JPH11110622A - 自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システム - Google Patents

自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システム

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JPH11110622A
JPH11110622A JP28296597A JP28296597A JPH11110622A JP H11110622 A JPH11110622 A JP H11110622A JP 28296597 A JP28296597 A JP 28296597A JP 28296597 A JP28296597 A JP 28296597A JP H11110622 A JPH11110622 A JP H11110622A
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vending machine
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data
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JP28296597A
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Takeshi Oba
剛 大庭
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機に収納されている商品の在庫管理
方法および在庫管理システムに関し、最適な在庫数の設
定、管理ができ、商品の補充作業の効率化を十分に達成
できる自動販売機の在庫管理方法および在庫管理システ
ムを実現することを目的とする。 【解決手段】 各カラムに収納される商品の在庫数と売
上数とのデータを計測して記憶し、任意に表示すること
ができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該
記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を
行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシス
テムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収容
在庫数の設定数および売上数データを収集し、それらの
データに基づいて各コラムの最適な在庫数を決定し、該
在庫数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定
し、不必要な在庫をなくすことにより、商品の補充作業
を軽減し、品質管理の向上を計った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動販売機に収納されている
商品の在庫管理方法および在庫管理システムに関し、特
に最適な在庫数の設定、管理ができ、商品の補充作業の
効率化を実現できる自動販売機の在庫管理方法および在
庫管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機で販売されている商品として
は、たばこや清涼飲料が多く見られる。1台の自動販売
機に収納される商品の種類はかなり多く、50種類にな
るものもある。
【0003】収納されている商品の種類は、自動販売機
の前面パネルの見本棚に陳列されており、各種類の商品
は、自動販売機内部に設けられた「コラム」と呼ばれる
収納区画に分けて収納されている。
【0004】販売時には、自動販売機の見本棚に記載の
価格に従い、貨幣投入口より販売金額を投入し、商品選
択スイッチを押すことにより、希望の商品が自動販売機
の下部の商品取出口より排出されて購入できるようにな
っている。
【0005】このような従来の自動販売機において、商
品の在庫数は、自動販売機内の各コラムに収納されてい
る商品残数量となるが、実際には、コラムの最大収容数
から売上数を差し引いた数を在庫数として管理されてい
る。上記のように商品選択スイッチを押す毎に商品が購
入され、売上数がカウントされて売上金額および在庫数
が計測され、自動販売機の内部に設置される記憶ユニッ
トに記憶されるようになっている。
【0006】商品の補充は、定期的に巡回するサービス
マンによって行なわれ、同時に在庫、売上情報を収集す
る。この収集データを情報処理して在庫管理が行なわれ
ている。
【0007】この商品補充時には、各コラムが満杯にな
るまで充填し、その最大収容数を基準在庫数とし、この
基準在庫数より売上数を差し引いて在庫数を計測するよ
うになっている。
【0008】巡回するサービスマンが各コラムに補充す
