JP2003036464A - 自動販売機における商品の収容数を維持するための方法 - Google Patents

自動販売機における商品の収容数を維持するための方法

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JP2003036464A JP2001222432A JP2001222432A JP2003036464A JP 2003036464 A JP2003036464 A JP 2003036464A JP 2001222432 A JP2001222432 A JP 2001222432A JP 2001222432 A JP2001222432 A JP 2001222432A JP 2003036464 A JP2003036464 A JP 2003036464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現地にて定期的に商品収容数を確認すること
なく、遠隔地より収容数を把握して、新たな商品を適切
に補充し得る、複数の自動販売機における商品収容数を
維持するための方法を提供すること。 【解決手段】 自動販売機における商品の収容数を維持
するための方法が開示されている。本発明は、第一演算
手段において、複数の自動販売機における商品の種類毎
の計数値の和、自動販売機における商品の合計最大収容
数と計数値の和との差、および計数値の和の合計値をそ
れぞれ計算する工程;および合計値が第一演算手段にて
予め設定された値以下を表す際、第一演算手段から得ら
れた差を商品種類毎にそれぞれ出力する工程;を包含す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機におけ
る商品の収容数を維持するための方法に関し、より詳細
には、現地において定期的に、複数の自動販売機におけ
る商品の残存収容数または販売数を確認することなく、
遠隔地より複数の自動販売機における商品の残存収容数
または販売数を把握して、商品を適切な時期に補充する
ことのできる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の生活文化の変貌に伴い、商品にか
かる販売様式も大きく変わってきている。商品を販売す
る者にとっては、人件費、物流コスト等の削減が重要課
題の一つとして挙げられる。
【0003】このような課題を解決する手段の一つとし
て、インターネットに代表される電子商取引の発展が期
待される。しかし、現在のわが国においては各家庭への
インターネット普及率は欧米等の諸外国と比較して高い
とは言えず、販売にかかる人件費、物流コスト等の削減
を直ちに達成することはできない。
【0004】上記販売様式の一例として、わが国におい
ては近年、自動販売機を用いた商品の販売が行われてい
る。自動販売機は各地に配置され、例えば、ジュースお
よびビールのような飲料、菓子類、カップ麺および米の
ような食品、タバコのような嗜好品、ならびにシャンプ
ーおよび髭そりのような生活雑貨が販売されている。自
動販売機は販売にかかる人件費を大きく削減するものと
して飛躍的に普及し、国内に配置される数も膨大であ
る。
【0005】自動販売機の飛躍的普及に伴い、近年、新
たな問題が発生している。すなわち、自動販売機の普及
とともにその利用者が急増し、各地に配置された自動販
売機内の商品が不足する、または完売するという問題が
ある。通常、自動販売機内の商品収容数は、これを管理
する商店または企業が定期的に各設置場所を巡回し、そ
の収容数を確認する。そして、収容数を最大限の状態に
戻すため、不足または完売数に応じて、新たな商品を自
動販売機に補充する必要があった。
【0006】しかし、このように各設置場所を定期的に
巡回して、各自動販売機の収容数を確認しかつ新たな商
品を投入する作業には、時間および費用の面から多くの
無駄を生じる。
【0007】通常、上述したような商品を扱う自動販売
機は、利用者に対して種々の商品を提供することができ
る点から、1台毎に複数の商品をストックする。そのた
め、収容数を確認し、新たな商品を補充するためには、
各配置場所を巡回する際に各自動販売機で取り扱う複数
の商品を大量かつ同時に移動させなければならない。ま
た、巡回して収容数を確認した際、補充すべき商品がな
いかまたは極めて僅かである場合もあり得る。よって、
このような各設置場所を巡回して収容数を確認し、新た
な商品を補充する方法では、効率に劣り、依然、物流コ
