JPH11119359A - ハロゲン化銀乳剤およびハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤およびハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH11119359A
JPH11119359A JP28045997A JP28045997A JPH11119359A JP H11119359 A JPH11119359 A JP H11119359A JP 28045997 A JP28045997 A JP 28045997A JP 28045997 A JP28045997 A JP 28045997A JP H11119359 A JPH11119359 A JP H11119359A
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emulsion
silver
grains
tabular
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Sadayasu Ishikawa
貞康 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、高感度で粒状性に優れ、か
つ圧力特性が著しく改良されたハロゲン化銀乳剤及びそ
れを用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供する
ことにある。 【解決手段】 ハロゲン化銀粒子と分散媒を含むハロゲ
ン化銀乳剤であって、該ハロゲン化銀乳剤に含まれる全
ハロゲン化銀粒子の粒径の変動係数が20%以下であ
り、該ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上が、ア
スペクト比5以上の平板状ハロゲン化銀粒子であり、該
平板状ハロゲン化銀粒子の表面の沃化銀含有率が、粒子
の平均沃化銀含有率よりも高く、かつ該平板状ハロゲン
化銀粒子の30%以上(個数比率)が主平面の中心領域
および外周領域に転位線を有し、更に前記外周領域の転
位線を1粒子当たり20本以上有する事を特徴とするハ
ロゲン化銀乳剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真の分野におい
て有用なハロゲン化銀乳剤、及びそれを用いたハロゲン
化銀カラー写真感光材料に関する。更に詳しくは、高感
度で粒状性に優れ、かつ圧力特性が著しく改良されたハ
ロゲン化銀乳剤及びそれを用いたハロゲン化銀カラー写
真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラ及び自動焦点1
眼レフカメラ更にはレンズ付きフィルム等の普及によ
り、高感度でかつ画質の優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料の開発が強く望まれている。そのために、写真
用のハロゲン化銀乳剤に対する性能改良の要求はますま
す厳しく、高感度、優れた粒状性、及び優れたシャープ
ネス等の写真性能に対して、より高水準の要求がなされ
ている。
【0003】かかる要求に対して、例えば、米国特許第
4,434,226号、同4,439,520号、同
4,414,310号、同4,433,048号、同
4,414,306号、同4,459,353号等に平
板状ハロゲン化銀粒子(以下、単に〔平板粒子〕ともい
う)を使用した技術が開示されており、増感色素による
色増感効率の向上を含む感度の向上、感度/粒状性の改
良、平板粒子の特異的な光学的性質によるシャープネス
の向上、カバーリングパワーの向上などの利点が知られ
ている。しかしながら、近年の高水準の要求に応えるに
は不十分であり、より一層の性能向上が望まれている。
【0004】こうした高感度化、高画質化の流れに関連
して、ハロゲン化銀写真感光材料における圧力特性の向
上に対する要請も従来以上に高まってきている。以前か
ら様々な手段により圧力特性を改良することが検討され
てきたが、可塑剤を添加する等の添加剤を用いる技術よ
りも、ハロゲン化銀粒子自体の耐応力性を向上させる技
術の方が実用上好ましく、又、効果も大きいという見方
が有力である。これらの要望に対して、沃化銀含有率の
高い沃臭化銀層を有するコア/シェル型のハロゲン化銀
粒子からなる乳剤が盛んに研究されてきた。特に、粒子
内部に10mol%以上の高沃化銀相を有するコア/シ
ェル型粒子含有の沃臭化銀乳剤は、例えばカラーネガフ
ィルム用の乳剤として大変注目されてきた。
【0005】ハロゲン化銀乳剤の感度を高める方法とし
て、平板状ハロゲン化銀粒子に転移線を導入する技術が
米国特許第4,956,269号に開示されている。一
般に、ハロゲン化銀粒子に圧力を加えると、カブリを生
じたり減感したりすることが知られているが、転位線を
導入した粒子は、圧力が加わることにより著しく減感す
るという問題を有していた。特開平3−189642号
には、アスペクト比が2以上でフリンジ部に10本以上
の転位線を有する平板状ハロゲン化銀粒子によってしめ
られ、かつ該平板状ハロゲン化銀粒子のサイズ分布が単
分散であるハロゲン化銀乳剤が開示されている。しか
し、該技術では、転位線を導入することによって生ずる
被圧による著しい減感を改良することはできていない。
【0006】コア/シェル型粒子で圧力特性を改良した
技術としては、例えば特開昭59−99433号、同6
0−35726号、同60−147727号に開示の技
術が知られている。又、特開昭63−220238号、
及び特開平1−201649号には、ハロゲン化銀粒子
に転位を導入することにより、高感度で粒状性、圧力特
性、露光照度依存性等の改良技術が開示されている。ま
た、特開平6−235988号には、中間殻に高沃度層
を有する多重構造型の単分散平板粒子により、圧力耐性
を向上した技術が開示されている。
【0007】しかしながら、これらの技術におけるもの
は、高感度で粒状性に優れ、かつ圧力特性が著しく改良
されたハロゲン化銀乳剤として近年の高水準の要求に耐
えうるものとしては未だ満足できるものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を鑑み、高感度で粒状性に優れ、かつ圧力特性が
著しく改良されたハロゲン化銀乳剤及びそれを用いたハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0010】1.ハロゲン化銀粒子と分散媒を含むハロ
ゲン化銀乳剤であって、該ハロゲン化銀乳剤に含まれる
全ハロゲン化銀粒子の粒径の変動係数が20%以下であ
