JP4494371B2 - 収容品検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収容品検査装置に関し、例えば、物品に収容されている磁性体を含む収容品の有無を検査することにより、収容品の欠品または異物の有無を検査することができる収容品検査装置に関する。
一般に、効能書の添付が義務付けられている医薬品の製造ラインでは医薬品と効能書とを同一の箱に詰めて搬出しており、また、お菓子の製造ラインではお菓子とおまけとを同一の袋に詰めて搬出している。
その検査ラインでは、その物品内に医薬品と効能書またはお菓子とおまけが正しく収容されているか否かを検査する必要がある。また、洋服の検査ラインでは、洋服に針の異物が混入しているか否かを検査する必要がある。
ところで、医薬品やお菓子の有無は重量測定によって行うことができるが、効能書やおまけは、医薬品やお菓子に比べて格段に軽量な場合が多いため、重量測定でその有無を正しく検知することは困難である。
このような不具合を解消する方法として、磁気センサを備えた検査装置がある。従来のこの種の検査装置としては、例えば、箱や袋等の物品内の特定位置(上方位置等)に効能書やおまけ等の収容品を収容した後、磁界を与えて磁化しながら搬送し、搬送方向に対して対向する一対の磁気センサで収容品の磁気を検知し、次いで、磁気センサからの出力信号を予め設定された閾値と比較することにより、収容品の有無を検知するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−156437号公報
しかしながら、このような従来の検査装置にあっては、磁気センサからの出力信号を予め設定された閾値と比較するようにしていたため、物品内の特定位置に収容品が位置していない場合に物品の有無を正確に検知することが困難であった。
具体的には、搬送ラインに対して磁気センサを上下方向に配置し、収容品を物品の上方に収容したものを考えると、搬送ラインに搬送される物品に対して上方に位置する磁気センサの検知信号が下側の磁気センサの検知信号よりも大きいため、上方に位置する磁気センサの検知信号と閾値を比較した場合にこの検知信号が閾値よりも高くなることから"物品あり"と判断することができる。
また、収容品を物品の下方に収容したものを考えると、上述した場合と反対に下側の磁気センサの検知信号が閾値よりも高くなることから"物品あり"と判断することができる。
しかしながら、収容品の収容位置を間違えたり、物品が転がる等して収容品が物品の中央部等の特定位置と異なる位置に収容されてしまった場合には、収容品が磁気センサから離れてしまうため、磁気センサによって検知される磁気が小さくなる。このため、磁気センサの検知信号が予め設定された閾値よりも小さくなってしまい、収容品の有無を検知することができないことがある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、物品に収容される収容品が特定位置にない場合でも、収容品の有無を確実に検知することができる高精度な収容品検査装置を提供することを目的とする。
本発明の収容品検査装置は、磁性体を含む収容品が収容されている物品を搬送する物品搬送手段と、前記物品の搬送路を含む位置に設けられ、前記物品内の前記磁性体を検知する複数の磁性体検知手段と、前記磁性体検知手段からそれぞれ出力される前記磁性体検知手段と同数の出力信号のレベルを記憶する信号記憶部と、予め設定された前記磁性体検知手段と同数の閾値のレベルを記憶する閾値記憶部と、前記数の出力信号のレベルおよび前記数の閾値のレベルにそれぞれレベルの順位を対応付け、各順位の前記閾値のレベルと該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルとに基づいてレベルを比較し、前記順位の何れにおいても前記閾値のレベルより該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルが小さいときに、前記収容品が無いものと判定する比較判定部とを備えたものから構成されている。
この構成により、磁性体検知手段からそれぞれ出力される磁性体検知手段と同数の出力信号のレベルおよび前記同数の閾値のレベルにそれぞれレベルの順位を対応付け、各順位の前記閾値のレベルと該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルとに基づいてレベルを比較し、前記順位の何れにおいても前記閾値のレベルより該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルが小さいときに、収容品が無いものと判定するので、物品に収容される収容品が特定位置にない場合でも、収容品の有無を確実に検知することができ、収容品の有無を高精度に検知することができる。
例えば、複数の磁気センサからの出力信号の中で最大レベルの第1の信号と最大の第1の閾値とを比較し、第1の信号が第1の閾値よりも大きい場合には、物品の端側に収容品があるものと判断する。
また、第1の信号が第1の閾値よりも小さい場合には、第1の信号および第1の信号の次に大きい第2の信号と第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、第1の信号および第2の信号が第2の閾値よりも大きい場合には、物品の片側から中央側にずれた位置に収容品があるものと判断する。
また、第1の信号および第2の信号が第2の閾値よりも小さい場合には、第1、第2の信号および第2の信号の次に大きい第3の信号と第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較して物品の有無を判断する。
この処理を、第1の信号から最小レベルの第nの信号と最小の第nの閾値とを比較するまで行うことにより、物品の中央部等に物品が収容されている場合でも物品の有無を検知することができ、物品内での収容品の位置を推定することができる。
