JP2002347399A - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents

化粧シート及び化粧材

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JP2002347399A JP2001153667A JP2001153667A JP2002347399A JP 2002347399 A JP2002347399 A JP 2002347399A JP 2001153667 A JP2001153667 A JP 2001153667A JP 2001153667 A JP2001153667 A JP 2001153667A JP 2002347399 A JP2002347399 A JP 2002347399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の電子線硬化性樹脂塗料による表面塗膜
でも、耐擦傷性、耐摩耗性を良くし、また目痩せも目立
ち難くくする。 【解決手段】 化粧シートSは、基材シート2上に、平
面視形状が有限長の蛇行した曲線分の集合体から成り、
且つ横断面形状が上に凸の連続曲線から成る、架橋硬化
樹脂の凹凸模様1を設ける。曲線分形状は、平面視形状
が、例えば、幅0.1〜1.5mm、外接円直径1〜1
0mm、隣接する曲線分同士の最短距離0.1〜1m
m、横断面形状にて凹凸模様の高さ5〜50μmの形状
等とすると良い。化粧シートSを適宜接着剤層4を介し
て被着基材Bに積層すれば化粧材Dとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐擦傷性及び耐摩
耗性に優れ、且つ目痩せも目立ち難い化粧シートと化粧
材に関する。
【0002】
【従来の技術】紙や樹脂シート等を用いた化粧シート、
或いは該化粧シートを被着基材に貼着した板状等の化粧
材が、建築物内装材、建具等の各種用途で使用されてい
る。そして、通常、化粧シートや化粧材には、表面強度
として耐擦傷性及び耐摩耗性が要求されることが多い。
この為、化粧シート或いは化粧材の表面には、従来か
ら、例えば下記の化粧シート(塗工紙)の如く、2液硬
化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂等による硬質塗膜層
を、全面に厚み均一に塗布形成したものが用いられて来
た。
【0003】(1)特開昭53−64289号公報で
は、紙の基材シートに絵柄印刷した化粧紙の表面に、熱
硬化型ウレタン樹脂や光硬化型不飽和ポリエステル樹脂
等による塗料の硬質塗膜層を設けた化粧シートを開示し
ている。 (2)特公昭49−31033号公報では、化粧紙の表
面に、不飽和ポリエステル樹脂塗料を電子線で硬化させ
た硬質塗膜層を設けた化粧シートを開示している。 (3)特許第2856862号公報では、化粧紙の表面
に、電子線等で硬化する電離放射線硬化性樹脂中にシリ
コーンアクリレート系滑剤をエマルション分散した塗料
を、電子線等で硬化させた硬質塗膜層を設けた化粧シー
トを開示している。 (4)特許第2740943号公報では、化粧紙の表面
に、電子線等で硬化する電離放射線硬化性樹脂中にα−
アルミナ等の球形粒子を分散した塗料を、電子線等で硬
化させた硬質塗膜層を設けた化粧シートを開示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報で開示される様な化粧シートでは、いずれも、次の様
な欠点を有していた。すなわち、上記(1)の様な硬質
塗膜層を設けた化粧シートでは、耐擦傷性及び耐摩耗性
が不十分であった。また、特に、化粧紙、塗工紙等の基
材シートが紙等で薄い化粧シートの場合では、ラワン合
板、パーチクルボード等の木質基板等の被着基材に化粧
シートを貼着して化粧材とした場合に、被着基材表面の
導管等の凹凸が化粧シート表面にまで浮き出て目立って
しまう、所謂「目痩せ」という不具合が起き易かった。
また、上記(2)の化粧シートでは、耐擦傷性及び耐摩
耗性は、(1)よりかは改善するが、なお不十分である
上、目痩せも目立った。また、上記(3)の化粧シート
では、耐擦傷性及び耐摩耗性は、(2)に比べて十分に
改善する。しかし、目痩せが目立つ上、塗料が添加物の
点で特殊な物となる為、製造原価が上昇し、また、製造
・入手の難度が高いという問題もあった。そして、上記
(4)の化粧シートでは、耐擦傷性及び耐摩耗性は、上
記(2)に比べて更に大幅に改善し満足できる状態とな
る。しかし、目痩せが目立った。しかも、(3)同様に
塗料が特殊な物となる為、やはり、製造原価が上昇し、
また、製造・入手の難度が高いという問題もあった。
【0005】すなわち、本発明の課題は、特に化粧紙等
の化粧シート、或いはそれを貼着した化粧材に於いて、
特殊な塗料は用いず通常の電子線硬化性樹脂塗料の使用
によって、耐擦傷性及び耐摩耗性を、従来の通常の電子
線硬化性樹脂塗膜による場合よりも十分に改善すると共
に、なお且つ目痩せが目立ち難くくする事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の化粧シートは、基材シート上に架橋硬
化樹脂の凹凸模様が形成されてなる化粧シートであっ
て、該凹凸模様は、平面視形状が有限長の蛇行した曲線
分の集合体から成り、且つ横断面形状が上に凸の連続曲
線から成る構成とした。
【0007】この様な構成として、化粧シート表面に設
ける樹脂塗膜を、全面均一な厚さでは無く、特定の樹脂
と形状から成る凹凸模様として設ける事により、化粧シ
ート表面と接触する他の物体から及ぼされる該表面に加
わる応力が該凹凸模様で分散し、表面に傷が付き難くで
きる。また、これに加えて、傷が付いたとしても、該傷
が特定の表面凹凸模様によって、視覚的に目立ち難くな
る。その為、通常の架橋硬化樹脂を用いても、従来の如
く全面平滑、均一厚みの塗膜を形成した化粧シートに比
