JPH11115142A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents
化粧板及びその製造方法Info
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- JPH11115142A JPH11115142A JP30331997A JP30331997A JPH11115142A JP H11115142 A JPH11115142 A JP H11115142A JP 30331997 A JP30331997 A JP 30331997A JP 30331997 A JP30331997 A JP 30331997A JP H11115142 A JPH11115142 A JP H11115142A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電離放射線硬化性樹脂からなる表面層に設け
る凹凸模様がよりシャープな化粧板と、その安定した製
造法をを提供する。 【解決手段】 表面層を構成する電離放射線硬化性樹脂
面に、熱可塑性樹脂に賦形された原凹凸を転移して得ら
れる凹凸模様を有することを特徴とする化粧板および、
表面に凹凸を有する冷却ロールと平滑なロールとの間に
ベースシートを通し、前記ベースシートと表面に凹凸を
有する冷却ロールの間に熱可塑性樹脂を押出機で押出し
冷却して、凹凸を賦形した原凹凸シートを作成する第一
工程と、板に接着剤により積層された薄紙の表面に電離
放射線硬化性樹脂を塗布し、該塗布面上に前記原凹凸シ
ートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射して前記電
離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した原凹凸シ
ートを剥離する第二工程からなる化粧板の製造方法であ
る。
る凹凸模様がよりシャープな化粧板と、その安定した製
造法をを提供する。 【解決手段】 表面層を構成する電離放射線硬化性樹脂
面に、熱可塑性樹脂に賦形された原凹凸を転移して得ら
れる凹凸模様を有することを特徴とする化粧板および、
表面に凹凸を有する冷却ロールと平滑なロールとの間に
ベースシートを通し、前記ベースシートと表面に凹凸を
有する冷却ロールの間に熱可塑性樹脂を押出機で押出し
冷却して、凹凸を賦形した原凹凸シートを作成する第一
工程と、板に接着剤により積層された薄紙の表面に電離
放射線硬化性樹脂を塗布し、該塗布面上に前記原凹凸シ
ートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射して前記電
離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した原凹凸シ
ートを剥離する第二工程からなる化粧板の製造方法であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】電離放射線硬化性樹脂からな
る表面層に凹凸模様を有する化粧板およびその製造方法
に関する。
る表面層に凹凸模様を有する化粧板およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧板の基材の上に電離放射線硬化性樹
脂を塗布し、該塗布層の表面に化粧板の表面の装飾性、
耐候性、耐汚染性あるいは装飾性等のために凹凸模様を
設けることが多い。このような化粧板の製造法として
は、従来、化粧板の基材の上に電離放射線硬化性樹脂を
塗布して、ロール等の表面に設けられたエンボス型に前
記電離放射線硬化性樹脂面を密着させて凹凸模様を賦形
し、該樹脂を硬化させていた。前記エンボス加工ロール
のロール巾は一定であり、通常化粧板の製造は、その凹
凸模様の賦形は一定の巾になり、そのため不必要な巾ま
でを加工してしまうことがあった。前述のように、従来
の電離放射線硬化性樹脂塗布面への凹凸の賦形方法は、
塗布後前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させる前に凹凸
模様が設けられているエンボスロールと圧ロールとの間
に前記塗布面が前記凹凸模様を設けたロール面に接触、
前記加圧ロールにより加圧することによって、凹凸模様
を前記電離放射線硬化性樹脂の表面に転移し、次に電離
放射線を該電離放射線硬化性樹脂塗布層に照射すること
によって硬化させて化粧板としていた。そのため、製品
の凹凸模様が変わる度に、前記エンボスロールを塗布機
に装着する作業を必要としていた。さらに、その加工条
件の適性範囲が狭いため、前記条件のぶれにより、化粧
板の凹凸模様としてバラツキまたはシャープさに欠ける
製品となることがあった。すなわち、得られる化粧板の
表面の凹凸模様は、シャープさに欠け、目的とする意匠
性を付与できないことがあった。
脂を塗布し、該塗布層の表面に化粧板の表面の装飾性、
耐候性、耐汚染性あるいは装飾性等のために凹凸模様を
設けることが多い。このような化粧板の製造法として
は、従来、化粧板の基材の上に電離放射線硬化性樹脂を
塗布して、ロール等の表面に設けられたエンボス型に前
記電離放射線硬化性樹脂面を密着させて凹凸模様を賦形
し、該樹脂を硬化させていた。前記エンボス加工ロール
のロール巾は一定であり、通常化粧板の製造は、その凹
凸模様の賦形は一定の巾になり、そのため不必要な巾ま
でを加工してしまうことがあった。前述のように、従来
の電離放射線硬化性樹脂塗布面への凹凸の賦形方法は、
塗布後前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させる前に凹凸
模様が設けられているエンボスロールと圧ロールとの間
に前記塗布面が前記凹凸模様を設けたロール面に接触、
前記加圧ロールにより加圧することによって、凹凸模様
を前記電離放射線硬化性樹脂の表面に転移し、次に電離
放射線を該電離放射線硬化性樹脂塗布層に照射すること
によって硬化させて化粧板としていた。そのため、製品
の凹凸模様が変わる度に、前記エンボスロールを塗布機
に装着する作業を必要としていた。さらに、その加工条
件の適性範囲が狭いため、前記条件のぶれにより、化粧
板の凹凸模様としてバラツキまたはシャープさに欠ける
製品となることがあった。すなわち、得られる化粧板の
表面の凹凸模様は、シャープさに欠け、目的とする意匠
性を付与できないことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電離放射線硬化性樹脂
からなる表面層に設ける凹凸模様がよりシャープな化粧
板と、その安定した製造法をを提供する。
からなる表面層に設ける凹凸模様がよりシャープな化粧
板と、その安定した製造法をを提供する。
【0004】
【課題を解決する手段】表面層を構成する電離放射線硬
化性樹脂面に、熱可塑性樹脂に賦形された原凹凸を転移
して得られる凹凸模様を有することを特徴とする化粧板
および、表面に凹凸を有する冷却ロールと平滑なロール
との間にベースシートを通し、前記ベースシートと表面
に凹凸を有する冷却ロールの間に熱可塑性樹脂を押出機
で押出し冷却して、凹凸を賦形した原凹凸シートを作成
する第一工程と、板に接着剤により積層された薄紙の表
面に電離放射線硬化性樹脂を塗布し、該塗布面上に前記
原凹凸シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射し
て前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した
