JPH11115463A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH11115463A
JPH11115463A JP9278464A JP27846497A JPH11115463A JP H11115463 A JPH11115463 A JP H11115463A JP 9278464 A JP9278464 A JP 9278464A JP 27846497 A JP27846497 A JP 27846497A JP H11115463 A JPH11115463 A JP H11115463A
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door
outlet
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actuator
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孝昌 河合
Koji Nonoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ユニットの製品コストを低減する。 【解決手段】 1個のA/Mドアアクチュエータ27で
メイン、サブA/Mドア24、25と内気FOOTドア
41を機械的に連動させるようにした。そして、ドア連
動装置28のメインリンクプレート75の係合穴75a
の形状をサーボモータ開度が0%から80%までの間で
メイン、サブA/Mドア24、25がMAX・COOL
からMAX・HOTまで回動する作動パターンに対応し
た形状に形成した。また、メインリンクプレート79の
係合穴79aの形状をサーボモータ開度が80%から1
00%までの間で内気FOOTドア41が全閉状態から
全開状態まで回動する作動パターンに対応した形状に形
成した。これにより、メイン、サブA/Mドア24、2
5を開いても、内気FOOTドア41を開き難くするこ
とで、FOOT吹出口からの空調風の漏れを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内空気が導入
される第1空気通路と車室外空気が導入される第2空気
通路とを区画形成する仕切り部材が内蔵された内外気2
層ユニットを備えた車両用空気調和装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の省燃費性能の向上によるエ
ンジンの発熱量の低下によって、冬期に加熱用熱交換器
(所謂ヒータコア)に供給するエンジンの冷却水の温度
が充分に上昇せず、車室内の暖房能力が不足して充分な
暖房感を得られないという問題が生じている。
【0003】この対策として、吹出口モードがフットモ
ードまたはフットデフモードの時に、既に温められた車
室内空気を第1空気通路(内気通路)内に導いて加熱用
熱交換器で再加熱した後にフット吹出口から車室内に吹
き出し、低湿度の車室外空気を第1空気通路と仕切られ
た第2空気通路(外気通路)内に導いて加熱用熱交換器
で再加熱した後にデフロスタ吹出口から車室内に吹き出
すようにした内外気2層ユニットを備えた車両用空気調
和装置が提案されている。
【0004】なお、その内外気2層ユニットには、第
1、第2空気通路毎に加熱用熱交換器を通過する空気量
と加熱用熱交換器を迂回する空気量とを調節する第1、
第2エアミックスドアが設けられ、第1空気通路とフッ
ト吹出口とを連通する連通路には、フット吹出口より空
調空気を吹き出す時にその連通路を開くための内気フッ
トドアが設けられている。この内気フットドアは、基本
的に内外気2層ユニットの吸込口モードが内外気2層モ
ードの時にのみ全開し、その他の外気導入モードの時や
内気循環モードの時には全閉するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の内外
気2層ユニットにおいては、第1、第2エアミックスド
アを回動させるためのサーボモータ等のアクチュエータ
と、内気フットドアを回動させるためのサーボモータ等
のアクチュエータとが必要であるため、各種のドアを駆
動するアクチュエータの個数が多くなり、制御用配線の
取回しが複雑となる等の問題や、内外気2層ユニットの
製品コストが上昇するという問題が生じている。
【0006】そこで、内外気2層ユニットの製品コスト
を低減することを目的として、第1、第2エアミックス
ドアおよび内気フットドアを駆動するアクチュエータを
それぞれ別個に設けることなく、1個のアクチュエータ
によりそれらのドアを駆動するようにするため、第1、
第2エアミックスドアと内気フットドアとを1個のアク
チュエータで連動させるようにすることが考えられる。
【0007】この場合には、吹出口モードがどのような
吹出口モードであっても、第1、第2エアミックスドア
が開き始めると、内気フットドアも開き始めるので、フ
ット吹出口からの空調風が不要な吹出口モード(例えば
フェイスモードまたはデフロスタモード)の時でもフッ
ト吹出口から空調風が漏れてしまい、乗員が故障または
異常と誤解するという問題が生じる。
【0008】ここで、上記のように1個のアクチュエー
タで第1、第2エアミックスドアと内気フットドアとを
機械的に連動させる場合に、第1、第2エアミックスド
アが開き始める時期よりも内気フットドアが開き始める
時期を遅らせるようにすることも考えられる。
【0009】ところが、春期や秋期等の中間期の場合
や、加熱用熱交換器に供給するエンジンの冷却水の温度
が所定温度(例えば60℃)以下の(エンジンを始動し
てから所定冷却水温度に到達するまでの間)場合には、
吹出口モードがフェイスモードであっても、第1、第2
エアミックスドアが全開状態(所謂MAX・HOT位
置)となるため、上記のように、第1、第2エアミック
スドアが開き始める時期よりも内気フットドアが開き始
める時期を遅らせても必ずしもフット吹出口からの空調
風の漏れを防止することができない。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、1個のアクチュエータ
でエアミックスドアおよび吹出口切替ドアを機械的に連
動させることで、製品コストを低減することのできる車
両用空気調和装置を提供することにある。また、第1、
第2エアミックスドアを開いても、内気フットドアを開
き難くすることで、フット吹出口からの空調風の漏れを
防止することのできる車両用空気調和装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、1個のアクチュエータで、空調ケースの吹出口
から車室内に吹き出される空調風の吹出温度を調整する
エアミックスドアと少なくとも1つの吹出口を選択的に
開閉して吹出口モードを切り替える吹出口切替ドアとを
ドア連結手段によって機械的に連動させることにより、
各種のドアを駆動するアクチュエータの個数が少なくな
り、制御用配線の取回しが簡単になるので、空調ユニッ
トの製品コストを低減することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、第1空気
通路内に内気吸込口から車室内空気を吸い込み、第2空
気通路内に外気吸込口から車室外空気を吸い込むことに
よって、仮に冬期等の低外気温時であっても、既に温め
られている高温の内気を加熱用熱交換器の第1加熱部で
再加熱してフット吹出口から乗員の足元部に向けて吹き
出して車室内を暖房することにより、車室内の暖房性能
を向上させることができる。また、低湿度の外気を加熱
用熱交換器の第2加熱部で再加熱してフェイス吹出口ま
