JPH11109525A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH11109525A
JPH11109525A JP28317497A JP28317497A JPH11109525A JP H11109525 A JPH11109525 A JP H11109525A JP 28317497 A JP28317497 A JP 28317497A JP 28317497 A JP28317497 A JP 28317497A JP H11109525 A JPH11109525 A JP H11109525A
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JP28317497A
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English (en)
Inventor
Yoichi Takaragi
洋一 宝木
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の大判フィルム等の原稿をコピー対象
とする機能と、一枚の大判フィルム等の原稿をコピー対
象とする場合と異なった条件でプリントする機能を持た
せることにより、複数枚の大判フィルム等の原稿の良好
なコピーを実現すること等を可能とした画像処理装置及
び画像処理方法を提供する。 【解決手段】 画像処理装置は、複数枚の大判フィルム
を同時に読み取ることを指定する操作部105と、複数
枚の大判フィルムの領域を検知可能な原稿検知部102
と、複数枚の大判フィルムを同時に読み取ることが指定
された場合、原稿検知部102による大判フィルムの検
知領域及び該検知領域に対し指定された原稿ワク増加幅
分だけ増加させた領域がプリント領域となるように補正
するCPU101とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写画像を読み取
る画像読み取り機能を有する画像処理装置及び画像処理
方法に係り、更に詳しくは、例えば写真フィルム等を投
影することにより得られる投写画像を読み取る場合に好
適な画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラー複写機を用いて、写真
フィルムの読み取り処理及びプリント処理を行うことが
知られている。例えば大判フィルムの読み取り・プリン
トに関しては例えば図3に示すような方法がある。図中
301はカラー複写機の原稿台ガラス、302は原稿検
知シート、303は大判フィルム、304は反射板、3
05はハロゲンランプ、306は集光レンズ、307は
投影レンズを示す。
【0003】図3の方法で大判フィルムの読み取り・プ
リントを行う場合は、原稿検知シート302を原稿台ガ
ラス301上に置き、原稿検知シート302の上に大判
フィルム303を置いて、ハロゲンランプ305の光を
反射板304、集光レンズ306、投影レンズ307を
介して投影することにより、大判フィルムの読み取り・
プリントを実現している。この場合、原稿検知シート3
02は、光を遮る遮光シートで構成されており、大判フ
ィルム303を置く部分のみ光を透過するように切り抜
かれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカラ
ー複写機において、自動的に原稿領域を検知して大判フ
ィルムの画像を読み取る際には、例えば図6に示すよう
に、検知した領域に対しワク部分を削りプリントしてい
る。図中601は原稿検知シート、602は大判フィル
ム、603は原稿検知領域、604はプリント領域、6
05は原稿ワク削り領域を示す。これにより、原稿検知
シートが斜めにずれた場合に、写真と原稿検知シートの
境目に発生する黒筋を防止することができる。
【0005】しかしながら、例えば図5に示すように、
複数枚の大判フィルム502を一度に原稿検知シート5
01の上に置き、自動原稿検知してプリントした場合、
図7に示すようにプリントされる。図中701は原稿検
知シート、702は大判フィルム、703、704は原
稿検知領域、705はプリント領域、706は原稿ワク
削り領域を示す。即ち、従来のカラー複写機において
は、複数枚の大判フィルムを一度にプリントする場合、
フィルム画像の四辺のうち二辺が削られてプリントさ
れ、不自然な印象を受けるという問題があった。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、複数枚の大判フィルム等の原稿をコピー対象と
する機能と、一枚の大判フィルム等の原稿をコピー対象
とする場合と異なった条件でプリントする機能を持たせ
ることにより、複数枚の大判フィルム等の原稿の良好な
コピーを実現すること等を可能とした画像処理装置及び
画像処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、投写画像の読み取り及び印刷を
行う機能を有する画像処理装置であって、複数枚の透過
型原稿の領域を検知可能な検知手段と、複数枚の透過型
原稿を同時に読み取ることが指定された場合は前記検知
手段による透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げ
るように補正する補正手段とを有することを特徴とす
る。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、投写画像の読み取り及び印刷を行う機能を有する画
像処理装置であって、複数枚の透過型原稿の領域を検知
可能な検知手段と、複数枚の透過型原稿を同時に読み取
ることが指定された場合は前記検知手段による透過型原
稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正する補
正手段と、透過型原稿を照射する光源及び透過型原稿保
持用の遮光シートに対し前記光源とは逆方向から照射す
る光源を透過型原稿読み取り時に同時に点灯する点灯制
