JPH11115691A - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード

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Publication number
JPH11115691A
JPH11115691A JP9283532A JP28353297A JPH11115691A JP H11115691 A JPH11115691 A JP H11115691A JP 9283532 A JP9283532 A JP 9283532A JP 28353297 A JP28353297 A JP 28353297A JP H11115691 A JPH11115691 A JP H11115691A
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JP
Japan
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lever
yoke
blade
wiper
blade rubber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9283532A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Sawara
英志 佐原
Masaaki Moroto
正明 諸戸
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Asmo Co Ltd
Tokai Riki Mfg Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Tokai Riki Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11115691A publication Critical patent/JPH11115691A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数や組付け工数が低減して低コストと
なり、空気抵抗を低減できると共に浮き上がりも防止す
ることができ、かつこれを払拭性能が低下することなく
実現できるワイパブレードを得る。 【解決手段】 ワイパブレード10では、プライマリレ
バー12の一側面側にセカンダリレバー14、16が位
置し、他側面側にヨークレバー18、20が位置してお
り、セカンダリレバー14とヨークレバー18、セカン
ダリレバー16とヨークレバー20が、それぞれ連結部
32に同一軸で回動可能に連結されている。これによ
り、ブレードラバー22の支持点数を減少させることな
く(追従性を悪化させることなく)、部品点数が低減さ
れ低コストになる。また、ブレードラバー22の長手中
心線周りに偶力が作用することもなく、良好な反転動作
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウインドシ
ールドガラス等を払拭するワイパ装置に適用されるワイ
パブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置では、ウインドシールドガラス
が曲面ガラスであっても払拭性能が低下することなく確
実に払拭できるように、所謂トーナメント式のワイパブ
レードが一般的に用いられている。
【0003】この種のトーナメント式ワイパブレードで
は、複数のレバー及びブレードラバーによってワイパブ
レードが構成されている。複数のレバーのうち、ワイパ
アームのアームピースに回動可能に保持されたプライマ
リレバーによって複数のセカンダリレバーが保持され、
さらに、各セカンダリレバーによってヨークレバーが保
持され、これらのヨークレバーによってブレードラバー
が保持される構成となっている。すなわち、各レバー
は、ウインドシールドガラスに対する法線方向(ブレー
ドラバーの高さ方向)に順次連結された構造となってお
り、各レバーの連結部分は、それぞれ回動可能な関節部
とされている。
【0004】したがって、単一のワイパブレードであり
ながら複数の関節部が設けられた構造であるため、ウイ
ンドシールドガラスが曲面ガラスであっても、各レバー
の連結部分(関節部)がウインドシールドガラスの湾曲
に応じて屈曲することにより、ブレードラバーをウイン
ドシールドガラス面に密着させることができ、払拭性能
が低下することなく確実に払拭できる。
【0005】しかしながら、従来のこのようなトーナメ
ント式ワイパブレードでは、前述の如く各レバーがブレ
ードラバーの高さ方向に単に連結された構成であるた
め、各レバーの連結部分(関節部)を適宜増加しブレー
ドラバー支持点を増加することによって高曲率のウイン
ドシールドガラスであっても対応できる(ガラス曲面へ
の追従性が向上する)ものの、反面、連結部分(関節
部)が増加することによって必然的に部品点数やブレー
ド組付け工数が増加し、コスト高の原因であった。
【0006】また、前述の如き従来のトーナメント式ワ
イパブレードでは、各レバーがブレードラバーの高さ方
向に単に連結された構成であるため、ワイパブレードの
車両進行方向に対する前面投影面積が増加する。このた
め、車両速度が速くなるにつれて空気抵抗及び揚力が増
加することになる。この空気抵抗の増加は、車両用ワイ
パ装置としては当然ながら好ましくなく、各部の必要強
度を大きくしたりワイパモータを大型化する必要を生じ
る。一方、揚力の増加はワイパブレード(ブレードラバ
ー)の所謂浮き上がりを生じることになる。したがっ
て、この場合には、ブレードラバーがウインドシールド
ガラス面に密着せず、払拭性能が低下することになる。
【0007】この場合、ウインドシールドガラスの更な
