JP4570820B2 - 金属検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発生した磁界中に物品を通過させ、そのときの受信コイルからの出力に基づいて物品に金属が混入しているか否かを検知する金属検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、送信コイル等の磁界発生手段によって発生した磁界中に物品を通過させ、その物品中に金属が混入していた場合に生じる磁界の変化に基づいて金属混入の有無を検出する金属検出装置が、特に食品を生産する生産ラインにおいて広く使用されている。生産対象物品が食品である場合には製品に対する安全性や品質管理が要求されており、食品に金属が混入していると大きな問題となるため、金属検出装置による金属混入検査工程が重要なものとなる。
【0003】
また、金属検出装置は、例えば酸化しやすい食品を袋詰めにした当該袋中に入れられた脱酸素剤のチェックにも使用される。脱酸素剤には鉄と同様の金属性質を有するものがあり、金属検出装置が金属を検出しない場合には脱酸素剤が入っていないこととなり、不良品が発生していることとなる。また、カップラーメン等に混入される薬味等はアルミ包材で包装されるものもあり、金属検出装置はその薬味の混入検出に用いられることもある。
【0004】
従って、金属検出装置の感度は常に保証されている必要があり、通常は定期的にテストピースを使った感度テストを行っている。テストピースは、一般にはプラスチックの透明板に所定の大きさの金属球を封入したものであり、例えば装置の稼働前にテストピースを用いた検査を行い、金属を検出できたときには正常、検出できなかったときには異常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、装置の不具合は不定の時点で発生するものであり、例えば朝に正常に作動していた金属検出装置が午後に故障する場合もある。よって、なるべく頻繁に感度テストを行った方が好ましいのであるが、そのためには金属検出装置のみならずそれを組み込んだ生産ライン全体を停止する必要があるため、処理効率が著しく低下するという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、金属検出の効率を低下させることなく検出動作チェックを行うことができる金属検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、物品を略水平方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送経路に磁界を発生する磁界発生手段と、前記磁界発生手段で発生した磁界を受信する受信コイルと、前記受信コイルからの出力に基づいて、前記磁界中を通過した物品に金属が混入しているか否かを検知する検知手段とを備えた金属検出装置において、本金属検出装置の稼働中において、前記磁界中における物品が搬送される空間に物品があるときには試験用金属を前記空間に挿入せずに、かつ前記空間に物品が無いときには前記試験用金属を前記空間に挿脱する金属挿脱手段と、前記金属挿脱手段が前記試験用金属を挿入したとき、前記検知手段が金属を検知する場合には正常と判断し、検知しない場合には異常と判断する判断手段と、前記判断手段が異常と判断したときに警告する警告手段と、を備える
【0008】
また、請求項の発明は、請求項の発明にかかる金属検出装置において、前記磁界発生手段および前記受信コイルを、前記搬送経路が通過する、前記空間としての開口を有する検出ヘッドに組み込み、前記金属挿脱手段に、前記検出ヘッドの前記開口の中央部に前記試験用金属を挿入させている。
【0009】
また、請求項の発明は、請求項1又は請求項の発明にかかる金属検出装置において、前記金属挿脱手段を、前記空間中に複数種類の試験用金属を挿脱可能としている。
【0010】
また、請求項の発明は、請求項の発明にかかる金属検出装置において、前記金属挿脱手段に、前記複数種類の試験用金属のうちの少なくとも2種類を前記空間中に挿脱させ、前記判断手段に、挿入された前記少なくとも2種類の試験用金属について前記検知手段が検知する場合には正常と判断させている。
【0011】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかの発明にかかる金属検出装置において、前記判断手段による判断結果を記録する記録手段をさらに備えている。
【0018】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明にかかる金属検出装置において、本金属検出装置の稼働中において、前記空間に物品があるときには前記試験用金属を前記空間に挿入させずに、かつ前記空間に物品が無いときには前記試験用金属を前記空間に挿脱させることと、本金属検出装置の稼働中において、前記搬送手段によって搬送される物品とともに、かつ当該物品の搬送速度と略同一の速度にて前記試験用金属を前記空間に挿入させることとを切り替えて行うように前記金属挿脱手段を制御する挿脱制御手段をさらに備えている。
【0020】
また、請求項の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明にかかる金属検出装置において、当該金属検出装置は、物品を生産する生産ライン中に組み込まれ、前記金属挿脱手段が前記試験用金属を挿入したときに前記判断手段が異常と判断した際には、その挿入以降に前記空間を通過する全ての物品を前記生産ラインの外部に振り分ける振分装置をさらに備えている。
【0025】
なお、本明細書で金属とは、磁界に対して影響を及ぼすものを意味する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0027】
<1.第1実施形態>
図1は、本発明に係る金属検出装置が組み込まれた生産ラインの概要を示す図である。また、図2は、図1の生産ラインにおける処理の流れを示す図である。
この生産ラインは、袋詰めにした物品(本実施形態では食品)を検査を行ったうえで箱詰めにして出荷するラインであり、上流から順に供給装置1、計量装置2、包装装置3、金属検出装置4、重量チェッカ5、振分装置10、ケースパッカー6を備えている。
【0028】
供給装置1は、計量装置2に適量の物品を自動供給する。計量装置2は、いわゆるコンピュータスケールであり、コンピュータ制御の組み合わせ計量により、予め設定された一定重量(または一定個数)の物品を計り取る。包装装置3は、フィルムを製袋し、計量装置2が計量した一定量の物品をその袋に詰めて包装する。金属検出装置4は、袋詰めにされた物品を搬送しつつ金属混入の有無を検査する装置である。なお、この金属検出装置4についてはさらに後述する。
【0029】
金属混入の有無の検査が終了した物品はさらに重量チェッカ5に搬送され、組み合わせ計量された物品の重量が適当か否かを検査する。重量検査が終了した物品はその後振分装置10に搬送され、前記金属検出装置4、重量チェッカ5で検査不良の物品を生産ライン外に振り分ける。その後、ケースパッカー6に搬送される。ケースパッカー6は、袋詰めにされた物品を段ボール箱に箱詰めにする。
【0030】
