JPH11122054A - モノリシックマイクロ波増幅器 - Google Patents

モノリシックマイクロ波増幅器

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JPH11122054A
JPH11122054A JP28033397A JP28033397A JPH11122054A JP H11122054 A JPH11122054 A JP H11122054A JP 28033397 A JP28033397 A JP 28033397A JP 28033397 A JP28033397 A JP 28033397A JP H11122054 A JPH11122054 A JP H11122054A
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JP
Japan
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capacitor
electrode
bus line
gate bus
drain electrode
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Pending
Application number
JP28033397A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ishimaru
淳 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11122054A publication Critical patent/JPH11122054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノリシックマイクロ波増幅器において能動
素子に負帰還をかける場合、良好な高周波特性を持ち、
チップサイズを小さくする構成を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成された櫛歯状電極を
有するマイクロ波電界効果トランジスタにおいて、ゲー
トバスライン1eと相対するソース電極又はドレイン電
極3a、3bとを抵抗16a、16bとキャパシタ17
a、17bで接続する。キャパシタはゲートバスライン
1eを下部電極とするMIMキャパシタ、又はゲートバ
スライン1eから引き出された端子と、ソース電極又は
ドレイン電極から引き出された端子との間隙により形成
されるキャパシタとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノリシックマイ
クロ波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】モノリシックマイクロ波増幅器におい
て、広帯域化を図るため、利得ばらつきを小さく押さえ
るためなどの目的で能動素子に負帰還をかけることがあ
る。従来、能動素子として電界効果トランジスタを用い
て負帰還回路を構成する場合、電界効果トランジスタの
周囲に沿って、ゲート端子とドレイン端子の間、ゲート
端子とソース端子の間の一方、あるいは両方を、抵抗と
キャパシタを直列に接続したものを介して接続すること
が多い。図5は従来例のゲート端子とドレイン端子の間
を接続する場合を示す平面図である。ゲート端子1が抵
抗6aの一端に接続され、抵抗6aの他端がキャパシタ
7の一端に接続され、キャパシタ7の他端が抵抗6bの
一端に接続され、抵抗6bの他端がドレイン電極2に接
続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモノリ
シックマイクロ波増幅器では、電界効果トランジスタの
ゲート幅が大きい場合など、電界効果トランジスタの外
形寸法が大きくなると、ゲート端子とドレイン端子の距
離、又はゲート端子とソース端子の距離が長くなるた
め、端子の一方から抵抗、キャパシタを介して他端子に
接続する配線長が長くなる。そのため帰還回路に余分な
インダクタンス成分が加わるために増幅器の高周波特性
が劣化して帰還回路を付加することによる効果が低減す
る。また、電界効果トランジスタの周囲に素子を配置す
るために帰還回路を付加することによって各素子を接続
する配線が必要になるのでチップサイズが大きくなると
いう問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決し、高周波特性が
良好でチップサイズの小さいモノリシックマイクロ波増
幅器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、半導体基板上にソース電極、ドレイン電極が
櫛歯状に配置されたマイクロ波電界効果トランジスタを
含むモノリシックマイクロ波増幅器において、ソース電
極とドレイン電極との間にある各ゲート電極と接続し、
櫛歯状に配置されたソース電極およびドレイン電極と対
向するように配置されたゲートバスラインを有し、前記
ゲートバスラインと少なくともソース電極とドレイン電
極の一方との間に、キャパシタと抵抗が接続されること
を特徴とする。
【0006】また、半導体基板上にソース電極、ドレイ
ン電極が櫛歯状に交互に配置され、前記ソース電極とド
レイン電極との間にゲート電極を配置したマイクロ波電