たはデフロスタ吹出口から吹き出して車室内を暖房する
ことにより、窓ガラスの内面の防曇性能を向上させるこ
とができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、ドア連結
手段に第1作動パターンを持つ第1リンク手段、および
第2作動パターンを持つ第2リンク手段を設けること
で、アクチュエータの目標変位量に応じて、第1、第2
エアミックスドアが全開状態となる時期よりも内気フッ
トドアが開き始める時期を遅らせることができる。それ
によって、第1、第2エアミックスドアが全開状態とな
っても、内気フットドアが開かない状態を作れるので、
フット吹出口からの空調風が不要な吹出口モードの時に
フット吹出口からの空調風の漏れを抑えることができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、少なくと
も内気温度および設定温度に基づいて目標吹出温度を算
出し、この算出した目標吹出温度に基づいてアクチュエ
ータの目標変位量を算出するようにしているので、その
アクチュエータの目標変位量が第1所定値から第2所定
値までの間で連続的または段階的に第1、第2エアミッ
クスドアが開かれることにより、空調ケースから車室内
に吹き出す空気の吹出温度が最適温度に保たれ、乗員に
充分な暖房感を与えることができる。
【0015】請求項5および請求項6に記載の発明によ
れば、吹出口モードがフットモードまたはフットデフモ
ードの時の算出特性よりもそれ以外の吹出口モードの時
の算出特性の方を、内気フットドアが開き難いように変
更したり、吸込口モードが内外気2層モードの時の算出
特性よりもそれ以外の吸込口モードの時の算出特性の方
を、内気フットドアが開き難いように変更したりするこ
とで、必ずフット吹出口からの空調風の漏れを防止する
ことができる。
【0016】請求項7に記載の発明によれば、ドア連結
手段に第1作動パターンを持つ第1リンク手段、および
第2作動パターンを持つ第2リンク手段を設けること
で、アクチュエータの目標変位量に応じて、吹出口切替
ドアが全閉状態となる時期よりも第1、第2エアミック
スドアが開き始める時期を遅らせることができる。それ
によって、第1、第2エアミックスドアが全開状態とな
っても、吹出口切替ドアが開かない状態を作れるので、
フェイス吹出口からの空調風が不要な吹出口モードの時
にフェイス吹出口からの空調風の漏れを抑えることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図17は本発明の第
1実施形態を示したもので、図1ないし図4は空調ユニ
ットを示した図で、図5はハイブリッド自動車のインス
トルメントパネルを示した図である。
【0018】本実施形態のハイブリッド自動車用空気調
和装置は、例えば走行用ガソリンエンジン(以下走行用
エンジンと略す)、走行用モータおよびこの走行用モー
タに電力を供給するバッテリーを搭載するハイブリッド
自動車の車室内を空調する空調ユニット1の各空調手段
(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下エアコンE
CUと言う)50によって制御することにより、車室内
の温度を常に設定温度に保つよう自動コントロールする
ように構成されたオートエアコンである。
【0019】空調ユニット1は、ハイブリッド自動車の
車室内前方側に搭載されており、車室内に空調空気を導
く空気通路を成す空調ケース2を備え、内外気2層ユニ
ットを構成する。この空調ケース2は、空気上流側から
順に、内外気切替手段と遠心式送風機と吹出口切替手段
とが結合されることで構成されている。
【0020】内外気切替手段は、図1および図3に示し
たように、空調ケース2内に少なくとも車室内空気(以
下内気と言う)と車室外空気(以下外気と言う)の一方
または両方を取り入れるためのものであり、空調ケース
2の空気最上流部を構成する内外気切替箱3と、この内
外気切替箱3内に回動自在に取り付けられた第1、第2
内外気切替ドア4、5とから構成されている。
【0021】そして、内外気切替箱3の一方側部には、
内気を空調ケース2内に吸い込むための第1内気吸込口
6が形成されている。また、内外気切替箱3の他方側部
には、内気を空調ケース2内に吸い込むための第2内気
吸込口7、および外気を空調ケース2内に吸い込むため
の外気吸込口8が形成されている。
【0022】第1内外気切替ドア4は、第1内気吸込口
6を開閉する板状ドアである。また、第2内外気切替ド
ア5は、第2内気吸込口7および外気吸込口8を開閉す
る板状ドアである。そして、第1内外気切替ドア4に
は、それぞれのアクチュエータとしてのサーボモータ4
a、5a(図8参照)およびリンク機構(図示せず)が
連結されており、これらのサーボモータ4a、5aによ
ってそれぞれ回動させられる。
【0023】また、内外気切替箱3には、空気中の塵や
埃等の異物を捕捉して空気を浄化するためのエアフィル
タ9が内蔵され、更に第2内気吸込口7または外気吸込
口8と第1内気吸込口6とを連通する連通路10が形成
されている。そして、第1内外気切替ドア4は、図1に
示したように、第1内気吸込口6を全開した時に連通路
10を全閉し、図3に示したように、第1内気吸込口6
を全閉した時に連通路10を全開する。
【0024】遠心式送風機は、内外気切替箱3内のほぼ
中央に配設されている。そして、遠心式送風機は、第
1、第2遠心式ファン11、12、およびブロワ駆動回
路13aにより通電されて第1、第2遠心式ファン1
1、12を回転駆動するブロワモータ13からなる。こ
こで、第1、第2遠心式ファン11、12は一体的に形
成されており、第1遠心式ファン11の径よりも第2遠
心式ファン12の径の方が小さい。
【0025】そして、第1、第2遠心式ファン11、1
2は、その空気吸込側に形成された第1、第2吸込口1
4、15がベルマウス形状を呈する第1、第2スクロー
ルケーシング部16、17にそれぞれ収納されている。
これらの第1、第2スクロールケーシング部16、17
の各終端部(空気吹出側)は、それぞれ第1、第2空気
通路18、19に連通している。また、第1、第2スク
ロールケーシング部16、17は仕切り板29を共用し
ている。
【0026】吹出口切替手段を構成する空調ケース2内
には、ハイブリッド自動車に搭載された冷凍サイクルの
一構成を成すエバポレータ(冷媒蒸発器)20が設けら
れている。冷凍サイクルは、ハイブリッド自動車の走行
用エンジンの駆動力によって冷媒を圧縮して吐出するコ
ンプレッサ(冷媒圧縮機)と、圧縮された冷媒を凝縮液
化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)と、凝縮液化された
冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシーバ
(気液分離器)と、液冷媒を減圧膨張させるエキスパン
ションバルブ(膨張弁、減圧手段)と、減圧膨張された
冷媒を蒸発させる上記のエバポレータ20とから構成さ
れている。
【0027】エバポレータ20は、後記する仕切り板2
9を貫通して空調ケース2の内部空間を全面塞ぐように
して配設され、自身を通過する空気を冷却する空気冷却
作用および自身を通過する空気を除湿する空気除湿作用
を行う冷却用熱交換器である。つまり、エバポレータ2
0は、第1空気通路18内を流れる空気を冷却する第1
冷却部と後記する第2空気通路19内を流れる空気を冷
却する第2冷却部とから構成されている。
【0028】また、コンプレッサには、走行用エンジン
からコンプレッサへの回転動力の伝達を断続する電磁ク