原凹凸シートを剥離する第二工程からなる化粧板の製造
方法であって、また前記第二工程における電離放射線硬
化性樹脂を板と積層されていない薄紙に塗布し、前記原
凹凸シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射して
前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した原
凹凸シートを剥離した後、板と接着剤により積層するこ
と、前記第一工程が、表面に凹凸を有する冷却ロールと
平滑なロールとの間に熱可塑性樹脂を押出機で押出し冷
却することからなることを含む製造方法である。
化性樹脂面に、熱可塑性樹脂に賦形された原凹凸を転移
して得られる凹凸模様を有することを特徴とする化粧板
および、表面に凹凸を有する冷却ロールと平滑なロール
との間にベースシートを通し、前記ベースシートと表面
に凹凸を有する冷却ロールの間に熱可塑性樹脂を押出機
で押出し冷却して、凹凸を賦形した原凹凸シートを作成
する第一工程と、板に接着剤により積層された薄紙の表
面に電離放射線硬化性樹脂を塗布し、該塗布面上に前記
原凹凸シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射し
て前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した
原凹凸シートを剥離する第二工程からなる化粧板の製造
方法であって、また前記第二工程における電離放射線硬
化性樹脂を板と積層されていない薄紙に塗布し、前記原
凹凸シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射して
前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した原
凹凸シートを剥離した後、板と接着剤により積層するこ
と、前記第一工程が、表面に凹凸を有する冷却ロールと
平滑なロールとの間に熱可塑性樹脂を押出機で押出し冷
却することからなることを含む製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、凹凸模様を有する電離
放射線硬化性樹脂層を表面層とした化粧板であって、従
来の凹凸模様よりもより鮮明な凹凸模様を有する化粧板
と、その製造方法に関する。図1は、本発明による化粧
板の実施例をそれぞれの断面図で示したもので、(a)
製品、(b)原凹凸シートおよび電離放射線硬化性樹脂
塗布直後の化粧板、(c)原凹凸シートの凹凸面と電離
放射線硬化性樹脂塗布面とを重合加圧した状態、(d)
電離放射線硬化性樹脂を硬化後、原凹凸シートを剥離す
る状態を示す。図2は、本発明により得られた化粧板に
ワイピング加工を施し、かつ、表面保護層を設けた実施
例の断面図である。図3は、本発明の別の製造方法を示
す各断面図であり、(a)原凹凸シートと印刷された薄
紙に電離放射線硬化性樹脂を塗布した状態、(b)原凹
凸シートの凹凸面と前記塗布面とを重合した状態、
(c)表面の電離放射線硬化性樹脂層に凹凸を賦形され
た薄紙および板、(d)得られた化粧板を示す。図4
は、本発明において、熱可塑性樹脂への原凹凸模様の形
成方法を説明する、(a)概念図、(b)Y1 部分の拡
大図、(c)Y2 部分の拡大図である。図5は、本発明
の別の化粧板の製造方法について説明する概念図であ
る。
放射線硬化性樹脂層を表面層とした化粧板であって、従
来の凹凸模様よりもより鮮明な凹凸模様を有する化粧板
と、その製造方法に関する。図1は、本発明による化粧
板の実施例をそれぞれの断面図で示したもので、(a)
製品、(b)原凹凸シートおよび電離放射線硬化性樹脂
塗布直後の化粧板、(c)原凹凸シートの凹凸面と電離
放射線硬化性樹脂塗布面とを重合加圧した状態、(d)
電離放射線硬化性樹脂を硬化後、原凹凸シートを剥離す
る状態を示す。図2は、本発明により得られた化粧板に
ワイピング加工を施し、かつ、表面保護層を設けた実施
例の断面図である。図3は、本発明の別の製造方法を示
す各断面図であり、(a)原凹凸シートと印刷された薄
紙に電離放射線硬化性樹脂を塗布した状態、(b)原凹
凸シートの凹凸面と前記塗布面とを重合した状態、
(c)表面の電離放射線硬化性樹脂層に凹凸を賦形され
た薄紙および板、(d)得られた化粧板を示す。図4
は、本発明において、熱可塑性樹脂への原凹凸模様の形
成方法を説明する、(a)概念図、(b)Y1 部分の拡
大図、(c)Y2 部分の拡大図である。図5は、本発明
の別の化粧板の製造方法について説明する概念図であ
る。
【0006】本発明は、前述のように、図1(a)、図
1(b)及び図1(c)に示すように、原凹凸シートH
表面に賦形された凹凸模様Rh(以下、原凹凸、原凹凸
を賦形された熱可塑性樹脂シートを原凹凸シートと記載
する)を化粧板Sの表面層の電離放射線硬化性樹脂4に
転移してなる表面に凹凸模様Reを有する化粧板Sであ
り、前記凹凸模様Reがよりシャープに形成されている
ことを特徴とする。前記凹凸模様Reが、よりシャープ
に形成されるのは、熱可塑性樹脂2に賦形された原凹凸
Rhを、後術のような方法により硬化前の電離放射線硬
化性樹脂に転移して形成することによる。また、本発明
の化粧板の製造方法としては、図2及び図3に示すよう
に、熱可塑性樹脂2を原料とする押出機10を用いて、
前記原料を溶融加圧して押出し、表面に凹凸を設けた冷
却ロール12表面に加圧ロール13により圧着、冷却し
て原凹凸シートHを形成する第一の工程と、化粧板の基
材3にコーティングにより一定膜厚に塗布される電離放
射線硬化性樹脂4の表面に前記原凹凸シートHの原凹凸
Re面を重合密着させ、さらに加圧状態において電離放
射線を照射して該樹脂を硬化せしめることにより、化粧
板を得る第二の工程からなる。
1(b)及び図1(c)に示すように、原凹凸シートH
表面に賦形された凹凸模様Rh(以下、原凹凸、原凹凸
を賦形された熱可塑性樹脂シートを原凹凸シートと記載
する)を化粧板Sの表面層の電離放射線硬化性樹脂4に
転移してなる表面に凹凸模様Reを有する化粧板Sであ
り、前記凹凸模様Reがよりシャープに形成されている
ことを特徴とする。前記凹凸模様Reが、よりシャープ
に形成されるのは、熱可塑性樹脂2に賦形された原凹凸
Rhを、後術のような方法により硬化前の電離放射線硬
化性樹脂に転移して形成することによる。また、本発明
の化粧板の製造方法としては、図2及び図3に示すよう
に、熱可塑性樹脂2を原料とする押出機10を用いて、
前記原料を溶融加圧して押出し、表面に凹凸を設けた冷
却ロール12表面に加圧ロール13により圧着、冷却し
て原凹凸シートHを形成する第一の工程と、化粧板の基
材3にコーティングにより一定膜厚に塗布される電離放
射線硬化性樹脂4の表面に前記原凹凸シートHの原凹凸
Re面を重合密着させ、さらに加圧状態において電離放
射線を照射して該樹脂を硬化せしめることにより、化粧
板を得る第二の工程からなる。
【0007】先ず、前記第一の工程についてさらに具体
的に説明する。原凹凸シートHの製造には、各種の基材
(以下、ベースシートと記載する)と熱可塑性樹脂2と
の積層としてもよいし、Tダイ式製膜法等により前記ベ
ースシートを用いずに、冷却ロール上に直接熱可塑性樹
脂2を押出し、該熱可塑性樹脂単体のシートとして原凹
凸シートHとしてもよい。前記積層方式での製造方法
は、図2に示すように、ベースシート1を繰り出し(図
示はしていないが、前記ベースシート1はロール状に巻
