JPH10175423A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10175423A
JPH10175423A JP34010796A JP34010796A JPH10175423A JP H10175423 A JPH10175423 A JP H10175423A JP 34010796 A JP34010796 A JP 34010796A JP 34010796 A JP34010796 A JP 34010796A JP H10175423 A JPH10175423 A JP H10175423A
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cooling
heat exchanger
vehicle
evaporator
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四方  一史
Yukio Kamimura
上村  幸男
Kenji Suwa
健司 諏訪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却度合い検出手段の好ましい配置位置を明
確にする。 【解決手段】 空調ケース2内を、仕切壁12によっ
て、内気をフット開口部15に導く第1空気通路13
と、外気をデフロスタ開口部16に導く第2空気通路1
4とに区画形成する。そして、第2空気通路14のうち
蒸発器7の直空気下流側部位に、この部位の空気温度を
検出する蒸発器後センサ39を設け、このセンサ39の
検出値に基づいて蒸発器7の空気冷却作用を制御する。
このように、第2空気通路14側に蒸発器後センサ39
を設けることによって、蒸発器7のフロストを確実に防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調ケース内に第
1空気通路と第2空気通路とを形成し、この第1空気通
路内に内気、第2空気通路内に外気を、それぞれ導入可
能とした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような車両用空調装置の第1の従
来技術として、特開平5−124426号公報に開示さ
れたものがある。この従来技術の構成を簡単に説明する
と、車両用空調装置の空調ケースは、その一端側に内気
吸入口および外気吸入口が形成され、他端側にフット吹
出口、デフロスタ吹出口、およびフェイス吹出口がそれ
ぞれ形成されている。
【0003】また、この空調ケース内は、仕切板によっ
て、上記内気吸入口から上記フット吹出口にかけての第
1空気通路と、上記外気吸入口から上記デフロスタ吹出
口および上記フェイス吹出口にかけての第2空気通路と
に区画形成されるとともに、上記空調ケース内には、空
気流を発生する送風手段、冷却用熱交換器おらび加熱用
熱交換器が設けられている。
【0004】そして、吹出モードとしてフットデフモー
ドが選択されたときは、第1空気通路内に内気を導入
し、第2空気通路内に外気を導入する2層モードとす
る。こうすることによって、既に温められている内気に
て車室内を暖房するので、暖房性能が向上し、さらに低
湿度の外気を窓ガラスへ吹き出すので、窓ガラスの防曇
性能が向上する。
【0005】また、第2の従来技術として、特開平7−
47831号公報に開示されたものがある。この従来技
術の構成は、上記第1の従来技術と同じく、空調ケース
の一端側に内気吸入口および外気吸入口が形成され、他
端側にフット吹出口、デフロスタ吹出口、およびフェイ
ス吹出口がそれぞれ形成されている。そして、この空調
ケース内には、上記第1空気通路と上記第2空気通路と
を区画形成する仕切板、送風手段、冷却用熱交換器およ
び加熱用熱交換器が設けられている。
【0006】更に、この第2従来技術には、冷却用熱交
換器を通過した直後の冷風温度を検出する検出手段が設
けられている旨記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各従来技
術のいずれにも、上記検出手段の具体的な配置位置につ
いて記載されていない。そこで本発明は、上記検出手段
の好ましい配置位置を明確にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために、一端側に内気吸入口および外気吸入
