JPH09252243A - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JPH09252243A
JPH09252243A JP8060865A JP6086596A JPH09252243A JP H09252243 A JPH09252243 A JP H09252243A JP 8060865 A JP8060865 A JP 8060865A JP 6086596 A JP6086596 A JP 6086596A JP H09252243 A JPH09252243 A JP H09252243A
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light
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JP8060865A
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Mitsuo Nishide
光男 西出
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Keyence Corp
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Keyence Corp
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Publication date
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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる状態を正確にかつ容易に検出す
ることができるとともに、使用環境に応じてしきい値お
よび安定検出レベルを適切に設定することができる検出
スイッチを提供することである。 【解決手段】 感度設定制御部6は、2回の感度設定処
理において得られた第1のしきい値および第2のしきい
値をそれぞれ第1のしきい値データおよび第2のしきい
値データとしてレジスタ8,9に格納する。比較部4
は、受光量データと第1のしきい値データとの比較およ
び受光量データと第2のしきい値データとの比較を時分
割で行い、それらの比較結果を出力部5を介して出力端
子26A,26Bにそれぞれ第1の検出信号DET1お
よび第2の検出信号DET2として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の有無、形
状、寸法等を検出する検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場の生産ライン等で移動す
る物体の有無を検出するために、光電スイッチ、近接ス
イッチ、超音波スイッチ等の検出スイッチが用いられて
いる。例えば、光電スイッチは、物体の搬送経路に光を
投射し、物体からの反射光または透過光の有無を検出す
ることにより、物体の有無を判定するものである。
【0003】透過型の光電スイッチでは、被検出物体が
検知領域に存在しない場合に、投光部から投射された光
が受光部に入光する。この場合、受光部での受光量のレ
ベルが所定のしきい値以下の場合に被検出物体が存在す
ると判定される。一方、反射型の光電スイッチでは、被
検出物体が検知領域に存在する場合に、投光部から投射
された光が物体により反射され、その反射光が受光部に
入光する。この場合、受光部での受光量のレベルが所定
のしきい値を越えたときに被検出物体が存在すると判定
される。光電スイッチの感度は上記のしきい値(動作レ
ベル)を変化させることにより調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような光電スイ
ッチを用いて被検出物体の2つの部分を検出する場合を
考える。例えば、図10(a)に示す被検出物体200
の本体部201およびその本体部201に付されたマー
ク202を検出するものとする。マーク202は本体部
201とは異なる色または反射率を有する。
【0005】このような場合、図10(b)に示すよう
に、2つの光電スイッチ501a,501bを準備し、
それらの光電スイッチ501a,501bのセンサヘッ
ド部502a,502bを測定位置に配列する。そし
て、一方の光電スイッチ501aのしきい値TH1を本
体部201を検出可能な値に設定し、他方の光電スイッ
チ501bのしきい値TH2をマーク202を検出可能
