JP2010053687A - 建築用床材の製法 - Google Patents

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昭義 塚田
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Abstract

【課題】反りや歪みが発生しにくく耐水性をよくして、寸法安定性が向上する床材に好適な建築用床材の製法を提供する。
【解決手段】木質繊維集積板の表面に、耐水性を有する熱硬化性樹脂を塗布含浸して乾燥させる工程と、熱硬化性樹脂が半硬化した状態で、化粧材貼り付け用の接着剤を塗布する工程と、工程で塗布された接着剤の上面に化粧材を積層して、熱圧プレスして熱硬化性樹脂と接着剤を同時に完全硬化させる工程を順に実行し、芯材としての合板の表裏両面に中密度以上の木質繊維集積板を貼り合わせており、かつ表面側の木質繊維集積板の表面に化粧材を貼り合わせた建築用床材を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築用床材の製法に関する。
JASで定める複合1種フローリングは合板を基材としており、その中でも最も多く使用されているのが、熱帯雨林から作られるラワン合板である。
しかしラワン合板は産地国資源の枯渇と地球環境問題、熱帯雨林保護運動の高まりによって生産の減少が余儀なくされている。そうした中で床材製造で求める板面のきれいな良質の合板の調達は、日増しに困難になっている。
そこで、多種の木材を原料として使用できる木質繊維集積板の使用が検討された。木質繊維集積板の従来技術としては、特許文献1,2,3,4のものがあり、これらは図4に示すように、合板101の片面に木質繊維集積板102を貼り合わせたものである。
ところで、建築用床材は居住において表面が硬いと傷つきにくく美観を長く保つことが出来る。木質繊維集積板は、密度を高くすることにより硬質性を確保できるので、その硬質性を利用して合板の表面側に木質繊維集積板を貼り合わせた床材は既に市場に流通している。
しかし、合板の片面に木質繊維集積板を貼付した床材では、両材料の伸縮性や剛性などの相違によって、床材として不都合な反り、歪みの発生や寸法伸縮性が劣るため使いづらいという欠点がある。
特開平11−324290 特開2001−207630 特開2003−314037 特開平7−314406
本発明は上記事情に鑑み、反りや歪みが発生しにくく耐水性をよくして、寸法安定性が向上する床材に好適な建築用床材の製法を提供することを目的とする。
第1発明の建築用床材の製法は、木質繊維集積板の表面に、耐水性を有する熱硬化性樹脂を塗布含浸して乾燥させる工程と、該熱硬化性樹脂が半硬化した状態で、化粧材貼り付け用の接着剤を塗布する工程と、前記工程で塗布された接着剤の上面に化粧材を積層して、熱圧プレスして前記熱硬化性樹脂と前記接着剤を同時に完全硬化させる工程を順に実行し、芯材としての合板の表裏両面に中密度以上の木質繊維集積板を貼り合わせており、かつ表面側の木質繊維集積板の表面に化粧材を貼り合わせた建築用床材を得ることを特徴とする。
第1発明によれば、木質繊維集積板の表面に熱硬化性樹脂を含浸させているので、それが硬化した後は木質繊維集積板の耐水性が向上し硬度も高くなって、床材としての性能が向上する。そして、得られた建築用床材は、合板の表裏両面に木質繊維集積板を貼付しているので、床材全体として見たとき、裏側と表側の伸縮率、張力、応力が同条件になり、反りや歪みを低減できる。
本発明の建築用床材の製造工程図である。 本発明の一実施形態に係る建築用床材の断面図である。 建築用床材の突合せ部の断面図である。 従来の建築用床材の断面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図2は本発明の製法で得られる建築用床材の断面図である。図3は同建築用床材の突合せ部の断面図である。
図2に示すように、本発明の製法で得られる建築用床材Aは、芯材として合板1を用い、この合板1の表裏両面に繊維板2を貼り合わせて積層構造の床材Aを構成している。
そして、表面側の繊維板2の表面に化粧材3を貼り合わせ、裏面側の繊維板2の表面にバッカー4を貼り合わせている。
上記の床材Aは、全体の厚みに対し、合板1の厚みは、85%〜25%である。
前記合板1は従前から用いられているラワン材等からなる合板が用いられる。
