JPH11115575A - 自動車用回転シート制御装置 - Google Patents

自動車用回転シート制御装置

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JPH11115575A
JPH11115575A JP28887197A JP28887197A JPH11115575A JP H11115575 A JPH11115575 A JP H11115575A JP 28887197 A JP28887197 A JP 28887197A JP 28887197 A JP28887197 A JP 28887197A JP H11115575 A JPH11115575 A JP H11115575A
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JP
Japan
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seat
seat cushion
switches
rotating
automobile
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JP28887197A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamauchi
慶彦 山内
Masayuki Tsunoda
将之 角田
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Nissan Motor Co Ltd
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転シートを備えているにも関わらず、回転
シートの回転軌跡に近接した位置にスイッチ類を配設し
てスイッチ類の操作性を向上し、しかも該スイッチ類の
不用意な作動を阻止した自動車用回転シート制御装置を
提供すること。 【解決手段】 シートクッション2とシートバック3と
よりなり且つ前記シートクッション2が略水平方向に回
転可能なる回転手段を備えてなると共に前記シートバッ
ク3の回転軌跡の近傍には、常時動作可能なる状態に保
守されてなるスイッチ類6が配置されてなり、前記シー
トクッション2には、該シートクッション2の回転を検
出可能な検出手段8を備え、該検出手段8が、前記シー
トクッション2の回転を検出した時には、前記スイッチ
類6を動作可能状態から作動不可能状態に切換える制御
手段を備えてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用回転シー
ト制御装置、特に回転シートの周囲に配置されたスイッ
チ類が、該回転シートの回転動作と連動して作動しない
ようにした制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる自動車用回転シート制御装
置としては、実開平1ー73080号公報に示すよう
に、シートクッションの垂直方向の軸周りに回転可能な
回転手段と、シートクッションを回転させるとチルト式
ステアリング装置を跳ね上げ操作できるようにした連動
装置とを併せ備えたもので、車室内で前方を向くシート
クッションそのものを自動車側部へ回転自在としてい
る。
【0003】かかるシートクッションにあっては、前記
シートクッションに支持されたシートバックが、ステア
リングホイールに干渉するのを防止するために、回転シ
ートの回転軌跡外にステアリングホイールを逃がすため
と乗降性向上のために、ステアリングホイールを跳ね上
げている、所謂チルト式ステアリング装置としているも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
自動車用回転シート制御装置の場合、跳ね上げているス
テアリングホイールを、元の位置、即ちシートクッショ
ンの前部を前向きに戻して運転状態にしたその都度に、
チルト式ステアリング装置の跳ね上げロック装置を解除
して、跳ね上げられているステアリングホイールを、再
び元の運転操作可能なる位置に戻さねばならない。
【0005】チルト式ステアリング装置の跳ね上げばね
の弾性力は大きく、ステアリングホイールを元の位置に
戻す作業は、大きな力を必要とし、非力な者には、うっ
とうしい作業となる。このことは、折角回転シートを備
えた自動車であっても、ステアリングホイールを元の位
置に戻す作業のことを考えると、シートクッションを回
転させることを消極的に考えざるを得ないことになり、
回転シートの普及率の低下に直結するおそれすらある。
更に、跳ね上げロック装置がシートの回転に連動してロ
ックを解除する手段等が必要になる等、装置が大がかり
となり、原価高騰は否めない。
【0006】また、ステアリングホイールの位置は、操
縦性に大きく影響を与えることは知られたことであり、
元の位置に的確に戻すということは、至難の業であり、
この点でも、シートクッションを回転させることを消極
的に考えざるを得ないことになる。
【0007】また、狭い自動車室内空間での回転シート
の装備は、該回転シートの回転中にステアリングホイー