ラッチ(クラッチ手段)が連結されている。この電磁ク
ラッチが通電された時に、走行用エンジンの回転動力が
コンプレッサに伝達されて、エバポレータ20による空
気冷却作用が行われ、電磁クラッチの通電が停止した時
に、走行用エンジンとコンプレッサとが遮断され、エバ
ポレータ20による空気冷却作用が停止される。
【0029】エバポレータ20の空気下流側には、エバ
ポレータ20を通過した冷風を再加熱するヒータコア2
1が設けられている。このヒータコア21は、図2およ
び図4に示したように、冷風がヒータコア21を迂回す
る第1、第2バイパス通路22、23を形成するように
配設されており、内部に走行用エンジンを冷却した冷却
水が流れ、この冷却水を暖房用熱源として冷風を再加熱
する加熱用熱交換器である。
【0030】また、ヒータコア21は、後記する仕切り
板29を貫通して空調ケース2内において空調ケース2
の幅方向または高さ方向を部分的に塞ぐように配設され
ており、後記する第1空気通路18内を流れる空気を加
熱する第1加熱部と後記する第2空気通路19内を流れ
る空気を加熱する第2加熱部とから構成されている。ヒ
ータコア21の空気上流側には、板状のメイン、サブエ
アミックスドア(以下A/Mドアと言う)24、25が
一体的に結合されている。
【0031】これらのメイン、サブA/Mドア24、2
5は、本発明の第1、第2エアミックスドアに相当する
部品であり、サーボモータ26(図8参照)を内蔵した
A/Mドアアクチュエータ27(図6参照)および後記
するドア連動装置28(図6参照)が連結されている。
そして、A/Mドアアクチュエータ27によって駆動さ
れることにより、メイン、サブA/Mドア24、25が
回動する。
【0032】つまり、メイン、サブA/Mドア24、2
5は、サーボモータ26の目標開度(サーボモータ開
度:SWO)が増加すればする程、全閉状態(0%)か
ら全開状態(100%)まで連続的(リニア)に変更さ
れる。これにより、メイン、サブA/Mドア24、25
は、ヒータコア21を通過する空気量と第1、第2バイ
パス通路22、23を通過する空気量とを調節すること
で、車室内へ吹き出す空気の吹出温度を調整する第1、
第2吹出温度調整手段として機能する。
【0033】そして、吹出口切替手段の内部は、図2お
よび図4に示したように、仕切り板29によって、主に
内気が流れる第1空気通路18と主に外気が流れる第2
空気通路19とが区画形成されている。そして、エバポ
レータ20およびヒータコア21は、第1空気通路18
と第2空気通路19とに跨がって配設されている。
【0034】第1空気通路18は、主に第1内気吸込口
6から吸い込まれた内気を、フロントフット(FrFO
OT)開口部30およびリヤフット(RrFOOT)開
口部31を経てフロントフット(FrFOOT)吹出口
32およびリヤフット(RrFOOT)吹出口(図示せ
ず)より車室内に吹き出す内気通風路(内気層)であ
る。
【0035】第2空気通路19は、主に外気吸込口8か
ら吸い込まれた外気を、デフロスタ(DEF)開口部3
3とフェイス(FACE)開口部34を経てデフロスタ
(DEF)吹出口35、センタフェイス(FACE)吹
出口36、サイドフェイス(FACE)吹出口37(い
ずれも図5参照)より車室内に吹き出す外気通風路(外
気層)である。
【0036】仕切り板29は、空調ケース2の内部を第
1空気通路18と第2空気通路19とに区画形成する仕
切り部材である。そして、空調ケース2の最空気下流側
には、第1空気通路18と第2空気通路19とを連通す
る第1、第2空気流入通路38、39が形成されてい
る。なお、この第1、第2空気流入通路38、39は後
記する内気フットドア41とフットドア42にて開閉さ
れる。そして、第1空気流入通路38は、本発明の連通
路に相当する。
【0037】そして、FrFOOT開口部30には、フ
ロントフットダクト(図示せず)が接続されており、こ
のフロントフットダクトの最空気下流側端であるFrF
OOT吹出口32から前部座席(以下前席と言う)側の
乗員の足元部に向けて主に温風が吹き出される。また、
RrFOOT開口部31には、リヤフットダクト(図示
せず)が接続されており、このリヤフットダクトの最空
気下流側端であるRrFOOT吹出口から後部座席(以
下後席と言う)側の乗員の足元部に向けて主に温風が吹
き出される。そして、DEF開口部33には、デフロス
タダクト(図示せず)が接続されており、このデフロス
タダクトの最空気下流側端であるDEF吹出口35から
フロントシールドガラスの内面に向けて主に温風が吹き
出される。
【0038】さらに、FACE開口部34には、センタ
フェイスダクトとサイドフェイスダクト(いずれも図示
せず)が接続されている。このうち、センタフェイスダ
クト内に導入された空調風は、センタフェイスダクトの
最空気下流側端であるセンタFACE吹出口36から前
席側の乗員の頭胸部(上半身)に向けて吹き出される。
さらに、サイドフェイスダクト内に導入された空調風
は、サイドフェイスダクトの最空気下流側端であるサイ
ドFACE吹出口37から前席側の乗員の頭胸部(上半
身)またはサイドシールドガラスの内面に向けて吹き出
される。
【0039】そして、各開口部30、31、33、34
および第1、第2空気流入通路38、39の空気上流側
の部位には、内気フット(FOOT)ドア41、フット
(FOOT)ドア42、デフロスタ(DEF)ドア43
およびフェイス(FACE)ドア44が設けられてい
る。
【0040】内気FOOTドア41は、第1空気通路1
8とFrFOOT吹出口32およびRrFOOT開口部
31とを連通する第1空気流入通路38を開閉する吹出
口切替ドアである。また、FOOTドア42は、第1、
第2空気通路18、19とFrFOOT吹出口32およ
びRrFOOT開口部31とを結ぶ第2空気流入通路3
9を開閉する吹出口切替ドアである。そして、DEFド
ア43はデフロスタダクトへの空気流入通路を開閉する
吹出口切替ドアであり、FACEドア44はセンタフェ
イスダクトへの空気流入通路を開閉する吹出口切替ドア
である。
【0041】なお、内気FOOTドア41は、メイン、
サブA/Mドア24、25と同様に、サーボモータ26
を内蔵したA/Mドアアクチュエータ27およびドア連
動装置28にて連結されており、A/Mドアアクチュエ
ータ27によって駆動されることにより回動する。つま
り、内気FOOTドア41の開度は、サーボモータ26
の目標開度(サーボモータ開度:SWO)が増加すれば
する程、第1空気流入通路38の全閉状態(0%)から
全開状態(100%)まで連続的(リニア)に変更され
る。
【0042】また、残りの吹出口切替ドア42〜44
は、アクチュエータとしてのサーボモータ45(図8参
照)およびリンク機構(図示せず)にて連結されてお
り、サーボモータ45によって駆動される。つまり、サ
ーボモータ45がリンク機構を動かすことによって、各
吹出口モードが得られるように各吹出口切替ドア41〜
44が動く。
【0043】なお、サイドフェイスダクトへの空気流入
通路は、各吹出口切替ドア41〜44によっては開閉さ
れない。サイドFACE吹出口37付近には、乗員が手
動でサイドFACE吹出口37を開閉する吹出グリル
(図示せず)が設けられており、サイドフェイスダクト
への空気流入通路はその吹出グリルによって開閉され
る。
【0044】次に、本実施形態のA/Mドアアクチュエ
ータ27およびドア連動装置28の構成を図6および図
7に基づいて説明する。ここで、図6はメイン、サブA
/Mドア24、25と内気FOOTドア41のドア連動
装置を示した図で、図7はサーボモータ開度に対する内