ストおよび人件費が大きくなるという問題がある。
【0008】さらに、複数の自動販売機を所有する商店
または企業には、1台毎に配置された自動販売機におけ
る商品の収容数と同時に、管轄する地域全体の自動販売
機における商品の収容数を把握する必要がある。ある地
域に設置された自動販売機内の1種類の商品が完売した
か、または補充すべき程度まで減少した個数にあったと
しても、当該自動販売機にその商品を投入するために、
設置場所のみを訪れることは非効率である。すなわち、
管轄地域全体において特定商品がどの程度不足している
かを把握して、その不足数に相当する商品を管轄地域全
体に補充することが好ましい。
【0009】このことから管轄するすべての自動販売機
における商品全ての全残存数を把握することも重要であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題の
解決を課題とするものであり、その目的とするところ
は、現地において定期的に複数の自動販売機内に収容さ
れる商品の種類毎の収容数を確認することなく、遠隔地
より複数の自動販売機における商品の種類毎の収容数を
把握して、新たな商品を適切に補充し得る、複数の自動
販売機における商品の収容数を維持するための方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動販売機に
おける商品の収容数を維持するための方法であって、n
台(ここで、nは1以上の整数である)の自動販売機に
おけるm種類(ここで、mは2以上の整数である)の商
品のそれぞれの残存収容数を、該自動販売機にそれぞれ
接続された計数手段により検出する工程;該計数手段か
ら得られる計数値を、該計数手段から第一演算手段に送
信する工程;該第一演算手段において、該n台の自動販
売機における該商品の種類毎の計数値の和(S、・・
・S)、該n台の自動販売機における該商品の合計最
大収容数(S1max、・・・S )と該計数値の和
(S、・・・S)との差(R、・・・R)、お
よび該計数値の和(S、・・・S)の合計Tをそれ
ぞれ計算する工程;該合計Tが該第一演算手段にて予め
設定された値pmin以下を表す際、該第一演算手段か
ら得られた該差(R、・・・R)を該商品の種類毎
にそれぞれ出力する工程;ならびに該n台の自動販売機
に投入される該商品の種類毎の合計数が該出力された差
(R、・・・R)と一致するように、該n台の自動
販売機に該商品をそれぞれ投入する工程;を包含する。
【0012】本発明はまた、自動販売機における商品の
収容数を維持するための方法であって、n台(ここで、
nは1以上の整数である)の自動販売機におけるm種類
(ここで、mは2以上の整数である)の商品のそれぞれ
の販売数を、該自動販売機にそれぞれ接続された第二計
数手段により検出する工程;該第二計数手段から得られ
る計数値を、該第二計数手段から第二演算手段に送信す
る工程;該第二演算手段において、該n台の自動販売機
における該商品の種類毎の該計数値の和(S’ 、・・
・S’)、および該計数値の和(S’、・・・S’
)の合計T’をそれぞれ計算する工程;該合計T’が
該第二演算手段にて予め設定された値q max以上を表
す際、該第二手段から得られた該計数値の和(S’
・・・S’)を該商品の種類毎にそれぞれ出力する工
程;ならびに該n台の自動販売機に投入される該商品の
種類毎の合計数が該出力された(S’、・・・
S’)と一致するように、該n台の自動販売機に該商
品をそれぞれ投入する工程;を包含する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
述する。なお、各図面において、同一の参照番号は同一
の手段を表す。
【0014】図1は、本発明の第一の方法を説明するた
めの、自動販売機とその他手段との配置例を表す模式概
念図である。図1は、一例として3台の自動販売機がそ
れぞれ2種類の商品(商品AおよびB)を収容する場合
の本発明の第一の方法を使用した場合を記載する。な
お、本発明の第一の方法において管理され得る商品の種
類は特にこれらに限定されず、m種類(mは2以上の整
数である)の商品が管理可能である。
【0015】本発明の第一の方法においては、まずn台
(nは1以上の整数である)の自動販売機X、X
・・・X内にそれぞれ残存する、商品Aについての収
容数(以下、商品Aの残存収容数)a、a、・・・
および商品Bについての収容数(以下、商品Bの残
存収容数)b、b、・・・bが、自動販売機
、X・・・Xに接続された計数手段Y、Y
・・・Yによりそれぞれ検出される。ここで、本発明
に用いられる用語「自動販売機」とは、予め個別でなる
商品であって、例えば、缶、ペットボトル、瓶、紙パッ
クおよびその他包装容器に収納された、ジュース、水、
酒、ビールなどの飲料、菓子類、カップ麺、米などの食
品、タバコなどの嗜好品、ならびにシャンプー、髭そり
などの生活雑貨;ならびにマンガ、雑誌などの書籍を包
含する商品を販売するためのものを言う。他方、本発明
において用いられる用語「自動販売機」には、ロール紙
を用いて印刷および切断が行われる切符用自動販売機は
包含されない。
【0016】計数手段Y、Y、・・・Yは、自動
販売機X、X、・・・X内の商品Aの残存収容数
、a、・・・a、および商品Bの残存収容数b
、b、・・・bをそれぞれカウントするための残
存カウント機構と、カウントして得られた残存収容数を
電子データとしての計数値a、a、・・・aおよ
びb、b、・・・bに変換するためのデータ変換
機構と、当該計数値のそれぞれを送信するための送信機
構とを備える(いずれも図示せず)。残存カウント機構
とは、各自動販売機内の各種類の商品について、例え
ば、最大収容数から、カウンターメータ等の手段によっ
て得られる販売数を減じることにより残存収容数を出力
し得る装置を包含していう。これら残存カウント機構、
データ変換機構および送信機構は特に限定されず、当業
者に周知の構造を有するものが使用される。
【0017】なお、上記においては、自動販売機X
、・・・Xのそれぞれに、商品AおよびBが当該
自動販売機内の各選択ボタンに対応して1種類ずつ収容
される場合を説明するが、本発明はこれに限定されな
い。すなわち、実際の自動販売機ではこれに備わる選択
ボタンの数に対応して1種類以上の商品を収容すること
ができる。よって、1台の自動販売機において、2つま
たはそれ以上の選択ボタンが存在し、かつこれらのうち
のいくつかに対応して同一の商品が収容されている場合
もある。このような場合においては、各自動販売機内に
設けられた図示しない他の手段によって、実際の商品の
種類に応じて、特定種類毎の商品の(合計の)残存収容
数が別途集計され、これが計数手段Y、Y、・・・
によって各商品の残存収容数として検出される。
【0018】次いで、計数手段Y、Y・・・Y
より得られた計数値a、a・・・aおよびb
・・・bは、電話回線などの任意の通信媒体52
を経由して、第一演算手段30に送信される。
【0019】第一演算手段30では、まず自動販売機X
、X、・・・Xに基づいた商品Aについての各計
数値a、a・・・aの和Sが計算される。次い
で、第一演算手段30では、当該n台の自動販売機にお
いて収容すべき商品Aの合計した最大数(以下、合計最
大収容数という)S1maxと上記和Sとの差R
(R=S1max−S)も計算される。第一演算
手段30では、この合計最大収容数S1maxが商品毎
に予め設定されている。合計最大収容数S1maxは、
本発明により管理される自動販売機の種類、台数等に応
じて当業者により適切に変更され得る。
【0020】第一演算手段30ではまた、自動販売機X
、X、・・・Xに基づいた商品Bについての各計
数値b、b・・・bの和Sも計算される。次い
で、第一演算手段30では、当該n台の自動販売機にお
いて収容すべき商品Bの合計した最大数(以下、合計最
大収容数という)S2maxと上記和Sとの差R
(R=S2max−S)も計算される。第一演算
手段30では、この合計最大収容数S2maxもまた商
品毎に予め設定されている。合計最大収容数S2m ax
はまた、本発明により管理される自動販売機の種類、台
数等に応じて当業者により適切に変更され得る。
【0021】これら自動販売機X、X、・・・X
において、さらに他の商品(例えば、商品C、D、E・
・・)が収容される場合は、上記と同様にして、各商品
についての各計数値の和(S)、および当該n台の自
動販売機において収容すべき各商品の合計最大収容数と
各計数値の和との差がそれぞれ計算される。
【0022】次いで、第一演算手段30では、上記のよ
うにして計算された各商品の計数値の和(S、S
・S)に基づいて、さらにそれらの合計値Tが算出さ
れる(T=S+・・・+S)。例えば、図1におい
ては商品AおよびBでなる2種類の商品が収容されるた
め、合計値TはS+Sとなる。
【0023】第一演算手段30ではまた、上記合計値T
と管理すべき自動販売機X、X、・・・X内(以
