JPH0249733Y2 - - Google Patents

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JPH0249733Y2
JPH0249733Y2 JP17212983U JP17212983U JPH0249733Y2 JP H0249733 Y2 JPH0249733 Y2 JP H0249733Y2 JP 17212983 U JP17212983 U JP 17212983U JP 17212983 U JP17212983 U JP 17212983U JP H0249733 Y2 JPH0249733 Y2 JP H0249733Y2
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ground
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microwave integrated
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は例えばモノリシツクマイクロ波集積
回路を接地基体に対し接地させてなるマイクロ波
集積回路装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来より、複数の能動素子たとえばトランジス
タを用いたモノリシツクマイクロ波集積回路(以
下MMICと称す)において、トランジスタの接
地電極を接地基体に対し接地させる場合第1図及
び第2図に示すように構成される。
すなわち、半絶縁性ガリユーム・ヒ素基板(以
下GaAs基板と称す)1の一方の面には第1及び
第2の電界効果トランジスタ(以下第1及び第2
のFETと称す)2,3や導体パターン4,5が
形成される。また、他方の面には金属薄膜でなる
接地導体6が形成される。その接地導体6は接地
基体7と対向し、半田8付けされる。また、接地
基体7は上記第1及び第2のFET2,3の各接
地電極9,10に接続された各導体パターン4,
5と金等でなるボンデイング線11,12で接続
される。
上記マイクロ波集積回路装置ではGaAs基板1
に形成された第1及び第2のFET2,3の各接
地電極9,10はそれぞれボンデイング線11,
12を介して接地基体7に接続されている。その
ため、FETの数に対応してボンデイング作業が
多くなる。また製造工程が煩雑となり、製品の歩
留り、信頼性が低下し、高価となる要因となつて
いた。
また、上記マイクロ波集積回路装置においては
導体パターン4,5と接地導体6との接続をボン
デイング線に換えてGaAs基板1に接続用の穴を
穿設するいわゆるスルーホール接続やビアホール
接続を行なうものがあるが、いずれも製造工程が
複雑になる問題があつた。
このため、第3図に示すように第1及び第2の
FET2,3の各接地電極9,10を共通の導体
パターン13に接続し、この導体パターン13を
1本のボンデイング線14で接地基体7に接続す
る方法もある。
しかし、このように構成されたマイクロ波集積
回路装置にあつてはその導体パターン13が等価
回路上、第4図に示すように接地電極9,10
間、一方の接地電極9とボンデイング接続部及び
他方の接地電極10とボンデイング接続部との各
間にそれぞれインダクタンス15,16及び17
が生じる。このため第1図に示すマイクロ波集積
回路装置に比べて電気的特性が劣つたものにな
る。
例えば、第1のFET2の出力信号が第2の
FET3に入力されると、第2のFET3のソース
に信号電圧が現われ、これが上記インダクタンス
15を介して、上記第1のFET2に帰還される。
この帰還が負帰還であると上記第1及び第2の
FET2,3間の信号経路の利得を減少させ、ま
た正帰還であると、利得の周波数特性を悪化さ
せ、発振を起す要因となる。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に鑑みなされたもので簡
易な構成で、しかも接地箇所が減少されて生産性
を向上し得、かつ電気的特性の優れた極めて良好
なマイクロ波集積回路装置を提供することを目的
とする。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は一方の面に複数の能動素
子及び回路導体パターンが形成され、他方の面に
接地導体が形成された半絶縁性半導体基板または
絶縁体基板の前記接地導体を接地基体に対し電気
的に導通させた状態で固定してなるマイクロ波集
積回路装置において、前記複数個の能動素子の各
接地電極が共通に接続される導体パターンに使用
周波数における線路波長の略1/200以下の幅のパ
ッド導体を構成する切欠部を設け、前記パツド導
体と前記接地基体とを使用周波数における空間波
長の略1/200以下の長さを有する導体で接続させ
るように構成したことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
第5図及び第6図において、20はGaAs基板
で、このGaAs基板20はその一方の面には第1
及び第2のFET21,22が形成され、その各
接地電極23,24は導体パターン25で共通に
接続されている。GaAs基板20の他方の面には
接地導体26が形成されている。上記GaAs基板
20の接地導体26は導電性を有した接地基体2
7と半田28によつて電気的に導通され固着され
る。
上記導体パターン25にはボンデイング線接続
用のパツド導体29が上記接地電極23,24の
中間部に形成される。このパツド導体29はその
幅Wは上記GaAs基板20のマイクロストツリプ
線路の線路波長の略1/200以下で、上記導体パタ
ーン25の中間部に略凹形状の切欠部30によつ
て形成される。また、上記接地基体27に対して