気FOOTドア開度およびメイン、サブA/Mドア開度
を示した特性図である。
【0045】A/Mドアアクチュエータ27は、本発明
のアクチュエータに相当するものであって、空調ケース
2の外壁面等にねじ等の締結具を用いて締め付け固定さ
れ、内部にサーボモータ26等の駆動機構および後記す
るポテンショメータ56を内蔵している。そして、サー
ボモータ26の出力軸70には、メイン、サブA/Mド
ア24、25を支点(回動軸24a、25a)を中心に
して回動させるための第1出力レバー71、および内気
FOOTドア41を支点(回動軸41a)を中心にして
回動させるための第2出力レバー72が固定されてい
る。なお、第1、第2出力レバー71、72の先端部に
は、第1、第2出力レバー71、72と一体的に回動す
る係合ピン71a、72aが設けられている。
【0046】ドア連動装置28は、1個のサーボモータ
26でメイン、サブA/Mドア24、25と内気FOO
Tドア41を機械的に連動するように連結するドア連結
手段である。このドア連動装置28は、メイン、サブA
/Mドア24、25とA/Mドアアクチュエータ27と
を連結するA/Mドアリンク機構(本発明の第1リンク
手段に相当する)73、および内気FOOTドア41と
A/Mドアアクチュエータ27とを連結するFOOTド
アリンク機構(本発明の第2リンク手段に相当する)7
4等により構成されている。
【0047】A/Mドアリンク機構73は、メインリン
クプレート75と、このメインリンクプレート75に一
端部が回動自在に連結する連結プレート76と、この連
結プレート76の他端部に一端部が回動自在に連結する
連結プレート77と、この連結プレート77の他端部に
回動自在に連結するサブリンクプレート78とから構成
されている。なお、メインリンクプレート75は、第1
出力レバー71の係合ピン71aに係合される係合穴7
5aを有している。そして、メイン、サブリンクプレー
ト75、78には、メイン、サブA/Mドア24、25
の回動軸24a、25aが固定されている。
【0048】また、メインリンクプレート75の係合穴
75aは、メイン、サブA/Mドア24、25の第1作
動パターン(A/Mドア作動パターン)に対応した形状
に形成されている。この第1作動パターンとは、図7の
特性図に示したように、サーボモータ26の目標開度
(サーボモータ開度:SWO)が第1所定値(例えば0
%)から第2所定値(例えば80%)までの間で、メイ
ン、サブA/Mドア24、25を全閉状態(MAX・C
OOL)から全開状態(MAX・HOT)まで回動させ
るように、サーボモータ開度(SWO)に対応してメイ
ン、サブA/Mドア24、25を動かす作動パターンで
ある。
【0049】FOOTドアリンク機構74は、メインリ
ンクプレート79と、このメインリンクプレート79に
一端部が回動自在に連結する連結プレート80と、この
連結プレート80の他端部に回動自在に連結するサブリ
ンクプレート81とから構成されている。なお、メイン
リンクプレート79は、第2出力レバー72の係合ピン
72aに係合される係合穴79aを有し、支点79bを
中心に回動する。そして、サブリンクプレート81の端
部には、内気FOOTドア41の回動軸41aが固定さ
れている。
【0050】また、メインリンクプレート79の係合穴
79aは、内気FOOTドア41の第2作動パターン
(FOOTドア作動パターン)に対応した形状に形成さ
れている。この第2作動パターンとは、図7の特性図に
示したように、サーボモータ開度(SWO)が第2所定
値(例えば80%)から第3所定値(例えば100%)
までの間で、内気FOOTドア41を全閉状態(MAX
・COOL)から全開状態(MAX・HOT)まで回動
させるように、サーボモータ開度(SWO)に対応して
内気FOOTドア41を動かす作動パターンである。す
なわち、係合穴79aには、サーボモータ開度(SW
O)が第1所定値(例えば0%)から第2所定値(例え
ば80%)までの間では、内気FOOTドア41が開か
ないように、つまりメインリンクプレート79が回動し
たにように、遊びが設けられている。
【0051】次に、本実施形態の制御系の構成を図8に
基づいて説明する。ここで、図8はハイブリッド自動車
用空気調和装置の制御系を示したブロック図である。空
調ユニット1の各空調手段を制御するエアコンECU
(本発明の目標変位量決定手段、目標吹出温度演算手
段、ドア制御手段に相当する)50には、車室内の空気
温度(以下内気温度と言う)を検出する内気温度センサ
(本発明の内気温度検出手段に相当する)51、車室外
の空気温度(以下外気温度と言う)を検出する外気温度
センサ(外気温度検出手段)52からの各センサ信号が
入力される。
【0052】また、車室内に進入する日射量を検出する
日射センサ(日射量検出手段)53、エバポレータ20
の空気冷却度合を検出するエバ後温度センサ(冷却度合
検出手段)54、ヒータコア21に流入する冷却水の温
度を検出する冷却水温度センサ(冷却水温度検出手段)
55、およびA/Mドアアクチュエータ27に内蔵され
たポテンショメータ56からの各センサ信号が入力され
る。
【0053】上記のうちエバ後温度センサ54は、具体
的にはエバポレータ20を通過した直後の第1空気通路
18側の空気温度(以下エバ後温度と言う)を検出する
サーミスタ等のエバ後温度検出手段である。また、ポテ
ンショメータ56は、サーボモータ26の実際の開度
(サーボモータ開度:SW)を検出することにより、メ
イン、サブA/Mドア24、25の実際の開度と内気F
OOTドア41の実際の開度を検出するサーボモータ開
度(A/M開度、内気FOOT開度)検出手段である。
【0054】そして、エアコンECU50の内部には、
図示しないCPU、ROM、RAM等からなる周知のマ
イクロコンピュータが設けられ、上記各センサ51〜5
5からの信号は、エアコンECU50内の図示しない入
力回路によってA/D変換された後、マイクロコンピュ
ータに入力されるように構成されている。なお、エアコ
ンECU50は、ハイブリッド自動車の走行用エンジン
の図示しないイグニッションスイッチがオン(ON)さ
れたときに、図示しないバッテリーから電源が供給され
る。
【0055】また、エアコンECU50には、車室内の
インストルメントパネルPの略中央部に設けられたコン
トロールパネル60上の各スイッチからのスイッチ信号
が入力される。ここで、コントロールパネル60上の各
スイッチとは、図9に示したように、コンプレッサの起
動および停止を指令するためのエアコン(A/C)スイ
ッチ61、吸込口モードを切り替えるための内外気切替
スイッチ62、車室内の温度を所望の温度に設定するた
めの温度設定レバー(本発明の温度設定手段に相当す
る)63、第1、第2遠心式ファン11、12の送風量
を切り替えるための風量切替レバー64、および吹出口
モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ65等で
ある。
【0056】上記のうち風量切替レバー64のレバー位
置がOFFの場合には、ブロワモータ13への通電を停
止する。また、レバー位置がAUTOの場合には、ブロ
ワモータ13のブロワ電圧を自動コントロールする。さ
らに、レバー位置がLO、ME、HIの場合には、それ
ぞれブロワモータ13のブロワ電圧を最小値(最小風
量)、中間値(中間風量)、最大値(最大風量)に固定
する。
【0057】そして、吹出口切替スイッチ65は、FA
CEモードに固定するためのフェイス(FACE)ボタ
ン65a、B/Lモードに固定するためのバイレベル
(B/L)ボタン65b、FOOTモードに固定するた