下、系内という)の合計下限収容数pminとを比較す
るための演算が行われる。合計下限収容値pminは、
自動販売機X、X、・・・Xにて収容することの
できる全種類の商品数を合計した下限数であって、第一
演算手段30において予め設定されている数である。合
計下限収容数pminは、特に限定されず、例えば、上
記n台の自動販売機の各設置場所などの販売条件より予
想される一定期間(例えば、1週間または1ヶ月)の販
売予想合計数から計算して設定される。合計下限収容数
minは、必要に応じて当業者により適宜自由に変更
され得る。
【0024】第一演算手段における演算は、例えば、上
記合計値Tから合計下限収容数p inを減じて(T−
min)比較値Hを算出することにより行われる。こ
の結果、比較値Hが0以下である、すなわち、上記合計
値Tが合計下限収容数pmi 以下である(T≦p
min)場合、上記で計算したn台の自動販売機におい
て収容すべき各商品の合計最大収容数と上記計数値の和
との差(R、R、・・・R)が、電話回線などの
任意の通信媒体54を経て出力手段50にそれぞれ送信
される。
【0025】他方、比較値Hが0より大きい(T>p
min)場合は、第一演算手段30から通信媒体55を
経て計数手段Y、Y、・・・Yにそのシグナルが
送信され、再び自動販売機X、X、・・・X内の
各商品の種類毎に商品の残存収容数が検出される。な
お、再び残存収容数を検出する時期は特に限定されな
い。再検出は連続的に行われてもよく、所望の時間間隔
に設定して行われてもよい。
【0026】上記合計値Tが合計下限収容数pmin
下である(T≦pmin)場合、通信媒体54を通じて
送信された各商品毎の上記差(R、R、・・・
)は、通信媒体54に接続された出力手段50を通
じ、商品の種類名と一緒にまたはそれらとの対応が明確
になるその他の様式で出力される。出力手段50として
は、プリンター、ディスプレイなどの任意の表示手段が
挙げられる。
【0027】そして、出力された差(R、R、・・
・R)は自動販売機の管理者によって認識される。管
理者または管理者より連絡のあった代行者は、この差
(R、R、・・・R)にそれぞれ相当する種類お
よび数の商品を新たに用意して、自動販売機X
、・・・Xのそれぞれの設置場所に移動する。そ
して、商品の種類毎の合計数が差(R、R、・・
・、またはR)に相当する数となるように、商品が各
自動販売機X、X、・・・Xに新たに投入され
る。
【0028】このようにして、複数の自動販売機に収容
された複数の商品の収容数を不足させることなく、維持
させることができる。
【0029】なお、図1においては、計数値の和
(S、S)、差(R、R)、計数値の和の合計
値T、および比較値Hが第一演算手段30内で計算され
ているが、本発明においては、この第一演算手段30は
必ずしも一体化された手段でなくてもよく、各計算が異
なるコンピュータで計算されてもよい。例えば、計数値
の和(S、S)および差(R、R)が1台のコ
ンピュータでまず計算され、その後、図示しない通信媒
体を通じてこれら値が別のコンピュータに送信され、こ
こで計数値の和の合計値Tおよび比較値Hが計算されて
もよい。
【0030】図2は、本発明の第二の方法を説明するた
めの、自動販売機とその他手段との配置例を表す模式概
念図である。図2は、一例として3台の自動販売機がそ
れぞれ2種類の商品(商品AおよびB)を収容する場合
の本発明の第二の方法を使用した場合を記載する。な
お、本発明の第二の方法において管理され得る商品の種
類は特にこれらに限定されず、m種類(mは2以上の整
数である)の商品が管理可能である。
【0031】本発明の第二の方法においては、まずn台
(nは2以上の整数である)の自動販売機X、X
・・・Xにおける商品Aについての販売数a’
a’、・・・a’および商品Bについての販売数
b’、b’、・・・b’が、自動販売機X、X
・・・Xに接続された第二計数手段Y’
Y’、・・・Y’によりそれぞれ検出される。
【0032】第二計数手段Y’、Y’、・・・Y’
は、図示しない、自動販売機X、X、・・・X
内の商品Aの販売数a’、a’、・・・a’、お
よび商品Bの販売数b’、b’、・・・b’をそ
れぞれカウントするための販売カウント機構と、カウン
トして得られた販売数を電子データとしての計数値a’
、a’、・・・a’およびb’、b’、・・
・b’に変換するためのデータ変換機構と当該計数値
を送信するための送信機構とを備える。販売カウント機
構とは、各自動販売機内の各種類の商品について、予め
最大個数の商品を収容した状態から商品1個が販売され
た毎にその数を積算する装置(例えば、カウンターメー
タ)である。これら販売カウント機構、データ変換機構
および送信機構は特に限定されず、当業者に周知の構造
を有するものが使用される。
【0033】なお、上記においては、自動販売機X
、・・・Xのそれぞれに、商品AおよびBが当該
自動販売機内の各選択ボタンに対応して1種類ずつ収容
される場合を説明するが、本発明はこれに限定されな
い。すなわち、実際の自動販売機ではこれに備わる選択
ボタンの数に対応して1種類以上の商品を収容すること
ができる。よって、1台の自動販売機において、2つま
たはそれ以上の選択ボタンが存在し、かつこれらのうち
のいくつかに対応して同一の商品が収容されている場合
もある。このような場合においては、各自動販売機内に
設けられた図示しない他の手段によって、実際の商品の
種類に応じて、特定種類毎の商品の(合計の)販売数が
別途集計され、これが第二計数手段Y’、Y’、・
・・Y’によって各商品の販売数数として検出され
る。
【0034】次いで、第二計数手段Y’、Y’、・
・・Y’により得られた計数値a’、a’、・・
・a’およびb’、b’、・・・b’は、電話
回線などの任意の通信媒体52を経由して、第二演算手
段32に送信される。
【0035】第二演算手段32では、まず自動販売機X
、X、・・・Xに基づいた商品Aについての各計
数値a’、a’・・・a’の和S’が計算され
る。第二演算手段32ではまた、自動販売機X
、・・・Xに基づいた商品Bについての各計数値
b’、b’・・・b’の和S’も計算される。
【0036】これら自動販売機X、X、・・・X
において、さらに他の商品(例えば、商品C、D、E・
・・)が収容される場合は、上記と同様にして、各商品
についての各計数値の和(S’)がそれぞれ計算され
る。
【0037】次いで、第二演算手段32では、上記のよ
うにして計算された各商品の計数値の和(S’、S’
・・S’)に基づいて、さらにそれらの合計値T’
が算出される(T’=S’+・・・+S’)。例え
ば、図2においては商品AおよびBでなる2種類の商品
が収容されるため、合計値T’はS’+S’とな
る。
【0038】第二演算手段32ではまた、上記合計値
T’と管理すべき系内の合計販売上限数qmaxとを比
較するための演算が行われる。この合計販売上限数q
maxは、管理すべきn台の自動販売機が収容すること
のできる全種類の商品の最大数またはそれ以下の値であ
る。この範囲において合計販売上限数qmaxは、当業
者により適宜自由に変更され得る。
【0039】第二演算手段32における演算は、例え
ば、上記合計値T’から合計販売上限数qmaxを減じ
て(T’−qmax)比較値H’を算出することにより
行われる。この結果、比較値H’が0以上である、すな
わち、上記合計値T’が合計販売上限数qmax以上で
ある(T≧qmax)場合、上記で計算した各商品の計
数値の和(S’、S’・・・S’)が電話回線な
どの任意の通信媒体54を経て出力手段50にそれぞれ
送信される。
【0040】他方、比較値H’が0より小さい(T’<
max)場合は、第二演算手段32から通信媒体55
を経て第二計数手段Y’、Y’、・・・Y’にそ
のシグナルが送信され、再び自動販売機X、X、・
・・X内の各商品の種類毎に商品の残存収容数が検出
される。なお、再び残存収容数を検出する時期は特に限
定されない。再検出は連続的に行われてもよく、所望の
時間間隔に設定して行われてもよい。
【0041】上記合計値T’が合計販売上限数qmax
以上である(T’≧qmax)場合、通信媒体54を通
じて送信された各商品の計数値の和(S’、S’
・・S’)は、通信媒体54に接続された出力手段5
0を通じ、商品の種類名と一緒にまたはそれらとの対応
が明確になるその他の様式で出力される。出力手段50
としては、プリンター、ディスプレイなどの任意の表示
手段が挙げられる。
【0042】そして、出力された各商品の計数値の和
(S’、S’・・・S’)は自動販売機の管理者
によって認識される。管理者または管理者より連絡のあ
った代行者は、それら商品の計数値の和(S’、S’
・・・S’)にそれぞれ相当する種類および数の商
品を新たに用意して、自動販売機X、X、・・・X
のそれぞれの設置場所に移動する。そして、商品の種
類毎の合計数がそれぞれ計数値の和(S’、S’
・・S’)に相当する数となるように、商品が各自動