図3は、本発明に係る金属検出装置4の外観斜視図である。また、図4は金属検出装置4と振分装置10のブロック図であり、図5は金属検出装置4と振分装置10の平面図である。金属検出装置4は、物品中に誤って混入した金属の有無を検査し、金属の混入していた物品については振分装置10によって生産ラインの外部に振り分ける。なお、図示の便宜上、図3では振分装置10を、図4,5では重量チェッカ5を省略している。
【0031】
金属検出装置4は、基台20の上部に主として検出ヘッド30、コンベヤベルト40、操作制御ユニット50、操作パネル55およびテスト金属挿脱部60を備えて構成されている。
【0032】
検出ヘッド30は、ロの字型のハウジングの内部に1つの送信コイル31と2つの受信コイル32a,32bとを内蔵している。送信コイル31には交流信号を出力する発信器35が電気的に接続されている。発信器35から出力された交流信号によって送信コイル31は交流磁界を生成する。送信コイル31が生成した交流磁界中には、送信コイル31と同軸上に巻かれた2つの受信コイル32a,32bが磁束が等しく鎖交するように配置されている。また、検出ヘッド30のロの字型のハウジングの中央部は開口30aとなっている。送信コイル31による磁界は開口30aにも形成されている。
【0033】
コンベヤベルト40は、主動ローラ41aと従動ローラ41bとの間に巻き掛けられている。主動ローラ41aは、基台20に設けられた図示を省略するモータに連結されており、当該モータによって回転される。従動ローラ41bは、基台20に回転自在に軸受けされている。主動ローラ41aが回転することによってコンベヤベルト40が主動ローラ41aと従動ローラ41bとの間で回走し、その上に載せられた物品9が図5中矢印AR51にて示すように水平方向に搬送される。
【0034】
コンベヤベルト40は検出ヘッド30の開口30aを貫通して配設されている。従って、コンベヤベルト40が物品9を搬送する搬送経路も開口30aを通ることとなり、送信コイル31はコンベヤベルト40の搬送経路に交流磁界を発生することとなる。
【0035】
2つの受信コイル32a,32bは送信コイル31が発生した交流磁界を受信し、受信した信号を検知部51に出力する。より正確には、送信コイル31が発生する交流磁界によって2つの受信コイル32a,32bに起電力が誘起され、それに基づいて生じた電流が検知部51に伝達される。検知部51は、差動増幅器、検波回路、フィルタ回路等を備えており、2つの受信コイル32a,32bを差動接続して得られる信号からコンベヤベルト40によって搬送される物品9中に金属が混入しているか否かを検知する。
【0036】
具体的には、送信コイル31が発生する交流磁界中に金属が存在していないときには、2つの受信コイル32a,32bを差動接続するとそれぞれから出力される信号の差分信号は出力されない。これに対し、上記磁界中に磁性金属(例えば、鉄、フェライト系ステンレス鋼等)が入ると磁束を引き寄せるために磁界に乱れが生じ、2つの受信コイル32a,32bを差動接続することによってそれぞれのコイルからの出力信号の差分信号が出力され、その差分信号から金属の存在を検知することができる。一方、上記磁界中に非磁性金属(例えば、アルミニウム、オーステナイト系ステンレス鋼等)が入ると、渦電流が流れジュール熱として磁束が消費されるために磁界に乱れが生じ、2つの受信コイル32a,32bを差動接続することによって同様に差分信号が得られ、その差分信号から金属の存在を検知することができる。
【0037】
以上のように、検知部51は2つの受信コイル32a,32bからの出力に基づいて、送信コイル31が発生した磁界中を通過した物品9に金属が混入しているか否かを検知することができる。また、検知部51は光電管69に電気的に接続されている。光電管69は、コンベヤベルト40の側方であって検出ヘッド30の入口側(搬送経路における検出ヘッド30よりも上流側)に設けられた光センサとして機能しており、コンベヤベルト40によって検出ヘッド30の開口30a内に搬送される物品9を検出することができる。検知部51は、通常の検出動作を行う場合には、光電管69の出力に基づき物品9が検出ヘッド30に搬入され、搬出される以外のタイミングでは金属の検知動作を行わない。これによって、検知部51による検知動作を検知すべきタイミングに限っているため、それ以外のタイミングでの外乱による検知誤動作を防止している。なお、実際には物品9自体が多少の磁気特性を有しているため、その影響を最小限にして混入した金属を高感度検出するための位相調整を検知部51は行う。また、検知部51は操作制御ユニット50内に設けられている。
【0038】
テスト金属挿脱部60は、基台20に固設され、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に挿脱することができる。図6は、テスト金属挿脱部60の構成を示す図である。テスト金属挿脱部60は、エアシリンダによって構成されており、エア配管66を介してシリンダ65にエアを供給することによってアーム63を前進させることができ、切替弁66aを切り替えることでアーム63を後退させることができる。アーム63は、フェノール樹脂等の非磁性非電導性の素材を用いて構成されており、その先端部にはテスト金属61が埋め込まれている。アーム63を非磁性非電導性の素材を用いて構成しているのは、それを送信コイル31が発生する磁界中に挿脱したときに、アーム63自体が磁界に影響を与えないようにするためである。なお、アーム63の前進は、テスト金属61が検出ヘッド30の後端まで移動する様になっている。テスト金属61としては検出感度に応じた所定の大きさの磁性金属球または非磁性金属球を用いれば良い。本実施例では直径1mmの鉄球である。
【0039】
シリンダ65自体は、上記磁界の外であって、アーム63を前進させたときにその先端を送信コイル31が発生する磁界中に挿入することができ、後退させたときにアーム63の先端を該磁界から離脱させることができる位置に設ければ良い。これにより、テスト金属挿脱部60は、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に挿脱することができる。なお、テスト金属挿脱部60は、コンベヤベルト40が物品9を搬送する搬送経路と干渉しない位置に設置することが好ましく、第1実施形態ではコンベヤベルト40の側方に設けている。
【0040】
図4に戻り、テスト金属挿脱部60の動作は挿入制御部68によって制御されている。挿入制御部68は、光電管69とも電気的に接続されている。挿入制御部68は、検出ヘッド30に物品9が搬送されるタイミングに基づいて、物品9と同期してテスト金属挿脱部60にテスト金属61を磁界中に挿入させる。また、挿入制御部68は判断部52に電気的に接続されており、テスト金属61を磁界中に挿入させると、挿入制御部68は判断部52に対してテスト金属61を挿入させた信号を発する。これによって判断部52は、テスト金属61を挿入したタイミングを認識する。なお、テスト金属61を挿脱するタイミングは物品9が検出ヘッド30から搬出された後であり、次に物品9が光電管69で検知されるまでの間で行う。この際、通常は検知部51は検出ヘッド30内に物品9が無い場合は検知を行わないが、テスト金属61が挿入している間は検知を行う。テスト金属61が後退する場合には検知を行わない。この挿入と後退のタイミングは、挿入制御部68による切替弁66aの切替で検知部51は認識する。後退する場合は、物品9が搬送される方向とテスト金属61が逆方向に移動するため、正しい動作確認ができない場合があるためである。なお、挿入制御部68並びに以下に記述する判断部52、停止制御部53、振り分け制御部19および換算部59はいずれも操作制御ユニット50に内蔵されたコンピュータが所定の処理プログラムを実行することによって実現する処理部である。