口が形成され、他端側に、少なくとも車室内乗員の足元
に向けて風を吹き出すフット開口部、および車両窓ガラ
ス内面に向けて風を吹き出すデフロスタ開口部が形成さ
れた空調ケースと、この空調ケース内に、上記内気吸入
口から上記フット開口部にかけての第1空気通路と、上
記外気吸入口から上記デフロスタ開口部にかけての第2
空気通路とを区画形成する仕切部材と、上記第1および
第2空気通路内に、上記一端側から上記他端側に向けて
空気流を発生する送風手段と、上記第1および第2空気
通路内に設けられ、これらの空気通路内の空気を冷却す
る冷却用熱交換器とを備える車両用空調装置において、
上記冷却用熱交換器における空気冷却度合い(具体的に
は冷却用熱交換器を通過した直後の冷風温度)を検出す
る検出手段を、第1空気通路側に設けた場合と、第
2空気通路側に設けた場合とについて、それぞれ以下の
ような実験を行った。
【0009】すなわち、第1空気通路側に上記検出手
段を設けた場合については、第2空気通路側における冷
却用熱交換器の直空気下流側部位に実験用の温度センサ
を設け、第2空気通路側に上記検出手段を設けた場合
については、第1空気通路における冷却用熱交換器の直
空気下流側部位に実験用センサを設けた。そして、上記
検出手段の検出温度が3(℃)以下のときに冷却用熱交
換器による冷却を停止し、上記検出温度が4(℃)以上
のときに冷却用熱交換器による冷却を行う制御を種々の
外気温度のもとで行ったときに、上記実験用センサの検
出温度がどのような温度となるかについて実験を行っ
た。
【0010】その結果、第1空気通路側に上記検出手
段を設けた場合については図9に示すデータが得られ、
第2空気通路側に上記検出手段を設けた場合について
は図10に示すデータが得られた。これらのデータから
分かることは、第1空気通路側に上記検出手段を設け
た場合(図9)は、外気温度が0(℃)以下の範囲で
は、第2空気通路側において冷却用熱交換器がフロスト
する可能性があることである。実際、上記実験では、外
気温度が0(℃)以下の範囲でのデータはとっていない
が、その温度変化から上記のことは推定できる。
【0011】それに対して、第2空気通路側に上記検
出手段を設けた場合は、図10に示すように、第1空気
通路側の除湿性能が多少落ちてしまうとしても、第1
空気通路側に上記検出手段を設けた場合のように、冷却
用熱交換器がフロストする可能性はない。以上のことに
鑑みてなされた請求項1ないし4記載の発明は、上記検
出手段を第2空気通路内に設け、この検出手段の検出温
度に基づいて上記冷却用熱交換器の作動を制御すること
を特徴とする。
【0012】従って、図10に示すように、冷却用熱交
換器がフロストしてしまうという問題を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて図1〜8に基づいて説明する。本実施形態では、デ
ィーゼルエンジンを搭載する車両の車室内空間を空調す
る空調ユニットおける各空調手段を、空調制御装置(以
下、ECUという)によって制御するように構成されて
いる。
【0014】まず、図1を用いて上記空調ユニットの構
成を説明する。空調ユニット1は、図1上方が車両前方
(エンジン側)、図1下方が車両後方(車室内側)、お
よび図1左右方向が車両幅方向となるように、車両に搭
載されており、車室内に空調空気を導く空気通路をなす
空調ケース2を備える。この空調ケース2は、ポリプロ
ピレン等の樹脂材にて形成され、空気上流側から順に、
内外気切換箱3と、クーラユニット4と、ヒータユニッ
ト5とが結合されることで構成されている。なお、図1
中破線X、Yは、これらの結合部位を示す。
【0015】上記内外気切換箱3は、空調ケース2内に
少なくとも内気と外気の一方または両方を取り入れるた
めのものであり、その内部には、空気流を発生する送風
機6が配設されているなお、この内外気切換箱3および
送風機6については、図4を用いて後述する。上記クー
ラユニット4内には、自身を通過する空気を冷却すると
ともに、車両に搭載された冷凍サイクル装置7aの一構
成部をなす冷媒蒸発器7が、空調ケース2内の空気通路
を全面塞ぐようにして配設されている。上記冷凍サイク
ル装置7aは、自動車のエンジンの駆動力によって冷媒
を圧縮する圧縮機7bと、圧縮された冷媒を凝縮液化さ
せる凝縮器7cと、凝縮液化された冷媒を気液分離して