このように収容品の有無を検知するための信号を多方向から得ることができるので、物品に収容される収容品が特定位置にない場合でも、収容品の有無を確実に検知することができ、収容品の有無を高精度に検知することができる。
また、本発明の収容品検査装置は、前記物品搬送手段によって搬送される物品に磁界を与えて前記物品内の磁性体を磁化する磁化手段を備え、前記磁性体検知手段を磁気センサから構成したものから構成されている。
この構成により、予め磁化されていない収容品、若しくは、着磁量が少ない収容品を検査前に磁化することができるので、着磁量を大きくすることができ、収容品に対する検査感度を上げることができる。
また、本発明の収容品検査装置は、前記閾値記憶部に記憶される前記数の閾値を設定する閾値設定手段を備えたものから構成されている。
この構成により、操作パネル等により閾値記憶部に記憶される数の閾値を設定することができるので、物品の形状や大きさ、あるいは検査ライン上で磁性体検知手段と物品との距離が異なる等の様々な状況に応じて最適な閾値を設定することができる。
本発明は、物品に収容される収容品が特定位置にない場合でも、収容品の有無を確実に検知することができる高精度な収容品検査装置を提供することができる。
さらに、本発明は、物品に収容する収容品の有無だけでなく、物品内での収容品の位置をも推定することができる。
また、本発明によれば、予め磁化されていない収容品、若しくは、着磁量が少ない収容品を検査前に磁化することができるので、着磁量を大きくすることができ、収容品に対する検査感度を上げることができる。
また、本発明によれば、操作パネル等により閾値記憶部に記憶される数の閾値を設定することができるので、検査対象や検査ライン(磁性体検知手段と物品の距離が異なる等)に応じて最適な閾値を設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は本発明に係る収容品検査装置の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、検査対象の物品Wには磁性体を含んだ収容品Pが収容されており、この物品Wは物品搬送手段としてのコンベア1によってその一端側から他端側に向かって搬送される。
なお、本発明に適用される収容品Pとしては、お菓子や医薬品が箱詰めまたは袋詰めされた物品に収容された磁性インクが塗布された効能書やおまけ、あるいは洋服に混入された針等の異物等があり、磁性体を含んだ収容品が収容された物品Wであれば、どのような形態のものでも本発明の収容品検査装置による検査対象となる。
本実施の形態では、検査対象として、医薬品に収容され、磁性インクが印刷された効能書の欠品検査を行う検査対象を例にして説明する。
図1において、コンベア1の近傍には、永久磁石あるいは電磁石からなる磁化器(磁化手段)2が設けられており、この磁化器2には図示しない励磁電源から直流の励磁電流が供給される。
この磁化器2は物品Wの内部全体に直流磁界を印加するものであり、物品Wに磁性インクで印刷されている収容品Pが収容されていれば、その収容品Pが磁化される。なお、この磁化器2は、コンベア1の上下方向、また、両側において互いの磁界を相殺しない位置に一対配置されていても良く、一対ではなく1個だけ配置されていても良い。
また、コンベア1を挟む位置には収容品Pを検知する4個の磁気センサ(磁性体検知手段)3〜6が設けられており、この磁気センサ3〜6は物品Wの周囲を囲むようにして搬送空間を形成するようになっている。
この磁気センサ3〜6は検知コイルを備えており、磁化された収容品Pを収容する物品Wが磁気センサ3〜6の間を通過するときに、検知コイルに起電力による電流が流されることにより、この電流を各磁気センサ3〜6の起電力Va〜Vd(以下、信号Va〜Vdともいう)として出力するようになっている。なお、磁気センサ3〜6は検知コイルの代わりにホール素子を設けても良い。
また、磁気センサ3〜6に対して物品Wの搬送方向上流側には、投・受光器等からなる物品センサ7が設けられており、この物品センサ7は物品Wが磁気センサ3〜6に進入するタイミングを検知するようになっている。
また、磁気センサ3〜6からの出力信号は図2に示す収容品判定手段10に入力されるようになっており、この収容品判定手段10は、入力部11〜14、信号記憶部15、信号レベル判定部16、比較判定部17、閾値記憶部18、表示制御部19、表示部20および操作パネル21を備えている。
入力部11〜14は各磁気センサ3〜6から出力された信号Va〜Vdが入力されるとともに、その信号Va〜Vdを増幅した後、A/D変換するようになっている。
信号記憶部15は入力部11〜14によって増幅された後、A/D変換された信号Va〜Vdを一時的に記憶するようになっており、ハードディスク等のように読み書き可能なメモリから構成されている。
信号レベル判定部16は、CPU等から構成されており、信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdのレベルを判定し、その信号Va〜Vdの最大レベルから最小レベルの順に信号を取り出すようになっている。
また、信号レベル判定部16には物品センサ7からの信号が入力されるようになっており、物品センサ7から信号が入力した後に、新たに物品センサ7からの信号が入力したときに、信号記憶部15の信号Va〜Vdをリセットするようになっている。
このように信号レベル判定部16に物品センサ7からの信号が入力した後に、新たに物品センサ7からの信号が入力したときに、信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdをリセットすることにより、後続する物品Wの収容品Pが磁気センサ3〜6によって検知されたときに、後続する物品Wに対応する新たな信号Va〜Vdを信号記憶部15に記憶することができる。