べて、耐擦傷性及び耐摩耗性に優れた化粧シートにでき
る。しかも、化粧シートを被着基材に貼着時に該化粧シ
ートを介して表面に浮き出した凹凸による目痩せが起き
たとしても、特定形状の凹凸模様によって、視覚的に目
痩せを目立ち難くできる。また、表面の凹凸模様は架橋
硬化樹脂からなるので、表面の耐汚染性も良好となる。
【0008】また、本発明の化粧シートは、上記構成に
おいて、前記曲線分は、更に、途中で蛇行するか又は蛇
行し無い曲線分の分岐を有する構成とした。この様な構
成とすることで、分岐部分の曲線分によって、曲線分の
形状をより等方的且つ乱雑な形状とできるので、目痩せ
を目立ち難くしつつ、耐擦傷性及び耐摩耗性をより確実
に改善することができる。
【0009】また、本発明の化粧シートは、上記いずれ
かの構成において、前記曲線分は、平面視形状に於い
て、幅が0.1〜1.5mm、外接円直径が1〜10m
m、隣接する曲線分同士の最短距離が0.1〜1mmで
あり、且つ横断面形状に於いて凹凸模様の高さが5〜5
0μmである構成とした。この様な構成とすることで、
その凹凸模様の特定された大きさによって、被着基材の
表面凹凸を微細な凹凸模様の凹凸で変調し、且つ該凹凸
模様自体も視覚的に目立ち難くなる為、被着基材の表面
凹凸を視覚的に散逸させることとなり、目痩せを目立ち
難くしつつ、耐擦傷性及び耐摩耗性をより確実に改善す
ることができる。
【0010】また、本発明の化粧シートは、上記いずれ
かの構成において、前記基材シートと前記凹凸模様との
間に、架橋硬化樹脂から成る下塗塗膜層を有する構成と
した。この様な構成とすることで、凹凸模様の曲線分以
外の部分で、基材シートが露出するのを防ぎ、基材シー
ト露出に起因する耐擦傷性及び耐摩耗性の低下を防ぎ、
また、耐汚染性の低下を防ぐこともできる。
【0011】また、本発明の化粧シートは、上記いずれ
かの構成において、前記基材シートと前記凹凸模様との
間、或いは前記基材シートと上記下塗塗膜層との間に、
絵柄インキ層を有する構成とした。この様な構成とする
ことで、表現される絵柄によって、より高意匠な化粧シ
ートにできる。しかも、該絵柄は、凹凸模様の下側とな
るので、絵柄の耐擦傷性及び耐摩耗性も優れている。
【0012】また、本発明の化粧材は、被着基材上に、
上記いずれかの化粧シートを、その基材シートが被着基
材と対向する向きで積層して成る構成とした。この様な
構成とすることで、それぞれで用いる各化粧シートによ
る上述効果が、各々の化粧材において得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面を参
照しながら実施の形態を説明する。
【0014】〔概要〕図3は本発明の化粧シートS(被
着基材貼着済み)と化粧材Dの一形態を例示する斜視図
である。同図で例示される本発明の化粧シートSは、上
記特定樹脂及び特定形状からなる凹凸模様1が、基材シ
ート2上に、全面の下塗塗膜層3を介して、形成された
構成である。凹凸模様1(曲線分)が無い部分は、基材
シート2上の下塗塗膜層3が露出している。そして、同
図に例示される本発明の化粧材Dは、該化粧シートS
が、接着剤層4を介して被着基材Bに貼着された構成で
ある。なお、図3に例示の構成では、絵柄インキ層は無
いが、絵柄インキ層を設けても良い。この場合、耐擦傷
性及び耐摩耗性の点から、凹凸模様1の下側が好まし
く、また、下塗塗膜層が有る場合は、該下地塗膜層の下
側がより好ましい。
【0015】以下、更に、本発明について、詳述する。
【0016】〔凹凸模様〕凹凸模様1は、平面視形状
が、有限長且つ有限幅の曲線分(曲線の線分)を成し、
横断面形状が上(図面上方)に凸の連続曲線を成す凸状
部の集合体である。しかも、該曲線分は、蛇行する。す
なわち、平面視形状が連続して交互に左右に湾曲してい
る。言いかえれば、交互に曲率中心が左右に反転してい
る。また、該曲線分は、途中に、蛇行するか或いは蛇行
し無い曲線分が1個以上分岐していても良い。また、一
部蛇行し無い曲線分、すなわち直線分が、混在していて
も良いく、このような線分も本発明で言う曲線分に含
む。
【0017】図1は、本発明の凹凸模様の形状の詳細を
説明する説明図である。同図にて、曲線分Lにいつて、
幅Lw〔図1(C)〕、外接円直径Ld〔図1
(B)〕、隣接する曲線分同士の最短距離Ls〔図1
(D)〕、凹凸模様の高さLh〔図1(E)〕、及び振
幅La/2〔図1(A)〕、また、断面形状に於ける上
に凸の連続曲線C〔図1(F)〕を概念的に示す。これ
らの分図にて、図1(E)と図1(F)は断面図である
が、これ以外は平面図である。なお、高さLhは凹凸模
様自体の高さであり、この凹凸模様の高さLhは、目痩
せを目立ち難くすることに寄与する。一方、耐摩耗性及
び耐擦傷性には、架橋硬化樹脂の総厚が寄与する。従っ
て、もし、架橋硬化樹脂から成る下塗塗膜層が存在しな
い場合は、凹凸模様の高さLhのみが耐摩耗性及び耐擦
傷性に寄与し、下塗塗膜層が存在する場合は、下塗塗膜
層と凹凸模様の総厚が耐摩耗性及び耐擦傷性に寄与す
る。
【0018】そして、図2は、凹凸模様の平面視形状の
一具体例を示す図であり、4倍に拡大して示した平面図
である。
【0019】凹凸模様を成す曲線分の大きさは、該凹凸
模様を形成する架橋硬化樹脂として通常の架橋硬化樹脂
を用いて、従来の架橋硬化樹脂塗膜に比べて、十分な耐
擦傷性、及び耐摩耗性を得ると共に、被着基材表面凹凸
による目痩せ防止効果を得ると言う、本発明の作用効果
上、好ましい範囲は、以下の通りである。但し、個々の
具体的実用上に於いて、本発明の作用効果を享受し得る
ならば、この範囲から多少外れた数値であっても良い。
【0020】すなわち、凹凸模様の大きさを表すパラメ
ータは以下の通りである。平面視形状に於いて、曲線分
の振幅は全振幅(最大値−最小値)Laの1/2で定義
されるが、La/2=0.5〜5mm、曲線分の外接円
直径Ld=1〜10mm(これは、曲線分の空間的な広
