JPH1112156A - 乳化組成物 - Google Patents
乳化組成物Info
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- JPH1112156A JPH1112156A JP9185893A JP18589397A JPH1112156A JP H1112156 A JPH1112156 A JP H1112156A JP 9185893 A JP9185893 A JP 9185893A JP 18589397 A JP18589397 A JP 18589397A JP H1112156 A JPH1112156 A JP H1112156A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 本発明は、刺激発現の原因となる物質から肌
などの身体を守る手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 パーフルオロポリエーテルと親油性界面
活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と
を含有する、乳化組成物を提供する。本発明によれば、
刺激発現の原因となる物質から肌などの身体を守る手段
を提供することができる。
などの身体を守る手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 パーフルオロポリエーテルと親油性界面
活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と
を含有する、乳化組成物を提供する。本発明によれば、
刺激発現の原因となる物質から肌などの身体を守る手段
を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺激物質等から皮
膚を保護するのに有用な、化粧料などの乳化組成物に関
する。
膚を保護するのに有用な、化粧料などの乳化組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】現代に於いては、環境問題が強く認識さ
れるほどに、生活環境に於いて、刺激を発現する化学物
質やアレルギーの発現の原因になる花粉などの生物由来
の刺激物質があふれている。この為、この様な刺激物質
に起因する、炎症に悩む人の数が急増している。更に、
原因が明確には知られていない、アトピー性皮膚炎等に
もこの様な刺激物質が関与しているとの指摘が見られ
る。この様な刺激物資から人体を守る術としては、僅か
に、頻繁に洗顔などによって付着した刺激物質を除去す
ることが知られているのみであった。しかしながら、こ
の様な処置は刺激物質の刺激発現を防ぎきれないばかり
か、度重なる洗顔のために、僅かずつ残る脂肪酸がかえ
って刺激になってしまうことすらあり、満足する対応が
為されているとはいい難かった。特にこの傾向は、敏感
肌と言われるアトピー性皮膚炎等を起こしやすい人に顕
著であることが知られており、この様な人に対する刺激
物質からの保護が強く望まれていた。即ち、刺激発現の
原因となる物質から肌などの身体を守る手段の開発が望
まれていた。
れるほどに、生活環境に於いて、刺激を発現する化学物
質やアレルギーの発現の原因になる花粉などの生物由来
の刺激物質があふれている。この為、この様な刺激物質
に起因する、炎症に悩む人の数が急増している。更に、
原因が明確には知られていない、アトピー性皮膚炎等に
もこの様な刺激物質が関与しているとの指摘が見られ
る。この様な刺激物資から人体を守る術としては、僅か
に、頻繁に洗顔などによって付着した刺激物質を除去す
ることが知られているのみであった。しかしながら、こ
の様な処置は刺激物質の刺激発現を防ぎきれないばかり
か、度重なる洗顔のために、僅かずつ残る脂肪酸がかえ
って刺激になってしまうことすらあり、満足する対応が
為されているとはいい難かった。特にこの傾向は、敏感
肌と言われるアトピー性皮膚炎等を起こしやすい人に顕
著であることが知られており、この様な人に対する刺激
物質からの保護が強く望まれていた。即ち、刺激発現の
原因となる物質から肌などの身体を守る手段の開発が望
まれていた。
【0003】一方、パーフルオロポリエーテルは、シリ
カゲルなどの粉体と共に用い、口紅オーバーコートへ剤
形化し、口紅が食器などに付着するのを防いだり、粉
体、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体等と共
に用い、化粧被膜の強いファンデーションを剤形化し得
ることが知られており、アクリル酸・メタクリル酸アル
キル共重合体は乳化作用を有する増粘剤として化粧料に
配合しうることが知られているが、パーフルオロポリエ
ーテルと親油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル酸
アルキル共重合体とを乳化組成物に含有させることも、
かかる乳化組成物が刺激物質から皮膚を保護するのに好
適であることも全く知られていなかった。
カゲルなどの粉体と共に用い、口紅オーバーコートへ剤
形化し、口紅が食器などに付着するのを防いだり、粉
体、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体等と共
に用い、化粧被膜の強いファンデーションを剤形化し得
ることが知られており、アクリル酸・メタクリル酸アル
キル共重合体は乳化作用を有する増粘剤として化粧料に
配合しうることが知られているが、パーフルオロポリエ
ーテルと親油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル酸
アルキル共重合体とを乳化組成物に含有させることも、
かかる乳化組成物が刺激物質から皮膚を保護するのに好
適であることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下に行われたものであり、刺激発現の原因となる物質か
ら肌などの身体を守る手段を提供することを課題とす
る。
下に行われたものであり、刺激発現の原因となる物質か
ら肌などの身体を守る手段を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題の解決手段】本発明者等は、この様な状況に鑑み
て、刺激発現の原因となる物質から肌などの身体を守る
手段を求め、鋭意研究を重ねた結果、パーフルオロポリ
エーテルと親油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル
酸アルキル共重合体とを含有する、乳化組成物にその様
な作用を見いだし、発明を完成させるに至った。以下、
本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明する。
て、刺激発現の原因となる物質から肌などの身体を守る
手段を求め、鋭意研究を重ねた結果、パーフルオロポリ
エーテルと親油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル
酸アルキル共重合体とを含有する、乳化組成物にその様
な作用を見いだし、発明を完成させるに至った。以下、
本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明する。
【0006】
(1)本発明で用いるパーフルオロポリエーテル 本発明で使用できるパーフルオロポリエーテルは、次に
示す一般式(I)に示す構造を有している重合体若しく
は共重合体が好ましく、分子量としては100〜100
000が好ましく、250〜50000がより好まし
く、500〜10000が更に好ましい。これら一般式
(I)に表される化合物は化粧料用原料として既に多く
の種類のものが市販されており、この様な市販品として
は、一般式(II)に示される構造を有するモンテフル
オス社製のホンブリンHC−04、ホンブリンHC−2
5、ホンブリンHC−R等、一般式(III)に示され
る構造を有するダイキン株式会社製のデムナムS−2
0、デムナムS−65、デムナムS−100、デムナム
S−200等が好ましく例示でき、酸化ヘキサフルオロ
プロピレンと酸化ジフルオロメチレンの共重合体であ
る、ホンブリンHC−04が特に好ましく例示できる。
これらのパーフルオロポリエーテルは撥水・撥油性を有
する化粧品用の原料でリップカラーの茶碗などへの転写
を抑制する、オーバーコート化粧料などに用いられてい
る。これらパーフルオロポリエーテルは、ただ一種を用
いても良いし、二種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明の乳化組成物における、パーフルオロポリエーテ
ルの好ましい含有量は、0.01〜10重量%であり、
より好ましくは0.05〜5重量%であり、更に好まし
くは0.1〜1重量%である。本発明の乳化組成物に於
いて、これらパーフルオロポリエーテルはアクリル酸・
メタクリル酸アルキル共重合体、親油性界面活性剤とと
もに皮膚上に被膜を形成し、刺激物質と皮膚との接触を
防ぐ作用を有する。
示す一般式(I)に示す構造を有している重合体若しく
は共重合体が好ましく、分子量としては100〜100
000が好ましく、250〜50000がより好まし
く、500〜10000が更に好ましい。これら一般式
(I)に表される化合物は化粧料用原料として既に多く
の種類のものが市販されており、この様な市販品として
は、一般式(II)に示される構造を有するモンテフル
オス社製のホンブリンHC−04、ホンブリンHC−2
5、ホンブリンHC−R等、一般式(III)に示され
る構造を有するダイキン株式会社製のデムナムS−2
0、デムナムS−65、デムナムS−100、デムナム
S−200等が好ましく例示でき、酸化ヘキサフルオロ
プロピレンと酸化ジフルオロメチレンの共重合体であ
る、ホンブリンHC−04が特に好ましく例示できる。
これらのパーフルオロポリエーテルは撥水・撥油性を有
する化粧品用の原料でリップカラーの茶碗などへの転写
を抑制する、オーバーコート化粧料などに用いられてい
る。これらパーフルオロポリエーテルは、ただ一種を用
いても良いし、二種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明の乳化組成物における、パーフルオロポリエーテ
ルの好ましい含有量は、0.01〜10重量%であり、
より好ましくは0.05〜5重量%であり、更に好まし
くは0.1〜1重量%である。本発明の乳化組成物に於
いて、これらパーフルオロポリエーテルはアクリル酸・
メタクリル酸アルキル共重合体、親油性界面活性剤とと
もに皮膚上に被膜を形成し、刺激物質と皮膚との接触を
防ぐ作用を有する。
【0007】
【化1】 一般式(I) (但し、式中R1、R2、R3、R4、R5はそれぞれ
独立にフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を表し、
l、m、nはそれぞれ独立に0又は自然数を表し、且
つ、l、m、nの少なくとも1つは0で無いものを表
す。)
独立にフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を表し、
l、m、nはそれぞれ独立に0又は自然数を表し、且
つ、l、m、nの少なくとも1つは0で無いものを表
す。)
【0008】
【化2】 一般式(II) (但し、式中p、qはそれぞれ自然数を表す。)
【0009】
【化3】 一般式(III) (但し、式中rは自然数を表す。)
【0010】(2)本発明で用いるアクリル酸・メタク