る高曲率化が進んでも前面投影面積が増加することなく
対応できるワイパ装置(ワイパブレード)が、特開平4
−129862号公報に提案されている。この公報に示
されたワイパ装置(ワイパブレード)では、ブレードラ
バーを保持する各レバーがブレードラバーの側面の側に
(幅方向に沿って)配置連結された構成であるため、前
面投影面積が増加することがなく、車両の高速化に伴う
ウインドシールドガラスの更なる高曲率化が進んでも払
拭性能が低下することなく確実に払拭できる。
【0008】しかしながら、前記公報に示されたワイパ
装置(ワイパブレード)では、ブレードラバーの側面の
側に配置された各レバーは、依然としてトーナメント式
に連結された構成であるため、高曲率のウインドシール
ドガラスに対応させるために連結部分(関節部)を増加
しブレードラバー支持点を増加すると、一般的なトーナ
メント式ワイパブレードと同様に、部品点数やブレード
組付け工数が増加してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コス
トとなり、また高速走行時の空気抵抗を低減できると共
に浮き上がりも防止することができ、かつこれを、車両
の高速化に伴うウインドシールドガラスの更なる高曲率
化が進んでも払拭性能が低下することなく実現すること
ができるワイパブレードを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパブレードは、ワイパアームに回動可能に保持される
第1レバーと、ブレードラバーを保持するための第2レ
バー及び第3レバーと、を備え、前記ワイパアームによ
る前記第1レバーの押圧点を前記ブレードラバーの略長
手中心線上方に設定し、前記第1レバーの一側面側に前
記第2レバーを配置し他側面側に前記第3レバーを配置
すると共にこれら第2レバー及び第3レバーを前記第1
レバーの長手方向両端に同一軸で回動可能に連結し、前
記第2レバー及び第3レバーの端部によって前記ブレー
ドラバーを同一直線上で保持した、ことを特徴としてい
る。
【0011】請求項1記載のワイパブレードでは、第2
レバー及び第3レバーが第1レバーの一側面側と他側面
側とにそれぞれ位置し、かつ第1レバーの端部に同一軸
で連結され、これらの第2レバー及び第3レバーの端部
によってブレードラバーが同一直線上で保持される。
【0012】このため、従来の一般的なトーナメント式
のワイパブレードに比べて、ブレードラバー支持点の数
が同じであれば全体的な各レバーの数(部品点数)及び
各レバーの連結部分(関節部)の数が低減される。換言
すれば、ブレードラバー支持点の数を減少させることな
く、部品点数が低減される。したがって、高曲率のウイ
ンドシールドガラスであっても対応できる(ガラス曲面
への追従性が向上する)のみならず、部品点数やブレー
ド組付け工数を低減することができ、低コストとなる。
【0013】さらに、請求項1記載のワイパブレードで
は、ワイパアームによる第1レバーの押圧点がブレード
ラバーの略長手中心線上方に設定されているため、ブレ
ードラバーに長手中心線周りの偶力が作用することがな
く、ブレードラバーの良好な反転動作を得ることができ
る。
【0014】このように、請求項1記載のワイパブレー
ドは、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コス
トとなり、しかも、車両の高速化に伴うウインドシール
ドガラスの更なる高曲率化が進んでも払拭性能が低下す
ることなく実現することができる。
【0015】請求項2に係る発明のワイパブレードは、
請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記第2レバ
ー及び第3レバーは、前記第1レバーへの連結部位と前
記ブレードラバーの保持部位との間において、前記ブレ
ードラバーの長手中心線へ向けて屈曲または湾曲して形
成されていることを特徴としている。
【0016】請求項2記載のワイパブレードでは、第2
レバー及び第3レバーによって、ブレードラバーを直線
状に好適に保持することができる。
【0017】すなわち、上記構成のワイパブレードで
は、第2レバー及び第3レバーが第1レバーの一側面側
と他側面側とにそれぞれ位置して同一軸で連結されてい
るため、これらの第2レバー及び第3レバーを単純な板
状に形成して単にブレードラバーを保持する構成とする
と、ブレードラバーが長手方向に沿って波状に折り曲げ
られ、直線状に保持することができない。このようにブ
レードラバーが波状に折り曲げられて保持されると、ブ
レードラバーの反転動作がスムースに行われず、払拭性
を損ねてしまうことになる。
【0018】これに対し、請求項2記載のワイパブレー
ドでは、第2レバー及び第3レバーはブレードラバーの
長手中心線へ向けて屈曲または湾曲して形成されている
ため、これらの第2レバー及び第3レバーによってブレ
ードラバーを直線状に好適に保持することができる。
【0019】したがって、ワイパアームによる第1レバ
ーの押圧点がブレードラバーの長手中心線上方に設定さ
れていることと相まって、ブレードラバーに長手中心線
周りの偶力が作用することがなく、ワイパアームによる
押圧力は第1レバーから第2レバー及び第3レバーを介
してバランス良くブレードラバーへ伝達される。これに
より、ブレードラバーの良好な反転動作を得ることがで
き、払拭性が向上する。
【0020】請求項3に係る発明のワイパブレードは、
請求項1または請求項2記載のワイパブレードにおい
て、前記第1レバー、第2レバー、及び第3レバーのそ
れぞれの相対気流の上流側となる部位に、隣接同士が前
記相対気流に対して互いにオーバーラップするフィンを
設けたことを特徴としている。
【0021】請求項3記載のワイパブレードでは、第1