がりを表す)、曲線分の幅Lw=0.1〜1mm、隣接
する曲線分間の最短距離Ls=0.1〜1mm、且つ、
横断面形状に於いて曲線分の凹凸模様の高さLh=5〜
50μmである。
【0021】また、曲線分の形状は、円弧、楕円弧、正
弦波、ベッセル関数曲線、楕円関数曲線等の関数曲線
(の一部)、これらの関数曲線を(振幅、周波数、或い
は位相)変調したもの、これら関数曲線のうち異種のも
の同士2種以上の組合わせ、或いはランダムな曲線等が
用いられる。曲線としては、閉曲線を原則とするが、一
部閉曲線が混在しても良い。
【0022】なお、曲線分の集合体内に於いて、個々の
曲線分に関する数値は、全て同一では無く、最大限、上
記数値範囲内で乱雑(ランダム)な分布とするのが、凹
凸模様による耐摩耗性や耐擦傷性の強度ムラを与えない
点で、及び、凹凸模様に視覚的な不均一感を与えて、ム
ラを感じさせない点で、好ましい。
【0023】上述の如き凹凸模様の形成方法は、特に限
定されるものではないが、例えば、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷等の十分な膜厚のインキを着肉できる
公知の印刷法で形成できる。また、次に述べる、円筒状
で成形型となる成形版胴と基材シート間でインキを硬化
させてから基材シートを剥離し、基材シート上に凹凸模
様を形成する方法(ここでは、これを「成形版胴法」と
呼ぶことにする。)によって、形成することもできる。
【0024】「成形版胴法」とは、特開昭57−873
18号公報、特公昭57−22755号公報、特公昭6
3−50066号公報、特開平7−32476号公報等
に開示されるものであって、成形版胴(ロール凹版、賦
形版とも呼称される)の凹凸形状を忠実に電離放射性硬
化性樹脂の硬化物に賦形する方法である。基本的には、
以下の工程からなる。
【0025】(1)表面に目的とする凹凸模様の凹凸形状
と同形状且つ逆凹凸の凹凸形状(凹凸模様)を形成した
円筒形状の版胴、つまり成形版胴を用意し、これを軸芯
の回りに回転させる。 (2)連続帯状の基材シートを、該版胴の周速度と同速度
で供給する。 (3)該基材シートと該版胴とを、その間に電離放射線硬
化性樹脂の未硬化液状組成物を介して重ね合わせて密着
させ、該液状組成物が該版胴の少なくとも凹部を完全に
充填する様にする。 (4)その状態のままで電離放射線を照射して、該液状組
成物を架橋、硬化させる。 (5)而る後に、基材シートを、それに接着し且つ版胴上
の凹凸形状による凹凸模様が賦形された電離放射線硬化
性樹脂の硬化物と共に剥離除去する。
【0026】以上の方法に於いて、成形型となる円筒形
状の成形版胴(以下、単に版胴とも言う)としては、公
知の凹版、グラビア版、エンボス版と基本的には、同様
の材料、同様の構造、同様の製法によるものを用いれば
良い。版の材料としては、通常は鉄、銅等の金属が用い
られる。但し、版胴内部から紫外線或いは可視光線を照
射する場合には、硝子、石英等の透明な材料を用いる。
版胴の軸芯の回りの回転駆動は、通常の輸転式グラビア
印刷機、輪転式エンボス機等と同様な機構、方法を用い
れば良い。基材シートの版胴への密着の為には、ゴム、
金属等のローラ(圧着ローラ)で圧着する。又基材シー
トの版胴からの剥離にもゴム、金属等のローラ(剥離ロ
ーラ)で押さえて剥離する。基材シートは、連続帯状の
ものを用いる。此の様な基材シートは巻出ロール(供給
ロール)から巻き出して、賦形後は巻取りロール(排紙
ロール)で巻き取る。
【0027】基材シートと版胴とを、その間に電離放射
線硬化性樹脂の未硬化液状組成物を介して重ね合わせて
密着させる態様としては、次の(1)〜(3)がある。
(1)先ず基材シート上に液状組成物を塗布し、次いで
該塗布面が版胴表面に向くようにして、該基材シートを
該版胴に重ね合わせる。(2)先ず版胴上に液状組成物
を塗布し、次いで該版胴上の塗布面に基材シートを重ね
合わせる。(3)先ず版胴上と基材シート上との各々に
液状組成物を塗布し、次いで該基材シートと該版胴とを
各々の塗布面が対向する様にして重ね合わせる。
【0028】版胴と基材シート間にある未硬化液状組成
物への電離放射線の照射の態様としては、次の(A)と
(B)がある。(A)電離放射線に対して透明な基材シ
ートを選び(例えば、紫外線に対してはポリプロピレン
基材シート、電子線に対しては薄葉紙を選択)、基材シ
ート側から照射する。(B)電離放射線に対して透明な
版胴を選び(例えば、紫外線に対して石英の版胴を選
択)、版胴の内部から照射する。
【0029】電離放射線硬化性樹脂組成物の未硬化液状
組成物を版胴、或いは基材シートに塗工するには公知の
各種方法、例えば、ロールコート、カーテンフローコー
ト、Tダイコート等の方法を用る。特に版胴塗工の場合
はインキパン中の液状組成物に、回転する版胴を浸漬さ
せる(所謂ドブ浸け)も可能である。
【0030】尚、ここで電離放射線としては、電磁波又
は荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー
を有するものを意味し、紫外線、可視光線、X線、電子
線、α線等があるが、通常紫外線、又は電子線が用いら
れる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、
低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライトラン
プ、メタルハライドランプ等の光源が使用される。電子
線源としては、コッククロフトワルトン型、バンデグラ
フト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは、直
線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速
器を用い、100〜1000keV、好ましくは、10
0〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射するも
のが使用される。
【0031】〔基材シート〕基材シート2としては、例
えば、紙、不織布、熱可塑性樹脂シート、或いはこれら
の積層体等が使用される。
【0032】なお、紙としては、例えば、薄葉紙、クラ
フト紙、上質紙、リンター紙、バライタ紙、硫酸紙、和
紙等が使用される。また、不織布としては、例えば、ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、ナイロン、ビニロン、
硝子等の繊維からなる不織布が使用される。紙や不織布
の坪量は、通常20〜100g/m2程度である。ま
た、紙や不織布は、その繊維間乃至は他層との層間強度
を強化したり、ケバ立ち防止の為、更に、アクリル樹
脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン
樹脂等の樹脂を添加(抄造後樹脂含浸、又は抄造時に内
填)させたものでも良い。なお、基材シートに紙(或い
は不織布も)を用いた化粧シートは、化粧紙となる。
【0033】また、熱可塑性樹脂シートとしては、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等が使用される。
【0034】具体的には、例えば、(1)ポリエチレン
(高密度、中密度、或いは低密度)、ポリプロピレン
(アイソタクチック型、或いはシンジオタクチック
型)、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱
可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂。なお、
上記オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、上記
に例示の如き結晶質ポリオレフィン樹脂からなるハード
セグメントとエチレン−プロピレンゴム、エチレン−プ
ロピレン−ジエンゴム、アタクチックポリプロピレン、
スチレン−ブタジエンゴム、水素添加スチレン−ブタジ
エンゴム等のエラストマーから成るソフトセグメントを
混合して成る。ハードセグメントとソフトセグメントと
の混合比は、〔ソフトセグメント/ハードセグメント〕
=5/95〜40/60(質量比)程度である。必要に
応じて、エラストマー成分は、硫黄、過酸化水素等の公
知の架橋剤によって架橋する。
【0035】(2)ポリメチル(メタ)アクリレート、
ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アク
リレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、メチ
ル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等のアクリ
ル樹脂〔但し、(メタ)アクリレートとは、アクリレー
ト又はメタクリレートの意味〕。
【0036】(3)ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、エチレン−テレフタレート−
イソフタレート共重合体、ポリエチレンナフタレート、
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、非晶性ポリエス
テル等のポリエステル樹脂。なお、上記ポリエステル系
熱可塑性エラストマーとしては、ハードセグメントに高
結晶で高融点の芳香族ポリエステル、ソフトセグメント
にはガラス転移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテ
ル等を使用したブロックポリマー等があり、該高結晶性
で高融点の芳香族ポリエステルには、例えばポリブチレ
ンテレフタレートが使用され、該非晶性ポリエーテルに
は、ポリテトラメチレングリコール等が使用される。ま
た、上記非晶質ポリエステルとしては、代表的には、エ
チレングリコール−1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル−テレフタル酸共重合体がある。
【0037】(4)その他の樹脂、例えば、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン
等が挙げられる。
【0038】基材シートの層構成としては、上述の紙、
不織布、熱可塑性樹脂シート等を単層で、または、異種
のものを2層以上積層して用いる。基材シートの厚み
(積層体の場合は総厚み)は、通常25〜500μm程
度である。
【0039】〔架橋硬化樹脂〕凹凸模様1を形成する架
橋硬化樹脂は、架橋硬化性樹脂の架橋硬化物から成る。
なお、ここで、用語中に「性」が付いている場合は、未
硬化状態を表す。また、「性」が付いて無い場合は、架
橋硬化済みの状態を表す。該架橋硬化性樹脂としては、
電離放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂が
使用される。硬化性樹脂を架橋硬化させた架橋硬化物を
用いることで、耐擦傷性及び耐摩耗性に優れた凹凸模様
とすることができる。
【0040】上記電離放射線硬化性樹脂としては、具体
的には、分子中にラジカル重合性不飽和結合又はカチオ
ン重合性官能基を有する、プレポリマー(所謂オリゴマ
ーも包含する)及び/又はモノマーを適宜混合した電離
放射線により架橋硬化可能な組成物が好ましくは用いら
れる。なお、ここで電離放射線とは、分子を架橋硬化反
応させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子を意
味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用い
られる。
【0041】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。これらプレポリマー、モノマーは、単体で用いる