【0041】
テスト金属挿脱部60が検出ヘッド30の開口30a内に、すなわち送信コイル31が発生する磁界中にテスト金属61を挿入すると、磁界が乱れて検知部51が金属の通過を検知する。ところが、検知部51や発信器35等に異常があると、テスト金属挿脱部60が検出ヘッド30の開口30a内にテスト金属61を挿入しても検知部51は金属の通過を検知しない。また、検知部51自身の異常もある。判断部52は、このような金属検出装置4の異常の有無を判断する処理部であり、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入したとき、検知部51がテスト金属61を検知する場合には正常と判断し、検知しない場合には異常と判断する。
【0042】
判断部52による判断結果は記録部58に記録される。記録部58は操作制御ユニット50に内蔵された不揮発性のメモリにより構成されている。記録部58には、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入するごとに、判断部52による判断結果(正常であるか異常であるかにかかわらず)が記録される。なお、記録部58は、不揮発性のメモリに限定されるものではなく、磁気ディスクやその他の記録媒体であっても良い。
【0043】
また、判断部52が異常と判断したときには、異常である旨の信号が警告表示部55a、停止制御部53および振り分け制御部19に伝達される。警告表示部55aは、操作制御ユニット50の操作パネル55(図3参照)の一部に設けられた表示灯である。警告表示部55aは、判断部52が異常であると判断したときに赤色点灯して作業者に警告を発する。なお、警告表示部55aは表示灯に限定されるものではなく、判断部52が異常であると判断したときに警告を発するものであれば、ブザーやパトライト等であっても良い。
【0044】
停止制御部53は、判断部52が異常と判断したときに、金属検出装置4および本実施形態のように金属検出装置4が物品を生産する生産ライン中に組み込まれている場合にはその生産ラインにおける金属検出装置4よりも上流の装置を停止させる。具体的には、判断部52が異常と判断したときに、停止制御部53は電気的に接続された供給装置1、計量装置2および包装装置3に停止信号を送信し、それらの動作を停止させる。
【0045】
振り分け制御部19は、振分装置10の動作を制御する。振分装置10は、金属検出装置4に付随して金属検出装置4に組み込まれ、基本的には金属が混入していた物品9を生産ラインの外部に振り分ける機能を有する。従って、振分装置10は生産ライン全体の中では金属検出装置4の下流に配置されるものである。
【0046】
図4に示すように、振分装置10のコンベヤベルト12は、主動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に巻き掛けられている。主動ローラ11aは、振分装置10に設けられた図示を省略するモータに連結されており、当該モータによって回転される。従動ローラ11bは、振分装置10に回転自在に軸受けされている。主動ローラ11aが回転することによってコンベヤベルト12が主動ローラ11aと従動ローラ11bとの間で回走し、その上に載せられた物品9が図5中矢印AR52にて示すように水平方向に搬送される。振分装置10のコンベヤベルト12は、金属検出装置4から重量チェッカ5を経て受け取った検査済みの物品9をさらに下流(具体的には、次工程のケースパッカー6)へと搬送するのである。
【0047】
振分装置10には、2本の振り分けアーム14が設けられている。2本の振り分けアーム14のそれぞれは、図示を省略する電動モータによって図5中矢印AR53にて示すように揺動可能とされている。振り分けアーム14が図5の2点鎖線に位置しているときは、コンベヤベルト12によって搬送される物品9が生産ラインの外部に振り分けられる。一方、振り分けアーム14が図5の実線に位置しているときは、物品9がコンベヤベルト12によってそのまま次工程のケースパッカー6へと搬送される。
【0048】
図4に示す振り分け制御部19は、この振り分けアーム14の動作を制御する。基本的には振り分け制御部19は、検知部51が物品9中に金属を検出したときに振り分けアーム14を図5の2点鎖線に位置させて当該物品9を生産ラインの外部に振り分けるのであるが、本実施形態ではさらに判断部52が異常と判断したときにも、振り分けアーム14を図5の2点鎖線に位置させて物品9を生産ラインの外部に振り分ける。なお、この詳細についてはさらに後述する。
【0049】
換算部59は2つの受信コイル32a,32bからの出力を換算して検知部51に伝達する。具体的には、テスト金属挿脱部60が検出ヘッド30にテスト金属61を挿入したときに、換算部59は磁界の乱れによって2つの受信コイル32a,32bに誘起される差分信号を、検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61が挿入されたときの値に換算し、それを補正後信号変化として検知部51に伝達するのである。この検出ヘッド30からの距離による金属の検出値は予め同じ金属を検出ヘッド30からの距離を異ならせて十点程記録しておく。この記録に基づき、一番距離の近い検出値と中央部の検出値との比で実際に検出されたものを換算する。検知部51は、その補正後信号変化に基づいて検出ヘッド30を金属が通過したことを検知する。すなわち、第1実施形態ではテスト金属挿脱部60が検出ヘッド30の開口30aの中央部以外にテスト金属61を挿入するのであるが、これを開口30aの中央部にテスト金属61が挿入されたとみなして検知部51に金属通過を検知させるのである。なお、既述したように、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入するタイミングは挿入制御部68によって管理されているものであり、挿入制御部68から換算部59に伝達される。また、換算は、上述の記録した検出値を距離をパラメータとして近似式を作成して換算しても良い。式は最小二乗法等を用いる。
【0050】
次に、以上のような構成を有する金属検出装置4の動作について説明する。図1および図2に示したように、金属検出装置4は物品9を生産する生産ライン中に組み込まれている。この生産ラインは、計量装置2によって計量した一定重量の物品を包装装置3によって袋詰めにし、金属検出装置4および重量チェッカ5によって金属等の混入や重量を検査した後に、ケースパッカー6で箱詰めにするものである。この生産ライン中において金属検出装置4が果たす役割は、ラインを流れる物品9(正確には一定重量の物品9が詰められた袋全体)への金属の混入の有無を検出し、金属が混入している物品9については振分装置10によって生産ラインの外部に振り分けるというものである。また、物品9が酸化しやすい食品等である場合には、物品9を詰めた袋に脱酸素材(鉄と同様の金属性質を有する)やアルミ包材で包装された薬味が適切に入れられているか否かのチェックにも金属検出装置4を使用することができる。この場合は、脱酸素材や薬味が入っていない物品9を振分装置10によって生産ラインの外部に振り分けることとなる。