レバーのフィンと第2レバーのフィンの位置関係が相対
気流に対して部分的にオーバーラップしており、また、
第2レバーのフィンと第3レバーのフィンの位置関係も
相対気流に対して部分的にオーバーラップしている。
【0022】したがって、各フィンに当たる相対気流に
よってダウンフォースが得られるのみならず、各フィン
の上面と下面とにおいて相対気流の流速(圧力)に差を
生じ(換言すれば、下面側が負圧になり)、結果的に下
向きの揚力が発生し、更なるダウンフォースとして作用
する。
【0023】これにより、高速走行時のワイパブレード
の浮き上がりを防止することができる。
【0024】請求項4に係る発明のワイパブレードは、
ワイパアームに回動可能に保持されるプライマリレバー
と、前記プライマリレバーに連結されるセカンダリレバ
ーと、ブレードラバーを保持するヨークレバーと、を備
え、前記ワイパアームによる前記プライマリレバーの押
圧点を前記ブレードラバーの略長手中心線上方に設定
し、前記プライマリレバーの一側面側に前記セカンダリ
レバーを配置しこのセカンダリレバーを前記プライマリ
レバーの端部に回動可能に連結すると共に、前記プライ
マリレバーの他側面側に前記ヨークレバーを配置しこの
ヨークレバーを前記セカンダリレバーの端部に回動可能
に連結し、前記ヨークレバーの端部によって前記ブレー
ドラバーを同一直線上で保持した、ことを特徴としてい
る。
【0025】請求項4記載のワイパブレードでは、セカ
ンダリレバーとヨークレバーとがプライマリレバーの一
側面側と他側面側とにそれぞれ位置して千鳥状の配置と
され、ヨークレバーの端部によってブレードラバーが同
一直線上で保持される。換言すれば、セカンダリレバー
とヨークレバーとは、ブレードラバーの肉厚方向に対向
し合って配置されて連結される。このため、ガラス曲面
へ追従させるべくレバー数を増加させたり、ブレード長
さが長いためレバー数を増加させる場合であっても、レ
バー増加によるワイパブレードのブレードラバー肉厚方
向への幅寸法(その増加)を最小限とすることができ
る。したがって、払拭時のワイパブレードによる視界の
妨げを最小限としながらも、ワイパブレードの高曲率ガ
ラス面への追従性を確保することができる。
【0026】また、請求項4記載のワイパブレードで
は、ワイパアームによるプライマリレバーの押圧点がブ
レードラバーの略長手中心線上方に設定されているた
め、ブレードラバーに長手中心線周りの偶力が作用する
ことがなく、ブレードラバーの良好な反転動作を得るこ
とができる。
【0027】このように、請求項4記載のワイパブレー
ドは、車両の高速化に伴うウインドシールドガラスの更
なる高曲率化が進みレバー数を増加させて追従性を向上
させても、払拭時のワイパブレードによる視界の妨げは
最小限として実現することができる。
【0028】請求項5に係る発明のワイパブレードは、
請求項4記載のワイパブレードにおいて、1次乃至n次
の複数の前記ヨークレバーを備え、前記セカンダリレバ
ーに連結されるヨークレバーを1次のヨークレバーと
し、前記n次までのヨークレバーを前記プライマリレバ
ーの一側面側と他側面側とに順次交互に千鳥状に配置
し、前記n次のヨークレバーを反対側に位置する(n−
1)次のヨークレバーの端部に回動可能に連結した、こ
とを特徴としている。
【0029】請求項5記載のワイパブレードでは、セカ
ンダリレバーに連結されるヨークレバーが1次のヨーク
レバーとされ、この1次のヨークレバーからn次のヨー
クレバーまでが順次連結される。
【0030】ここで、1次のヨークレバーからn次のヨ
ークレバーは、プライマリレバーの一側面側と他側面側
とに順次交互に対向し合って千鳥状に配置されて順次連
結されているため、高曲率のウインドシールドガラスに
対応するために(ガラス曲面への追従性を向上させるた
めに)ヨークレバー(連結箇所)の個数nを増加して
も、ワイパブレードの高さ方向及び幅方向にはこれらが
増加することがなく、その前面投影面積の増加は最小限
に抑えられる。
【0031】したがって、ウインドシールドガラスが高
曲率の場合であっても払拭性能が低下することなく確実
に払拭できるのみならず、運転者の視界の妨げになるこ
とがない。
【0032】また、このようにn次までのヨークレバー
を順次連結しても、ブレードラバーに長手中心線周りの
偶力が作用することがなく、ブレードラバーの良好な反
転動作を得ることができる。
【0033】このように、請求項5記載のワイパブレー
ドは、車両の高速化に伴うウインドシールドガラスの更
なる高曲率化が進みレバー数を増加させて追従性を向上
させても、払拭時のワイパブレードによる視界の妨げは
最小限として実現することができる。
【0034】請求項6に係る発明のワイパブレードは、
請求項4または請求項5記載のワイパブレードにおい
て、前記プライマリレバー、セカンダリレバー、及びヨ
ークレバーのそれぞれの相対気流の上流側となる部位
に、隣接同士が互いにオーバーラップするフィンを設け
たことを特徴としている。
【0035】請求項6記載のワイパブレードでは、プラ
イマリレバーのフィン、セカンダリレバーのフィン、及
びヨークレバーのフィンは、それぞれ隣接同士が互いに
部分的にオーバーラップしている。
【0036】したがって、各フィンに当たる相対気流に
よってダウンフォースが得られるのみならず、各フィン
の上面と下面とにおいて相対気流の流速(圧力)に差を
生じ(換言すれば、下面側が負圧になり)、結果的に下
向きの揚力が発生し、更なるダウンフォースとして作用
する。
【0037】これにより、高速走行時のワイパブレード
の浮き上がりを防止することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るワイパブレード10の全体構成が平面図にて示
されており、図2にはワイパブレード10の全体構成が