リル酸アルキル共重合体 本発明で用いるのことのできるアクリル酸・メタクリル
酸アルキル共重合体は、アルキル基として長差のものを
有するものが好ましく、具体的には炭素数10〜30の
アルキルエステルが特に好ましい。この様な共重合体と
しては既に、グッド・リッチ社よりペムレンTR−1、
ペムレンTR−2等が市販されており、これらを用いる
ことが特に好ましい。これら共重合体は、増粘作用があ
ると共に乳化作用も有しており、通常化粧料などで界面
活性剤の配合量を低減させる手段として使用されてい
る。又、油性成分や水性成分との相溶性が決して良いと
は言えない、上記パーフルオロポリエーテル類を乳化し
うることも既に知られている。しかしながら、パーフル
オロポリエーテル、親油性界面活性剤とこのものがつく
り出す被膜が刺激物質と皮膚との接触を防ぐ作用に優れ
ることはまだ知られていない。これらアクリル酸・メタ
クリル酸アルキル共重合体はただ一種を用いても良い
し、二種以上を組み合わせても良い。本発明の乳化組成
物における、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合
体の好ましい含有量は、0.01〜10重量%であり、
より好ましくは0.05〜5重量%であり、更に好まし
くは0.1〜1重量%である。
リル酸アルキル共重合体 本発明で用いるのことのできるアクリル酸・メタクリル
酸アルキル共重合体は、アルキル基として長差のものを
有するものが好ましく、具体的には炭素数10〜30の
アルキルエステルが特に好ましい。この様な共重合体と
しては既に、グッド・リッチ社よりペムレンTR−1、
ペムレンTR−2等が市販されており、これらを用いる
ことが特に好ましい。これら共重合体は、増粘作用があ
ると共に乳化作用も有しており、通常化粧料などで界面
活性剤の配合量を低減させる手段として使用されてい
る。又、油性成分や水性成分との相溶性が決して良いと
は言えない、上記パーフルオロポリエーテル類を乳化し
うることも既に知られている。しかしながら、パーフル
オロポリエーテル、親油性界面活性剤とこのものがつく
り出す被膜が刺激物質と皮膚との接触を防ぐ作用に優れ
ることはまだ知られていない。これらアクリル酸・メタ
クリル酸アルキル共重合体はただ一種を用いても良い
し、二種以上を組み合わせても良い。本発明の乳化組成
物における、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合
体の好ましい含有量は、0.01〜10重量%であり、
より好ましくは0.05〜5重量%であり、更に好まし
くは0.1〜1重量%である。
【0011】(3)本発明で用いる親油性界面活性剤 本発明の乳化組成物では、これらパーフルオロポリエー
テルとアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体以外
に、親油性界面活性剤を含有することを特徴とする。本
発明で言う親油性界面活性剤とは、非イオン界面活性剤
であって、H.L.B.(親水性親油性バランス)が1
0以下、更に好ましくは8以下のものを意味する。この
様な親油性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸モノグ
リセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン低付加脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン低付
加アルキルエーテル等が好ましく例示でき、この中でも
蔗糖脂肪酸エステルが特に好ましい。これは刺激物質か
らの保護作用に優れる被膜を提供するからである。脂肪
酸の組成としては、ステアリン酸やパルミチン酸、ミリ
スチン酸などの飽和脂肪酸であることが特に好ましい。
本発明ではこれら親油性界面活性剤は、多大種を用いて
も良いし、二種以上を組み合わせて用いても良い。本発
明の乳化組成物に於ける親油性界面活性剤の好ましい含
有量は、0.1〜10重量%であり、更に好ましくは
0.1〜5重量%であり、より好ましくは0.1〜3重
量%である。
テルとアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体以外
に、親油性界面活性剤を含有することを特徴とする。本
発明で言う親油性界面活性剤とは、非イオン界面活性剤
であって、H.L.B.(親水性親油性バランス)が1
0以下、更に好ましくは8以下のものを意味する。この
様な親油性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸モノグ
リセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン低付加脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン低付
加アルキルエーテル等が好ましく例示でき、この中でも
蔗糖脂肪酸エステルが特に好ましい。これは刺激物質か
らの保護作用に優れる被膜を提供するからである。脂肪
酸の組成としては、ステアリン酸やパルミチン酸、ミリ
スチン酸などの飽和脂肪酸であることが特に好ましい。
本発明ではこれら親油性界面活性剤は、多大種を用いて
も良いし、二種以上を組み合わせて用いても良い。本発
明の乳化組成物に於ける親油性界面活性剤の好ましい含
有量は、0.1〜10重量%であり、更に好ましくは
0.1〜5重量%であり、より好ましくは0.1〜3重
量%である。
【0012】(4)本発明の乳化組成物 本発明の乳化組成物は、パーフルオロポリエーテルと親
油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体とを含有することを特徴とする。この組み合わせ