御手段とを有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指定及び補正
の指定が可能な指定手段を有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記補正手段は、指定された補正量に基づき透過型
原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正する
ことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記補正手段は、指定された原稿枠増加幅に基づき
透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補
正することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記補正手段は、透過型原稿の検知領域及び該検知
領域に対し前記指定された原稿枠増加幅分だけ増加させ
た領域が印刷領域となるように補正することを特徴とす
る。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、投写画像の読み取り及び印刷を行う画像処理方法で
あって、複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知ス
テップと、複数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが
指定された場合は前記検知ステップによる透過型原稿の
検知領域に対し印刷領域を広げるように補正する補正ス
テップとを有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、投写画像の読み取り及び印刷を行う画像処理方法で
あって、複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知ス
テップと、複数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが
指定された場合は前記検知ステップによる透過型原稿の
検知領域に対し印刷領域を広げるように補正する補正ス
テップと、透過型原稿を照射する光源及び透過型原稿保
持用の遮光シートに対し前記光源とは逆方向から照射す
る光源を透過型原稿読み取り時に同時に点灯する点灯制
御ステップとを有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指定及び補正
の指定が可能な指定ステップを有することを特徴とす
る。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、前記補正ステップでは、指定された補正量に基づ
き透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように
補正することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、前記補正ステップでは、指定された原稿枠増加幅
に基づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げる
ように補正することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、前記補正ステップでは、透過型原稿の検知領域及
び該検知領域に対し前記指定された原稿枠増加幅分だけ
増加させた領域が印刷領域となるように補正することを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】[1]第1の実施の形態 図2は第1の実施の形態に係る画像処理装置(カラー複
写機)の機構部の断面構造及び光学系を模式的に示した
説明図である。第1の実施の形態に係る画像処理装置
は、プロジェクタユニット121、プリンタ部200、
イメージスキャナ部201等から大略構成されている。
以下、プロジェクタユニット121、プリンタ部20
0、イメージスキャナ部201等の構成及び動作につい
て詳述する。プロジェクタユニット121は、反射板1
22と、ハロゲンランプ123と、集光レンズ124
と、投影レンズ126とを備える構成となっている。
【0021】また、プリンタ部200は、レーザドライ
バ212と、半導体レーザ213と、ポリゴンミラー2
14と、F−θレンズ215と、ミラー216と、感光
ドラム217と、マゼンタ現像器219と、シアン現像
器220と、イエロー現像器221と、ブラック現像器
222と、転写ドラム223と、用紙カセット224、
225と、定着ユニット226と、給紙レジストセンサ
240とを備える構成となっている。
【0022】また、イメージスキャナ部201は、原稿
台ガラス(プラテン)203と、ハロゲンランプ205
と、ミラー206、207と、レンズ208と、画像信
号処理部209と、3ラインセンサ(R、G、Bセン
サ、以下CCDと称する)210と、標準白色板211
と、赤外線カットフィルタ231とを備える構成となっ
ている。
【0023】先ず、画像処理装置の一部であるイメージ
スキャナ部201について説明する。イメージスキャナ
部201は、原稿画像をカラーで読み取り必要なデジタ
ル信号処理を行う。イメージスキャナ部201にて読み
取られた原稿画像に対応して、後述のプリンタ部200
は画像を記録用紙上にフルカラーでプリント出力する。
これについては後で詳述する。
【0024】イメージスキャナ部201では、原稿台ガ
ラス203上に置かれた原稿204或いは原稿台ガラス
203上に置かれると共に写真原稿が保持された原稿検
知シート(遮光シート)を、後述のハロゲンランプ12
3及び反射ミラー127による照射方向とは逆方向から
ハロゲンランプ205の光で照射する。原稿204から
の反射光はミラー206、207に導かれ、レンズ20
8によりCCD210上に像を結ぶ。尚、レンズ208
には赤外線カットフィルタ231が設けられている。