な値に設定する。
【0006】図11(a)は光電スイッチ501aにお
ける受光量および検出信号を示す波形図であり、図11
(b)は光電スイッチ501bにおける受光量および検
出信号を示す波形図である。
【0007】本例では、光電スイッチ501bのしきい
値TH2を光電スイッチ501aのしきい値TH1より
も高く設定している。これにより、光電スイッチ501
aにおいては、図11(a)に示すように、被検出物体
200の本体部201が検知領域に存在するときに検出
信号がオンする。一方、光電スイッチ501bにおいて
は、図11(b)に示すように、被検出物体200のマ
ーク202が検知領域に存在するときに検出信号がオン
する。したがって、光電スイッチ501aの検出信号に
より被検出物体200の本体部201を測定することが
でき、光電スイッチ501bの検出信号により被検出物
体200のマーク202を測定することができる。
【0008】上記のように、しきい値の異なる2つの光
電スイッチ501a,501bを用いることにより異な
る状態(色、反射率)を有する2つの部分を検出するこ
とが可能となる。しかしながら、2つのセンサヘッド部
502a,502bの検知領域を正確に一致させること
は困難であるため、光電スイッチ501aにより検出さ
れる本体部201と光電スイッチ501bにより検出さ
れるマーク202との間に位置ずれが生じる可能性があ
る。また、2つのセンサヘッド部502a,502bか
ら投射される光が互いに干渉し合う可能性が高い。した
がって、複数の光電スイッチを用いて複数の異なる状態
を正確に検出することは困難である。
【0009】ところで、このような光電スイッチでは、
光軸のずれ、投光面または受光面の汚れ、投光部の発光
素子の特性劣化等により受光量のレベルが低下すること
がある。したがって、センサヘッド部の受光部への入光
時の受光量のレベルは、図12に示すように、所定の安
定入光レベルよりも高いことが望ましい。ただし、受光
量のレベルがしきい値よりも高い場合には、検出動作を
行うことができる。以下、しきい値と安定入光レベルと
の間の領域を非安定領域と呼ぶ。
【0010】しかしながら、入光時の受光量のレベルが
非安定領域にある状態を長く放置すると、いずれは入光
時の受光量のレベルがしきい値よりも低下し、誤動作に
つながる。そこで、受光量のレベルを安定入光レベルと
比較して入光時の受光量のレベルが安定入光レベルより
も低下した場合にその旨を警報として作業者に知らせる
機能を有する光電スイッチが開発されている。
【0011】このような光電スイッチでは、しきい値を
高く設定した場合には、それに伴って安定入光レベルも
上昇し、しきい値を低く設定した場合には、それに伴っ
て安定入光レベルも下降する。
【0012】しかしながら、光電スイッチの使用環境に
応じて、しきい値とは無関係に安定入光レベルを高くま
たは低く設定したい場合が生じる。このような場合で
も、従来の光電スイッチでは、しきい値に伴って安定入
光レベルも変化するため、使用環境に応じてしきい値お
よび安定入光レベルを適切に設定することができないと
いう問題があった。
【0013】本発明の目的は、複数の異なる状態を正確
にかつ容易に検出することができる検出スイッチを提供
することである。本発明の他の目的は、使用環境に応じ
てしきい値および安定検出レベルを適切に設定すること
ができる光電スイッチを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る検出スイッチは、被検出物体の有無に基づく
検出量を出力する検出手段と、複数のしきい値をそれぞ
れ独立に設定する設定手段と、検出手段により得られた
検出量を設定手段により設定された複数のしきい値とそ
れぞれ比較して複数のしきい値に対応する複数の検出結
果を出力する比較手段とを備えたものである。
【0015】第2の発明に係る検出スイッチは、第1の
発明に係る検出スイッチの構成において、設定手段が設
定時に検出手段により得られた検出時および非検出時の
検出量に基づいてしきい値を設定する自動設定手段を含
み、設定手段により設定された複数のしきい値をそれぞ
れ独立に調整する調整手段をさらに備えたものである。
【0016】第1および第2の発明に係る検出スイッチ
においては、検出手段により得られた検出量を設定手段
により設定された複数のしきい値とそれぞれ比較するこ
とにより複数の検出結果が出力される。作業者は、設定
手段により被検出物体に応じた複数のしきい値をそれぞ
れ独立に設定することができる。したがって、複数の異