正面図にて示されている。
【0039】ワイパブレード10は、第1レバーとして
のプライマリレバー12と、第2レバーとしての一対の
セカンダリレバー14、16、第3レバーとしての一対
のヨークレバー18、20、及びウインドシールドガラ
スに当接するブレードラバー22とによって構成されて
いる。
【0040】プライマリレバー12のそれぞれ長手方向
中間部には、脚板部24と脚板部26が互いに対向して
形成されており、これらの脚板部24、26の対向間隙
には、ホルダ28がプライマリレバー12と相対回転可
能に取り付けられている。このホルダ28は、図示を省
略したワイパアームのリテーナ(アームピース)に対応
した形状のブロツク材で、ホルダ28にアームピース先
端部が嵌り込むことによって、プライマリレバー12が
アームピース(ワイパアーム)に揺動可能に支持される
構成である。
【0041】ここで、ホルダ28の配置位置、すなわち
ワイパアームによるプライマリレバー12の押圧点は、
後述するセカンダリレバー14、16、及びヨークレバ
ー18、20によって保持されるブレードラバー22の
長手中心線CLの上方に設定されている。
【0042】また、プライマリレバー12には、ワイパ
クローズ移動方向の側(換言すれば、相対気流の上流
側)の下端部に、フィン部30が形成されており、所謂
エアダムとなっている。
【0043】プライマリレバー12の両端部には、それ
ぞれ連結部32が形成されている。一方の連結部32に
は、セカンダリレバー14とヨークレバー18が連結さ
れており、また、他方の連結部32には、セカンダリレ
バー16とヨークレバー20が連結されている。
【0044】セカンダリレバー14、16は、プライマ
リレバー12の一側面側、換言すればワイパオープン移
動方向の側(相対気流の下流側)に位置しており、ま
た、ヨークレバー18、20は、プライマリレバー12
の他側面側、換言すればワイパクローズ移動方向の側
(相対気流の上流側)に位置している。これらセカンダ
リレバー14とヨークレバー18が共にプライマリレバ
ー12の一方の連結部32に同一軸で回動可能に連結さ
れており、また、セカンダリレバー16とヨークレバー
20が共にプライマリレバー12の他方の連結部32に
同一軸で回動可能に連結されている。
【0045】これらのセカンダリレバー14、16、ヨ
ークレバー18、20の長手方向両端部には、断面コ字
状に屈曲して腕部34が形成されており、各腕部34が
ブレードラバー22を抱持している。
【0046】この場合、これらのセカンダリレバー1
4、16は、プライマリレバー12(連結部32)への
連結部位からそれぞれ両端部へかけて、ブレードラバー
22の長手中心線CLへ向けて(すなわち、ワイパクロ
ーズ移動方向の側へ向けて)湾曲して形成されている。
一方、ヨークレバー18、20は、プライマリレバー1
2(連結部32)への連結部位から両端部へかけて、ブ
レードラバー22の長手中心線CLへ向けて(すなわ
ち、ワイパオープン移動方向の側へ向けて)湾曲して形
成されている。これにより、セカンダリレバー14、1
6、及びヨークレバー18、20は、ブレードラバー2
2を同一直線上で保持している。
【0047】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成のワイパブレード10では、セカンダリレ
バー14、16がプライマリレバー12の一側面側に位
置し、ヨークレバー18、20がプライマリレバー12
の他側面側に位置しており、かつ、プライマリレバー1
2の連結部32にそれぞれ同一軸で連結され、これらの
セカンダリレバー14、16、及びヨークレバー18、
20の腕部34によってブレードラバー22が同一直線
上で保持される。
【0048】このワイパブレード10が車両のウインド
シールドガラスに適用された状態では、ウインドシール
ドガラスの湾曲に応じて各レバーが連結部分(プライマ
リレバー12の連結部32)周りにそれぞれ回動し、ブ
レードラバー22はウインドシールドガラス面に密着し
た状態となる。したがって、払拭性能が低下することが
なく確実に払拭できる。
【0049】また、ワイパブレード10では、従来の一
般的なトーナメント式のワイパブレードに比べて、ブレ
ードラバー22支持点の数が同じであれば全体的な各レ
バーの数(部品点数)及び各レバーの連結部分(関節
部、すなわちプライマリレバー12の連結部32)の数
が低減される。換言すれば、ブレードラバー22支持点
の数を減少させることなく、部品点数が低減される。し
たがって、各レバーによるブレードラバー22の押圧分
布が均等のまま変えることなく、部品点数やブレード組
付け工数を低減することができ、低コストとなる。
【0050】また、ワイパブレード10では、セカンダ
リレバー14、16がプライマリレバー12の一側面側
に位置し、ヨークレバー18、20がプライマリレバー
12の他側面側に位置して連結されているため、換言す
れば、セカンダリレバー14、16及びヨークレバー1
8、20はブレードラバー22の肉厚方向に沿って配置
されて連結されるため、ワイパブレード10では、例え
ば仮に各レバー間に雪や氷等が付着しても、各レバーの
連結部位(プライマリレバー12の連結部32)におい
てセカンダリレバー14、16とヨークレバー18、2
0とが互いに反対方向へ回動することにより、付着した
雪や氷等が容易に取り除かれる。したがって、降雪状態
における使用に際しても、ウインドシールドガラスへの
追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保でき
る。
【0051】さらに、ワイパブレード10では、ワイパ
アームによるプライマリレバー12の押圧点(ホルダ2
8の形成位置)がブレードラバー22の長手中心線CL
の上方に設定されているため、ブレードラバー22に長