【0051】
いずれにしても、金属検出装置4の検出は常に正常に維持されている必要があり、このためにテスト金属挿脱部60が検出ヘッド30にテスト金属61を挿入して検出動作のチェックを行うのである。そして、第1実施形態ではコンベヤベルト40による物品9の搬送中に、つまり生産ラインが稼働状態にあるときにテスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入する。テスト金属61を挿入するタイミングは挿入制御部68が管理しており、挿脱タイミングは上述の通りであり、挿脱サイクルは例えば生産ラインの稼働時に一定時間ごとに挿入する。
【0052】
コンベヤベルト40による物品9の搬送中にテスト金属挿脱部60が検出ヘッド30にテスト金属61を挿入すると、送信コイル31が発生する磁界が乱れ、2つの受信コイル32a,32bからの出力に信号変化が生じる。換算部59ではその信号変化を検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61が挿入されたときの値に換算し、それを補正後信号変化として検知部51に伝達する。
そして、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入したときに判断部52は、上記補正後信号変化に基づいて検知部51がテスト金属61を検知する場合には感度正常と判断し、検知しない場合には異常と判断する。
【0053】
判断部52が異常と判断したときには警告表示部55aが点灯して作業者に警告を発する。また、停止制御部53が金属検出装置4および生産ラインにおける金属検出装置4よりも上流の装置(供給装置1、計量装置2、包装装置3)を停止させる。具体的には、停止制御部53に電気的に接続された供給装置1、計量装置2、包装装置3の制御部に向けて停止信号を発信する。さらに、振り分け制御部19が振分装置10の振り分けアーム14を動作させて、テスト金属挿脱部60が検出ヘッド30にテスト金属61を挿入した以降に振分装置10によって検出ヘッド30を通過した全ての物品9を生産ラインの外部に振り分ける。これは、金属検出装置4の感度が異常であるときに検出ヘッド30を通過した物品9については正常な金属検出が行われていないためである。
【0054】
一方、判断部52が正常と判断したときには通常の処理手順にしたがって、物品9の下流(ケースパッカー6)への搬送が継続される。なお、判断部52による判断結果が正常であるか異常であるかにかかわらず、該判断結果は記録部58に記録される。
【0055】
以上のように、コンベヤベルト40による物品9の搬送中の物品間でテスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入するため、生産ラインの稼働を停止することなく金属検出装置4の検出動作をチェックすることができる。また、検出ヘッド30内に物が無い状態でテスト金属挿脱部60によるテスト金属61の挿脱をするため、テスト金属挿脱部60が物を破損させることがない。
【0056】
換算部59が2つの受信コイル32a,32bに誘起される信号変化を、検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61が挿入されたとみなしたときの値に換算し、それを補正後信号変化として検知部51に伝達する。検出ヘッド30の開口30aの中央部は検出感度が最も低い部位であり、当該部位にテスト金属61が挿入されたときに検知部51がその挿入を検知することができなければ検出動作を十分に保証することができない。そこで、受信コイル32a,32bに誘起される信号変化を、開口30aの中央部にテスト金属61が挿入されたときの値に換算して補正後信号変化とし、検知部51がその補正後信号変化に基づいて検知するようにすれば、最も感度の低い(最も厳しい)条件での検出動作チェックを行ったの同じこととなり、金属検出装置4の確実な検出動作チェックを行うことができる。
【0057】
また、金属検出装置4は、エアシリンダによって構成されるテスト金属挿脱部60を設けるだけで実現することができるため、簡単な構成にて生産ラインの稼働を停止することなく検出動作チェックを行うことができる。
【0058】
また、金属検出装置4の検出動作異常が判明したときには、生産ラインにおける金属検出装置4よりも上流の装置を停止させるため、検出動作異常の金属検出装置4による金属混入検査が行われるのを防止できるとともに、金属検出装置4で物品9が溢れるのを防止することができる。
【0059】
また、金属検出装置4の検出動作異常が判明したときには、テスト金属挿脱部60が検出ヘッド30にテスト金属61を挿入した以降に振分装置10によって検出ヘッド30を通過した全ての物品9を生産ラインの外部に振り分けるため、正常な金属検出が行われていない物品9がそのまま生産ライン上を流れ続けるのを防止することができる。
【0060】
さらに、判断部52による判断結果を、それが正常であるか異常であるかにかかわらず、記録部58に記録している。近年、特に食品については厳重な品質管理が要求されており、検出動作チェックの判断結果を逐一記録しておくことによってそれを後日の調査(金属検出装置4の動作状況についての調査)に利用することができる。その結果、記録部58への判断結果の記録は、物品9の品質管理にも役立てることができる。
【0061】
また、テスト金属61を挿脱するため、テスト金属61を回収する手間を省くとともに、間違って物品9にテスト金属が混入することもない。
【0062】
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の金属検出装置4および金属検出装置4が組み込まれた生産ラインの構成は第1実施形態と同じである。
【0063】
第2実施形態では、挿入制御部68が物品9と同期させて検出ヘッド30の開口30aにテスト金属61を投入する。より具体的には、挿入制御部68がテスト金属挿脱部60を制御して、コンベヤベルト40によって搬送される物品9とともに、かつ当該物品9の搬送速度と同一の速度にてテスト金属61を検出ヘッド30の開口30aに挿入する。検出ヘッド30の開口30aを通過する物品の存在は光電管69によって検出することができる。また、物品9の搬送速度は例えば、主動ローラ41aまたは従動ローラ41bにエンコーダを接続することによって測定することができる。挿入制御部68は、それらの情報に基づいてテスト金属61を物品9と同期させて検出ヘッド30に投入する。なお、テスト金属61の投入を物品9の搬送と正確に同期させるべく、第2実施形態ではテスト金属挿脱部60をパルスモータを用いて構成することが好ましい。
【0064】
このように、コンベヤベルト40によって搬送される物品9とともに、かつ当該物品9の搬送速度と同一の速度にてテスト金属61を検出ヘッド30の開口30aに投入すれば、実際に物品9に金属が混入しているのと同じ条件下での検出動作チェック、すなわち物品9自身の特性、移動やコンベヤベルト40の移動による磁気特性を考慮した検出動作チェックを行うことができる。従って、金属検出装置4のより現実的な検出動作チェックを行うことができるのである。