に於いては、時として増粘現象を観察するアクリル酸・
メタクリル酸アルキル共重合体のこの増粘作用を抑制す
る事が出来、これも本発明の乳化組成物の優れた特徴と
なっている。本発明の乳化組成物では、これら必須成分
以外に通常化粧料などの乳化組成物で使用される製剤化
の為の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲に於い
て、含有することが出来る。かかる任意成分としては、
例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等の
ような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル
類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステ
アリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3
−ブタンジオール等の多価アルコール類、エタノール、
カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸
化剤、各種薬効成分、色素、粉体類等が好ましく例示で
きる。この様な任意成分で本発明の乳化組成物に特に好
ましいものは、真皮コラーゲン線維束構造の改善効果を
有するウルソール酸及び/又はアルキル、フェニル、フ
ェニルアルキルエステル等のその誘導体、フィトステリ
ン等のステリン及び/又は配糖体などのその誘導体、
又、皮膚ラメラ構造を強化する、レシチン、ホスファチ
ジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンをモノマ
ーとする、重合体及び/又は共重合体等のホスホリピッ
ド、皮膚の不均一性を改善する作用を有する白樺エキス
等である。本発明の乳化組成物におけるこれら好ましい
添加物の好ましい添加量は、真皮コラーゲン線維束構造
の改善効果を有するウルソール酸及び/又はアルキル、
フェニル、フェニルアルキルエステル等のその誘導体、
フィトステリン等のステリン及び/又は配糖体などのそ
の誘導体が0.01〜1重量%であり、ホスホリピッド
が0.001〜0.1重量%であり、皮膚の不均一性を
改善する作用を有する白樺エキス等が0.1〜5重量%
である。本発明の乳化組成物は、敏感肌の人でも刺激物
質より肌を守ることが出来る作用を有する。本発明の乳
化組成物は、その任意成分組み合わせにより、化粧料と
することもできるし、抗炎症剤などの医薬活性物質を含
有させて医薬外用剤などの医薬品とすることもできる。
特に好ましいものは化粧料として用いることである。こ
れは、刺激物質からの保護作用により、敏感な肌に対し
ても優れた整肌作用を発揮するためである。即ち、本発
明の乳化組成物は敏感肌の人のための化粧料として極め
て好適に用いることが出来る。
油性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体とを含有することを特徴とする。この組み合わせ
に於いては、時として増粘現象を観察するアクリル酸・
メタクリル酸アルキル共重合体のこの増粘作用を抑制す
る事が出来、これも本発明の乳化組成物の優れた特徴と
なっている。本発明の乳化組成物では、これら必須成分
以外に通常化粧料などの乳化組成物で使用される製剤化
の為の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲に於い
て、含有することが出来る。かかる任意成分としては、
例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等の
ような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル
類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステ
アリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3
−ブタンジオール等の多価アルコール類、エタノール、
カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸
化剤、各種薬効成分、色素、粉体類等が好ましく例示で
きる。この様な任意成分で本発明の乳化組成物に特に好
ましいものは、真皮コラーゲン線維束構造の改善効果を
有するウルソール酸及び/又はアルキル、フェニル、フ
ェニルアルキルエステル等のその誘導体、フィトステリ
ン等のステリン及び/又は配糖体などのその誘導体、
又、皮膚ラメラ構造を強化する、レシチン、ホスファチ
ジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンをモノマ
ーとする、重合体及び/又は共重合体等のホスホリピッ
ド、皮膚の不均一性を改善する作用を有する白樺エキス
等である。本発明の乳化組成物におけるこれら好ましい
添加物の好ましい添加量は、真皮コラーゲン線維束構造
の改善効果を有するウルソール酸及び/又はアルキル、
フェニル、フェニルアルキルエステル等のその誘導体、
フィトステリン等のステリン及び/又は配糖体などのそ
の誘導体が0.01〜1重量%であり、ホスホリピッド
が0.001〜0.1重量%であり、皮膚の不均一性を
改善する作用を有する白樺エキス等が0.1〜5重量%
である。本発明の乳化組成物は、敏感肌の人でも刺激物
質より肌を守ることが出来る作用を有する。本発明の乳
化組成物は、その任意成分組み合わせにより、化粧料と
することもできるし、抗炎症剤などの医薬活性物質を含
有させて医薬外用剤などの医薬品とすることもできる。
特に好ましいものは化粧料として用いることである。こ
れは、刺激物質からの保護作用により、敏感な肌に対し
