JPH111247A - 凍結保存用バッグ - Google Patents

凍結保存用バッグ

Info

Publication number
JPH111247A
JPH111247A JP9158246A JP15824697A JPH111247A JP H111247 A JPH111247 A JP H111247A JP 9158246 A JP9158246 A JP 9158246A JP 15824697 A JP15824697 A JP 15824697A JP H111247 A JPH111247 A JP H111247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
port
cryopreservation
cryopreservation bag
outflow port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9158246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4034850B2 (ja
Inventor
Takeshi Uno
毅 宇野
Teruhisa Hirobe
輝久 広部
Kenichi Saito
健一 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Corp filed Critical Nissho Corp
Priority to JP15824697A priority Critical patent/JP4034850B2/ja
Publication of JPH111247A publication Critical patent/JPH111247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4034850B2 publication Critical patent/JP4034850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • B65D75/5861Spouts
    • B65D75/5872Non-integral spouts
    • B65D75/5883Non-integral spouts connected to the package at the sealed junction of two package walls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結時に存在するバッグ内のエアーを簡単な
操作で取り除くことができ、しかも貴重な内容液を余す
ことなく排出できるようにした凍結保存用バッグを提供
する。 【解決手段】 周縁部にシール部4と、少なくとも2つ
の頂点とを有する凍結保存用バッグ1であって、該凍結
保存用バッグ1は、任意の頂点に設けられた流出ポート
12と、該流出ポート12の対面に位置するシール部1
4に設けられた懸垂穴13と、残りの頂点に設けられた
流入ポート11とを備えてなり、前記流入ポート11お
よび流出ポート12を設けた頂点の内角の対頂角の角度
範囲内に向けて流入ポートおよび流出ポートが夫々設け
られてなる凍結保存用バッグである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨髄液、末梢血ま
たは臍帯血由来の造血幹細胞等を極低温下で保存する際
に用いる凍結保存用バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年骨髄移植に変わる幹細胞移植療法と
して末梢血幹細胞移植、臍帯血幹細移植が注目されてい
る。末梢血幹細胞および臍帯血幹細胞は骨髄移植とは異
なり、幹細胞採取後、凍結保護剤を添加して−80℃か
ら−196℃の極低温下で凍結保存され、必要に応じて
解凍し、移植が行われる。この凍結保存の際に使用され
るバッグとして、例えば、特開平8-173505号公報に開示
されるような、内側の超高分子量ポリエチレンの層と、
該超高分子量ポリエチレンの層よりも融点が低く、該超
高分子量ポリエチレンと相溶性のある外側の熱可塑性樹
脂の層が加熱溶着されてなる積層フィルムにより構成さ
れた凍結バッグが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の凍結保存用バッ
グの開発は主に破損を回避する為の素材の開発のみに重
点が置かれ、バッグ形状は考慮されることがなかった。
しかし、凍結時にバッグ内に存在するエアー部分に衝撃
が加わると容易に破損する虞れがある。また、エアー部
分は厚みむらの原因にもなり、この厚みむらが原因で細
胞の凍結完了の時間や解凍時間に差が生じ、細胞が損傷
しやすいという問題がある。さらにまた、凍結保存用バ
ッグに収容されている造血幹細胞等の貴重な細胞成分
は、例えば血液成分1mlの残液に、約107 〜108
程の有核細胞が含まれているため、わずかなロスも移植
に影響することが考えられる。このためバッグ内の残液
量の少ないバッグ形状が望まれている。
【0004】例えば、従来の凍結保存用バッグは、図4
に示すように、流入ポート11と流出ポート12をバッ
グの同一辺上に設けたものや、図5に示すように、バッ
グの一辺の両端に側部の辺と平行に設けたものが知られ
ている。しかし図4および図5に示すような位置に流入
ポートと流出ポートを有するバッグ形状では、血液排出
時にポート内やその廻りに血液やエアーがトラップさ
れ、貴重な幹細胞成分を無駄にしてしまう虞があるとと
もに、バッグ内のエアーを簡単な操作で、完全に抜き取