液冷媒のみを下流に流すレシーバ7dと、液冷媒を減圧
膨張させる膨張弁7eと、上記蒸発器7とから構成され
る。
【0016】また、圧縮機7bには、エンジンの動力を
この圧縮機7bに伝達したり遮断する電磁クラッチ7f
が接続されている。この電磁クラッチ7fが通電状態の
ときに、エンジンの動力が圧縮機7bに伝達されて、蒸
発器7による空気冷却作用が行われ、この電磁クラッチ
7fが非通電のときに、エンジンと圧縮機7bとが遮断
されて、蒸発器7による空気冷却作用が停止される。
【0017】また、上記ヒータユニット4内には、冷媒
蒸発器7を通過した冷風を再加熱するヒータコア8が設
けられている。このヒータコア8は、図1のA−A矢視
断面図である図2、および図1のB−B矢視断面図であ
る図3に示すように、冷風がヒータコア8をバイパスす
るバイパス通路9a、9bが形成されるようにして、空
調ケース2内に設けられており、内部に上記エンジンの
冷却水が流れ、この冷却水を熱源として上記冷風を再加
熱する熱交換器である。
【0018】このヒータコア8の空気上流側には、回転
軸10が、空調ケース2に対して回転自在に設けられて
いる。そして、この回転軸10には、互いの板面が同一
面となるようにして、板状のエアミックスドア11、1
1が一体的に結合されている。また、上記回転軸10に
は、その駆動手段としてのサーボモータ40(図5参
照)が連結されている そして、上記サーボモータ40によって回転軸10が回
転させられることによって、エアミックスドア11、1
1は、図2、3の実線位置から一点鎖線位置までの間
で、2枚とも一体となって回動する。つまり、このエア
ミックスドア11、11は、その停止位置によって、ヒ
ータコア8を通る冷風量とバイパス通路9a、9b(図
2、3)を通る冷風量との割合を調節して、車室内への
吹出風温度を調節する温度調節手段として機能するもの
である。
【0019】クーラユニット4とヒータユニット5と
は、結合手段として例えば爪嵌合やネジ部材によって結
合されている。そして、クーラユニット4およびヒータ
ユニット5内には、図1に示すように、略垂直方向に延
在する仕切壁12によって、第1空気通路13と第2空
気通路14とが区画形成されている。また、冷媒蒸発器
7、ヒータコア8および回転軸10は、この第1空気通
路13と第2空気通路14とにまたがって配設されてい
る。
【0020】また、空調ケース2の最下流端には、フッ
ト開口部15、デフロスタ開口部16、およびフェイス
開口部17が形成されている。そして、上記フット開口
部15には、図示しないフットダクトが接続されてお
り、このフットダクト内に導入された空調風は、このフ
ットダクトの下流端であるフット吹出口から、車室内乗
員の足元に向けて吹き出される。
【0021】また、上記デフロスタ開口部16には、図
示しないデフロスタダクトが接続されており、このデフ
ロスタダクト内に導入された空調風は、このデフロスタ
ダクトの下流端であるデフロスタ吹出口から、車両フロ
ントガラスの内面に向けて吹き出される。また、上記フ
ェイス開口部17には、図示しないセンタフェイスダク
トとサイドフェイスダクトとが接続されている。このう
ち、上記センタフェイスダクト内に導入された空調風
は、このセンタフェイスダクトの下流端であるセンタフ
ェイス吹出口から、車室内乗員の上半身に向けて吹き出
され、上記サイドフェイスダクト内に導入された空調風
は、このサイドフェイスダクトの下流端であるサイドフ
ェイス吹出口から、車両サイドガラスに向けて吹き出さ
れる。
【0022】そして、上記各開口部15〜17の上流側
部位には、フットドア18、デフロスタドア19、およ
びフェイスドア20が設けられている。上記フットドア
18は、上記フットダクトへの空気流入通路を開閉する
ドアであり、上記デフロスタドア19は、上記デフロス
タダクトへの空気流入通路を開閉するドアであり、フェ
イスドア20は、上記センタフェイスダクトへの空気流
入通路を開閉するドアであり、なお、これらのドア18
〜20は、図示しないリンク機構にて連結されており、
このリンク機構は、その駆動手段としてのサーボモータ
41(図5参照)によって駆動される。つまり、このサ
ーボモータ41が上記リンク機構を動かすことによっ
て、後述する各吹出モードが得られるように各ドア18
〜20が動く。
【0023】また、上記サイドフェイスダクトへの空気