き取られている)、一方、押出機10において加熱溶融
した熱可塑性樹脂2を押出機ダイ11から前記ベースシ
ート1の上に流延して凹凸14を設けた冷却ロール12
に加圧ロール13により圧着する。前記冷却ロール表面
に設けた凹凸14は、後述の電離放射線硬化性樹脂4の
表面に形成する凹凸模様Reの反転状態の凹凸Rhとす
る。
的に説明する。原凹凸シートHの製造には、各種の基材
(以下、ベースシートと記載する)と熱可塑性樹脂2と
の積層としてもよいし、Tダイ式製膜法等により前記ベ
ースシートを用いずに、冷却ロール上に直接熱可塑性樹
脂2を押出し、該熱可塑性樹脂単体のシートとして原凹
凸シートHとしてもよい。前記積層方式での製造方法
は、図2に示すように、ベースシート1を繰り出し(図
示はしていないが、前記ベースシート1はロール状に巻
き取られている)、一方、押出機10において加熱溶融
した熱可塑性樹脂2を押出機ダイ11から前記ベースシ
ート1の上に流延して凹凸14を設けた冷却ロール12
に加圧ロール13により圧着する。前記冷却ロール表面
に設けた凹凸14は、後述の電離放射線硬化性樹脂4の
表面に形成する凹凸模様Reの反転状態の凹凸Rhとす
る。
【0008】本発明にかかる化粧板およびその製造方法
において用いるベースシート1について説明する。前記
ベースシート1としては、引張強度があり、平滑な表面
を有するものであり、熱可塑性樹脂2の押出しの際の熱
に耐える材質からなるシートであればよく、具体的に
は、紙、不織布、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体、ポリカーボネート等の延伸ま
たは未延伸フィルムあるいはこれらのフィルムに各種の
コーティングや蒸着したものを用いてもよい。又前記各
種材質からなるシートまたはフィルムの2種以上をラミ
ネートしたものとしてもよい。
において用いるベースシート1について説明する。前記
ベースシート1としては、引張強度があり、平滑な表面
を有するものであり、熱可塑性樹脂2の押出しの際の熱
に耐える材質からなるシートであればよく、具体的に
は、紙、不織布、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体、ポリカーボネート等の延伸ま
たは未延伸フィルムあるいはこれらのフィルムに各種の
コーティングや蒸着したものを用いてもよい。又前記各
種材質からなるシートまたはフィルムの2種以上をラミ
ネートしたものとしてもよい。
【0009】原凹凸シートとして用いる前記熱可塑性樹
脂2は、前記押出機10により押出可能な樹脂から選択
することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト触媒
を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体等
のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリルスチ
レン、ABSなどのスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリ
ルなどのアクリル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66な
どのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレートーイソフタレー共重合体、
ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート等のポリ
エステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体、ポリフッ化ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリフッ化ビニリデンなど
のビニル重合体、ビニロン、ビニルアルコールなどのビ
ニルアルコール系樹脂、繊維素系樹脂やポリカーボネー
ト樹脂等を用いることができる。
脂2は、前記押出機10により押出可能な樹脂から選択
することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト触媒
を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体等
のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリルスチ
レン、ABSなどのスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリ
ルなどのアクリル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66な
どのポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレートーイソフタレー共重合体、
ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート等のポリ
エステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体、ポリフッ化ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリフッ化ビニリデンなど
のビニル重合体、ビニロン、ビニルアルコールなどのビ
ニルアルコール系樹脂、繊維素系樹脂やポリカーボネー
ト樹脂等を用いることができる。
【0010】本発明における原凹凸シートHは、前述の
ように、ベースシート1の上に熱可塑性樹脂2を押出し
ながら同時に原凹凸Rhを賦形するものであっても良い
し、また、Tダイ方式等の製膜法において、前記のよう
なベースシートに相当する基材を用いずに熱可塑性樹脂
2を、表面に凹凸を設けた冷却ロール上に押出し、圧着
ロールによって圧着させて冷却して得られる熱可塑性樹
脂単体の原凹凸シートとしてもよい。熱可塑性樹脂2を
前記ベースシート1に押出し積層する場合であっても、
単体の原凹凸シートとする場合であっても、図2(b)
に示すように、冷却ロール12の表面に設けた凹凸14
に圧着された溶融熱可塑性樹脂2の圧着面に、図2
(c)に示すように原凹凸Rhが形成される。
ように、ベースシート1の上に熱可塑性樹脂2を押出し
ながら同時に原凹凸Rhを賦形するものであっても良い
し、また、Tダイ方式等の製膜法において、前記のよう
なベースシートに相当する基材を用いずに熱可塑性樹脂
2を、表面に凹凸を設けた冷却ロール上に押出し、圧着
ロールによって圧着させて冷却して得られる熱可塑性樹
脂単体の原凹凸シートとしてもよい。熱可塑性樹脂2を
前記ベースシート1に押出し積層する場合であっても、
単体の原凹凸シートとする場合であっても、図2(b)
に示すように、冷却ロール12の表面に設けた凹凸14
に圧着された溶融熱可塑性樹脂2の圧着面に、図2
(c)に示すように原凹凸Rhが形成される。
【0011】次に、本発明の第二の工程について説明す
る。第二の工程は、板5の上に積層された薄紙の上に塗
布機を用いて電離放射線硬化性樹脂を塗布し、前記第一
の工程において作製した原凹凸シートHにより前記塗布
された電離放射線硬化性樹脂層4の表面に凹凸模様を転
移賦形すると共に前記電離放射線硬化性樹脂4を硬化さ
せた後に原凹凸シートHを剥離する工程である。さら
に、詳細に説明する。前記板5とは、化粧板の基材とな
るもので、用途等によって各種の素材からなる板が用い
