JPH11114911A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents
化粧板およびその製造方法Info
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- JPH11114911A JPH11114911A JP30641597A JP30641597A JPH11114911A JP H11114911 A JPH11114911 A JP H11114911A JP 30641597 A JP30641597 A JP 30641597A JP 30641597 A JP30641597 A JP 30641597A JP H11114911 A JPH11114911 A JP H11114911A
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Abstract
寸法安定性を発揮すると共に化粧性、強度性に優れた化
粧板と、この化粧板を能率よく製造し得る方法を提供す
る。 【解決手段】 表裏層部が高密度層で芯部が低密度層で
ある通常の中比重木質繊維板をその芯部の厚さ方向の中
央部から上下に2分割して一方の面側が高密度層で他方
の面側が低密度層の中比重木質繊維板を得ると共にこの
中比重木質繊維板の低密度層側を研削することにより薄
い木質繊維製板材2を作製し、この木質繊維製板材2に
合成樹脂液を含浸させたのち、木質基板1上に接着剤を
介して積層接着し、さらに該合成樹脂含浸処理木質繊維
製板材2上にシート状化粧材3を接着して化粧板を得
る。
Description
用床材や階段踏板、幅木等の建築内装材料やテーブル、
カウンタートップなどの家具用材料、特に、床材として
使用するのに好適な化粧板とこの化粧板の製造方法に関
するものである。
板の表面に突板や合成樹脂製の化粧シート又は印刷紙等
の化粧シートを貼着したり、或いは塗装等を行って、表
面化粧層を施してなる化粧板が、住宅等の建築物の床材
や造作材或いは家具用材料として広く使用されている。
しかしながら、例えば合板の表面に突板を貼着したのち
塗装仕上げしてなる一般的な化粧板を床材として使用し
た場合、木質基板に存在する小さな穴や抜け節、ジョイ
ント部等の欠陥部が突板表面に現出したり、さらには湿
気の吸収、放散に伴う合板の膨張、収縮によって表面の
突板に細かい亀裂(干割れ)が生じたりして化粧性を著
しく損なうことになり、その上、表面に重量の大きい家
具の脚や落下物などによる局部的な荷重が加わると凹み
が生じたりキャスター付きワゴンによる摺動的な負荷に
よって化粧板の表面が傷を受ける等の問題点がある。
の表面に比較的硬質の中比重木質繊維板(MDF)を接
着して複合板を形成し、この複合板の中比重木質繊維板
の表面に突き板や合成樹脂製化粧シート又は印刷紙等の
化粧シートを貼着したり、塗装等によって表面化粧層を
形成してなる化粧板を床材に使用する試みがなされてい
る。
化性樹脂接着剤を添加し、加熱下で圧締成形することに
よって得られたものであるため、加熱面に直接接する表
裏層部が高密度に形成され、内部は相対的に低密度に形
成されることになる。従って、この中比重木質繊維板を
合板などの基板に積層接着して得られた複合板の表面に
上記のような表面化粧層を施すと、表面が緻密で硬質且
つ平滑であり、方向性が少ない中比重木質繊維板によっ
て表面化粧層に干割れ等の欠点が生じ難くなるものであ
る。
木質繊維板の厚さは通常2.7mm 以上であり、従ってこの
ような厚みを有する中比重木質繊維板を合板等の木質基
板の表面(片面)に接着すると、基板と中比重木質繊維
板との収縮率の差や方向性の相違によって化粧板に反り
が発生しやすくなる。一方、木質基板の表裏両面に上記
中比重木質繊維板を接着させると反りの問題は軽減され
るが全体の厚みが厚くなり、製品が高価につくと共に生
産効率も悪くなるという問題点が生じる。
使用すると、高密度の表裏層部に比べて内部の低密度層
の厚みの割合が大きいために、このような中比重木質繊
維板を備えた上記化粧板をダイニングルームの床材に適
用した場合、キャスター付ワゴン等による動的荷重を受
けると中比重木質繊維板の低密度層に層間剥離が生じる
共に水の浸透によって膨れが発生し、強度が低下すると
共に表面の外観を損なうことになる。
薄い中比重木質繊維板を使用することも考えられるが、
厚みが2mm未満の中比重木質繊維板を得るには、現状の
製造方法では生産性がきわめて悪く且つ高価につくとい
う問題点があり、その上、薄くすると、木質基板の節や
小穴等の欠点が表面の突板等のシート状化粧材表面に微
妙な蔭や色変化として浮かび上がり、化粧性を損なうと
いう問題点が生じる。特に、最近では化粧性の優れた木
材が高価で且つ少なくなってきているために、厚さが0.