る商品の数は、上記のように、売上データより解るが、
売上データを表示するモニターは自動販売機の内部にあ
り、前面扉を開けなければ確認することができない。
【0009】通常の商品補充作業では、作業効率の問題
から、自動販売機の扉を開けて各コラムの必要補充数を
記憶ユニットの表示で確認し、メモしてから、サービス
カーに戻って、メモに従い補充数を荷下ろしして、再び
自動販売機に行って補充するというような面倒な作業は
行なわれていない。
【0010】これは、自動販売機では、コラム数が多い
ため、それら全ての補充数を確認することは非常に手間
がかかる作業であるためである。また、事前確認した場
合においても、メモ時の記載ミスを考慮する必要から多
めに搬送する。
【0011】一般には、事前に記憶ユニットの確認は行
なわれず、各コラムの最大収容数と売上状況を経験的に
判断し、予め多めの補充商品をサービスカーより荷下ろ
しし、台車などに積載して自動販売機まで運び、前面扉
を開けて、商品を補充するのである。
【0012】上記のような問題から、補充商品の充填数
のチェックを自動化し、作業の手間やデータ管理上の人
為的なミスをなくすために、特公昭62−59357号
(自動販売機の販売データ処理方式)などの発明が提案
されている。
【0013】これは自動販売機から携帯端末に光通信を
利用して売上データを収集し、この携帯端末を持ち帰
り、光通信で管理センターの処理装置に送信するように
したものである。
【0014】この他、自動販売機に関しては、多くの発
明がなされており、自動販売機の在庫数量を無線でデー
タ送信し、管理センターで集中管理するようにしたもの
(特公平4−49156号)や、無線で集中管理を行な
い、商品レベル警報を送信し、売切れ前に警報が出るよ
うにしたもの(特公平6−70820号)などもある。
【0015】このように、従来の自動販売機の問題点で
あった、在庫情報や売上情報の収集時の手間や人為的な
記載ミスの問題については、上記の光通信を利用してデ
ータ収集することにより解決できる。
【0016】また、無線通信を利用することにより、巡
回時に自動販売機に運ぶ補充数を予め通信で知ることが
可能となり、補充時の作業の無駄が少なくなり、品切れ
になる前に巡回して補充することが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線通
信などの場合には、中継局を設けたり、特別な送受信設
備を自動販売機に組込んだりしなければならず、設備費
用がかなり高価になってしまうため、現状では実用化さ
れているものはない。
【0018】また、品切れ前に補充可能であるが、自動
販売機内の一つのコラムのみが品薄になった場合におい
ても巡回しなければならないため、結局のところ、定期
的な巡回とほとんどかわらない状態となってしまう。
【0019】これらの従来の改善策は、在庫管理データ
の信頼性の問題は自動化によりクリアされるが、自動販
売機を巡回するサービスマンの作業の軽減化、効率化と
いう目的は十分に達成されるとは言い難い。
【0020】また、在庫管理で最も重要な品質管理の問
題も解決されていない。即ち、自動販売機に収納される
商品は、各コラムに満杯に充填されるが、売れる商品の
コラム、すなわち多くの在庫数を必要とするコラムで
も、売れ行きの悪い商品のコラム、すなわち少ない在庫
で十分なコラムでも、常に最大収容数が充填されてい
る。
【0021】自動販売機には、様々な商品が陳列されて
おり、それらの全ての商品は、同じように売れることは
なく、売れる商品と売れ行きの悪い商品とが一緒に販売
されている。各商品の売れ行きは、自動販売機の設置す
る地域や周辺環境により様々に異なった結果が得られ
る。
【0022】上記を考慮すると、自動販売機の商品の在
庫数量は、設置場所や商品の種類によって、各コラムの
適切な在庫数量があることは明らかであるが、通常の場
合、自動販売機内に収納される各商品の在庫量は、各コ
ラムの構造によって決められている。即ち、各コラムの
最大収納在庫数がそのまま基準収容在庫数となっている
のである。
【0023】従来の自動販売機のコラムの構造では、前
記に示したように、該コラム内の在庫数を直接検出する
のが困難なために、基準収容在庫数から売上数を差し引
いて現在の在庫数を算出するようになっている。すなわ
ち、各コラムに満杯に商品を補充することにより、基準
収容在庫数(最大収納在庫数)としているためである。
【0024】この様に従来の在庫管理の場合、売れ行き
の悪い商品では、不必要な在庫を多く抱えることにな
り、売れ残ったまま長期間在庫されることになり、品質
的に問題となるのである。従って、売れ行きに応じた適
切な在庫数管理が必要となる。
【0025】本発明は、自動販売機の管理に関して、今
まで省みられてこなかった、このような在庫管理の中で
の品質管理の問題に注目し、不必要な在庫を極力無くす