ることができず、バッグ破損の原因になっていた。本発
明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、凍結時に存
在するバッグ内のエアーを簡単な操作で取り除くことが
でき、しかも貴重な内容液を余すことなく排出できるよ
うにした凍結保存用バッグをを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は周縁部にシール
部と、少なくとも2つの頂点とを有する凍結保存用バッ
グであって、該凍結保存用バッグは、任意の頂点に設け
られた流出ポートと、該流出ポートの対面に位置するシ
ール部に設けられた懸垂穴と、残りの頂点に設けられた
流入ポートとを備えてなり、前記流入ポートおよび流出
ポートを設けた頂点の内角の対頂角の角度範囲内に向け
て流入ポートおよび流出ポートが夫々設けられてなる凍
結保存用バッグである。ここで凍結保存用バッグは多角
形のものが好ましく採用され、この際、懸垂穴は流出ポ
ートの対面に位置する頂点の外シール部に設けられるこ
とが好ましい。さらに、流入ポートは連結管に接続され
ているのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の凍結保存用バッグの
一実施例の形態を示す平面図であり、図2は本発明の凍
結保存用バッグの他の実施例の形態を示す平面図であ
り、図3は本発明の凍結保存用バッグのさらに他の実施
例の形態を示す平面図である。図1〜3に示す凍結保存
用バッグは、周縁部にシール部14を有する少なくとも
2つの頂点を有する凍結保存用バッグ1であり、この凍
結保存用バッグ1は、任意の頂点に設けられた流出ポー
ト12と、該流出ポート12の対面に位置する外シール
部14に設けられた懸垂穴13と、残りの頂点に設けら
れた流入ポート11とを備えてなり、前記流入ポート1
1および流出ポート12を設けた頂点の内角の対頂角の
角度範囲内に向けて流入ポート11および流出ポート1
2が夫々設けられている。そして図1において、流入ポ
ート11には連通管2が接続されており、この連通管2
は閉塞部材21と導入用接続部22、23を有してい
る。
【0007】凍結保存用バッグ1は、−196℃までの
極低温下でも耐えうる耐寒性と、耐衝撃性を有すると共
に、収容する内容液に対して無毒な内面を有するシート
またはフィルムを用いることが好ましい。このシートま
たはフィルムをヒートシールおよび高周波ウェルダーに
より、ポート部、底部、側面部をシールして、袋状にし
たものである。その形状は、任意の頂点に流出ポートを
備え、この流出ポートの対面に位置するシール部に懸垂
穴を備え、残りの頂点に流入ポートを備えた構成であれ
ば特に限定はない。例えば、図1に示すような四角形の
形状や、図2に示す三角形の形状や、図3に示す半楕円
の形状のものが挙げられる。
【0008】流出ポート12は廃液性を考慮して、凍結
保存用バッグ1の任意の頂点に設けられ、流出ポート1
2が設けられた頂点の内角の対頂角の角度範囲内すなわ
ち頂点に隣接する2つの辺がなす内角に対して向かい合
う角度の範囲内に向くように設けられている。前記角度
範囲を越えると廃液性が悪くなり、貴重な血液成分を無
駄にする虞れがある。そして流出ポート12の対角に位
置する頂点の外シール部141には懸垂穴13が設けら
れている。これは、吊りスタンド(図示しない)などに
吊り下げた時に流出ポート12がほぼ重力方向に向くよ
うに、懸垂穴13と流出ポート12の位置と方向が工夫
されている。上記構成によれば、凍結保存用バッグ1内
の血液成分を流出ポート12から無駄なく排出すること
ができる。また流出ポート12は、排出時まで液が流出
しない手段(例えば折れ棒や薄膜で閉鎖されたチューブ
である膜チューブ等)が具備され、さらに先端はキャッ
プ121等で保護されていることが好ましい。
【0009】流入ポート11は、血液を注入する際に混
入したエアーを容易に排出できるよう、流出ポート12
と懸垂穴13を有した頂点以外の頂点に設けられ、流入
ポート11が設けられた頂点の内角の対頂角の角度範囲
内に向くように設けられている。前記角度範囲を越える
と一回の操作で確実にエアーを抜き取るのが難しい。そ
して流入ポート11には、使用時まで閉塞される手段
(例えば折れ棒等)が具備されているのが好ましい。
【0010】連通管2は、ある程度の透明性と可撓性を
有する合成樹脂で形成されるものが好ましく、塩化ビニ
ル樹脂、シリコンゴム、ポリウレタン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α
−オレフィン共重合体等が採用される。この連通管2
は、図1において、分岐管26を介して2つの分岐路2
4、25に分岐されたものが採用されており、分岐路2
4、25には閉塞部材21と導入用接続部22、23が
設けられている。図1において、導入用接続部22には
メスルアーコネクタをプロテクターで保護したものが、
接続部23にはプラスチック針からなるものがそれぞれ
採用されており、使用用途に応じて適宜選択できる構成
となっている。連通管2は必ずしも図1に示すような2
方向に分岐された構成である必要はなく、1方向のみで
もよい。そして連通管2にはその通路を適宜開閉するこ
とが可能な閉塞部材21が設けられおり、閉塞部材21
としてはクランプや鉗子等の他に特公昭46-36526号、特
公昭60-27870号、特公平4-36028 号等に記載のローラー
クランプが用いられる。
【0011】凍結保存用バッグ1の形成材料としては、
−196℃までの極低温下でも耐えうる耐寒性と、耐衝
撃性を有すると共に、収容する内容液に対して無毒な内
