JP4882494B2 - 凍結保存バイアルの包装体、凍結保存用キット及び凍結保存方法 - Google Patents

凍結保存バイアルの包装体、凍結保存用キット及び凍結保存方法 Download PDF

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Description

本発明は、凍結保存バイアルの包装体に関する。本発明はさらに凍結保存用キット及び凍結保存方法に関する。
近年、再生医療、細胞含有医薬及び不妊治療などの細胞医療分野がめざましい発展を遂げている。これらの細胞医療分野において、生物試料を凍結保存する技術は全ての当業者が実施する必要不可欠な技術である。
細胞を凍結保存するための容器として、本出願人は超高分子量ポリエチレン層と低密度ポリエチレン層との積層フィルムにより形成したバッグの発明が開示されている(特許文献1)。この発明の実施品は、近年のわが国における臍帯血バンクの発展に貢献している。また、前記凍結保存バッグ以外にも、ポリイミドフィルムとフッ素化エチレンプロピレン重合体フィルムとの積層フィルムからなるもの(特許文献2)や、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体フィルムからなるもの(特許文献3)等が提案されている。さらに、特許文献4には、電子線照射し2軸延伸されたエチレン−酢酸ビニル共重合体のフィルムで成形された凍結保存バイアルが開示されている。特許文献5には、2軸延伸された架橋ポリエチレンフィルムで成形された凍結保存バイアルが開示されている。
係るバッグを用いて浮遊系細胞を凍結保存するには、まず細胞を懸濁した液を調製し、バッグに備えたポート又はポートに結合されたチューブから前記懸濁液を注入する。次に、バッグに備えたポート又はポートに結合されたチューブを溶着することにより封をする。そして、浮遊系細胞を収容したバッグを液体窒素内に浸漬させる。
ところで、実験室レベルにおける生物試料の凍結保存には、ポリプロピレン製のクライオバイアルが一般的に使用されている。クライオバイアルは、図3に示すようにバイアル開口に蓋を螺合する典型的なバイアルである。係るクライオバイアルの使用方法は、容器内に生物試料を収容後、開口に蓋を螺合・装着し、そのまま液体窒素に浸漬して保存する。
しかしながら、生物試料を収容したクライオバイアルを液体窒素内で保存する際、クライオバイアルの容器本体と蓋との隙間から液体窒素又は当該液体窒素に存在する雑菌(主にマイコプラズマ)が容器内部に侵入するおそれがある。隙間は、容器本体と蓋の成形の際における樹脂の熱収縮に起因して生じるものである。係る隙間が生じないように成形すると、製造コストが非常に高価となるばかりではなく、蓋と容器本体との摩擦により樹脂が削れるおれもある。
さらに、容器内に液体窒素が侵入した状態でバイアルを液体窒素タンクから取り出すと、容器内の温度の上昇により液体窒素が急激に膨張する。その結果、バイアルが破裂する又は蓋が発射され、作業者が怪我をするという事故が発生するおそれがある。もし、このような事故で作業者が怪我をしてしまえば、作業者の傷口から液体窒素の雑菌が侵入し、バイオハザードに発展するおそれがある。
さらに、前記液体窒素内の雑菌に限らず、ヒト由来の生体試料中に肝炎やエイズウイルスなどを含む場合も、凍結中にウイルスを持った細胞を凍結した容器から、他の生体試料へ感染するおそれもある。
係る課題を解決する手段として、前記特許文献1〜5のバッグを用いることが考えられる。しかしながら、特許文献1〜5のバッグは容量が大きいために、小容量の生物試料を保存するのには必ずしも適していない。何故ならば、当該バッグには生体試料の分散液を導入するためのポートを備える必要があり、その分バッグの内容積を大きくする必要があるためである。すると、バッグに十分収容する程度の容量にするために、保存液などにより生物試料を希釈する必要がある。この結果、凍結保存後に当該試料を使用する際に、濃縮という煩雑な作業を行う必要がある。
また、他の解決手段として、市販の熱可塑性チューブを用いる方法がある。具体的には、当該熱可塑性チューブにクライオバイアルを挿入した後、熱により収縮することにより、液体窒素の混入を防止するものである。しかしながら、熱収縮チューブをヒートガンなどで100℃近くまでチューブを加熱することから、容器内の細胞が熱により死滅する恐れがある。またチューブの開口部はヒートガンで加熱したピンセットでチューブをつまんで封止するが、この際にチューブが破損するケースが多い。このため、これらの製品はあまり普及していない。