り、該ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上が、ア
スペクト比5以上の平板状ハロゲン化銀粒子であり、該
平板状ハロゲン化銀粒子の表面の沃化銀含有率が、粒子
の平均沃化銀含有率よりも高く、かつ該平板状ハロゲン
化銀粒子の30%以上(個数比率)が主平面の中心領域
および外周領域に転位線を有し、更に前記外周領域の転
位線を1粒子当たり20本以上を有する事を特徴とする
ハロゲン化銀乳剤。
【0011】2.平板状ハロゲン化銀粒子の50%以上
(個数比率)がその主平面の中心領域と外周領域の両方
に転位線を有し、かつ外周領域の転位線の本数を1粒子
当たり30本以上有する事を特徴とする1記載のハロゲ
ン化銀乳剤。
【0012】3.支持体上にハロゲン化銀乳剤層を有す
るハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該乳剤層
の少なくともいずれか1層に含まれるハロゲン化銀乳剤
が1または2に記載のハロゲン化銀乳剤である事を特徴
とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明のハロゲン化銀乳剤に含まれるハロ
ゲン化銀粒子は平板粒子である。平板粒子とは、結晶学
的には双晶に分類される。
【0015】双晶とは、一つの粒子内に一つ以上の双晶
面を有するハロゲン化銀結晶であるが、双晶の形態の分
類はクラインとモイザーによる報文 フォトグラフィッ
シェコレスポンデンツ(Photographishe
Korrespondenz)第99巻,p100、
同,第100巻,p57に詳しく述べられている。
【0016】本発明における平板粒子は、主平面に平行
な双晶面を2枚有する。双晶面は透過型電子顕微鏡によ
り観察することができる。具体的な方法は次の通りであ
る。まず、含有される平板粒子が、支持体上にほぼ主平
面が平行に配向するようにハロゲン化銀写真乳剤を塗布
し、試料を作成する。これをダイヤモンド・カッターを
用いて切削し、厚さ0.1μm程度の薄切片を得る。こ
の切片を透過型電子顕微鏡で観察することにより双晶面
の存在を確認することができる。
【0017】本発明の平板粒子における2枚の双晶面間
距離は、上記の透過型電子顕微鏡を用いた切片の観察に
おいて、主平面に対しほぼ垂直に切断された断面を示す
平板粒子を任意に1000個以上選び、主平面に平行な
偶数枚の双晶面の内、最も距離の短い2枚の双晶面間距
離をそれぞれの粒子について求め、加算平均することに
より得られる。
【0018】本発明において、双晶面間距離は、核形成
時の過飽和状態に影響を及ぼす因子、例えばゼラチン濃
度、ゼラチン種、温度、沃素イオン濃度、pBr、p
H、イオン供給速度、撹拌回転数等の諸因子の組み合わ
せにおいて適切に選択することにより制御することがで
きる。一般に核形成を高過飽和状態で行なうほど、双晶
面間距離を狭くすることができる。
【0019】過飽和因子に関しての詳細は、例えば特開
昭63−92924号、あるいは特開平1−21363
7号等の記述を参考にすることができる。
【0020】本発明において、双晶面間距離の平均は
0.01μm〜0.05μmが好ましく、更に好ましく
は0.013μm〜0.025μmである。
【0021】本発明の平板粒子の厚さは、前述の透過型
電子顕微鏡を用いた切片の観察により、同様にしてそれ
ぞれの粒子について厚さを求め、加算平均することによ
り得られる。平板粒子の厚さは0.05μm〜1.5μ
mが好ましく、更に好ましくは0.07μm〜0.50
μmである。
【0022】本発明の平板粒子は、全投影面積の50%
以上がアスペクト比(粒径/粒子厚さ)が5以上のもの
を言うが、好ましくは全投影面積の60%以上がアスペ
クト比7以上であり、更に好ましくは全投影面積の70
%以上がアスペクト比9以上である。
【0023】本発明における平板粒子の粒径は、該ハロ
ゲン化銀粒子の投影面積の円相当直径(該ハロゲン化銀
粒子と同じ投影面積を有する円の直径)で示されるが、
0.1〜5.0μmが好ましく、更に好ましくは0.5
〜3.0μmである。
【0024】粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万
倍から7万倍に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子
径または投影時の面積を実測することによって得ること
ができる(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある
こととする)。
【0025】ここに、平均粒径rは、粒径riを有する
粒子の頻度niとri3との積ni×ri3が最大となる
ときの粒径riと定義する(有効数字3桁,最小桁数字
は4捨5入する)。
【0026】本発明の平板粒子は、単分散のハロゲン化
銀乳剤からなる。ここで単分散のハロゲン化銀乳剤とし
ては、平均粒径rを中心に±20%の粒径範囲内に含ま
れるハロゲン化銀重量が、全ハロゲン化銀粒子重量の6
0%以上であるものが好ましく、より好ましくは70%
以上、更に好ましくは80%以上である。
【0027】本発明の高度の単分散乳剤は、 (標準偏差/平均粒径)×100=粒径の変動係数
(%) によって分布の広さを定義したとき20%以下のもので
あり、更に好ましくは16%以下のものである。ここに
平均粒径および標準偏差は、上記定義した粒径riから
求めるものとする。
【0028】本発明の平板粒子の平均沃化銀含有率は1
mol%以上であるが、好ましくは1〜10mol%で
あり、更に好ましくは2〜5mol%である。
【0029】本発明の平板粒子は上記のように沃臭化銀
を主として含有する乳剤であるが、本発明の効果を損な
わない範囲で他の組成のハロゲン化銀、例えば塩化銀を
含有させることができる。
【0030】ハロゲン化銀粒子における沃化銀の分布状
態は、各種の物理的測定法によって検知することがで
き、例えば日本写真学会・1981年度年次大会講演要
旨集に記載されているような、低温でのルミネッセンス
の測定やEPMA法、X線回折法によって調べることが
できる。
【0031】本発明において、個々のハロゲン化銀粒子
の沃化銀含有率及び平均沃化銀含有率は、EPMA法
(Electron Probe Micro Ana
lyzer法)を用いることにより求めることが可能で
ある。この方法は、乳剤粒子を互いに接触しないように
良く分散したサンプルを作成し、電子ビームを照射する
電子線励起によるX線分析より極微小な部分の元素分析
が行える。この方法により、各粒子から放射される銀及
び沃度の特性X線強度を求めることにより、個々の粒子
のハロゲン組成が決定できる。少なくとも50個の粒子