なる状態を正確にかつ容易に検出することができる。ま
た、使用環境に応じて複数のしきい値のいずれかを安定
検出レベルとして設定することができる。したがって、
検出スイッチが不安定な状態にあることを容易に知るこ
とができる。
【0017】特に、第2の発明に係る検出スイッチにお
いては、設定手段により設定された複数のしきい値が調
整手段によりそれぞれ独立に調整可能となる。したがっ
て、作業者は、予め設定された各しきい値を使用環境に
応じて微調整することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【0019】図1の光電スイッチ100は、ゲートアレ
イからなる処理部1およびCPU(中央演算処理装置)
からなる制御部2を備える。処理部1は、タイミング制
御部3、比較部4、出力部5、感度設定制御部6、受光
量データ用レジスタ7、第1のしきい値データ用レジス
タ8、第2のしきい値データ用レジスタ9および送受信
レジスタ10を含む。
【0020】処理部1には、駆動回路11、発光素子1
2、受光素子13、増幅器14およびA/D変換器(ア
ナログ・デジタル変換器)15が接続されている。発光
素子12および受光素子13には光ファイバを通してセ
ンサヘッド部(図示せず)が接続される。
【0021】タイミング制御部3は、駆動回路11を介
して発光素子12の投光タイミングを制御する。駆動回
路11が発光素子12を駆動すると、発光素子12から
光ファイバ(図示せず)を介して光が検知領域に投射さ
れる。センサヘッド部が透過型の場合には、検知領域に
物体が存在しないときに、発光素子12から投射された
光が受光素子13で受光される。一方、センサヘッド部
が反射型の場合には、検知領域に物体が存在するとき
に、物体からの反射光が受光素子13で受光される。
【0022】受光素子13の出力信号は増幅器14によ
り増幅された後、A/D変換器15に与えられる。A/
D変換器15は、増幅器14の出力信号をデジタル信号
に変換し、受光量データとして処理部1に与える。この
受光量データは処理部1のレジスタ7に格納される。
【0023】感度設定制御部6は、感度設定時に所定の
方法で感度設定処理を行い、しきい値を自動的に設定す
る。この感度設定制御部6は、例えば、受光量データの
最大値および最小値に基づいてその最大値と最小値との
間にしきい値を設定する。本実施例の光電スイッチ10
0では、2回の感度設定処理において得られた第1のし
きい値TH1および第2のしきい値TH2がそれぞれ第
1のしきい値データおよび第2のしきい値データとして
それぞれレジスタ8,9に格納される。送受信レジスタ
10には、制御部2または他の光電スイッチに対して送
受信する送受信データが一時的に格納される。
【0024】比較部4は、受光量データと第1のしきい
値データとの比較および受光量データと第2のしきい値
データとの比較を時分割で行い、それらの比較結果を出
力部5を介して出力端子26A,26Bにそれぞれ第1
の検出信号DET1および第2の検出信号DET2とし
て出力する。これらの第1および第2の検出信号DET
1,DET2は、プログラマブルコントローラ、表示装
置等の外部機器に与えられる。
【0025】第1および第2の検出信号DET1,DE
T2が入光時にオンするか遮光時にオンするかは、図示
しない切り換えスイッチにより切り換えることができ
る。以下の説明では、第1および第2の検出信号DET
1,DET2は、入光時にオンし、遮光時にオフするも
のとなる。
【0026】この光電スイッチ100は、第1のしきい
値データおよび第2のしきい値データにそれぞれ対応す
る2つのチャンネル“A”,“B”を有する。処理部1
には、チャンネル“A”,“B”における検出結果およ
び感度設定状態を表示するLED部16および他の光電
スイッチを接続するためのコネクタ17が接続されてい
る。
【0027】一方、制御部2には、感度設定スイッチ1
8、アップスイッチ19、ダウンスイッチ20およびモ
ードスイッチ21が接続されている。感度設定スイッチ
18を押すと、図1の感度設定制御部6によりしきい値
が自動的に設定される。アップスイッチ19およびダウ
ンスイッチ20は、感度設定制御部6により設定された
しきい値を微調整するために用いられる。モードスイッ
チ21は、主として後述するLCD部23の表示モード
を切り換えるために用いられる。
【0028】また、制御部2には、光電スイッチ100
の第1および第2のしきい値データおよびチャンネルを
記憶するEEPROM(電気的に消去および書き込み可