はボンデイング線31で電気的に導通される。
上記ボンデイング線31はそのインダクタンス
を小さくするために、その全長寸法を使用周波数
における真空中の波長の略1/200以下とし、上記
第1及び第2のFET21,22間の帰還量を極
力小さくするように構成する。
例えば、上記GaAs基板20の厚さ寸法が
300μmで、しかも使用周波数が2GHzの場合、上
記パツド導体29はその幅W寸法を略260μm以下
に、また上記ボンデイング線31はその全長寸法
を略750μm以下に設定する。
このように、ボンデイング線接続用のパツド導
体29の幅W寸法をGaAs基板20上のマイクロ
ストリツプ線路の線路波長の略1/200以下に、ボ
ンデイング線31の全長寸法を使用周波数におけ
る真空中の波長の略1/200以下に設定することに
より、第1及び第2のFET21,22間の帰還
を極力小さく押えることができる。このような構
成によれば上記第1及び第2のFET21,22
は1本のボンデイング線31を共通して使用し得
ることになりボンデイング作業が簡易になり、電
気的特性も劣化することがない。
また、この考案は上記実施例に限ることなく第
7図に示すように接地電極23,24とパツド導
体29との接続を使用周波数で高周波的に接続す
るよう構成しても同様に有効である。但し第7図
中において第5図と同一部分については同一符号
を付してその説明を省略する。
すなわち、接地電極23,24は例えば金属−
絶縁体−金属(以下MIMと称す)の3層構造の
キヤパシタ(図示せず)によつてパツド導体29
に接続される。このMIMキヤパシタはその上部
電極32,33がそれぞれ第1及び第2のFET
21,22の各接地電極23,24に接続され、
その下部電極はパツド導体29を含む導体パター
ン34で形成される。そして、上記MIMキヤパ
シタはその上部及び下部電極間に抵抗35,36
が接続され、上記第1及び第2のFET21,2
2がオートバイアスの働きで安定動作を行なうよ
うになつている。
また、上記各実施例においてはボンデイング線
31を使用した場合で説明したがこれに限ること
なく金等の金属リボン及び金属網等の接続用導体
を用い、その全長寸法を使用周波数における真空
中の波長の略1/200以下に設定することにより同
様の効果が期待できる。
なお、上記各実施例においては第1及び第2の
FET21,22及びGaAs基板20を用いた場合
で説明してきたが、FET21,22に換えて複
数のバイポーラトランジスタの場合でも同様であ
る。また、GaAs基板20に換えてインンジユー
ム・リン(In・P)等の半絶縁性基板あるいは絶
縁体基板を用いても同様に有効である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案によれば接地箇
所の減少により生産性を向上し得、電気的特性の
優れたマイクロ波集積回路装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図及び第3図はそれぞれ従来のマ
イクロ波集積回路装置を示す平面図、断面図、及
び平面図、第4図は第3図の等価回路を示す図、
第5図はこの考案の一実施例に係るマイクロ波集
積回路装置を示す平面図、第6図は第5図のB−
B断面図、第7図はこの考案の他の実施例を示す
平面図である。 20……GaAs基板、21……第1のFET、2
2……第2のFET、23,24……接地電極、
25……導体パターン、26……接地導体、27
……接地基体、28……半田、29……パツド導
体、30……切欠部、31……ボンデイング線、
32,33……上部電極、34……導体パター
ン、35,36……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の面に複数の能動素子及び回路導体パター
    ンが形成され、他方の面に接地導体が形成された
    半絶縁性半導体基板または絶縁体基板の前記接地
    導体を接地基体に対し電気的に導通させた状態で
    固定してなるマイクロ波集積回路装置において、
    前記複数個の能動素子の各接地電極が共通に接続
    される導体パターンに使用周波数における線路波
    長の略1/200以下の幅のパツド導体を構成する切
    欠部を設け、前記パツド導体と前記接地基体とを
    使用周波数における空間波長の略1/200以下の長
    さを有する導体で接続させるように構成したこと
    を特徴とするマイクロ波集積回路装置。
JP17212983U 1983-11-07 1983-11-07 マイクロ波集積回路装置 Granted JPS6079749U (ja)

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JP17212983U JPS6079749U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 マイクロ波集積回路装置

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JP17212983U JPS6079749U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 マイクロ波集積回路装置

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Publication Number Publication Date
JPS6079749U JPS6079749U (ja) 1985-06-03
JPH0249733Y2 true JPH0249733Y2 (ja) 1990-12-27

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