび受光部4bからなる透過形光電センサで構成されている。投光部4aは搬送ベルト32bの装置本体部2側に配置されている。受光部4bは搬送ベルト32bの他の側面側に、投光部4aに対向するように配置されている。
搬入センサ4は、被検査物Wが投光部4aおよび受光部4bの間を通過して被検査物Wにより受光部4bが遮光されることで、被検査物Wの搬入が開始されたことを検出するようになっている。搬入センサ4で検出された搬入開始の信号は、装置本体部2内の総合制御部7に出力されるようになっている。
秤量部21は、秤量コンベア32を支持し、被検査物Wの質量による荷重に基づいて秤量信号を出力する荷重センサであり、電磁平衡機構などのはかり機構で構成され、被検査物Wが秤量コンベア32で搬送されている間に、秤量部21に加わる荷重を測定するようになっている。秤量部21は、重量を測定できるはかり機構であればよく、例えば、差動トランス機構や歪みゲージ機構などのはかり機構で構成してもよい。
総合制御部7は、信号処理部71、計量部72、記憶部73、制御部74、良否判定部76を備えている。
信号処理部71は、秤量部21からの秤量信号を受け所定の信号処理条件に基づいて信号処理して信号処理済信号を出力するようになっていて、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器を備えている。具体的には、信号処理部71は、秤量部21からの秤量信号に対して、種類や特性の異なる複数のローパスフィルタから選択したフィルタを用いて、秤量信号の低周波成分のみを信号処理済信号として通過させるようになっている。なお、信号処理部71が選択するローパスフィルタは、1つの場合、または、複数を組み合わせたものの場合がある。
計量部72は、信号処理部71が出力する信号処理済信号に基づいて被検査物Wの計量値を算出(グラム換算)するようになっている。また、計量部72においては、搬入センサ4によって被検査物Wが秤量コンベア32に搬入されたことが検知されてから被検査物Wが秤量コンベア32に完全に乗り移り、さらに秤量部21から出力された秤量信号が安定するまでに必要な基準時間Tkが経過した後、被検査物Wが秤量コンベア32から排出されるまでの間に計量を行い、秤量部21から秤量信号が出力された被検査物Wに対して、計量値を算出するようになっている。計量部72により算出された個々の重量は、記憶部73に算出データとして記憶されるようになっている。
なお、計量部72においては、被検査物Wの品種(特に、サイズ)に応じて、その測定範囲、測定能力および検査精度などの検査条件を基に計量に関する計量パラメータが選択されるようになっており、被検査物Wの品種に応じて、例えば、測定範囲が6g〜600g、測定能力が最大150個/minで選択されるようになっている。
この場合、被検査物Wの1個当たりの基準時間Tkは、最小400msecに設定されていることになり、基準時間Tkは400msec以上であればよいが、被検査物Wのサイズ、ラインの処理能力、生産その他の条件により設定されるようになっている。
記憶部73は、記憶媒体などから構成されており、秤量コンベア32による被検査物Wの所定の搬送条件、および計量部72で使用する計量パラメータを含む条件パラメータを被検査物Wの品種に対応させて全品種分記憶するようになっている。
記憶部73には、被検査物Wの品種毎に付された各品種番号に対応して、条件パラメータの搬送速度、LPF(Low Pass Filter)特性が記憶されている。また、記憶部73には、検査パラメータとして、被検査物Wの良否を判定するための良品範囲としての上限および下限の基準値が記憶されている。
ここで、搬送速度は、被検査物Wを搬送する搬送部3の速度であり、LPF特性は、どのような特性のローパスフィルタであるかを示すものであり、良品範囲とは、良品と判定される被検査物Wの計量値の範囲である。
これらの記憶情報は、設定部11からの設定操作または外部機器との接続により予め記憶されるようになっている。記憶部73は、検査により得られた計量値、良否判定結果、統計データ、設定部11からの設定情報等の種々のデータを制御部74を介して全品種分記憶するようになっている。
制御部74は、被検査物Wの品種に応じて記憶部73から所定の搬送条件および所定の信号処理条件を読み出して秤量コンベア32をそれぞれ制御するようになっている。