ルのホーンスイッチやセンターコンソールのウインド昇
降スイッチなど、回転シートの回転軌跡に近接した位置
に配されてなるスイッチ類に回転シート或いは乗員が触
れて、ホーンが吹鳴したり、サイドウインドパネルが不
用意に上下動したり、オーディオが不意に鳴ったりする
おそれがある。
【0008】この解決策としては、回転シートの回転軌
跡に、近接しない位置にこれらスイッチ類を配設する必
要がある。このことは、回転シートからスイッチ類を離
すことになり、該回転シートに着座した乗員の手が届き
にくい等、スイッチ類の操作性を損なうことになる。
【0009】よって、本発明は、前記課題に鑑みてなさ
れたものであり、回転シートを備えているにも関わら
ず、回転シートの回転軌跡に近接した位置にスイッチ類
を配設してスイッチ類の操作性を向上し、しかも該スイ
ッチ類の不用意な作動を阻止した自動車用回転シート制
御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、シートクッションとシートバッ
クとよりなり且つ前記シートクッションが略水平方向に
回転可能なる回転手段を備えてなると共に前記シートバ
ックの回転軌跡の近傍には、常時動作可能なる状態に保
守されてなるスイッチ類が配置されてなる自動車用回転
シート制御装置において、前記シートクッションには、
該シートクッションの回転を検出可能な検出手段を備
え、該検出手段が、前記シートクッションの回転を検出
した時には、前記スイッチ類を動作可能状態から作動不
可能状態に切換える制御手段を備えてなることを特徴と
する。
【0011】請求項1の発明によれば、検出手段によっ
て、シートクッションの回転を検出した時には、制御手
段により、前記スイッチ類を動作可能状態から作動不可
能状態に切換えるので、スイッチ類に回転シート又は乗
員が干渉しても、作動しないこととなり、スイッチ類を
回転シートの近傍に配設することが可能で、スイッチ類
の操作性を向上させることができる。
【0012】また、スイッチ類に回転シート又は乗員が
干渉しても、該スイッチ類の不用意な作動が生じないの
で、自動車の商品に対する信頼性が著しく向上すること
になる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車用回転シート制御装置であって、前記スイッチ類は、
前記シートクッションの前部が前向き状態以外の固定位
置にロックした時に、前記シートバックの背後位置に配
設されてなることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加え、この発明のスイッチ類は、前記シートクッショ
ンの前部が前向き状態以外の固定位置、即ち、何らかの
予め予測される回転位置にロックした時のシートバック
の背後位置に配されるものであるので、仮にシートバッ
クがリクライニング装置により後ろに傾いていても、か
かる背後位置に配設されるスイッチに干渉しても、制御
手段により作動しないものであって、シートクッション
の前部が前を向いた状態での背後位置に配されるもので
はない。
【0015】請求項3の発明は、請求項2に記載の自動
車用回転シート制御装置であって、前記シートクッショ
ンは、運転席であって、前記前向き以外の固定位置は、
シートクッションの前部が後ろ向きの位置であり、前記
スイッチ類は、ステアリングホイール周りに配設されて
なることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明によれば、請求項2に記載
の効果に加え、前記シートクッションが運転席であり且
つ前記シートクッションの前部が後ろ向きの位置にした
時に、前記シートバックがステアリングホイール周りに
配設されてなるスイッチ類に干渉しがちであるが、該ス
イッチ類は作動しないので、スイッチ類を作動すること
による不用意な機器の作動がない。
【0017】つまり、スイッチ類を回転シートの近傍で
あるステアリングホイールに配設することが可能で、ス
イッチ類の操作性を向上させることができる。
【0018】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載の自動車用回転シート制御装置であって、前記検
出手段は、前記シートクッションの前部が前向き状態以
外の固定位置にロックされた時に、それを検出すること
を特徴とする。
【0019】請求項4の発明によれば、請求項2又は請
求項3に記載の効果に加え、前記シートクッションの前
部が前向き状態以外の固定位置、即ち例えば後ろ向きに
移動してその位置にロックされた時に始めて検出手段が
シートクッションの回転を検出することができる。
【0020】このようにして、前記検出手段は、シート
クッションの事実上の移動により、制御手段に信号を発
することになる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
何れかに記載の自動車用回転シート制御装置であって、
前記検出手段は、前記シートクッションの前部が前向き
状態の固定位置にロックするロック装置が解除されたこ