さらに、他の解決手段として、液体窒素の気層中や超低温フリーザーで保存する方法も考えられる。しかし、長期間に細胞を保存する場合には、気層でフリーザーやタンクの蓋を開閉するたびに、温度変化が発生するため、信頼性に問題がある。
特許第2876588号公報 特公昭49−8079号公報 実公昭55−55069号公報 特公昭55−44977号公報 特公昭62−57351号公報
したがって、凍結保存バイアル内への液体窒素、雑菌又はウイルスが容器内部に侵入を防止し、稀少な生物試料の保存を安全且つ容易に行うことができる技術が求められる。
本発明は、
[1] 生体試料を収容するための凍結保存バイアルを包装するための包装体であって、
前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、
前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、
前記開口部と前記収納部を連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、
前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、
を具備する包装ユニットを含み、
前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とする凍結保存バイアルの包装体。
[2] さらに、前記包装ユニットの開口部に挿入誘導手段を付設した[1]に記載の凍結保存バイアルの包装体、
[3] 前記包装ユニットの底部がスタンディングパウチ構造である[1]に記載の凍結保存バイアルの包装体、
[4] 前記包装ユニットが、縦列に複数連設されてなる[1]に記載の凍結保存バイアルの包装体、
[5] 生体試料を凍結保存するためのキットであって、
生体試料を収容するための容器本体及び前記容器本体開口に装着する蓋部を備えた凍結保存バイアル、
並びに、前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、前記開口部と前記収納部を連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、を具備する包装ユニットを含み、前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とする凍結保存バイアルの包装体
を備えた凍結保存用キット、
[6] さらに、前記包装ユニットの開口部に挿入誘導手段を付設した[5]に記載の凍結保存用キット、
[7] 前記包装ユニットの底部がスタンディングパウチ構造である[5]に記載の凍結保存用キット、
[8] 前記包装ユニットが、縦列に複数連設されてなる[5]に記載の凍結保存用キット、並びに、
[9] 生体試料を収容した凍結保存バイアルを包装体で包装して凍結保存する方法であって、
前記凍結保存バイアルは、生体試料を収容するための容器本体及び前記容器本体開口に装着する蓋部を備え、
前記包装体は、前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、前記開口部と前記収納部を連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、を具備する包装ユニットを含み、前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とするものであって、
前記生体試料を凍結保存バイアルに収容するステップと、
前記凍結保存バイアルを前記包装体の包装ユニットの収納部に収納するステップと、
前記包装ユニットの区画部を熱シールすることにより、前記包装ユニットの収納部を密封するステップと、
前記包装体で包装された凍結保存バイアルを凍結保存するステップと
を含む凍結保存方法に関する。
本発明の凍結保存バイアルの包装体によれば、稀少な生物試料の保存を安全且つ容易に行うことができる。より詳しくは、凍結保存バイアルの包装体により液体窒素、雑菌又はウイルスが容器内部に侵入しにくいために、容器内部に保存した生物試料が汚染されることがない。また、液体窒素が容器内部に侵入することがないため、解凍作業を安全に行うことができる。さらに、コンパクトでかさばらず市販の凍結保存バイアル用固定器具(ケーン)に容易に取り付けることができる。
