JP4974849B2 - 金属検出機付き重量選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属検出機の誤動作の原因を特定することのできる金属検出機付き重量選別装置に関するものである。
従来、重量選別機と金属検出機の両方の機能を備えた金属検出機付き重量選別装置が知られている。このように両機能を1台の機械としてまとめることで、被検査物品を良品と不良品とに振り分ける振分装置を各機械毎に設ける必要がないので、設置スペースの面でも、コスト面でも有利であるという利点がある。
この金属検出機付き重量選別装置は、上流側に被検査物品を搬送する搬送コンベヤが配されるとともに、この搬送コンベアの途中に金属検出機の検出ヘッドが設けられ、下流側に重量選別機の計量コンベヤと、その計量コンベヤの下流側に振分装置とが配され、検出ヘッドで金属を検出された被検査物品あるいは重量選別機で所定重量範囲外と判別された被検査物品が振分装置で排除されるように構成されている。ここで、金属検出機は、交番磁界を発生させる励磁コイルと、この励磁コイルに対向し前記交番磁界を受けるように配置されている一対の受信コイルと、励磁コイルと受信コイルとの間を通過する金属によって前記一対の受信コイルの鎖交磁束数が変化し、その変化分を金属体の検出信号として出力するように構成されている。
ところで、上述の金属検出機は種々の要因で誤動作することがある。その外的要因として、金属検出機のサーチコイルが外部からの輻射電磁ノイズを受けることが原因の場合が多い。このうち、インバータからの輻射ノイズが原因で金属検出機が誤動作するのは顕著な例であり、金属検出機をインバータの近傍に設置する場合、相応のノイズ対策を行うことが必要となる。しかしながら、金属検出機を設置する工場内には、様々な機器が設置され、金属検出機が誤動作するときに、工場内のどの機器がノイズ発生原因であるのかを特定するのに思わぬ時間がかかることがある。
なお、本願発明に関連する先行技術として、特許文献1〜4に開示されたものがある。特許文献1のものは、検出回路から出力される出力信号の雑音レベルの変動に応じて検出感度を自動的に補正できるようにした検出感度自動補正回路に関するもので、利得やバランスのずれによって雑音成分が変化しても雑音と信号との識別を安定確実に行えるようにした技術に関するものである。
また、特許文献2のものは、組合せ計量装置および包装機を含む生産ラインにおいて、稼働状況をチェックするのに用いられる複数の撮像部を備え、これら撮像部からの画像情報を通信回線にて配信することにより、画像情報により監視が可能な生産管理システムを安価に提供できるようにした技術に関するものである。
また、特許文献3のものは、組合せ計量装置、製袋包装装置、シールチェッカ、重量チェッカ等の複数の商品処理装置から構成される商品処理システムにおいて、商品処理システムの操作者が個々の商品処理装置の動作状況のみならず商品処理システム全体の動作状況を一目で把握することができるように動作状況を表示装置でグラフィカルに表示するようにした商品処理システムに関する技術である。
さらに、特許文献4のものは、搬送物品の重量を計量し、該計量値に基づいて物品重量の選別判定を行う重量選別装置において、計量値、判定結果、累積値をグラフィック表示器にて表示するようにした技術に関するものである。
しかしながら、これら特許文献1〜4に記載の技術は、金属検出機の誤動作の原因を特定することについての技術思想を何ら示すものではない。
特公昭63−22244号公報 特開2001−325021号公報 特開2006−301914号公報 特開平3−285123号公報
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、ノイズによる金属検出レベル信号と重量信号への影響がノイズの種類によって異なることを利用して、金属検出機の誤動作の原因を早期に特定することのできる金属検出機付き重量選別装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による金属検出機付き重量選別装置は、
被検査物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤの搬送経路の途中に設けられる検出ヘッドを有し、この検出ヘッドを通過した被検査物品中に混入している金属に応じた金属検出レベル信号を生成する金属検出機と、
前記搬送コンベヤから被検査物品を受け取って搬送する計量コンベヤと、
前記計量コンベヤに付設され、搬送中の被検査物品の重量を計量して重量信号を生成する計量手段と、
前記金属検出機からの金属検出レベル信号と、前記計量手段からの重量信号とを一定時間毎に継続して記憶する記憶手段と、