流入通路は、上記各ドア18〜20によっては開閉され
ない。上記サイドフェイス吹出口付近には、乗員が手動
でこのサイドフェイス吹出口を開閉する図示しない吹出
グリルが設けられており、サイドフェイスダクトへの空
気流入通路は、この吹出グリルによって開閉される。ま
た、上記仕切壁12は、上記各開口部15〜17の上流
側でかつヒータコア8の下流側部位にて途切れており、
この途切れた部分にて、第1空気通路13と第2空気通
路14とを連通する連通孔21が形成されている。な
お、この連通孔21はフットドア18にて開閉される。
【0024】次に、上記内外気切換箱3および送風機6
について、図4を用いて説明する。なお、図3は図1の
矢印C方向から見た概略透視図である。内外気切換箱3
は、図4に示すように、空調ケース2の空気最上流側を
構成する内外気ケース3aと、この内外気ケース3a内
に収納された上記送風機6とから構成されている。
【0025】上記送風機6は、内外気ケース3a内のほ
ぼ中央に配設されており、第1ファン6a、第2ファン
6b、およびこれらのファン6a、6bを回転駆動する
ブロワモータ6cからなる。ここで、上記第1ファン6
aと第2ファン6bは一体的に形成されており、第1フ
ァン6aの径よりも第2ファン6bの径の方が大きい。
【0026】そして、これら第1ファン6aと第2ファ
ン6bは、その吸込側がベルマウス形状を呈するスクロ
ールケーシング部22、23にそれぞれ収納されてい
る。このスクロールケーシング部22、23の各終端部
(空気吹出側)は、それぞれ第1空気通路13と第2空
気通路14とに連通している。また、スクロールケーシ
ング部22と23とは、仕切部24を共用している。
【0027】一方、内外気ケース3aには、第1ファン
6aの吸込口25に対応して第1内気吸入口26が形成
されており、第2ファン6bの吸込口27に対応して、
第2内気吸入口28および外気吸入口29が形成されて
いる。そして、この内外気ケース3a内には、第1内気
吸入口26を開閉する第1吸入口開閉ドア30、および
第2内気吸入口28と外気吸入口29とを選択的に開閉
する第2吸入口開閉ドア31が設けられている。
【0028】そして、上記第1吸入口開閉ドア30およ
び第2吸入口開閉ドア31には、それぞれの駆動手段と
してのサーボモータ42、43(図5参照)が連結され
ており、これらのサーボモータ42、43によって、そ
れぞれ図中実線位置と一点鎖線位置との間で回動させら
れる。また、内外気ケース3aには、第2内気吸入口2
8または外気吸入口29と吸込口25とを連通する連通
通路32が形成されている。そして、上記第1吸入口開
閉ドア30は、第1内気吸入口26を全開したとき(図
4の実線位置)に、上記連通通路32を全閉し、第1内
気吸入口26を全閉したとき(図4の一点鎖線位置)
に、連通通路32を全開する。
【0029】次に、本実施形態の制御系の構成につい
て、図5を用いて説明する。空調ユニット1の各空調手
段を制御するECU33には、車室内前面に設けられた
操作パネル34上の各スイッチ(例えば車室内設定温度
を乗員が設定するための温度設定スイッチ)からの各信
号が入力される。また、ECU33には、車室内空気温
度を検出する内気温センサ35、外気温度を検出する外
気温センサ36、車室内に照射される日射量を検出する
日射センサ37、ヒータコア8に流入するエンジン冷却
水温を検出する水温センサ38、および冷媒蒸発器7の
空気冷却度合い(具体的には蒸発器を通過した直後の空
気温度)を検出する蒸発器後センサ39からの各信号が
入力される。
【0030】このうち、蒸発器後センサ39は、図1に
も示すように、第2空気通路14のうち蒸発器7の直空
気下流側部位に設けられて、この部位における冷風温度
を検出する温度センサである。そして、ECU33の内
部には、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる
周知のマイクロコンピュータが設けられ、上記各センサ
35〜39からの信号は、ECU33内の図示しない入
力回路によってA/D変換された後、上記マイクロコン
ピュータへ入力されるように構成されている。なお、E
CU33は、自動車のエンジンの図示しないイグニッシ
ョンスイッチがオンされたときに、図示しないバッテリ
ーから電源が供給される。
【0031】次に、本実施形態の上記マイクロコンピュ