以下、本発明の凍結保存バイアルの包装体について図面を用いて説明する。
図1は本発明の凍結保存バイアルの包装体の一実施例を示す図である。本発明における「凍結保存バイアルの包装体」とは、生体試料を収容するための凍結保存バイアルを包装し、溶着により密封しうるものいう。図1における凍結保存バイアルの包装体は、前記凍結保存バイアルを挿入する開口部11と、前記凍結保存バイアルを収納する収納部12と、前記開口部11と前記収納部12を連通し、溶着により前記開口部11と前記収納部12を区画する区画部14と、前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と13、を具備する包装ユニット1を含む。
「生物試料」とは、生体由来のものであれば、特に限定されるものではなく、動物組織や微生物が含まれる。例えば、
i)全血、赤血球、白血球、血漿、血小板及び多血小板血漿などの血液成分
ii)骨骸単核細胞、造血幹細胞、ES細胞、間葉系幹細胞、精子細胞及び卵子細胞などの希少な細胞、
iii)薬剤耐性結核菌などの微生物変異体などを含む微生物
iv)精子及び卵子
などが挙げられる。これら生物試料の中でも、保存する量が少量である観点から、ii)希少な細胞、並びに、iv)精子及び卵子であり、特に好ましくはiv)精子及び卵子である。
「凍結保存」とは、少なくとも0度以下での環境下で保存することをいうが、長期にわたって保存できる観点から、好ましくは−20度以下(極低温)、さらに好ましくは−80度以下、特に好ましくは−196度(液体窒素温度)の環境下での保存することをいう。凍結保存を実施する方法としては、例えば、市販のディープフリーザーなどの装置を用いて行う方法、及び、ドライアイス、液体窒素及び液体ヘリウムなどの冷却物質を用いて行う方法などが挙げられる。これらの凍結保存方法の中でも長期にわたって保存できる観点から、液体窒素が好ましい。
「凍結保存バイアル」とは、生体試料を収容するための容器本体及び前記容器本体を封ずる蓋部を備えた容器をいい、少なくとも0度以下の環境下に物理的に耐えうる材料で構成された容器をいう。例えば、図3に示すような生体試料を収容するための容器本体21及び前記容器本体21を封ずる蓋部22を備えたものが挙げられる。当該バイアルは、クライオバイアル(慣用名)と称し市販されている。以下、本発明においてこのような市販の凍結保存バイアルを「クライオバイアル」と称す。これらクライオバイアルは、例えば、ナルジェヌンクインタナショナル社、フィッシャー・サイエンティフィック社、住友ベークライト社、及び、コーニング社などから購入することができる。
「容器本体」とは、口部及び底部を備えた一般的な容器の形状のものをいう。容器本体21の形状は、例えば、円柱状、角柱状、円錐状及び角錐状などが挙げられる。これらの形状の中でも製造が容易であり、図4に示すようなクライオバイアルを取り付けるための固定器具(ケーン)3に適応できる観点から円柱状であることが好ましい。また、容器本体21の内容量は特に限定されるものではないが、約0.5〜10mlである。例えば、クライオバイアルは、1.2ml、2ml、3ml、4ml、5ml及び10mlのものが市販されている。
「蓋部」は容器本体21の口部を塞ぐものをいい、例えば、ゴム栓、螺合構造及び嵌合構造などが挙げられる。これらの構造の中でも、クライオバイアルでは螺合構造を有する蓋が一般的である。蓋部22における螺合構造の形態は、特に限定されるものではなく、外ネジ構造であっても、内ネジ構造であってもよい。
以上に説明した凍結保存バイアル2の材料は、バイアル形状に成形可能なものであり、少なくとも0度以下、好ましくは−40度以下、特に好ましくは−196度(液体窒素温度)の環境下で外力により容器本体が変形しにくい程度の硬度のものを選択することができる。本発明においてこのような凍結保存バイアル2の材料となりうるものを「耐寒性プラスチック」と称す。耐寒性プラスチックの材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート及びポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。また、耐寒性プラスチックの硬度は、容器本体が破損しない程度であれば特に限定されるものではないが、曲げ弾性率で約900MPa以上、好ましくは約1,000〜2,000MPa、特に好ましくは約1,200〜1,700MPaである。
