JPH11116468A - パップ剤及びパップ剤の製造方法 - Google Patents

パップ剤及びパップ剤の製造方法

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JPH11116468A
JPH11116468A JP27122897A JP27122897A JPH11116468A JP H11116468 A JPH11116468 A JP H11116468A JP 27122897 A JP27122897 A JP 27122897A JP 27122897 A JP27122897 A JP 27122897A JP H11116468 A JPH11116468 A JP H11116468A
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JP
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poultice
aluminum
solution
acid
producing
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JP27122897A
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Shigenobu Sato
重信 佐藤
Hiroki Taniguchi
寛樹 谷口
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一で透明性及び保形性に優れ、しかも保水
性の高いパップ剤を提供する。工業的な生産性に優れた
パップ剤の製造方法を提供する。 【解決手段】 アニオン性水溶性高分子のアルカリ性水
溶液に、アルミニウムを含む無機塩を添加し、しかる後
に有機酸を添加し、基剤を基布に展延後にゲル化を完了
せしめて、均一で透明性及び保形性に優れ、しかも保水
性の高いパップ剤を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パップ剤及びパッ
プ剤の製造方法に関する。さらに詳しくは、均一で透明
性及び保形性に優れ、しかも保水性の高いパップ剤及び
パップ剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来パップ剤用基剤として、アニオン性
水溶性高分子を多価金属イオンで架橋させたゲルが多く
用いられている。例えばポリアクリル酸及びその塩を用
いたパップ剤(特開昭59-118719号公報、特公昭61-4192
6号公報、特公平3-64483号公報、特開平7-223938号公
報、特公平7-94382号公報)やカルボキシメチルセルロ
ース又はカルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩
(以下CMCと略す)を用いたパップ剤(特開昭55-173
47号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアニオン性水溶性高分子を多価金属イオンで架橋さ
せたゲルにおいては、架橋反応が極めて速いため多価金
属塩を添加すると同時にゲル化が進行する。そのため不
均一なゲルが生じやすく、またパップ剤製造時には基剤
を調製後直ちに織布もしくは不織布等の基布へ展延しな
ければならないなどの問題がある。
【0004】ゲル化の不均一性を克服する方法として、
特公昭61-41926号公報において、ポリアクリル酸の水溶
液に溶解度の低いアルミニウム化合物を酸性条件で反応
させる方法が提案されている。しかしこの方法では、ゲ
ル化が徐々に進行するものの、溶解性の低いアルミニウ
ム化合物が溶け残り、不透明なゲルとなるという問題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の如
き従来のパップ剤における問題点を解決する方法とし
て、アニオン性水溶性高分子とアルミニウム塩を含むア
ルカリ性の水溶液を調製した後、有機及び/又は無機の
酸を添加してゲル化を進行させることにより、均一で透
明性及び保形性に優れ、しかも保水性の高いパップ剤が
製造できることを見出した。
【0006】通常アルミニウムイオンは、水溶液中にお
いてアルカリ性領域ではアルミン酸イオン([Al(O
H)4]-)、酸性領域ではアルミニウムイオン(Al3+)の
形で存在する。したがってCMCなどのアニオン性水溶
性高分子は、水溶液中でアルカリ性領域ではアルミニウ
ムと架橋を起こさずに均一な溶液状態で存在するが、酸
性領域では静電的な相互作用により架橋を生じゲル化を
起こす。本発明者らは、この原理を用いてアニオン性水
溶性高分子をゲル化させることによって、均一で透明な
パップ剤を得ることができることを見出した。例えばア
ニオン性水溶性高分子の水溶液を予め水酸化ナトリウム
などによりアルカリ性に調整し、その後アルミニウムを
含む無機塩を所定量溶解させ、しかる後に有機酸などに
よって溶液を酸性化させることによりゲル化させること
ができる。
【0007】すなわち本発明は、必須成分として1種又
は2種以上のアニオン性の水溶性高分子とアルミニウム
を含む無機塩とを含むアルカリ性の水溶液と、有機及び
/又は無機の酸を混合し、ゲル化を進行させることを特
徴とするパップ剤の製造方法及びかかる製造方法により
得られるパップ剤に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、アルカリ性のア
ルミニウム含有水溶性高分子溶液の調整順序は特に限定
されず、どのような順序で調製しても問題はない。例え
ば水酸化ナトリウムの水溶液にアルミニウムを含む無機
塩を溶解し、さらにその溶液にCMCなどのアニオン性
水溶性高分子を溶解させることも可能である。またアル
ミニウムを含む無機塩がアルミン酸ナトリウムなどの場
合には、それ自体で溶液がアルカリ性を示すため水酸化
ナトリウムなどの添加剤は不要となり、さらに好まし
い。
【0009】本発明により製造されたパップ剤は、均一
かつ透明であり、保形性に優れ、離水がほとんどなく保
水性が高い。また製造プロセス上、アルミン酸イオン含
有のアニオン性高分子水溶液と有機酸のライフポットを
それぞれ別個に設けることができ、工業的にも非常に有
利である。またゲル化を開始させた後の溶液の粘度上昇
は適度に遅く、アルカリ性添加剤の量及び有機及び/又
は無機の酸の量により適当なゲル化速度に調整すること
もでき、そのため基剤の基布への展延時の作業性にも非
常に優れている。
【0010】本発明で用いられるアニオン性水溶性高分
子としては、例えばポリアクリル酸及びそのアルカリ金
属塩、アルギン酸ナトリウム、メチルビニルエーテル−
無水マレイン酸共重合体の加水分解物、カルボキシビニ
ルポリマー及びCMC等が挙げられる。これらのアニオ
ン性水溶性高分子は単独で使用してもよいし、2種以上
を混合して使用してもよい。例えばパップ剤の粘着力を
上げるため、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等をCMCと併用してもよい。
【0011】アニオン性水溶性高分子の中でも特にCM
Cがパップ剤用基剤として最も保形性に優れている。さ
らにCMCの中でもカルボキシメチル基の置換度(以下
DS)が0.4〜2.5のものが適しており、好ましくは0.6
〜1.5、さらに好ましくは0.7〜1.0である。DSが0.4よ
り低いと水溶性が不十分であり均一なゲルが得られな
い。またDSが2.5よりも高いとアルミニウムとの架橋
が分子内で進行し、均一なゲルを生じないまま沈降して
しまう場合が生じる。
【0012】CMCの分子量としては、CMCの1重量
%濃度の水溶液の粘度として、10〜5000mPa・sのものが
適している。好ましくは10〜1000mPa・sのものであり、
さらに好ましくは10〜500mPa・sのものである。使用する
CMCの1重量%水溶液の粘度が10mPa・sよりも小さい
と有効に3次元架橋が進まずにゲルの強度が弱くなる。
また5000mPa・sよりも大きいとゲル化前の粘度が非常に
高くなり、基剤の基布への展延時の作業性に劣るといっ
た問題点がある。
【0013】使用するCMCの量としては、1重量%〜
10重量%が好ましい。1重量%よりも低いと十分なゲル
強度が得られず、10重量%よりも高いとゲル化前の粘度
が非常に高くなり、基剤の基布などへの展延時の作業性
に劣るといった問題点がある。
【0014】本発明においては、架橋剤は公知のアルミ
ニウムを含む無機塩を適宜用いることができる。例えば
塩基性酢酸アルミニウム、硫酸カリウムアルミニウム、
硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化アルミニウム、水
酸化アルミニウム、乳酸アルミニウム、硝酸アルミニウ
ム、塩基性硝酸アルミニウム、珪酸アルミニウム、アル
ミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム等を挙げること
ができる。これらのアルミニウム塩は単独で用いてもよ
いし、2種以上を同時に用いることもできる。特に可溶
性のアルミニウム塩を使用すると、アルカリ性にしたと
きにアルミニウムイオンがアルミン酸イオンに即座に生
成するので都合がよい。また上述したように、アルミン
酸ナトリウム、アルミン酸カリウム等を用いる場合は、
それ自体で溶液はアルカリ性を示すため、後に示す水酸
化ナトリウムのような溶液をアルカリ性にするための添
加物は不要となる。
【0015】アルミニウムを含む無機塩の添加量につい
ては、アルミニウム塩中のアルミニウムのモル量のアニ
オン性水溶性高分子のアニオン量(アニオン基のモル当
量)に対する比X(アルミニウムのモル量/アニオン性
水溶性高分子のアニオン基のモル当量)の値が0.01〜0.
5となるように添加するのが好ましい。これ以下では架
橋点の数が少なくゲル強度が弱い。またこれ以上ではゲ
ルの離水が非常に多くなる。
【0016】溶液をアルカリ性にするために使用するア
ルカリ性添加剤としては、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウム等、溶液のpHが8〜13に調整できるものであれば
特に限定されない。添加量についてはゲル化開始剤であ
る有機及び/又は無機塩を添加する前のpHが8〜13にな
るように調節する。pHが8よりも小さいとゲル化のコン
トロールが難しく、pHが13よりも大きくなるとゲル化開
始剤である酸の添加量の増大につながり好ましくない。
【0017】ゲル化開始剤である有機及び/又は無機塩
については、水への溶解性が悪いもの、換言すれば溶解
速度が遅いものが望ましく、例えば無水コハク酸、無水
マレイン酸、フマル酸、マレイン酸、フタル酸、無水フ
タル酸、アスパラギン酸等から選ばれる有機酸が望まし
い。これらの酸は単独で用いることができるし、2種以
上併用してもよい。塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸や酢酸
などの水に易溶の有機酸を用いた場合、ゲル化が即座に
生じ不均一なゲルとなってしまうため単独で用いること
は好ましくない。しかし上記の有機酸と併用し、ゲル化
速度の調整などに利用することができる。
【0018】したがって本発明においては、ゲル化開始
剤として有機酸を用いる場合、アニオン性水溶性高分子
のアルカリ性水溶液にアルミニウムを含む無機塩を添加
し、しかる後に有機酸を添加してゲル化を進行させ、基
剤を基布に展延した後でゲル化を完了させるようにする
とよい。
【0019】また上記の有機酸の添加量については、溶
液全体に対して0.01重量%〜3重量%が望ましい。0.01
重量%よりも添加量が少ないと十分に溶液を酸性化させ
ることができず、アルミン酸イオンを十分にアルミニウ
ムイオンに変化させることができないために、ゲル強度
が弱くなってしまい好ましくない。また3重量%よりも
多いと、コストがかかり好ましくない。
【0020】またこれらの有機酸の添加方法については
特に限定されないが、有機酸を予め親水性有機溶剤や疎
水性有機溶剤で懸濁させた後、溶液中に添加する方法が
望ましい。このように添加することにより固体である有
機酸を溶液中でも均一に分散させることができる。
【0021】本発明のパップ剤には、以上に述べた成分
以外にも、通常パップ剤で用いられている成分、例えば
ゼラチン、ペクチン、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレングリコール等アニオン性水
溶性高分子以外の水溶性高分子、カオリン、ベントナイ
ト、モンモリロナイト、酸化亜鉛、酸化チタン、無水珪
酸等の無機粉末、グリセリン、ソルビトール、プロピレ
ングリコール等の保湿剤、サリチル酸メチル、サリチル
酸グリコール、l−メントール、dl−カンファー、イン
ドメタシン、ユーカリ油、ハッカ油等の薬効成分、ポリ
ソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリ
セリン脂肪酸エステル等の界面活性剤等を用いることが
できる。
【0022】
【実施例】以下に実施例で本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお
以下に使用する%は全て重量%を表す。
【0023】(実施例1)ポリアクリル酸ナトリウムを
グリセリンに分散させ、水に投入後攪拌し溶液を調製し
た(A液)。アルミン酸ナトリウム水溶液(B液)をX
値が0.15になるように溶液Aに混合した後、dl−カンフ
ァー、l−メントール及びポリソルベート80を含んだ液
(C液)を添加した。最後に無水コハク酸/グリセリン
30%懸濁液(D液)を攪拌混合し、ゲル化を開始させ
た。その溶液を不織布(14×10cm)に約2mm厚に展延
後、ポリエチレンフィルムでその表面を覆い、1日静置
してパップ剤を得た。
【0024】(実施例2)置換度0.70、1重量%水溶液
粘度75mPa・sのCMC及びポリアクリル酸ナトリウムを
グリセリンに分散させ、水に投入後攪拌し、溶液を調製
した(A液)。硫酸アルミニウム及び水酸化ナトリウム
の水溶液(B液)をX値が0.15となるようにA液に混合
した後、dl−カンファー、l−メントール及びポリソル
ベート80を含んだ液(C液)を添加した。最後に無水コ
ハク酸/グリセリン30%懸濁液(D液)を攪拌混合し、
ゲル化を開始させた。その溶液を不織布(14×10cm)に
約2mm厚に展延後、ポリエチレンフィルムでその表面を
覆い、1日静置してパップ剤を得た。
【0025】(実施例3)実施例2の硫酸アルミニウム
を硫酸アルミニウムアンモニウムに代えた以外は、実施
例2と同様に溶液を調製しパップ剤を得た。
【0026】(実施例4)置換度0.70、1重量%水溶液
粘度75mPa・sのCMC及びポリアクリル酸ナトリウムを
グリセリンに分散させて水に投入後、さらにアルミン酸
ナトリウムを添加して攪拌し、溶液を調製する(A
液)。この場合X=0.19となる。A液に水(B液)を加
えて希釈した後、dl−カンファー、l−メントール及び
ポリソルベート80を含んだ液(C液)を添加した。最後
に無水コハク酸/グリセリン30%懸濁液(D液)を攪拌
混合し、ゲル化を開始させた。その溶液を不織布(14×
10cm)に約2mm厚に展延後、ポリエチレンフィルムでそ
の表面を覆い、1日静置してパップ剤を得た。
【0027】(実施例5)実施例4の無水コハク酸をフ
マル酸に代えた以外は、実施例4と同様にパップ剤を調
製した。
【0028】(実施例6)実施例4のCMCの性状をD