られる。用いられる板としては、木材単板、木材合板、
パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質
板、石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、軽量発泡コン
クリート板、中空押出セメント板等のセメント板、パル
プセメント板、木片セメント板、硝子繊維強化コンクリ
ート板等の繊維セメント板、陶器、磁器、土器、琺瑯等
のセラミック板、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニ
ルゾル塗工鋼板、アルミニウム板、銅板等の金属板、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、
ポリメタアクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポ
リメタアクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合体、ポリカーボネート等の熱可塑性
樹脂板、フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂板、フェノール樹脂、尿素樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の樹脂
を、硝子繊維不織布、布帛、紙、その他各種繊維質基材
に含浸硬化して複合化したいわゆるFRP並びに、上記
各種基材の2種以上を接着剤、熱融合などの公知の手段
により積層した複合基材を用いてもよい。
る。第二の工程は、板5の上に積層された薄紙の上に塗
布機を用いて電離放射線硬化性樹脂を塗布し、前記第一
の工程において作製した原凹凸シートHにより前記塗布
された電離放射線硬化性樹脂層4の表面に凹凸模様を転
移賦形すると共に前記電離放射線硬化性樹脂4を硬化さ
せた後に原凹凸シートHを剥離する工程である。さら
に、詳細に説明する。前記板5とは、化粧板の基材とな
るもので、用途等によって各種の素材からなる板が用い
られる。用いられる板としては、木材単板、木材合板、
パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質
板、石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、軽量発泡コン
クリート板、中空押出セメント板等のセメント板、パル
プセメント板、木片セメント板、硝子繊維強化コンクリ
ート板等の繊維セメント板、陶器、磁器、土器、琺瑯等
のセラミック板、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニ
ルゾル塗工鋼板、アルミニウム板、銅板等の金属板、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、
ポリメタアクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポ
リメタアクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合体、ポリカーボネート等の熱可塑性
樹脂板、フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂板、フェノール樹脂、尿素樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の樹脂
を、硝子繊維不織布、布帛、紙、その他各種繊維質基材
に含浸硬化して複合化したいわゆるFRP並びに、上記
各種基材の2種以上を接着剤、熱融合などの公知の手段
により積層した複合基材を用いてもよい。
【0012】前記板5に積層する薄紙3としては、晒ク
ラフト紙、チタン紙、硫酸紙、グラシン紙、リンター
紙、石膏ボード紙等を用いることができる。これらの薄
紙を接着剤を介して前記板に積層する。この際、前記薄
紙3には、予め、その表面に木目柄等を印刷しておき、
前記印刷面の裏面と前記板5とを貼り合わせることが多
い。前記表面に印刷層を設けた(又は印刷層を設けな
い)薄紙3を積層された板5を、化粧板ベースPと記載
する。前記第二の工程では、この化粧板ベースPの薄紙
表面に電離放射線硬化性樹脂4を塗布し、前記電離放射
線硬化性樹脂4が硬化する前に、前記原凹凸シートHの
原凹凸Rh面を前記電離放射線硬化性樹脂4の塗布面に
重合積層する。前記原凹凸シートHと電離放射線硬化性
樹脂4を塗布した面とを積層した状態に保持したまま電
離放射線を照射して、電離放射線硬化性樹脂4を硬化さ
せる。電離放射線硬化性樹脂層4が硬化した後、原凹凸
シートHを剥離する。原凹凸シートHの剥離により、化
粧板ベースPに塗布された電離放射線硬化性樹脂層4の
表面に原凹凸Rhが転移賦形された凹凸模様Reが現れ
る。電離放射線硬化性樹脂4の塗布は、ロールコート、
カーテンコート等の公知の塗布方法を用いることができ
る。
ラフト紙、チタン紙、硫酸紙、グラシン紙、リンター
紙、石膏ボード紙等を用いることができる。これらの薄
紙を接着剤を介して前記板に積層する。この際、前記薄
紙3には、予め、その表面に木目柄等を印刷しておき、
前記印刷面の裏面と前記板5とを貼り合わせることが多
い。前記表面に印刷層を設けた(又は印刷層を設けな
い)薄紙3を積層された板5を、化粧板ベースPと記載
する。前記第二の工程では、この化粧板ベースPの薄紙
表面に電離放射線硬化性樹脂4を塗布し、前記電離放射
線硬化性樹脂4が硬化する前に、前記原凹凸シートHの
原凹凸Rh面を前記電離放射線硬化性樹脂4の塗布面に
重合積層する。前記原凹凸シートHと電離放射線硬化性
樹脂4を塗布した面とを積層した状態に保持したまま電
離放射線を照射して、電離放射線硬化性樹脂4を硬化さ
せる。電離放射線硬化性樹脂層4が硬化した後、原凹凸
シートHを剥離する。原凹凸シートHの剥離により、化
粧板ベースPに塗布された電離放射線硬化性樹脂層4の
表面に原凹凸Rhが転移賦形された凹凸模様Reが現れ
る。電離放射線硬化性樹脂4の塗布は、ロールコート、
カーテンコート等の公知の塗布方法を用いることができ
る。
【0013】前記電離放射線硬化性樹脂4の塗布は、薄
紙3の表面に電離放射線硬化性樹脂4を塗布して、該電
離放射線硬化性樹脂4が硬化する前に前記原凹凸シート
Hを前記塗布面に重合積層した状態において電離放射線
を照射して、電離放射線硬化性樹脂4を硬化し、前記原
凹凸シートHを剥離して電離放射線硬化性樹脂4の表面
に凹凸模様Reを転移賦形した凹凸付き薄紙とした後、
別工程において、板5と接着剤6を介して貼り合わせて
化粧板Sとしてもよい。さらに具体的に説明すると、図
5に示すような電離放射線硬化性樹脂4の塗布機20を
用いて、まず薄紙3を繰り出し塗布部において、電離放
射線硬化性樹脂4を塗布する。塗布方法は、種々の方法
があるが、例えば図5に示すようなロールコート方法等
が利用される。前記ロール方式の塗布においては、コー
ティングロールにより、前記印刷を施された薄紙等に電
離放射線硬化性樹脂4を塗布し、前記樹脂4が硬化する
前に前述の原凹凸シートHの原凹凸面Rhを重合する。
前記原凹凸シートHと薄紙に電離放射線硬化性樹脂4を
塗布した面とを重合した状態に保つ重合体保持ロール2
5に加圧したまま、電離放射線照射装置V1により、電
離放射線硬化性樹脂4を硬化させる。さらに、第二の照
射装置V2により、さらに硬化させた後、剥離部28に
おいて、原凹凸シートHを剥離すると、前記電離放射線