また、容器本体21の厚さは、破断強度を有し、凍結保存における熱伝導を阻害しない程度の厚さであれば特に限定されるものではない。例えば、前記耐寒性プラスチックの材料がポリプロピレン又はポリテトラフルオロエチレンである場合、容器本体21の厚さは、約0.5〜1.5mm、好ましくは約0.8〜1.2mmである。これら容器の設計は、選択する耐寒性プラスチックにより当業者が適宜設定できるものであるため、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の包装体における「開口部」とは、凍結保存バイアル2を挿入するための部分をいう。開口部11の位置は上端及び側端のいずれかに備えてもよいが、包装及び密封が容易である観点から上端に備えることが好ましい。その大きさなどは、収容する凍結保存バイアルの外径及び高さに依存して当該凍結保存バイアル2を収納できる程度に当業者が適宜選択できる。
また、本発明の包装体の開口部11には挿入誘導手段111を備えることが好ましい。「挿入誘導手段」とは、凍結保存バイアルを包装体の開口部11を通じて、収納部12への挿入を容易とする手段をいう。例えば、図1に示すように少なくとも2枚のフィルムが分岐した構造が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。この場合、凍結保存バイアルを2枚のフィルムに挟み、開口部11へと摺動させることによって容易に挿入することができる。
本発明の包装体における「収納部」とは、凍結保存バイアル2全体を覆う領域をいう。その大きさなどは、収容する凍結保存バイアルの外径及び高さに依存して当業者が適宜設定できる。また、包装体の収納部12と凍結保存バイアル2との間の空気の容量が少量となるような構造であることが好ましいことから、凍結保存バイアルの占有体積と収納部12の内容積は略同一、若しくは、収納部12の内容積の方が若干大きくする。例えば、内容量1.2ml、外径12.5mm、高さ43mmのクライオバイアルの場合、収納部12の内周は約40〜50mm、高さは約50〜100mmである。例えば、内容量2ml、外径12.5mm、高さ49mmのクライオバイアルの場合、収納部12の内周は約40〜50mm、高さは約56〜110mmである。例えば、内容量5ml、外径12.5mm、高さ92mmのクライオバイアルの場合、収納部12の内周は約40〜50mm、高さは約99〜150mmである。
本発明の包装体における「底部」とは、凍結保存バイアル2の下面を支持する部分をいう。その形状は、凍結保存バイアル2の下面の形状により適宜設定することができ、平底であっても、丸底であってもよい。また、凍結保存バイアル2を収納部12に収納した際における、底部13のシール部の剥離防止、並びに、凍結保存バイアル2と収納部12との間に残存する空気を少なくする観点から、図1の底部のようにスタンディングパウチ構造であることが好ましい。「スタンディングパウチ構造」とはフィルムのみからなる容器であって、容器が自立可能な構造をいう。このようなスタンディングパウチ構造は、一般的にはインスタント食製品、食用油及びゼリー状飲料物などの食品分野、シャンプー、リンス及びボディーソープなどの生活用品分野において、商品の陳列を可能とする目的で樹脂フィルム製容器に設けている。しかしながら、組織、細胞及び微生物の凍結保存分野において、凍結保存バイアル挿入時における、底部周辺のシール部の剥離防止、並びに、凍結保存バイアルと収納部との間に残存する空気を少なくする観点から、凍結保存バイアルの包装体の底部にスタンディングパウチ構造を設けることは当業者にとって容易に想到できるものではない。
本発明における「区画部」とは、開口部11と収納部12とを連通し、溶着により開口部11と収納部12を区画することにより、凍結保存バイアル2を包装密封するものをいう。したがって、区画部14は開口部11と収納部12の間に設ける。その大きさは、対向する側壁が密着し、溶着による遮断が可能であれば特に限定されるものではない、例えば、上から開口部11、区画部14、収納部12と配置した場合、区画部14の高さ約2〜10mm、好ましくは約2〜5mmである。また、この場合における区画部14の内径は、開口部11及び収納部12の内径と同じであればよい。