【0025】CCD210は、原稿204からの光情報
を色分解して、フルカラー情報のレッド(R)、グリー
ン(G)、ブルー(B)成分を読み取った後、画像信号
処理部209に送る。CCD210の各色成分読み取り
センサ列は、各々が例えば5000画素から構成されて
いる。これにより、原稿台ガラス203上に置かれる原
稿の中で最大サイズであるA3サイズの原稿の短手方向
297mmを、400dpiの解像度で読み取ることが
できる。
【0026】尚、ハロゲンランプ205、ミラー206
は速度Vで、また、ミラー207は速度(1/2)V
で、CCD210の電気的な走査方向(以下、「主走査
方向」と称する)に対して垂直方向(以下、「副走査方
向」と称する)へ機械的に移動させられることにより、
原稿204の全面を走査する。
【0027】標準白色板211は、CCD210で読み
取られたデータの補正データを発生する。この標準白色
板211は、可視光で略均一の反射特性を示し、可視で
は白色の色を有している。ここでは、この標準白色板2
11を用いてCCD210からの出力データの補正を行
う。
【0028】画像信号処理部209では、CCD210
で読み取られたR、G、B画像信号と、コントローラを
介して入力されるホスト装置(以上図示略)から送られ
た画像信号を切り替えると共に、入力された画像信号を
電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエ
ロー(Y)、ブラック(Bk)の各成分に分解する。そ
して、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)、ブラック(Bk)の各成分の画像信号をプリン
タ部200に送る。
【0029】また、イメージスキャナ部201における
1回の原稿走査(スキャン)につき、マゼンタ(M)、
シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各
成分内の1つの成分がプリンタ部200に送られ(面順
次画像形成)、計4回の原稿走査により1枚分のプリン
トアウトが完成する。
【0030】次に、画像処理装置の一部であるプリンタ
部200について説明する。プリンタ部200では、画
像処理されたマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)、ブラック(Bk)の各画像信号がレーザドライ
バ212に送られる。レーザドライバ212は、送られ
てきた画像信号に応じて半導体レーザ213を変調駆動
する。半導体レーザ213からのレーザ光は、ポリゴン
ミラー214、F−θレンズ215、ミラー216を介
して感光ドラム217上を走査する。
【0031】現像器は、マゼンタ現像器219、シアン
現像器220、イエロー現像器221、ブラック現像器
222により構成されており、これら4つの現像器21
9〜222が交互に感光ドラム217に接することによ
り、感光ドラム217上に形成されたマゼンタ(M)、
シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の静
電潜像を対応するトナーで現像する。
【0032】また、転写ドラム223には、用紙カセッ
ト224または用紙カセット225から給紙された用紙
が巻き付けられ、感光ドラム217上に形成されたマゼ
ンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(Bk)の各成分の静電潜像にトナーで現像されると、
転写ドラム223は感光ドラム217に接触して押圧
し、現像されたトナー像を順次用紙に転写する。
【0033】上記のようにして、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の4色に
ついてのトナー像が用紙に順次転写され、トナー像が転
写された用紙は定着ユニット226を通過して排紙され
る。尚、図中240は給紙レジストセンサであり、給紙
された用紙が該給紙レジストセンサ240を横切るタイ
ミングから、フィルム読み取りを開始するタイミングを
生成する。
【0034】次に、画像処理装置に接続されるAPSフ
ィルム投影部について説明する。プロジェクタユニット
121は、ハロゲンランプや集光レンズ等が内蔵されて
いるユニットである。即ち、プロジェクタユニット12
1の内部には、ハロゲンランプ123の光を反射する反
射板122、原稿台ガラス203上の原稿或いは原稿を
保持した原稿検知シート(遮光シート)を照射するハロ
ゲンランプ123、集光レンズ124、投影レンズ12
6が配設されている。図中120は読み取り対象フィル
ムを設定する部位である。
【0035】また、プロジェクタユニット121の上部
には、オートキャリア125が配置されている。オート
キャリア125は、トレイに格納された複数のフィルム
を回転移動しつつ連続的に読み取り位置へ搬送し、読み
取り終了後、読み取り位置から引き出す動作を行う。図
中127はハロゲンランプ123の光を反射する反射ミ
ラー、128はフィルム像をイメージスキャナ部201
内部の読み取り部に結像させるためのフレネルレンズで
ある。上記のプロジェクタユニット121により、透過
光を原稿台ガラス203に投影することにより、フィル
ム画像をCCD210にて読み取る。
【0036】図1は第1の実施の形態に係るプロジェク
タユニットを装備した画像処理装置(カラー複写機)の
電気的な制御部分の構成を示すブロック図である。画像
処理装置は、CPU101と、原稿検知部102と、画
像メモリ103と、フラッシュメモリ104と、操作部
105と、モータドライバ106と、モータ107と、
光学系108と、画像信号処理部209(上記図2参
照)とを備えている。
【0037】上記各部の構成を詳述すると、CPU10
1は、例えばマイクロプロセッサから構成された装置全
体の制御を司る中央処理装置であり、フラッシュメモリ
104に記憶されている制御プログラムに基づき後述の
フローチャート(図11、図12)に示されるような処
理を行う。即ち、CPU101は、フィルム等の原稿が