能なリードオンリメモリ)22が接続されている。
【0029】さらに、この制御部2には、当該光電スイ
ッチ100の受光量データ、第1のしきい値データおよ
び第2のしきい値データならびに他の光電スイッチの受
光量データおよびしきい値データをデジタル的に数値表
示するためのLCD部(液晶表示部)23が接続されて
いる。LCD部23には、赤のバックライト24および
緑のバックライト25が設けられている。このLCD部
23は、表示チャンネルにおける検出信号がオンのとき
に、バックライト24が点灯することにより赤の表示を
行い、表示チャンネルにおける検出信号がオフのとき
に、バックライト25が点灯することにより緑の表示を
行う。
【0030】本実施例では、タイミング制御部3、駆動
回路11、発光素子12、受光素子13、増幅器14、
A/D変換器15が検出手段を構成し、感度設定制御部
6および感度設定スイッチ18が設定手段を構成する。
また、比較部4および出力部5が比較手段を構成し、ア
ップスイッチ19、ダウンスイッチ20および制御部2
が調整手段を構成する。なお、受光量が検出量に相当す
る。
【0031】次に、図2および図3を用いて図1の光電
スイッチ100の動作の一例を説明する。ここでは、図
2(a)に示される被検出物体200の本体部201お
よびその本体部201に付されたマーク202を検出す
るものとする。マーク202は、本体部201と異なる
色または反射率を有する。
【0032】本例では、予め第1のしきい値TH1を被
検出物体200の本体部201を検出可能な値に設定
し、第2のしきい値TH2をマーク202を検出可能な
値に設定する。すなわち、第2のしきい値TH2を第1
のしきい値TH1よりも高く設定する。そして、図2
(b)に示すように、光電スイッチ100のセンサヘッ
ド部101を測定位置に配置する。ここでは、センサヘ
ッド部101が反射型であるものとする。
【0033】図3は図2の光電スイッチ100における
受光量ならびに第1および第2の検出信号DET1,D
ET2を示す波形図である。図3に示すように、受光量
のレベルが第1のしきい値TH1を越えているときに第
1の検出信号DET1がオンし、受光量のレベルが第2
のしきい値TH2を越えているときに第2の検出信号D
ET2がオンする。したがって、第1の検出信号DET
1は、被検出物体200の本体部201が検知領域に存
在するときにオンし、第2の検出信号DET2は、マー
ク202が検知領域に存在するときにオンする。
【0034】これにより、被検出物体200の本体部2
01およびマーク202を1つの光電スイッチ100に
より検出することが可能となる。この場合、同じセンサ
ヘッド部101により本体部201およびマーク202
への投光および受光が行われるので、光電スイッチ10
0により検出される本体部201とマーク202との間
に位置ずれが生じない。また、1つのセンサヘッド部1
01により光が投射されるので、光の干渉の問題が生じ
ない。したがって、被検出物体200の異なる2つの部
分を正確に測定することが可能となる。
【0035】プログラマブルコントローラ等の外部機器
において、第1および第2の検出信号DET1,DET
2の論理和、論理積等の論理演算を行うこともできる。
次に、図4を用いて図1の光電スイッチ100の動作の
他の例を説明する。図4は図1の光電スイッチ100に
おける受光量を示す波形図である。
【0036】本例では、第1のしきい値TH1を本来の
しきい値(入光レベル)として設定し、第2のしきい値
TH2を安定入光レベルとして設定する。この場合、第
1のしきい値TH1と第2のしきい値TH2との間の領
域が非安定領域となる。また、第1の検出信号DET1
が本来の検出信号として用いられ、第2の検出信号DE
T2は光電スイッチ100の安定性を表示する安定性表
示信号として用いられる。
【0037】受光量のレベルが第1のしきい値TH1を
越えているときに第1の検出信号DET1がオンし、受
光量のレベルが第2のしきい値TH2を越えているとき
に第2の検出信号DET2がオンする。光電スイッチ1
00が安定に動作しているときには、入光時に受光量の
レベルが第2のしきい値TH2を越える。
【0038】光軸のずれ、投光面または受光面の汚れ、
投光部の発光素子の特性劣化等により受光量のレベルが
低下すると、入光時でも受光量のレベルが第1のしきい
値TH1と第2のしきい値TH2との間の非安定領域ま
でしか上昇しなくなる。この場合、第1の検出信号DE
T1がオンし、かつ第2の検出信号DET2がオフす
る。それにより、作業者は、受光量のレベルが非安定領