めのフット(FOOT)ボタン65c、F/Dモードに
固定するためのフットデフ(F/D)ボタン65d、お
よびDEFモードに固定するためのデフ(DEF)ボタ
ン65eにより構成されている。
【0058】次に、本実施形態のエアコンECU50に
よる制御方法を図10ないし図16に基づいて説明す
る。ここで、図10はエアコンECU50による基本的
な制御処理を示したフローチャートである。
【0059】先ず、イグニッションスイッチがONされ
てエアコンECU50に電源が供給されると、図10の
ルーチンが起動され、各イニシャライズおよび初期設定
を行う(ステップS1)。次に、内外気切替スイッチ6
2、温度設定レバー63および吹出口切替スイッチ65
等の各スイッチからのスイッチ信号を読み込む(温度設
定手段:ステップS2)。
【0060】次に、内気温度センサ51、外気温度セン
サ52、日射センサ53、エバ後温度センサ54、冷却
水温度センサ55およびポテンショメータ56等の各セ
ンサからの各センサ信号をA/D変換した信号を読み込
む(内気温度検出手段、サーボモータ開度検出手段、A
/M開度検出手段、内気FOOT開度検出手段:ステッ
プS3)。
【0061】次に、予めROMに記憶された下記の数1
の式に基づいて、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度
(TAO)を算出(決定)する(目標吹出温度演算手
段:ステップS4)。
【数1】TAO=KSET×TSET−KR×TR−K
AM×TAM−KS×TS+C
【0062】なお、TSETは温度設定レバー63にて
設定した設定温度で、TRは内気温度センサ51にて検
出した内気温度で、TAMは外気温度センサ52にて検
出した外気温度で、TSは日射センサ53にて検出した
日射量である。また、KSET、KR、KAMおよびK
Sはゲインで、Cは補正用の定数である。
【0063】次に、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図11参照)から、目標吹出温度(TAO)に対
応するブロワ電圧(ブロワモータ13に印加する電圧)
を算出(決定)する(ステップS5)。
【0064】次に、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図12参照)から、目標吹出温度(TAO)に対
応する吸込口モードを算出(決定)する(吸込口モード
決定手段:ステップS6)。ここで、吸込口モードの決
定においては、オート制御の場合、目標吹出温度(TA
O)が低い温度から高い温度にかけて、内気循環モー
ド、内外気2層モードおよび外気導入モードとなるよう
に決定される。また、内外気切替スイッチ62が乗員に
より操作された場合、つまりマニュアル制御の場合に
は、内気循環モードまたは外気導入モードのいずれかの
吸込口モードに固定される。
【0065】次に、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図13参照)から、目標吹出温度(TAO)に対
応する吹出口モードを算出(決定)する(吹出口モード
決定手段:ステップS7)。ここで、吹出口モードの決
定においては、オート制御の場合、目標吹出温度(TA
O)が低い温度から高い温度にかけて、FACEモー
ド、B/Lモード、FOOTモードおよびF/Dモード
となるように決定される。
【0066】また、吹出口切替スイッチ65が乗員によ
り操作された場合、つまりマニュアル制御の場合には、
コントロールパネル60上のFACEボタン65a、B
/Lボタン65b、FOOTボタン65c、F/Dボタ
ン65dまたはDEFボタン65eのいずれかの吹出口
切替スイッチ65により設定された吹出口モードに固定
される。なお、吹出口モードの決定を、マニュアル制御
のみで行っても良い。
【0067】次に、図14のサブルーチンが起動して、
サーボモータ26の目標開度(サーボモータ開度:SW
O)を決定する(サーボモータ開度決定手段:ステップ
S8)。次に、各ステップS5〜ステップS8にて算出
または決定した各制御状態が得られるように、ブロワ駆
動回路13aおよびサーボモータ26、45に対して制
御信号を出力する。さらに、第1、第2内外気切替ドア
4、5を駆動するサーボモータ4a、5aに対して制御
信号を出力する(ステップS9)。そして、ステップS
10で、制御サイクル時間であるt(例えば0.5秒間
〜10秒間)の経過を待ってステップS2の制御処理に
戻る。
【0068】次に、サーボモータ開度決定の制御処理を
図14ないし図17に基づいて説明する。ここで、図1
4はサーボモータ開度決定の制御処理を示したフローチ
ャートである。
【0069】先ず、図14のサブルーチンが起動する
と、予めROMに記憶された下記の数2の式に基づい
て、メイン、サブA/Mドア24、25と内気FOOT
ドア41を連動するサーボモータ26の仮の目標開度
(サーボモータ開度:KSW)を算出(決定)する(仮
の目標開度決定手段:ステップS11)。
【数2】KSW={(TAO−TE)/(TW−T
E)}×100(%) なお、TEはエバ後温度センサ54にて検出したエバ後
温度で、TWは冷却水温度センサ55で検出した冷却水
温度である。
【0070】次に、ステップS7で決定された吹出口モ
ードを判定する。ここでは、吹出口モードがFOOTモ
ードまたはF/Dモードであるか否かを判定する(吹出
口モード判定手段:ステップS12)。この判定結果が
YESの場合には、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図15参照)から、サーボモータ26の仮の目標
開度(KSW)に対応するサーボモータ26の目標開度
(サーボモータ開度:SWO)を算出(決定)する(目
標変位量決定手段:ステップS13)。
【0071】また、ステップS12の判定結果がNOの
場合には、予めROMに記憶された特性図(マップ、図
16参照)から、サーボモータ26の仮の目標開度(K
SW)に対応するサーボモータ26の目標開度(サーボ
モータ開度:SWO)を算出(決定)する(目標変位量
決定手段、サーボモータ開度決定手段:ステップS1
4)。ここで、図15と図16の違いは、FOOTモー
ドまたはF/Dモード以外の吹出口モードでは内気FO
OTドア41が開かないように、すなわち、SWOが8
0%以上に到達し難いように、サーボモータ開度(SW
O)のMAX値が異なることである。
【0072】次に、ポテンショメータ56にて検出した
サーボモータ26の実際の開度(検出値:SW)とステ
ップS13またはステップS14で決定したサーボモー
タ開度(目標値:SWO)とが一致するようにサーボモ
ータ26を制御する(ステップS15)。その後に、こ
の図14のサブルーチンを抜ける。
【0073】なお、図15の特性図および図16の特性
図は、多線近似式(3線近似式)によるものであるが、
この多線近似式とは、空調ユニット1の非線形な温度コ
ントロール特性を補正するものである。一般に、空調ユ
ニット1の温度コントロール特性は、図17のグラフに
示したように、A/Mドア開度と実際の吹出温度との関
係が非線形のため、仮のサーボモータ開度(KSW)か
らサーボモータ開度(SWO)を算出する時に、温度コ
ントロール特性が寝た領域では大きめに、温度コントロ
ール特性が立った領域では小さめに動くようにしてい
る。
【0074】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の空調ユニット1の各空調手段の作用を図1ないし図1
7に基づいて簡単に説明する。ここで、図6中の実線は