についてEPMA法により沃化銀含有率を求めれば、そ
れらの平均から平均沃化銀含有率が求められる。
【0032】本発明における平板粒子は、粒子間の沃化
銀含有率がより均一になっていることが好ましい。EP
MA法により粒子間の沃化銀含有率の分布を測定した時
に、相対標準偏差が30%以下、更に20%以下である
ことが好ましい。
【0033】本発明の平板粒子の表面の沃化銀含有率は
1mol%以上であるが、好ましくは2〜20mol%
であり、更に好ましくは3〜15mol%である。
【0034】本発明の平板粒子の表面とは、ハロゲン化
銀粒子の最表面を含む粒子の最外層であって、粒子の最
表面から50Åまでの深さをいう。本発明の平板粒子の
表面のハロゲン組成はXPS法(X−ray Phot
oelectron Spectroscopy法:X
線光電子分光法)によって次のように求められる。
【0035】すなわち、試料を1×10E−8torr
以下の超高真空中で−110℃以下まで冷却し、プロー
ブ用X線としてMgKαをX線源電圧15kV、X線源
電流40mAで照射し、Ag 3d5/2、Br 3
d、I 3d3/2の電子について測定する。測定され
たピークの積分強度を感度因子(Sensitivit
y Factor)で補正し、これらの強度比からハロ
ゲン化銀表面のハライド組成を求める。
【0036】本発明における平板粒子は、粒子表面の沃
化銀含有率が粒子の平均沃化銀含有率よりも高い関係を
満たすものである。好ましくは、粒子表面の沃化銀含有
率/平均沃化銀含有率=2.0〜30の関係を満たし、
更に好ましくは、粒子表面の沃化銀含有率/平均沃化銀
含有率=3.0〜15の関係を満たすものである。
【0037】ハロゲン化銀粒子が有する転位線は、例え
ばJ.F.Hamilton,Photo.Sci.E
ng.11(1967)57や、T.Shiozaw
a,J.Soc.Phot.Sci.Japan35
(1972)213に記載の低温での透過型電子顕微鏡
を用いた直接的な方法により観察できる。即ち、乳剤か
ら粒子に転位が発生するほどの圧力をかけないように注
意して取り出したハロゲン化銀粒子を、電子顕微鏡用の
メッシュに乗せ、電子線による損傷(プリントアウトな
ど)を防ぐように試料を冷却した状態で透過法により観
察を行う。この時、粒子の厚みが厚いほど電子線が透過
しにくくなるので、高圧型の電子顕微鏡を用いた法がよ
り鮮明に観察することができる。このような方法によっ
て得られた粒子写真から、個々の粒子における転位線の
位置及び数を求めることができる。
【0038】本発明の平板粒子は主平面の中心領域と外
周領域の両方に転位線を有する。
【0039】ここでいう平板粒子の主平面の中心領域と
は、平板粒子の主平面と等しい面積をもつ円の半径の8
0%の半径を有し、中心を共有したときの円形部分にあ
る平板粒子の厚さを有する領域の事である。一方、平板
粒子の外周領域とは、前記中心領域の外側の環状領域に
相当する面積を有する、平板粒子の周辺に存在し、かつ
平板粒子の厚さを有する領域をいう。
【0040】1粒子中に存在する転位線の本数の測定は
次のようにして行う。入射電子に対して傾斜角度を変え
た一連の粒子写真を各粒子について撮影し、転位線の存
在を確認する。このとき、転位線の本数を数えられるも
のについてはその本数を数える。転位線が密集して存在
したり、又は転位線が互いに交わっているときなど、1
粒子当たりの転位線の本数を数える事ができない場合は
多数の転位線が存在すると数える。
【0041】本発明の平板粒子の主平面の中心領域に存
在する転位線は、いわゆる転位網を形成しているものが
多く、その本数を明確に数えられない場合がある。
【0042】一方、本発明の平板粒子の外周領域に存在
する転位線は、粒子の中心から辺に向かって放射状に伸
びた線として観察されるが、しばしば蛇行している。
【0043】本発明の平板粒子は、個数比率の30%以
上が、その主平面の中心領域と外周領域の両方に転位線
を有し、かつ外周領域の転位線の本数が1粒子当たり2
0本以上を有するものであるが、50%以上(個数比
率)の平板粒子がその主平面の中心領域と外周領域の両
方に転位線を有し、かつ外周領域の転位線の本数が1粒
子当たり30本以上を有する事が好ましく、70%以上
(個数比率)の平板粒子がその主平面の中心領域と外周
領域の両方に転位線を有し、かつ外周領域の転位線の本
数が1粒子当たり40本以上を有する事が更に好まし
い。
【0044】ハロゲン化銀粒子への転位線の導入法とし
ては、例えば、沃化カリウムのような沃素イオンを含む
水溶液と水溶性銀塩溶液をダブルジェットで添加する方
法、もしくは沃化銀を含む微粒子乳剤を添加する方法、
沃素イオンを含む溶液のみを添加する方法、特開平6−
11781号に記載されているような沃素イオン放出剤
を用いる方法等の、公知の方法を使用して所望の位置で
転位線の起源となる転位を形成することができる。これ
らの方法の中では、沃化銀を含む微粒子乳剤を添加する
方法や沃素イオン放出剤を用いる方法が特に好ましい。
【0045】沃素イオン放出剤を用いる場合は、p−ヨ
ードアセトアミドベンゼンスルホン酸ナトリウム、2−
ヨードエタノール、2−ヨードアセトアミドなどを好ま
しく用いる事ができる。
【0046】本発明の平板粒子は、潜像が主として表面
に形成される粒子あるいは主として粒子内部に形成され
る粒子いずれであっても良い。
【0047】本発明の平板粒子は、分散媒の存在下、即
ち分散媒を含む溶液中で製造される。ここで、分散媒を
含む水溶液とは、ゼラチンその他の親水性コロイドを構
成し得る物質(バインダーとなり得る物質など)により
保護コロイドが水溶液中に形成されているものをいい、
好ましくはコロイド状の保護ゼラチンを含有する水溶液
である。
【0048】本発明を実施する際、上記保護コロイドと
してゼラチンを用いる場合は、ゼラチンは石灰処理され
たものでも、酸を使用して処理されたものでもどちらで
もよい。ゼラチンの製法の詳細はアーサー・グアイス
著、ザ・マクロモレキュラー・ケミストリー・オブ・ゼ
ラチン(アカデミック・プレス、1964年発行)に記
載がある。
【0049】保護コロイドとして用いることができるゼ
ラチン以外の親水性コロイドとしては、例えばゼラチン
誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー、
アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、セルロース硫
酸エステル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソ
ーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−
ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポ
リビニルピラゾール等の単一あるいは共重合体の如き多
種の合成親水性高分子物質がある。
【0050】ゼラチンの場合は、パギー法においてゼリ
ー強度200以上のものを用いることが好ましい。
【0051】本発明における平板粒子は、粒子を形成す
る過程および/または成長させる過程で、カドミウム
塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、鉄塩、ロジウム塩、イ
リジウム塩、インジウム塩(錯塩を含む)から選ばれる
少なくとも1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部
及び/又は粒子表面にこれらの金属元素を含有させるこ
とができる。
【0052】本発明の平板粒子の形成手段としては、当
該分野でよく知られている種々の方法を用いることがで
きる。すなわち、シングル・ジェット法、コントロール
ド・ダブルジェット法、コントロールド・トリプルジェ
ット法等を任意に組み合わせて使用することができる
が、高度な単分散粒子を得るためには、ハロゲン化銀粒
子の生成される液相中のpAgをハロゲン化銀粒子の成
長速度に合わせてコントロールすることが重要である。
pAg値としては7.0〜12の領域を使用し、好まし
くは7.5〜11の領域を使用することができる。
【0053】添加速度の決定にあたっては、特開昭54
−48521号、特開昭58−49938号に記載の技
術を参考にできる。
【0054】本発明の平板粒子の調製工程は、核形成工
程、熟成工程(核の熟成工程)とそれに続く成長工程に
大別される。また、予め造り置いた核乳剤(或いは種乳
剤)を別途成長させることも可能である。該成長工程
は、第1成長工程、第2成長工程、というようにいくつ
かの段階を含む場合もある。本発明の平板粒子の成長過
程とは、核(或いは種)形成後から粒子成長終了までの
全ての成長工程を意味し、成長開始時とは成長工程の開
始時点を言う。
【0055】本発明の平板粒子の製造時に、アンモニ
ア、チオエーテル、チオ尿素等の公知のハロゲン化銀溶
剤を存在させることもできるし、ハロゲン化銀溶剤を使
用しなくても良い。
【0056】本発明の平板粒子において、主平面の中心
領域に選択的に転位線を形成させるためには、核形成後
の熟成工程においてpHを高め、平板粒子の厚みが増す
ように熟成させる事が重要であるが、pHを高くしすぎ
るとアスペクト比が下がりすぎてその後の成長工程でア
スペクト比を高めるための制御が難しくなる。また、予
期せぬカブリ劣化の原因にもなる。したがって、熟成工
程のpH/温度は7.0〜11.0/40℃〜80℃が
好ましく、8.5〜10.0/50℃〜70℃が更に好
ましい。
【0057】本発明の平板粒子において、外周領域に選
択的に転位線を形成させるためには、成長工程におい
て、外周領域に転位線を導入するための沃素イオン源
(たとえば、沃化銀微粒子、沃素イオン放出剤)を基盤
粒子に添加した後の粒子成長におけるpAgを高める事
が重要であるが、pAgを高くしすぎると、粒子成長と
同時にいわゆるオストワルド熟成が進行し、平板粒子の
単分散性が劣化してしまう。したがって、成長工程にお
いて平板粒子の外周領域を形成させるときのpAgは、
8〜12が好ましく、9.5〜11が更に好ましい。ま
た、沃素イオン源として沃素イオン放出剤を使用する場
合は、その添加量を増加させる事によっても外周領域に
有効に転位線を形成させる事ができる。沃素イオン放出
剤の添加量としては、ハロゲン化銀1モル当たり0.5
モル以上が好ましく、2〜5モルが更に好ましい。
【0058】本発明における平板粒子は、ハロゲン化銀
粒子の成長終了後に、不要な可溶性塩類を除去したもの
であってもよいし、あるいは含有させたままのものでも
良い。
【0059】また、特開昭60−138538号記載の
方法のように、ハロゲン化銀成長の任意の点で脱塩を行
なう事も可能である。該塩類を除去する場合には、リサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure、以下RDと略す)17643号II項に
記載の方法に基づいて行なうことができる。さらに詳し
くは、沈澱形成後、あるいは物理熟成後の乳剤から可溶
性塩を除去するためには、ゼラチンをゲル化させて行な
うヌーデル水洗法を用いても良く、また無機塩類、アニ
オン性界面活性剤、アニオン性ポリマー(たとえばポリ
スチレンスルホン酸)、あるいはゼラチン誘導体(たと
えばアシル化ゼラチン、カルバモイル化ゼラチンなど)
を利用した沈澱法(フロキュレーション)を用いても良
い。具体的な例としては、特開平5−72658号に記
載の方法を好ましく使用することができる。
【0060】本発明の平板粒子は、常法により化学増感
することができる。すなわち、硫黄増感、セレン増感、
金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感法などを単
独でまたは組み合わせて用いることができる。
【0061】本発明の平板粒子は、写真業界において増
感色素として知られている色素を用いて所望の波長域に
光学的に増感できる。増感色素は、単独で用いてもよい
が2種類以上を組み合わせて用いても良い。増感色素と
共にそれ自身分光増感作用をもたない色素、あるいは可
視光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色素の
増感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有させても良
い。
【0062】本発明の平板粒子には、カブリ防止剤、安
定剤などを加えることができる。バインダーとしては、
ゼラチンを用いるのが有利である。乳剤層、その他の親
水性コロイド層は、硬膜することができ、また、可塑
剤、水不溶性または可溶性合成ポリマーの分散物(ラテ
ックス)を含有させることができる。
【0063】カラー写真感光材料の乳剤層にはカプラー
が用いられる。さらに色補正の効果を有している競合カ
プラーおよび現像主薬の酸化体とのカップリングによっ
て現像促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬
膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、分光増感
剤および減感剤のような写真的に有用なフラグメントを
放出する化合物を用いることができる。
【0064】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層、イラジュエーション防止層等の補助層を設け