本発明における「包装ユニット」とは、開口部11、収納部12、底部13及び区画部14を含む概念をいう。包装ユニット1の数は、単数であってもよいが、図2のように縦列に複数連設したものが好ましい。このように包装ユニット1が複数連設した形態の場合、同一の生体試料を小分けした後、複数の凍結保存バイアル2に収容して保存することができる。また、図4に示すような市販の凍結保存バイアルの固定器具(ケーン)3の把持部31の間隔に対応させて包装ユニット1の位置を定めることができるため、市販の凍結保存バイアル2の固定器具(ケーン)3に容易に取り付けることができる。
また、固定器具(ケーン)3使わなくとも、図2に示すように複数の包装ユニット1の上端に懸垂穴15を設けることにより、つり下げてまとめて取り扱うこともできる。
また、本発明の包装ユニット1は、耐寒性樹脂フィルムからなる。「耐寒性樹脂フィルム」とは、熱シールが可能であり、可撓性を有し、少なくとも0度以下、好ましくは−20度以下(極低温)、さらに好ましくは約−80度以下、特に好ましくは−196度(液体窒素温度)の環境下で物理的に耐えうる耐寒性高分子層を含むものをいう。このような耐寒性樹脂フィルムとしては、例えば、超高分子量ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、エチレン−テトラフロエチレン共重合体及びテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロペンテン共重合体などが挙げられる。また、市販の含フッ素高分子としては、ダイキン工業社製のネオフロンEFEP(商標)等が挙げられる。
また、耐寒性及び/又は包装体の成形の容易性を向上させるために、当業者は前記フィルムを含む適宜積層フィルムを製造することができる。例えば、超高分子量フィルムの両面に低密度又は中密度ポリエチレンフィルムを積層する方法が挙げられる。
前記耐寒性樹脂フィルムの製造方法は、その分子構造、ガラス転移温度及び融点などにより当業者が適宜選択して製造することができる。例えば、圧縮成形、射出成形、押出成形、切削加工、Tダイ成形、インフレーション成形及び溶剤キャスティング法などが挙げられる。これらの製造方法の中でも製造が容易である観点から、インフレーション成形が好ましいが、本発明はこれらに限定されるものではない。
前記耐寒性樹脂フィルムの膜厚は、可撓性を有する程度であれば特に限定されるものではない。例えば、耐寒性樹脂フィルムがフィルムである場合、約25〜500μm、好ましくは約50〜300μmであり、特に好ましくは約75〜200μmである。
以下は本発明の凍結保存バイアルの包装体の製造は、包装ユニット1が耐寒性樹脂フィルムからなることから、当該フィルムを二枚重ね合わせた後、溶着により製造することができる。溶着の幅は、使用する耐寒性樹脂フィルムの特徴を考慮して、当業者が適宜設定できるため、特に限定されるものではい。例えば、耐寒性樹脂フィルムが超高分子量ポリエチレンフィルムの両面に低分子量ポリエチレンフィルムを積層した積層フィルムである場合、溶着部が剥離しない程度の強度を有し、包装体の大きさがかさばらないようにする観点から、溶着幅は約1〜6mm、好ましくは約2〜4mmである。
本発明は、以上に説明した凍結保存バイアルの包装体を含むキットしてもよい。本発明の凍結保存キットは、少なくとも包装体及び凍結保存バイアル2を含む。さらに、凍結保存を容易に行うことができる観点から、図4に示すような凍結保存バイアル2の固定器具(ケーン)3及び/又は図5に示すようなトレイ4を備えることが好ましい。
本発明は、生体試料の保存方法に及ぶ。具体的には、
1)生体試料を凍結保存バイアル2に収容するステップ
2)凍結保存バイアル2を包装体の包装ユニット1の収納部12に収納するステップ
3)包装体の区画部14を溶着することにより、凍結保存バイアル2を包装するステップ
4)包装された凍結保存バイアルを凍結保存するステップ
を含む。
まず、1)生体試料を凍結保存バイアル2に収容する。収容する方法は、当業者が
例えば、特開2003−009845号公報に開示されている方法、又は、図5に示すデバイスを用いて収納する方法が挙げられる。特に、保存する生体試料が膜状の組織、精子又は卵子である場合、組織が損傷することなく凍結保存することができる点で、図5に示す凍結保存用トレイ4を用いることが好ましい。具体的には、図5に示す凍結保存用トレイ4上に膜状の組織、精子又は卵子を載置又は巻回した後、膜状の組織、精子又は卵子が凍結保存用トレイ4から脱落しないように凍結保存バイアル2に収容すればよい。その後、凍結保存バイアル2は、蓋部22で蓋をする。