メイン、サブA/Mドア24、25のMAX・COOL
を表すドア連動装置28の状態を示し、二点鎖線はMA
X・HOTを表すドア連動装置28の状態を示す。ま
た、図6中の実線は内気FOOTドア41の全閉状態を
表すドア連動装置28の状態を示し、二点鎖線は全開状
態を表すドア連動装置28の状態を示す。
【0075】吹出口切替スイッチ65のFACEボタン
65aまたはB/Lボタン65bが押されて吹出口モー
ドがFACEモードまたはB/Lモードの場合に、SW
O≦0(%)として算出された時は、メイン、サブA/
Mドア24、25は、エバポレータ20からの冷風の全
てを第1、第2バイパス通路22、23へ通す位置(M
AX・COOL)に制御される。さらに、SWO≧80
(%)として算出された時は、メイン、サブA/Mドア
24、25は、エバポレータ20からの冷風の全てをヒ
ータコア21へ通す位置(MAX・HOT)に制御され
る。
【0076】そして、0(%)<SWO<80(%)と
して算出された時は、メイン、サブA/Mドア24、2
5は、エバポレータ20からの冷風をヒータコア21お
よび第1、第2バイパス通路22、23の両方へ通す位
置に制御される。しかし、図7および図8に示したよう
に、サーボモータ開度(SWO)が第1所定値(例えば
0%)から第2所定値(例えば80%)まで変化して
も、すなわち、メイン、サブA/Mドア24、25がM
AX・COOLからMAX・HOTまで回動しても、内
気FOOTドア41は第1空気流入通路38を開くこと
はない。
【0077】ここで、仮に目標吹出温度(TAO)が低
い温度でも、冷却水温度(TW)が低温の時には、仮の
サーボモータ開度(KSW)が100%以上となるよう
に算出されるが、図16の特性図に示したように、サー
ボモータ開度(SWO)は80%を越えることはないの
で、この場合でも内気FOOTドア41は第1空気流入
通路38を開くことはない。これにより、吹出口モード
がFACEモードまたはB/Lモードの場合には、Fr
FOOT吹出口32およびRrFOOT吹出口からの空
調風の漏れが発生することは有り得ない。
【0078】吹出口切替スイッチ65のFOOTボタン
65cまたはF/Dボタン65dが押されて吹出口モー
ドがFOOTモードまたはF/Dモードの場合には、図
16の特性図に示したように、仮のサーボモータ開度
(KSW)が100%以上となればサーボモータ開度
(SWO)が簡単に80%を越える。この場合には、内
気FOOTドア41が第1空気流入通路38を開くこと
により、内気FOOTドア41の開度に応じてFrFO
OT吹出口32およびRrFOOT吹出口から吹き出さ
れる温風の温度コントロールを行うことができ、吸込口
モードとして内外気2層モードを形成することができ
る。
【0079】ここで、目標吹出温度(TAO)が中間値
で吸込口モードが内外気2層モードに決定された場合に
は、図1に示したように、第1遠心式ファン11の回転
によって第1内気吸込口6から内外気切替箱3内に吸い
込まれた内気は、図1に実線矢印で示したように、第1
吸込口14を通り第1スクロールケーシング部16内に
吸い込まれて第1空気通路18内に侵入する。そして、
第1空気通路18内に侵入した内気は、図2に実線矢印
で示したように、エバポレータ20の第1冷却部を通過
する際に冷却されて冷風となった後、さらにヒータコア
21の第1加熱部を通過して第1空気流入通路38内に
流入する。
【0080】そして、第1空気通路18を通って来た内
気は、図2に実線矢印で示したように、第1空気流入通
路38内に流入してFr、RrFOOT開口部30、3
1を通って、FrFOOT吹出口32から車室内の前席
側の乗員の足元部に向けて吹き出され、且つRrFOO
T吹出口から車室内の後席側の乗員の足元部に向けて吹
き出される。
【0081】一方、第2遠心式ファン12の回転によっ
て外気吸込口8から内外気切替箱3内に吸い込まれた外
気は、図1に破線矢印で示したように、第2吸込口15
を通り第2スクロールケーシング部17内に吸い込まれ
て第2空気通路19内に侵入する。そして、第2空気通
路19内に侵入した外気は、図2に破線矢印で示したよ
うに、エバポレータ20の第2冷却部を通過する際に冷
却されて冷風となった後、ヒータコア21の第2加熱部
を通過して第2空気流入通路39内に流入する。
【0082】そして、第2空気通路19を通って来た外
気は、図2に破線矢印で示したように、一部が内気と一
緒にFrFOOT吹出口32から車室内の前席側の乗員
の足元部に向けて吹き出され、残部がDEF吹出口35
からフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出され
る。
【0083】また、目標吹出温度(TAO)が高く、吸
込口モードが外気導入モードに決定された場合には、第
1遠心式ファン11の回転によって外気吸込口8から内
外気切替箱3内に吸い込まれた外気は、図3に破線矢印
で示したように、連通路10を通って第1吸込口14を
通り第1スクロールケーシング部16内に吸い込まれて
第1空気通路18内に侵入する。
【0084】一方、第2遠心式ファン12の回転によっ
て外気吸込口8から内外気切替箱3内に吸い込まれた外
気は、図3に破線矢印で示したように、第2吸込口15
を通り第2スクロールケーシング部17内に吸い込まれ
て第2空気通路19内に侵入する。そして、第1、第2
空気通路18、19内に侵入した外気は、エバポレータ
20を通過する際に冷却されて冷風となった後、ヒータ
コア21を通過する。
【0085】そして、第1、第2空気通路18、19を
通って来た外気は、図4に破線矢印で示したように、ヒ
ータコア21の空気下流側で混合されて最適な温度の空
調風となる。そして、空調風の大部分がFrFOOT吹
出口32およびRrFOOT吹出口から車室内の前席側
の乗員の足元部および後席側の乗員の足元部に向けて吹
き出され、空調風の一部がDEF吹出口35からフロン
トシールドガラスの内面に向けて吹き出される。
【0086】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の空調ユニット1は、図6および図7の特性図
に示したように、1個のサーボモータ26でメイン、サ
ブA/Mドア24、25と内気FOOTドア41をドア
連動装置28によって機械的に連動するように構成され
ている。このため、吸込口切替ドア、A/Mドアや吹出
口切替ドア等の各種のドアを駆動するアクチュエータの
個数を減少でき、それらのアクチュエータに内蔵された
サーボモータの制御用配線の取回しを簡単にできるの
で、空調ユニット1の製品コストを低減することができ
る。
【0087】そして、サーボモータ26の目標開度であ
るサーボモータ開度(SWO)が0%(第1所定値)以
下の場合には、メイン、サブA/Mドア24、25の開
度(A/Mドア開度)および内気FOOTドア41の開
度(内気FOOTドア開度)も0%である。また、サー
ボモータ開度(SWO)が0%から80%までの間は、
SWOが増加すればする程、A/Mドア開度が0%(M
AX・COOL、全閉状態)から100%(MAX・H
OT、全開状態)まで変化するが、内気FOOTドア開
度は0%(全閉状態)のままである。さらに、サーボモ
ータ開度(SWO)が80%(第2所定値)以上の場合
には、A/Mドア開度は100%のままであるが、内気
FOOTドア開度はSWOが増加すればする程、0%か
ら100%まで変化するように構成されている。
【0088】そして、吹出口モードがFOOTモードま
たはF/Dモードの時の仮のサーボモータ開度(KS
W)からサーボモータ開度(SWO)への算出特性を、