ることができる。これらの層中および/または乳剤層中
には現像処理中に感光材料から流出するか、もしくは漂
白される染料が含有されても良い。
【0065】感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定
剤、ホルマリンスカベンジャー、紫外線吸収剤、蛍光増
白剤、界面活性剤、現像促進剤や現像遅延剤を添加でき
る。
【0066】支持体としては、ポリエチレン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
【0067】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるも
のではない。
【0068】実施例1 《本発明乳剤EM−1の調製》 〔核形成工程〕反応容器内の下記反応母液(Gr−1)
を30℃に保ち、特開昭62−160128号記載の混
合攪拌装置を用いて攪拌回転数400回転/分で攪拌し
ながら、1Nの硫酸を用いてpHを1.96に調整し
た。その後ダブルジェット法を用いて(S−1)液と
(H−1)液を一定の流量で1分間で添加し核形成を行
った。
【0069】 (Gr−1) アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 40.50g 臭化カリウム 12.40g 蒸留水で16.2Lに仕上げる (S−1) 硝酸銀 862.5g 蒸留水で4.06Lに仕上げる (H−1) 臭化カリウム 604.5g 蒸留水で4.06Lに仕上げる 〔熟成工程〕上記核形成工程終了後に(G−1)液を加
え、30分間を要して60℃に昇温した。この間、反応
容器内の乳剤の銀電位(飽和銀−塩化銀電極を比較電極
として銀イオン選択電極で測定)を2Nの臭化カリウム
溶液を用いて6mVに制御した。続いて、アンモニア水
溶液を加えてpHを9.3に調整し、更に7分間保持し
た後、酢酸水溶液を用いてpHを6.1に調整した。こ
の間の銀電位を2Nの臭化カリウム溶液を用いて6mV
に制御した。
【0070】 (G−1) アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 173.9g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77)の10重量%メタノール溶液 5.80ml 蒸留水で4.22Lに仕上げる 〔成長工程〕熟成工程終了後、続いてダブルジェット法
を用いて前記(S−1)液と(H−1)液を流量を加速
しながら(終了時と開始時の添加流量の比が約12倍)
37分間で添加した。添加終了後に(G−2)液を加
え、攪拌回転数を550回転/分に調整した後、引き続
いて(S−2)液と(H−2)液を流量を加速しながら
(終了時と開始時の添加流量の比が約2倍)40分間で
添加した。この間乳剤の銀電位を2Nの臭化カリウム溶
液を用いて6mVに制御した。上記添加終了後に、反応
容器内の乳剤温度を15分間を要して40℃に降温し
た。その後、3Nの臭化カリウム溶液を用いて反応容器
内の銀電位を−39mVに調整し、続いて(F−1)液
を407.5g加えた後、(S−2)液と(H−3)液
を流量を加速しながら(終了時と開始時の添加流量の比
が約1.2倍)25分間で添加した。
【0071】 (S−2) 硝酸銀 2.10kg 蒸留水で3.53Lに仕上げる (H−2) 臭化カリウム 859.5g 沃化カリウム 24.45g 蒸留水で2.11Lに仕上げる (H−3) 臭化カリウム 587.0g 沃化カリウム 8.19g 蒸留水で1.42Lに仕上げる (G−2) オセインゼラチン 284.9g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77)の10重量%メタノール溶液 7.75ml 蒸留水で1.93Lに仕上げる (F−1) 3重量%のゼラチンと、沃化銀粒子(平均粒径0.05μm)から なる微粒子乳剤(*) 407.5g *微粒子乳剤F−1の調製法は以下の通り: 0.06モルの沃化カリウムを含む6.0重量%のゼラチン溶液5000ml に、7.06モルの硝酸銀と、7.06モルの沃化カリウムを含む水溶液、それ ぞれ2000mlを、10分間かけて添加した。微粒子形成中のpHは硝酸を用 いて2.0に、温度は40℃に制御した。粒子形成後に、炭酸ナトリウム水溶液 を用いてpHを6.0に調整した。仕上がり重量は12.53kgであった。
【0072】上記粒子成長終了後に、特開平5−726
58号に記載の方法に従い脱塩処理を施し、その後ゼラ
チンを加え分散し、40℃にてpHを5.80、pAg
を8.06に調整した。かくして得られた乳剤をEM−
1とする。
【0073】得られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、
平均粒径1.50μm(投影面積の円換算直径の平均
値)、アスペクト比7.4(全投影面積の60%)、粒
径分布15.0%の平板粒子であることが確認された。
【0074】《本発明乳剤EM−2の調製》核形成工程
及び熟成工程はEM−1と同様にして粒子形成を行った
後、成長工程を次のように変更して本発明乳剤EM−2
を調製した。
【0075】〔成長工程〕熟成工程終了後、続いてダブ
ルジェット法を用いて前記(S−1)液と(H−1)液
を流量を加速しながら(終了時と開始時の添加流量の比
が約12倍)37分間で添加した。添加終了後に(G−
2)液を加え、攪拌回転数を550回転/分に調整した
後、引き続いて(S−2)液と(H−2)液を流量を加
速しながら(終了時と開始時の添加流量の比が約2倍)
40分間で添加した。この間乳剤の銀電位を2Nの臭化
カリウム溶液を用いて6mVに制御した。上記添加終了
後に、反応容器内の乳剤温度を15分間を要して40℃
に降温した。その後、(Z−1)液、次いで(SS)液
を添加し、水酸化カリウム水溶液を用いてpHを9.3
に調整し、4分間熟成しながら沃素イオンを放出させ
た。その後、酢酸水溶液を用いてpHを5.0に調整
し、次いで3Nの臭化カリウム溶液を用いて反応容器内
の銀電位を−39mVに調整した後、(S−2)液と
(H−3)液を流量を加速しながら(終了時と開始時の
添加流量の比が約1.2倍)25分間で添加した。