ータの制御処理について、図6を用いて説明する。ま
ず、イグニッションスイッチがオンされてECU33に
電源が供給されると、図6のルーチンが起動され、ステ
ップ100にて各イニシャライズおよび初期設定を行
い、次のステップ110にて、上記温度設定器にて設定
された設定温度を入力する。
【0032】そして、次のステップ120にて、上記各
センサ35〜39の値をA/D変換した信号を読み込
む。そして、次のステップ130にて、予めROMに記
憶された下記数式1に基づいて、車室内への目標吹出温
度(TAO)を算出する。
【0033】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts +C なお、Tset は上記温度設定器による設定温度、Tr は
内気温センサ35の検出値、Tamは外気温センサ36の
検出値、およびTs は日射センサ37の検出値である。
また、Kset 、Kr 、Kam、およびKs はゲイン、Cは
補正用の定数である。
【0034】次に、ステップ140にて、予めROMに
記憶された図示しないマップから、上記TAOに対応す
るブロワ電圧(ブロワモータ6cに印加する電圧)を算
出する。そして、次のステップ150にて、予めROM
に記憶された図示しないマップから、上記TAOに対応
する吹出モードを決定する。ここで、この吹出モードの
決定においては、上記TAOが低い方から高い方にかけ
て、フェイスモード、バイレベルモード、フットモー
ド、およびフットデフモードとなるように決定される。
【0035】なお、上記フェイスモードとは、フットド
ア18を図1の一点鎖線位置、デフロスタドア19を実
線位置、フェイスドア20を一点鎖線位置として、空調
風を車室内乗員の上半身に向けて吹き出すモードであ
る。また、バイレベルモードとは、フットドア18、デ
フロスタドア19を実線位置、フェイスドア20を一点
鎖線位置として、空調風を乗員の上半身と足元とに向け
て吹き出すモードである。
【0036】また、フットモードとは、フットドア1
8、フェイスドア20を実線位置とし、デフロスタドア
19を、デフロスタ開口部16を若干量開く位置とし
て、空調風の約8割を乗員の足元に向けて吹き出し、約
2割をフロントガラス内面に向けて吹き出すモードであ
る。また、フットデフモードとは、フットドア18を実
線位置、デフロスタドア19を一点鎖線位置、フェイス
ドア20を実線位置として、空調風を乗員の足元とフロ
ントガラス内面とに、同量ずつ吹き出すモードである。
【0037】なお、本実施形態では、上記操作パネル3
4上に設けられた図示しないデフロスタスイッチを操作
すると、フットドア18、デフロスタドア19を一点鎖
線位置、フェイスドア20を実線位置として、空調風を
フロントガラス内面に向けて吹き出すモードが設定され
る。また、いずれの吹出モードにおいても、上記サイド
フェイス吹出口は上記吹出グリルにて開閉可能である。
【0038】そして、ステップ160では、エアミック
スドア11の目標開度(SW)を、予めROMに記憶さ
れた下記数式2に基づいて算出する。
【0039】
【数2】SW=((TAO−Te )/(Tw −Te ))
×100 (%) なお、Te は蒸発器後センサ39による検出値、Tw は
水温センサ38による検出値である。また、SW≦0
(%)として算出されたときは、エアミックスドア11
は、冷媒蒸発器7からの冷風の全てをバイパス通路9
a、9b(図2、3)へ通す位置に制御される。また、
SW≧100(%)として算出されたときは、エアミッ
クスドア11は、上記冷風の全てをヒータコア8へ通す
位置に制御される。そして、0(%)<SW<100
(%)として算出されたときは、上記冷風をヒータコア
8およびバイパス通路9a、9bの両方へ通す位置に制
御される。
【0040】そして、次のステップ170にて、蒸発器
後センサ39の検出値Te に基づいて圧縮機7bの作動
を制御する。具体的には、蒸発器後センサ39の検出値
Teが第1所定温度(本実施形態では4(℃))以上の
ときには、圧縮機7bがONとなるように電磁クラッチ
7fを通電制御し、蒸発器後センサ39の検出値Teが
第2所定温度(本実施形態では3(℃))以下のときに
は、圧縮機7bがOFFとなるように電磁クラッチ7f
を通電制御する。
【0041】そして、次のステップ180に移ると、図
7に示すサブルーチンがコールされ、第1吸入口開閉ド