域にあることを知ることができ、光電スイッチ100が
不安定状態にあることを認識することができる。
【0039】なお、第1のしきい値TH1を安定遮光レ
ベルとして設定し、第2のしきい値TH2を本来のしき
い値(遮光レベル)として設定してもよい。図5は本発
明の第2の実施例による光電スイッチの処理部の構成を
示すブロック図である。第2の実施例の光電スイッチの
他の部分の構成は図1に示される構成と同様である。
【0040】図5の処理部1aが図1の処理部1と異な
るのは、比較部4および出力部5の代わりにそれぞれ比
較部4aおよび出力部5aを含み、第3のしきい値デー
タ用レジスタ9aをさらに含む点である。処理部1aの
他の部分の構成は、処理部1の構成と同様である。
【0041】本実施例では、3回の感度設定処理におい
て得られた第1のしきい値TH1、第2のしきい値TH
2および第3のしきい値TH3がそれぞれ第1のしきい
値データ、第2のしきい値データおよび第3のしきい値
データとしてそれぞれレジスタ8,9,9aに格納され
る。
【0042】比較部4aは、受光量データと第1のしき
い値データとの比較、受光量データと第2のしきい値デ
ータとの比較および受光量データと第3のしきい値デー
タとの比較を時分割で行い、それらの比較結果を出力部
5aを介して出力端子26A,26B,26Cにそれぞ
れ第1の検出信号DET1、第2の検出信号DET2お
よび第3の検出信号DET3として出力する。
【0043】次に、図6および図7を用いて第2の実施
例の光電スイッチの動作の一例を説明する。ここでは、
図6に示す被検出物体300の本体部301、およびそ
の本体部301に付された2つのマーク302,303
を検出するものとする。本体部301、マーク302お
よびマーク303はそれぞれ異なる色または反射率を有
する。
【0044】本例では、予め第1のしきい値TH1を本
体部301を検出可能な値に設定し、第2のしきい値T
H2をマーク302を検出可能な値に設定し、第3のし
きい値TH3をマーク303を検出可能な値に設定す
る。すなわち、第1のしきい値TH1、第2のしきい値
TH2および第3のしきい値TH3をこの順に高くなる
ように設定する。
【0045】図7は図6の被検出物体300を測定した
場合における受光量ならびに第1、第2および第3の検
出信号DET1〜DET3を示す波形図である。図7に
示すように、受光量のレベルが第1のしきい値TH1を
越えているときに第1の検出信号DET1がオンし、受
光量のレベルが第2のしきい値TH2を越えているとき
に第2の検出信号DET2がオンし、受光量のレベルが
第3のしきい値TH3を越えているときに第3の検出信
号DET3がオンする。したがって、第1の検出信号D
ET1は被検出物体300の本体部301が検知領域に
存在するときにオンし、第2の検出信号DET2はマー
ク302,303が検知領域に存在するときにオンし、
第3の検出信号DET3はマーク303が検知領域に存
在するときにオンする。
【0046】これにより、被検出物体300の本体部3
01およびマーク302,303を1つの光電スイッチ
により検出することが可能となる。次に、図8を用いて
第2の実施例の光電スイッチの動作の他の例を説明す
る。図8は第2の実施例の光電スイッチにおける受光量
を示す波形図である。
【0047】本例では、第1のしきい値TH2を本来の
しきい値として設定し、第2のしきい値TH2を安定入
光レベルとして設定し、第3のしきい値TH3を安定遮
光レベルとして設定する。この場合、第1のしきい値T
H1と第2のしきい値TH2との間の領域および第1の
しきい値TH1と第3のしきい値TH3との間の領域が
非安定領域となる。また、第1の検出信号DET1が本
来の検出信号として用いられ、第2の検出信号DET2
は光電スイッチの入光時の安定性を表示する安定性表示
信号として用いられ、第3の検出信号DET3は光電ス
イッチの遮光時の安定性を表示する安定性表示信号とし
て用いられる。
【0048】受光量のレベルが第1のしきい値TH1を
越えているときに第1の検出信号DET1がオンし、受
光量のレベルが第2のしきい値TH2を越えているとき
に第2の検出信号DET2がオンし、受光量のレベルが
第3のしきい値TH3を越えているときに第3の検出信
号DET3がオンする。
【0049】入光時に受光量のレベルが第1のしきい値
TH1と第2のしきい値TH2との間の非安定領域まで
しか上昇しないと、第1の検出信号DET1がオンし、
かつ第2の検出信号DET2がオフする。それにより、
