JPH11122018A - 自動車用高周波ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用高周波ガラスアンテナ

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JPH11122018A
JPH11122018A JP28226897A JP28226897A JPH11122018A JP H11122018 A JPH11122018 A JP H11122018A JP 28226897 A JP28226897 A JP 28226897A JP 28226897 A JP28226897 A JP 28226897A JP H11122018 A JPH11122018 A JP H11122018A
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JP
Japan
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conductor
antenna
automobile
ground conductor
lower side
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Application number
JP28226897A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tabata
耕司 田畑
Fumitaka Terajima
文貴 寺島
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的にガラスアンテナを利用でき、優れた感
度のガラスアンテナを提供できる。 【解決手段】給電点8を有するアンテナ導体1と、給電
点8と相対向し、かつ、直流的に接続していないアース
導体9とが窓ガラス板2に設けられ、アース導体9の導
体幅は0.3〜7.0mmであり、アース導体9が車体
開口部5の下辺部と平行に、かつ、下辺部から3〜10
0mmの位置に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車用
電話の800MHz帯(810〜960MHz)又は
1.5GHz帯(1.429〜1.501GHz)を利
用する自動車通信手段に好ましく、特に自動車用電話用
として自動車の後部サイド窓ガラス板に設けられるのに
適する自動車用高周波ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用電話に用いられる送受信用アン
テナとして、従来は800MHz帯用のアンテナとして
図4に示すように、放射状の5本の導体線条53、給電
点55とアース導体54からなる自動車用高周波ガラス
アンテナが報告されている(特開平4−34791
0)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では自動
車の窓ガラス板のどの箇所にガラスアンテナを設けたら
効率的にガラスアンテナを利用できるか不明であった。
【0004】本発明は、従来からあるガラスアンテナに
みられた上記課題に鑑み、効率的に利用できる自動車用
高周波ガラスアンテナの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、給電点を有す
るアンテナ導体と、給電点と相対向し、かつ、直流的に
接続していないアース導体とが窓ガラス板に設けられ、
アンテナ導体とアース導体との間の受信信号を受信機に
送る自動車高周波ガラスアンテナにおいて、アース導体
の導体幅は0.3〜7.0mmであり、アース導体の一
部又は全部が自動車の窓の車体開口部の下辺部又は側辺
部と略平行に、かつ、下辺部又は側辺部から3〜100
mmの位置に設けられていることを特徴とする自動車用
高周波ガラスアンテナを提供する。
【0006】また、給電点を有するアンテナ導体と、給
電点と相対向し、かつ、直流的に接続していないアース
導体とが窓ガラス板に設けられ、アンテナ導体とアース
導体との間に送信信号を印加する自動車高周波ガラスア
ンテナにおいて、アース導体の導体幅は0.3〜7.0
mmであり、アース導体の一部又は全部が自動車の窓の
車体開口部の下辺部又は側辺部と略平行に、かつ、下辺
部又は側辺部から3〜100mmの位置に設けられてい
ることを特徴とする自動車用高周波ガラスアンテナを提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用高周波ガラスア
ンテナの代表例の構成図を図1に示す。図1において、
1はアンテナ導体、2は窓ガラス板、3は位相調整用線
条、5は自動車の窓の車体開口部、8は給電点、9はア
ース導体、W1 はアース導体9の最下部から車体開口部
5の下辺部までの距離、W2 はアース導体9の最左部か
ら車体開口部5の側辺部までの距離である。説明を進め
るに当たり、特に記載しない場合には距離の単位はmm
とする。
【0008】ここで、車体開口部とは窓ガラス板がはめ
込まれる車体の開口部であって車体アースとなるべきも
のをいい、例えば金属等の導電性材料で構成されてい
る。
【0009】本発明の自動車用高周波ガラスアンテナは
自動車の窓ガラス板2上に設けられたアンテナ導体1、
給電点8及びアース導体9を備え、500MHz〜2.