販売機X、X、・・・Xに新たに投入される。
【0043】このようにして、複数の自動販売機に収容
された複数の商品の収容数を不足させることなく、維持
させることができる。
【0044】なお、図2においては、計数値の和(S’
、S’)、計数値の和の合計値T’、および比較値
H’が第二演算手段32内で計算されているが、本発明
においては、この第二演算手段32は必ずしも一体化さ
れた手段でなくてもよく、各計算が異なるコンピュータ
で計算されてもよい。例えば、計数値の和(S’
S’)が1台のコンピュータでまず計算され、その
後、図示しない通信媒体を通じてこれら値が別のコンピ
ュータに送信され、ここで計数値の和の合計値T’およ
び比較値H’が計算されてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、自動販売機に収容され
た商品の収容数を不足させることなく、維持させること
ができる。管理者にとっては、各自動販売機内に残存す
る同一商品の合計がある一定数を下回らない限り、それ
ら自動販売機への商品の補充は不要となる。その結果、
定期的に各自動販売機の設置場所で商品の残存収容数を
確認する必要も生じず、過剰量の商品を各自動販売機の
設置場所まで運搬する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の方法を説明するための、自動販
売機とその他手段との配置例を表す模式概念図である。
【図2】本発明の第二の方法を説明するための、自動販
売機とその他手段との配置例を表す模式概念図である。
【符号の説明】
第一演算手段 30 第二演算手段 32 出力手段 50 通信媒体 52、54、55 自動販売機 X、X、X 計数手段 Y、Y、Y 第二計数手段 Y’、Y’、Y’

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機における商品の収容数を維持
    するための方法であって、 n台(ここで、nは1以上の整数である)の自動販売機
    におけるm種類(ここで、mは2以上の整数である)の
    商品のそれぞれの残存収容数を、該自動販売機にそれぞ
    れ接続された計数手段により検出する工程;該計数手段
    から得られる計数値を、該計数手段から第一演算手段に
    送信する工程;該第一演算手段において、該n台の自動
    販売機における該商品の種類毎の計数値の和(S、・
    ・・S)、該n台の自動販売機における該商品の合計
    最大収容数(S1max、・・・S)と該計数値の和
    (S、・・・S)との差(R、・・・R)、お
    よび該計数値の和(S、・・・S)の合計値Tをそ
    れぞれ計算する工程;該合計値Tが該第一演算手段にて
    予め設定された値pmin以下を表す際、該第一演算手
    段から得られた該差(R、・・・R)を該商品の種
    類毎にそれぞれ出力する工程;ならびに該n台の自動販
    売機に投入される該商品の種類毎の合計数が該出力され
    た差(R、・・・R)と一致するように、該n台の
    自動販売機に該商品をそれぞれ投入する工程;を包含す
    る、方法。
  2. 【請求項2】 自動販売機における商品の収容数を維持
    するための方法であって、 n台(ここで、nは1以上の整数である)の自動販売機
    におけるm種類(ここで、mは2以上の整数である)の
    商品のそれぞれの販売数を、該自動販売機にそれぞれ接
    続された第二計数手段により検出する工程;該第二計数
    手段から得られる計数値を、該第二計数手段から第二演
    算手段に送信する工程;該第二演算手段において、該n
    台の自動販売機における該商品の種類毎の該計数値の和
    (S’、・・・S’)、および該計数値の和(S’
    、・・・S’ )の合計T’をそれぞれ計算する工
    程;該合計T’が該第二演算手段にて予め設定された値
    max以上を表す際、該第二手段から得られた該計数
    値の和(S’、・・・S’)を該商品の種類毎にそ
    れぞれ出力する工程;ならびに該n台の自動販売機に投
    入される該商品の種類毎の合計数が該出力された(S’
    、・・・S’)と一致するように、該n台の自動販
    売機に該商品をそれぞれ投入する工程;を包含する、方
    法。
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