か、或いは複数種混合して用いる。なお、ここで、例え
ば、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又は
メタクリロイル基の意味である。また、電離放射線硬化
性樹脂としては、ポリエンとポリチオールとの組み合わ
せによるポリエン/チオール系のプレポリマーも好まし
くは用いられる。
【0042】分子中にラジカル重合性不飽和基を有する
プレポリマーの例としては、ポリエステル(メタ)アク
リレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレー
ト、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メ
タ)アクリレート等が使用できる。分子量としては、通
常250〜100,000程度のものが用いられる。
【0043】分子中にラジカル重合性不飽和基を有する
モノマーの例としては、単官能モノマーでは、メチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等
がある。また、多官能モノマーでは、ジエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アク
リレート、トリメチールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート等もある。
【0044】分子中にカチオン重合性官能基を有するプ
レポリマーの例としては、ビスフェノール型エポキシ樹
脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、
脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等の
ビニルエーテル系樹脂のプレポリマーがある。チオール
としては、トリメチロールプロパントリチオグリコレー
ト、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等の
ポリチオールがある。また、ポリエンとしては、ジオー
ルとジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリ
ルアルコールを付加したもの等がある。
【0045】なお、紫外線又は可視光線にて架橋硬化さ
せる場合には、電離放射線硬化性樹脂に光重合開始剤を
添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場
合は、光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾ
フェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル類を単独又は混合して用いることがで
きる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場
合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾニウム塩、芳
香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセ
ン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等を単独又は
混合物として用いることができる。なお、これらの光重
合開始剤の添加量としては、電離放射線硬化性樹脂10
0質量部に対して、0.1〜10質量部程度である。
【0046】また、上記電離放射線硬化性樹脂には、更
に必要に応じて、各種添加剤を添加する。これらの添加
剤としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、セルロース系樹脂
等の熱可塑性樹脂、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、後
述の如き減摩剤、等の微粉末からなる体質顔料(充填
剤)、シリコーン樹脂、ワックス等の滑剤、染料、顔料
等の着色剤等である。
【0047】なお、電離放射線の線源としては、紫外線
源としては、超高圧水銀燈、高圧水銀燈、低圧水銀燈、
カーボンアーク燈、ブラックライト型螢光燈、メタルハ
ライドランプ等の光源が使用される。紫外線の波長とし
ては通常190〜380nmの波長域が主として用いら
れる。また、電子線源としては、コッククロフトワルト
ン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧
器型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等
の各種電子線加速器を用い、100〜1000keV、
好ましくは、100〜300keVのエネルギーをもつ
電子を照射するものが使用される。電子線の照射線量
は、通常20〜150kGy程度である。
【0048】また、上記熱硬化性樹脂としては、2液硬
化型ウレタン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂等が用いらる。
【0049】なお、2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオ
ールを主剤としイソシアネートを架橋剤(硬化剤)とす
るウレタン樹脂であるが、そのポリオール成分として
は、分子中に2個以上の水酸基を有するものとして、例
えば一般的には汎用のものとして、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオ
ール等が用いられる。一方、イソシアネート成分として
は、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポリ
イソシアネートが用いられる。例えば、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ナフ
タレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いは、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネー
ト、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂
肪族(乃至は脂環式)イソシアネートが用いられる。或
いはまた、上記各種イソシアネートの付加体又は多量体
を用いることもできる。例えば、トリレンジイソシアネ
ートの付加体、トリレンジイソシアネート3量体(tr
imer)等がある。尚、上記イソシアネートに於いて
脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートは耐候性、耐熱
黄変性も良好に出来る点で好ましく、具体的には例えば
ヘキサメチレンジイソシアネートが挙げられる。
【0050】〔下塗塗膜層〕下塗塗膜層3は、架橋硬化
樹脂で形成する。凹凸模様1の非形成部(曲線分と曲線
分の間)は、そのままでは基材シート2が露出するの
で、この露出部分に起因する耐擦傷性や耐摩耗性の低
下、或いは耐汚染性の低下が所望の要求性能実現に支障
を来す場合には、この下塗塗膜層を設けることが好まし
い。
【0051】下塗塗膜層を構成する架橋硬化樹脂として
は、一般には、凹凸模様と少なくとも成分の一部が同一
の組成物、或いは類似の樹脂系の組成物を用いること
が、凹凸模様と下塗塗膜層との密着性の点で好ましい。
従って、下塗塗膜層に用いる樹脂としては、前述凹凸模
様で述べた様な架橋硬化性樹脂が使用できる。なお、一
般に、下塗塗膜層として2液硬化型ウレタン樹脂を用い
る場合は、他層との密着性も広範囲の樹脂系に対して良
好となる為、下塗塗膜層と凹凸模様との樹脂系を異なら
せる場合に有利である。
【0052】また、下塗塗膜層は前記性能低下防止機能
の他に、その他の機能として、基材シートが紙、不織布
等の浸透性で表面粗面の材料の場合は、下塗塗膜層に、
浸透性を封じて、且つ表面粗面を平滑化(目止)するシ
ーラー層としての機能を兼務させても良い。
【0053】下塗塗膜層の形成方法としては、特に限定
されるものではないが、例えば、グラビア印刷、オフセ
ット印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷法、或
いは、ロールコート等の公知の塗工法で形成できる。な
お、下塗塗膜層の厚みは、通常1〜10μmである。
【0054】〔絵柄インキ層〕絵柄インキ層を設けれ
ば、該層の絵柄によって、より高意匠な化粧シートにで
きる。但し、この場合、絵柄インキ層は、凹凸模様の下
側とするのが、絵柄の耐摩耗性、耐擦傷性、耐汚染性等
の耐久性の点で好ましい。つまり、絵柄インキ層は、基
材シートと凹凸模様との間、また、下塗塗膜層が有る場
合には下塗塗膜層と基材シートとの間に設けるのが好ま
しい。
【0055】絵柄インキ層3は、インキ(又は塗料)を
用いて、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセ
ット印刷、グラビアオフセット印刷、インキジェットプ
リント等の従来公知の印刷法等で絵柄を形成した層であ
る。絵柄としては、木目模様、石目模様、砂目模様、梨
地模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模
様、文字、幾何学模様、全面ベタ、或いはこれら二種以
上の組合せ等を用いる。なお、全面ベタの場合は、ロー
ルコート、グラビアコート等の公知の塗工法で形成して
も良い。
【0056】なお、絵柄インキ層用のインキ(又は塗
液)は、一般的なインキ(又は塗液)同様に、バインダ
ー等からなるビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに
適宜加える各種添加剤からなる。バインダーの樹脂に
は、例えば、ニトロセルロース、酢酸セルロース、セル
ロースアセテートプロピオネート等のセルロース系樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂等の単
体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤としては、
例えば、チタン白、亜鉛華、カーボンブラック、鉄黒、
弁柄、カドミウムレッド、黄鉛、チタンイエロー、コバ
ルトブルー、群青等の無機顔料、アニリンブラック、キ
ナクリドンレッド、ポリアゾレッド、イソインドリノン
イエロー、ベンジジンイエロー、フタロシアニンブル
ー、インダスレンブルー等の有機顔料、二酸化チタン被
覆雲母、貝殻、真鍮、アルミニウム等の鱗片状箔粉等の
光輝性顔料、或いはその他染料等を着色剤として使用す
る。
【0057】特に、絵柄インキ層を全面に形成し(全面
ベタ)、着色剤として、チタン白、カーボンブラック
(墨)、金属箔粉顔料等の高隠蔽性のものを添加するこ
とにより、被着基材の色調を隠蔽する隠蔽層としての機
能を、絵柄インキ層に持たせることができる。
【0058】〔被着基材〕上述の如き構成からなる本発
明の化粧シートSを、その基材シート2が被着基材Bと
対向する向きで被着基材Bに積層すれば本発明の化粧材
となる〔図3参照〕。
【0059】被着基材Bとしては、化粧シートが積層で
きる形状であれば、特に制限は無い。例えば、被着基材
の材質は、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチッ
ク系等である。具体的には、無機非金属系では、例え
ば、抄造セメント、押出しセメント、スラグセメント、
ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強