ても優れた整肌作用を発揮するためである。即ち、本発
明の乳化組成物は敏感肌の人のための化粧料として極め
て好適に用いることが出来る。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0014】<実施例1>下記処方に従って、乳液(化
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 フィトステリン配糖体 0.1重量部 レシチン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC04 0.2重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 64.1重量部
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 フィトステリン配糖体 0.1重量部 レシチン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC04 0.2重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 64.1重量部
【0015】<実施例2>実施例1の乳液について、感
作モルモットを用いた惹起試験で、刺激物質に対する防
御作用を調べた。即ち、ハートレー系白色種モルモット
1群5匹(雄性250〜350g)を用いて、マキシマ
イゼーションテスト法により、0.1%ホルマリン水溶
液でインダクションした。2週間の休止期間をおいて、
検体0.5mlを塗布し、乾燥させる保護処理後1時間
に0.01%、0.001%のホルマリン水溶液を24
時間クローズドパッチし、パッチ除去後1時間にドレー
ズの基準に従って皮膚反応を観察した。即ち、++:浮
腫を伴う反応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:疑わ
しい紅斑を伴う反応、−:無反応であった。結果を表1
に示す。尚、比較例として、パーフルオロポリエーテル
であるホンブリンHC04を水に置換したもの(比較例
1)、アクリル酸・メタクリル酸アルキルである、ペム
レンTR−1をポリオキシエチレン(20)ラウリルエ
ーテルに置換したもの(比較例2)、親油性界面活性剤
であるグリセリルモノステアレートと蔗糖脂肪酸エステ
ルとをポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテルに
置換したもの(比較例3)を用いた。但し、比較例2は
2層分離していたので、塗布直前に良く攪拌混和して用
いた。対照群は検体による処理を行わなかった。結果を
出現例数として表1に示す。これより本発明の乳化組成
物は、パーフルオロポリエーテルと親油性界面活性剤と
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の組み合わ
せ効果によって優れた炎症発現の抑制が可能となってい
ることが判る。尚、比較例1、3は経時増粘の傾向を認
めた。
作モルモットを用いた惹起試験で、刺激物質に対する防
御作用を調べた。即ち、ハートレー系白色種モルモット
1群5匹(雄性250〜350g)を用いて、マキシマ
イゼーションテスト法により、0.1%ホルマリン水溶
液でインダクションした。2週間の休止期間をおいて、
検体0.5mlを塗布し、乾燥させる保護処理後1時間
に0.01%、0.001%のホルマリン水溶液を24
時間クローズドパッチし、パッチ除去後1時間にドレー
ズの基準に従って皮膚反応を観察した。即ち、++:浮
腫を伴う反応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:疑わ
しい紅斑を伴う反応、−:無反応であった。結果を表1
に示す。尚、比較例として、パーフルオロポリエーテル
であるホンブリンHC04を水に置換したもの(比較例
1)、アクリル酸・メタクリル酸アルキルである、ペム
レンTR−1をポリオキシエチレン(20)ラウリルエ
ーテルに置換したもの(比較例2)、親油性界面活性剤
であるグリセリルモノステアレートと蔗糖脂肪酸エステ
ルとをポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテルに
置換したもの(比較例3)を用いた。但し、比較例2は
2層分離していたので、塗布直前に良く攪拌混和して用
いた。対照群は検体による処理を行わなかった。結果を
出現例数として表1に示す。これより本発明の乳化組成
物は、パーフルオロポリエーテルと親油性界面活性剤と
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の組み合わ
せ効果によって優れた炎症発現の抑制が可能となってい
ることが判る。尚、比較例1、3は経時増粘の傾向を認
めた。
【0016】
【表1】
【0017】<実施例3>実施例1の乳化組成物につい
て、モルモットの背部をガムテープでストリッピングし
た敏感肌モデルで、ラウリル硫酸ナトリウム1%含有吸
水軟膏(局方)の刺激発現を調べた。即ち、ハートレー
系白色種モルモット1群5匹(雄性、300〜350
g)を用いて、背部を剃毛し、ガムテープでストリッピ
ングし、角層を剥離した後、検体で処理し、ラウリル硫
酸ナトリウム1%含有吸水軟膏を24時間貼付し、実施
例2と同様に皮膚反応を観察した。用いた比較例、対照
例も実施例2と同様に行った。結果を反応の出現例数と
して表2に示す。この結果より、本発明の乳化組成物は
敏感肌に於ける刺激発現を抑制しうることが判る。
て、モルモットの背部をガムテープでストリッピングし
た敏感肌モデルで、ラウリル硫酸ナトリウム1%含有吸
水軟膏(局方)の刺激発現を調べた。即ち、ハートレー
系白色種モルモット1群5匹(雄性、300〜350