1 〜0.5mm の極薄の突板を使用することもあるが、この
ような場合、上記化粧性の欠点が一層顕著に現れる。
たもので、その目的とするところは優れた化粧性を有す
ると共に中比重木質繊維板を用いているにもかかわら
ず、反りや層間剥離の発生を抑制して良好な寸法安定性
を発揮し、且つ強度的にも優れた化粧板と、この化粧板
を能率よく製造し得る製造方法を提供するにある。
に本発明の請求項1に係る化粧板は、木質基板の表面
に、厚さが0.5 〜2mmで密度が0.6 〜1.1 g/cm3 であ
り且つ合成樹脂を固形分として10〜50重量%含有してな
る木質繊維製板材を一体に接着していると共に、この木
質繊維製板材の表面に薄いシート状化粧材を貼着してな
る構造を有している。
項2に係る発明は上記木質繊維製板材として、厚さが2
〜4mmで密度が0.6 〜1.1 g/cm3 であり且つ表裏層の
密度が芯層の密度よりも大きい木質繊維板を、その厚さ
方向の中央部から2分割して一方の面側が高密度層で他
方の面側が低密度層に形成されたものであることを特徴
としており、請求項3に係る発明は上記薄いシート状化
粧材として、厚さが0.1 〜0.6mm の突板または合成樹脂
の含浸強化突板であることを特徴としている。
記載の化粧板において、木質基板の表面に上記木質繊維
製板材をその高密度層側を表向きにして一体に接着して
いることを特徴とし、請求項5に係る発明は木質基板の
表面に上記木質繊維製板材をその低密度層側を表向きに
して一体に接着していることを特徴としている。尚、請
求項2に記載の化粧板において、請求項6に記載したよ
うに、木質繊維製板材の低密度層側を研削しておくこと
が望ましい。
製造方法であって、厚さが2〜4mmで密度が0.6 〜1.1
g/cm3 であり且つ表裏層の密度が芯層の密度よりも大
きい木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割し
て一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成
された密度傾斜を有する木質繊維製板材を作製する工程
と、この木質繊維製板材に合成樹脂を含浸させてこの含
浸合成樹脂と木質繊維製板材に繊維同士の結合剤として
含まれている合成樹脂との総量が固形分で10〜50重量%
である強化木質繊維製板材を作製する工程と、この強化
木質繊維製板材を木質基板の表面に載置したのち加熱、
加圧して木質基板と強化木質繊維製板材とを複合一体化
させることにより化粧基板を作製する工程と、この化粧
基板の強化木質繊維製板材の表面に薄いシート状化粧材
を貼着する工程とからなることを特徴としている。
請求項7に記載の化粧板の製造方法において、木質繊維
製板材に含浸させた合成樹脂を硬化させたのち、この合
成樹脂含浸処理強化木質繊維製板材を木質基板の表面に
載置して複合一体化させることを特徴とするものであ
る。
の製造方法において、請求項9に記載したように、強化
木質繊維製板材をその高密度層側を表向きにして上記木
質基板と複合一体化してもよく、請求項10に記載したよ
うに、強化木質繊維製板材をその低密度層側を表向きに
して上記木質基板と複合一体化してもよい。また、請求
項11に記載したように、上記木質繊維製板材を作製する
工程後、この木質繊維製板材に合成樹脂を含浸させる前
に、該木質繊維製板材の低密度層側を研削してもよい。
質繊維製板材の厚さが0.5 〜2mmと薄いために、該木質
繊維製板材の収縮率や方向性が木質基板に殆ど影響を及
ぼすことがなく、化粧板に反りが生じるのをかなり抑制
できるものであり、その上、この木質繊維製板材にも合
成樹脂を固形分で10〜50重量%含有させているため、耐
湿性、耐水性が一層向上し、反りの発生をより確実に抑
制できると共に水が浸透することもないため膨潤する虞
れもなく、寸法安定性に優れているものである。