図15の特性図のように、KSWが100%の時にSW
Oを80%、KSWが105%の時にSWOを100%
およびKSWが110%の時にSWOを110%として
いる。また、吹出口モードがFACEモードまたはB/
Lモード(FOOTモードまたはF/Dモード以外)の
時のKSWからSWOへの算出特性を、図16の特性図
のように、KSWが100%の時にSWOを67%、K
SWが105%の時にSWOを80%およびKSWが1
10%の時にSWOを80%としている。
【0089】すなわち、FOOTモードまたはF/Dモ
ードの時の算出特性よりも、FOOTモードまたはF/
Dモード以外の算出特性の方がSWOが80%以上に到
達し難いようにしている。したがって、FOOTモード
またはF/Dモードの時よりも、FOOTモードまたは
F/Dモードの時の方が、内気FOOTドア41が開き
難くしている。それによって、春期や秋期等の中間期の
場合、走行用エンジンを始動してから所定冷却水温度に
到達するまでの間や、ヒータコア21に供給する走行用
エンジンの冷却水の温度が所定温度(例えば60℃)以
下の場合には、吹出口モードがFACEモードまたはB
/Lモードの時、メイン、サブA/Mドア24、25が
MAX・HOTとなっても、内気FOOTドア41が開
き難いので、FrFOOT吹出口32およびRrFOO
T吹出口からの空調風の漏れを完全に防止することがで
きる。
【0090】また、吸込口モードが内外気2層モード
で、且つ吹出口モードがFOOTモードまたはF/Dモ
ードの場合には、既に温められている高温の内気を第1
空気通路18内に吸い込んでヒータコア21で加熱して
FrFOOT吹出口32およびRrFOOT吹出口から
車室内に吹き出すことで、車室内を暖房することができ
る。このため、走行用エンジンの冷却水の温度があまり
高くならないハイブリッド自動車の車室内を暖房する場
合でも、その車室内の暖房性能を向上させることができ
るので、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動コ
ントロールすることができる。さらに、吸込口モードが
内外気2層モードの場合には、低湿度の外気を第2空気
通路19内に吸い込んでヒータコア21で加熱してDE
F吹出口35からフロントシールドガラスの内面に吹き
出すことで、フロントシールドガラスの防曇性能を向上
させることもできる。
【0091】〔第2実施形態〕図18は本発明の第2実
施形態を示したもので、サーボモータ開度決定の制御処
理を示したフローチャートである。なお、図18のフロ
ーチャート中では図14のフローチャートと同じ制御処
理は同番号を付し、説明を省略する。
【0092】ステップS11で仮のサーボモータ開度
(KSW)を算出した後に、ステップS6で決定された
吸込口モードを判定する。ここでは、吸込口モードが内
外気2層モードであるか否かを判定する(ステップS1
6)。この判定結果がYESの場合には、ステップS1
3の制御処理を行い、また判定結果がNOの場合には、
ステップS14の制御処理を行う。
【0093】ここで、内気FOOTドア41の開度に応
じて温度コントロールする時は、基本的に、吸込口モー
ドが内外気2層モードの時だけであるため、第1実施形
態の図14のフローチャートのステップS11の前に、
図18のフローチャートのステップS16の制御処理を
設ければ良く、本実施形態と同様に、吸込口モードが内
外気2層モードの時にステップS11の制御処理に進
み、吸込口モードが内気循環モードまたは外気導入モー
ドの時にステップS13の制御処理に進むようにすれば
良い。
【0094】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
をハイブリッド自動車用空気調和装置に適用した例を示
したが、本発明を発熱量の少ないディーゼルエンジンや
リーンバーンエンジンを搭載した車両の車室内を暖房す
る車両用空気調和装置に適用しても良い。また、空調ユ
ニット1が第1、第2空気通路18、19を持つ内外気
2層ユニットのものだけでなく、1つの空気通路のみの
空調ユニットのものに本発明を採用しても良い。
【0095】本実施形態では、冷却用熱交換器として冷
凍サイクルのエバポレータ20を使用し、加熱用熱交換
器として走行用エンジンの冷却水を暖房用熱源とするヒ
ータコア21を使用したが、冷却用熱交換器としてペル
チェ素子等の空気冷却部品を組み込んだ熱交換器を使用
し、または加熱用熱交換器として電気ヒータ等の空気加
熱部品を組み込んだ熱交換器を使用しても良い。さら
に、加熱用熱交換器として、走行用モータやインバータ
等の電気負荷の排熱や燃焼式ヒータの燃焼熱を暖房用熱
源とするヒータコアを使用しても良い。
【0096】本実施形態では、吹出口切替ドアとして、
ヒータコア21の第1加熱部(第1空気通路18)とF
rFOOT開口部30およびRrFOOT開口部31と
を連通する第1空気流入通路38を開閉する内気FOO
Tドア41を使用した例を示したが、吹出口切替ドアと
して、他のFOOTドア42、DEFドア43またはF
ACEドア44を使用しても良い。
【0097】なお、吹出口切替ドアとしてFACE開口
部34を開閉するFACEドア44を使用した場合に
は、ドア連結手段としてアクチュエータの目標変位量が
第1所定値から第2所定値までの間でFACEドア44
を100%(全開状態)から0%(全閉状態)まで回動
させる第1作動パターンに対応した形状の係合穴を有す
るリンクプレートを持つ第1リンク機構と、アクチュエ
ータの目標変位量が第2所定値から第3所定値までの間
で、メイン、サブA/Mドア24、25をMAX・CO
OL(全閉状態)からMAX・HOT(全開状態)まで
回動させる第2作動パターンに対応した形状の係合穴を
有するリンクプレートを持つ第2リンク機構とを設けれ
ば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調ユニットの内外気切替手段および遠心式送
風機の内外気2層モードを示した断面図である(第1実
施形態)。
【図2】空調ユニットの吹出口切替手段の内外気2層モ
ードを示した断面図である(第1実施形態)。
【図3】空調ユニットの内外気切替手段および遠心式送
風機の外気導入モードを示した断面図である(第1実施
形態)。
【図4】空調ユニットの吹出口切替手段の外気導入モー
ドを示した断面図である(第1実施形態)。
【図5】ハイブリッド自動車のインストルメントパネル
を示した正面図である(第1実施形態)。
【図6】メイン、サブA/Mドアと内気FOOTドアの
ドア連動装置を示した平面図である(第1実施形態)。
【図7】サーボモータ開度に対する内気FOOTドア開
度およびメイン、サブA/Mドア開度を示した特性図で
ある(第1実施形態)。
【図8】ハイブリッド自動車用空気調和装置の制御系を
示したブロック図である(第1実施形態)。
【図9】コントロールパネルを示した平面図である(第
1実施形態)。
【図10】エアコンECUによる基本的な制御処理を示
したフローチャートである(第1実施形態)。
【図11】目標吹出温度とブロワ電圧との関係を示した
特性図である(第1実施形態)。
【図12】目標吹出温度と吸込口モードの関係を示した
特性図である(第1実施形態)。
【図13】目標吹出温度と吹出口モードの関係を示した
特性図である(第1実施形態)。
【図14】サーボモータ開度決定の制御処理を示したフ
ローチャートである(第1実施形態)。
【図15】第1パターンを示した特性図である(第1実
施形態)。
【図16】第2パターンを示した特性図である(第1実
施形態)。
【図17】メイン、サブA/Mドア開度に対する実際の