一枚置きか複数枚置きかに応じて後述の増減処理を行う
と共に、フィルム等の原稿の読み取り時に、光学系10
8、即ち、ハロゲンランプ123及びハロゲンランプ2
05が同時に点灯するように制御する。
【0038】画像メモリ103には、イメージスキャナ
部201によりフィルムから読み取った画像データが格
納される。フラッシュメモリ104には、CPU101
により実行される制御プログラム等が記憶されている。
操作部105は、画像処理装置の操作者が各種指示入力
を行う際に使用される。モータドライバ106は、モー
タ107を駆動制御する。モータ107は、光学走査系
(ハロゲンランプ205、ミラー206、ミラー20
7)を移動させる機構の駆動源である。画像信号処理部
209は、画像処理装置のイメージスキャナ部201及
びプリンタ部200で必要な各種画像処理を行う。
【0039】図9は第1の実施の形態に係る画像処理装
置の操作部105の表示画面例を示す図である。操作者
は、操作部105の画面に表示される一枚置き指定部9
01または複数枚置き指定部902から、大判フィルム
一枚置きかまたは大判フィルム複数枚置きかを指定し、
増減指定部903または増減指定部904から、各々に
ついて原稿領域の増加値または減少値を指定する。図中
905、906は操作者により指定されたワク増幅、ワ
ク削り幅の値(単位mm)を示す。
【0040】図10は第1の実施の形態に係る画像処理
装置の原稿検知部102の動作を説明するための概略波
形図である。原稿検知部102は、入力された画像信号
から原稿検知領域1001を検知する。図中縦軸は入力
データ、横軸はCCD210の主走査方向を示す。
【0041】次に、読み取り処理及びプリント処理対象
の原稿として、例えば大判フィルムを読み取り・プリン
トする場合における種々の例を以下に示す。
【0042】図3は大判フィルムと原稿検知シートとの
関係を示す図である。図中301は原稿台ガラス、30
2は原稿検知シート、303は大判フィルム、304は
反射板、305はハロゲンランプ(投影ランプ)、30
6は集光レンズ、307は投影レンズを示す。原稿検知
シート302は光を遮る遮光シートで構成されており、
大判フィルム303を置く部分のみ光を透過するように
切り抜かれている。ハロゲンランプ305で大判フィル
ム303を照射し、読み取り・プリントを実行する。
【0043】図4は大判フィルム一枚を読み取り・プリ
ントする時の大判フィルムと原稿検知シートとの関係を
示す図である。図中401は原稿台ガラス、402は一
枚の大判フィルムを示す。
【0044】図5は大判フィルム四枚を一度に読み取り
・プリントする時の大判フィルムと原稿検知シートとの
関係を示す図である。図中501は原稿台ガラス、50
2は四枚の大判フィルムを示す。
【0045】図6は大判フィルム一枚を読み取り・プリ
ントする時に原稿検知領域に対し原稿ワク削り領域分だ
けプリント領域を狭めてプリントする様子を示す図であ
る。図中601は原稿検知シート、602は大判フィル
ム、603は原稿検知領域、604はプリント領域、6
05は原稿ワク削り領域を示す。
【0046】図7は大判フィルム四枚を一度に読み取り
・プリントする時に、従来方法で原稿検知・プリントす
る際のプリント領域を示す図である。図中701は原稿
検知シート、702は大判フィルム、703、704は
原稿検知領域、705はプリント領域、706は原稿ワ
ク削り領域を示す。原稿検知した領域に対し、定められ
た幅分狭めた領域をプリント領域とする。従って、従来
技術では、同図に示す如く、一つの大判フィルムの四辺
のうち二辺が削られてプリントされることになり、不自
然なプリントとなる。
【0047】図8は大判フィルム四枚を一度に読み取り
・プリントする時に、本発明の第1の実施の形態による
方法で原稿検知・プリントする際のプリント領域を示す
図である。図中801は原稿検知シート、802は大判
フィルム、803、804は原稿検知領域、805はプ
リント領域、806は原稿ワク増領域を示す。
【0048】従って、本発明の第1の実施の形態では、
原稿検知した領域及び該原稿検知した領域に対し一定幅
分増やした領域をプリント領域とすることにより、複数
枚の大判フィルムを一度に読み取り・プリントする時に
生じる従来技術の問題点を解決し、自然なプリントを行
うことができる。
【0049】次に、上記の如く構成してなる第1の実施
の形態に係る画像処理装置のCPU101の制御処理に
ついて、図11のフローチャートを参照しながら説明す
る。本例では大判フィルムのプリントを実行する場合を
例に挙げて説明するものとする。
【0050】画像処理装置の原稿検知部102は、操作
者により原稿台ガラス203上に置かれた大判フィルム
の原稿領域を検知する。これにより、CPU101は、
原稿検知部102から出力される検知信号に基づき、原
稿領域を判断する(ステップS1101)。次に、CP
U101は、操作者による操作部105の表示画面での
指定に基づき、大判フィルム一枚置きか、大判フィルム
複数枚置きかを判断する(ステップS1102)。
【0051】CPU101は、大判フィルム一枚置きと
判断した場合は、原稿検知領域に対し、操作者により操
作部105の表示画面上で指定された値分(上記図9の
ワク削り幅906)だけ減算処理を行う(ステップS1
104)。他方、CPU101は、大判フィルム複数枚
置きと判断した場合は、操作者により操作部105の表
示画面上で指定された値分(上記図9のワク増幅90
5)だけ増算処理を行う(ステップS1103)。
【0052】この後、CPU101は、イメージスキャ
ナ部201及びプリンタ部200に対し、上記ステップ
S1104で行った減算処理または上記ステップS11
03で行った増算処理により定めた画像領域の読み取り
処理及びプリント処理を実行するように制御する(ステ
ップS1105)。
【0053】即ち、第1の実施の形態に係る画像処理装
置においては、上記図11に示した処理を行い、原稿検
知した領域及び該原稿検知した領域に対し一定幅分増や
