JPH11123738A - リブ付成形品 - Google Patents

リブ付成形品

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JPH11123738A
JPH11123738A JP29072297A JP29072297A JPH11123738A JP H11123738 A JPH11123738 A JP H11123738A JP 29072297 A JP29072297 A JP 29072297A JP 29072297 A JP29072297 A JP 29072297A JP H11123738 A JPH11123738 A JP H11123738A
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JP
Japan
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rib
ribs
molded product
body portion
molded article
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JP29072297A
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Yuji Tanaka
裕二 田中
Masato Kuramitsu
匡人 倉光
Yoshinobu Matsuura
良暢 松浦
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • B29C2045/0043Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks preventing shrinkage by reducing the wall thickness of the moulded article

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅広で高いリブ1を設けても、このリブ1に
対応する成形品表面に目立ったひけが発生しないように
する。 【解決手段】 主本体部2の厚みをT、リブ回り本体部
3の厚みをt、リブ1の幅をb、リブ1の突出高さをh
としたときに、 T−t≧0.2mm t≦1.8mm b≧1.3t h≧1.5b を満たすリブ付成形品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏面に突出したリ
ブを有する合成樹脂成形品に関する。更に詳しくは、補
強効果に優れる広幅(厚肉)のリブを有しているにも拘
らず、このリブに対応する表面側にひけによる外観不良
を生じないリブ付成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂成形品において、裏面
(非意匠面)側に突出したリブを有する成形品について
は、冷却に伴う樹脂の収縮によって、この裏面側のリブ
に対応する成形品表面(意匠面)にひけと呼ばれる窪み
を生じることが広く知られている。
【0003】従来、このひけによる成形品の外観不良を
防止するために、特にリブの幅を狭くすることが行われ
ている。これは、成形品本体部側の樹脂が流動状態を維
持している間にリブを冷却してしまうことによって、リ
ブの収縮によるひけを成形品本体部の意匠面に発生させ
ないようにするもので、具体的には、リブの幅を成形品
の厚みの1/3程度とすることが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
OA機器や家庭電気器具の筐体、更には自動車の外板部
品、住宅の室内や浴室の壁、天井等の大型成形品の需要
が高まると共に、製品のコストダウンや軽量化のための
成形品の薄肉化の要望も高まってきている。
【0005】薄肉で大型の成形品の場合、強度維持のた
めにリブが必要となる。リブは、幅広で高いほど補強効
果が高く、従来のような成形品の厚みの1/3程度の幅
のリブでは必要な補強効果が得にくい問題がある。ま
た、必要な補強効果を得るために、幅広で高いリブを設
けると、対応する成形品表面がひけ、外観不良を生じや
すくなってしまうことから、薄肉で大型の成形品設計上
の大きな制約となっている。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、幅広で高いリブを設けても、このリ
ブに対応する成形品表面に目立ったひけが発生しないよ
うにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために本発明では、
裏面側に突出したリブを有する合成樹脂成形品であっ
て、成形品の主要部を構成する主本体部の厚みをT、成
形品のリブの付け根付近を構成するリブ回り本体部の厚
みをt、リブの幅をb、リブの突出高さをhとしたとき