面を有するものが使用される。例えば、特公昭49-8079
号公報に記載のポリイミドフィルムとフッ素化エチレン
プロピレン重合体フィルムとの積層フィルムからなるも
のや、実公昭55-55069号記載のテトラフルオロエチレン
とエチレンの共重合体フィルムからなるものや、特公昭
55-44977号公報に記載の電子線照射し2軸延伸されたエ
チレン−酢酸ビニル共重合体のフィルムからなるもの
や、特公昭62-57351号公報に記載の2軸延伸された架橋
ポリエチレンフィルムを用いたものや、特公昭60-49429
号公報に記載の2軸延伸ポリエチレンテレフタレート等
のフィルムと超高分子量ポリエチレンフィルムとの積層
フィルムを用いたものや、特開平3-295557号公報に記載
の超高分子量ポリエチレンを用いたものや、特開平8-17
3505号公報に記載の内側に超高分子量ポリエチレンの層
と、該超高分子量ポリエチレンよりも融点が低く、該超
高分子量ポリエチレンと相溶性のある外側の熱可塑性樹
脂の層が加熱溶着されてなる積層フィルムを用いたもの
等が挙げられる。
【0012】次に、図1に示す凍結保存用バッグを用い
た凍結保存方法の一例について説明する。ドナーから採
取された血液は血液バッグに収容され、遠心分離処理を
施したのち幹細胞等を多く含む血液成分は別の血液バッ
グに収容される。この血液バッグにグリセリンや、ジメ
チルスルフォキサイドを主成分とした凍結防止剤を適宜
注入した後、凍結保存を行う。凍結保存をする際には、
導入用接続部22、23を介して凍結防止剤を含む血液
を凍結保存用バッグ1に収容する。完全に血液成分が凍
結保存用バッグ1内に収容された後、流入ポート11を
持ち上げて凍結保存用バッグ1内にあるエアーを流入ポ
ート11のある角に集める。この集められたエアーはシ
リンジ等の吸引手段を用いて吸引するか、手などで押し
出して、連通管2を通じてどちらか一方の接続部から排
出される。凍結保存用バッグ1のエアーが完全に抜き取
られたら、流入ポート11から1〜2cm先をチューブシ
ーラでシールして連通管2を切り離し、液体窒素等の冷
凍手段を用いて冷凍保存する。そして、冷凍保存した血
液を必要に応じて解凍して使用する。冷凍保存後の血液
成分の使用の際は、凍結保存用バッグ1の流出ポート1
2のキャップ121を開封し、輸血セット等を接続した
後、吊りスタンド等に懸垂穴13を引っ掛け、凍結保存
用バッグ1を垂直に保持して、人体に投与する。もしく
は同様の方法を用いて血液成分を一度凍結保存用バッグ
1から分離バッグに移し、生理食塩水等で薄めてから、
輸血セット等を用いて人体に投与する等して使用され
る。
【0013】〔実施例1〕本発明の凍結保存用バッグを
用いて残存空気量と残液量の測定を行った。超高分子量
ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンの2層フィル
ムに流入ポート、流出ポートおよび懸垂穴を設けて周縁
部をヒートシールし、図1に示すような長方形のバッグ
を作成し、これに流入ポートに連通管を接続して凍結保
存用バッグとした。この凍結保存用バッグに疑似血液で
あるポリビニルピロリドンとソルビットの混合液100
mlをシリンジを用いて凍結保存用バッグに注入した。注
入の際には、プロテクターを開封し、メスルアーコネク
ターにシリンジを嵌合させて充填した。充填後、前記シ
リンジを用いて所定量のエアーを凍結保存用バッグ内に
注入したのち、流入ポートを持ち上げエアーを集め、前
記シリンジを用いて凍結保存用バッグ内のエアーを一回
抜き取った。そして一回の抜取り操作で残存するエアー
の量を1mlのシリンジを用いて測定した。n=10で測
定を行い、残存空気量の平均値を求めた。その結果を表
1に示す。また、エアーを抜き取った後、流入ポートの
1〜2cm上をチューブシーラで溶着して切り離した。そ
の後、懸垂穴をバッグ吊り下げ具に掛け、自然落差で凍
結保存用バッグ内の液を排出した。排出後、凍結保存用
バッグの重量を測定し、空バッグの重量との差を測定し
た。n=10で測定を行い、残液量の平均値を求めた。
その結果を表1に示す。
【0014】〔比較例1〕従来用いられていた、図2に
示すようなバッグの一辺に流入ポートと流出ポート有す
る凍結保存用バッグを用いて残存空気量と残液量の測定
を行った。疑似血液であるポリビニルピロリドンとソル
ビットの混合液100mlをシリンジを用いて凍結保存用
バッグに注入した。注入の際には、プロテクターを開封
し、メスルアーコネクターにシリンジを嵌合させて充填
した。充填後、前記シリンジを用いて所定量のエアーを
凍結バッグ内に注入したのち、流入ポートを持ち上げエ
アーを集め、前記シリンジを用いて凍結保存用バッグ内
のエアーを一回抜き取った。そして一回の抜取り操作で
残存するエアーの量を1mlのシリンジを用いて測定し
た。n=10で測定を行い、残存空気量の平均値を求め
た。その結果を表1に示す。また、エアーを抜き取った
後、流入ポートの1〜2cm上をチューブシーラで溶着し
て切り離した。その後、バッグ吊り下げ具に掛け、自然
落差で凍結保存用バッグ内の液を排出した。排出後、凍
結保存用バッグの重量を測定し、空バッグの重量との差
を測定した。n=10で測定を行い、残液量の平均値を
求めた。その結果を表1に示す。
【0015】〔比較例2〕従来用いられていた、図3に
示すようなバッグの一辺の両端に流入ポートと流出ポー
ト有する凍結バッグを用いて残存空気量と残液量の測定
を行った。疑似血液であるポリビニルピロリドンとソル
ビットの混合液100mlをシリンジを用いて凍結保存用
バッグに注入した。注入の際には、プロテクターを開封
し、メスルアーコネクターにシリンジを嵌合させて充填