した領域をプリント領域とすることにより(上記図8参
照)、従来のように大判フィルムの四辺のうち二辺が削
られてプリントされる不具合(上記図7参照)を解消す
ることができ、自然なプリントを行うことができる。
【0054】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、画像処理装置は、複数枚の大判フィルムを同時
に読み取ることを指定する操作部105と、複数枚の大
判フィルムの領域を検知可能な原稿検知部102と、複
数枚の大判フィルムを同時に読み取ることが指定された
場合、原稿検知部102による大判フィルムの検知領域
及び該検知領域に対し指定された原稿ワク増加幅分だけ
増加させた領域がプリント領域となるように補正するC
PU101とを有するため、複数枚の大判フィルムのプ
リントに際して、原稿検知した領域及び該原稿検知した
領域に対し一定幅分増やした領域をプリント領域とする
ことで、従来のように大判フィルムの四辺のうち二辺が
削られてプリントされる不具合を解消することができ、
自然なプリントを行うことができる。これにより、複数
枚の大判フィルムの良好なコピーを実現することが可能
になるという効果を奏する。
【0055】[2]第2の実施の形態 第2の実施の形態に係る画像処理装置(カラー複写機)
は、反射板122、ハロゲンランプ123、集光レンズ
124、投影レンズ126を備えたプロジェクタユニッ
ト121と、レーザドライバ212、半導体レーザ21
3、ポリゴンミラー214、F−θレンズ215、ミラ
ー216、感光ドラム217、マゼンタ現像器219、
シアン現像器220、イエロー現像器221、ブラック
現像器222、転写ドラム223、用紙カセット22
4、225、定着ユニット226、給紙レジストセンサ
240を備えたプリンタ部200と、原稿台ガラス20
3、ハロゲンランプ205、ミラー206、207、レ
ンズ208、画像信号処理部209、CCD210、標
準白色板211を備えたイメージスキャナ部201等か
ら構成されている(上記図2参照)。
【0056】また、第2の実施の形態に係る画像処理装
置(カラー複写機)の電気的な制御部分は、CPU10
1と、原稿検知部102と、画像メモリ103と、フラ
ッシュメモリ104と、操作部105と、モータドライ
バ106と、モータ107と、画像信号処理部209と
から構成されている(上記図1参照)。
【0057】第2の実施の形態に係る画像処理装置の上
記各部の構成については上記第1の実施の形態で詳述し
たので説明を省略する。また、第2の実施の形態に係る
画像処理装置の操作部105の表示画面(上記図9参
照)、及び原稿検知部102による原稿検知領域の検知
動作(上記図10参照)についても上記第1の実施の形
態と同様であるため説明を省略する。
【0058】次に、上記の如く構成してなる第2の実施
の形態に係る画像処理装置のCPU101の制御処理に
ついて、図12のフローチャートを参照しながら説明す
る。本例では大判フィルムのプリントを実行する場合を
例に挙げて説明するものとする。
【0059】画像処理装置の原稿検知部102は、操作
者により原稿台ガラス203上に置かれた大判フィルム
の原稿領域を検知する。これにより、CPU101は、
原稿検知部102から出力される検知信号に基づき、原
稿領域を判断する(ステップS1201)。次に、CP
U101は、操作者による操作部105の表示画面での
指定に基づき、大判フィルム一枚置きか、大判フィルム
複数枚置きかを判断する(ステップS1202)。
【0060】CPU101は、大判フィルム一枚置きと
判断した場合は、原稿検知領域に対し、操作者により操
作部105の表示画面上で指定された値分(上記図9の
ワク削り幅906)だけ減算処理を行う(ステップS1
204)。他方、CPU101は、大判フィルム複数枚
置きと判断した場合は、操作者により操作部105の表
示画面上で指定された値分(上記図9のワク増幅90
5)だけ増算処理を行う(ステップS1203)。
【0061】次に、CPU101は、プリント時に反射
原稿をコピーする際に用いるハロゲンランプ205(上
記図2参照)が点灯するように制御する。(ステップS
1205)。この後、CPU101は、イメージスキャ
ナ部201及びプリンタ部200に対し、上記ステップ
S1204で行った減算処理または上記ステップS12
03で行った増算処理により定めた画像領域の読み取り
処理及びプリント処理を実行するように制御する(ステ
ップS1206)。
【0062】即ち、第2の実施の形態に係る画像処理装
置においては、大判フィルムにおける原稿検知領域の増
減処理を行った後、ハロゲンランプ205を点灯するこ
とにより、大判フィルム間の枠部分を白く抜いてプリン
トすることが可能となり、トナーの無駄な消費を防止す
ることができる。
【0063】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、画像処理装置は、複数枚の大判フィルムを同時
に読み取ることを指定する操作部105と、複数枚の大
判フィルムの領域を検知可能な原稿検知部102と、複
数枚の大判フィルムを同時に読み取ることが指定された
場合、原稿検知部102による大判フィルムの検知領域
及び該検知領域に対し指定された原稿ワク増加幅分だけ
増加させた領域がプリント領域となるように補正するC
PU101とを有するため、上記第1の実施の形態と同
様に、複数枚の大判フィルムのプリントに際して、原稿
検知した領域及び該原稿検知した領域に対し一定幅分増
やした領域をプリント領域とすることで、従来のように
大判フィルムの四辺のうち二辺が削られてプリントされ
る不具合を解消することができ、自然なプリントを行う
ことができる。これにより、複数枚の大判フィルムの良
好なコピーを実現することが可能になるという効果を奏
する。
【0064】また、第2の実施の形態によれば、画像処
理装置のCPU101は、大判フィルムにおける原稿検
知領域の増減処理を行った後、上記の如くハロゲンラン
プ205を点灯する制御を行うため、フィルム間の枠部
