JPH1111099A - 表面処理方法および木製品 - Google Patents

表面処理方法および木製品

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JPH1111099A
JPH1111099A JP16174097A JP16174097A JPH1111099A JP H1111099 A JPH1111099 A JP H1111099A JP 16174097 A JP16174097 A JP 16174097A JP 16174097 A JP16174097 A JP 16174097A JP H1111099 A JPH1111099 A JP H1111099A
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JP
Japan
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adhesive
surface treatment
lace
pattern
treatment method
Prior art date
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JP16174097A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Hirabayashi
良文 平林
Tomohiko Ueda
友彦 上田
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NAGANO PREF GOV
Nagano Prefecture
Original Assignee
NAGANO PREF GOV
Nagano Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な方法で見栄えのよい天板などを製造で
き、しかもその品位を永く保つことのできる表面処理方
法、およびこの表面処理を施した木製品を提供するこ
と。 【解決手段】 ベニア板などの木板10の表面に第1の
熱可塑性接着剤11を塗布した後、その表面にポリエス
テル繊維からなるレース地13を重ね、その後に第2の
熱可塑性接着剤12を塗布する。しかる後に、第2の熱
可塑性接着剤12の表面側から熱プレスを施すと、表面
にはレース地13の模様が凹凸模様20として形成され
る。その表面にはエナメル系などの塗料14を塗る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル等を構成
する木板などへの表面処理方法、およびこの表面処理方
法を施した木板を用いた木製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テーブルの天板を構成する板材としては
各種のものが使用されているが、品位が高いテーブルを
製造するには高価な木板を使用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、合板など
は、安価であるものの、従来からある表面処理をいくら
施しても、宴会場などで使用するテーブルの天板などと
して使用することができるほどの仕上がりにはならない
からである。また、木板をそのまま天板として使用する
と、いくら高級な木板を使用しても、宴会場などで使用
していくうちにタバコの焼け焦げなどが付いてしまい、
見栄えがすぐに悪くなってしまうという問題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、安価な方法で見
栄えのよいテーブル用の天板などを製造でき、しかもそ
の品位を永く保つことのできる表面処理方法、およびこ
の表面処理を施した木製品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る表面処理方法では、基体の表面に第1
の接着剤を塗布する第1の工程と、その表面にレース地
を重ねる第2の工程と、その表面に第2の接着剤を塗布
する第3の工程と、該第2の接着剤の表面側から熱プレ
スを施す第4の工程と、該熱プレスを施した第2の接着
剤の表面側に塗料を塗布する第5の工程とを行うことを
特徴とする。
【0006】本発明に係る表面処理方法では、木板など
の基体の表面に第1の接着剤を塗布した後、その表面に
合成繊維などからなるレース地を重ね、その後に第2の
接着剤を塗布する。しかる後に、第2の接着剤の表面側
から熱プレスを施すと、レース地の上下に塗布した接着
剤は、レース地の孔を介して強固に接着し合い、基体を
曲げてもレース地が剥がれることはない。また、表面に
エナメル塗装などを施せば、質感も得られるので、安価
な方法で見栄えがよく、かつ、その品位を永く保つこと
のできるテーブル用の天板などを製造できる。また、基
体がたとえ比較的薄い合板であっても、合板はそれに塗
布された接着剤、およびレース地によって補強されてい
るので、テーブル用の天板などとして十分に使用できる
強度を有する。
【0007】本発明において、前記第4の工程の後、前
記第5の工程に先立って、前記第2の接着剤の表面に不
飽和ポリエステル樹脂を用いたサンディング塗装を施し
ておくことが好ましい。
【0008】本発明において、前記第3の工程では、前
記第4の工程での熱プレス後に前記レース地の模様が凹
凸模様として表面に形成されるように前記第2の接着剤
の塗布量を設定することが好ましい。このように構成す
ると、第2の接着剤の表面側から熱プレスを施したと
き、その表面にはレース地の模様が凹凸模様として浮き
出てくる。従って、安価な方法で見栄えのよい凹凸模様
を付すことができる。しかも、ポリエステル繊維のレー
ス地などはすでに各種模様のものがテーブルクロス用や
カーテン用として市販されているので、各種模様を得る
ことができる。しかも、同じ品番のレース地を使用する
限り、常に一定の模様を付すことができるので、大量生