硬化性樹脂4の表面に凹凸模様Reを賦形された薄紙と
の積層体Lが得られる。前記硬化を確実にするために、
前記ロールから分離した積層体Lに電離放射線照射装置
V3により再度電離放射線を照射しても良い。
紙3の表面に電離放射線硬化性樹脂4を塗布して、該電
離放射線硬化性樹脂4が硬化する前に前記原凹凸シート
Hを前記塗布面に重合積層した状態において電離放射線
を照射して、電離放射線硬化性樹脂4を硬化し、前記原
凹凸シートHを剥離して電離放射線硬化性樹脂4の表面
に凹凸模様Reを転移賦形した凹凸付き薄紙とした後、
別工程において、板5と接着剤6を介して貼り合わせて
化粧板Sとしてもよい。さらに具体的に説明すると、図
5に示すような電離放射線硬化性樹脂4の塗布機20を
用いて、まず薄紙3を繰り出し塗布部において、電離放
射線硬化性樹脂4を塗布する。塗布方法は、種々の方法
があるが、例えば図5に示すようなロールコート方法等
が利用される。前記ロール方式の塗布においては、コー
ティングロールにより、前記印刷を施された薄紙等に電
離放射線硬化性樹脂4を塗布し、前記樹脂4が硬化する
前に前述の原凹凸シートHの原凹凸面Rhを重合する。
前記原凹凸シートHと薄紙に電離放射線硬化性樹脂4を
塗布した面とを重合した状態に保つ重合体保持ロール2
5に加圧したまま、電離放射線照射装置V1により、電
離放射線硬化性樹脂4を硬化させる。さらに、第二の照
射装置V2により、さらに硬化させた後、剥離部28に
おいて、原凹凸シートHを剥離すると、前記電離放射線
硬化性樹脂4の表面に凹凸模様Reを賦形された薄紙と
の積層体Lが得られる。前記硬化を確実にするために、
前記ロールから分離した積層体Lに電離放射線照射装置
V3により再度電離放射線を照射しても良い。
【0014】前記剥離部28において、積層体Lと剥離
した原凹凸シートは、使用済みの原凹凸シートH′とし
て巻き取る。前記積層体Lは別の工程において、板5と
接着剤を介して貼り合わせて化粧板Sとすることができ
る。
した原凹凸シートは、使用済みの原凹凸シートH′とし
て巻き取る。前記積層体Lは別の工程において、板5と
接着剤を介して貼り合わせて化粧板Sとすることができ
る。
【0015】本発明において用いる電離放射線硬化性樹
脂4としては、分子中に重合性不飽和結合又は、エポキ
シ基を有するプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単
量体を適宜混合した組成物を用いる。
脂4としては、分子中に重合性不飽和結合又は、エポキ
シ基を有するプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単
量体を適宜混合した組成物を用いる。
【0016】プレポリマー、オリゴマーの例としては、
不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不飽
和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポリ
エーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、
メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン
アクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオール
アクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート
類等がある。
不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不飽
和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポリ
エーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、
メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン
アクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオール
アクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート
類等がある。
【0017】前記単量体の例としては、スチレン、αー
メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸ー2ーエチルヘキシル、アクリル酸メト
キシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニル
等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
メトキシエチル、メタクリル酸エトキシエチル、メタク
リル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル
酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルア
ミノ)エチル、メタクリル酸ー2−(N、N−ジメチル
アミノ)エチル、メタクリル酸ー2−(N,N−ジメチ
ルアミノ)メチル、アクリル酸ー2−(N,N−ジエチ
ルアミノ)プロピル等の不飽和酸の置換アミノアルコー
ルエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等の
不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオベ
チルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート等の化合
物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールアクリレート、プロピレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等
の多官能性化合物、及び/又は、分子中に2個以上のチ
オール基を有するポリチオール化合物、例えば、トリメ
チロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロー
ルプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトー
ルテトラチオグリコール等がある。
メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸ー2ーエチルヘキシル、アクリル酸メト
キシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニル
等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
メトキシエチル、メタクリル酸エトキシエチル、メタク
リル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル
酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルア
ミノ)エチル、メタクリル酸ー2−(N、N−ジメチル
アミノ)エチル、メタクリル酸ー2−(N,N−ジメチ
ルアミノ)メチル、アクリル酸ー2−(N,N−ジエチ
ルアミノ)プロピル等の不飽和酸の置換アミノアルコー
ルエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等の
不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオベ
チルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート等の化合
物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールアクリレート、プロピレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等
の多官能性化合物、及び/又は、分子中に2個以上のチ
オール基を有するポリチオール化合物、例えば、トリメ
チロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロー
ルプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトー
ルテトラチオグリコール等がある。
【0018】以上の化合物を必要に応じ1種もしくは2
種以上混合して用いるが、樹脂組成物に通常の塗工適性
を付与するために、前記プレポリマー又はオリゴマーを
5重量%以上、前記単量体及び/又はポリチオールを95
重量%以下とすることが好ましい。単量体の選定に際し
ては、硬化物の可撓性が要求される場合は塗工適性上支
障の無い範囲で単量体の量を少なめにしたり、1官能又
は2官能アクリレート単量体を用い比較的低架橋密度の
構造とする。又、硬化物の耐熱性、硬度、耐溶剤性等を
要求される場合には塗工適性上支障の無い範囲で単量体
の量を多めにしたり、3官能以上のアクリレート系単量
体を用い高架橋密度の構造とするのが好ましい。1,2
官能単量体と3官能以上の単量体を混合し塗工適性と硬
化物の物性とを調整することもできる。
種以上混合して用いるが、樹脂組成物に通常の塗工適性
を付与するために、前記プレポリマー又はオリゴマーを
5重量%以上、前記単量体及び/又はポリチオールを95
重量%以下とすることが好ましい。単量体の選定に際し
ては、硬化物の可撓性が要求される場合は塗工適性上支
障の無い範囲で単量体の量を少なめにしたり、1官能又
は2官能アクリレート単量体を用い比較的低架橋密度の
構造とする。又、硬化物の耐熱性、硬度、耐溶剤性等を
要求される場合には塗工適性上支障の無い範囲で単量体
の量を多めにしたり、3官能以上のアクリレート系単量
体を用い高架橋密度の構造とするのが好ましい。1,2
官能単量体と3官能以上の単量体を混合し塗工適性と硬
化物の物性とを調整することもできる。
【0019】以上のような1官能アクリレート系単量体
としては、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシル
アクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙げ
られる。2官能アクリレート系単量体としては、エチレ
ングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート等が、3官能以上のアクリレート系単
量体としてはトリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
としては、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシル
アクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙げ
られる。2官能アクリレート系単量体としては、エチレ
ングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート等が、3官能以上のアクリレート系単
量体としてはトリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
【0020】また、硬化物の可撓性、表面硬度等の物性
を調節するために前記プレポリマー、オリゴマー、単量
体のすくなくとも1種に対して、以下のような電離放射
線非硬化性樹脂を 1〜70重量%、好ましくは 5〜50重量
%、混合して用いることができる。
を調節するために前記プレポリマー、オリゴマー、単量
体のすくなくとも1種に対して、以下のような電離放射
線非硬化性樹脂を 1〜70重量%、好ましくは 5〜50重量
%、混合して用いることができる。
【0021】特に紫外線で硬化させる場合には前記電離
放射線硬化性樹脂組成物に光重合開始剤として、アセト
フェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベ
ンゾエート、αーアミロキシムエステル、テトラメチル
メウラムモノサルファイド、チオキサントン類、及び/
又は光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリーn−ブチルホスフィン等を混合して用いるこ
ともできる。
放射線硬化性樹脂組成物に光重合開始剤として、アセト
フェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベ
ンゾエート、αーアミロキシムエステル、テトラメチル
メウラムモノサルファイド、チオキサントン類、及び/
又は光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリーn−ブチルホスフィン等を混合して用いるこ
ともできる。
【0022】本発明において、電離放射線硬化性樹脂4
の硬化のために用いる電離放射線とは、電磁波又は荷電
粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を
有するものを意味し、通常紫外線、または電子線が用い
られる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀
灯、低圧水銀灯、カーーボンアーク、ブラックライトラ
ンプ、メタルハライドランプ等の光源を用いる。また、
電子線源としてはコックロフトワルトン型、バンデグラ
フ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは直線
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器
を用い、100 〜1000KeV 好ましくは100 〜300KeVのエネ
ルギーを持つ電子を照射する。なお照射線量は、通常0.
5 〜30Mrad程度である。
の硬化のために用いる電離放射線とは、電磁波又は荷電
粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を
有するものを意味し、通常紫外線、または電子線が用い
られる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀
灯、低圧水銀灯、カーーボンアーク、ブラックライトラ
ンプ、メタルハライドランプ等の光源を用いる。また、
電子線源としてはコックロフトワルトン型、バンデグラ
フ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは直線
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器
を用い、100 〜1000KeV 好ましくは100 〜300KeVのエネ
ルギーを持つ電子を照射する。なお照射線量は、通常0.