0GHzの送受信用として機能する。受信の場合には、
給電点8とアース導体9との間の受信信号を受信機(不
図示)に送る。送信の場合には、給電点8とアース導体
9との間に送信信号を印加する。
【0010】図1ではアンテナ導体1は輪郭形状がほぼ
三角形又はほぼ扇形となるように給電点8から放射状に
複数本の導体線条(図1では3本のエレメント)を延長
させて構成されており、給電点8と相対向させ、かつ、
直流的に接続しないようにアース導体9が窓ガラス板2
に設けられている。
【0011】図1に示すアース導体9の形状は、図面上
の左下角付近で曲っており、直線と曲線とからなる。し
かし、これに限定されず、直線のみからなるものでもよ
い。視野の確保の観点から、アース導体9は1本である
ことが好ましい。美感上の観点から、アース導体9の一
部又は全部が車体開口部5の下辺部と略平行とされる。
また、アンテナ性能に影響しないかぎり、アース導体9
の一部が必要に応じ車体開口部5の側辺部と略平行であ
ってもよい。側辺部と略平行とする理由は美感上の観点
からである。
【0012】車体開口部5の下辺部と略平行のアース導
体9の部分が、車体開口部5の下辺部から3〜100m
mの範囲に設けられる、すなわち、距離W1 を3〜10
0mmの範囲とする。この範囲内である場合にはこの範
囲外である場合と比較して感度が通常0.5dB以上向
上する。距離W1 のより好ましい範囲は5〜50mmで
あり、この範囲内である場合にはこの範囲外である場合
と比較して感度が通常0.3dB以上向上する。
【0013】アース導体9の全部が自動車の窓の車体開
口部5の下辺部と略平行に設けられていない場合、アー
ス導体9の半分以上が車体開口部5の下辺部と略平行で
あることが好ましい。半分以上である場合には半分未満
である場合と比較して感度が通常0.3dB以上向上す
る。
【0014】さらに、図1に示すようにアース導体9の
一部が車体開口部5の側辺部と略平行である場合には、
車体開口部5の側辺部から3〜100mmの範囲に設け
られる。すなわち、距離W2 を3〜100mmの範囲と
することが好ましい。この範囲内である場合にはこの範
囲外である場合と比較して感度が通常0.5dB以上向
上する。
【0015】アース導体9の導体幅は0.3〜7.0m
mの範囲である。この範囲内である場合にはこの範囲外
である場合と比較して感度が通常0.5dB以上向上す
る。より好ましい範囲は1.2〜5.0mmであり、こ
の範囲内である場合にはこの範囲外である場合と比較し
て感度が通常0.3dB以上向上する。
【0016】位相調整用線条3(アース導体9を含まな
い部分)は、感度の微調整用としてアース導体9に必要
に応じて設けられ、形状は特に限定されず、直線又は曲
線であってもよい。給電点8とアース導体9とを近接さ
せて容量結合されることが好ましい。容量結合される場
合には、容量結合されない場合と比較して、感度が通常
0.5dB以上向上する。
【0017】ここで、容量結合とは、直流電流の送受は
行われないが高周波電流の送受は行われることをいう。
容量結合の範囲については、給電点8とアース導体9と
の間隔が通常30mm程度以下で容量結合される。容量
結合される範囲では、給電点8とアース導体9との間隔
(最短距離)が1〜6mmの範囲がより好ましい。この
範囲内である場合にはこの範囲外である場合と比較して
感度が通常0.5dB以上向上する。
【0018】図1とは別タイプの本発明の自動車用高周
波ガラスアンテナの代表例の構成図を図2に示す。図2
では、アース導体9の全部が車体開口部5の下辺部と略
平行である。図1、図2とは別タイプのアンテナ導体1
の構成図を図3(a)〜(h)に示す。
【0019】本発明の自動車用高周波ガラスアンテナが
設けられる窓ガラス板は後部サイド窓ガラス板に限定さ
れず、前部サイド窓ガラス板、後部窓ガラス板、前部窓
ガラス板、ルーフ窓ガラス板等であってもよい。視野を
妨げにくいため、サイド窓ガラス板のうちで特に後部サ
イド窓ガラス板が好ましい。
【0020】
【実施例】
(例1)自動車の後部サイド窓ガラス板を使用し、図2
に示すような自動車用高周波ガラスアンテナを製作し
た。アンテナ導体1は図2のとおり3本のエレメントで
構成し、位相調整用線条3は設けなかった。各部の寸法
は以下のとおりである。