S=0.9、1重量%水溶液粘度40mPa・sに代えた以外は、
実施例4と同様にパップ剤を調製した。
【0029】実施例1〜6における各成分のパップ剤中
の組成を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】(比較例1)実施例1と同じ濃度に調製し
たポリアクリル酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウムを
含む水溶液を、無水コハク酸/グリセリン懸濁液を添加
することなく静置したが、ゲル化は起こらず、不織布に
展延できなかった。
【0032】(比較例2及び3)水酸化ナトリウムを使
わない以外は実施例2及び3と同じ組成及び方法で、均
一なゲルを調製しようとしたが、A液とB液を混合した
時点で極めて不均一なゲルができてしまい、不織布に展
延できなかった。
【0033】(評価)実施例1〜6により得られたパッ
プ剤に対し、以下の項目について評価を行った。
【0034】保形性:実施例1〜6と同じ組成で直径
50mm、高さ20mmの円柱形のゲルを容器中で調製し、調製
後1日経過後のゲル強度を物性解析IPCシステム(形
式IPC-134、飯尾電機製)にて測定を行った。
【0035】保水性:各パップ剤にポリエチレンフィ
ルムをつけたまま不織布の面を上にして25±0.5℃の室
温に1週間放置し、その重量変化を測定した。その重量
変化に基づいて水分含有率を求めた。なお比較のため市
販のパップ剤についても同様に保水性の試験を行った。
【0036】透明性:目視評価で行った。透明性の優
れるものは○、そうでないものは×とした。
【0037】密着状態の持続:年齢20〜25歳の男性10
名について実施例1〜6のパップ剤を左右前腕背部側に
貼付し、密着状態の持続時間の平均値を調べた。なお比
較のため市販のパップ剤についても同様に密着状態の持
続時間を調べた。
【0038】表2に実施例1〜6で調製したパップ剤の
最終組成及び評価結果を示した。表2から、本発明の製
造方法を用いれば、均一で透明性及び保形性に優れ、し
かも保水性の高いパップ剤を製造することができること
が判る。
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の製造方法を用いれば、均一で透
明性及び保形性に優れ、しかも保水性の高いパップ剤を
調製することができる。また工業的な製造においてもゲ
ル化速度のコントロールが可能なために、各用途での加
工性が非常に良く、生産性も向上される。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須成分として A)1種又は2種以上のアニオン性水溶性高分子及び B)アルミニウムを含む無機塩を含むアルカリ性の水溶
    液と、 C)有機及び/又は無機の酸を混合し、ゲル化を進行さ
    せることを特徴とするパップ剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 A)アニオン性水溶性高分子のアルカリ
    性水溶液に、B)アルミニウムを含む無機塩を添加し、
    しかる後にC)有機酸を添加することを特徴とするパッ
    プ剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウムを含む無機塩として水
    に可溶なアルミニウム塩を使用する請求項1又は2に記
    載のパップ剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウムを含む無機塩中のアル
    ミニウムのモル量のアニオン性水溶性高分子のアニオン
    基のモル当量に対する比Xの値が、0.01〜0.5である請
    求項1〜3の何れか1項に記載のパップ剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記アニオン性水溶性高分子としてカル
    ボキシメチルセルロース及び/又はそのアルカリ金属塩
    を使用する請求項1〜4の何れか1項に記載のパップ剤
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アニオン性水溶性高分子のカルボキ
    シメチル基の置換度が0.4〜2.5、かつ1重量%水溶液の
    粘度が10〜5000mPa・sである請求項5記載のパップ剤の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記アニオン性水溶性高分子のカルボキ
    シメチル基の置換度が0.6〜1.5、かつ1重量%水溶液の
    粘度が10〜500mPa・sである請求項6記載のパップ剤の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記アルミニウムを含む無機塩がアルミ
    ン酸塩である請求項1〜7の何れか1項に記載のパップ
    剤の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8記載の何れか1つの方法に
    より製造されたパップ剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000013520A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Fujitsu Ltd ディジタル加入者線伝送システム
JP2017226609A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 花王株式会社 含水ゲル組成物

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