g)を用いて、背部を剃毛し、ガムテープでストリッピ
ングし、角層を剥離した後、検体で処理し、ラウリル硫
酸ナトリウム1%含有吸水軟膏を24時間貼付し、実施
例2と同様に皮膚反応を観察した。用いた比較例、対照
例も実施例2と同様に行った。結果を反応の出現例数と
して表2に示す。この結果より、本発明の乳化組成物は
敏感肌に於ける刺激発現を抑制しうることが判る。
【0018】
【表2】
【0019】<実施例4>下記処方に従って、乳液(化
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 シラカバ抽出物 0.1重量部 ホスファチジルイノシトール 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC04 0.5重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−2 0.5重量部 水 63.5重量部
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 シラカバ抽出物 0.1重量部 ホスファチジルイノシトール 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC04 0.5重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−2 0.5重量部 水 63.5重量部
【0020】<実施例5>下記処方に従って、乳液(化
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(パルミチン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 ウルソール酸ベンジル 0.1重量部 ホスファチジルエタノールアミン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 ペムレンTR−2 0.1重量部 水 64 重量部
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(パルミチン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 ウルソール酸ベンジル 0.1重量部 ホスファチジルエタノールアミン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 ペムレンTR−2 0.1重量部 水 64 重量部
【0021】<実施例6>下記処方に従って、乳液(化
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 ウルソール酸ベンジル 0.1重量部 ホスファチジルエタノールアミン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 64 重量部
粧料)を作成した。即ち、イ、ロを80℃で加熱攪拌可
溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し乳液を
得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 ウルソール酸ベンジル 0.1重量部 ホスファチジルエタノールアミン 0.1重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 64 重量部
【0022】<実施例7>実施例1、4、5、6の乳液
について、敏感肌の人を対照に使用テストを行った。即
ち、任意に選んだアトピー性皮膚炎に悩む敏感肌のパネ
ラー1群10名にこれらのアトピー性皮膚炎の改善効果
をアンケートで答えて貰った。結果を表3に示す。これ
より、本発明の乳化組成物は敏感肌の人においてアトピ
ー性皮膚炎を改善する作用に優れることが判る。
について、敏感肌の人を対照に使用テストを行った。即
ち、任意に選んだアトピー性皮膚炎に悩む敏感肌のパネ
ラー1群10名にこれらのアトピー性皮膚炎の改善効果
をアンケートで答えて貰った。結果を表3に示す。これ
より、本発明の乳化組成物は敏感肌の人においてアトピ
ー性皮膚炎を改善する作用に優れることが判る。
【0023】
【表3】
【0024】<実施例8>下記処方に従って、乳液(皮
膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80℃で
加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷
却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 インドメタシン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80℃で
加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷
却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 インドメタシン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
【0025】<実施例9>下記処方に従って、乳液(皮
膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80℃で
加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷
却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 スプロフェン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80℃で