ことを目的とするものであり、在庫管理において、実用
的な設備で在庫情報および売上情報の信頼性を確保し、
かつ、適切な在庫数設定が可能であり、サービスマンの
作業の軽減化、効率化が十分に達成できる在庫管理方法
およびそのシステムを提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1は、自動販売機
内の各カラムに収納されている商品の在庫数と売上数と
のデータを検出し、計測し、記憶し、任意に表示するこ
とができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、
該記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理
を行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシ
ステムにおいて、各カラム毎に任意に設定できる基準収
容在庫数の設定数および売上数データを収集し、それら
のデータに基づいて各コラムの必要最少在庫数を決定
し、該必要最少在庫数データに従って各コラムの基準収
容在庫数を設定するようにした自動販売機の在庫管理方
法である。
【0027】自動販売機より取得する在庫数情報は、各
カラムの最大収容数ではなく、最低必要在庫数であり、
任意に設定される基準収容設定数である。従って、在庫
数はこの基準収容設定数より売上個数を差し引いた数と
なる。
【0028】必要最少在庫数の決定においては、請求項
2のように、一定期間内に行なわれる商品補充作業にお
ける各作業毎、各コラム毎の補充個数を計測して記憶し
ておき、それらの補充個数データの中で、各コラム毎の
最大補充個数を取得し、この数を必要最少在庫数とする
ようにしても良い。
【0029】請求項3は、自動販売機内の各コラムに収
納される商品の基準収容在庫情報および売上情報とを計
測し記憶するための情報記憶手段と、該情報記憶手段に
記憶された情報を収集するための情報収集手段と、該収
集された情報を情報処理し、必要最少在庫数を取得する
ための在庫情報処理手段と、該在庫情報処理手段にて得
られた必要最少在庫数情報を自動販売機に設定するため
の収容在庫数設定手段とで構成されている自動販売機の
在庫管理システムである。
【0030】該情報記憶手段は、基準在庫設定数、売上
数や売上金額などの在庫・売上情報のデータを取得およ
び計算し、記憶し、任意に表示できるものであればいず
れでも良く、各コラム毎のデータおよび自動販売機全体
の集計データを表示できるディスプレーを有するものが
良く、データをプリントできるものでも良い。
【0031】該情報収集手段は、前記の情報記憶手段に
記憶されたデータを収集し、情報処理手段に確実にデー
タを伝達できるものならばいずれでも良い。自動販売機
に電話回線を接続してデータの伝送を行なうようにして
も良い。
【0032】また、請求項4に示すように、光通信を利
用した携帯端末装置を用いて、自動販売機の情報記憶手
段の情報を在庫情報処理手段に伝送し、該在庫情報処理
手段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を自動
販売機の収容在庫数設定手段に伝送するようにしても良
い。自動販売機に設けられた光送受信装置により、巡回
サービスマンが携帯する携帯端末装置にデータを収集
し、該携帯端末装置を持ち帰り情報処理手段にデータが
伝送される。また、情報処理手段で処理されて得られた
設定変更データなどを自動販売機の情報記憶手段や収容
在庫数設定手段に伝達する。
【0033】該情報処理手段は、在庫、売上情報データ
を情報処理して在庫管理するための情報処理装置であ
り、多数の自動販売機を集中管理する管理センターや販
売店に設置され、必要最少在庫数の算出なども行なわれ
る。
【0034】さらにまた、請求項5に示すように、自動
販売機の情報記憶手段の情報を無線通信手段を用いて、
在庫情報処理手段に伝送し、在庫情報処理手段で情報処
理して得られた必要最少在庫数情報を無線通信手段を用
いて自動販売機の収容在庫数設定手段に伝送するように
しても良い。
【0035】無線通信手段として、無線の中継局を設け
たり、複数の自動販売機で無線ネットワークを構築し、
メインとなる自動販売機にデータを集中し、情報処理手
段へデータを纏めて無線送信するようにしたものでも良
い。
【0036】該収容在庫数設定手段は、在庫情報処理手
段により得られた必要最少在庫数データを自動販売機の
情報記憶手段に送り、基準収容在庫数データを書き換え
ることができるデータ伝達装置であるならばいずれでも
良く、前記の情報収集手段と兼用に設けられても良い。
また、各コラムに基準収容在庫数の表示ディスプレーを
設け、前記の情報記憶手段に記憶された基準収容在庫数
を表示するようにしても良い。
【0037】
【発明の実施の形態】請求項1においては、各自動販売
機は、商品の販売毎に、売上個数がカウントされ、コラ