また、制御部74は、記憶部73に記憶している複数の品種に対応する条件パラメータや検査パラメータを順次切り換えて搬送部3を制御するようになっている。また、制御部74は、図示しないモータの回転速度(rpm)を駆動制御して、搬送部3による被検査物Wの搬送速度を制御するようになっている。
良否判定部76は、判定回路などから構成されており、計量部72が算出した計量値と良否判定基準値との比較に基づく良否判定結果を判定して出力するようになっている。
具体的には、良否判定部76は、計量部72から出力された被検査物Wの計量値を受けると、記憶部73に予め記憶されている上限値および下限値を読み出し、算出した被検査物Wの計量値と上限値および下限値とをそれぞれ比較し、上限値および下限値で決定される許容範囲内に被検査物Wの計量値が入っているか否かを判定するようになっている。
良否判定部76において判定された判定結果は、表示部10に出力され、良品または不良品として表示されるようになっている。また、判定結果は、物品検査装置1の後段に接続された選別部5に出力され、被検査物Wが良品または不良品として選別されるようになっている。さらに、この判定結果は、記憶部73に出力され、各被検査物Wについての判定結果が記憶されるようになっている。
表示部10は、図1に示すように、装置本体部2の搬送部3側の上端部に設けられ、タッチパネルで構成される。表示部10は、物品検査装置1の動作状態、被検査物Wの計量値、良否判定結果、検査パラメータ、統計データを表示するようになっている。また、表示部10は、検査パラメータの設定や動作確認に関する表示をするようになっている。なお、設定部11を表示部10に一体化して構成し、設定操作を全て表示部10からタッチ操作で入力されるようにしてもよい。
選別部5は、物品検査装置1の後段に接続されており、選別機構部5aおよび搬送ベルト5bにより構成されている。選別機構部5aは、フリッパ方式(アーム方式)の機構により構成されている。
選別機構部5aは、上流の秤量コンベア32から搬送される被検査物Wが搬送ベルト5bで矢印B方向に搬送されている間に、不良品と判定された被検査物Wを搬送ベルト5b上から側方に排出し、良品の被検査物Wと区別することにより選別を行っている。選別機構部5aは、良品と不良品とを選別できるものであればよく、押し出し方式、ドロップアウト方式、エアジェット方式などの選別機構で構成してもよい。
また、搬送ベルト5bは、ローラ5cおよびローラ5cに対向して配置されるローラ(不図示)と、これらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルトとして構成されており、測定を終了した被検査物Wを所定の速度で下流側に搬送するようになっている。
本実施形態では、記憶部73は、被検査物Wの品種に係るデータである品種関連データを複数の品種分記憶するようになっている。品種関連データには、被検査物Wの検査結果の統計データと、被検査物Wの検査パラメータとが含まれている。
また、制御部74は、記憶部73に記憶された品種関連データのうち、検査中の現在の被検査物Wの品種(以下、現在品種ともいう)に関する品種関連データである現在品種関連データと、検査中ではない他の品種(以下、他品種ともいう)に関する品種関連データである他品種関連データとを、同時に表示部10に表示させるようになっている。すなわち、制御部74は、現在品種関連データだけでなく、他品種関連データも同時に表示部10に表示させるようになっている。
表示部10は、他品種関連データの品種の選択操作を行うようになっている。表示部10は、本発明における選択操作部を構成している。
制御部74は、現在品種関連データと他品種関連データとを並べて表示部10に表示させるようになっている。または、制御部74は、現在品種関連データと他品種関連データとを重ねて表示部10に表示させるようになっている。制御部74は、現在品種関連データと他品種関連データとを互いに異なる態様で表示部10に表示させるようになっている。
図3、図6に示すように、表示部10は状態表示領域110と、操作領域120と、データ表示領域130とを備えている。
状態表示領域110は、表示部10の上端部に配置された左右に延びる帯状の領域である。状態表示領域110には、装置の状態が主として表示される。
操作領域120は、表示部10の下端部に配置された左右に延びる帯状態の領域である。操作領域120には、操作可能な操作ボタンが主として表示される。