ア30および第2吸入口開閉ドア31の位置を決定す
る。具体的には、図7のステップ1000にて、予めR
OMに記憶された図8のマップから内外気モードを決定
する。そして、次のステップ1100にて、上記ステッ
プ1000にて決定した内外気モードが外気導入モード
であるか否かを判定する。ここで、NOと判定されたと
き、すなわち内気循環モードとして決定されたときは、
ステップ1600にジャンプして、第1吸入口開閉ドア
30を図4の実線位置、第2吸入口開閉ドア31を図4
の一点鎖線位置として決定する。つまり、このときに
は、第1空気通路13および第2空気通路14内に、と
もに内気が導入されるモードとなる。その後、このサブ
ルーチンを抜ける。
【0042】また、ステップ1100にてYESと判定
されたときは、次のステップ1200にて、図6のステ
ップ150にて決定された吹出モードが、上記フットモ
ード(FOOT)あるいはフットデフモード(F/D)
か否かを判定する。つまり、車室内暖房と窓ガラスの防
曇の両方を行うモードか否かを判定する。そして、この
ステップ1200にてNOと判定されたときは、ステッ
プ1500にジャンプして、第1吸入口開閉ドア30を
図4の一点鎖線位置、第2吸入口開閉ドア31を実線位
置として決定する。つまり、このときには、上記両空気
通路13、14内に、ともに外気が導入されるモードと
なる。その後、このサブルーチンを抜ける。
【0043】一方、ステップ1200にてYESと判定
されたときは、今度はステップ1300にて、図6のス
テップ160にて決定したエアミックスドア11の目標
開度SWが100(%)以上か否かを判定する。つま
り、エアミックスドア11が、冷媒蒸発器7からの冷風
の全てをヒータコア8へ通す位置(図2、3の実線位
置、以下、マックスホット位置という)に制御されるか
否かを判定する。
【0044】ここで、NOと判定されたときは、目標温
度に対して暖房能力が余っているということであり、上
記ステップ1500の処理に移って、上記両空気通路1
3、14内に外気が導入されるモードとする。反対に、
YESと判定されたときは、目標温度に対して暖房能力
が不足しているということであり、ステップ1400に
移って、第1吸入口開閉ドア30および第2吸入口開閉
ドア31の位置を、それぞれ図4の実線位置として決定
する。つまり、第1空気通路13内に内気を導入し、第
2空気通路14内に外気を導入する2層モードとなるよ
うに決定する。その後、このサブルーチンを抜ける。
【0045】このようにして図7の一連の処理が終わる
と、図6のステップ190の処理に移り、上記各ステッ
プ140〜180にて算出または決定した各モードが得
られるように、各モータ6c、40〜43に対して制御
信号を出力する。そして、次のステップ200にて、制
御サイクル時間であるτの経過を待ってステップ110
に戻る。
【0046】以上説明したように、本実施形態による
と、図10を用いて説明したように、外気が流れる第2
空気通路14側に設けられた蒸発器後センサ39の検出
値に基づいて、蒸発器7の温度を3〜4(℃)に制御す
るので、蒸発器7のフロストを確実に防止することがで
きる。 (他の実施形態)上記実施形態では、蒸発器後センサ3
9を、蒸発器7の直空気下流側部位に設けたが、蒸発器
7のフィンに直接取り付けてもよい。
【0047】また、上記各実施形態の構成に加え、操作
パネル34上に設けられた図示しない上記デフロスタス
イッチ(デフロスタモード指示手段)にてデフロスタモ
ードが設定されたときは、エアミックスドア11がマッ
クスホット位置にあろうがなかろうが、第1吸入口開閉
ドア30を図3の一点鎖線位置とするようにしても良
い。これによって、外気導入モードが設定されたときに
は、両空気通路13、14内には必ず外気が導入される
ので、フロントガラスの防曇性能を向上させることがで
きる。
【0048】また、上記各実施形態では、請求項1、2
記載の発明でいう加熱用熱交換器を、エンジン冷却水を
熱源としたヒータコア8にて構成したが、通電されるこ
とによって温かくなる電気ヒータや、ヒートポンプ式冷
凍サイクルの凝縮器等で構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の通風系の全体構成図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】図1の矢印C方向から見た概略透視図である。