手中心線CL周りの偶力が作用することがなく、ブレー
ドラバー22の良好な反転動作を得ることができる。
【0052】またさらに、ワイパブレード10では、セ
カンダリレバー14、16は、プライマリレバー12
(連結部32)への連結部位からそれぞれ両端部へかけ
て、ブレードラバー22の長手中心線CLへ向けて湾曲
して形成されており、ヨークレバー18、20は、プラ
イマリレバー12(連結部32)への連結部位から両端
部へかけて、ブレードラバー22の長手中心線CLへ向
けて湾曲して形成されているため、ブレードラバー22
を直線状に好適に保持することができる。
【0053】すなわち、上記構成のワイパブレード10
では、セカンダリレバー14、16及びヨークレバー1
8、20がプライマリレバー12の一側面側と他側面側
とにそれぞれ位置して同一軸で連結されているため、こ
れらのセカンダリレバー14、16及びヨークレバー1
8、20を単純な板状に形成して単にブレードラバー2
2を保持する構成とすると、ブレードラバー22が長手
方向に沿って波状に折り曲げられ、直線状に保持するこ
とができない。このようにブレードラバー22が波状に
折り曲げられて保持されると、ワイパアームによるプラ
イマリレバー12の押圧点がブレードラバー22の長手
中心線CLの上方に設定されていてもブレードラバー2
2の反転動作がスムースに行われず、払拭性を損ねてし
まうことになる。
【0054】これに対し、本第1の実施の形態に係るワ
イパブレード10では、セカンダリレバー14、16及
びヨークレバー18、20はブレードラバー22の長手
中心線CLへ向けて湾曲して形成されているため、これ
らのセカンダリレバー14、16及びヨークレバー1
8、20によってブレードラバー22を直線状に好適に
保持することができる。
【0055】したがって、ワイパアームによるプライマ
リレバー12の押圧点がブレードラバー22の長手中心
線CLの上方に設定されていることと相まって、ブレー
ドラバー22に長手中心線CL周りの偶力が作用するこ
とがなく、ワイパアームによる押圧力はプライマリレバ
ー12からセカンダリレバー14、16及びヨークレバ
ー18、20を介してバランス良くブレードラバー22
へ伝達される。これにより、ブレードラバー22の良好
な反転動作を得ることができ、払拭性が向上する。
【0056】さらに、ワイパブレード10では、プライ
マリレバー12にはフィン部30が形成されてワイパブ
レード10のクローズ方向側にエアダム部が構成される
ため、フィン部30に当たる相対気流によってダウンフ
ォースが得られ、高速走行時のワイパブレード10の浮
き上がりを防止することができると共に、ブレードラバ
ー22のリツプ部へ流入する空気が減少し、ブレードラ
バー22のリツプ部が風圧によって反転することもなく
正規の姿勢で払拭が行われ、高速走行時の払拭性が確保
される。
【0057】このように、本第1の実施の形態に係るワ
イパブレード10は、ウインドシールドガラスが高曲率
の場合であっても払拭性能が低下することなく確実に払
拭できるのみならず、部品点数やブレード組付け工数が
低減して低コストとなる。また、高速走行時の空気抵抗
を低減できると共に浮き上がりも防止することができ
る。さらに、前面投影面積が小さいため、乗員の前方視
界も向上する。またさらに、空気抵抗および揚力が低減
されるため、ワイパ駆動時の負荷が減少され、ワイパモ
ータを小型軽量化することができる。このため、狭いス
ペースにも設置することができ適用の範囲が拡大し、コ
ストの低減も図ることができる。また、ワイパブレード
10のオープン方向移動時およびクローズ方向移動時の
スピード差による不快感を乗員に与えることもない。
【0058】なお、本第1の実施の形態においては、プ
ライマリレバー12の両端部に形成された連結部32の
外側にセカンダリレバー14とヨークレバー18、セカ
ンダリレバー16とヨークレバー20が連結された構成
としたが、これに限らず、図3に示すワイパブレード7
0の如く、プライマリレバー72の両端部に断面コ字形
の連結部74を形成し、この連結部74によってセカン
ダリレバー76とヨークレバー78、セカンダリレバー
80とヨークレバー82をそれぞれ外側から挟み込んで
連結支持するように構成してもよい。
【0059】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその説
明を省略している。
【0060】図4には本発明の第2の実施の形態に係る
ワイパブレード40の全体構成が平面図にて示されてい
る。
【0061】ワイパブレード40は、プライマリレバー
42と、一対のセカンダリレバー44、46、4個のヨ
ークレバー48、50、52、54、及びウインドシー
ルドガラスに当接するブレードラバー22とによって構
成されている。
【0062】図5にも一部示す如く、プライマリレバー
42は、全体としてフィン状に形成されており、その長
手方向中間部の後縁側、すなわちワイパクローズ移動方
向の側(換言すれば、相対気流の下流側)には結合部5
6が設けられている。この結合部56は、図示を省略し
たワイパアームのリテーナ(アームピース)への連結部
分となっている。ここで、結合部56の形成位置、すな
わちワイパアームによるプライマリレバー42の押圧点
は、後述するヨークレバー48、50、52、54によ
って保持されるブレードラバー22の長手中心線CLの
上方に設定されている。
【0063】プライマリレバー42の後縁側両端部に
は、それぞれピン58が設けられており、一方のピン5
8には、セカンダリレバー44が回動可能に連結されて
おり、また、他方のピン58には、セカンダリレバー4
6が回動可能に連結されている。これらのセカンダリレ
バー44、46は、長手方向中間部が凸の山形形状で全