界効果トランジスタを含むモノリシックマイクロ波増幅
器において、前記各ゲート電極を接続し、交互に配置さ
れた前記ソース電極およびドレイン電極と対向するよう
に配置されたゲートバスラインを有し、前記ゲートバス
ラインと少なくともソース電極とドレイン電極の一方と
の間にキャパシタと抵抗が接続されることを特徴とす
る。
【0007】また、ゲートバスラインがキャパシタを介
して抵抗の一端に接続され、抵抗の他端がソース電極ま
たはドレイン電極に接続されることを特徴とする。
【0008】また、キャパシタはゲートバスラインを下
部電極として形成されるMIMキャパシタであることを
特徴とする。
【0009】また、キャパシタはゲートバスラインから
引き出された端子と、少なくともソース電極とドレイン
電極の一方から引き出された端子との間隙に構成される
ことを特徴とする。
【0010】また、ゲートバスラインとソース電極また
はドレイン電極との間にキャパシタと抵抗を接続した電
界効果トランジスタが対称構造となるように、ゲートバ
スラインと少なくともソース電極とドレイン電極の一方
との間にキャパシタと抵抗を接続することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明を説明する平面図である。
図1は1枚の半導体基板上にモノリシックに形成された
櫛歯状の電極を持つ電界効果トランジスタであり、ゲー
ト電極1a、1b、1c、1dはゲートバスライン1e
に接続され、ソース電極2a、2b、2cとドレイン電
極3a、3bが交互に配置され、ゲートバスライン1e
は各ソース電極2a、2b、2cとドレイン電極3a、
3bと相対するように配置されている。
【0013】電界効果トランジスタの両端のソース電極
2a、2cは貫通孔4a、4bを通して基板反対側の接
地面に接続され、各ソース電極2a、2b、2cはエア
ブリッジ配線5a、5bによってドレイン電極3a、3
bを跨いで接続されている。
【0014】図1ではゲートバスラインとドレイン端子
の間に抵抗とキャパシタが接続される場合を示してい
る。ドレイン電極3aの一端が抵抗16aを介してキャ
パシタ17aの一端に接続され、キャパシタ17aの他
端がゲートバスライン1eに接続されている。同様に、
ドレイン電極3bの一端が抵抗16bを介してキャパシ
タ17bの一端に接続され、キャパシタ17bの他端が
ゲートバスライン1eに接続されている。
【0015】電界効果トランジスタの内部で、もともと
ドレイン電極と近接して配置されているゲートバスライ
ンとの間をそれぞれ抵抗16a、16bとキャパシタ1
7a、17bを介して最短で接続することにより、従来
例のように電界効果トランジスタの周囲に沿って抵抗、
キャパシタを配置して長い配線で接続する必要がなくな
る。図1で抵抗16a、キャパシタ17aのみで従来例
図と同等の効果が得られるが、抵抗16b、キャパシタ
17bを付加することによりパターンの対称性を維持で
きてさらに高周波特性が良好になる。
【0016】図1では、キャパシタ17a、17bを単
独で構成しているが、ゲートバスライン1eを下部電極
としてMIMキャパシタを構成することにより、同等の
効果を得ることができる上にキャパシタをゲートバスラ
イン1e上に配置できるためさらに小形化が可能にな
る。
【0017】この方式による実施の形態を図2に示す。
【0018】ゲートバスライン1eを下部電極としてゲ
ートバスライン1e上にMIMキャパシタ17a、17
bが形成され、それぞれ抵抗16a、16bを介してド
レイン電極3a、3bに接続されている。その他の点は
図1と同じであるので重複する説明は省略する。図2は
図1と比較すると小型になっているのがわかる。
【0019】また、キャパシタを構成するのに、ドレイ
ン電極3a、3bとゲートバスライン1eからそれぞれ
引き出した端子間の間隙でキャパシタを構成しても同等
の効果を得ることができる。
【0020】この方式による実施の形態を図3に示す。
【0021】ゲートバスライン1eから引き出した端子
と、ドレイン電極3a、3bから引き出した端子に接続
した抵抗16a、16bとの間の間隙でキャパシタ17
a、17bを構成している。その他の点は図1と同じで
あるので重複する説明は省略する。図3も図1と比較す
ると小型になっている。
【0022】また、抵抗とキャパシタをゲート電極とソ
ース電極の間に接続する場合も同様の構成となる。
【0023】図4に、電界効果トランジスタのゲート電
極とドレイン電極またはソース電極との間にキャパシタ
と抵抗を接続したパターンを対称とした例を示す。ゲー
ト電極1a、1b、1c、1dにはゲートバスライン1
eが接続されている。ドレイン電極3aの一端は抵抗1
6a、キャパシタ17aを介してゲートバスライン1e
に接続されている。これにより、キャパシタと抵抗を含
む電界効果トランジスタが対称構造となり、高周波特性
が良好になる。
【0024】以上の説明のように本発明によれば、ゲー
ト電極とソース電極、ゲート電極とドレイン電極との間
のどちらか一方、又は両方を抵抗とキャパシタを直列に
接続したものを介して電界効果トランジスタの周囲に沿
って配線を引き回すことなく最短距離で接続できる。こ
のため、配線を長く引き回すことによる余分なインダク
タンス成分が付加されず、また、ゲート電極とソース電
極、又はゲート電極とドレイン電極との間をパターンの
対称性を保ったまま帰還回路を構成できるため良好な高