分を白く抜いてプリントすることが可能となり、トナー
の無駄な消費を防止することができるという効果を奏す
る。
【0065】上述した第1及び第2の実施の形態におい
ては、画像処理装置としてカラー複写機の場合を例に挙
げて説明したが、カラー複写機に限定されるものではな
い。また、上述した第1及び第2の実施の形態において
は、大判フィルムの読み取り処理及びプリント処理を行
う場合を例に挙げて説明したが、大判フィルムに限定さ
れるものではない。
【0066】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0067】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0068】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0069】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0070】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、投写画像の読み取り及び印刷を行う機能を有す
る画像処理装置であって、複数枚の透過型原稿の領域を
検知可能な検知手段と、複数枚の透過型原稿を同時に読
み取ることが指定された場合は前記検知手段による透過
型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正す
る補正手段とを有するため、例えば大判フィルム等の複
数枚の透過型原稿の印刷に際して、透過型原稿の検知領
域に対し印刷領域を広げるようにすることで、従来のよ
うに透過型原稿の四辺のうち二辺が削られて印刷される
不具合を解消することができ、自然な印刷を行うことが
できる。これにより、複数枚の透過型原稿の良好な複写
を実現することが可能になるという効果を奏する。
【0072】請求項2の発明によれば、投写画像の読み
取り及び印刷を行う機能を有する画像処理装置であっ
て、複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知手段
と、複数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが指定さ
れた場合は前記検知手段による透過型原稿の検知領域に
対し印刷領域を広げるように補正する補正手段と、透過
型原稿を照射する光源及び透過型原稿保持用の遮光シー
トに対し前記光源とは逆方向から照射する光源を透過型
原稿読み取り時に同時に点灯する点灯制御手段とを有す
るため、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の
良好な複写を実現することが可能になるという効果を奏
すると共に、例えば大判フィルム等の透過型原稿の読み
取り時に上記の如く二種類の光源を同時に点灯する制御
を行うことで、フィルム間の枠部分を白く抜いて印刷す
ることが可能となり、印刷に使用するトナーの無駄な消
費を防止することができるという効果を奏する。
【0073】請求項3の発明によれば、画像処理装置
は、複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指定及び補正
の指定が可能な指定手段を有するため、ユーザが指定手
段で複数枚の透過型原稿の同時読み取り及び補正を指定
することで、前記補正手段による補正が行われる結果、
上記請求項1の発明と同様に、例えば大判フィルム等の
複数枚の透過型原稿の良好な複写を実現することが可能
になるという効果を奏する。
【0074】請求項4の発明によれば、画像処理装置の
前記補正手段は、指定された補正量に基づき透過型原稿
の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正するた
め、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の印刷
に際して、指定された補正量に基づき透過型原稿の検知
領域に対し印刷領域を広げるようにすることで、従来の
ように透過型原稿の四辺のうち二辺が削られて印刷され
る不具合を解消することができ、自然な印刷を行うこと
ができる。これにより、複数枚の透過型原稿の良好な複
写を実現することが可能になるという効果を奏する。
【0075】請求項5の発明によれば、画像処理装置の
前記補正手段は、指定された原稿枠増加幅に基づき透過
型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正す
るため、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の
印刷に際して、指定された原稿枠増加幅に基づき透過型
原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるようにすること
で、従来のように透過型原稿の四辺のうち二辺が削られ
て印刷される不具合を解消することができ、自然な印刷
を行うことができる。これにより、複数枚の透過型原稿
の良好な複写を実現することが可能になるという効果を
奏する。
【0076】請求項6の発明によれば、画像処理装置の
前記補正手段は、透過型原稿の検知領域及び該検知領域
に対し前記指定された原稿枠増加幅分だけ増加させた領
域が印刷領域となるように補正するため、例えば大判フ
ィルム等の複数枚の透過型原稿の印刷に際して、透過型
原稿の検知領域及び該検知領域に対し一定幅分増やした
領域を印刷領域とすることで、従来のように透過型原稿
の四辺のうち二辺が削られて印刷される不具合を解消す
ることができ、自然な印刷を行うことができる。これに
より、複数枚の透過型原稿の良好な複写を実現すること
が可能になるという効果を奏する。
【0077】請求項7の発明によれば、投写画像の読み
取り及び印刷を行う画像処理方法であって、複数枚の透
過型原稿の領域を検知可能な検知ステップと、複数枚の
透過型原稿を同時に読み取ることが指定された場合は前