体としてフィン状に形成されており、長手方向中間部の
前縁側がピン58に連結されることにより、プライマリ
レバー42の一側面側、換言すればワイパオープン移動
方向の側(相対気流の下流側)に位置している。
【0064】さらにここで、セカンダリレバー44、4
6のそれぞれ長手方向一端部は、プライマリレバー42
の長手方向端部と、平面視において所定範囲に渡ってオ
ーバーラップするように位置している。
【0065】さらに、セカンダリレバー44、46の前
縁側両端部には、それぞれピン60が設けられており、
各ピン60によってそれぞれヨークレバー48、50、
52、54が回動可能に連結されている。これらのヨー
クレバー48、50、52、54も、長手方向中間部が
凸の山形形状で全体としてフィン状に形成されており、
長手方向中間部の後縁側がピン60に連結されることに
より、プライマリレバー42の他側面側(セカンダリレ
バー44、46と反対側)、換言すればワイパクローズ
移動方向の側(相対気流の上流側)に位置している。
【0066】さらにここで、ヨークレバー48、54の
それぞれ長手方向一端部は、セカンダリレバー44、4
6の長手方向端部と、平面視において所定範囲に渡って
オーバーラップするように位置している。
【0067】また、ヨークレバー48、50、52、5
4のそれぞれ長手方向両端部には、断面コ字状に屈曲し
て腕部62が形成されており、各腕部62がブレードラ
バー22を抱持している。
【0068】この場合、これらのヨークレバー48、5
0、52、54の先端部(腕部62の形成部位)は、セ
カンダリレバー44、46の側へ向けて(すなわち、ブ
レードラバー22の長手中心線CLへ向けて)屈曲して
形成されている。これにより、ヨークレバー48、5
0、52、54は、ブレードラバー22を同一直線上で
保持している。
【0069】次に本第2の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成のワイパブレード40では、セカンダリレ
バー44、46とヨークレバー48、50、52、54
とがプライマリレバー42の一側面側と他側面側とにそ
れぞれ位置して千鳥状の配置とされ、ヨークレバー4
8、50、52、54の腕部62によってブレードラバ
ー22が同一直線上で保持される。
【0070】このワイパブレード40が車両のウインド
シールドガラスに適用された状態では、ウインドシール
ドガラスの湾曲に応じて各レバーが連結部分(ピン6
0、ピン58)周りにそれぞれ回動し、ブレードラバー
22はウインドシールドガラス面に密着した状態とな
る。したがって、払拭性能が低下することがなく確実に
払拭できる。
【0071】また、ワイパブレード40では、セカンダ
リレバー44、46とヨークレバー48、50、52、
54とがプライマリレバー42の一側面側と他側面側と
にそれぞれ位置して千鳥状の配置とされているため、換
言すれば、セカンダリレバー44、46とヨークレバー
48、50、52、54とはブレードラバー22の肉厚
方向に対向し合って配置されて連結されるため、高さ寸
法が極めて低く車両進行方向に対するワイパブレード4
0の前面投影面積は最小限に抑えられる。したがって、
ウインドシールドガラスが高曲率の場合であっても確実
に払拭できるのみならず、高速走行時の空気抵抗を低減
でき、かつワイパブレード40の浮き上がりも防止する
ことができる。また、これによりワイパモータ等の小型
軽量化を図ることができる。
【0072】またこのため、ワイパブレード40では、
例えば仮に各レバー間に雪や氷等が付着しても、各レバ
ーの連結部位(ピン60、ピン58)において各レバー
が互いに反対方向へ回動することにより、付着した雪や
氷等が容易に取り除かれる。したがって、降雪状態にお
ける使用に際しても、ウインドシールドガラスへの追従
性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【0073】さらに、ワイパブレード40では、ワイパ
アームによるプライマリレバー42の押圧点(結合部5
6の形成位置)がブレードラバー22の長手中心線CL
の上方に設定されているため、ブレードラバー22に長
手中心線CL周りの偶力が作用することがなく、ブレー
ドラバー22の良好な反転動作を得ることができる。
【0074】またさらに、ワイパブレード40では、ヨ
ークレバー48、50、52、54の先端部(腕部62
の形成部位)がブレードラバー22の長手中心線CLへ
向けて)屈曲して形成されているため、ブレードラバー
22を直線状に好適に保持することができる。
【0075】すなわち、上記構成のワイパブレード40
では、ヨークレバー48、50、52、54は、ブレー
ドラバー22の肉厚方向にセカンダリレバー44、46
と対向し合って配置されて連結されているため、これら
のヨークレバー48、50、52、54を単純な板状に
形成して単にブレードラバー22を保持する構成とする
と、ブレードラバー22が長手方向に沿って波状に折り
曲げられ、直線状に保持することができず、ワイパアー
ムによるプライマリレバー42の押圧点がブレードラバ
ー22の長手中心線CLの上方に設定されていてもブレ
ードラバー22の反転動作がスムースに行われず、払拭
性を損ねてしまうことになる。
【0076】これに対し、本第2の実施の形態に係るの
ワイパブレード40では、ヨークレバー48、50、5
2、54の先端部(腕部62の形成部位)がブレードラ
バー22の長手中心線CLへ向けて)屈曲して形成され
ているため、これらのヨークレバー48、50、52、
54によってブレードラバー22を直線状に好適に保持
することができる。
【0077】したがって、ワイパアームによるプライマ
リレバー42の押圧点がブレードラバー22の長手中心
線CLの上方に設定されていることと相まって、ブレー