次に、2)凍結保存バイアル2を包装体の包装ユニット1の収納部12に収納する。凍結保存バイアル2を開口部11から挿入し、そのまま収納部12まで摺動することによって収納する。上述したように挿入誘導手段111を備えた場合、凍結保存バイアル2を容易に開口部11に挿入することができる。
そして、3)包装体の区画部14を溶着することにより、凍結保存バイアルを包装する。溶着は、例えば、インパルス式のシーラーなどを用いて熱溶着を行う。溶着の温度は、耐寒性樹脂フィルムの材料の種類及びその特徴を考慮して当業者が適宜設定できる。例えば、耐寒性樹脂フィルムがポリエチレンと超高分子量ポリエチレンとの積層フィルムである場合、シール強度の観点から、約150〜250℃、好ましくは約170〜200℃である。また、例えば、耐寒性樹脂フィルムがポリイミドと含フッ素系高分子との積層フィルムである場合、シール強度の観点から、約200〜350℃、好ましくは約200〜300℃である。また、省スペース化の観点から溶着部分以外の不要な箇所は、鋏による剪断や刃物による切断などにより切除してもよい。
最後に、4)包装された凍結保存バイアル2を凍結保存する。凍結保存は、上述したように、0度以下での環境下で保存することをいうが、長期にわたって保存できる観点から、好ましくは−20度以下(極低温)、さらに好ましくは−80度以下、特に好ましくは−196度(液体窒素温度)の環境下での保存することをいう。凍結保存を実施する方法としては、例えば、市販のディープフリーザーなどの装置を用いて行う方法、及び、ドライアイス、液体窒素及び液体ヘリウムなどの冷却物質を用いて行う方法などが挙げられる。これらの凍結保存方法の中でも長期にわたって保存できる観点から、液体窒素が好ましい。
また、包装体が二枚のフィルムの溶着により製造されたものであれば、上述の工程2)及び3)を実施した際に、図6に示すようにシール部分が変形する。図6(b)は包装体に凍結保存バイアルを収納した時における側面図であるが、両端のシール部はフィルム面に対して前方(又は後方)に矩形する。これにより、当該フィルムが破損することなく図4に示すケーン3の把持部31に容易に嵌めることができる。
そして、保存された生体試料を解凍して使用する。解凍方法は、当業者により適宜選択して行うことができるため特に限定されるものではない。例えば、37℃の温浴に浸漬することにより生体試料を解凍する。この際、包装体ごと解凍してもよいし、包装体を除去してから解凍してもよい。
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図1の凍結保存バイアルの包装体は、凍結保存バイアル2を挿入する開口部11と、凍結保存バイアル2を収納する収納部12と、凍結保存バイアル2の下面を支持する底部13と、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部14とを設けた包装ユニット1を含む。開口部11には2枚のフィルムからなる挿入誘導手段111を備えており、凍結保存バイアル2を容易に挿入することができる。底部13はスタンディングパウチ構造であり、凍結保存バイアル2を深く収納したとしても、底部13周辺のシール部は剥離しない。また、破線は凍結保存バイアル2を示している。凍結保存バイアル2は、図3に示すように生体試料を収容する容器本体21と、当該容器本体21を封ずる蓋部22を備え、当該蓋部22は内ネジ構造である。
<実施例2>
図2は実施例1における凍結保存バイアルの包装体における包装ユニット1を複数縦列に配列したものである。挿入誘導手段111を構成するフィルムは、包装ユニット1を複数連設させる役割も担う。また、最上段の包装ユニット1の挿入誘導手段111の先端には、懸垂穴15を備えることにより、凍結保存する生体試料をまとめて取り扱うことができる。
本発明の凍結保存バイアルの包装体によれは、凍結保存バイアルを用いて稀少な生物試料の保存を安全且つ容易に行うことができる。より詳しくは、凍結保存バイアル内に液体窒素、雑菌又はウイルスが容器内部に侵入しにくいために、容器内部に保存した生物試料が汚染されることがない。また、液体窒素が容器内部に存在しないので、解凍作業などを行った場合、液体窒素が急激に膨張し、容器の破損などを防止し、作業者が怪我をするおそれがない。したがって、微生物又は細胞を保存するためのバンク、例えば、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターなどで用いることができる。