作業者は、入光時の受光量のレベルが非安定領域にある
ことを知ることができ、光電スイッチが不安定状態にあ
ることを認識することができる。
【0050】遮光時に受光量のレベルが第1のしきい値
TH1と第3のしきい値TH2との間の非安定領域まで
しか低下しないと、第1の検出信号DET1がオフし、
かつ第3の検出信号DET3がオンする。それにより、
作業者は、遮光時の受光量のレベルが非安定領域にある
ことを知ることができ、光電スイッチが不安定状態にあ
ることを認識することができる。
【0051】なお、上記第1および第2の実施例では、
比較部4,4aおよび出力部5,5aがそれぞれ1つず
つ設けられているが、検出信号の数に対応する比較部お
よび出力部を設けてもよい。例えば、図1の比較部4お
よび出力部5の代わりに、図9に示すように、第1の検
出信号DET1に対応する比較部41および出力部51
を設け、第2の検出信号DET2に対応する比較部42
および出力部52を設けてもよい。
【0052】この場合、比較部41は、受光量データと
第1のしきい値データとを比較し、その比較結果を出力
部51を介して出力端子26Aに第1の検出信号DET
1として出力する。比較部42は、受光量データと第2
のしきい値データとを比較し、その比較結果を出力部5
2を介して出力端子26Bに第2の検出信号DET2と
して出力する。
【0053】上記実施例では、本発明を光電スイッチに
適用した場合を説明したが、本発明は、近接スイッチ、
超音波スイッチ等の他の検出スイッチにも同様にして適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光電スイッチの
構成を示すブロック図である。
【図2】被検出物体の一例およびその被検出物体の測定
方法を示す図である。
【図3】図2の被検出物体を測定した場合における受光
量ならびに第1および第2の検出信号を示す波形図であ
る。
【図4】第1の実施例の光電スイッチの動作の他の例に
おける受光量を示す波形図である。
【図5】本発明の第2の実施例による光電スイッチの処
理部の構成を示すブロック図である。
【図6】被検出物体の他の例を示す図である。
【図7】図6の被検出物体を測定した場合における受光
量ならびに第1、第2および第3の検出信号を示す波形
図である。
【図8】第2の実施例の光電スイッチの動作の他の例に
おける受光量を示す波形図である。
【図9】比較部および出力部の他の例を示すブロック図
である。
【図10】被検出物体の一例およびその被検出物体を従
来の光電スイッチにより測定する方法を示す図である。
【図11】図10の2つの光電スイッチにおける受光量
および検出信号を示す波形図である。
【図12】受光量、しきい値および安定入光レベルの関
係を示す波形図である。
【符号の説明】
1,1a 処理部 2 制御部 4,4a,41,42 比較部 5,5a,51,52 出力部 6 感度設定制御部 7,8,9,9a レジスタ 12 発光素子 13 受光素子 18 感度設定スイッチ 19 アップスイッチ 20 ダウンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 8/12 H03K 17/945 B H03K 17/945 G01V 9/04 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物体の有無に基づく検出量を出力
    する検出手段と、 複数のしきい値をそれぞれ独立に設定する設定手段と、 前記検出手段により得られた検出量を前記設定手段によ
    り設定された前記複数のしきい値とそれぞれ比較して前
    記複数のしきい値に対応する複数の検出結果を出力する
    比較手段とを備えたことを特徴とする検出スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、設定時に前記検出手段
    により得られる検出時および非検出時の検出量に基づい
    てしきい値を設定する自動設定手段を含み、 前記設定手段により設定された前記複数のしきい値をそ
    れぞれ独立に調整する調整手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1記載の検出スイッチ。
JP8060865A 1996-03-18 1996-03-18 検出スイッチ Pending JPH09252243A (ja)

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