周波特性を得ることができる。また、チップ上において
電界効果トランジスタの周囲に抵抗、キャパシタなどの
素子を配置して、さらに各素子を接続するための配線を
配置する必要がないためにチップサイズを小さくするこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、高周波特性が良好でチ
ップサイズの小さいモノリシックマイクロ波増幅器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する平面図である。
【図2】本発明を説明する平面図である。
【図3】本発明を説明する平面図である。
【図4】本発明を説明する平面図である。
【図5】従来例を説明する平面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d…ゲート電極 1e…ゲートバスライン 2、2a、2b、2c…ソース電極 3、3a、3b…ドレイン電極 4a、4b…貫通孔 5a、5b…エアブリッジ 6a、6b…抵抗 7…キャパシタ 16a、16b…本発明の抵抗 17a、17b…本発明のキャパシタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にソース電極、ドレイン電
    極が櫛歯状に配置されたマイクロ波電界効果トランジス
    タを含むモノリシックマイクロ波増幅器において、ソー
    ス電極とドレイン電極との間にある各ゲート電極と接続
    し、櫛歯状に配置されたソース電極およびドレイン電極
    と対向するように配置されたゲートバスラインを有し、
    前記ゲートバスラインと少なくともソース電極とドレイ
    ン電極の一方との間に、キャパシタと抵抗が接続される
    ことを特徴とするモノリシックマイクロ波増幅器。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にソース電極、ドレイン電
    極が櫛歯状に交互に配置され、前記ソース電極とドレイ
    ン電極との間にゲート電極を配置したマイクロ波電界効
    果トランジスタを含むモノリシックマイクロ波増幅器に
    おいて、前記各ゲート電極を接続し、交互に配置された
    前記ソース電極およびドレイン電極と対向するように配
    置されたゲートバスラインを有し、前記ゲートバスライ
    ンと少なくともソース電極とドレイン電極の一方との間
    にキャパシタと抵抗が接続されることを特徴とするモノ
    リシックマイクロ波増幅器。
  3. 【請求項3】 ゲートバスラインがキャパシタを介して
    抵抗の一端に接続され、抵抗の他端がソース電極または
    ドレイン電極に接続されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項2記載のモノリシックマイクロ波増幅器。
  4. 【請求項4】 キャパシタはゲートバスラインを下部電
    極として形成されるMIMキャパシタであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載のモノリシックマイク
    ロ波増幅器。
  5. 【請求項5】 キャパシタはゲートバスラインから引き
    出された端子と、少なくともソース電極とドレイン電極
    の一方から引き出された端子との間隙に構成されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のモノリシック
    マイクロ波増幅器。
  6. 【請求項6】 ゲートバスラインとソース電極またはド
    レイン電極との間にキャパシタと抵抗を接続した電界効
    果トランジスタが対称構造となるように、ゲートバスラ
    インと少なくともソース電極とドレイン電極の一方との
    間にキャパシタと抵抗を接続することを特徴とする請求
    項1乃至請求項5記載のモノリシックマイクロ波増幅
    器。
JP28033397A 1997-10-14 1997-10-14 モノリシックマイクロ波増幅器 Pending JPH11122054A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1251563A2 (en) * 2001-04-18 2002-10-23 Tyco Electronics Corporation FET structures having symmetric and/or distributed feedforward capacitor connections
JP2006147979A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Fujitsu Ltd 半導体装置

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EP1251563A3 (en) * 2001-04-18 2007-01-03 Tyco Electronics Corporation FET structures having symmetric and/or distributed feedforward capacitor connections
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