した。充填後、前記シリンジを用いて所定量のエアーを
凍結保存用バッグ内に注入したのち、流入ポートを持ち
上げエアーを集め、前記シリンジを用いて凍結保存用バ
ッグ内のエアーを一回抜き取った。そして一回の抜取り
操作で残存するエアーの量を1mlのシリンジを用いて測
定した。n=10で測定を行い、残存空気量の平均値を
求めた。その結果を表1に示す。また、エアーを抜き取
った後、流入ポートの1〜2cm上をチューブシーラで溶
着して切り離した。その後、バッグ吊り下げ具に掛け、
自然落差で凍結保存用バッグ内の液を排出した。排出
後、凍結保存用バッグの重量を測定し、空重量との差を
測定した。n=10で測定を行い残液量の平均値を求め
た。その結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1より、本発明の凍結保存用バッグは、
従来使用されていた凍結保存用バッグに比べて残存空気
量も少なく、残液量も少ないことがわかる。
【0018】
【発明の効果】本発明の凍結保存用バッグは、エアー抜
きと排液性とが優れるように流入ポートおよび流出ポー
トの位置とポートの向きが工夫されているので、バッグ
内のエアーを確実に抜くことができ、またバッグ内の液
を余すことなく排出するとができる。このため、凍結保
存の際に衝撃によるバッグ破損が少なくなり、またバッ
グ内の貴重な血液成分を有効に利用することができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す平面図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す平面図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す平面図。
【図4】従来の凍結保存用バッグの一例を示す説明図。
【図5】従来の凍結保存用バッグの他の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1 凍結保存用バッグ 11 流入ポート 12 流出ポート 13 懸垂穴 14 シール部 2 連通管 21 閉塞部材 22、23 導入用接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部にシール部と、少なくとも2つの
    頂点とを有する凍結保存用バッグであって、 該凍結保存用バッグは、任意の頂点に設けられた流出ポ
    ートと、該流出ポートの対面に位置するシール部に設け
    られた懸垂穴と、残りの頂点に設けられた流入ポートと
    を備えてなり、 前記流入ポートおよび流出ポートを設けた頂点の内角の
    対頂角の角度範囲内に向けて流入ポートおよび流出ポー
    トが夫々設けられてなる凍結保存用バッグ。
  2. 【請求項2】 凍結保存用バッグが多角形である請求項
    1記載の凍結保存用バッグ。
  3. 【請求項3】 懸垂穴が流出ポートの対面に位置する頂
    点の外シール部に設けられてなる請求項1〜2記載の凍
    結保存用バッグ。
  4. 【請求項4】 流入ポートが連結管に接続されてなる請
    求項1〜3記載の凍結保存用バッグ。
JP15824697A 1997-06-16 1997-06-16 凍結保存用バッグ Expired - Lifetime JP4034850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15824697A JP4034850B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 凍結保存用バッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15824697A JP4034850B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 凍結保存用バッグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH111247A true JPH111247A (ja) 1999-01-06
JP4034850B2 JP4034850B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=15667455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15824697A Expired - Lifetime JP4034850B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 凍結保存用バッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4034850B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278289A (ja) * 2000-04-03 2001-10-10 Toppan Printing Co Ltd スパウト付パウチ
JP2005112360A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吊り下げパウチ
JP2009136597A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Nipro Corp 凍結保存用バッグ及び凍結保存方法
JP2009262936A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd 自立可能な平パウチ