材を使用しているにもかかわらず、この木質繊維製板材
には上記のように合成樹脂を含有しているため、木質繊
維製板材自体が一層硬質になると剛性も高くなり、この
結果、木質基板の表面に節や小穴等の欠点があっても、
その欠点が表面に貼着している薄いシート状化粧材の表
面に微妙な影や色変化となって浮かび上がるという現象
を抑制することができる。
場合において、キャスター付きワゴンによる摺動的な荷
重を繰り返し受けても、上述したように木質繊維製板材
には合成樹脂が含有されていて硬度と剛性が共に高くな
っているため、表面に貼着している突板等のシート状化
粧材に傷が付き難く、その上、木質繊維製板材の木質繊
維同士が含浸された合成樹脂によって一層強固に結合さ
れているので、木質繊維製板材の内部に層間剥離が発生
するのを確実に抑止することができる。
表面に貼着する厚さが0.5 〜2mmで密度が0.6 〜1.1 g
/cm3 の木質繊維製板材は、表裏面が高密度層で芯部が
低密度層に形成されている厚さが2〜4mmで密度が0.6
〜1.1 g/cm3 の木質繊維板をその低密度層の中間部か
ら2分割したものを用いるものであるから、通常の厚み
と密度を有する中比重木質繊維板から容易に得ることが
できる。そして、この薄い木質繊維製板材の低密度層側
を請求項6に記載したように研削しておくことによっ
て、極薄で且つ高密度の木質繊維製板材を得ることがで
き、従って、硬度と剛性に優れた木質繊維製板材を木質
基板に積層接着した化粧板を構成することができて、上
述した諸欠点の発生を一層確実に抑制することができ
る。
板材の表面に貼着する薄いシート状化粧材として厚さが
0.1 〜0.6mm の突板または合成樹脂を含浸強化突板を用
いているので、資源の効率的利用を図ることができると
共に、極薄の突板を使用することによって上述した木質
基板の欠点部の浮き上がり現象を一層確実に抑止するこ
とができる。
表面に上記木質繊維製板材をその高密度層側を表向きに
して一体に接着しているので、化粧板の硬度が高くなっ
て該木質繊維製板材に貼着している突板等の薄いシート
状化粧材の表面に傷が付き難くなるものでる。また、木
質繊維製板材はその低密度層側を木質基板に接着させて
いるので、接着剤が低密度層の繊維の隙間内に浸透して
投錨効果を奏し、木質基材との接着が強固になると共に
局部荷重や繰り返し荷重に対する抵抗力が向上した化粧
板を提供し得る。
係る発明とは逆に木質基板の表面に上記木質繊維製板材
をその低密度層側を表向きにして一体に接着しているの
で、木質基板上に木質繊維製板材を接着した状態で該木
質繊維製板材の表面側の低密度層を簡単に且つ正確に必
要な厚さまでサンディング等によってさらに研削するこ
とができ、従って、一層極薄の木質繊維製板材に形成す
ることができて反りが発生し難く且つ木質基板の持つ上
記諸欠点を解消し得る化粧板を得ることができる。
法であって、この方法によれば、まず、表裏面が高密度
層で芯部が低密度層に形成されている厚さが2〜4mmで
密度が0.6 〜1.1 g/cm3 の木質繊維板をその低密度層
の中間部から2分割したものを用いるものであるから、
上述したように通常の厚みと密度を有する中比重木質繊
維板から一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層
に形成された密度傾斜を有する木質繊維製板材を容易に
得ることができるものであり、さらに、この木質繊維製
板材に合成樹脂を含浸させて該含浸合成樹脂と木質繊維
製板材に繊維同士の結合剤として含まれている合成樹脂
との総量が固形分で10〜50重量%である強化木質繊維製
板材を作製したのち、この強化木質繊維製板材を木質基
板の表面に載置したのち加熱、加圧して木質基板と強化
木質繊維製板材とを複合一体化させることにより化粧基
板を作製するものであるから、木質繊維製板材に含浸さ