本発明の凍結保存バイアルの包装体の一実施例を示す図である。破線は凍結保存バイアルを示す。 本発明の凍結保存バイアルの包装体の変形例を示す図である。 従来の凍結保存容器を示す図である。 凍結保存バイアルを固定する固定器具(ケーン) 生体試料の凍結保存の際に使用するトレイを示す図である。 本発明の凍結保存バイアルの包装体で凍結保存バイアルを収納した際の正面図(a)及び側面図(b)を示す図である。破線は凍結保存バイアルを示す。
符号の説明
1 包装ユニット
11 開口部
111 挿入誘導手段
12 収納部
13 底部
14 区画部
15 懸垂穴
2 凍結保存バイアル
21 容器本体
22 蓋部
3 固定器具(ケーン)
31 把持部
4 凍結保存用トレイ

Claims (7)

  1. 生体試料を収容するための凍結保存バイアルを包装するための包装体であって、
    前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、
    前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、
    前記開口部と前記収納部との間に設けられ、対向する側壁が遮断された構造で、前記開口部と前記収納部とを連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、
    前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、
    を具備する包装ユニットを含み、
    前記開口部に挿入誘導手段を備え、
    前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とする凍結保存バイアルの包装体。
  2. 前記包装ユニットの底部がスタンディングパウチ構造である請求項1に記載の凍結保存バイアルの包装体。
  3. 前記包装ユニットが、縦列に複数連設されてなる請求項1に記載の凍結保存バイアルの包装体。
  4. 生体試料を凍結保存するためのキットであって、
    生体試料を収容するための容器本体及び前記容器本体開口に装着する蓋部を備えた凍結保存バイアル、
    並びに、前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、前記開口部と前記収納部との間に設けられ、対向する側壁が遮断された構造で、前記開口部と前記収納部を連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、を具備する包装ユニットを含み、前記開口部に挿入誘導手段を備え、前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とする凍結保存バイアルの包装体
    を備えた凍結保存用キット。
  5. 前記包装ユニットの底部がスタンディングパウチ構造である請求項4に記載の凍結保存用キット。
  6. 前記包装ユニットが、縦列に複数連設されてなる請求項4に記載の凍結保存用キット。
  7. 生体試料を収容した凍結保存バイアルを包装体で包装して凍結保存する方法であって、
    前記凍結保存バイアルは、生体試料を収容するための容器本体及び前記容器本体開口に装着する蓋部を備え、
    前記包装体は、前記凍結保存バイアルを挿入する開口部と、前記凍結保存バイアルを収納する収納部と、前記開口部と前記収納部との間に設けられ、対向する側壁が遮断された構造で、前記開口部と前記収納部を連通し、溶着により前記開口部と前記収納部を区画する区画部と、前記凍結保存バイアルの下面を支持する底部と、を具備する包装ユニットを含み、前記開口部に挿入誘導手段を備え、前記包装ユニットは耐寒性樹脂からなることを特徴とするものであって、
    前記生体試料を凍結保存バイアルに収容するステップと、
    前記凍結保存バイアルを前記包装体の包装ユニットの収納部に収納するステップと、
    前記包装ユニットの区画部を熱シールすることにより、前記包装ユニットの収納部を密封するステップと、
    前記包装体で包装された凍結保存バイアルを凍結保存するステップと
    を含む凍結保存方法。
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