記検知ステップによる透過型原稿の検知領域に対し印刷
領域を広げるように補正する補正ステップとを有するた
め、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の印刷
に際して、透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げ
るようにすることで、従来のように透過型原稿の四辺の
うち二辺が削られて印刷される不具合を解消することが
でき、自然な印刷を行うことができる。これにより、複
数枚の透過型原稿の良好な複写を実現することが可能に
なるという効果を奏する。
【0078】請求項8の発明によれば、投写画像の読み
取り及び印刷を行う画像処理方法であって、複数枚の透
過型原稿の領域を検知可能な検知ステップと、複数枚の
透過型原稿を同時に読み取ることが指定された場合は前
記検知ステップによる透過型原稿の検知領域に対し印刷
領域を広げるように補正する補正ステップと、透過型原
稿を照射する光源及び透過型原稿保持用の遮光シートに
対し前記光源とは逆方向から照射する光源を透過型原稿
読み取り時に同時に点灯する点灯制御ステップとを有す
るため、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の
良好な複写を実現することが可能になるという効果を奏
すると共に、例えば大判フィルム等の透過型原稿の読み
取り時に上記の如く二種類の光源を同時に点灯する制御
を行うことで、フィルム間の枠部分を白く抜いて印刷す
ることが可能となり、印刷に使用するトナーの無駄な消
費を防止することができるという効果を奏する。
【0079】請求項9の発明によれば、画像処理方法
は、複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指定及び補正
の指定が可能な指定ステップを有するため、ユーザが指
定手段で複数枚の透過型原稿の同時読み取り及び補正を
指定することで、前記補正手段による補正が行われる結
果、上記請求項7の発明と同様に、例えば大判フィルム
等の複数枚の透過型原稿の良好な複写を実現することが
可能になるという効果を奏する。
【0080】請求項10の発明によれば、画像処理方法
の前記補正ステップでは、指定された補正量に基づき透
過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように補正
するため、例えば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿
の印刷に際して、指定された補正量に基づき透過型原稿
の検知領域に対し印刷領域を広げるようにすることで、
従来のように透過型原稿の四辺のうち二辺が削られて印
刷される不具合を解消することができ、自然な印刷を行
うことができる。これにより、複数枚の透過型原稿の良
好な複写を実現することが可能になるという効果を奏す
る。
【0081】請求項11の発明によれば、画像処理方法
の前記補正ステップでは、指定された原稿枠増加幅に基
づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるよう
に補正するため、例えば大判フィルム等の複数枚の透過
型原稿の印刷に際して、指定された原稿枠増加幅に基づ
き透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるように
することで、従来のように透過型原稿の四辺のうち二辺
が削られて印刷される不具合を解消することができ、自
然な印刷を行うことができる。これにより、複数枚の透
過型原稿の良好な複写を実現することが可能になるとい
う効果を奏する。
【0082】請求項12の発明によれば、画像処理方法
の前記補正ステップでは、透過型原稿の検知領域及び該
検知領域に対し前記指定された原稿枠増加幅分だけ増加
させた領域が印刷領域となるように補正するため、例え
ば大判フィルム等の複数枚の透過型原稿の印刷に際し
て、透過型原稿の検知領域及び該検知領域に対し一定幅
分増やした領域を印刷領域とすることで、従来のように
透過型原稿の四辺のうち二辺が削られて印刷される不具
合を解消することができ、自然な印刷を行うことができ
る。これにより、複数枚の透過型原稿の良好な複写を実
現することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
処理装置の電気的な制御部分の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
処理装置の機構部の断面構造及び光学系を模式的に示し
た説明図である。
【図3】大判フィルムと原稿検知シートとの関係を示す
説明図である。
【図4】大判フィルム一枚を読み取り・プリントする時
の大判フィルムと原稿検知シートとの関係を示す説明図
である。
【図5】大判フィルム四枚を一度に読み取り・プリント
する時の大判フィルムと原稿検知シートとの関係を示す
説明図である。
【図6】大判フィルム一枚を読み取り・プリントする時
に原稿検知領域に対し原稿ワク削り領域分だけプリント
領域を狭めてプリントする様子を示す説明図である。
【図7】大判フィルム四枚を一度に読み取り・プリント
する時に従来方法で原稿検知・プリントする際のプリン
ト領域を示す説明図である。
【図8】大判フィルム四枚を一度に読み取り・プリント
する時に本発明の第1の実施の形態による方法で原稿検
知・プリントする際のプリント領域を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
処理装置の操作部の表示画面例を示す説明図である。
【図10】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画
像処理装置の原稿検知部の動作を説明するための波形図