データ表示領域130は、表示部10の中央部に配置された領域であって、状態表示領域110と操作領域120に挟まれた領域である。データ表示領域130には、検査パラメータや統計データを含むデータが主として表示される。以下、検査パラメータや統計データを含むデータのことを、品種関連データともいう。これらの状態表示領域110、操作領域120、データ表示領域130における表示情報の生成とタッチ操作への応答は、制御部74が行う。
物品検査装置1が運転中のときは、図3、図6に示すように、状態表示領域110に運転中アイコン111が表示されており、装置が運転中であることをオペレータに示している。
図3において、物品検査装置1が運転中のときは、オペレータの操作により、または、基本設定として、データ表示領域130には、検査中の現在の被検査物Wの品種(001)の統計データ131が表示されている。統計データ131は、数値データである統計値131Aと、グラフであるヒストグラム131Bからなる。
図3では、統計値131Aとして、品種番号、総数、+NG個数、OK個数、−NG個数、総計個数、平均値、標準偏差、総質量、最大値、最小値、カウンタプリセット個数の12項目が縦に並べて表示されている。統計値131Aは、データ表示領域130の中央より左側に表示されている。ヒストグラム131Bは、データ表示領域130の中央より右側に表示されている。また、操作領域120には、メニューボタン121と統計比較ボタン122が表示されている。メニューボタン121は、メニュー画面に戻るためのボタンである。統計比較ボタン122は、統計データを現在の品種と他の品種とで比較するためのボタンである。
図6において、物品検査装置1が運転中のときは、オペレータの操作により、または、基本設定として、データ表示領域130に検査中の現在の被検査物Wの品種(001)の検査パラメータ135が表示されている。検査パラメータ135は、品名、基準値、上限値、下限値の4項目からなる。図6において、検査パラメータ135は、これらの4項目のパラメータ名称の右隣に、設定値として表示されている。また、操作領域120には、メニューボタン121と設定値比較ボタン123が表示されている。設定値比較ボタン123は、検査パラメータを現在の品種と他の品種とで比較するためのボタンである。
次に、物品検査装置1の動作を説明する。
図3において、現在の品種の統計データ131が表示されているときに統計比較ボタン122が押されると、制御部74は、図4に示すように、検査中ではない他の品種(002)の統計データ132を、検査中の品種(001)の統計データ131に並べて表示部10に表示させる。これにより、表示部10のデータ表示領域130には、他の品種の統計データ132と、検査中の品種の統計データ131とが同時に表示される。
図4において、他の品種の統計データ132は、検査中の品種の統計データ131の下方に並べて表示されている。図4において、ヒストグラム131B、132Bは、図3のように単独のヒストグラム131Bと比較して上下方向に半分の長さに短縮して表示されている。
また、ヒストグラム131B、132Bは、互いに異なる色彩および模様で表示されている。具体的には、ヒストグラム131Bは、図3と同じ右上がりの細かいハッチングで表示されており、ヒストグラム132Bは右下がりの荒いハッチングで表示されている。これにより、オペレータは、検査中の品種の統計データ131と他の品種の統計データ132を明確に識別できる。
また、統計値131A、132Aは、図3の表示態様の統計値131Aと比較して、文字サイズを等しくしたまま、表示項目数が削減されている。図4では、統計値131A、132Aとして、品種番号、総数、+NG個数、OK個数、−NG個数、平均値、標準偏差の7項目が縦に並べて表示されている。
このように、制御部74は、図4のように現在品種のみの統計データ131と、他品種の統計データ132を縦に並べて表示部10に表示させる場合、統計値131A、132Aの表示項目数を削減することにより、文字サイズを縮小した場合の視認性の悪化を防止している。
一方、制御部74は、図3のように現在品種のみの統計データ131を表示部10に表示させる場合、データ表示領域130の全体を用いて統計データ131を表示させることで、無駄な余白を無くし、データ表示領域130を有効に利用している。