また、信号レベル判定部16は物品センサ7が物品Wを検知してから磁気センサ3〜6により収容品Pを検知するまでのタイミングに依存する一定時間後に、信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdを読み出すようになっている。このため、磁気センサ3〜6によって検知された信号Va〜Vdのみを信号記憶部15から取り出すことができ、収容品P以外の検知信号が読み出される等して収容品Pの誤検知が発生するのを防止することができる。
閾値記憶部18は読み書き可能なメモリ(RAM)から構成されており、最大から最小まで大きさの異なるn個の閾値が記憶されている。本実施の形態では、磁気センサ3〜6が4個であるので、閾値記憶部18には4個の閾値が記憶されている。
比較判定部17は、CPU等から構成されており、複数の出力信号のレベルの順位を、複数の閾値のレベルの順位に対応付けて比較し、収容品Pの有無を判定するようになっている。
具体的には、比較判定部17は、信号レベル判定部16によって取り出された信号Va〜Vdの中で最大レベルの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大レベルの第1の閾値とを比較した後、第1の信号および第1の信号の次に大きい第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、次いで、第1、第2の信号および第2の信号の次に大きい第3の信号と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較した後、第1〜第3の信号および第3の信号の次に大きい第4の信号と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値の次に大きい第4の閾値とを比較する。
すなわち、比較判定部17は最大レベルの第1の信号と最大の第1の閾値を比較した後に、この処理を第1の信号から最小レベルの第nの信号と閾値記憶部18に記憶された最小の第nの閾値とを比較するまで行い、各レベルの信号と閾値とを比較したときに、あるレベルの信号がその比較対象となる閾値よりも大きい場合に、欠品がない(収容品Pあり)ものと判断して収容品検知信号を生成し、何れのレベルの信号がその比較対象となる閾値よりも小さい場合には、欠品がある(収容品Pなし)ものと判断して欠品検知信号を生成する。
なお、あるレベルの信号がその比較対象となる閾値よりも大きい場合には、次にレベルの小さい信号と次に大きい閾値とを比較せずに比較作業を終了しても良い。
また、比較判定部17は、収容品検知信号および欠品検知信号を、コンベア1の下流側に設置された図示しない選別機に検知信号として出力する。
表示制御部19は、CPUから構成されており、比較判定部17からの判定結果に基づいて表示部20を表示制御する。表示部20は液晶表示パネルやランプから構成されており、表示制御部19は、比較判定部17が"欠品なし"と判断したときには、"正常"という表示や青ランプを点灯し、比較判定部17が"欠品あり"と判断したときには、"欠品"という表示や赤ランプを点灯するように表示部20を表示制御する。
また、物品Wは上述した選別機に搬送され、欠品がある物品Wは欠品検知信号により選別機により"欠品"として選別搬送され、収容品がある場合には、収容品検知信号により選別機で"正常"として選別搬送される。
操作パネル21は、タッチパネルやキーボード等から構成されており、閾値記憶部18に記憶される閾値を入力するものである。この閾値は、磁気センサ3〜6と物品Wとの距離や収容品Pの大きさによって適宜設定されるものである。
本実施の形態では、操作パネル21が閾値設定手段を構成し、磁気センサ3〜6、物品センサ7、収容品判定手段10、表示部20および操作パネル21が収容品検査装置31を構成している。
次に、図3〜図6に基づいて欠品検知方法を説明する。
コンベア1によって搬送される物品Wは磁化器2を通過する際にその内部に直流磁界が印加され、物品W内に収容品Pが収容されていれば、この収容品Pが磁化され、磁化された収容品Pは、その周囲全体に磁気を発生する。
次いで、磁化器2を通過した物品Wが物品センサ7で検知されてから4個の電磁センサ3〜6に囲まれた空間に進入を開始すると、各磁気センサ3〜6に起電力Va〜Vdが発生する。
各磁気センサ3〜6から出力された信号Va〜Vdは入力部11〜14に出力される。入力部11〜14は各信号Va〜Vdを増幅してA/D変換した後、信号記憶部15に記憶する。
信号レベル判定部16は物品センサ7が物品Wを検知してから磁気センサ3〜6に到達するタイミングで信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdを監視し、図3に示すように、この信号Va〜Vdの中から最大レベルの第1の信号を読み出し、この第1の信号を比較判定部17に出力する。
比較判定部17はこの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較する。このとき、第1の信号が第1の閾値よりも大きい場合には、欠品なしと判断して収容品検知信号を生成して選別機に出力するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。
また、比較判定部17は第1の信号が第1の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第1の信号および第1の信号の次に大きい第2の信号を読み出し、第1の信号および第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較する。
このとき、第1の信号および第2の信号の何れか1個以上が第2の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成して選別機に出力するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。
また、比較判定部17は第1の信号および第2の信号が第2の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第2の信号の次に大きい第3の信号を読み出し、第1の信号〜第3の信号と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較する。
このとき、第1の信号〜第3の信号の何れか1個以上が第3の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成して選別機に出力するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。
また、比較判定部17は第1の信号〜第3の信号が第3の閾値よりも小さい場合には、第3の信号の次に大きい第4の信号を読み出し、第1の信号〜第4の信号と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値の次に大きい第4の閾値とを比較する。このとき、第1の信号〜第4の信号の何れか1個以上が第4の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成して選別機に出力するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。
また、比較判定部17は第1の信号〜第4の信号が第4の閾値よりも小さいものと判断した場合には、欠品検知信号を生成して選別機に出力する。表示制御部19は比較判定部17からの制御信号に基づいて"欠品なし"の場合には、表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"正常"という表示を行ったり、あるいは、青ランプを点灯する。
また、表示制御部19は比較判定部17からの制御信号に基づいて、"欠品あり"の場合には、表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"欠品"という表示を行ったり、あるいは、赤ランプを点灯する。
また、物品センサ7が後続する物品Wを検知したときに、物品センサ7から信号レベル判定部16に信号が入力したときに、信号レベル判定部16は信号記憶部15の信号Va〜Vdをリセットする。
また、物品Wは上述した選別機に搬送され、欠品がある物品Wは欠品検知信号により選別機により"欠品"として選別搬送され、収容品がある場合には、収容品検知信号により選別機で"正常"として選別搬送される。
次に、図4〜図6に基づいて、閾値記憶部18に記憶された閾値および磁気センサ3〜6が収容品Pを検知したときに、信号記憶部15に記憶される磁気センサ3〜6の出力信号の具体的な数値を示し、収容品Pの欠品の判定する方法を説明する。
図4は物品W内の収容品Pの位置と磁気センサ3〜6からの出力信号とを示す図であり、磁気センサ3〜6からの出力信号と閾値とを表す数値は、本実施の形態の比較処理を分かり易くするために任意に設定したものである。また、図5は閾値と磁気センサ3〜6からの出力信号の関係を示す図である。
また、図6は物品W内の収容品Pの位置と磁気センサ3〜6の位置関係を示す図であり、磁気センサ3〜6と物品Wの外周面との距離は等しいものとする。また、説明を簡便に行うために第4の閾値と磁気センサ3〜6からの信号の比較を行わないものとする。
図4において、信号記憶部15に記憶された磁気センサ3の信号Vaが"500"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ4の信号Vbが"240"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ5の信号Vcが"0"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ6の信号Vdが"260"であった場合には、信号レベル判定部16は、最大レベルの信号Va("500")を読み出し、比較判定部17が信号Vaと閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値Vr1("450")とを比較する(図5参照)。このとき、信号Vaが第1の閾値Vr1よりも大きいため、比較判定部17は収容品検知信号Q1を生成する。なお、この場合の収容品検知信号Qは信号レベルに相当する信号である。
次いで、信号レベル判定部16は、信号Vaと信号Vd("260")を読み出し、比較判定部17が信号Va、Vdと閾値記憶部18に記憶された第2の閾値Vr2("300")とを比較する。
このとき、信号Vaが第2の閾値Vr2よりも小さく、信号Vdが第2の閾値Vr2よりも小さいので比較判定部17は収容品検知信号Q2を生成する。
次いで、信号レベル判定部16は、信号Va、Vdと共に信号Vb("240")を読み出し、比較判定部17が信号Va、Vd、Vbと閾値記憶部18に記憶された第3の閾値Vr3("200")とを比較する。このとき、信号Va、Vd、Vbが第3の閾値Vr3よりも大きいので、比較判定部17は収容品検知信号Q3を生成する。
比較判定部17は収容品検知信号Q1〜Q3に基づいて"欠品なし"と判断する。また、比較判定部17が収容品検知信号Q1〜Q3を参照したときに、磁気センサ3から出力された信号Vaが最大の第1の閾値Vr1よりも大きいので、図6に示すように収容品Pが"A"位置で示す物品Wの上方の中央部に位置しているものと推定する。
次に、信号記憶部15に記憶された磁気センサ3の信号Vaが"360"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ4の信号Vbが"340"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ5の信号Vcが"160"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ6の信号Vdが"140"であった場合には、信号レベル判定部16は、最大レベルの信号Va("360")を読み出し、この信号Vaと閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値Vr1("450")とを比較する。
このとき、信号Vaが第1の閾値Vr1よりも小さいため、信号レベル判定部16は、信号Vaと信号Vb("340")を読み出し、比較判定部17が信号Va、Vbと閾値記憶部18に記憶された第2の閾値Vr2("300")とを比較する。このとき、信号Va、Vbが第2の閾値Vr2よりも大きいため、比較判定部17は収容品検知信号Q1を生成する。
次いで、信号レベル判定部16は、信号Va、Vbと共に信号Vc("160")を読み出し、比較判定部17が信号Va、Vb、Vcと閾値記憶部18に記憶された第3の閾値Vr3("200")とを比較する。このとき、信号Va、Vbが第3の閾値Vr3よりも大きく、信号Vcが第3の閾値Vr3よりも小さいので、比較判定部17が収容品検知信号Q2を生成する。
比較判定部17は生成した収容品検知信号Q1、Q2に基づいて"欠品なし"と判断する。また、比較判定部17は生成した収容品検知信号Q1、Q2を参照したときに、磁気センサ3、4から出力された信号Va、Vbが第2の閾値Vr2よりも大きいので、図6に示すように収容品Pが"B"位置で示す物品Wの右上方(磁気センサ3、4寄り)に位置しているものと推定する。
次いで、信号記憶部15に記憶された磁気センサ3の信号Vaが"240"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ4の信号Vbが"300"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ5の信号Vcが"260"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ6の信号Vdが"200"であった場合には、信号レベル判定部16は、最大レベルの信号Vb("300")を読み出し、この信号Vbと閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値Vr1("450")とを比較する。
このとき、信号Vbが第1の閾値Vr1よりも小さいため、信号レベル判定部16は、信号Vbと信号Vc("260")を読み出し、比較判定部17が信号Vb、Vcと閾値記憶部18に記憶された第2の閾値Vr2("300")とを比較する。
このとき、信号Vb、Vcが第2の閾値Vr2よりも小さいため、信号レベル判定部16は、信号Vb、Vc共に信号Va("240")を読み出し、比較判定部17が信号Va、Vb、Vcと閾値記憶部18に記憶された第3の閾値Vr3("200")とを比較する。このとき、信号Va、Vb、Vcが第3の閾値Vr3よりも大きいので、比較判定部17が収容品検知信号Q1を生成する。
比較判定部17は生成した収容品検知信号Q1に基づいて"欠品なし"と判断する。また、比較判定部17は収容品検知信号Q1を参照したときに、磁気センサ3、4、5から出力された信号Vaが第3の閾値Vr3よりも大きいので、比較判定部17は、図6に示すように収容品Pが"C"位置で示す物品Wの中央よりやや左方(やや磁気センサ4寄り)に位置しているものと推定する。
このように本実施の形態では、物品Wの搬送路を囲むように設けられた磁気センサ3〜6と、磁気センサ3〜6からの出力信号Va〜Vdが記憶される信号記憶部15と、異なる大きさに設定された4個の閾値を記憶する閾値記憶部18と、信号記憶部15に記憶された出力信号Va〜Vdの中の最大レベルの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較した後、第1の信号および第1の信号の次に大きい第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、この処理を、第1の信号から最小レベルの第4の信号と閾値記憶部18に記憶された最小の第4の閾値とを比較するまで行うことにより、収容品Pの有無を判定する比較判定部17とを設けたので、収容品Pの有無を検知するための信号を多方向から得ることができる。
このため、物品Wに収容する収容品Pの位置が特定位置にない場合でも、収容品Pの欠品を確実に検知することができ、収容品Pの欠品を高精度に検知することができる。
また、本実施の形態では、コンベア1によって搬送される物品Wに磁界を与えて物品内Wの収容品Pを磁化する磁化器2を設けたので、予め磁化されていない収容品P、若しくは、着磁量が少ない収容品Pを検査前に磁化することができるので、着磁量を大きくすることができ、収容品Pに対する検査感度を上げることができる。
また、本実施の形態では、閾値記憶部18に記憶される複数の閾値を設定する操作パネル21を設けたので、操作パネル21により閾値記憶部18に記憶される複数の閾値を設定することができる。このため、物品の形状や大きさ、あるいは検査ライン上で磁気センサ3〜6と物品Wとの距離が異なる等の様々な状況に応じて最適な閾値を設定することができる。
また、操作パネル21によって閾値記憶部18に記憶される複数の閾値を設定するのに代えて、検査前に収容品Pの収容位置、若しくは状態がそれぞれ異なる複数種類のサンプル品を磁気センサ3〜6の間を複数回通過させることにより、磁気センサ3〜6から得られた出力信号に基づいて各閾値を設定するようにしても良い。
なお、本実施の形態では、磁気センサ3〜6を4個設けているが、これに限らず、2個以上あれば良い。この場合、磁気センサの数に応じて閾値が増大することは言うまでもなく、閾値は磁気センサの数と同じ数だけ設定される。
すなわち、磁気センサおよび閾値はn個(nは2以上の自然数)あれば良く、磁気センサおよび閾値がn個ある場合には、比較判定部17は磁気センサから出力される最大レベルの第1の信号から最小レベルの第nの信号と閾値記憶部18に記憶された最小の第nの閾値とを比較するまで処理を行うことにより、収容品Pの有無を検知すれば良い。
また、磁気センサの数を増大させれば、物品Wの多方面から収容品をより細かく検知することができる。
図7は本発明に係る収容品検査装置の第2の実施の形態を示す図である。なお、本実施の形態では、比較判定部17の処理が第1の実施の形態と異なるだけであるので、第1の実施の形態の図面を援用して説明する。
本実施の形態の比較判定部17は、信号記憶部15に記憶された磁気センサ3〜6からの信号Va〜Vdの中で最大レベルの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較した後、第1の信号と第1の信号の次にレベルが大きい第2の信号の平均値と、閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、この処理を、第1の信号から最小レベルの信号の平均値と第nの閾値とを比較するまで行うことにより、収容品Pの有無を検知するようにしている。
この点について図7に基づいて説明する。第1の実施の形態と同様に、信号レベル判定部16は物品センサ7が物品Wを検知してから磁気センサ3〜6に到達するタイミングで信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdを監視し、図7に示すように、この信号Va〜Vdの中から最大レベルの第1の信号を読み出して比較判定部17に出力する。
比較判定部17はこの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較し、第1の信号が第1の閾値よりも大きい場合には、欠品なしと判断して収容品検知信号を生成する。また、比較判定部17は第1の信号が第1の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第1の信号および第1の信号の次に大きい第2の信号を読み出して第1の信号と第2の信号の平均値を算出する。
そして、比較判定部17は第1の信号および第2の信号の平均値と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較する。このとき、第1の信号および第2の信号の平均値が第2の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第1の信号および第2の信号の平均値が第2の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第2の信号の次に大きい第3の信号を読み出し、第1の信号〜第3の信号の平均値を算出する。
そして、第1の信号〜第3の信号の平均値と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較する。このとき、第1の信号〜第3の信号の平均値が第3の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第1の信号〜第3の信号の平均値が第3の閾値よりも小さい場合には、第3の信号の次に大きい第4の信号を読み出し、第1の信号〜第4の信号の平均値を算出する。
そして、第1の信号〜第4の信号の平均値と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値の次に大きい第4の閾値とを比較する。このとき、第1の信号〜第4の信号の平均値が第4の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第1の信号〜第4の信号の平均値が第4の閾値よりも小さいものと判断した場合には、欠品検知信号を生成する。比較判定部17は"欠品なし"の場合には、生成した収容品検知信号を選別機に送信するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。表示制御部19は表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"正常"という表示を行ったり、あるいは、青ランプを点灯する。
また、比較判定部17は"欠品あり"の場合には、生成した欠品検知信号を選別機に送信するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。表示制御部19は表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"欠品"という表示を行ったり、あるいは、赤ランプを点灯する。
次に、図4で説明した数値を用いてより具体的に説明するが、本実施の形態では、物品W内の収容品Pの位置が"B"の位置にあるときの比較処理のみを説明する。
まず、信号記憶部15に記憶された磁気センサ3の信号Vaが"360"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ4の信号Vbが"340"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ5の信号Vcが"160"、信号記憶部15に記憶された磁気センサ6の信号Vdが"140"であった場合には、信号レベル判定部16は、最大レベルの信号Va("360")を読み出し、この信号Vaと閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値Vr1("450")とを比較する。
このとき、信号Vaが第1の閾値Vr1よりも小さいため、信号レベル判定部16は、信号Vaと信号Vb("340")を読み出す。比較判定部17は信号Vaと信号Vbの信号の平均値("350")を算出し、この信号Vaと信号Vbの平均値("350")と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値Vr2("300")とを比較する。このとき、信号Va、Vbの平均値("350")が第2の閾値Vr2よりも大きいため、比較判定部17は収容品検知信号Q1を生成する。
次いで、信号レベル判定部16は、信号Vaと信号Vbと共に信号Vc("160")を読み出す。比較判定部17は信号Va〜Vcの信号の平均値("286")を算出し、この信号Va〜信号Vcの平均値("286")と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値Vr3("200")とを比較する。このとき、信号Va〜Vcの平均値("286")が第3の閾値Vr3よりも大きいため、比較判定部17は収容品検知信号Q2を生成する。
比較判定部17は収容品検知信号Q1、Q2に基づいて"欠品なし"と判断する。また、比較判定部17が収容品検知信号Q1、Q2を参照したときに、磁気センサ3、4から出力された信号Va、Vbの平均値およびVa〜Vcの平均値が第2の閾値Vr2よりも大きいので、比較判定部17は、図6に示すように収容品Pが"B"位置で示す物品Wの右上方(磁気センサ3、4寄り)に位置しているものと推定する。
このように第1の信号から順次小さくなる信号の平均値と各大きさの閾値とを比較するようにしても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて、仮に1個の磁気センサ3〜6の出力信号が何らかの影響を受けて正常値よりも大きくなったり、小さくなったりした場合でも、第1の信号から順次小さくなる信号の平均値と各大きさの閾値とを比較するので、磁気センサ3〜6の出力信号の誤差の影響を少なくすることができる。
図8は本発明に係る収容品検査装置の第3の実施の形態を示す図である。なお、本実施の形態では、比較判定部17の処理が第1の実施の形態と異なるだけであるので、第1の実施の形態の図面を援用して説明する。
本実施の形態の信号記憶部15は入力部11〜14によって増幅された後、A/D変換された信号Va〜Vdをレベルの大きい順に並び替えて一時的に記憶するようになっている。
比較判定部17は、信号レベル判定部16によって取り出された信号Va〜Vdの中で最大レベルの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較した後、第1の信号の次に大きい第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、次いで、第2の信号の次に大きい第3の信号と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較した後、第3の信号の次に大きい第4の信号と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値の次に大きい第4の閾値とを比較する。
この点について図8に基づいて説明する。信号レベル判定部16は物品センサ7が物品Wを検知してから磁気センサ3〜6に到達するタイミングで信号記憶部15に記憶された信号Va〜Vdを監視し、レベルの大きい順に並び替えられた信号Va〜Vdの中から最大レベルの第1の信号を読み出して比較判定部17に出力する。
比較判定部17はこの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較し、第1の信号が第1の閾値よりも大きい場合には、欠品なしと判断して収容品検知信号を生成する。また、比較判定部17は第1の信号が第1の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第1の信号の次に大きい第2の信号を読み出して、第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2閾値と比較する。
このとき、第2の信号が第2の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第2の信号が第2の閾値よりも小さいものと判断した場合には、第2の信号の次に大きい第3の信号を読み出し、第3の信号と閾値記憶部18に記憶された第2の閾値の次に大きい第3の閾値とを比較する。このとき、第3の信号が第3の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第3の信号が第3の閾値よりも小さい場合には、第3の信号の次に大きい第4の信号を読み出し、第4の信号と閾値記憶部18に記憶された第3の閾値の次に大きい第4の閾値とを比較する。このとき、第4の信号が第4の閾値よりも大きいものと判断した場合には、収容品検知信号を生成する。
また、比較判定部17は第1の信号〜第4の信号の何れもが第1の閾値〜第4の閾値よりも小さいものと判断した場合には、欠品検知信号を生成する。比較判定部17は"欠品なし"の場合には、生成した収容品検知信号を選別機に送信するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。表示制御部19は表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"正常"という表示を行ったり、あるいは、青ランプを点灯する。
また、比較判定部17は"欠品あり"の場合には、生成した欠品検知信号を選別機に送信するとともに、表示制御部19に制御信号を送信する。表示制御部19は表示部20を表示制御することにより、液晶表示パネルに"欠品"という表示を行ったり、あるいは、赤ランプを点灯する。
このように本実施の形態では、物品Wの搬送路を囲むように設けられた磁気センサ3〜6と、磁気センサ3〜6からの出力信号Va〜Vdをレベルの大きい順に並べ替えて記憶する信号記憶部15と、異なる大きさに設定された4個の閾値を記憶する閾値記憶部18と、信号記憶部15に記憶された出力信号Va〜Vdの中の最大レベルの第1の信号と閾値記憶部18に記憶された最大の第1の閾値とを比較した後、第1の信号の次に大きい第2の信号と閾値記憶部18に記憶された第1の閾値の次に大きい第2の閾値とを比較し、この処理を、第1の信号から最小レベルの第4の信号と閾値記憶部18に記憶された最小の第4の閾値とを比較するまで行うことにより、収容品Pの有無を判定する比較判定部17および判定部18とを設けたので、収容品Pの有無を検知するための信号を多方向から得ることができる。
このため、物品Wに収容する収容品Pの位置が特定位置にない場合でも、収容品Pの欠品を確実に検知することができ、収容品Pの欠品を高精度に検知することができる。
なお、上記各実施の形態では、磁化された磁性インクを磁気センサ3〜6によって検知しているが非磁性金属を検知する磁気センサを設けても良い。
この場合には、交番磁界を発生する送信コイルと、この送信コイルからの交番磁界を受けるように送信コイルの周囲に設けられ、差動接続された2個の受信コイルとを備えた磁気センサを用い、受信コイルによって交番磁界中を通過する物品Wおよび収容品Pによる磁界の変化に対応する信号を検知して出力信号Va〜Vdを入力部11〜14に出力すれば良い。
このようにすれば、洋服に混入した針等の異物を容易に検知することができるとともに、効能書やおまけ等に磁性インクを塗布するのを不要にできる。
なお、磁性体検知手段は、磁界を検知するコイル等に限らず、金属を検知できるものであれば、如何なるものでも良い。
以上のように、本発明に係る収容品検査装置は、物品に収容される収容品が特定位置にない場合でも、収容品の有無を確実に検知することができるという効果を有し、物品に収容されている磁性体を含む収容品の有無を検査することにより、収容品の欠品または異物の有無を検査することができる収容品検査装置等として有用である。
(a)は本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置の概略構成図、(b)は同図(a)のA−A方向矢視断面図 本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置の収容品判定手段のブロック図 本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置による欠品の判定処理のシーケンス図 本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置の物品内の収容品の位置と磁気センサからの出力信号とを示す図 本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置の閾値と出力信号との関係を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る収容品検知装置の物品内の収容品の位置と磁気センサとの位置関係を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る収容品検知装置による欠品の判定処理のシーケンス図 本発明の第3の実施の形態に係る収容品検知装置による欠品の判定処理のシーケンス図
符号の説明
1 コンベア(物品搬送手段)
2 磁化器(磁化手段)
3〜6 磁気センサ(磁性体検知手段)
10 収容品判定手段
15 信号記憶部
17 比較判定部
18 閾値記憶部
19 表示制御部
21 操作パネル(閾値設定手段)

Claims (3)

  1. 磁性体を含む収容品(P)が収容されている物品(W)を搬送する物品搬送手段(1)と、
    前記物品の搬送路を含む位置に設けられ、前記物品内の前記磁性体を検知する複数の磁性体検知手段(3〜6)と、
    前記磁性体検知手段からの出力信号に基づいて前記収容品の有無を判定する収容品判定手段(10)とを備えた収容品検査装置において、
    前記収容品判定手段は、
    前記複数の磁性体検知手段(3〜6)からそれぞれ出力される前記磁性体検知手段(3〜6)と同数の出力信号のレベルを記憶する信号記憶部(15)と、
    予め設定された前記磁性体検知手段(3〜6)と同数の閾値のレベルを記憶する閾値記憶部(18)と、
    前記数の出力信号のレベルおよび前記数の閾値のレベルにそれぞれレベルの順位を対応付け、各順位の前記閾値のレベルと該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルとに基づいてレベルを比較し、前記順位の何れにおいても前記閾値のレベルより該順位に対応する順位の前記出力信号のレベルが小さいときに、前記収容品が無いものと判定する比較判定部(17)とを備えたことを特徴とする収容品検査装置。
  2. 前記物品搬送手段によって搬送される物品に磁界を与えて前記物品内の磁性体を磁化する磁化手段(2)を備え、前記磁性体検知手段を磁気センサから構成したことを特徴とする請求項1に記載の収容品検査装置。
  3. 前記閾値記憶部に記憶される前記数の閾値を設定する閾値設定手段(21)を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収容品検査装置。
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