化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石
綿セメント、硅酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非
陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、
琺瑯等のセラミックス等の無機質材料等がある。また、
金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材
料がある。また、木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラ
ワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボー
ド、繊維板、集成材等がある。また、プラスチック系で
は、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール
樹脂等の樹脂材料がある。また、被着基材の形状として
は、平板、曲面板、多角柱等任意である。
【0060】なお、化粧シートを被着基材に積層する際
に、必要に応じ、接着剤をこれら間に介して使用する。
接着剤としては、特に制限は無い。被着基材の材質、用
途、要求物性等に応じて、公知の接着剤の中から適宜な
ものを選択使用すれば良い。例えば、接着剤としては、
ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱
可塑性樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂等の硬化性樹脂等か
らなる接着剤を使用する。接着剤は、ロールコート等の
公知の塗工法で施せば良い。なお、接着剤は、被着基
材、化粧シート、或いはこれら両方に施した後、化粧シ
ートを被着基材に貼り合わせて積層する。
【0061】〔用途〕本発明による化粧シート或いはそ
れを被着基材に積層した化粧材の用途は、特に制限は無
いが、例えば、壁、天井等の建築物内装材、扉、扉枠、
窓枠等の建具の表面材、回縁、幅木等の造作部材の表面
材、箪笥、キャビネット、机、食卓等の家具の表面材等
に用いる。
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
更に具体的に説明する。
【0063】〔実施例1〕先ず、基材シート2として、
坪量30g/m2のL材パルプからなるアクリル樹脂含
浸紙を用意した。この基材シート上に、先ず、表1の組
成Aのインキを用いて、グラビア印刷により、全面に乾
燥時塗工量3g/m2のベタ印刷を施して、隠蔽層を兼
用する絵柄インキ層を形成した。
【0064】次いで、表1の組成Bのインキをグラビア
印刷にて乾燥時塗工量7g/m2で全面ベタとして塗工
し、希釈溶剤を乾燥させ指触乾燥(表面非粘着)状態と
して、下塗塗膜層3を形成した。
【0065】次いで、下塗塗膜層の上に、表1の組成C
から成るインキを用いて、グラビア印刷にて、図2の平
面視形状(拡大図示)、及び図1の横断面形状、且つ図
3の斜視図の如き凹凸模様1を印刷形成して、希釈溶剤
は乾燥させた。
【0066】而る後、上記の如くして、絵柄インキ層、
下塗塗膜層及び凹凸模様を形成した基材シートの印刷面
側に、電子線照射装置にて、加速エネルギー175ke
V、被爆線量50kGyの条件で、電子線を照射し、上
記絵柄インキ層、下塗塗膜層及び凹凸模様を架橋硬化さ
せて架橋硬化物とした。以って、本発明実施例1の化粧
シートを得た。
【0067】得られた凹凸模様の形状は、平面視形状に
於いて、曲線分の振幅La/2=0.2〜4mm、曲線
分の外接円直径Ld=1〜8mm、曲線分の幅Lw=
0.2〜1.5mm、且つ、隣接する曲線分間の最短距
離Ls=0.2〜1mmであった。一方、横断面形状に
於いては、曲線分の凹凸模様の高さLh=10〜40μ
mであった。
【0068】
【表1】
【0069】〔実施例2〕被着基材Bとして、厚さ3m
mのラワン合板を用意した。この被着基材上に、酢酸ビ
ニル樹脂系エマルション型接着剤から成る接着剤層4を
塗工形成し、該接着剤層の上に、実施例1の化粧シート
Sを、その基材シート2側が接着剤層側に向く様にして
積層して、図3の様な本発明実施例2の化粧材Dを得た
(但し、下塗塗膜層3と基材シート2間の絵柄インキ層
は不図示)。
【0070】〔比較例1〕実施例1と同一の基材シート
上に、実施例1と同一の組成物(A、B)を使って、同
一の塗布量、印刷条件で、絵柄インキ層と下塗塗膜層を
形成した。そして、下塗塗膜層上に、実施例1の凹凸模
様と同一の組成物Cを用い、但し、凹凸模様では無く全
面同一厚みの塗膜を塗工形成した。具体的には、表1の
組成物Cを用いて、グラビア斜線版リバースロールコー
ト法により、乾燥時膜厚25μmの塗膜を形成した。而
る後、実施例1と同様の条件に電子線を照射して、比較
例1の化粧シートを得た。
【0071】〔比較例2〕比較例1の化粧シートを用
い、実施例2と同様の被着基材、接着剤層を用い、同様
の条件で、化粧シートを被着基材に積層して、比較例2
の化粧材を得た。
【0072】〔比較例3〕実施例1の化粧シートに於い
て、凹凸模様を全く形成せず、下塗塗膜層が表面に全面
露出した化粧シートを作成し、これを実施例1と同条件
で被着基材上に積層して、比較例3の化粧材を得た。
【0073】〔評価〕実施例2、比較例2及び比較例3
の化粧材を試験片として、耐摩耗性試験、耐擦傷性試
験、耐汚染性試験、及び目痩せの確認の各試験を、それ
ぞれの試験片について、同一条件で行い、比較評価し
た。
【0074】
【表2】
【0075】結果は表2に示すとおり、全面同一厚みの
表面塗膜とした比較例2は、耐摩耗性、耐擦傷性、耐汚
染性の各性能については、ほぼ良好であるものの、目痩
せの性能が不十分であった。また、全く凹凸模様を設け
無い比較例3は全性能とも不十分であった。一方、表面