JP2014014343A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Jms Co Ltd 生体試料移送装置及び生体試料移送方法
JP2021502094A (ja) * 2017-11-10 2021-01-28 ジュノー セラピューティクス インコーポレイテッド 閉鎖系極低温容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104840361B (zh) * 2015-05-29 2018-12-04 广州赛莱拉干细胞科技股份有限公司 一种脐血采集分离血袋

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278289A (ja) * 2000-04-03 2001-10-10 Toppan Printing Co Ltd スパウト付パウチ
JP4568949B2 (ja) * 2000-04-03 2010-10-27 凸版印刷株式会社 スパウト付パウチ
JP2005112360A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Toyo Seikan Kaisha Ltd 吊り下げパウチ
JP4513298B2 (ja) * 2003-10-02 2010-07-28 東洋製罐株式会社 吊り下げパウチ
JP2009136597A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Nipro Corp 凍結保存用バッグ及び凍結保存方法
JP2009262936A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd 自立可能な平パウチ
JP2014014343A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Jms Co Ltd 生体試料移送装置及び生体試料移送方法
JP2021502094A (ja) * 2017-11-10 2021-01-28 ジュノー セラピューティクス インコーポレイテッド 閉鎖系極低温容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4034850B2 (ja) 2008-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4198972A (en) Blood and blood component storage bags
EP0396729B1 (en) Apparatus and method for collecting and freezing blood plasma
US4131200A (en) Thermoplastic blood bag
USRE27359E (en) Method and apparatus for treating blood
JP7471316B2 (ja) マルチパート凍結乾燥容器
ES2568247T3 (es) Kit para la conservación de un producto biológico que comprende una bolsa tridimensional y una envoltura tridimensional adaptada
JP4882494B2 (ja) 凍結保存バイアルの包装体、凍結保存用キット及び凍結保存方法
JPH11290424A (ja) 低温保存袋
JP5011810B2 (ja) 凍結保存容器及び凍結保存方法
JP4034850B2 (ja) 凍結保存用バッグ
JP2007161307A (ja) 凍結保存容器、その製造方法並びに生物試料の凍結保存方法
JP2001070402A (ja) 凍結細胞解凍用バッグおよび凍結細胞解凍方法
AU2010240484A1 (en) A container for storing a flowable bodily material, and a method for storing a flowable bodily material
JPS6138705B2 (ja)
JP2008195443A (ja) 冷凍保存容器
AU674163B2 (en) Freezing bags
JP2750918B2 (ja) 赤血球の保存バッグ
JP5109631B2 (ja) 凍結保存用バッグ及び凍結保存方法
CN207411377U (zh) 一种适于组织保存的冻存袋
JP3941091B2 (ja) 冷凍保存方法
RU2749633C1 (ru) Система для лиофилизации, хранения и использования биологического материала
JPH09276367A (ja) 冷凍バッグ
CA2338604A1 (en) A bag or a bag system for collecting and storing blood and a method therefor
JP4034877B2 (ja) 生体組織の凍結保存方法
JPH07313574A (ja) 冷凍保存バッグ及び冷凍保存バッグシステム並びに冷凍保存バッグの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050712

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050715

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term