前記金属検出レベル信号が第1設定値を超えた時、または前記重量信号が第2設定値を超えた時に警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
被検査物品が、前記金属検出機の検出ヘッドを通過中であること、または前記計量コンベヤ上を移動中であることを検出することによりノイズ判定不適状態にあることを判断する判断手段を備え、
前記判断手段により被検査物品がノイズ判定不適状態にある時に、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記金属検出レベル信号および前記重量信号を0データに置き換えることを特徴とするものである(第1発明)。
前記明において、前記制御手段は、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超え、かつ前記重量信号が第2設定値を超えた時にラインノイズ警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させ、前記金属検出レベル信号が第1設定値以下で、かつ前記重量信号が第2設定値を超えた時に重量異常警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させ、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超え、かつ前記重量信号が第2設定値以下である時に輻射ノイズ警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させるのが好ましい(第発明)。
また、前記記憶手段に記憶されている金属検出レベル信号と重量信号のレベルを、時間的経過を横軸にして同時に折れ線グラフで表示する表示部を備えるのが好ましい(第発明)。
発明において、当該金属検出機付き重量選別装置を駆動する駆動装置を動作させた時点と、該駆動装置を停止させた時点とが前記折れ線グラフ上にマークとして表示されるのが良い(第発明)。
前記第1発明おいて、前記記憶手段に、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超えた時のその数値が記憶され、この数値とその数値になった日時に係るデータがデータ処理装置または印字装置に送信されるのが好ましい(第発明)。
第1発明よれば、搬送コンベヤと計量コンベヤとを有する生産ライン上での被検査物品の有無の確認に基づき、金属検出機からの金属検出レベル信号が第1設定値を超えた時、または計量手段からの重量信号が第2設定値を超えた時に警報が発せられるとともに、その警報発生日時が記憶手段に記憶される。したがって、この記憶データと、工場内の機器の稼動状態を照合することにより、ノイズを発生している工場内の機器を特定することができ、これによって金属検出機の誤動作の原因を早期に特定することができる。また、第発明によれば、ノイズの種別が、ラインノイズであるのか、重量異常であるのか、輻射ノイズであるのかを確実に特定することができる。
また、第発明のように金属検出レベル信号と重量信号のレベルを表示する表示部を備えるようにすれば、何らかの外乱が計量手段にも同時に影響を与えているのか否かを視覚的に判断することができる。
さらに、第発明によれば、例えばコンベヤもしくは振分装置の電磁弁のような駆動装置のON−OFF時に発生するノイズが、金属検出機の検出感度に影響を与えていないかを検証することができ、また、コンベヤの振動による金属検出機の検出感度への影響を検証することもできる。
また、第発明によれば、金属検出レベル信号の数値とその数値になった日時に係るデータが、例えば表計算ソフト内蔵のパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置にて処理でき、また印字装置にて印字することができ、使用者の利便性を向上することができる。
次に、本発明による金属検出機付き重量選別装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る金属検出機付き重量選別装置のシステム構成図が示されている。
本実施形態の金属検出機付き重量選別装置は、被検査物品1を搬送する搬送コンベヤ2と、この搬送コンベア2の途中に配される検出ヘッド3を有する金属検出機4と、搬送コンベヤ2の下流側に連設される計量コンベヤ6を有する重量選別機5と、この計量コンベヤ6の下流側に連設される振分装置7とを備えて構成されている。計量コンベヤ6の搬入端には物品検出センサ8が配され、この物品検出センサ8にて被検査物品1が計量コンベヤ6上に乗り移ったことが検出されることにより計量のタイミングが決められる。こうして、搬送コンベヤ2によって搬送される被検査物品1に不純物として金属が混入していると判別された場合、あるいは重量選別機5の計量コンベヤ6にて搬送される被検査物品1が所定重量範囲外であると判別された場合には、当該被検査物品1は振分装置7にて排除される。
前記金属検出機4の検出ヘッド3には、励磁コイルと、この励磁コイルに対向配置されている一対の受信コイルとで構成される検出コイル部(図示せず)が設けられている。励磁コイルには、基準信号発生部11からの信号を電力増幅した交流電流が流れていて、交番磁界が形成されている。また、一対の受信コイルは、互いに逆極性で相互接続される一組の受信コイルよりなり、各々のコイルが、大きさが等しく且つ励磁コイルに対して立体的に左右が同一の位置関係になるように配置されて構成されている。したがって、交番磁界によって一対の受信コイルに誘起される電圧の大きさは略相等しく、受信コイルの出力端には、一対の受信コイル各々の誘起電圧が相殺されて出力電圧を発生せず、所謂ゼロ平衡状態を保っている。
このゼロ平衡状態において、励磁コイルと受信コイルとで構成される空間内で金属体が移動されると、その進行方向の位置の移動に応じて、構成する磁界に局部的な変化が生じ、受信コイルの鎖交磁束数が変化するので、この変化分だけが、金属体の検出信号として、受信コイルの出力端に現れる。この微弱な金属体の検出信号は、検波部12で検波され、増幅部13で増幅され、フィルタ部14で雑音が除去されて、A/D変換部15にて検出レベル信号がディジタル化されて金属検出機4のCPU部17に送られる。
金属検出機4のCPU部17では、A/D変換部15から送られてきた検出レベル信号が所定値(第1設定値)を超えているかどうかが判別され、金属が含まれていると判断されると、金属検出機4のI/O部19を経由して金属検出信号が重量選別機5のI/O部24に送られる。
金属検出機4のCPU部17には、金属検出機4の操作、設定を行うとともに、設定内容、検査結果等の表示を行う操作設定表示装置部16が付設されており、またプログラムおよび設定値等を記憶する記憶装置部18が付設されている。この種の金属検出機では、品種プログラム方式が一般化している。この品種プログラム方式とは、数十種類の商品(被検査物品)の検査のための設定値を記憶しておき、品種を呼び出すことで、設定内容を自動的に変更できるようにして操作の簡易化を図っている。このような品種プログラムが前記記憶装置部18に記憶されている。
金属検出機4のCPU部17は、各種演算を行うほか、基準信号発生部11に制御信号を送信して交番磁界の周波数を変える制御を行うことにより、金属の種類に応じて最適な交番磁界を形成する。また、このCPU部17は、A/D変換部15から送られてきた検出レベル信号を、金属検出機4のI/O部19を経由して重量選別機5のI/O部24に送る。重量選別機5は、金属検出機4からの検出レベル信号に基づき、後述するような制御を実行する。
次に、重量選別機5の構成について説明する。なお、図1においては重量選別機5の制御部の要部のみが示されている。
前記計量コンベヤ6は、被検査物品1を搬送しながらその重量の測定を行うものであり、この計量コンベヤ6に計量手段としてのロードセル21が連結されることにより、計量コンベヤ6自体の重量を風袋量として記憶して、被検査物品1が計量コンベヤ6上に載荷されて増加した重量分を被検査物品1の重量として計量するように構成されている。ロードセル21からの微弱な重量信号は重量選別機5の増幅部22にて増幅され、A/D変換部23にてディジタル化されて重量選別機5のCPU部(制御手段)25に送られる。
重量選別機5のCPU部25では、そのCPU部25に付設される操作設定表示装置部(表示部)26に設定されている設定値に基づき、A/D変換部23から送られてきた重量信号が所定値(第2設定値)の範囲内の重量であるかどうかが判別され、所定値の範囲外であると判断されると、規格外物品として振分信号が振分装置7に送られ、この規格外物品が振分装置7で排除される。なお、金属検出機4において金属ありと判断された被検査物品についても振分装置7で排除される。この場合、重量選別機5のCPU部25は、金属検出機4から金属検出信号を受けた後、物品検出センサ8で金属が検出された被検査物品を検知して、計量コンベヤ6の搬送速度から前記金属が検出された被検査物品が振分装置7に到着するタイミングで、振分装置7に振分信号を送る。
ところで、金属検出機4およびその金属検出機4を設置している環境が正常であれば、検出ヘッド3に金属あるいは金属を含む物品を通過させないかぎり、金属検出機4は金属を検出して金属検出信号を発生することはない。しかしながら、この金属検出機4の検出部としての検出ヘッド3は微弱な信号を取り扱うためノイズの影響を受けやすく、このノイズの影響によって検出レベル信号が増加して金属検出信号を発生することがある。
金属検出機4は他機器が発生するノイズの影響を受けやすい。重量選別機5も同様に他機器の発生するノイズの影響を受けるが、相対的に重量選別機5の方がノイズに対しては強い。すなわち、重量選別機5のロードセル21の検出部は遮蔽された容器内に収納されており、ロードセル21の信号のレベルは微弱ではあるが、典型的なロードセルでは定格出力が20mVであり、金属検出機4の検出部の出力に比べると信号のレベルは高いので、S/N比は重量選別機5の方が良い。
機器が発生する電気的ノイズとしては、伝導ノイズ、誘導ノイズ、輻射ノイズがある。伝導ノイズとは、機器内で発生したノイズが、導体を伝わって周辺機器へ影響を与えるノイズであり、入力電源を経由し、アース線を共通接続している場合にはセンサ等の信号線やシールド線を経由して伝わる。また、誘導ノイズとは、ノイズ電流の流れている機器の入出力線(パワー線)と周辺機器の信号線(小信号線)が近い場合、電磁誘導や静電誘導によって周辺機器の電線や信号線にノイズを誘導するものである。輻射ノイズとは、機器内で発生したノイズが入出力の電線がアンテナになって空中に放射され、周辺機器に影響を与えるものである。また、機器が発生するもの以外のノイズとしては、電源から侵入してくる雷サージ、発電・送電・配電における電圧変動、瞬時停電等によるノイズがある。
これら種々のノイズの影響が出るのは、金属検出機4においては検出レベル信号であり、重量選別機5においては重量信号であるが、ノイズの種類によっては、金属検出機4のみにノイズの影響が出て、重量選別機5にノイズの影響が出ない場合もある。また、重量選別機5においてノイズ対策がなされていない場合に、重量選別機5にのみノイズの影響が出て、金属検出機4にノイズの影響が出ない場合もある。本実施形態では、金属検出機4の検出レベル信号および重量選別機5の重量信号へのノイズによる影響がノイズの種類によって異なることを利用して、金属検出機4の誤動作の原因を早期に発見することを可能にしたものである。
次に、図2に示されるフローチャートを参照しつつ、本実施形態の金属検出機付き重量選別装置におけるノイズ判定処理フローについて説明する。なお、この処理は一定時間毎にON作動するようにされている。
フローがスタートすると、まず、ステップS1で、金属検出レベル信号データ格納ポインタをセットし、次に、ステップS2において、重量信号データ格納ポインタをセットする。ここで、データ格納ポインタはデータを格納するメモリアドレスを示し、重量選別機5の記憶装置部(記億手段)27に確保されている。このデータ格納ポインタをセットするための処理は、図3に示されるフローにしたがって行われる。この図3のフローにおいては、まず、データ格納ポインタのアドレスがデータ格納メモリ領域の最大アドレスを示しているか否かを判定し(ステップS11、S21)、最大アドレスを示していない場合には、データを格納する毎にアドレスを1ステップ増やしていき(ステップS13、S23)、最大アドレスを示すと、データ格納ポインタをデータ格納ポインタメモリ領域の最小アドレス値にする(ステップS12、S22)。このようにして古いデータが新しいデータにエンドレスに書き換わっていく。このようなデータ格納方式はリングメモリとも呼ばれている。なお、図5には、重量選別機5の記憶装置部27に確保されたデータ格納メモリの構造が示されている。
図2のフローに戻り、各データ格納ポインタがセットされると、次にステップS3において、被検査物品1が計量コンベヤ6を通過中であることを示す通過中フラグがONであるか否かを判定する。そして、この通過中フラグがONでなければステップS4へ進む。ステップS4では、被検査物品1を物品検出センサ8で検出したかどうかを判定し、物品検出センサ8で検出すれば、ステップS11で通過中フラグがONになる。一方、ステップS4の判定で、被検査物品1を物品検出センサ8で検出していなければ、重量信号データを読み込み(ステップS5)、重量信号データを重量信号格納ポインタが示すメモリにセットし(ステップS6)、次いで金属検出レベル信号を読み込み(ステップS7)、金属検出レベル信号を金属検出レベル信号格納ポインタが示すメモリにセットする(ステップS8)。次いで、ステップS9で、重量信号と金属検出レベル信号でノイズの判定を行い、ステップS10で、表示プログラムを実行する。なお、上記ノイズ判定処理は、後述する図4に示されるフローチャートにしたがって行われる。
ステップS4で、被検査物品1を物品検出センサ8で検出すれば、ステップS11で通過中フラグをONにし、ステップS12で通過中タイマをセットする。この通過中タイマにおいては、被検査物品1が計量コンベヤ6上に載ることで物品検出センサ8で検出されてから、その計量コンベヤ6で搬送されて排出されるまでの時間がセットされる。この後、ステップS13で、記憶されている金属検出レベル信号データを修正し、ステップS14で、記憶されている重量信号データを修正し、ステップS9へ進む。このデータ修正方法については図6によって後述する。
一方、ステップS3で、被検査物品1が計量コンベヤ6を通過中であることを示す通過中フラグがONであるときには、ステップS15へ進んで重量信号格納ポインタが示すメモリに0をセットし、ステップS16において、金属検出レベル信号格納ポインタが示すメモリに0をセットし、通過中タイマを1ステップ減らし(ステップS17)、通過中タイマが0になったら(ステップS18)、通過中フラグをOFFにする(ステップS19)。ここで、ステップS15で重量信号格納ポインタが示すメモリに0をセットし、ステップS16で金属検出レベル信号格納ポインタが示すメモリに0をセットしているのは、被検査物品が金属検出機4の検出ヘッド3を通過している時と、被検査物品1が重量選別機5の計量コンベヤ6を通過している時とのデータはノイズ判定用には使えないからである。
次に、図2のステップS9における、重量信号と金属検出レベル信号によるノイズ判定処理手順を図4に示されるフローチャートによって説明する。
このフローにおいては、ステップS91で、(重量信号格納ポイント−m)のメモリアドレスの重量信号をWdにセットし、ステップS92で、(金属検出レベル信号格納ポイント−m)のメモリアドレスの金属検出レベル信号をMdにセットする。このように判定に使用されるデータとして、格納ポイントが示すデータよりm回前のデータが使用される。この理由は、本実施形態では、被検査物品1が金属検出機4の検出ヘッド3が設置された搬送コンベヤ2上を搬送されたかどうかが、計量コンベヤ6の先頭部に取り付けた物品検出センサ8で検出されるため、格納ポイントの金属検出レベル信号のデータはm回前のデータでないと確定データではないからである。ここで、mの値は、被検査物品1が金属検出機4の検出ヘッド3を通過した時点から計量コンベヤ6の先頭部に設置された物品検出センサ8で検知されるまでの時間中に取り込まれるデータの数である。つまり、取り込まれた金属検出レベル信号は、m回分のデータが取り込まれた後でないと、被検査物品1が通過したかどうかわからないためである。
このようにしてステップS91、S92で、重量信号および金属検出レベル信号がそれぞれWd、Mdにセットされると、次に、Wdの絶対値|Wd|が所定値(第2設定値)αより大きいか否かが判定される(ステップS93)とともに、Mdの絶対値|Md|が所定値(第1設定値)βより大きいか否かが判定される(ステップS94、S96)。そして、Wdの絶対値|Wd|が第2設定値αより大きく、かつMdの絶対値|Md|が第1設定値βより大きい場合には、伝導ノイズや誘導ノイズの原因がラインノイズの影響を受けていると判断されるので、ステップS95でラインノイズ警報を発生し、その発生の年月日と時刻とを記録する。また、Wdの絶対値|Wd|が第2設定値αより大きく、かつMdの絶対値|Md|が第1設定値β以下の場合には、計量コンベヤ6だけが何らかの外力を受けていると判断されるので、ステップS97で重量異常警報を発生して、その発生の年月日と時刻とを記録する。また、Wdの絶対値|Wd|が第2設定値α以下で、かつMdの絶対値|Md|が第1設定値βより大きい場合には、輻射ノイズの影響を受けていると判断されるので、ステップS98で輻射ノイズ警報を発生して、その発生の年月日と時刻とを記録する。
図2のステップS13、S14に示されている金属検出レベル信号データおよび重量信号データの修正方法が図6に示されている。このデータの修正とは、被検査物品1が金属検出機4の検出ヘッド3を通過している時と、被検査物品1が重量選別機5の計量コンベヤ6を通過している時のメモリに記憶されている重量信号と金属検出レベル信号を強制的に0にすることである。すなわち、図6に示されるように、被検査物品1が金属検出機4の検出ヘッド3を通過した時点から計量コンベヤ6の先頭部に設置された物品検出センサ8で検知されるまでの時間中に取り込まれるm回分のデータを強制的に0にするのである。これは、被検査物品1が金属検出機4の検出ヘッド3を通過している時と、被検査物品1が重量選別機5の計量コンベヤ6を通過している時とのデータはノイズ判定用には使えないからである。
図7には、金属検出レベル信号と重量信号のタッチスクリーン付操作設定表示装置部(表示部)26でのグラフィック表示が例示されている。図において、横軸は時間軸であり、縦軸は信号の大きさを表している。なお、縦軸の尺度は、ノイズの影響の許容値を示す所定値α、βによって決められており、重量信号と金属検出レベル信号とによってその尺度を異ならせてある。また、各信号が+αと−αもしくは+βと−βのそれぞれの中心に位置するようにして各信号の相対的なノイズレベルがわかりやすくなるようにされている。画面の下部にある「時間軸切替」および「復帰」の表示はいずれもタッチスイッチであり、「時間軸切替」は、横軸の時間軸における尺度を変更する際に使用され、「復帰」は、グラフィック表示画面から、該グラフィック表示画面を呼び出した画面に戻る際に使用される。