に、 T−t≧0.2mm t≦1.8mm b≧1.3t h≧1.5b を満たすことを特徴とするリブ付成形品としているもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、冷却に伴う樹脂の収縮
によって生じるひけを、リブ自体に集中して発生させる
ことにより、リブに対応する成形品表面へのひけの発生
を抑えてしまうもので、ひけをリブ自体に集中して発生
させるための条件を見出した点に大きな特徴を有する。
以下にこの条件について説明する。
【0009】本発明に係るリブ付成形品は、図1に示さ
れるように、成形品の裏面側に突出したリブ1を有する
合成樹脂成形品である。図1において、Tは成形品の主
要部を構成する主本体部2の厚み、tは成形品のリブ1
の付け根付近を構成するリブ回り本体部3の厚み、bは
リブ1の幅、hはリブ1の突出高さである。また、図示
される主本体部2とリブ回り本体部3間は、厚みが連続
的に変化して両者間をつなぐ接続本体部4となってお
り、W1 がリブ回り本体部3の幅、W2 が接続本体部4
の幅である。
【0010】ひけをリブ自体に集中して発生させ、成形
品表面へのひけを防止するためには、少なくとも次の
(1)〜(4)の条件を満たしていることが必要であ
る。
【0011】T−t≧0.2mm … (1) t≦1.8mm … (2) b≧1.3t … (3) h≧1.5b … (4)
【0012】更に上記条件について説明すると、本発明
は、従来とは逆に、リブ1部分より先に成形品本体部を
冷却して剛性を持たせることで、リブ1部分の冷却に伴
うひけが、リブ1に対応する成形品の表面側に及ぶのを
抑えてしまおうとするものである。
【0013】しかしながら、成形品本体部全体を極端に
薄肉化してしまうと、成形品自体の必要な強度を維持で
きなくなる。このため、本発明においては、薄肉化する
のを、リブ1の存在によるひけが生じるリブ回り本体部
3のみとし、それ以外(接続本体部4を設けた場合に
は、リブ回り本体部3と接続本体部4以外)の主本体部
2の厚みは成形品の強度上必要な厚みとすることで、成
形品の強度維持が図れるよう、(1)の条件を定めてい
るものである。(1)の上限値は、常識的な成形品の厚
みの範囲から定まるが、Tとtの厚み差を極端に大きく
すると、主本体部2とリブ回り本体部3間の境界の存在
が表面の艶むら、歪み等として生じやすくなることか
ら、3mm≧T−tとすることが好ましい。
【0014】(2)の条件は、リブ回り本体部3をリブ
1部分より先に冷却して剛性を持たせ、リブ1部分の冷
却に伴うひけが、リブ回り本体部3の表面へ及ぶのを抑
えてしまうためのものである。一般の成形品本体部は、
薄い肉厚のものでも2mm以上の厚みであるのが通常で
ある。1.8mm以下であるリブ回り本体部3の厚みは
一般の薄肉の成形品本体部に比してもよりかなり薄いも
のであり、これによって迅速な冷却を図ることができる
ようになっている。リブ回り本体部3の厚みtの下限は
必要な強度が維持できる範囲で定めれば足るが、過剰に
薄くし過ぎると、リブ1部分の収縮力によってリブ回り
本体部3に反りを生じやすくなることから、0.5mm
≦tとすることが好ましい。
【0015】本発明においては、(3)の条件に示され
るように、リブ1の幅bが従来に比してかなり大きなも
のとなっている。これは、リブ1による補強効果を増大
させると共に、リブ1部分を厚肉化して、その冷却を上
記リブ回り本体部3より遅らせるものである。このリブ
1の幅bの上限値は、リブ1に要求される補強効果に応
じて定めれば足るが、過剰に大きくすると、リブ1部分
の収縮力が大きくなってリブ回り本体部3に反りを生じ
やすくなることから、4t≧bであることが好ましい。
【0016】また、(4)の条件は、リブ1の補強効果
を増大させるためのみではなく、リブ1部分の熱収縮に
よって生じるひけを、図2(a)に点線で示されるよう
に、主にリブ1の両側面に集中して発生させるためのも
のである。リブ1の高さhが1.5b未満となると、図
2(b)に点線で示されるように、リブ1の上面に大き
なひけが生じやすく、これに伴ってリブ回り本体部3の
表面にもひけが発生しやすくなる。リブ1の高さhの上
限は、リブ1に要求される補強効果に応じて定められ
る。
【0017】リブ回り本体部3の幅W1 は、成形品の強
度が維持できる範囲で選択すればよいが、リブ回り本体
部3の迅速な冷却を得やすくするためには、 W1 ≧0.5b … (5) を満たすことが好ましい。リブ回り本体部3の幅W1
過剰に小さくすると、主本体部4からの伝熱の影響を受
けやすくなる。また、この幅W1 の上限も、必要な強度
が維持できる範囲で定めれば足るが、過剰に広くし過ぎ
ると必要な強度が維持しにくくなることから、10b≧
1 であることか好ましい。
【0018】接続本体部4は必須のものではなく、図3
に示されるように主本体部2とリブ回り本体部3間に階
段状の段差を設けてしまってもよい。しかし、主本体部
2とリブ回り本体部3間の境界の存在が表面の艶むら、