とを検出することを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項3何れかに記載の効果に加え、前記シートクッショ
ンの前部が前向き状態の固定位置にロックするロック装
置が解除されたこと、即ち例えば後ろ向きに移動しよう
としてロック解除された時に始めて検出手段は、シート
クッションが回転を始める用意ができたことを検出する
ことができる。
【0023】このようにして、前記検出手段は、シート
クッションのこれからの移動中に、仮にスイッチ類に干
渉しても、作動しないように、制御手段に信号を発する
ことになる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の一実施
形態を示し、図1は本発明の自動車用回転シート制御装
置の側面図、図2は図1のシートクッションの前部を後
ろ向きに回転した側面図、図3は図1の回転シートの回
転手段及び検出手段の斜視図、図4は図1のスイッチ類
の一例の回路図である。尚、図面中、YFは自動車の前
方向、YRは自動車の後ろ方向を意味する。
【0025】本実施の形態における自動車用回転シート
1は、シートクッション2とシートバック3とヘッドレ
スト4とより構成され、該シートクッション2が、図3
に示すように、略水平方向に回転可能なる回転手段5を
備えてなると共に前記シートバック3の回転軌跡の近傍
には、常時動作可能なる状態に保守されてなる「スイッ
チ類」としてのホーンスイッチ6がステアリングホイー
ル7に配置されてなる。
【0026】前記シートクッション2の回転手段5に
は、該シートクッション2の回転を検出可能な「検出手
段」としての後ろ向きロック検出ユニット8を備え、該
後ろ向きロック検出ユニット8が、前記シートクッショ
ン2の回転を検出した時には、前記ホーンスイッチ6を
動作可能状態から作動不可能状態に切換える制御手段9
を備えてなる。尚、Bはバッテリにつながるコネクタで
ある。
【0027】前記ホーンスイッチ6は、前記シートクッ
ション2の前部2aが前向き状態以外の固定位置、例え
ば図2に示すように、後ろ向きにロックした時に、前記
シートバック3の背後位置、即ち自動車の前方向YFの
ステアリングホイール7に配設されてなる。
【0028】この実施態様の前記回転シート1のシート
クッション2は、運転手用の座席であって、後席14と
の間の空間15があり、図1に示す前向きYF以外の固
定位置は、図2に示すように、シートクッション2の前
部2aが後ろ向きYRの位置にあって、空間15を介し
て後席14の着座した乗員とのコミニケーションが図れ
る。
【0029】前記後ろ向きロック検出ユニット8は、前
記シートクッション2の前部2aが前方向YF状態以外
の固定位置にロックされた時に、それを検出するもの
で、運転席のみに設定されている。
【0030】前記「検出手段」として後ろ向きロック検
出ユニット8についてのみ説明したが、前記後ろ向きロ
ック検出ユニット8に限らず、前記シートクッション2
の前部2aが前向き状態の固定位置にロックする前向き
ロック保持ユニット13が解除されたことを検出するも
のでも良い。
【0031】前記制御手段9は、前記シートクッション
2の前部2aが、図1に示すように、前方向YFを向い
た状態から、回転手段5が稼働して、シートクッション
2の前部2aが後ろ方向YRを向くと、「検出手段」で
ある後ろ向きロック検出ユニット8により、前記シート
クッション2の前部2aが後ろ方向YRを向いたことを
検出すると、ホーンリレー10に電荷してホーン11へ
の回路を開くことにより、ホーン11は吹鳴しない状
態、即ち、ホーンスイッチ6が不作動状態に切り換わる
ことになる。
【0032】以上の構成よりなるから、次に作用を説明
する。
【0033】「検出手段」としての後ろ向きロック検出
ユニット8によって、シートクッション2の回転を検出
した時には、制御手段9により、前記ホーンスイッチ6
を動作可能状態から作動不可能状態に切換えるので、ホ
ーンスイッチ6に回転シート1又は乗員が干渉しても、
作動しないこととなり、ホーンスイッチ6を回転シート
1の近傍に配設することが可能で、ホーンスイッチ6の
操作性を向上させることができる。
【0034】また、ホーンスイッチ6に回転シート1又
は乗員が干渉しても、該ホーンスイッチ6の不用意な作
動が生じないので、自動車の商品に対する信頼性が著し
く向上することになる。
【0035】ホーンスイッチ6は、前記シートクッショ
ン2の前部2aが前方向YFを向く状態以外の固定位
置、即ち、乗降口(図示省略)を向く横方向或いは何ら
かの予め予測される回転位置にロックした時のシートバ
ック3の背後位置に配されるものであるので、仮にシー
トバック3が、図示しないリクライニング装置により後
ろに傾いていても、かかる背後位置に配設されるホーン
スイッチ6などのスイッチ類に干渉しても、制御手段9
により作動しないものであって、シートクッション2の
前部2aが前方向YFを向いた状態での背後位置に配さ
れるものではない。
【0036】前記説明は、シートクッション2が運転手
用の座席であり且つ前記シートクッション2の前部2a
が後ろ方向YRを向く位置にした時に、前記シートバッ
ク3がステアリングホイール7周りに配設されてなるホ
ーンスイッチ6に干渉しがちであるが、該ホーンスイッ
チ6は作動しないので、ホーンスイッチ6を作動するこ
とによる不用意な機器の作動がない。
【0037】つまり、ホーンスイッチ6は勿論のこと、
自動変速機の操作スイッチ、オーデォの操作スイッチ、
エアコンのリモートコントロールスイッチ、電話のフリ
ーハンドスイッチなど枚挙に暇がない様々なスイッチ類
を回転シート1の近傍であるステアリングホイール7や
コンソールボックス、ドアトリム、センターピラーガー
ニッシュモールディングなどに配設することが可能で、
これらスイッチ類の操作性を向上させることができる。
【0038】前記シートクッション2の前部2aが、前
向き状態以外の固定位置、即ち例えば後ろ向きに移動し
てその位置にロックされた時に始めて、「検出手段」と
しての後ろ向きロック検出ユニット8により、前記シー
トクッション2の前部2aが後ろ方向YRを向いたこと
を検出すると、ホーンリレー10に電荷してホーン11
への回路を開くことにより、ホーン11は吹鳴しない状
態、即ち、ホーンスイッチ6が不作動状態に切り換わる
ことになる。該後ろ向きロック検出ユニット8は、前記
シートクッション2の事実上の移動により、制御手段9
に信号を発することになる。
【0039】前記シートクッション2の前部2aが前方
向YFを向く状態の固定位置にロックする「ロック装
置」としての前向きロック保持ユニット13が解除され
たこと、即ち例えば後ろ向きに移動しようとしてロック
解除された時に始めて、シートクッション2が回転を始
める用意ができたことを検出するものでも良いし、前記
後ろ向きロック検出ユニット8と、該前向きロック保持
ユニット13とを併存させても良い。
【0040】このような場合、前記シートクッション2
のこれからの移動中に、仮にホーンスイッチ6に干渉し
ても、作動しないように、制御手段9に信号を発するこ
とになる。
【0041】図5に示すものは、図4に対応した変形例
の回路図であり、この例は、シート回転操作中にシート
クッション2やシートバック3が接触する又は乗員が迂
闊に触れることで、作動しては困るが、シート回転操作
終了後には作動可能にしたいスイッチPW/U(例え
ば、パワーウインドウの上昇スイッチやオーディオのボ
リュームアップスイッチ等)のための回路図であり、制
御手段9’は、前向きロック保持ユニット13及び後ろ
向きロック検出ユニット8からの信号を受け取り、ホー
ン回路中のリレーRY1及びパワーウインドウ上昇作動
回路中のリレーRY2をON/OFF作動させる。
【0042】具体的に、制御手段9’は、前向きロック
保持ユニット13が解除されると、リレーRY1及びリ
レーRY2をOFF作動させて、ホーン11及びパワー
ウインドウモータPWMを作動しないようにして、シー
ト回転操作中にホーン11を作動させないと共に図外の
パワーウインドウを上昇させないようにする。その後、
後ろ向きロック検出ユニット8によりシートクッション
2が後ろ向きになったことが検出されると、制御手段
9’は、リレーRY1はOFFの状態(ホーン11が作
動しない状態)のまま維持され、リレーRY2をONの
状態にして、パワーウインドウを上昇作動可能にする。
【0043】この場合、パワーウインドウの上昇スイッ
チPW/Uは、回転される回転シート1の近傍に設けら
れるスイッチを対象にすれば良い。即ち、回転シート1
が運転手用の座席であれば、通常運転席側のドアに取り
付けられるパワーウインドウの上昇スイッチPW/Uが
制御の対象になるので、運転席のシート回転操作に影響
されないその他のシート(助手席や後席)の近傍に設け
られるパワーウインドウのスイッチPW/Uは、通常通
り操作可能とされる。尚、符号PWRは、パワーウイン
ドウモータPWMをスイッチPW/Uで作動させるリレ
ーである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1の発明の効果
は、検出手段によって、シートクッションの回転を検出
した時には、制御手段により、前記スイッチ類を動作可
能状態から作動不可能状態に切換えるので、スイッチ類
に回転シート又は乗員が干渉しても、作動しないことと
なり、スイッチ類を回転シートの近傍に配設することが
可能で、スイッチ類の操作性を向上させることができ
る。
【0045】また、スイッチ類に回転シート又は乗員が
干渉しても、該スイッチ類の不用意な作動が生じないの
で、自動車の商品に対する信頼性が著しく向上すること
になる。
【0046】請求項2の発明の効果は、請求項1の効果
に加え、この発明のスイッチ類は、前記シートクッショ
ンの前部が前向き状態以外の固定位置、即ち、何らかの
予め予測される回転位置にロックした時のシートバック
の背後位置に配されるものであるので、仮にシートバッ
クがリクライニング装置により後ろに傾いていても、か
かる背後位置に配設されるスイッチに干渉しても、制御
手段により作動しないものであって、シートクッション
の前部が前を向いた状態での背後位置に配されるもので
はない。
【0047】請求項3の発明の効果は、請求項2に記載
の効果に加え、前記シートクッションが運転席であり且
つ前記シートクッションの前部が後ろ向きの位置にした
時に、前記シートバックがステアリングホイール周りに
配設されてなるスイッチ類に干渉しがちであるが、該ス
イッチ類は作動しないので、スイッチ類を作動すること
による不用意な機器の作動がない。
【0048】つまり、スイッチ類を回転シートの近傍で
あるステアリングホイールに配設することが可能で、ス
イッチ類の操作性を向上させることができる。
【0049】請求項4の発明の効果は、請求項2又は請
求項3に記載の効果に加え、前記シートクッションの前
部が前向き状態以外の固定位置、即ち例えば後ろ向きに
移動してその位置にロックされた時に始めて検出手段が
シートクッションの回転を検出することができる。
【0050】このようにして、前記検出手段は、シート
クッションの事実上の移動により、制御手段に信号を発
することになる。
【0051】請求項5の発明の効果は、請求項1乃至請
求項3何れかに記載の効果に加え、前記シートクッショ
ンの前部が前向き状態の固定位置にロックするロック装
置が解除されたこと、即ち例えば後ろ向きに移動しよう
としてロック解除された時に始めて検出手段は、シート
クッションが回転を始める用意ができたことを検出する
ことができる。
【0052】このようにして、前記検出手段は、シート
クッションのこれからの移動中に、仮にスイッチ類に干
渉しても、作動しないように、制御手段に信号を発する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用回転シート制御装置の側面
図。
【図2】図1のシートクッションの前部を後ろ向きに回
転した側面図。
【図3】図1の回転シートの回転手段及び検出手段の斜
視図。
【図4】図1のスイッチ類の一例の回路図。
【図5】図4に対応した変形例の回路図。
【符号の説明】 1 自動車用回転シート 2 シートクッション 3 シートバック 5 回転手段 6 スイッチ類のホーンスイッチ 7 ステアリングホイール 8 検出手段である後ろ向きロック検出ユニット 9、9’ 制御手段 11 ホーン 13 検出手段である前向きロック保持ユニット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとシートバックとより
    なり且つ前記シートクッションが略水平方向に回転可能
    なる回転手段を備えてなると共に前記シートバックの回
    転軌跡の近傍には、常時動作可能なる状態に保守されて
    なるスイッチ類が配置されてなる自動車用回転シート制
    御装置において、 前記シートクッションには、該シートクッションの回転
    を検出可能な検出手段を備え、 該検出手段が、前記シートクッションの回転を検出した
    時には、前記スイッチ類を動作可能状態から作動不可能
    状態に切換える制御手段を備えてなることを特徴とする
    自動車用回転シート制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用回転シート制
    御装置であって、 前記スイッチ類は、前記シートクッションの前部が前向
    き状態以外の固定位置にロックした時に、前記シートバ
    ックの背後位置に配設されてなることを特徴とする自動
    車用回転シート制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用回転シート制
    御装置であって、 前記シートクッションは、運転席であって、前記前向き
    以外の固定位置は、シートクッションの前部が後ろ向き
    の位置であり、前記スイッチ類は、ステアリングホイー
    ル周りに配設されてなることを特徴とする自動車用回転
    シート制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の自動車用
    回転シート制御装置であって、 前記検出手段は、前記シートクッションの前部が前向き
    状態以外の固定位置にロックされた時に、それを検出す
    ることを特徴とする自動車用回転シート制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3何れかに記載の自
    動車用回転シート制御装置であって、 前記検出手段は、前記シートクッションの前部が前向き
    状態の固定位置にロックするロック装置が解除されたこ
    とを検出することを特徴とする自動車用回転シート制御
    装置。
JP28887197A 1997-10-21 1997-10-21 自動車用回転シート制御装置 Pending JPH11115575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081421A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 トヨタ自動車株式会社 車両
CN111098765A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 丰田自动车株式会社 车辆用乘坐者保护装置

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