産に適している。
【0009】本発明において、前記第3の工程では、前
記第4の工程での熱プレス後に表面が平坦になるように
当該第2の接着剤の塗布量を設定してもよい。この場合
には、レース地の模様を活かすことはできないが、それ
でも質感および強度を大幅に改善できるので、合板など
からでも見栄えがよくて、かつ、見栄えの良さが永続す
るテーブル用の天板などを製造できる。
【0010】本発明において、前記第1の接着剤および
前記第2の接着剤としては、酢酸ビニル樹脂系エマルジ
ョン接着剤を用いることができる。このような熱可塑性
の接着剤であれば、熱プレスによってレース地の上下に
塗布した接着剤は、レース地の孔を介して強固に接着し
合い、かつ、仕上がりが綺麗である。
【0011】本発明では、前記基体として木板を用い、
本発明に係る表面処理方法を施した木板から木製品を製
造することが好ましい。すなわち、本発明に係る表面処
理方法を合板に施し、それを天板としてテーブルを製造
すると、強度や見栄えが十分で、かつ、軽くて宴会場な
どで取り扱いやすいテーブルを製造できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0013】図1(a)〜(e)は本発明を適用したテ
ーブル(木製品)用の天板などの製造方法を模式的に示
す工程図である。
【0014】図1(a)において、10は、テーブル
(木製品)用の天板などを構成する木板(基体)であ
り、厚さが2.7mm、あるいは2.5mmの薄いベニ
ヤ板などの合板からなる。
【0015】この板材10に対して凹凸模様を付すため
の表面処理として、本形態では、まず、板材10の表面
に第1の熱可塑性接着剤11を塗布する(第1の工
程)。ここで用いる第1の熱可塑性接着剤11は、たと
えば酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤である。
【0016】次に、図1(b)に示すように、半乾きの
第1の熱可塑性接着剤11の表面にポリエステル繊維な
どからなるレース地13を被せる(第2の工程)。この
レース地13は、従来より広く市販されているもので、
各種の隙間(孔)が織りなすレース模様を有する。
【0017】次に、図1(c)に示すように、レース地
13の表面側に第2の熱可塑性接着剤12を塗布する
(第3の工程)。ここで用いる第2の熱可塑性接着剤1
2も、たとえば酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤で
ある。
【0018】次に、図1(d)に示すように、第2の熱
可塑性接着剤12が半乾きとなって透明になった頃を見
計らって、第2の熱可塑性接着剤12の表面に、直接、
あるいは間接的にローラ、あるいは大型のアイロンを用
いて熱プレスを施す(第4の工程)。ここで、前記の第
3の工程では、この第4の工程での熱プレス後にレース
地13の模様が表面に形成されるように第2の熱可塑性
接着剤12の塗布量を設定してある。このため、熱プレ
ス後の第2の熱可塑性接着剤12の表面側にはレース地
13の模様が凹凸模様20として浮き出てくる。しか
も、ポリエステル繊維のレース地13は熱に強いため、
熱プレスを施しても、そのレース模様(凹凸模様20)
が潰れない。
【0019】次に、図1(e)に示すように、第2の熱
可塑性接着剤12の表面側にエナメル系などの塗料14
を塗布する(第5の工程)。
【0020】このように、本発明を適用した表面処理方
法では、板材10の表面に第1の熱可塑性接着剤11、
レース地13、および第2の熱可塑性接着剤12を重
ね、しかる後に、第2の熱可塑性接着剤12の表面側か
ら熱プレスを施すだけで、レース模様に対応する凹凸模
様20を形成できるので、安価な方法で見栄えのよい凹
凸模様20を木板10の表面に付すことができる。しか
も、漆塗りのような光沢も得られる。また、レース地1
3の上下に塗布した接着剤は熱可塑性であるので、熱プ
レスを施すと、光沢が得られるとともに、レース地13
を介して強固に接着するので、レース地13が剥がれる
ことがない。さらに、レース地13の上下に塗布した接
着剤は熱可塑性であるので、完全硬化してからでも、熱
プレスを施すと、光沢が得られるとともに、レース地1
3を介して強固に接着するという利点がある。さらにま
た、レース地13は表面が第2の熱可塑性接着剤12お
よび塗料14でコーティングされているので、タバコに
よる焼け焦げや傷などが付きにくい。それ故、見栄えを
良さを永く保つことができる。
【0021】また、本形態では、レース地13として用
いたポリエステル製のものは、すでに各種模様のものが
テーブルクロス用などとして市販されているので、任意
の模様を選択して形成することができる。しかも、同じ
品番のレース地13を使用する限り、常に一定の模様を
木板10の表面に付すことができるので、大量生産に適
している。さらに、ポリエステル繊維のレース地13で
あれば、第1および第2の熱可塑性接着剤11、12の
吸い込みがほとんどないので、凹凸模様20を見栄えよ
く形成できるなどの利点がある。
【0022】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、第3の工程において、前記第4の工程での熱プレス
後にレース地13の模様が浮き出るように第2の熱可塑
性接着剤12の塗布量を設定したが、第4の工程での熱
プレス後に表面が平坦になるように第2の熱可塑性接着
剤12の塗布量を設定してもよい。この場合には、レー
ス地13の模様を活かすことはできないが、それでも質
感および強度を大幅に改善できるので、合板からでも見
栄えがよくて、かつ、見栄えの良さが永続するテーブル
用の天板などを製造できる。この場合にも、ポリエステ
ル繊維などのレース地13であれば、接着剤の吸い込み
がほとんどないので、表面の仕上がり状態は見栄えがよ
い。
【0023】また、第4の工程の後、第5の工程として