加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷
却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 スプロフェン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
【0026】<実施例10>下記処方に従って、乳液
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 エストラジオール 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 エストラジオール 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
【0027】<実施例11>下記処方に従って、乳液
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 プロゲステロン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 プロゲステロン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
【0028】<実施例12>下記処方に従って、乳液
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 プラステロン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
(皮膚外用医薬品))を作成した。即ち、イ、ロを80
℃で加熱攪拌可溶化し、イにロを徐々に加え乳化し、攪
拌冷却し乳液を得た。このものは経時増粘が無かった。 イ セチルステアレート 1 重量部 オリーブ油 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 蔗糖脂肪酸エステル(ステアリン酸エステル) 0.5重量部 流動パラフィン 1 重量部 グリセリルモノステアレート 0.5重量部 ホンブリンHC25 0.2重量部 デムナムS−65 0.1重量部 ステアリン酸 0.2重量部 プラステロン 1 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 グリセリン 2 重量部 水酸化カリウム 0.1重量部 ペムレンTR−1 0.2重量部 水 63.2重量部
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、刺激発現の原因となる
物質から肌などの身体を守る手段を提供することができ
る。
物質から肌などの身体を守る手段を提供することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 9/107 A61K 9/107 A
Claims (3)
- 【請求項1】 パーフルオロポリエーテルと親油性界面
活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と
を含有する、乳化組成物。 - 【請求項2】 皮膚保護料であることを特徴とする、請
求項1に記載の乳化組成物。 - 【請求項3】 化粧料であることを特徴とする、請求項
1又は2に記載の乳化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18589397A JP4049414B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18589397A JP4049414B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 乳化組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1112156A true JPH1112156A (ja) | 1999-01-19 |
JP4049414B2 JP4049414B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=16178728
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004035571A (ja) * | 1999-10-07 | 2004-02-05 | L'oreal Sa | 繊維を含有する水中油型エマルションの形態の組成物とその使用 |
JP2006076900A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Pola Chem Ind Inc | 乳化化粧料 |
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JP2012513387A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | ガルデルマ・ソシエテ・アノニム | 感水性の活性成分を含む、局所用医薬組成物 |
JP2018052819A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 日光ケミカルズ株式会社 | 防汚性化粧料又は防汚性皮膚外用剤 |
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-
1997
- 1997-06-26 JP JP18589397A patent/JP4049414B2/ja not_active Expired - Fee Related
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