【0065】
また、第2実施形態では、テスト金属61の挿入とともに搬送された物品9を金属混入検出結果にかかわらず生産ラインの外部に振り分けるように、振り分け制御部19が振分装置10を制御する。テスト金属61の挿入とともに搬送された物品9については正確な金属混入検査が行われておらず、そのような物品9がそのまま生産ライン上を流れ続けるのを防止することができる。
【0066】
また、判断部52が異常と判断したとき、すなわちテスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入したにもかかわらず検知部51が検知しないときには、テスト金属61の挿入とともに搬送された物品9以降に搬送される全ての物品9を生産ラインの外部に振り分けるように、振り分け制御部19が振分装置10を制御している。従って、金属検出装置4の検出動作が異常であるときに検出ヘッド30を通過したために、正常な金属検出が行われていない物品9がそのまま生産ライン上を流れ続けるのを防止することができる。なお、残余の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
【0067】
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態の金属検出装置4を示す平面図である。第3実施形態の金属検出装置4が第1実施形態と相違するのは、2つのテスト金属挿脱部60a,60bをコンベヤベルト40の両側に設けている点である。2つのテスト金属挿脱部60a,60bのそれぞれの構成は第1実施形態のテスト金属挿脱部60と同じである。すなわち、2つのテスト金属挿脱部60a,60bはエアシリンダを用いて構成されており、非磁性非電導性のアームを検出ヘッド30に対して進退させることにより、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に挿脱することができる。
【0068】
但し、テスト金属挿脱部60aとテスト金属挿脱部60bとではアームの先端に内蔵しているテスト金属61の種類が異なる。テスト金属挿脱部60aは磁性金属のテスト金属61を備えており、テスト金属挿脱部60bは非磁性金属のテスト金属61を備えている。従って、第3実施形態では異なる2種類のテスト金属61を検出ヘッド30の開口30aに挿入することができる。2つのテスト金属挿脱部60a,60bはいずれも挿入制御部68によって制御されており、検出動作チェック時にはいずれか一方が動作して磁性金属または非磁性金属のテスト金属61を挿入する。なお、2つのテスト金属挿脱部60a,60bが同時にテスト金属61を挿入することはない。また、残余の点については第1実施形態と同じである。
【0069】
既述したように、金属検出装置4は磁性金属であっても非磁性金属であってもそれが検出ヘッド30を通過したときには検出することができるのであるが、その検出のための基本原理が異なる。従って、金属検出装置4の感度異常時には磁性金属は検出できるが非磁性金属は検出できない場合もあり、またその逆の場合もあり得る。物品9に混入する金属の種類は不定であり、それが磁性金属であっても非磁性金属であっても検出できなければ、十分な感度が保証されているとは言い難い。このため、第3実施形態では、それぞれが異なる2種類のテスト金属61を備えたテスト金属挿脱部60a,60bを設け、磁性金属および非磁性金属の双方について検出動作チェックを行うようにしているのである。
【0070】
検出チェックの手法自体は第1実施形態と同じであり、コンベヤベルト40による物品9の搬送中に、テスト金属61を検出ヘッド30に挿入するというものである。但し、上述の如く、テスト金属挿脱部60aおよびテスト金属挿脱部60bが交互にテスト金属61を挿入することとなる。
【0071】
判断部52は、テスト金属挿脱部60aおよびテスト金属挿脱部60bの双方について検知部51がテスト金属61を検知するときには感度正常と判断し、いずれか一方についてでも検知しない場合には異常と判断する。判断部52が判断を行った後の処理は第1実施形態と同じである。
【0072】
以上のようにすれば、第3実施形態では、磁気特性の異なる2種類の金属について検出動作チェックを行うようにするとともに、当該2種類の金属の双方について検知部51が検知するときのみ感度正常と判断しているため、金属検出装置4について十分な感度を保証することができる。
【0073】
<4.第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態の金属検出装置4が第1実施形態と相違するのは、テスト金属挿脱部60の設置位置である。図8は、第4実施形態におけるテスト金属挿脱部60の設置位置を示す図である。
同図は検出ヘッド30をコンベヤベルト40の搬送方向から見た図であり、第4実施形態では検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61を挿入することができる位置にテスト金属挿脱部60を設けている。
【0074】
より具体的に説明すると、第4実施形態では検出ヘッド30の中央上部にアクチュエータ67を固設し、そのアクチュエータ67によってシリンダ65を昇降自在に保持している。シリンダ65がテスト金属61を内蔵するアーム63を検出ヘッド30の開口30aに対して進退移動させる点については、第1実施形態と同じである。そして、通常処理時に物品9をコンベヤベルト40によって搬送するときには、物品9とテスト金属挿脱部60とが干渉しないようにアクチュエータ67がシリンダ65を上昇、退避させる。一方、検出動作チェック時にはアクチュエータ67がシリンダ65を下降させ、アーム63を前進させたときに検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61を挿入することができるようにする。なお、残余の点については、第1実施形態と同じである。
【0075】
既述したように、検出ヘッド30の開口30aの中央部は検出感度が最も低い部位であり、当該部位にテスト金属61が挿入されたときに検知部51がその挿入を検知することができなければ感度を十分に保証することができない。そこで、第4実施形態では、テスト金属挿脱部60の設置位置を第1実施形態とは異なるものとし、検出動作チェック時に検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61を挿入するようにしているのである。
【0076】
検出ヘッド30の開口30aの中央部にテスト金属61を挿入したときに検知部51がその挿入を検知することができれば、それ以外の部位にテスト金属61を挿入したときにも検知部51が検知できる。すなわち、第4実施形態では、最も感度の低い(最も厳しい)条件で検出動作チェックを行っていることとなり、金属検出装置4の確実な検出動作チェックを行うことができる。
【0077】
<5.第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態の金属検出装置4が第1実施形態と相違するのは、テスト金属挿脱部の形態である。図9は第5実施形態のテスト金属挿脱部80の配置を示す斜視図であり、図10はテスト金属挿脱部80の構成を示す図である。