の塗装前に不飽和ポリエステル樹脂を用いたサンディン
グ塗装を施せば、サンディング中に発生する熱によっ
て、レース地13の上下に塗布した接着剤同士がより強
固に接着するという利点がある。また、サンディング塗
装を行った後であれば、表面を塗装する際に塗料がはじ
かなくなるので、各種の塗料を用いることができる。な
お、不飽和ポリエステル樹脂を用いたサンディング塗装
を行う際には、配合した溶剤の量の分だけ厚めの樹脂層
を塗布する。
【0024】さらに、上記形態では合板を基体とし、そ
れに表面処理を施したが、本発明に係る表面処理方法の
対象は、木板に限らず、石板やコンクリート板、コンク
リートブロックなど各種の材料の表面を改質するのに適
用できる。また、本発明の表面処理を施した木板は、テ
ーブルなどの木製品だけでなく、各種の内装材としての
用途があり、その難燃性を活かした壁材などとして利用
できる。
【0025】また、第1および第2の接着剤として熱硬
化性のものを用いる場合には、完全硬化する前に熱プレ
スを施す方法を採用すればよい。
【0026】さらに、レース地13としては100%が
ポリエステル繊維などの合成繊維で製造されたものに限
らず、その種類によっては、天然繊維、あるいは天然繊
維と合成繊維の混紡のものを用いてもよい。また、レー
ス地13としては織ったものに限らず、接着剤が通る孔
や隙間があれば、不織布で作ったものであってもよい。
【0027】なお、塗料14としては漆などを用いても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る表面
処理方法では、木板などの基体の表面に第1の接着剤を
塗布した後、その表面にレース地を重ね、その後に第2
の接着剤を塗布する。しかる後に、第2の接着剤の表面
側から熱プレスを施すと、レース地の上下に塗布した接
着剤は、レース地を介して強固に接着し、レース地が剥
がれることがない。従って、それに塗装を施せば、たと
え合板からであっても、安価な方法で見栄えがよく、か
つ、その品位を永く保つことのできるテーブル用の天板
などを製造できる。また、たとえ薄い合板であっても、
それに塗布された接着剤、およびレース地によって補強
されているので、テーブル用の天板などとして十分に使
用できる。
【0029】また、前記第3の工程では、前記第4の工
程での熱プレス後に前記レース地の模様が浮き出るよう
に前記第2の接着剤の塗布量を設定すれば、表面にはレ
ース地の模様を凹凸模様として形成できる。従って、か
なり安価な方法で見栄えのよい凹凸模様を付すことがで
きる。しかも、ポリエステル繊維などからなるレース地
はすでに各種模様のものが市販されているので、各種の
模様を得ることができる。しかも、同じ品番のレース地
を使用する限り、常に一定の模様を付すことができるの
で、大量生産に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテーブル(木製品)の天板な
どの製造方法(表面処理方法)を模式的に示す工程図で
ある。
【符合の説明】
10 天板 11 第1の熱可塑性接着剤 12 第2の熱可塑性接着剤 13 レース地 14 塗料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の表面に第1の接着剤を塗布する第
    1の工程と、前記第1の接着剤の表面にレース地を被せ
    る第2の工程と、前記レース地の表面側に第2の接着剤
    を塗布する第3の工程と、前記第2の接着剤の表面側か
    ら熱プレスを施す第4の工程と、前記第2の接着剤の表
    面側に塗料を塗布する第5の工程とを有することを特徴
    とする表面処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第4の工程の
    後、前記第5の工程に先立って、前記第2の接着剤の表
    面に不飽和ポリエステル樹脂を用いたサンディング塗装
    を施しておくことを特徴とする表面処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第3の
    工程では、前記第4の工程での熱プレス後に前記レース
    地の模様が凹凸模様として表面に形成されるように前記
    第2の接着剤の塗布量を設定することを特徴とする表面
    処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記第3の
    工程では、前記第4の工程での熱プレス後に表面が平坦
    になるように当該第2の接着剤の塗布量を設定すること
    を特徴とする表面処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記第1の接着剤および前記第2の接着剤は、いずれ
    も、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤であることを
    特徴とする表面処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記基体は木板であることを特徴とする表面処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に規定する表面処理方法を施し
    た木板を用いたことを特徴とする木製品。
JP16174097A 1997-06-19 1997-06-19 表面処理方法および木製品 Pending JPH1111099A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021505A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 テイ・エス テック株式会社 乗物用の加飾用部品

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