図4において、他品種のヒストグラム132Bの右上方には、品種選択ボタン130Dが表示されており、この品種選択ボタン130Dは左右一対の矢印からなる。制御部74は、品種選択ボタン130Dの一方の矢印が押されると、統計データ132の表示内容を、品種番号が大きいまたは小さい品種のデータに切替える。例えば、品種選択ボタン130Dの右矢印が押されると、制御部74は、他品種の統計データ132の表示内容を、品種番号が003の品種のデータに切替える。
図4において、現在品種のヒストグラム131Bの右上方には、並び/重ね切替ボタン130Cが表示されており、この並び/重ね切替ボタン130Cは上下一対の矢印からなる。制御部74は、並び/重ね切替ボタン130Cの下向きの矢印が押されると、図5に示すように、現在の品種の統計データ131のヒストグラム131Bを下方に移動し、他品種の統計データ132のヒストグラム132Bに重ねて表示部10に表示させる。
図5において、他品種のヒストグラム132Bには、現在の品種のヒストグラム131Bが重ねて表示されている。ヒストグラム131Bとヒストグラム132Bは、重ね合わせる前と同じ色彩および模様でそれぞれ表示される。
ヒストグラム131Bとヒストグラム132Bの重複部分は、重ね合わせる前の色彩および模様とは異なる色彩および模様で表示されている。具体的には、ヒストグラム131Bとヒストグラム132Bの重複部分は、網掛けで表示されている。
また、ヒストグラム131Bがヒストグラム132Bに重ね合わされると、データ表示領域130の上段には、重ね合わせ前の現在の品種のヒストグラム131Bが破線で表示される。
図4、図5において、他の品種の統計データ132は、現在の品種の統計データ131とは異なり、枠線で囲まれた態様で表示される。これにより、オペレータは、現在の品種の統計データ131と他の品種の統計データ132とを明確に識別できる。
図6において、現在の品種の検査パラメータ135が表示されているときに設定値比較ボタン123が押されると、制御部74は、図7に示すように、検査中ではない他の品種(002)の検査パラメータ136を、検査中の品種(001)の検査パラメータ135に並べて表示部10に表示させる。
これにより、表示部10のデータ表示領域130には、他の品種の検査パラメータ136と、検査中の品種の検査パラメータ135とが同時に表示される。図7において、他の品種の検査パラメータ136は、検査中の品種の検査パラメータ135の右方に並べて表示されている。
図6に示すように、被検査物Wを検査しているときは、制御部74は、検査中の現在の被検査物Wの品種の検査パラメータを表示部10に表示させる。表示部10には、検査パラメータとして、品名、基準値、上限値、下限値が表示されている。
図6において、現在の品種の検査パラメータ135が表示されているときに設定値比較ボタン123が押されると、制御部74は、図7に示すように、検査中ではない他の品種の検査パラメータ136を、検査中の品種の検査パラメータ135の右方に並べて表示部10に表示させる。
これにより、表示部10には、他の品種の検査パラメータ136と、検査中の品種の検査パラメータ135とが同時に表示される。
図6において、他の品種の検査パラメータ136は、現在の品種と同じ4つの表示項目からなる。他の品種の検査パラメータ136は、現在の品種の検査パラメータ135とは異なる態様で表示される。具体的には、他の品種の検査パラメータ136は、現在の品種の検査パラメータ135とは異なり、枠線で囲まれた態様で表示される。これにより、オペレータは、現在の品種の検査パラメータ135と他の品種の検査パラメータ136とを明確に識別できる。なお、品種番号をカテゴリによりグループ分けしておき、品種選択ボタン130Dを押したときに選択可能になる品種番号を、現在の品種番号と同一グループのものだけにすることで、品種の選択操作を容易にすることができる。
なお、図4、図5、図7では、現在品種関連データと同一の他品種関連データとを同時に表示部10に表示させる例を説明したが、本発明は、検査中の被検査物Wの品種と異なる他の品種に関する品種関連データを表示部10に表示すればよく、例えば、品種番号、測定値、検査結果のOK/NGなどの検査結果情報だけをデータ表示領域130に表示するような画面に他品種の統計データや検査パラメータを表示させるようにしてもよい。
以上、検査部が秤量台上の被検査物Wの荷重を計測する方式の重量検査装置を例に説明したが、本発明は、他の方式で検査する他の物品検査装置として、例えば、被検査物WにX線を照射してその透過量から被検査物Wの質量、欠陥、異物の有無等を検査するX線検査装置、磁界の変化や被検査物Wの残留磁気を検出して金属異物を検出する金属検出装置にも同様に適用できる。