【0078】
テスト金属挿脱部80は、検出ヘッド30に、その開口30aを貫通して固設されている。テスト金属挿脱部80は、シリンダ81の内部にテスト金属61を内蔵するシャトル82を設けて構成されている。シリンダ81は、非磁性非電導性の素材を用いて構成された中空の管状部材であり、その長手方向の両端部には通気管83a,83bが連通接続されている。シリンダ81を非磁性非電導性の素材を用いて構成しているのは、第1実施形態と同様に、送信コイル31が発生する磁界にシリンダ81自体が影響を与えないようにするためである。通気管83a,83bは、それらのうちのいずれか一方からシリンダ81内部に空気を供給することができるように構成されている。テスト金属挿脱部80は、コンベヤベルト40と検出ヘッド30との間に配置されている。
【0079】
シャトル82は、テスト金属61を内蔵し、シリンダ81内を移動自在に配置された非磁性非電導性の塊状部材である。通気管83aから空気を供給することによってシャトル82を図10の実線位置から2点鎖線位置に移動させることができる。一方、通気管83bから空気を供給することによってシャトル82を図10の2点鎖線位置から実線位置に移動させることができる。すなわち、通気管83a,83bがシリンダ81内にてシャトル82を往復移動させる移動手段として機能する。
【0080】
シリンダ81内にてシャトル82を往復移動させることにより、テスト金属61に検出ヘッド30の開口30aを通過させることができ、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に挿脱することができる。なお、シャトル82に内蔵するテスト金属61としては、第1実施形態と同様に検出感度に応じた所定の大きさの磁性金属球または非磁性金属球を用いれば良い。また、テスト金属挿脱部80の動作が挿入制御部68によって制御されている点も第1実施形態と同じである。
【0081】
第5実施形態においては、コンベヤベルト40による物品9の搬送中に、テスト金属挿脱部80が通気管83aまたは通気管83bから空気を供給することによりシャトル82を移動させて、検出ヘッド30にテスト金属61を投入する。
このときに、シリンダ81が検出ヘッド30の開口30aの中央部を貫通していない場合は、第1実施形態と同様に、換算部59が受信コイル32a,32bに誘起される信号変化を、開口30aの中央部にテスト金属61が投入されたときの値に換算して補正後信号変化とし、検知部51がその補正後信号変化に基づいて検知する。残余の構成および処理内容については第1実施形態と同じであり、それが奏する効果も第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
【0082】
以上のように、第5実施形態の金属検出装置4は、シャトルタイプのテスト金属挿脱部80を設けるだけで実現することができるため、簡単な構成にて生産ラインの稼働を停止することなく検出動作チェックを行うことができる。
【0083】
<6.第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図11は、第6実施形態の金属検出システムの全体構成を示す図である。第6実施形態では、金属検出装置4にはテスト金属挿脱部を設けておらず、それに代えて包装装置3にテスト金属投入部90を付設している。なお、金属検出装置4自体の構成はテスト金属挿脱部60を設けていない点を除いては、第1実施形態と同じである。なお、重量チェッカ5は省略してある。
【0084】
上述した如く、生産ラインにおいて包装装置3は金属検出装置4よりも上流に配置され、計量装置2が計量した一定重量の物品を袋詰めにして包装体を製作する。金属検出装置4へは、包装装置3が製作した包装体を送り出すこととなる。
【0085】
第6実施形態では、包装装置3が包装体を製作する途中工程において、包装装置3に付設されたテスト金属投入部90が包装体中にテスト金属61を混入する。図12は、テスト金属61が混入された包装体7を示す図である。包装体7には、一定量の物品7aとともにテスト金属61が混入されている。そして、テスト金属61を混入した包装体7が金属検出装置4に送られて、検出ヘッド30の開口30aを通過することにより、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に投入することとなるのである。なお、包装体7に混入するテスト金属61としては、第1実施形態と同様に検出感度に応じた所定の大きさの磁性金属球または非磁性金属球を用いれば良い。また、テスト金属投入部90としては金属球を1つずつ放出するような種々の公知の装置を採用することができる。また、投入タイミングは、計量装置2から物品7aを排出する信号を受信し、物品7aの排出に同期させてテスト金属61を混入させる。
【0086】
テスト金属投入部90は、包装装置3が製作する全ての包装体7にテスト金属61を混入するのではなく、一定間隔ごとに、例えば第1実施形態でテスト金属挿脱部60がテスト金属61を投入する間隔と同じ間隔ごとにテスト金属61を混入するようにすれば良い。このようなテスト金属投入部90がテスト金属61を混入するタイミングは、第1実施形態と同様に、挿入制御部68によって管理されており、挿入制御部68から判断部52に伝達される。生産ラインにおける搬送速度は一定であるため、テスト金属投入部90がテスト金属61を包装体7に混入してからその包装体7が金属検出装置4の検出ヘッド30に到達するまでの時間も一定である。従って、該到達時間を予め判断部52に付設したメモリに記憶させておけば、挿入制御部68から判断部52にテスト金属61を混入した旨の信号が伝達されたときから上記到達時間経過後に検知部51が金属通過を検知するか否かを判断部52が確認することにより、第1実施形態と同様の検出動作チェックを行うことができるのである。なお、第6実施形態では、挿入制御部68や判断部52を必ずしも金属検出装置4内に設ける必要はなく、生産ライン全体を制御するための制御ユニット内に設けるようにしても良い。検出動作チェックの手法や振分動作自体は第1実施形態と同じである。
【0087】
以上のように、第6実施形態では、実際に生産される包装体7の内部にテスト金属61を混入しているため、物品7aやコンベヤベルト40の移動の磁気特性を考慮した検出動作チェックを行うことができ、現実の操業状態に即した検出動作チェックを行うことができるのである。また、計量装置2にテスト金属投入部90を付設し、計量装置2の集合シュート100にテスト金属61を搬入して混入させても良い。
【0088】
<7.第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態について説明する。図13は、第7実施形態の金属検出システムの全体構成を示す図である。第7実施形態でも金属検出装置4にはテスト金属挿脱部を設けておらず、それに代えてラベラー8を生産ライン中に組み込み、そのラベラー8によってテスト金属61を投入するようにしている。
なお、金属検出装置4自体の構成はテスト金属挿脱部60を設けていない点を除いては、第1実施形態と同じである。ラベルには商品名、価格、生産年月日等が表面に印字されている。また、ラベル裏面は接着面になっている。
【0089】