吹出温度を示したグラフである(第1実施形態)。
【図18】サーボモータ開度決定の制御処理を示したフ
ローチャートである(第2実施形態)。
【符号の説明】 1 空調ユニット 2 空調ケース 6 第1内気吸込口 7 第2内気吸込口 8 外気吸込口 18 第1空気通路 19 第2空気通路 21 ヒータコア(加熱用熱交換器) 24 メインA/Mドア(第1エアミックスドア) 25 サブA/Mドア(第2エアミックスドア) 26 サーボモータ 27 A/Mドアアクチュエータ(アクチュエータ) 28 ドア連動装置(ドア連結手段) 29 仕切り板(仕切り部材) 38 第1空気流入通路(連通路) 41 内気FOOTドア(吹出口切替ドア) 50 エアコンECU(目標変位量決定手段、目標吹出
温度演算手段、ドア制御手段) 51 内気温度センサ(内気温度検出手段) 63 温度設定レバー(温度設定手段) 73 A/Mドアリンク機構(第1リンク手段) 74 FOOTドアリンク機構(第2リンク手段) 75a 本発明の第1作動パターンに対応した形状の係
合穴 79a 本発明の第2作動パターンに対応した形状の係
合穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室内に空調風を吹き出すための複
    数の吹出口を有する空調ケースと、 (b)この空調ケース内を流れる空気を加熱する加熱用
    熱交換器と、 (c)この加熱用熱交換器を通過する空気量と前記加熱
    用熱交換器を迂回する空気量とを調節するエアミックス
    ドアと、 (d)前記複数の吹出口のうちの少なくとも1つの吹出
    口を選択的に開閉して吹出口モードを切り替える吹出口
    切替ドアと、 (e)少なくとも前記エアミックスドアおよび前記吹出
    口切替ドアを駆動する1個のアクチュエータと、 (f)前記エアミックスドアおよび前記吹出口切替ドア
    と前記アクチュエータとを機械的に連動させるドア連結
    手段と を備えた車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記複数の吹出口は、乗員の頭胸部に空調風を吹き出す
    ためのフェイス吹出口、乗員の足元部に主に温風を吹き
    出すためのフット吹出口、および車両の窓ガラスの内面
    に主に温風を吹き出すためのデフロスタ吹出口よりな
    り、 前記空調ケースの内部には、内気吸込口より吸い込んだ
    車室内空気を前記加熱用熱交換器を通して前記フット吹
    出口から車室内に吹き出す第1空気通路と外気吸込口よ
    り吸い込んだ車室外空気を前記加熱用熱交換器を通して
    前記フェイス吹出口または前記デフロスタ吹出口から車
    室内に吹き出す第2空気通路とを区画形成する仕切り部
    材が設けられており、 前記加熱用熱交換器は、前記第1空気通路内を流れる空
    気を加熱する第1加熱部、および前記第2空気通路内を
    流れる空気を加熱する第2加熱部を有し、 前記エアミックスドアは、全開状態の時に前記第1空気
    通路内の全ての空気を前記第1加熱部を通過させ、全閉
    状態の時に前記第1空気通路内の全ての空気を前記第1
    加熱部より迂回させる第1エアミックスドア、および全
    開状態の時に前記第2空気通路内の全ての空気を前記第
    2加熱部を通過させ、全閉状態の時に前記第2空気通路
    内の全ての空気を前記第2加熱部より迂回させる第2エ
    アミックスドアを有することを特徴とする車両用空気調
    和装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記アクチュエータの目標変位量を決定する目標変位量
    決定手段と、 前記アクチュエータの実際の変位量が前記目標変位量決
    定手段にて決定した目標変位量となるように前記アクチ
    ュエータを制御するドア制御手段とを備え、 前記吹出口切替ドアは、前記加熱用熱交換器の第1加熱
    部の空気下流側と前記フット吹出口とを連通する連通路
    を開閉する内気フットドアであり、 前記ドア連結手段は、前記アクチュエータの目標変位量
    が第1所定値からこの第1所定値よりも大きい第2所定
    値までの間で、前記第1、第2エアミックスドアを全閉
    状態から全開状態まで変位させる第1作動パターンを設
    けた第1リンク手段、および前記アクチュエータの目標
    変位量が第2所定値からこの第2所定値よりも大きい第
    3所定値までの間で、前記吹出口切替ドアを全閉状態か
    ら全開状態まで変位させる第2作動パターンを設けた第
    2リンク手段を有することを特徴とする車両用空気調和
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記目標変位量決定手段は、車室内の温度を検出する内
    気温度検出手段と、 車室内の温度を所望の温度に設定する温度設定手段と、 少なくとも前記内気温度検出手段にて検出した内気温
    度、および前記温度設定手段にて設定した設定温度に基
    づいて、前記空調ケースから車室内に吹き出す空気の目
    標吹出温度を算出する目標吹出温度演算手段とを備え、 前記目標吹出温度演算手段にて算出した目標吹出温度に
    基づいて、前記アクチュエータの目標変位量を算出する
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記目標変位量決定手段は、吹出口モードが前記フット
    吹出口を開くフットモード、あるいは前記フット吹出口
    および前記デフロスタ吹出口の両方を開くフットデフモ
    ードの時よりもそれ以外の吹出口モードの時の方を、前
    記内気フットドアが開き難いように前記アクチュエータ
    の目標変位量の算出特性を変更することを特徴とする車
    両用空気調和装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の車両用空
    気調和装置において、 前記目標変位量決定手段は、吸込口モードが前記内気吸
    込口および前記外気吸込口を開く内外気2層モードの時
    よりもそれ以外の吸込口モードの時の方を、前記内気フ
    ットドアが開き難いように前記アクチュエータの目標変
    位量の算出特性を変更することを特徴とする車両用空気
    調和装置。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記アクチュエータの目標変位量を決定する目標変位量
    決定手段と、 前記アクチュエータの実際の変位量が前記目標変位量決
    定手段にて決定した目標変位量となるように前記アクチ
    ュエータを制御するドア制御手段とを備え、 前記吹出口切替ドアは、前記フェイス吹出口を開閉する
    もので、 前記ドア連結手段は、前記アクチュエータの目標変位量
    が第1所定値からこの第1所定値よりも大きい第2所定
    値までの間で前記吹出口切替ドアを全開状態から全閉状
    態まで変位させる第1作動パターンを設けた第1リンク
    手段、および前記アクチュエータの目標変位量が第2所
    定値からこの第2所定値よりも大きい第3所定値までの
    間で、前記第1、第2エアミックスドアを全閉状態から
    全開状態まで変位させる第2作動パターンを設けた第2
    リンク手段を有することを特徴とする車両用空気調和装
    置。
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