ムナンバー、基準収容在庫数、商品コードおよび商品単
価データなどとともに記憶ユニットに記憶される。
【0038】これらの記憶されたデータを収集し、基準
収容在庫数より売上数を差し引いて在庫残数を算出す
る。算出された在庫残数に予備数を加えて必要最少在庫
数を決定する。
【0039】決定された必要最少在庫数を自動販売機の
各コラムの基準収容在庫数として記憶ユニットに記憶さ
れる。巡回するサービスマンは、自動販売機の各コラム
の商品がこの基準在庫数となるように商品を補充する。
【0040】このように、必要最少在庫数を設定する
と、自動販売機の各コラムの商品は、絶えず最小限度の
在庫となるため、無駄な商品の補充をすることがなくな
り、巡回するサービスマンの作業量が大幅に軽減され、
無駄な在庫が無くなり効率的な販売管理ができる。ま
た、過剰な在庫が長期間に渡って自動販売機内に収納さ
れたままとなるなどの品質低下を招く事もなくなり、品
質管理が向上する。
【0041】請求項2においては、一定期間例えば1ケ
月の間、サービスマンの補充作業毎に、自動販売機の記
憶ユニットから各コラムの基準収容在庫数と売上数デー
タを収集し、それらのデータから各コラムの補充数を計
算して記憶しておき、1回の補充により充填された商品
が最も多かった補充個数、すなわち補充数の最大値を取
得し、この最大補充個数を必要最低在庫数と判断し、各
コラムの基準収容在庫数として自動販売機の記憶ユニッ
トに記憶させ、商品の補充時には、この基準収容在庫数
に従って補充を行なう。
【0042】なお、最大補充個数を取得するために補充
作業毎の補充個数を記憶し集計する一定期間の長さは、
自動販売機の設置場所や周辺環境により、考慮する必要
がある。
【0043】請求項3においては、各コラムの基準収容
在庫情報と売上情報とが計測され、記憶されている情報
記憶手段より、該情報データが情報収集手段によって収
集され、在庫情報処理手段に送られる。
【0044】該情報処理手段では、送られきた情報デー
タを情報処理し、各コラムの補充個数を計算し、必要な
予備個数を加えて必要最少在庫数を取得する。
【0045】該在庫情報処理手段にて得られた必要最少
在庫数情報は、収容在庫数設定手段により、自動販売機
の情報記憶手段へ伝送され、基準収容在庫数データが更
新される。
【0046】請求項4においては、自動販売機の情報記
憶手段に記憶されたデータが光通信により送受信するた
めの光通信装置により、巡回サービスマンが携帯する光
通信用携帯端末装置にデータが送信され、該携帯端末装
置に一時記憶される。
【0047】携帯端末装置に記憶されたデータは、サー
ビスマンが持ち帰り、情報処理手段に送られ、データ処
理がなされる。また、該情報処理装置で得られた必要最
少在庫数データを逆に自動販売機の情報記憶手段に光送
信することにより、基準収容在庫数データの更新ができ
る。
【0048】請求項5においては、自動販売機の情報記
憶手段に記憶された情報データが無線通信装置により送
信されて、情報処理手段に設けられた無線通信装置に送
信される。受信されたデータは情報処理手段において、
データ処理され、必要最少在庫数が取得される。この必
要最少在庫数が無線通信装置により自動販売機の情報記
憶手段に送信されて、基準収容在庫数データが更新され
る。
【0049】このように、基準収容在庫数の設定変更が
でき、必要最少在庫数を設定できるため、無駄のない在
庫管理が可能となる。
【0050】
【実施例】以下に実施例について図面を用いて説明す
る。
【0051】図1は、本発明による自動販売機の在庫管
理システムの実施例を示すものであり、たばこの自動販
売機の在庫管理システムの構成図である。
【0052】各地に配置される自動販売機1と、自動販
売機1へ商品の補充を行ない、自動販売機1の管理デー
タを収集するためのサービスカー2と、自動販売機1の
管理データをデータ処理し、在庫管理するための管理セ
ンター3とで構成される。
【0053】自動販売機1には、商品の販売毎に売上個
数を計測するセンサー4と、サンサー4により計測され
た売上データ5と、各コラムの基準収容在庫数6を記憶
し、売上金額や在庫数を計算するための記憶ユニット7
と、売上データ5や在庫データ6を表示する表示モニタ
ー8と、該記憶ユニット7に記憶されたデータ5,6を
光通信により携帯端末装置10へ送信するための光通信
装置9が設けられている。
【0054】サービスカー2には、自動販売機1より光
送信されたデータ5,6を受信し、記憶するための光通
信用携帯端末装置10と、該携帯端末装置10が収集し
たデータを無線送信により管理センター3に送信するた
めの無線送信装置11が設けられている。
【0055】管理センター3には、サービスカー2より
無線送信されたデータを受信するための無線受信装置1
2と、該受信したデータを記憶するための情報記憶用パ
ソコン13と、該情報記憶用パソコン13とネットワー