ドラバー22に長手中心線CL周りの偶力が作用するこ
とがなく、ワイパアームによる押圧力はプライマリレバ
ー42からセカンダリレバー44、46及びヨークレバ
ー48、50、52、54を介してバランス良くブレー
ドラバー22へ伝達される。これにより、ブレードラバ
ー22の良好な反転動作を得ることができ、払拭性が向
上する。
【0078】さらに、ワイパブレード40では、プライ
マリレバー42、セカンダリレバー44、46、及びヨ
ークレバー48、50、52、54は、それぞれフィン
状に形成されているため、各レバーに当たる相対気流に
よってダウンフォースが得られ、高速走行時のワイパブ
レード40の浮き上がりを防止することができると共
に、ブレードラバー22のリツプ部へ流入する空気が減
少し、ブレードラバー22のリツプ部が風圧によって反
転することもなく正規の姿勢で払拭が行われ、高速走行
時の払拭性が確保される。
【0079】またさらに、プライマリレバー42、セカ
ンダリレバー44、46、及びヨークレバー48、5
0、52、54は、それぞれ隣接同士が相対気流に対し
て互いに部分的にオーバーラップしている。したがっ
て、各レバーに当たる相対気流によってダウンフォース
が得られるのみならず、各レバーの上面と下面とにおい
て相対気流の流速(圧力)に差を生じ(換言すれば、下
面側が負圧になり)、結果的に下向きの揚力が発生し、
更なるダウンフォースとして作用する。
【0080】すなわち、図5に示す如く、通常のプライ
マリレバー42に当たった風流によってダウンフォー
スが得られるのみならず、例えばヨークレバー50によ
って偏向された風流及び風流のうち、風流がプラ
イマリレバー42の裏面を通過し、この風流の流速が
風流より速いためプライマリレバー42の裏面側が負
圧となって更なるダウンフォースとして作用し、さら
に、この風流がセカンダリレバー44に当たってダウ
ンフォースが得られる。またさらに、ヨークレバー50
によって偏向された風流は、セカンダリレバー44の
裏面を通過し、この風流の流速が風流より速いため
セカンダリレバー44の裏面側が負圧となって更なるダ
ウンフォースとして作用する。
【0081】このように、隣接同士が互いに部分的にオ
ーバーラップした各レバーを上下前後に効果的に配置す
ることにより、空気力学的作用によってより大きなダウ
ンフォースを得ることができる。これにより、高速走行
時のワイパブレード40の浮き上がりを防止することが
できる。
【0082】以上の如く、本第2の実施の形態に係るワ
イパブレード40は、ウインドシールドガラスが高曲率
の場合であっても払拭性能が低下することなく確実に払
拭できるのみならず、高速走行時の空気抵抗を低減でき
ると共に浮き上がりも防止することができる。さらに、
前面投影面積が小さいため、乗員の前方視界も向上す
る。またさらに、空気抵抗および揚力が低減されるた
め、ワイパ駆動時の負荷が減少され、ワイパモータを小
型軽量化することができる。このため、狭いスペースに
も設置することができ適用の範囲が拡大し、コストの低
減も図ることができる。また、ワイパブレード40のオ
ープン方向移動時およびクローズ方向移動時のスピード
差による不快感を乗員に与えることもない。
【0083】なお、前記第2の実施の形態に係るワイパ
ブレード40では、4個のヨークレバー48、50、5
2、54を備え、これによってブレードラバー22を8
点で保持する構成としたが、適宜ヨークレバーの数を増
やすことによりブレードラバー22の保持点数を増加さ
せることもできる。
【0084】例えば、前記第2の実施の形態においてセ
カンダリレバー44に連結されるヨークレバー48、及
び、セカンダリレバー46に連結されるヨークレバー5
4を1次のヨークレバーとし、これらのヨークレバー4
8、54に隣接させて、n次までの複数のヨークレバー
Nを順次連結した構成とすることもできる。
【0085】この場合には、前記n次までのヨークレバ
ーNを、プライマリレバー42の一側面側と他側面側と
に順次交互に千鳥状に配置し、さらに、前記n次のヨー
クレバーNを反対側に位置する(n−1)次のヨークレ
バーNの端部に回動可能に連結する。
【0086】前記構成とした場合には、1次のヨークレ
バー48、54からn次のヨークレバーNは、プライマ
リレバー42の一側面側と他側面側とに順次交互に対向
し合って千鳥状に配置されて順次連結されているため、
ウインドシールドガラスが高曲率の場合であっても、好
適に対応することができる(ガラス曲面への追従性が向
上する)。また、このようにヨークレバーNの個数nを
増加しても(すなわち、ブレードラバー22の保持点数
を増加しても)、ワイパブレード40の高さ方向及び幅
方向にはこれらが増加することがなく、その前面投影面
積の増加は最小限に抑えられる。したがって、ウインド
シールドガラスが高曲率の場合であっても確実に払拭で
きるのみならず、運転者の視界の妨げになることがな
く、高速走行時の空気抵抗を低減できかつワイパブレー
ド40の浮き上がりも防止することができる。また、こ
のようにn次までのヨークレバーNを順次連結しても、
ブレードラバー22に長手中心線CL周りの偶力が作用
することがなく、ブレードラバー22の良好な反転動作
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパブレー
ドの全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパブレー
ドの全体構成を示す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパブレー
ドの変形例を示す図1に対応した平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るワイパブレー