以上説明したように、本実施形態に係る物品検査装置1は、被検査物Wの品種に係るデータである品種関連データを複数の品種分記憶する記憶部73と、記憶部73に記憶された品種関連データのうち、検査中の被検査物Wの品種と異なる他の品種に関する品種関連データを表示部10に表示させる制御部74と、を備えている。
この構成により、制御部74は、記憶部73に記憶された品種関連データのうち、検査中の被検査物Wの品種と異なる他の品種に関する品種関連データを表示部10に表示させる。この結果、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種のデータを確認できる。
本発明に係る物品検査装置は、品種関連データが、被検査物Wの検査結果の統計データと、被検査物Wの検査パラメータとを含むことを特徴とする。
この構成により、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種の統計データと検査パラメータを確認できる。
本発明に係る物品検査装置は、他の品種の選択操作を行う表示部10を備えることを特徴とする。
この構成により、表示部10で選択した他の品種に関する品種関連データを表示部10に表示させることができる。
本発明に係る物品検査装置は、制御部74が、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを並べて表示部10に表示させることを特徴とする。
この構成により、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、並べて表示した状態で容易に比較することができる。
本発明に係る物品検査装置は、制御部74が、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを重ねて表示部10に表示させることを特徴とする。
この構成により、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、重ねて表示した状態で容易に比較することができる。
本発明に係る物品検査装置は、制御部74が、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを互いに異なる態様で表示部10に表示させることを特徴とする。
この構成により、検査中の被検査物Wの品種に関する品種関連データと他の品種に関する品種関連データとを、明確に識別することができる。
以上のように、本発明に係る物品検査装置は、検査を中断することなく検査中の品種以外の品種のデータを確認できるという効果を有し、肉、魚、加工食品、医薬品などの被検査物を検査する物品検査装置として有用である。
1 物品検査装置
10 表示部(設定部、選択操作部)
73 記憶部
74 制御部
W 被検査物

Claims (4)

  1. 被検査物を検査する物品検査装置(1)であって、
    前記被検査物の品種に係るデータである品種関連データを複数の品種分記憶する記憶部(73)と、
    前記記憶部に記憶された品種関連データのうち、検査中の被検査物の品種と異なる他の品種に関する検査結果の統計データを、前記検査中の被検査物の品種に関する検査結果の統計データと異なる態様で表示部(10)に表示させる制御部(74)と、を備えたことを特徴とする物品検査装置。
  2. 前記他の品種の選択操作を行う選択操作部(10)を備えることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 前記制御部が、前記検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと前記他の品種に関する品種関連データとを並べて表示部に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品検査装置。
  4. 前記制御部が、前記検査中の被検査物の品種に関する品種関連データと前記他の品種に関する品種関連データとを重ねて表示部に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品検査装置。
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