せた合成樹脂の硬化と同時に木質基板への木質繊維製板
材の接着が行え、化粧板を能率よく製造し得るものであ
る。
7に記載の化粧板の製造方法において、木質繊維製板材
に含浸させた合成樹脂を硬化させたのち、この合成樹脂
含浸処理強化木質繊維製板材を木質基板の表面に載置し
て複合一体化させることを特徴とするものであるから、
予め、合成樹脂を含浸、硬化させた木質繊維製板材を順
次しておくことができ、化粧板の製造時に直ちに木質基
板上に積層接着することができる。また、この方法によ
れば、木質繊維製板材に含浸させる合成樹脂液として熱
可塑性樹脂を用いた場合、木質基板との接着を冷圧によ
って簡単且つ能率よく積層一体化させることができる。
図面に基づいて詳述すると、図1において、化粧板Aは
所望厚みを有する木質基板1と、この木質基板1の表面
に積層接着している厚さが0.5 〜2mmで密度が0.6 〜1.
1 g/cm3 の中比重木質繊維板からなる合成樹脂含浸処
理木質繊維製板材2と、この木質繊維製板材2の表面に
貼着された薄いシート状化粧材3とから構成されてい
る。
ルボード、OSB(オリエンティドストランドボー
ド)、LVL(ラミネイティドベニヤランバー)等の木
質板が使用される。なお、化粧板Aが床材として使用さ
れる場合には、この木質基板1の厚みは通常2.3 〜25mm
のものが用いられる。
製板材2としては、厚さが2〜4mmで密度が0.6 〜1.1
g/cm3 であり且つ表裏層の密度が芯層の密度よりも大
きい通常の中比重木質繊維板(MDF)を、その厚さ方
向の中央部から2分割して一方の面側が高密度層で他方
の面側が低密度層に形成されたものを用いる。この木質
繊維製板材2の厚さが0.5mm 未満になると、薄くなりす
ぎて化粧板Aの表面から木質基板1の節や小穴等の欠点
部が透視可能な状態、即ち、該欠点部が化粧板Aの表面
に現出するのを抑制することができず、その上、硬度等
の物性が低下して表面に貼着しているシード状化粧材3
が傷付き易くなり、厚さが2mm以上になると木質基板1
との収縮率の差が大きくなって化粧板Aに反りが生じ易
くなるので、上述したようにその厚みが0.5 〜2mm、好
ましくは0.8 〜1.5mm のものが使用される。
g/cm3 未満であると、化粧板Aの硬度や剛性等の強度
が低下し且つ該木質繊維製板材2に層間剥離が生じ易く
なる一方、密度が1.1 g/cm3を超えると、切断等の加工
性が悪くなると共に化粧板Aに反りが生じやすくなるの
で、上述したように密度が0.6 〜1.1 g/cm3 、好まし
くは0.7 〜1.0 g/cm3 の範囲のものを使用する。な
お、この木質繊維製板材2の低密度層側の面を研削して
大半が高密度層の薄い木質繊維製板材3に形成しておい
てもよい。
時において合成樹脂液を含浸させて合成樹脂含浸処理木
質繊維製板材としたのち、上記木質基板1上に積層接着
されているものであり、木質繊維製板材2に含浸する合
成樹脂液と木質繊維製板材2の繊維同士の結合剤として
含まれている合成樹脂との総量が固形分で10重量%未満
であると化粧板Aの硬度や剛性等の強度が不足する一
方、50重量%を超えると強度が殆ど大きくなることがな
く不経済となるので、10〜50重量%、好ましくは15〜40
重量%、含有させている。
段階、即ち、中比重木質繊維板の製造段階において結合
剤として内添しておくこともできるが、その製造や得ら
れた硬質木質繊維製板材2の加工に手間を要するため、
製造段階では木質繊維の良好な係合に必要な通常の量の
合成樹脂を結合剤として内添しておき、製造後、木質繊
維製板材2に上述したように合成樹脂液を含浸させて上
記合成樹脂含浸処理木質繊維製板材2を得る方が好まし
い。
繊維同士の結合剤としての合成樹脂とは同種の合成樹脂
であっても異種の合成樹脂であってもよい。このような