5 〜30Mrad程度である。
【0023】本発明により得られる化粧板Sは、その表
面の電離放射線硬化性樹脂4にシャープな凹凸模様Re
が賦形される。さらに、化粧板Sの製造面においては、
予め、原凹凸シートHとして原凹凸Rhを製造しておく
ことにより、化粧板Sを製造する度に必要なエンボスロ
ールを塗布機に装着する必要がない。また、必要とする
化粧板Sの巾に相応した巾の原凹凸シートHを、スリッ
ターにより用意することができるので、無駄な巾の化粧
板Sとすることを避けることができる。賦形を終了した
原凹凸シートHは、その原凹凸Rhが破壊または損傷す
ることもなくそのまま残ることになる。従って、再度同
一の目的に原凹凸シートH′として使用することが可能
である。再度の使用をしない場合、熱可塑性樹脂単体か
らなる原凹凸シートHであれば、化粧板Sの製造に使用
後、再溶融して別の用途に用いることができる。ベース
シート1に熱可塑性樹脂2を押出した積層タイプの原凹
凸シートHであれば、熱可塑性樹脂層2をベースシート
1との界面で剥離して、剥離して熱可塑性樹脂の単一組
成となった状態で別の用途に再利用することができる。
この場合には、原凹凸シートHの製造工程において、ベ
ースシート1に熱可塑性樹脂2を押出コートする際に、
ベースシートと熱可塑性樹脂層2との界面において易剥
離性としておくことが望ましい。
面の電離放射線硬化性樹脂4にシャープな凹凸模様Re
が賦形される。さらに、化粧板Sの製造面においては、
予め、原凹凸シートHとして原凹凸Rhを製造しておく
ことにより、化粧板Sを製造する度に必要なエンボスロ
ールを塗布機に装着する必要がない。また、必要とする
化粧板Sの巾に相応した巾の原凹凸シートHを、スリッ
ターにより用意することができるので、無駄な巾の化粧
板Sとすることを避けることができる。賦形を終了した
原凹凸シートHは、その原凹凸Rhが破壊または損傷す
ることもなくそのまま残ることになる。従って、再度同
一の目的に原凹凸シートH′として使用することが可能
である。再度の使用をしない場合、熱可塑性樹脂単体か
らなる原凹凸シートHであれば、化粧板Sの製造に使用
後、再溶融して別の用途に用いることができる。ベース
シート1に熱可塑性樹脂2を押出した積層タイプの原凹
凸シートHであれば、熱可塑性樹脂層2をベースシート
1との界面で剥離して、剥離して熱可塑性樹脂の単一組
成となった状態で別の用途に再利用することができる。
この場合には、原凹凸シートHの製造工程において、ベ
ースシート1に熱可塑性樹脂2を押出コートする際に、
ベースシートと熱可塑性樹脂層2との界面において易剥
離性としておくことが望ましい。
【0024】本発明により得られた化粧板Sの凹凸模様
Reの上に、さらに、帯電防止、光沢その他の目的等の
オーバーコートを施してもよい。本発明により得られる
化粧板Sは、その表面の凹凸模様はシャープであり、意
匠性の高いものである。この化粧板は、例えば、室内用
家具(箪笥等)の表装材として用いることができる。
Reの上に、さらに、帯電防止、光沢その他の目的等の
オーバーコートを施してもよい。本発明により得られる
化粧板Sは、その表面の凹凸模様はシャープであり、意
匠性の高いものである。この化粧板は、例えば、室内用
家具(箪笥等)の表装材として用いることができる。
【0025】
【実施例】原凹凸シートのベースシートとして、厚さ25
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム ルミラー
T−91(東レ株式会社製 商品名)を用い、図4と同
じ押出機10によりポリプロピレン樹脂を( 平均膜圧と
して70μm) 溶融押出しにより積層した。冷却ロール表
面に設けた木目模様の凹凸の深さは、1 〜30μmの範囲
であった。賦形されたポリプロピレン表面の原凹凸Rh
は、1 〜25μmであり、冷却ロール表面の凹凸の範囲よ
りも若干狭い範囲を示した。30g/m2のチタン紙に木目柄
を印刷した印刷を設け、2液硬化肩尿素重合系接着剤を
用いて2.5mm 厚の合板に貼り合わせた化粧板ベースを作
製する。次に前記印刷層の表面に、紫外線硬化性樹脂と
して、ウレタンアクリレート系樹脂をカーテンフローコ
ーターを用いて、その膜厚さが150 μmとなるように塗
布し、該塗布面に原凹凸シートの凹凸面と面合わせする
ように重合し、原凹凸シートH側から、80W/cm オゾン
レス紫外線ランプを2灯設置した装置中を10m/min の速
度で通過させて前記樹脂4を硬化させた後、前記原凹凸
シートを剥離した。その結果、前記紫外線硬化樹脂の表
面に凹凸模様Reが転移賦形された。
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム ルミラー
T−91(東レ株式会社製 商品名)を用い、図4と同
じ押出機10によりポリプロピレン樹脂を( 平均膜圧と
して70μm) 溶融押出しにより積層した。冷却ロール表
面に設けた木目模様の凹凸の深さは、1 〜30μmの範囲
であった。賦形されたポリプロピレン表面の原凹凸Rh
は、1 〜25μmであり、冷却ロール表面の凹凸の範囲よ
りも若干狭い範囲を示した。30g/m2のチタン紙に木目柄
を印刷した印刷を設け、2液硬化肩尿素重合系接着剤を
用いて2.5mm 厚の合板に貼り合わせた化粧板ベースを作
製する。次に前記印刷層の表面に、紫外線硬化性樹脂と
して、ウレタンアクリレート系樹脂をカーテンフローコ
ーターを用いて、その膜厚さが150 μmとなるように塗
布し、該塗布面に原凹凸シートの凹凸面と面合わせする
ように重合し、原凹凸シートH側から、80W/cm オゾン
レス紫外線ランプを2灯設置した装置中を10m/min の速
度で通過させて前記樹脂4を硬化させた後、前記原凹凸
シートを剥離した。その結果、前記紫外線硬化樹脂の表
面に凹凸模様Reが転移賦形された。
【0026】本実施例においては、図2に示すように、
前記凹凸模様Reの凹部分に木目導管色の樹脂8をワイ
ピングし、さらに表面保護層9として、半艶のウレタン
系樹脂をコートし、表面に木目導管の凹凸を有する化粧
板Sを得ることができた。得られた化粧板Sの電離放射
線硬化性樹脂層4の表面に形成された凹凸模様Reは、
従来の方法によるエンボスに比べて、初期の目的とした
凹凸模様に近いよりシャープな凹凸模様となり、また、
安定した品質の化粧板を製造することができた。
前記凹凸模様Reの凹部分に木目導管色の樹脂8をワイ
ピングし、さらに表面保護層9として、半艶のウレタン
系樹脂をコートし、表面に木目導管の凹凸を有する化粧
板Sを得ることができた。得られた化粧板Sの電離放射
線硬化性樹脂層4の表面に形成された凹凸模様Reは、
従来の方法によるエンボスに比べて、初期の目的とした
凹凸模様に近いよりシャープな凹凸模様となり、また、
安定した品質の化粧板を製造することができた。
【0027】
【発明の効果】本発明による化粧板は、従来のエンボス
法と比較して、よりシャープな凹凸模様が賦形された表
面となり、その意匠効果は向上した。また、従来の方法
における電離放射線硬化性樹脂の塗布ユニットの後に位
置した凹凸を設けた賦形ロールを装着する必要がなくな
り、作業の合理化となった。本発明による原凹凸シート
Hを用意しておけば、化粧板Sの製造の度に前記賦形ロ
ールを装着する手間がなくなり、また、その賦形の巾も
前記原凹凸シートを必要な巾にスリットしておくだけで