生産ラインにおいて包装装置3は金属検出装置4よりも上流に配置され、計量装置2が計量した一定重量の物品を袋詰めにして包装体を製作する。ラベラー8は、生産ラインにおける包装装置3と金属検出装置4との間に配置され、ラベル発行を行うとともに、包装装置3が製作した包装体に該ラベルを貼付する。金属検出装置4へは、ラベラー8によってラベルが貼付された包装体を送り出すこととなる。
【0090】
第7実施形態では、包装体に貼付すべきラベルにテスト金属を貼り付けるテスト金属投入部がラベラー8に内蔵されている。ラベラー8は、テスト金属が貼り付けられた印字済のラベルを包装体に貼付する。図14は、テスト金属61が貼り付けられたラベル95を貼付した包装体7を示す図である。包装体7には、一定量の物品7aが袋詰めにされ、その外面にはテスト金属61が貼り付けられたラベル95が貼付されている。そして、図14の包装体7が金属検出装置4に送られて、検出ヘッド30の開口30aを通過することにより、テスト金属61を送信コイル31が発生する磁界中に投入することとなるのである。なお、ラベル95に貼り付けるテスト金属61としては、第1実施形態と同様に検出感度に応じた所定の大きさの磁性金属球または非磁性金属球を用いれば良い。また、ラベラー8に内蔵するテスト金属投入部としては金属球を1つずつ放出して、ラベル裏面に接着させるような種々の公知の装置を採用することができる。
【0091】
ラベラー8に内蔵されたテスト金属投入部は、包装装置3が製作する全ての包装体7にテスト金属61を貼り付けるのではなく、一定間隔ごとに、例えば第1実施形態でテスト金属挿脱部60がテスト金属61を投入する間隔と同じ間隔ごとにテスト金属61を貼り付けるようにすれば良い。テスト金属投入部がテスト金属61を貼り付けるタイミングは、第1実施形態と同様に、挿入制御部68によって管理されており、挿入制御部68から判断部52に伝達される。生産ラインにおける搬送速度は一定であるため、テスト金属投入部がテスト金属61を貼り付けてからその包装体7が金属検出装置4の検出ヘッド30に到達するまでの時間も一定である。従って、該到達時間を予め判断部52に付設したメモリに記憶させておけば、挿入制御部68から判断部52にテスト金属61を貼り付けた旨の信号が伝達されたときから上記到達時間経過後に検知部51が金属通過を検知するか否かを判断部52が確認することにより、第1実施形態と同様の検出動作チェックを行うことができるのである。なお、第7実施形態では、挿入制御部68や判断部52を必ずしも金属検出装置4内に設ける必要はなく、生産ライン全体を制御するための制御ユニット内に設けるようにしても良い。また、計量装置2や包装装置3でなく、いわゆるストレッチ包装機等を上流に配置しても良い。
【0092】
以上のように、第7実施形態では、実際に生産される包装体7に貼付するラベルにテスト金属61を貼り付けているため、物品7aやコンベヤベルト40の移動の磁気特性を考慮した検出動作チェックを行うことができ、現実の操業状態に即した検出動作チェックを行うことができるのである。
【0093】
<8.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、生産ラインは図1に示したものに限定されず、生産すべき物品の種類等に応じて必要な装置を適宜組み込むようにすれば良い。
【0094】
また、上記各実施形態では、送信コイル31に交流信号を出力して交流磁界を生成するようにしていたが、直流信号を出力して直流磁界を生成するようにしても良い。また、送信コイル31に代えて永久磁石により磁界を生成するようにしても良い。
【0095】
また、送信コイル31と受信コイル32a,32bとは同軸上に配置されることに限定されず、検出ヘッド30の開口30aを挟んで一方側に送信コイルを配置し、他方側に受信コイルを配置するようにしても良い。
【0096】
また、上記各実施形態では、振り分けアーム14によって物品を生産ラインの外部に振り分けるアーム式の振分装置10を採用していたが、これを例えば空気吹き出しによって物品を生産ラインの外部に振り分けるエアージェット式の振分装置10を採用するようにしても良い。
【0097】
また、第3実施形態では、磁気特性の異なる2種類の金属について検出動作チェックを行うようにしていたが、3種以上の金属について検出動作チェックを行うようにしても良い。この場合、該3種以上の金属の全てについて検知部51が検知するときのみ感度正常と判断する方がより金属検出装置4の信頼性が高まる。また、第3実施形態における複数種のテスト金属については、磁気特性の異なるものに限らず、その大きさが異なるものとしても良い。また、その組み合わせでも良い。
【0098】
また、第4実施形態においては、テスト金属挿脱部60のアクチュエータ67を水平方向に移動させるスライド移動機構をさらに設けるようにしても良い。このようにすれば、検出動作チェックを行わないときのテスト金属挿脱部60と搬送される物品9との干渉を確実に防止することができる。
【0099】
また、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿入する長さは、検出コイルの長さの半分(受信コイル32a,32bの1つ分)でも良い。このようにすれば、テスト金属61の挿脱に要する時間を短縮することができ、チェック効率を向上させることができる。
【0100】
また、検出動作チェックを行う時間もなく物品が上流から搬送され続けているような場合には、外部制御手段たる停止制御部53によって上流の装置(供給装置1、計量装置2、包装装置3)の処理速度を低下させ、物品の搬送間隔を意図的に作り出し、その搬送間隔を利用して検出動作チェックを行うようにすれば良い。具体的には、光電管69によって物品の搬送間隔を検知し、それが所定の間隔よりも狭い場合に、テスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿脱するときには金属検出装置4よりも上流の装置(供給装置1、計量装置2、包装装置3)に処理速度を低下させる制御信号を停止制御部53から発する。なお、ここでの「処理速度の低下」には上流の装置による処理速度を低下させることの他、上流の装置の処理を停止させることも含む。そして、物品の搬送間隔が大きくなり、磁界中に物品が無いときにテスト金属挿脱部60がテスト金属61を挿脱する。このようにすれば、間断なく物品が搬送され続けているような場合であっても、強制的に物品の搬送間隔を作り出して検出動作チェックを行うことができる。さらにこの場合、磁界中に物品が無いときにテスト金属61を挿脱することと、第2実施形態の如くコンベヤベルト40によって搬送される物品9とともに、かつ当該物品9の搬送速度と同一の速度にてテスト金属61を挿脱することとを切り替えて行うように挿入制御部68がテスト金属挿脱部60を制御するようにしても良い。
【0101】
さらに、テスト金属挿脱部60自体の動作を検知するような手段、例えばアーム63の動作を検知する光電管等のセンサを設けるようにしても良い。このようにすれば、検出動作チェック時にテスト金属挿脱部60自体が適切に動作しているか否かをチェックすることができる。
【0102】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項の発明によれば、金属検出装置の稼働中に磁界中に試験用金属を挿入したときに、検知手段が金属を検知する場合には正常と判断し、検知しない場合には異常と判断するため、金属検出装置を停止することなく、つまり金属検出動作の作業性を低下させることなく検出動作チェックを行うことができる。
【0103】
また、請求項の発明によれば、検出ヘッドの開口の中央部に試験用金属を挿入するため、最も感度の低い条件で検出動作チェックを行っていることとなり、金属検出装置の確実な検出動作チェックを行うことができる。
【0104】
また、請求項の発明によれば、磁界中に複数種類の試験用金属を挿入可能であるため、複数種類の金属について検出動作チェックを行うことができる。
【0105】
また、請求項の発明によれば、複数種類の試験用金属のうちの少なくとも2種類を磁界中に挿脱し、挿入された少なくとも2種類の試験用金属について検知手段が検知する場合には正常と判断するため、複数種類の金属について装置の感度を保証することができる。
【0106】
また、請求項の発明によれば、判断手段による判断結果を記録する記録手段を備えるため、その判断結果を後日の調査に利用することができ、ひいては物品の品質管理にも役立てることができる。
【0113】
また、請求項の発明によれば、本金属検出装置の稼働中において、磁界中における物品が搬送される空間に物品があるときには試験用金属を当該空間に挿入させずに、かつ当該空間に物品が無いときには試験用金属を当該空間に挿脱させることと、本金属検出装置の稼働中において、搬送手段によって搬送される物品とともに、かつ当該物品の搬送速度と略同一の速度にて試験用金属を磁界中における物品が搬送される空間に挿入させることとを切り替えて行うように金属挿脱手段を制御するため、物品の搬送状況に応じた検出動作チェックを行うことができ、金属検出装置の汎用性を高めることができる。
【0115】
また、請求項の発明によれば、金属挿脱手段が試験用金属を挿入したときに判断手段が異常と判断した際には、その挿入以降に、磁界中における物品が搬送される空間を通過する全ての物品を生産ラインの外部に振り分けるため、正常な金属検出が行われていない物品がそのまま生産ライン上を流れ続けるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属検出装置が組み込まれた生産ラインの概要を示す図である。
【図2】図1の生産ラインにおける処理の流れを示す図である。
【図3】本発明に係る金属検出装置の外観斜視図である。
【図4】金属検出装置と振分装置のブロック図である。
【図5】金属検出装置と振分装置の平面図である。
【図6】テスト金属挿脱部の構成を示す図である。
【図7】第3実施形態の金属検出装置を示す平面図である。
【図8】第4実施形態におけるテスト金属挿脱部の設置位置を示す図である。
【図9】第5実施形態のテスト金属挿脱部の配置を示す斜視図である。
【図10】図9のテスト金属挿脱部の構成を示す図である。
【図11】第6実施形態の金属検出システムの全体構成を示す図である。
【図12】テスト金属が混入された包装体を示す図である。
【図13】第7実施形態の金属検出システムの全体構成を示す図である。
【図14】テスト金属が貼り付けられたラベルを貼付した包装体を示す図である。
【符号の説明】
1 供給装置
2 計量装置
3 包装装置
4 金属検出装置
5 X線異物検出装置
6 ケースパッカー
7 包装体
7a,9 物品
8 ラベラー
10 振り分けユニット
19 振り分け制御部
30 検出ヘッド
30a 開口
31 送信コイル
32a,32b 受信コイル
40 コンベヤベルト
50 操作制御ユニット
51 検知部
52 判断部
53 停止制御部
55a 警告表示部
58 記録部
59 換算部
60,60a,60b,80 テスト金属挿脱部
61 テスト金属
63 アーム
68 投入制御部
81 シリンダ
82 シャトル
83a,83b 通気管
90 テスト金属投入部
95 ラベル

Claims (7)

  1. 物品を略水平方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送経路に磁界を発生する磁界発生手段と、前記磁界発生手段で発生した磁界を受信する受信コイルと、前記受信コイルからの出力に基づいて、前記磁界中を通過した物品に金属が混入しているか否かを検知する検知手段とを備えた金属検出装置において、
    本金属検出装置の稼働中において、前記磁界中における物品が搬送される空間に物品があるときには試験用金属を前記空間に挿入せずに、かつ前記空間に物品が無いときには前記試験用金属を前記空間に挿脱する金属挿脱手段と、
    前記金属挿脱手段が前記試験用金属を挿入したとき、前記検知手段が金属を検知する場合には正常と判断し、検知しない場合には異常と判断する判断手段と、
    前記判断手段が異常と判断したときに警告する警告手段と、
    を備えることを特徴する金属検出装置。
  2. 請求項1に記載の金属検出装置において、
    前記磁界発生手段および前記受信コイルは、前記搬送経路が通過する、前記空間としての開口を有する検出ヘッドに組み込まれ、
    前記金属挿脱手段は、前記検出ヘッドの前記開口の中央部に前記試験用金属を挿することを特徴とする金属検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の金属検出装置において、
    前記金属挿脱手段は、前記空間中に複数種類の試験用金属を挿脱可能であることを特徴とする金属検出装置。
  4. 請求項記載の金属検出装置において、
    前記金属挿脱手段は、前記複数種類の試験用金属のうちの少なくとも2種類を前記空間中に挿脱し、
    前記判断手段は、挿入された前記少なくとも2種類の試験用金属について前記検知手段が検知する場合には正常と判断することを特徴とする金属検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の金属検出装置において、
    前記判断手段による判断結果を記録する記録手段をさらに備えることを特徴とする金属検出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の金属検出装置において、
    本金属検出装置の稼働中において、前記空間に物品があるときには前記試験用金属を前記空間に挿入させずに、かつ前記空間に物品が無いときには前記試験用金属を前記空間に挿脱させることと、本金属検出装置の稼働中において、前記搬送手段によって搬送される物品とともに、かつ当該物品の搬送速度と略同一の速度にて前記試験用金属を前記空間に挿入させることとを切り替えて行うように前記金属挿脱手段を制御する挿脱制御手段をさらに備えることを特徴とする金属検出装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の金属検出装置において、
    当該金属検出装置は、物品を生産する生産ライン中に組み込まれ、
    前記金属挿脱手段が前記試験用金属を挿入したときに前記判断手段が異常と判断した際には、その挿入以降に前記空間を通過する全ての物品を前記生産ラインの外部に振り分ける振分装置をさらに備えることを特徴とする金属検出装置。
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