合成樹脂としては、例えば、熱硬化性の合成樹脂として
ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、イ
ソシアネート系樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂などを用いることができ、熱可塑性の
合成樹脂としては酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル樹脂な
どが用いることができる。また、熱硬化性合成樹脂と熱
可塑性合成樹脂との混合樹脂を使用することもでき、こ
のような混合樹脂としては例えばSBRーメラミン樹脂
がある。
表面に貼着される薄いシート状化粧材3としては突板や
合成樹脂含浸処理突板、印刷紙などを用いることがで
き、このシート状化粧材3の表面は通常、塗装により保
護される。そして、資源の効率的活用の観点から突板や
合成樹脂含浸処理突板を用いる場合には、厚さが0.1 〜
0.6mm 程度の極薄に形成したものを木質繊維製板材2の
表面に貼着して化粧板Aを構成している。なお、合成樹
脂含浸処理木質繊維製板材2は木質基板1の表面にその
高密度層側を表向きにしても積層接着しておいてもよ
く、低密度層側を表向きにしても積層接着しておいても
よい。
いて説明すると、まず、厚みが2〜4mmの中比重木質繊
維板から厚さが0.5 〜2mmで密度が0.6 〜1.1 g/cm3
の上記木質繊維製板材2を作製する。一般に、中比重木
質繊維板を製造するには熱硬化性樹脂等の結合剤を添加
した木質繊維をマット状に成形したのち、このマット状
物を上下に熱圧プレートを備えたバッチ式ホットプレス
や無端状に巡回するベルト状の上下熱圧プレートを備え
た連続プレス装置で板状に熱圧成形することによって製
造されるものであるが、得られた中比重木質繊維板2A
は、同図(イ)に示すように、上下熱圧プレートに接す
る表裏面が平滑面で高密度層2aに形成され、内部は低密
度層2bとなっている。
低密度層2bをその厚さ方向の中央部から上下に2分割し
て同図(ロ)に示すように、一方の面が高密度層2aで他
方の面が低密度層2bに形成された傾斜密度を有している
厚みの薄い中比重木質繊維板2Bとする。次いで、必要に
応じて、該中比重木質繊維板2Bの低密度層2bをサンディ
ングやブラッシング等の研削手段によって研削除去する
ことにより同図(ハ)に示すように、厚さが2mm以下、
好ましくは0.8mm 〜1.5mm の上記木質繊維製板材2に形
成するものである。なお、中比重木質繊維板2Bは高密度
層2aの露出面から低密度層2bの露出面に向かって上述し
たように密度傾斜を有しているので、低密度層2bを全て
研削除去することなく多少残存させておいてもよい。
2Bからなる木質繊維製板材2に合成樹脂液を、その含浸
量と中比重木質繊維の繊維同士の結合剤として含まれて
いる合成樹脂との総量が固形分で10〜50重量となるよう
に含浸させて合成樹脂含浸処理木質繊維製板材2を作製
する。しかるのち、この合成樹脂含浸処理木質繊維製板
材2を同図(ニ)に示すように、木質基板1の表面に接
着剤4を介して重ね合わせ、一体に接着する。この際、
木質基板1に対する木質繊維製板材2の接着面は低密度
層側であっても高密度層側であってもよいが、低密度層
側を接着面側に向けると接着時に接着成分が該低密度層
内に充分に浸透して強固に接着させることができる。な
お、木質繊維製板材2に含浸させた合成樹脂は、硬化す
る前に木質基板1上に木質繊維製板材2を積層接着させ
てもよく、硬化させたのち積層接着させてもよい。
あればよく、例えば、尿素−ホルマリン樹脂、尿素−メ
ラミン−ホルマリン樹脂、メラミン−フェノール−ホル
マリン樹脂、アルキルフェノールホルマリン樹脂、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、水性ビニルウレタン樹脂、酢