である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置のCPUの制御処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置のCPUの制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 原稿検知部 103 画像メモリ 104 フラッシュメモリ 105 操作部 108 光学系 123、205 ハロゲンランプ 209 画像信号処理部 801 原稿検知シート 802 大判フィルム 803、804 原稿検知領域 805 プリント領域 806 原稿ワク増領域 901 一枚置き指定部 902 複数枚置き指定部 903、904 増減指定部 905 ワク増幅 906 ワク削り幅

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投写画像の読み取り及び印刷を行う機能
    を有する画像処理装置であって、 複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知手段と、複
    数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが指定された場
    合は前記検知手段による透過型原稿の検知領域に対し印
    刷領域を広げるように補正する補正手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 投写画像の読み取り及び印刷を行う機能
    を有する画像処理装置であって、 複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知手段と、複
    数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが指定された場
    合は前記検知手段による透過型原稿の検知領域に対し印
    刷領域を広げるように補正する補正手段と、透過型原稿
    を照射する光源及び透過型原稿保持用の遮光シートに対
    し前記光源とは逆方向から照射する光源を透過型原稿読
    み取り時に同時に点灯する点灯制御手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指
    定及び補正の指定が可能な指定手段を有することを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、指定された補正量に基
    づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げるよう
    に補正することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、指定された原稿枠増加
    幅に基づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広げ
    るように補正することを特徴とする請求項4記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、透過型原稿の検知領域
    及び該検知領域に対し前記指定された原稿枠増加幅分だ
    け増加させた領域が印刷領域となるように補正すること
    を特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 投写画像の読み取り及び印刷を行う画像
    処理方法であって、 複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知ステップ
    と、複数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが指定さ
    れた場合は前記検知ステップによる透過型原稿の検知領
    域に対し印刷領域を広げるように補正する補正ステップ
    とを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 投写画像の読み取り及び印刷を行う画像
    処理方法であって、 複数枚の透過型原稿の領域を検知可能な検知ステップ
    と、複数枚の透過型原稿を同時に読み取ることが指定さ
    れた場合は前記検知ステップによる透過型原稿の検知領
    域に対し印刷領域を広げるように補正する補正ステップ
    と、透過型原稿を照射する光源及び透過型原稿保持用の
    遮光シートに対し前記光源とは逆方向から照射する光源
    を透過型原稿読み取り時に同時に点灯する点灯制御ステ
    ップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 複数枚の透過型原稿の同時読み取りの指
    定及び補正の指定が可能な指定ステップを有することを
    特徴とする請求項7又は8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記補正ステップでは、指定された補
    正量に基づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領域を広
    げるように補正することを特徴とする請求項7乃至9の
    何れかに記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記補正ステップでは、指定された原
    稿枠増加幅に基づき透過型原稿の検知領域に対し印刷領
    域を広げるように補正することを特徴とする請求項10
    記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記補正ステップでは、透過型原稿の
    検知領域及び該検知領域に対し前記指定された原稿枠増
    加幅分だけ増加させた領域が印刷領域となるように補正
    することを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
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