塗膜を凹凸模様とした実施例2は、これら全ての性能に
て改善効果が見とれられ、良好な性能が得られた。
【0076】
【発明の効果】(1)本発明の化粧シートによれば、表
面に接触する他の物体から加わる応力が凹凸模様で分散
し、表面に傷が付き難くなる。更に、傷が付いたとして
も、凹凸模様によって視覚的に目立ち難くなる。この
為、通常の架橋硬化樹脂を用いたとしても、従来の如く
全面平滑、均一厚みの塗膜を表面に有する場合に比べ
て、耐擦傷性及び耐摩耗性に優れる。また、耐汚染性も
良好となる。更に、視覚的に目痩せも目立ち難くい。 (2)更に、凹凸模様の曲線分に分岐部分を持たせれ
ば、曲線分の形状をより等方的且つ乱雑な形状とできる
ので、目痩せを目立ち難くしつつ、耐擦傷性及び耐摩耗
性をより確実に改善できる。 (3)更に、凹凸模様の曲線分を特定サイズの形状とす
る事で、被着基材の表面凹凸を微細な凹凸模様の凹凸で
変調し、且つ該凹凸模様自体も視覚的に目立ち難くなる
為、被着基材の表面凹凸を視覚的に散逸させることとな
り、目痩せを目立ち難くしつつ、耐擦傷性及び耐摩耗性
をより確実に改善できる。
【0077】(4)更に、基材シートと凹凸模様間に、
架橋硬化樹脂から成る下塗塗膜層を設ければ、凹凸模様
の曲線分以外の部分で、基材シートが露出するのを防
ぎ、基材シート露出に起因する耐擦傷性及び耐摩耗性の
低下を防ぎ、また、耐汚染性の低下も防げる。 (5)更に、基材シートと凹凸模様間、下塗塗膜層と凹
凸模様間に、絵柄インキ層を設ければ、より高意匠な化
粧シートにできる。しかも、その絵柄は、凹凸模様の下
側となるので、絵柄の耐擦傷性及び耐摩耗性も優れてい
る。
【0078】(6)本発明の化粧材によれば、使用され
る化粧シートに応じて、目痩せを目立ち難くしつつ、耐
擦傷性、耐摩耗性、更には耐汚染性が優れる等の、上記
(1)〜(5)の化粧シートによる各効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凹凸模様の形状を説明する説明
図。
【図2】本発明による凹凸模様の平面視形状の一具体例
を示す拡大(4倍)平面図。
【図3】本発明の化粧シート(被着基材貼着済み)及び
化粧材の一形態を概念的に示す拡大斜視図。
【符号の説明】
1 凹凸模様 2 基材シート 3 下塗塗膜層 4 接着剤層 B 被着基材 C 上に凸の連続曲線 D 化粧材 L 曲線分 La/2 曲線分の振幅 Ld 曲線分の外接円直径 Lh 曲線分の高さ Ls 隣接する曲線分間の最短距離 Lw 曲線分の幅 S 化粧シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月23日(2001.5.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】(4)更に、基材シートと凹凸模様間に、
架橋硬化樹脂から成る下塗塗膜層を設ければ、凹凸模様
の曲線分以外の部分で、基材シートが露出するのを防
ぎ、基材シート露出に起因する耐擦傷性及び耐摩耗性の
低下を防ぎ、また、耐汚染性の低下も防げる。 (5)更に、基材シートと凹凸模様間、基材シートと
塗塗膜層間に、絵柄インキ層を設ければ、より高意匠な
化粧シートにできる。しかも、その絵柄は、凹凸模様の
下側となるので、絵柄の耐擦傷性及び耐摩耗性も優れて
いる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK22 AK22G AK25 AK44 AP02 AT00A AT00E BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10E CB00 CC00C DC30B DD04B DG02 DG10 EH46 EJ05 EJ05B EJ08 EJ53 EJ82 GB08 GB81 HB00D HB21B HB31 HB35D JB12B JK09 JK14 YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート上に架橋硬化樹脂の凹凸模様
    が形成されてなる化粧シートであって、 該凹凸模様は、平面視形状が有限長の蛇行した曲線分の
    集合体から成り、且つ横断面形状が上に凸の連続曲線か
    ら成る、化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記曲線分は、更に、途中で蛇行するか
    又は蛇行し無い曲線分の分岐を有する、請求項1記載の
    化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記曲線分は、平面視形状に於いて、幅
    が0.1〜1.5mm、外接円直径が1〜10mm、隣
    接する曲線分同士の最短距離が0.1〜1mmであり、
    且つ横断面形状に於いて凹凸模様の高さが5〜50μm
    である、請求項1又は2記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】 前記基材シートと前記凹凸模様との間
    に、架橋硬化樹脂から成る下塗塗膜層を有する、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】 前記基材シートと前記凹凸模様との間、
    或いは前記基材シートと上記下塗塗膜層との間に、絵柄
    インキ層を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の化粧シート。
  6. 【請求項6】 被着基材上に、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の化粧シートを、その基材シートが被着基材
    と対向する向きで積層して成る、化粧材。
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