【0076】 (S−2) 硝酸銀 2.10kg 蒸留水で3.53Lに仕上げる (H−2) 臭化カリウム 859.5g 沃化カリウム 24.45g 蒸留水で2.11Lに仕上げる (H−3) 臭化カリウム 587.0g 沃化カリウム 8.19g 蒸留水で1.42Lに仕上げる (G−2) オセインゼラチン 284.9g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77)の10重量%メタノール溶液 7.75ml 蒸留水で1.93Lに仕上げる (Z−1) p−ヨードアセトアミドベンゼンスルホン酸ナトリウム 83.4g 蒸留水で1.00Lに仕上げる (SS) 亜硫酸ナトリウム 29.0g 蒸留水で0.30Lに仕上げる 上記粒子成長終了後に、特開平5−72658号に記載
の方法に従い脱塩処理を施し、その後ゼラチンを加え分
散し、40℃にてpHを5.80、pAgを8.06に
調整した。かくして得られた乳剤をEM−2とする。
【0077】得られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、
平均粒径1.51μm(投影面積の円換算直径の平均
値)、アスペクト比7.2(全投影面積の60%)、粒
径分布14.5%の平板粒子であることが確認された。
【0078】《本発明乳剤EM−3の調製》核形成工程
及び熟成工程はEM−1と同様にして粒子形成を行った
後、成長工程を次のように変更して本発明乳剤EM−3
を調製した。
【0079】〔成長工程〕熟成工程終了後、続いてダブ
ルジェット法を用いて前記(S−1)液と(H−1)液
を流量を加速しながら(終了時と開始時の添加流量の比
が約12倍)37分間で添加した。添加終了後に(G−
2)液を加え、攪拌回転数を550回転/分に調整した
後、引き続いて(S−2)液と(H−2)液を流量を加
速しながら(終了時と開始時の添加流量の比が約2倍)
40分間で添加した。この間乳剤の銀電位を2Nの臭化
カリウム溶液を用いて6mVに制御した。上記添加終了
後に、反応容器内の乳剤温度を15分間を要して40℃
に降温した。その後、(Z−2)液、次いで(SS)液
を添加し、水酸化カリウム水溶液を用いてpHを9.3
に調整し、4分間熟成しながら沃素イオンを放出させ
た。その後、酢酸水溶液を用いてpHを5.0に調整
し、次いで3Nの臭化カリウム溶液を用いて反応容器内
の銀電位を−51mVに調整した後、(S−2)液と
(H−3)液を流量を加速しながら(終了時と開始時の
添加流量の比が約1.2倍)18分間で添加した。
【0080】 (S−2) 硝酸銀 2.10kg 蒸留水で3.53Lに仕上げる (H−2) 臭化カリウム 859.5g 沃化カリウム 24.45g 蒸留水で2.11Lに仕上げる (H−3) 臭化カリウム 587.0g 沃化カリウム 8.19g 蒸留水で1.42Lに仕上げる (G−2) オセインゼラチン 284.9g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77)の10重量%メタノール溶液 7.75ml 蒸留水で1.93Lに仕上げる (Z−2) p−ヨードアセトアミドベンゼンスルホン酸ナトリウム 170.0g 蒸留水で2.00Lに仕上げる (SS) 亜硫酸ナトリウム 29.0g 蒸留水で0.30Lに仕上げる 上記粒子成長終了後に、特開平5−72658号に記載
の方法に従い脱塩処理を施し、その後ゼラチンを加え分
散し、40℃にてpHを5.80、pAgを8.06に
調整した。かくして得られた乳剤をEM−3とする。
【0081】得られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、
平均粒径1.82μm(投影面積の円換算直径の平均
値)、アスペクト比10.1(全投影面積の70%)、
粒径分布14.5%の平板粒子であることが確認され
た。
【0082】《本発明乳剤EM−4の調製》成長工程に
おいて使用する(Z−1)液の添加量を1/2に減量す
る以外は乳剤EM−2と同様の製造方法により、本発明
乳剤EM−4を調製した。得られた乳剤粒子の電子顕微
鏡写真から、平均粒径1.53μm(投影面積の円換算
直径の平均値)、アスペクト比7.3(全投影面積の6
0%)、粒径分布15.0%の平板粒子であることが確
認された。
【0083】《比較用乳剤EM−5〜EM−9の調製》
更に、乳剤EM−2の製造方法において、成長工程全域
に渡って反応容器内の銀電位を6mVに制御して粒子成
長させ、それ以外は乳剤EM−2と同様の製造方法によ
り、低アスペクト比化した乳剤EM−5を調製した。得
られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、平均粒径1.1
8μm(投影面積の円換算直径の平均値)、アスペクト
比4.1(全投影面積の60%)、粒径分布15.6%
の平板粒子であることが確認された。
【0084】更に、乳剤EM−2の製造方法において、
成長工程全域に渡って反応容器内の銀電位を−10mV
に制御して粒子成長させ、それ以外は乳剤EM−2と同
様の製造方法により、粒径の変動係数が劣化した乳剤E
M−6を調製した。得られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真
から、平均粒径1.51μm(投影面積の円換算直径の
平均値)、アスペクト比7.2(全投影面積の60
%)、粒径分布26.3%の平板粒子であることが確認
された。
【0085】更に、乳剤EM−2の製造方法において、
成長工程における(S−2)液と(H−3)液の添加が
終了した時点で臭化銀微粒子乳剤(粒径0.05μm)
を添加してオストワルド熟成を行い、それ以外は乳剤E
M−2と同様の製造方法により、表面沃度が低下した乳
剤EM−7を調製した。得られた乳剤粒子の電子顕微鏡
写真から、平均粒径1.52μm(投影面積の円換算直
径の平均値)、アスペクト比7.4(全投影面積の60
%)、粒径分布15.5%の平板粒子であることが確認
された。
【0086】更に、乳剤EM−2の製造方法において、
熟成工程全域に渡って反応容器内のpHを6.1に調整
し、それ以外は乳剤EM−2と同様の製造方法により、
平板粒子の主平面の中心領域に転位線を有しない乳剤E
M−8を調製した。得られた乳剤粒子の電子顕微鏡写真
から、平均粒径1.53μm(投影面積の円換算直径の
平均値)、アスペクト比7.4(全投影面積の60
%)、粒径分布15.7%の平板粒子であることが確認
された。
【0087】更に、乳剤EM−2の製造方法において、
成長工程において使用する(Z−1)液の添加を行わな
い以外は乳剤EM−2と同様の製造方法により、外周領
域に転位線を有しない乳剤EM−9を調製した。得られ
た乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、平均粒径1.52μ
m(投影面積の円換算直径の平均値)、アスペクト比
7.2(全投影面積の60%)、粒径分布15.4%の
平板粒子であることが確認された。
【0088】乳剤EM−1〜EM−9の組成、構造等の