ク接続される情報処理用パソコン14が設置されてい
る。
【0056】図2は、自動販売機の在庫管理データの流
れを示す概略図であり、自動販売機1の在庫管理データ
は、光通信用携帯端末装置10により収集され、サービ
スカー2に設置されるデータ伝達装置10aにセットさ
れて無線送信装置11に送られ、該無線送信装置11か
ら管理センターの無線受信装置12で送信され、情報記
憶用パソコン13に送られて記憶され、さらに、情報処
理用パソコン14に送られ、データ処理されて必要最少
在庫数が出力される。
【0057】該必要最少在庫数データは、情報記憶用パ
ソコン13に記憶されるとともに、管理センター3に設
置されるデータ伝達装置10bを介して光通信用携帯端
末装置10に基準収容在庫数データとして記憶される。
【0058】この光通信用携帯端末装置10は、サービ
スカー2aに積載されて、自動販売機1まで運ばれる。
ここで、光通信用携帯端末装置10に記憶された基準収
容在庫数データが光通信により自動販売機1に送信さ
れ、自動販売機1に設定されている基準収容在庫数デー
タが更新される。
【0059】次に、上記の実施例における商品補充作業
について説明する。自動販売機に商品を補充する場合に
は、サービスカーに各商品を積載し、定期的に各自動販
売機を巡回して補充していく。この時の各自動販売機で
の補充作業は以下の通りである。
【0060】1)光通信用携帯端末装置を作動させて、
データ収集指令信号を自動販売機に光送信する。同時に
基準収容在庫数データの変更がある場合には更新データ
が送信される。 2)データ収集指令信号の送信により、自動販売機内の
記憶ユニットから光通信装置を介して在庫管理データが
光通信用携帯端末装置に送信され、記憶される。 3)受信の完了をランプで確認する。 4)光通信用携帯端末装置で補充数をプリントする。 5)光通信用携帯端末装置でプリントされた各コラムの
補充数に従ってサービスカーより補充に必要な商品を荷
下ろしし、台車に積載して自動販売機に運ぶ。 6)自動販売機の前面扉を開けて、記憶ユニットで売上
金額を確認し、釣り銭ユニットから売上金額を確認して
取り出し、必要な釣り銭を補充する。 7)各コラムに表示された基準収容在庫数を確認し、プ
リントされた補充数に従い商品を充填する。 8)自動販売機の前面扉を閉める。
【0061】上記の実施例は、光通信と無線通信を併用
したシステムであるが、光通信のみでも良く、無線通信
により自動販売機から直接、管理センターに送信しても
よい。また、電話回線などを利用しても良い。
【0062】従来の補充作業では、自動販売機の前面扉
を開けて、内部に設置されている記憶ユニットから各コ
ラムの補充数を確認し、メモを取らなければならなかっ
た。この作業は、非常にたいへんであるため、省略して
補充数を予想して多めにサービスカーより荷下ろしして
運んでいるのが現状である。
【0063】本発明では、上記に示すように、前面扉を
開けずに補充数が簡単に確認できるようになっている。
しかもプリントされるので、記載ミスもなく、正確な補
充数となるため、余分に荷下ろしする必要もなく、大幅
な作業量の低減が実現する。
【0064】さらにまた、最少限の在庫数量となるよう
に在庫管理されるため、絶えず新しい商品が収納される
こととなり、品質管理が行き届き、自動販売機の信頼性
の向上となる。
【0065】図3(1)は、各コラムに設けられたディ
スプレーの表示例であり、(2)は自動販売機全体の状
況を表すディスプレーの表示例である。各コラムのディ
スプレーの設置により、補充数を確認しながら充填作業
ができるので安心である。全体のディスプレーは、サー
ビスマンが商品の売上状況を把握できるようにするため
である。
【0066】補充作業時にサービスマンが自動販売機の
状況を正確に把握することは、自動販売機の維持管理に
とって非常に重要であり、これらのディスプレーによ
り、自動販売機の状態をサービスマンがすばやく正確に
チェックできるようになる。
【0067】
【発明の効果】請求項1は、各コラムの基準収容在庫数
の設定数を任意に変更することができ、必要最少在庫数
を基準収容在庫数とするように設定されることにより、
売上数の変動に柔軟に対応して無駄な在庫を抑えること
ができる在庫管理を実現できる。また、コラムを有効に
使用することができるので、販売する商品の種類を増や
すことが可能となる。また、絶えず新しい商品を提供す
ることができ、品質管理面での大幅な向上が計られる。
【0068】請求項2は、一定期間内の補充時の補充個
数の最大値を必要最少在庫数とすることにより、特異的
な売上数の上昇に対する基準収容在庫数の設定による在
庫の無駄を抑えることができる。また、一定期間、基準
収容在庫数の設定が変更しないので、その間の確認作業
が軽減できる。
【0069】請求項3は、自動販売機の各コラムの基準
収容在庫数の設定を変更することができ、必要最少在庫