【0021】 窓ガラス板の寸法(水平方向最大長(左下端−右上端)×略縦) =650×500、 アンテナ導体1(3本のエレメントうちの1本) =52、 アンテナ導体1のそれぞれのエレメントの角度 =30°、 アース導体9の寸法 =3×100、 距離W1 =20、 給電点8の寸法 =10×10、 給電点8とアース導体9との間隔(最短距離) = 5。
【0022】自動車電話の通信について、アース導体9
の導体幅を変化させた場合の受信周波数と感度との関係
を表1に示す。表1における感度の単位はdBである。
また、電波暗室にて送信試験も行い、アース導体9の導
体幅0.3〜7.0mmの範囲では良好に送信できた。
【0023】(例2)例1において、アース導体9の導
体幅を3mmとして、車体開口部5の下辺部とアース導
体9との間隔のみ変化させ、その他は例1と同様の仕様
とした。自動車電話の通信について、受信周波数と感度
との関係を表2に示す。表2における感度の単位はdB
である。また、電波暗室にて送信試験も行い、アンテナ
導体が自動車の窓の車体開口部の下辺部から3〜100
mmの位置に設けられている場合には良好に送信でき
た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明では、ガラスアンテナが設けられ
る自動車の窓ガラス板の範囲を特定したため、効率的に
ガラスアンテナを利用でき、優れた感度のガラスアンテ
ナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用高周波ガラスアンテナの代表
例の構成図
【図2】図1とは別タイプの本発明の自動車用高周波ガ
ラスアンテナの代表例の構成図
【図3】(a)〜(h)図1とは別タイプのアンテナ導
体の構成図
【図4】従来例の構成図
【符号の説明】
1:アンテナ導体 2:窓ガラス板 3:位相調整用線条 5:自動車の窓の車体開口部 8:給電点 9:アース導体 W1 :アース導体9の最下部から車体開口部5の下辺部
までの距離 W2 :アース導体9の最左部から車体開口部5の側辺部
までの距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給電点を有するアンテナ導体と、給電点と
    相対向し、かつ、直流的に接続していないアース導体と
    が窓ガラス板に設けられ、アンテナ導体とアース導体と
    の間の受信信号を受信機に送る自動車高周波ガラスアン
    テナにおいて、 アース導体の導体幅は0.3〜7.0mmであり、アー
    ス導体の一部又は全部が自動車の窓の車体開口部の下辺
    部又は側辺部と略平行に、かつ、下辺部又は側辺部から
    3〜100mmの位置に設けられていることを特徴とす
    る自動車用高周波ガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】給電点を有するアンテナ導体と、給電点と
    相対向し、かつ、直流的に接続していないアース導体と
    が窓ガラス板に設けられ、アンテナ導体とアース導体と
    の間に送信信号を印加する自動車高周波ガラスアンテナ
    において、 アース導体の導体幅は0.3〜7.0mmであり、アー
    ス導体の一部又は全部が自動車の窓の車体開口部の下辺
    部又は側辺部と略平行に、かつ、下辺部又は側辺部から
    3〜100mmの位置に設けられていることを特徴とす
    る自動車用高周波ガラスアンテナ。
JP28226897A 1997-10-15 1997-10-15 自動車用高周波ガラスアンテナ Pending JPH11122018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029815A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 セントラル硝子株式会社 ガラスアンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029815A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 セントラル硝子株式会社 ガラスアンテナ
US8692726B2 (en) 2008-09-12 2014-04-08 Central Glass Company Limited. Glass antenna for vehicle

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