解析結果をまとめて下記表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】実施例2 (感光材料試料の作成)乳剤EM−1〜EM−9に、金
−硫黄増感を最適に施し、これらの乳剤を用いてトリア
セチルセルロースフィルム支持体上に下記に示すような
組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラー写
真感光材料を作成した。
【0091】以下の全ての記載において、ハロゲン化銀
写真感光材料中の添加量は、特に記載のない限り1m2
当たりのグラム数を示す。また、ハロゲン化銀及びコロ
イド銀は、銀に換算して示し、増感色素は、ハロゲン化
銀1モル当たりのモル数で示した。
【0092】多層カラー写真感光材料試料101(本発
明の乳剤EM−1を使用)の構成は以下の通りである。
【0093】 試料101 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 1.60 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.14 高沸点溶媒(OIL−2) 0.17 ゼラチン 0.80 第3層:低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤A 0.15 沃臭化銀乳剤B 0.35 増感色素(SD−1) 2.0×10−4 増感色素(SD−2) 1.4×10−4 増感色素(SD−3) 1.4×10-5 増感色素(SD−4) 0.7×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.53 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.04 DIR化合物(D−1) 0.025 高沸点溶媒(OIL−3) 0.48 ゼラチン 1.09 第4層:中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−1) 1.7×10-4 増感色素(SD−2) 0.86×10-4 増感色素(SD−3) 1.15×10-5 増感色素(SD−4) 0.86×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.33 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 DIR化合物(D−1) 0.02 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79 第5層:高感度赤感性層 沃臭化銀乳剤D 0.95 増感色素(SD−1) 1.0×10-4 増感色素(SD−2) 1.0×10-4 増感色素(SD−3) 1.2×10-5 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.016 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(OIL−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.38 増感色素(SD−4) 4.6×10-5 増感色素(SD−5) 4.1×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.14 マゼンタカプラー(M−2) 0.14 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.06 高沸点溶媒(OIL−4) 0.34 ゼラチン 0.70 第8層:中間層 ゼラチン 0.41 第9層:中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−6) 1.2×10-4 増感色素(SD−7) 1.2×10-4 増感色素(SD−8) 1.2×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.04 マゼンタカプラー(M−2) 0.04 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.017 DIR化合物(D−2) 0.025 DIR化合物(D−3) 0.002 高沸点溶媒(OIL−5) 0.12 ゼラチン 0.50 第10層:高感度緑感性層 本発明乳剤EM−1 0.95 増感色素(SD−6) 7.1×10-5 増感色素(SD−7) 7.1×10-5 増感色素(SD−8) 7.1×10-5 マゼンタカプラー(M−1) 0.09 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.011 高沸点溶媒(OIL−4) 0.11 ゼラチン 0.79 第11層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(OIL−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第12層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.24 沃臭化銀乳剤C 0.12 増感色素(SD−9) 6.3×10-5 増感色素(SD−10) 1.0×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.50 イエローカプラー(Y−2) 0.50 DIR化合物(D−4) 0.04 DIR化合物(D−5) 0.02 高沸点溶媒(OIL−2) 0.42 ゼラチン 1.40 第13層:高感度青感性層 沃臭化銀乳剤C 0.15 沃臭化銀乳剤E 0.80 増感色素(SD−9) 8.0×10-5 増感色素(SD−11) 3.1×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.12 高沸点溶媒(OIL−2) 0.05 ゼラチン 0.79 第14層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.065 高沸点溶媒(OIL−1) 0.07 高沸点溶媒(OIL−3) 0.07 ゼラチン 0.65 第15層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm)(PM−1) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 尚上記組成物の他に、塗布助剤Su−1、分散助剤Su