【図5】上記実施形態の制御系のブロック図である。
【図6】上記実施形態のマイクロコンピュータによる制
御処理を示すフローチャートである。
【図7】図5のステップ180における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】上記実施形態の内外気モードについてのマップ
である。
【図9】第1空気通路側に冷却度合い検出手段を設けた
場合の実験データである。
【図10】第2空気通路側に冷却度合い検出手段を設け
た場合の実験データである。
【符号の説明】
1 空調ユニット 2 空調ケース 6 送風機(送風手段) 7 蒸発器(冷却用熱交換器) 7a 冷凍サイクル装置 7b 圧縮機 7c 凝縮器 7d レシーバ 7e 膨張弁(減圧手段) 7f 電磁クラッチ 12 仕切壁(仕切部材) 13 第1空気通路 14 第2空気通路 15 フット開口部 16 デフロスタ開口部 17 フェイス開口部 26 第1内気吸入口(内気吸入口) 29 外気吸入口 39 蒸発器後センサ(冷却度合い検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に内気吸入口(26)および外気
    吸入口(29)が形成され、他端側に、少なくとも車室
    内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット開口部(1
    5)、および車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出すデ
    フロスタ開口部(16)が形成された空調ケース(2)
    と、 この空調ケース(2)内に、前記内気吸入口(26)か
    ら前記フット開口部(15)にかけての第1空気通路
    (13)と、前記外気吸入口(29)から前記デフロス
    タ開口部(16)にかけての第2空気通路(14)とを
    区画形成する仕切部材(12)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に、前記
    一端側から前記他端側に向けて空気流を発生する送風手
    段(6)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に設けら
    れ、これらの空気通路内(13、14)の空気を冷却す
    る冷却用熱交換器(7)とを備える車両用空調装置にお
    いて、 前記第2空気通路(14)内に、前記冷却用熱交換器
    (7)における空気冷却度合いを検出する冷却度合い検
    出手段(39)が設けられ、 この冷却度合い検出手段(39)の検出温度に基づいて
    前記冷却用熱交換器(7)の作動を制御することを特徴
    とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却用熱交換器(7)は、冷媒を圧
    縮する圧縮機(7b)、この圧縮機(7b)からの冷媒
    を凝縮させる凝縮器(7c)、およびこの凝縮器(7
    c)からの冷媒を減圧する減圧手段(7e)とともに冷
    凍サイクル(7a)を構成し、前記減圧手段(7e)か
    らの冷媒を蒸発させる蒸発器(7)であることを特徴と
    する請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却度合い検出手段(39)は、前
    記第2空気通路(14)内のうち、前記冷却用熱交換器
    (7)の空気下流側部位に設けられたことを特徴とする
    請求項1または2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却度合い検出手段(39)による
    検出温度が所定温度以上のときに、前記冷却用熱交換器
    による空気冷却作用を行い、前記冷却度合い検出手段
    (39)による検出温度が前記所定温度以下のときに、
    前記冷却用熱交換器による空気冷却作用を停止すること
    を特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の車両
    用空調装置。
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