ビ−尿素系水性樹脂、アクリル−メラミン系水性エマル
ジョン、ポバール−イソシアネート水性エマルジョンな
ど、酢酸ビニル系、尿素樹脂系、メラミン樹脂系、フェ
ノール系、ウレタン系、エポキシ系の接着剤を使用する
ことができる。
2の表面にシート状化粧材3を接着することによって化
粧板Aを作製するものである(同図ホ)。この際、木質
基板1に対して低密度層側を表面側に向けた状態で木質
繊維製板材2を積層接着している場合には、該低密度層
とシート状化粧材3との対向面に塗布している接着剤の
一部が低密度層内に浸入して固化することによりアンカ
ー作用を奏して木質繊維製板材2にシート状化粧材3を
強固に層着一体化させることができる。なお、シート状
化粧材3は、木質基板1上に合成樹脂含浸処理木質繊維
製板材2を積層接着させる際に、一体に積み重ねてお
き、同時に接着一体化させてもよい。次に本発明の具体
的な実施例を示す。
厚さが2.7mm の中比重木質繊維板を、コンベア上で水平
方向に強制的に移送させながらその途上に配設した楔状
固定ナイフによって該中比重木質繊維板の厚み方向の中
央部を水平方向に分断させた。こうして得られた分割中
比重木質繊維板は一方の面が高密度層で他方の面が低密
度層となっており、且つ一方の面から他方の面に向かっ
て密度が徐々に低くなっている。この低密度層をサンデ
ィングして平滑な面に形成し、厚さが1.25mm、全体の密
度が0.75g/cm3 の木質繊維製板材を得た。この木質繊
維製板材には、中比重木質繊維板の製造時の結合剤とし
て、固形換算分で12重量%の尿素樹脂からなる合成樹脂
が含有されている。
らなる合成樹脂液を固形換算分にして15重量%含浸さ
せ、室温下で乾燥させたのち、この合成樹脂含浸処理木
質繊維製板材を厚さが15mmの合板からなる木質基板上に
低密度層側を上向きにしてメラミン系樹脂の接着剤を介
して積層し、ホットプレスにより加熱、加圧して木質繊
維製板材に含浸させている合成樹脂液を硬化させると共
に木質繊維製板材と木質基板とを一体に接着させた。こ
の時の加熱温度は120 ℃であった。
ングして木質繊維製板材の厚さを1mm、密度を0.95g/
cm3 としたのち、この木質繊維製板材上に尿素ーメラミ
ン共縮合樹脂からなる接着剤を介して厚さが0.23mmのホ
ワイトオーク材からなるスライス単板を積層、接着し、
しかるのち、単板表面をUV塗料で塗装して化粧板を作
製した。
節や小穴が表面に現出しておらず、化粧性に優れている
と共に反りが殆ど生じていなく、また、双輪キャスター
4個を備えている総重量60Kgのキャスターを、得られた
化粧板表面に10万回、往復走行させたが表面に傷が殆ど
生じなく、強度的にも優れていると共に木質繊維製板材
に層間剥離が生じていなかった。
化の合成樹脂液を含浸している木質繊維製板材とシート
状化粧材とを木質基板上に接着材を介して順次積層した
のち、これらの木質基板と木質繊維製板材およびシート
状化粧材をホットプレスにより同時に加熱、加圧して化
粧板を得た。
繊維製板材に含浸させた合成樹脂液を硬化させたのち、
この合成樹脂含浸処理木質繊維製板材を木質基板上に接
着剤を介して積層すると共に木質繊維製板材上に接着剤
を介してシート状化粧材を積層し、コールドプレスによ
って一体に加圧して化粧板を得た。
略工程図。
Claims (11)
- 【請求項1】 木質基板の表面に、厚さが0.5 〜2mmで
密度が0.6 〜1.1 g/cm3 であり且つ合成樹脂を固形分
として10〜50重量%含有してなる木質繊維製板材を一体
に接着していると共に、この木質繊維製板材の表面に薄
いシート状化粧材を貼着していることを特徴とする化粧
板。 - 【請求項2】 木質繊維製板材は、厚さが2〜4mmで密
度が0.6 〜1.1 g/cm3 であり且つ表裏層の密度が芯層
の密度よりも大きい木質繊維板を、その厚さ方向の中央
部から2分割して一方の面側が高密度層で他方の面側が
低密度層に形成されたものであることを特徴とする請求
項1に記載の化粧板。 - 【請求項3】 上記薄いシート状化粧材は、厚さが0.1
〜0.6mm の突板または合成樹脂を含浸強化突板であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧
板。 - 【請求項4】 木質基板の表面に上記木質繊維製板材を
その高密度層側を表向きにして一体に接着していること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の化粧板。 - 【請求項5】 木質基板の表面に上記木質繊維製板材を
その低密度層側を表向きにして一体に接着していること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の化粧板。 - 【請求項6】 木質繊維製板材の低密度層側は研削され
ていることを特徴とする請求項2に記載の化粧板。 - 【請求項7】 厚さが2〜4mmで密度が0.6 〜1.1 g/
cm3 であり且つ表裏層の密度が芯層の密度よりも大きい
木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して一
方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成され
た密度傾斜を有する木質繊維製板材を作製する工程と、
この木質繊維製板材に合成樹脂を含浸させてこの含浸合
成樹脂と木質繊維製板材に繊維同士の結合剤として含ま
れている合成樹脂との総量が固形分で10〜50重量%であ
る強化木質繊維製板材を作製する工程と、この強化木質
繊維製板材を木質基板の表面に載置したのち加熱、加圧
して木質基板と強化木質繊維製板材とを複合一体化させ
ることにより化粧基板を作製する工程と、この化粧基板
の強化木質繊維製板材の表面に薄いシート状化粧材を貼
着する工程とからなることを特徴とする化粧板の製造方
法。 - 【請求項8】 厚さが2〜4mmで密度が0.6 〜1.1 g/
cm3 であり且つ表裏層の密度が芯層の密度よりも大きい
木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して一
方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成され
た密度傾斜を有する木質繊維製板材を作製する工程と、
この木質繊維製板材に合成樹脂を含浸して硬化させ、こ
の硬化した合成樹脂と木質繊維製板材に繊維同士の結合
剤として含まれている合成樹脂との総量が固形分で10〜
50重量%である強化木質繊維製板材を作製する工程と、
この強化木質繊維製板材を木質基板の表面に載置したの
ち加熱、加圧して木質基板と強化木質繊維製板材とを複
合一体化させることにより化粧基板を作製する工程と、
この化粧基板の強化木質繊維製板材の表面に薄いシート
状化粧材を貼着する工程とからなることを特徴とする化
粧板の製造方法。 - 【請求項9】 上記強化木質繊維製板材をその高密度層
側を表向きにして上記木質基板と複合一体化することを
特徴とする請求項7または請求項8に記載の化粧板の製
造方法。 - 【請求項10】 上記強化木質繊維製板材をその低密度
層側を表向きにして上記木質基板と複合一体化すること
を特徴とする請求項7または請求項8に記載の化粧板の
製造方法。 - 【請求項11】 上記木質繊維製板材を作製する工程
後、この木質繊維製板材に合成樹脂を含浸させる前に、
該木質繊維製板材の低密度層側を研削することを特徴と
する請求項7または請求項8に記載の化粧板の製造方
法。
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