歪み等として現われにくくするため、並びに、応力集中
による破損を防止する上で、図1に示されるように接続
本体部4を設けることが好ましい。
【0019】接続本体部4は、主本体部2からリブ回り
本体部3間の肉厚変化をなだらかにするためのもので、 W2 ≧0.5b … (6) を満たすことが好ましい。接続本体部4の幅W2 が狭す
ぎると、主本体部2からリブ回り本体部3間の肉厚変化
を十分なだらかにできず、接続本体部4を設けた意味が
得にくい。また、接続本体部4の幅W2 を過剰に広くす
ると、主本体部2の領域が狭くなって、主本体部2の厚
みを大きくしなければ成形品として必要な強度を維持し
にくくなることから、10b≧W2 であることが好まし
い。
【0020】上述の本発明に係るリブ付成形品は、リブ
回り本体部3の厚みtが小さいのに対し、リブ1の幅b
及び高さhが大きいことから、成形時に冷却される際
に、リブ1部分よりもリブ回り本体部3が先に冷却され
ることになる。そして、リブ1部分が冷却されるに先立
って、リブ回り本体部3の表面側がある程度剛性を有す
るものとなるので、リブ1部分が冷却されることによる
ひけがこの表面に影響するのを押えることができ、リブ
1部分が冷却されることによるひけは、図2(b)に示
されるように、主にリブ1の両側面に集中させることが
できるものである。尚、本発明に係るリブ付成形品にお
けるリブ1回りのひけは、成形法によっては、リブ1の
両側面と併せてリブ1の頂面に生じることもあるが、リ
ブ1の高さhが比較的大きいので、このリブ1の頂面に
生じるひけが対応する成形品表面へ影響するのを押える
ことができる。
【0021】本発明に係るリブ付成形品は、通常の射出
成形によって成形しても、リブ1部分に対応する成形品
表面にひけを生じにくいが、これをより確実に得るため
には、金型のリブ1の成形部分付近、好ましくはリブ1
の頂部対応部分から加圧ガスをキャビティ内に供給しな
がら成形する、ガス併用射出成形法又はガス併用射出圧
縮成形法によって成形することが好ましい。
【0022】ガス併用射出成形法の場合、金型を閉鎖し
た状態で、溶融樹脂の射出前又は射出途中から加圧ガス
(例えば窒素ガス等の不活性ガス、炭酸ガス等)をキャ
ビティ内に供給し、溶融樹脂の射出完了時又は冷却完了
後に加圧ガスの供給を停止する。このようにすると、供
給された加圧ガスがリブ1の回りを流れながら成形が行
われることになり、リブ1の回りにガス道が付けられ
て、これがリブ1回りへのひけの集中を促すことにな
る。また、ガス併用射出圧縮成形法の場合、金型が完全
に閉じていない状態で、溶融樹脂の射出前又は射出途中
から加圧ガスをキャビティ内に供給し、溶融樹脂の射出
完了後金型を閉鎖してキャビティ内の溶融樹脂を圧縮す
ると共に、この圧縮完了後又は冷却完了後に加圧ガスの
供給を停止するようにする。このようにすると、上記ガ
ス道による、リブ1回りへのひけの集中と共に、樹脂の
圧縮力による表面状態の向上が得られる。
【0023】
【実施例】
実施例1 図4に示されるように、図1で説明したようなリブ、リ
ブ回り本体部及び接続本体部を有するリブ付成形品を通
常の射出成形にて成形した。このリブ付成形品の各部の
寸法(図1参照)は次の通りである。
【0024】T=20mm t=1.8mm(T−t=0.2mm) b=3mm(1.66t) h=5mm(2.77b) W1 =10mm(W1 =3.33b) W2 =5mm(W2 =1.66b)
【0025】また、成形条件は下記の通りである。
【0026】 使用樹脂:ABS樹脂(旭化成工業社製「スタイラック
191F」) 樹脂温度:250℃ 金型温度:75℃ 射出圧力:1200kg/cm2 樹脂保圧圧力:200kg/cm2 冷却時間:40sec
【0027】得られた成形品について、ひけの発生状態
を肉眼で観察すると共に、リブ部分に相当する表面側の
ひけ深さを表面粗さ計で測定した。リブの両側面に肉眼
でもはっきりとしたひけの発生が認められたが、リブ部
分に相当する表面側には肉眼ではほとんどひけの存在が
判別できなかった。表面のひけ深さは2.0μmであっ
た。
【0028】実施例2 リブ付成形品の各部の寸法を下記のようにした以外は実
施例1と同様にして成形を行い、実施例1と同様の観察
と測定を行った。
【0029】T=1.5mm t=1.2mm(T−t=0.2mm) b=2.0mm(1.56t) h=5mm(2.5b) W1 =10mm(W1 =5b) W2 =5mm(W2 =2.5b)
【0030】リブの両側面に肉眼でもはっきりとしたひ
けの発生が認められたが、リブ部分に相当する表面側に
は肉眼ではほとんどひけの存在が判別できなかった。表
面のひけ深さは2.0μmであった。
【0031】実施例3 接続本体部を設けずに(W2 =0)、主本体部とリブ回
り本体部間に図3に示されるような段差を設けた以外は
実施例1と同様にして成形を行い、実施例1と同様の観
察及び測定を行った。
【0032】リブの両側面に肉眼でもはっきりとしたひ