また、上記表示画面に、金属検出機付き重量選別装置を駆動する駆動装置(コンベヤ2,6や振分装置7)を動作させた時点と、該駆動装置を停止させた時点とを折れ線グラフ上にマークとして表示するようにされている。こうすることで、駆動装置のON−OFF時に発生するノイズが、金属検出機4の検出感度に影響を与えているか否かを検証することができる。
また、前記記憶装置部27に、金属検出レベル信号が第1設定値βを超えた時のその数値を記憶させ、この数値とその数値になった年月日と時刻とをデータ処理し、また印字装置に出力するようにするのが好ましい。
なお、本実施形態における重量選別機5のCPU部25が、本発明における制御手段、判断手段に対応する。
本発明の一実施形態に係る金属検出機付き重量選別装置のシステム構成図 本実施形態の金属検出機付き重量選別装置におけるノイズ判定処理フローを示すフローチャート データ格納ポインタをセットするための処理手順を示すフローチャート ノイズ判定処理手順を示すフローチャート 重量選別機の記憶装置部に確保されたデータ格納メモリの構造を示す説明図 金属検出レベル信号データおよび重量信号データの修正方法を説明する図 金属検出レベル信号と重量信号のタッチスクリーン付操作設定表示装置部26でのグラフィック表示例
符号の説明
1 被検査物品
2 搬送コンベヤ
3 検出ヘッド
4 金属検出機
5 重量選別機
6 計量コンベヤ
7 振分装置
8 物品検出センサ
11 基準信号発生部
12 検波部
13,22 増幅部
14 フィルタ部
15,23 A/D変換部
16,26 操作設定表示装置部
17,25 CPU部
18,27 記憶装置部
19,24 I/O部
21 ロードセル
28 時計

Claims (5)

  1. 被検査物品を搬送する搬送コンベヤと、
    前記搬送コンベヤの搬送経路の途中に設けられる検出ヘッドを有し、この検出ヘッドを通過した被検査物品中に混入している金属に応じた金属検出レベル信号を生成する金属検出機と、
    前記搬送コンベヤから被検査物品を受け取って搬送する計量コンベヤと、
    前記計量コンベヤに付設され、搬送中の被検査物品の重量を計量して重量信号を生成する計量手段と、
    前記金属検出機からの金属検出レベル信号と、前記計量手段からの重量信号とを一定時間毎に継続して記憶する記憶手段と、
    前記金属検出レベル信号が第1設定値を超えた時、または前記重量信号が第2設定値を超えた時に警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    被検査物品が、前記金属検出機の検出ヘッドを通過中であること、または前記計量コンベヤ上を移動中であることを検出することによりノイズ判定不適状態にあることを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段により被検査物品がノイズ判定不適状態にある時に、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記金属検出レベル信号および前記重量信号を0データに置き換えることを特徴とする金属検出機付き重量選別装置。
  2. 前記制御手段は、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超え、かつ前記重量信号が第2設定値を超えた時にラインノイズ警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させ、前記金属検出レベル信号が第1設定値以下で、かつ前記重量信号が第2設定値を超えた時に重量異常警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させ、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超え、かつ前記重量信号が第2設定値以下である時に輻射ノイズ警報を発生させるとともに、その警報発生日時を前記記憶手段に記憶させる請求項に記載の金属検出機付き重量選別装置。
  3. 前記記憶手段に記憶されている金属検出レベル信号と重量信号のレベルを、時間的経過を横軸にして同時に折れ線グラフで表示する表示部を備える請求項1または2に記載の金属検出機付き重量選別装置。
  4. 当該金属検出機付き重量選別装置を駆動する駆動装置を動作させた時点と、該駆動装置を停止させた時点とが前記折れ線グラフ上にマークとして表示される請求項に記載の金属検出機付き重量選別装置。
  5. 前記記憶手段に、前記金属検出レベル信号が第1設定値を超えた時のその数値が記憶され、この数値とその数値になった日時に係るデータがデータ処理装置または印字装置に送信される請求項に記載の金属検出機付き重量選別装置。
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