前記繊維板2は木質繊維を集積し接着剤を混合して熱圧成形したボードである。密度が0.35g/cm〜0.80g/cmのものを中密度繊維板といい、MDF(Medium density fiberboard)とも称される。密度が0.80g/cmを超える繊維板は高密度繊維板といい、HDF(High density fiberboard)とも称される。本発明における繊維板2としては、中密度板も高密度板も使用される。
前記繊維板2の密度は、高い程、表面硬度が増し、傷が付きにくいので、床材として用いたときの美観を長く保つことができる。
図3に示すように、前記床材Aの厚み分布は床材Aの総厚みTの85%〜25%を合板1の厚みtとするのが好ましい。
上記の厚み分布であると、突合せ結合に必要な雄実5も雌実6も合板部分に加工できるので、合板基材の床材と同じ状態の嵌合調整が保て、かつ同様の施工性を保つことができる。
つぎに、本発明に係る建築用床材Aの製法を、図1に基づき説明する。
1)合板1と繊維板2は、寸法の同じものを準備する。下記に代表的な寸法の一例を示す。
合板:厚み6.6mm×幅0.9m×長さ1.8m
繊維板2:厚み2.7mm×幅0.9m×長さ1.8m
2)合板1に繊維板2を貼り合わせるため、繊維板2を1枚ごとロールコーター(糊付機)で接着剤(変性酢酸ビニール)を塗布する。塗布量は900平方cm当たり10〜14グラムが好ましい。この糊付けされた繊維板2を合板の両面に貼り合わせ約100枚の高さに積み重ねる。
3)前記2)で得られた積み山をコールドプレス機で7〜9kg/平方cmの荷重で約40分間圧締し貼り合わせる。この状態で複合台板が得られる。
数日、堆積養生し接着剤の硬化と含水の平衡化を図る。
4)得られた複合台板の表面側繊維板2の表面に化粧材3を貼るため、メラミン樹脂あるいはMDIなど耐水性を向上させる熱硬化性樹脂11を繊維板2の表面に塗布する。具体的には、フローコーターで350〜450g/0.9m×1.8m塗布含浸させ、乾燥炉で半乾燥させる。
5)つぎに半乾燥した樹脂層の表面に化粧材3貼り付け用の熱硬化性接着剤12を塗布する。具体的には、ロールコーターで10〜14g/900平方cm塗布する。
6)つぎに化粧材3を積層しホットプレスで先に含浸しておいた熱硬化性樹脂と同時に熱圧硬化させる。
裏面側についても同様の方法でバッカー4を貼る。
7)裁断から仕上げ
0.9m×1.8mサイズの板を0.3m×1.8mサイズに裁断する。
次にこの0.3m×1.8mの板をベルトサンダーで厚み12mmに仕上げ、テノーナーで幅303mm×長さ1818mmに寸法加工および実加工する。
この場合、実の位置を合板部分になるよう設定する。
このように寸法加工された板を塗装仕上げして製品とする。
上記製法で得られた実施例1の床材Aの各種試験結果は、つぎのとおりである。
なお、比較例1は、繊維板を用いず、合板のみを基材とし、総厚みが12mmである以外は、実施例1と同じ床材を用いた。
Figure 2010053687
本発明で得られた建築用床材Aの長所は、つぎのとおりである。
イ)合板1の表裏両面に繊維板2を貼り合わせることで、表側と裏側の伸縮率、張力、応力が同条件になり、床材Aの反り歪みが低減できる。
ロ)繊維板2にはメラミン樹脂等の耐水性を有する樹脂を含浸させているので、耐水性を良くすることができ、寸法安定性の向上が図れた。
ハ)床材Aの実加工部を合板部分にするよう厚さを配分したので、実が合板部分に形成でき、従来どおりの合板を基材とした床材と同様の施工性を保つことができる。
A 床材
1 合板
2 繊維板
3 化粧材
4 バッカー
5 雄実
6 雌実

Claims (1)

  1. 木質繊維集積板の表面に、耐水性を有する熱硬化性樹脂を塗布含浸して乾燥させる工程と、
    該熱硬化性樹脂が半硬化した状態で、化粧材貼り付け用の接着剤を塗布する工程と、
    前記工程で塗布された接着剤の上面に化粧材を積層して、熱圧プレスして前記熱硬化性樹脂と前記接着剤を同時に完全硬化させる工程を順に実行し、
    芯材としての合板の表裏両面に中密度以上の木質繊維集積板を貼り合わせており、かつ表面側の木質繊維集積板の表面に化粧材を貼り合わせた建築用床材を得る
    ことを特徴とする建築用床材の製法。
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