−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−2、安定剤ST
−1、かぶり防止剤AF−1、平均分子量:10,00
0及び平均分子量:1,100,000の2種のAF−
2、及び防腐剤DI−1を添加した。
【0094】上記試料に用いた乳剤は、下記のとおりで
ある。各乳剤は、金・硫黄増感を最適に施した。尚、表
3中の直径、厚みは各乳剤中のハロゲン化銀粒子の直
径、厚みである。
【0095】
【表2】
【0096】
【化1】
【0097】
【化2】
【0098】
【化3】
【0099】
【化4】
【0100】
【化5】
【0101】
【化6】
【0102】
【化7】
【0103】
【化8】
【0104】
【化9】
【0105】
【化10】
【0106】
【化11】
【0107】乳剤EM−2〜EM−9についてもこれら
の各乳剤を、試料101の乳剤EM−1に変えて表2に
記載の様に用いる事により、同様に多層カラー写真感光
材料試料102〜109を作成した。
【0108】
【表3】
【0109】得られた各試料について、緑色光(G)を
用いてセンシトメトリー用ウエッジ露光(1/200
秒)を施し、相対感度、粒状性、及び圧力特性の評価を
行なった。
【0110】《評価方法》相対感度は、露光後1分以内
に下記発色現像処理を開始し、Dmin(最小濃度)+
0.15の濃度を与える露光量の逆数の相対値として求
め、試料101の感度を100とする値で示した(10
0に対して、値が大きい程、高感度であることを示
す)。
【0111】粒状性は、Dmin+0.5の濃度を開口
走査面積250μm2のマイクロデンシトメータで走査
した時に生じる濃度値の変動の標準偏差(RMS値)の
相対値で示した。RMS値は小さい程粒状性が良く、効
果があることを示す。試料101のRMS値を100と
する値で示した(100に対して値が小さい程改良して
いることを示す)。
【0112】圧力特性は、23℃/55%(相対湿度)
の条件下で、引掻強度試験器(新東科学製)を用い、先
端の曲率半径が0.025mmの針に5gの荷重をかけ
て一定速度で走査した後、露光、下記発色現像処理を行
い、Dmin、及びDmin+0.4の濃度において、
それぞれ荷重がかけられた部分の濃度変化ΔD1(Dm
in)、及びΔD2(Dmin+0.4)を求め、試料
101のΔD1、及びΔD2をそれぞれ100とする値
で示した(それぞれ100に対して値が小さい程改良し
ていることを示す)。
【0113】 《発色現像処理》 処理工程 1.発色現像 3分15秒 38.0±0.1℃ 2.漂 白 6分30秒 38.0±3.0℃ 3.水 洗 3分15秒 24〜41℃ 4.定 着 6分30秒 38.0±3.0℃ 5.水 洗 3分15秒 24〜41℃ 6.安 定 3分15秒 38.0±3.0℃ 7.乾 燥 50℃以下 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0114】 〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩(一水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1リットルとし、pH=10.1に調整す
る。
【0115】 〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH
=6.0に調整する。
【0116】 〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH=6.0
に調整する。
【0117】 〈安定液〉 ホルマリン(37%水溶液) 1.5cc コニダックス(コニカ(株)製) 7.5cc 水を加えて1リットルとする。
【0118】以上の結果を表4に示す。
【0119】
【表4】
【0120】表4に示す結果から明らかなように、本発
明の乳剤を含む本発明の試料101から104は、高感
度で粒状性及び圧力特性が改良されている。これらの中
でも、本発明のベストの組み合わせを満たす乳剤EM−
3を用いた試料103が特に優れている。
【0121】上述のごとく、本出願の発明によれば、高
感度で、粒状性に優れ、かつ圧力カブリ/圧力減感を改
良したハロゲン化銀乳剤、及びハロゲン化銀カラー写真
感光材料を得ることができる。
【0122】
【発明の効果】本発明により、高感度で粒状性に優れ、
かつ圧力特性が著しく改良されたハロゲン化銀乳剤及び
それを用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀粒子と分散媒を含むハロゲ
    ン化銀乳剤であって、該ハロゲン化銀乳剤に含まれる全
    ハロゲン化銀粒子の粒径の変動係数が20%以下であ
    り、該ハロゲン化銀粒子の投影面積の50%以上が、ア
    スペクト比5以上の平板状ハロゲン化銀粒子であり、該
    平板状ハロゲン化銀粒子の表面の沃化銀含有率が、粒子
    の平均沃化銀含有率よりも高く、かつ該平板状ハロゲン
    化銀粒子の30%以上(個数比率)が主平面の中心領域
    および外周領域に転位線を有し、更に前記外周領域の転
    位線を1粒子当たり20本以上有する事を特徴とするハ
    ロゲン化銀乳剤。
  2. 【請求項2】 平板状ハロゲン化銀粒子の50%以上
    (個数比率)がその主平面の中心領域と外周領域の両方
    に転位線を有し、かつ外周領域の転位線の本数を1粒子
    当たり30本以上有する事を特徴とする請求項1記載の
    ハロゲン化銀乳剤。
  3. 【請求項3】 支持体上にハロゲン化銀乳剤層を有する
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該乳剤層の
    少なくともいずれか1層に含まれるハロゲン化銀乳剤が
    請求項1または2に記載のハロゲン化銀乳剤である事を
    特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
JP28045997A 1997-10-14 1997-10-14 ハロゲン化銀乳剤およびハロゲン化銀カラー写真感光材料 Pending JPH11119359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1098220A1 (en) * 1999-11-08 2001-05-09 Konica Corporation Silver halide emulsion and silver halide color photographic material

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