ドの全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るワイパブレー
ドの風の流れを示す図4の5−5線に沿って破断した破
断端面図である。
【符号の説明】
10 ワイパブレード 12 プライマリレバー 14 セカンダリレバー 16 セカンダリレバー 18 ヨークレバー 20 ヨークレバー 22 ブレードラバー 40 ワイパブレード 42 プライマリレバー 44 セカンダリレバー 46 セカンダリレバー 48 ヨークレバー 50 ヨークレバー 52 ヨークレバー 54 ヨークレバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームに回動可能に保持される第
    1レバーと、ブレードラバーを保持するための第2レバ
    ー及び第3レバーと、を備え、 前記ワイパアームによる前記第1レバーの押圧点を前記
    ブレードラバーの略長手中心線上方に設定し、前記第1
    レバーの一側面側に前記第2レバーを配置し他側面側に
    前記第3レバーを配置すると共にこれら第2レバー及び
    第3レバーを前記第1レバーの長手方向両端に同一軸で
    回動可能に連結し、前記第2レバー及び第3レバーの端
    部によって前記ブレードラバーを同一直線上で保持し
    た、 ことを特徴とするワイパブレード。
  2. 【請求項2】 前記第2レバー及び第3レバーは、前記
    第1レバーへの連結部位と前記ブレードラバーの保持部
    位との間において、前記ブレードラバーの長手中心線へ
    向けて屈曲または湾曲して形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載のワイパブレード。
  3. 【請求項3】 前記第1レバー、第2レバー、及び第3
    レバーのそれぞれの相対気流の上流側となる部位に、隣
    接同士が前記相対気流に対して互いにオーバーラップす
    るフィンを設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のワイパブレード。
  4. 【請求項4】 ワイパアームに回動可能に保持されるプ
    ライマリレバーと、前記プライマリレバーに連結される
    セカンダリレバーと、ブレードラバーを保持するヨーク
    レバーと、を備え、 前記ワイパアームによる前記プライマリレバーの押圧点
    を前記ブレードラバーの略長手中心線上方に設定し、 前記プライマリレバーの一側面側に前記セカンダリレバ
    ーを配置しこのセカンダリレバーを前記プライマリレバ
    ーの端部に回動可能に連結すると共に、 前記プライマリレバーの他側面側に前記ヨークレバーを
    配置しこのヨークレバーを前記セカンダリレバーの端部
    に回動可能に連結し、 前記ヨークレバーの端部によって前記ブレードラバーを
    同一直線上で保持した、 ことを特徴とするワイパブレード。
  5. 【請求項5】 1次乃至n次の複数の前記ヨークレバー
    を備え、前記セカンダリレバーに連結されるヨークレバ
    ーを1次のヨークレバーとし、前記n次までのヨークレ
    バーを前記プライマリレバーの一側面側と他側面側とに
    順次交互に千鳥状に配置し、前記n次のヨークレバーを
    反対側に位置する(n−1)次のヨークレバーの端部に
    回動可能に連結した、 ことを特徴とする請求項4記載のワイパブレード。
  6. 【請求項6】 前記プライマリレバー、セカンダリレバ
    ー、及びヨークレバーのそれぞれの相対気流の上流側と
    なる部位に、隣接同士が互いにオーバーラップするフィ
    ンを設けたことを特徴とする請求項4または請求項5記
    載のワイパブレード。
JP9283532A 1997-10-16 1997-10-16 ワイパブレード Withdrawn JPH11115691A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9283532A JPH11115691A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 ワイパブレード
DE19846218A DE19846218A1 (de) 1997-10-16 1998-10-07 Wischerblatt
US09/172,725 US6101665A (en) 1997-10-16 1998-10-13 Wiper blade

Applications Claiming Priority (1)

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JP9283532A JPH11115691A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 ワイパブレード

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JP9283532A Withdrawn JPH11115691A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 ワイパブレード

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014139072A (ja) * 2012-12-17 2014-07-31 Valeo Systemes D'essuyage パンタグラフ式の動的作用を伴うワイパーアーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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