数を取得することができるため、無駄な在庫を極力抑え
ることができる在庫管理システムを実現できる。
【0070】請求項4は、情報収集手段として、光通信
を利用した携帯端末装置を用いることにより、自動販売
機の前面扉を開けずに、補充個数を確認することがで
き、作業時間を大幅に短縮できる。また、データ収集に
おいて、人為的な記載ミスがなくなるため、データの信
頼性が向上する。
【0071】請求項5は、情報収集手段として、無線通
信手段を用いることにより、補充作業において最も手間
がかかる、自動販売機から直接、補充個数を確認する作
業が無くなるので、作業時間の大幅な短縮となる。ま
た、自動販売機からのデータ収集においては、サービス
マンは関与しなくて良くなり、商品の補充のみの作業に
専念できるようになる。
【0072】以上に示したように、本発明によれば、自
動販売機の在庫管理において、自動販売機より収集する
在庫情報および売上情報の信頼性を確保し、かつ、適切
な在庫数設定が可能となり、サービスマンの作業の軽減
化、効率化が十分に達成できる在庫管理方法およびその
システムを提供することができる。
【0073】従来の売上主義的な販売管理から品質重視
の販売管理に転換でき、自動販売機の信頼性の著しい向
上が計られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の在庫管理システムの
実施例を示す構成図である。
【図2】本発明による自動販売機の在庫管理システムの
在庫管理データの流れを示す概略図である。
【図3】本発明による自動販売機の在庫管理システムに
おける自動販売機の在庫状況を表すディスプレーの表示
例であり、(1)は、各コラムに設けられるディスプレ
ーの表示例であり、(2)は自動販売機全体の状況を表
すディスプレーの表示例である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 サービスカー 3 管理センター 4 センサー 5 売上データ 6 基準収容在庫数データ 7 記憶ユニット 8 表示モニター 9 光通信装置 10 光通信用携帯端末装置 11 無線送信装置 12 無線受信装置 13 情報記憶用パソコン 14 情報処理用パソコン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各カラムに収納される商品の在庫数と売
    上数とのデータを計測して記憶し、任意に表示すること
    ができる記憶ユニットが設けられた自動販売機から、該
    記憶ユニットに記憶されたデータを収集して情報処理を
    行なうことにより、自動販売機の在庫管理を行なうシス
    テムにおいて、 各カラム毎に任意に設定できる基準収容在庫数の設定数
    および売上数データを収集し、それらのデータに基づい
    て各コラムの必要最少在庫数を決定し、該必要最少在庫
    数データに従って各コラムの基準収容在庫数を設定する
    ことを特徴とする自動販売機の在庫管理方法。
  2. 【請求項2】 前記の必要最少在庫数の決定において、
    一定期間内の補充時の補充個数を計測して記憶してお
    き、それらの補充個数データの中で最大補充個数を必要
    最少在庫数とすることを特徴とする請求項1に記載の自
    動販売機の在庫管理方法。
  3. 【請求項3】 自動販売機内の各コラムに収納される商
    品の基準収容在庫情報および売上情報とを計測し記憶す
    るための情報記憶手段と、該情報記憶手段に記憶された
    情報を収集するための情報収集手段と、該収集された情
    報を情報処理し、必要最少在庫数を取得するための在庫
    情報処理手段と、該在庫情報処理手段にて得られた必要
    最少在庫数情報を自動販売機に設定するための収容在庫
    数設定手段とで構成されることを特徴とする自動販売機
    の在庫管理システム。
  4. 【請求項4】 前記の情報収集手段として、光通信を利
    用した携帯端末装置を用いて、自動販売機の情報記憶手
    段の情報を在庫情報処理手段に伝送し、在庫情報処理手
    段で情報処理して得られた必要最少在庫数情報を光通信
    を利用した携帯端末装置を用いて自動販売機の収容在庫
    数設定手段に伝送することを特徴とする請求項3に記載
    の自動販売機の在庫管理システム。
  5. 【請求項5】 前記の情報収集手段として、自動販売機
    の情報記憶手段の情報を無線通信手段を用いて、在庫情
    報処理手段に伝送し、在庫情報処理手段で情報処理して
    得られた必要最少在庫数情報を無線通信手段を用いて自
    動販売機の収容在庫数設定手段に伝送することを特徴と
    する請求項3に記載の自動販売機の在庫管理システム。
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