けの発生が認められたが、リブ部分に相当する表面側に
は肉眼ではほとんどひけの存在が判別できなかった。表
面のひけ深さは2.0μmであった。
【0033】実施例4 金型閉鎖状態で、金型のリブ頂面対応部分から50kg
/cm2 Gの窒素ガスをキャビティに供給しつつ、溶融
樹脂をキャビティに射出し、射出が完了してから20秒
後に窒素ガスの供給を停止した以外は実施例1と同様に
して成形を行い、実施例1と同様の観察と測定を行っ
た。
【0034】リブの両側面と頂面に肉眼でもはっきりと
したひけの発生が認められたが、リブ部分に相当する表
面側には肉眼ではほとんどひけの存在が判別できなかっ
た。表面のひけ深さは1.0μmであった。
【0035】実施例5 金型が完全に閉じていない状態で、金型のリブ頂面対応
部分から50kg/cm2 Gの窒素ガスをキャビティに
供給しつつ、溶融樹脂をキャビティに射出し、射出が完
了してから金型を完全に閉じ、この金型閉鎖から20秒
後に窒素ガスの供給を停止した以外は実施例1と同様に
して成形を行い、実施例1と同様の観察と測定を行っ
た。
【0036】リブの両側面と頂面に肉眼でもはっきりと
したひけの発生が認められたが、リブ部分に相当する表
面側には肉眼ではほとんどひけの存在が判別できなかっ
た。表面のひけ深さは1μm以下であった。
【0037】比較例1 図5に示されるようなリブ付成形品とした以外は実施例
1と同様にして成形を行い、実施例1と同様の観察と測
定を行った。このリブ付成形品の各部の寸法は次の通り
である。
【0038】T=t=2.5mm(T−t=0mm) b=3.0mm(1.2t) h= mm(1.0b)
【0039】リブの両側面と頂面にひけが認められると
共に、リブ部分に相当する表面側にもはっきりとしたひ
けが確認された。表面のひけ深さは10μm以上であっ
た。
【0040】比較例2 実施例1のリブ付成形品において、T=2.5mm、t
=2.2mm(T−t=0.3mm)とした以外は実施
例1と同様にして成形を行い、実施例1と同様の観察と
評価を行った。
【0041】リブの両側面と頂面にひけが認められると
共に、リブ部分に相当する表面側にもはっきりとしたひ
けが確認された。表面のひけ深さは5μmであった。
【0042】比較例3 実施例1のリブ付成形品において、b=2.0mm
(1.11t)、h=2.0mm(1.0b)とした以
外は実施例1と同様にして成形を行い、実施例1と同様
の観察と測定を行った。
【0043】特にリブの頂面にはっきりとしたひけが認
められると共に、リブ部分に相当する表面側にもはっき
りとしたひけが確認された。表面のひけ深さは8μmで
あった。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、幅広で補強効果の高いリブを設けても、当該リブに
対応する成形品表面へのひけの発生を押えることがで
き、このひけによる成形品の外観不良を防止することが
できる。従って、近年要望の高い大型で薄肉の成形品の
設計の自由度を大幅に広げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るリブ付成形品の説明図である。
【図2】リブ回りに生じるひけの状態の説明図である。
【図3】本発明に係るリブ付成形品の他の例を示す図で
ある。
【図4】実施例及び比較例で成形したリブ付成形品を示
す斜視図である。
【図5】比較例で成形したリブ付成形品を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 リブ 2 主本体部 3 リブ回り本体部 4 接続本体部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側に突出したリブを有する合成樹脂
    成形品であって、成形品の主要部を構成する主本体部の
    厚みをT、成形品のリブの付け根付近を構成するリブ回
    り本体部の厚みをt、リブの幅をb、リブの突出高さを
    hとしたときに、 T−t≧0.2mm t≦1.8mm b≧1.3t h≧1.5b を満たすことを特徴とするリブ付成形品。
  2. 【請求項2】 主本体部とリブ回り本体部間が、厚みが
    連続的に変化して両者間をつなぐ接続本体部となってお
    り、リブ回り本体部の幅をW1 、接続本体部の幅をW2
    としたときに、 W1 ≧0.5b W2 ≧0.5b を満たすことを特徴とする請求項1のリブ付成形品。
  3. 【請求項3】 ガス併用射出成形品であることを特徴と
    する請求項1又は2のリブ付成形品。
  4. 【請求項4】 ガス併用射出圧縮成形品であることを特
    徴とする請求項1又は2のリブ付成形品。
JP29072297A 1997-10-23 1997-10-23 リブ付成形品 Pending JPH11123738A (ja)

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