よいため、製造の際、自由な巾の化粧板とすることがで
きる。さらに、板5に貼り合わせする前の巻取状の薄紙
に電離放射線硬化性樹脂4を塗布して、同じく巻き取り
状の原凹凸シートHを重合する方法とすれば、電離放射
線硬化性樹脂層への賦形の終わった原凹凸シートHの原
凹凸は、壊れるわけではないから繰り返しの使用が可能
である。よしんば、1回使用であっても、再溶融して再
利用(本用途または別用途)ができる。
法と比較して、よりシャープな凹凸模様が賦形された表
面となり、その意匠効果は向上した。また、従来の方法
における電離放射線硬化性樹脂の塗布ユニットの後に位
置した凹凸を設けた賦形ロールを装着する必要がなくな
り、作業の合理化となった。本発明による原凹凸シート
Hを用意しておけば、化粧板Sの製造の度に前記賦形ロ
ールを装着する手間がなくなり、また、その賦形の巾も
前記原凹凸シートを必要な巾にスリットしておくだけで
よいため、製造の際、自由な巾の化粧板とすることがで
きる。さらに、板5に貼り合わせする前の巻取状の薄紙
に電離放射線硬化性樹脂4を塗布して、同じく巻き取り
状の原凹凸シートHを重合する方法とすれば、電離放射
線硬化性樹脂層への賦形の終わった原凹凸シートHの原
凹凸は、壊れるわけではないから繰り返しの使用が可能
である。よしんば、1回使用であっても、再溶融して再
利用(本用途または別用途)ができる。
【図1】本発明による化粧板の実施例をそれぞれの断面
図で示したもので、(a)製品、(b)原凹凸シートお
よび電離放射線硬化性樹脂塗布直後の化粧板、(c)原
凹凸シートの凹凸面と電離放射線硬化性樹脂塗布面とを
重合加圧した状態、(d)電離放射線硬化性樹脂を硬化
後、原凹凸シートを剥離する状態
図で示したもので、(a)製品、(b)原凹凸シートお
よび電離放射線硬化性樹脂塗布直後の化粧板、(c)原
凹凸シートの凹凸面と電離放射線硬化性樹脂塗布面とを
重合加圧した状態、(d)電離放射線硬化性樹脂を硬化
後、原凹凸シートを剥離する状態
【図2】本発明により得られた化粧板にワイピング加工
を施し、かつ、表面保護層を設けた実施例の断面図
を施し、かつ、表面保護層を設けた実施例の断面図
【図3】本発明の別の製造方法を示す各断面図で、
(a)原凹凸シートと印刷された薄紙に電離放射線硬化
性樹脂を塗布した状態、(b)原凹凸シートの凹凸面と
前記塗布面とを重合した状態、(c)表面の電離放射線
硬化性樹脂層に凹凸を賦形された薄紙および板、(d)
得られた化粧板
(a)原凹凸シートと印刷された薄紙に電離放射線硬化
性樹脂を塗布した状態、(b)原凹凸シートの凹凸面と
前記塗布面とを重合した状態、(c)表面の電離放射線
硬化性樹脂層に凹凸を賦形された薄紙および板、(d)
得られた化粧板
【図4】本発明において、熱可塑性樹脂への原凹凸模様
の形成方法を説明する、(a)概念図、(b)Y1 部分
の拡大図、(c)Y2 部分の拡大図
の形成方法を説明する、(a)概念図、(b)Y1 部分
の拡大図、(c)Y2 部分の拡大図
【図5】本発明の別の化粧板の製造方法を説明する概念
図
図
S 化粧板 H 原凹凸シート P 化粧板ベース Rh 原凹凸 Re 化粧板の表面に形成された凹凸模様 V 電離放射線照射装置 1 ベースシート 2 熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂層 3 薄紙 4 電離放射線硬化性樹脂層 5 板 6 接着剤層 7 印刷インキ 8 ワイピングインキ 9 表面保護層 10 押出機 11 押出機ダイ 12 冷却ロール 13 加圧ロール 14 冷却ロール面に設けた凹凸 15 ガイドロール 20 電離放射線硬化性樹脂の塗布機 21 コーティングロール 22 バックアップロール 23 コート液パン 25 積層体保持ロール 26 加圧ロール 27 ガイドロール 28 積層体分離部
Claims (4)
- 【請求項1】 表面層を構成する電離放射線硬化性樹脂
面に、熱可塑性樹脂に賦形された原凹凸を転移して得ら
れる凹凸模様を有することを特徴とする化粧板。 - 【請求項2】 表面に凹凸を有する冷却ロールと平滑な
ロールとの間にベースシートを通し、前記ベースシート
と表面に凹凸を有する冷却ロールの間に熱可塑性樹脂を
押出機で押出し冷却して、凹凸を賦形した原凹凸シート
を作成する第一工程と、板に接着剤により積層された薄
紙の表面に電離放射線硬化性樹脂を塗布し、該塗布面上
に前記原凹凸シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を
照射して前記電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重
合した原凹凸シートを剥離する第二工程からなることを
特徴とする化粧板の製造方法。 - 【請求項3】 前記第二工程における電離放射線硬化性
樹脂を板と積層されていない薄紙に塗布し、前記原凹凸
シートの凹凸面を重ね合わせ電離放射線を照射して前記
電離放射線硬化性樹脂を硬化させ、前記重合した原凹凸
シートを剥離した後、板と接着剤により積層することを
特徴とする前記請求項2記載の化粧板の製造方法。 - 【請求項4】 前記第一工程が、表面に凹凸を有する冷
却ロールと平滑なロールとの間に熱可塑性樹脂を押出機
で押出し冷却することからなることを特徴とする請求項
2または請求項3記載の化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30331997A JPH11115142A (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30331997A JPH11115142A (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11115142A true JPH11115142A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17919546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30331997A Withdrawn JPH11115142A (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11115142A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010058395A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Oji Tokushushi Kk | 剥離紙及びその製造方法、並びに剥離紙を用いた粘着シート及び粘着シート巻回体 |
-
1997
- 1997-10-20 JP JP30331997A patent/JPH11115142A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010058395A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Oji Tokushushi Kk | 剥離紙及びその製造方法、並びに剥離紙を用いた粘着シート及び粘着シート巻回体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |