JP2005086725A - 画像読取装置および画像読取プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿上に描かれた画像を光学的に読み取る場合において、高速走査による読み取りの効率化を可能としつつ、読み取り対象となる原稿の種類によっては、その走査速度に起因するノイズの発生を抑制する。
【解決手段】読み取り対象となる原稿を走査する走査手段と、前記原稿が印画紙写真であるか非印画紙写真であるかを設定するためのモード設定手段32と、前記モード設定手段32にて印画紙写真が設定されると非印画紙写真の場合よりも前記走査手段による走査速度を低速とする制御手段33とを備えて、画像読取装置1を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、読み取り対象となる原稿からその原稿上に描かれた画像を読み取るための画像読取装置および画像読取プログラムに関する。
一般に、スキャナ装置や複写機等といった画像読取装置では、読み取り対象となる原稿と画像を読み取る読取センサとの間の相対位置を変化させることでその原稿に対する走査を行い、これによりその原稿からの光学的な画像読み取りを行うようになっている。そして、そのときの走査速度は、その走査によって得た画像データの出力側の能力(例えば、感光体表面への静電潜像の形成能力)に応じたものとすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平01−216850号公報
ところで、近年では、タンデムエンジン化等による画像データの出力側の能力向上の伴い、画像データの読み取り側に対しても、走査速度の向上等が望まれている。ただし、走査速度の向上、すなわち高速スキャンの実現は、読取センサでのSN比の悪化を招くため、その走査によって得られた画像データにノイズが発生してしまうおそれがある。さらに、その画像データに対しては、通常はデジタルデータ化するためのデジタル変換処理や画像のなまりを補正するためのデジタルフィルタ処理等が施されるが、処理対象となる画像データにノイズが発生していると、これらの処理によってノイズ成分の増大化が助長されてしまうことも考えられる。
特に、最近では、銀塩フィルムに対応したカメラで撮像された印画紙写真についても、例えばその印画紙写真上の画像をコンピュータ内に取り込むべく、その印画紙写真上の画像を画像読取装置で読み取ることもあるが、その場合には高速スキャンによるノイズの発生が顕在化する可能性が高い。なぜならば、印画紙写真上の画像は、例えばプリンタによる印刷画像のようなスクリーンによる階調表現がなく均一であり、しかも高濃度の再現域が広いため、ノイズが発生すると非常に目立ち易いからである。さらには、コンピュータ内に取り込んだ場合であれば、そのコンピュータに接続するディスプレイや画像処理等を行うアプリケーションプログラムの特性(階調、表示画素単位等)によって、プリンタで印刷出力する場合よりもノイズが可視化され易いからである。
つまり、原稿上に描かれた画像を光学的に読み取る場合において、その読み取り対象となり得る全ての原稿について、一律に高速スキャンによる走査速度の向上を図ろうとすると、原稿によってはノイズの発生が顕在化する可能性があり、良好な読み取り画質を実現する上では必ずしも好ましくない。
本発明は、上述した課題を解決するために案出された画像読取装置であり、読み取り対象となる原稿を走査する走査手段と、前記原稿が印画紙写真であるか非印画紙写真であるかを設定するためのモード設定手段と、前記モード設定手段にて印画紙写真が設定されると非印画紙写真の場合よりも前記走査手段による走査速度を低速とする制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、上述した課題を解決するために案出された画像読取プログラムである。すなわち、原稿上の画像を読み取る画像読取装置と接続するコンピュータまたは当該画像読取装置に搭載されたコンピュータにて用いられる画像読取プログラムであって、前記コンピュータを、前記原稿が印画紙写真であるか非印画紙写真であるかを設定するためのモード設定手段と、前記画像読取装置に前記原稿を走査させるとともに、前記モード設定手段にて印画紙写真が設定されると非印画紙写真の場合よりも当該走査時の走査速度を低速とする制御手段として機能させることを特徴とするものである。
上記構成の画像読取装置および画像読取プログラムによれば、モード設定手段にて印画紙写真が設定されると、非印画紙写真の場合よりも走査時の走査速度を低速とする。ここで、印画紙写真とは、銀塩フィルムに対応したカメラで撮像され印画紙上に現像された写真原稿のことをいう。また、非印画紙写真とは、印画紙写真以外の全ての原稿のことをいい、具体的には用紙上に画像が印刷出力された原稿等がこれに該当する。したがって、読み取り対象となる原稿が印画紙写真であると設定された場合には、その印画紙写真が低速で走査されることになるので、走査速度に起因するノイズの発生を抑制し得るようになる。一方、非印画紙写真であると設定された場合には、読み取り対象となる原稿がノイズの顕在化し難いものなので、印画紙写真の場合よりも走査速度を高速とすることで、効率の良い画像読み取りを実現し得るようになる。
本発明に係る画像読取装置および画像読取プログラムによれば、読み取り対象となり得る全ての原稿について、一律な走査速度で画像を読み取るのではなく、その設定モードに応じて走査速度を低速に切り換えるので、ノイズが発生し難い場合には高速走査による効率化が図れる一方、印画紙写真のようにノイズが発生し易い場合については、低速走査によってノイズの発生を抑制することができ、良好な読み取り画質を実現することができる。
以下、図面に基づき本発明に係る画像読取装置および画像読取プログラムについて説明する。ただし、ここでは、画像読取装置として、複写機に搭載されたものを例に挙げる。
ここで、画像読取装置の説明に先立ち、その画像読取装置が搭載される複写機について説明する。図1は、画像読取装置を搭載する複写機の一例の全体構成図である。図例のように、ここで説明する複写機は、画像読取装置1の他に、画像処理装置3と、画像形成装置4と、給排紙装置5とを備えている。
画像処理装置3は、いわゆるIPS(Image Processing System)と呼ばれるものであり、画像読取装置1が読み取って得た画像情報に対して、必要に応じた処理、例えば色補正や階調補正を行うものである。また、画像処理装置3では、画像読取装置1が読み取った画像情報を一時的に保持するために、ハードディスク装置や半導体メモリ等からなるイメージメモリ(ただし不図示)を有している。
画像形成装置4は、いわゆるIOT(Image Output Terminal)と呼ばれるものであり、画像処理装置3によって処理された画像情報を基に、周知の電子写真技術を用いて記録用紙等の媒体上に可視画像を形成して出力するものである。なお、画像形成装置4は、図例のようなシングルドラム方式の他に、タンデム方式やツインドラム方式等によるものであってもよい。
給排紙装置5は、画像出力前の媒体を収納する給紙カセットと、画像出力後の媒体を排出する排出トレイとを有するものであり、これら給紙カセットおよび排出トレイと、画像形成装置4のトナー像転写部との間において、媒体の搬送を行うものである。ただし、給排紙装置5は、媒体の両面に画像を出力するための媒体反転機構を有しているものであってもよい。
また、ここで説明する複写機は、パーソナルコンピュータ等からなるホスト装置(ただし不図示)と、有線または無線による通信回線を介して接続しているものとする。そして、画像読取装置1が読み取って得た画像情報を、画像形成装置4にて媒体上に出力するのではなく、ホスト装置へ送信し得るようにもなっている。
次に、このような複写機に搭載される画像読取装置1の概略構成について説明する。はじめに、画像読取装置1における走査光学系について説明する。図2は、画像読取装置の走査光学系の概略構成の一例を示す側断面図である。
ここで説明する画像読取装置1は、シート状の原稿から、その原稿に描かれている画像を光学的に読み取るためのものであり、さらにはプラテンスキャン方式とCVT方式との両方に対応可能になっているものである。そのために、画像読取装置1は、スキャナー部10と、CVT原稿送り部20とを備えている。
スキャナー部10は、プラテンガラス11上に載置された原稿の読み取り面を走査(スキャン)するフルレートキャリッジ(以下「第一CRG」と略す)12と、第一CRG12の半分の速度で半分の領域を移動するハーフレートキャリッジ(以下「第二CRG」と略す)13とを備えている。第一CRG12には、プラテンガラス11上の原稿を照射するランプ12aと、その原稿からの反射光の光軸方向を変換する第一ミラー12bとが搭載されている。また、第二CRG13には、第一ミラー12bからの反射光の光軸方向を変換する第二ミラー13aおよび第三ミラー13bが搭載されている。なお、第一CRG12と第二CRG13とで移動速度および移動領域に相違があるには、原稿と後述するCCDセンサとの間の光路長を常に一定に保つためである。
また、スキャナー部10には、第一CRG12および第二CRG13を介して得られる原稿からの反射光を集光させるレンズ15と、集光した反射光を受けるCCDセンサ16とを備えている。CCDセンサ16は、例えばR(赤),G(緑),B(青)の各色の分光感度特性に対応した3ライン構成の光電変換素子列からなるものである。このCCDセンサ16での光電変換により得られた信号は、図示しない画像処理回路によって画像処理される。すなわち、CCDセンサ16からの信号に対しては、画像処理回路が、例えばA/D変換、シェーディング補正、フィルター処理、γ補正等といった、周知の画像処理を施す。
このような構成のスキャナー部10では、プラテンガラス11に原稿が載置されると、第一CRG12および第二CRG13がパルスモータ等からなる駆動モータによって駆動され、そのプラテンガラス11上の原稿を走査する。このときの駆動スピード、すなわちプラテンガラス11上の原稿に対する走査速度は、後述する値に設定されるものとする。そして、CCDセンサ16が、第一CRG12および第二CRG13に搭載された各ミラー12a,13a,13bを介して、プラテンガラス11上の原稿からの反射光を受光して光電変換を行う。これらによって、プラテンガラス11上の原稿から、その原稿上に描かれた画像が読み取られることになる。つまり、画像読取装置では、プラテンスキャン方式に対応した画像読み取りが行われる。
一方、このような構成のスキャナー部10の上方には、CVT原稿送り部20が設置されている。CVT原稿送り部20は、いわゆる自動原稿搬送装置(Automatic Document Feeder;ADF)からなるもので、読み取り対象となる原稿が積重される給紙トレイ21と、読み取り済の原稿が排出される排紙トレイ22と、給紙トレイ21にセットされた原稿を順次繰り出して排紙トレイ22に排出する原稿搬送手段23を備えているものである。なお、原稿搬送手段23は、原稿の両面から画像を読み取るための原稿反転機構を有していてもよい。
そして、CVT原稿送り部20では、スキャナー部10の第一CRG12および第二CRG13が所定の位置、すなわちCVT読取位置に停止している状態で、読み取り対象となる原稿がそのCVT読取位置上を一定速度で通過するように、原稿搬送手段23がその原稿の搬送を行う。このときの搬送スピード、すなわちCVT読取位置上を通過する原稿の走査速度は、原稿搬送手段23が備えるローラの回転駆動によって特定されるが、その速度が後述する値に設定されるものとする。そして、CCDセンサ16が、第一CRG12および第二CRG13に搭載された各ミラー12a,13a,13bを介して、CVT読取位置上を通過する原稿からの反射光を受光して光電変換を行う。これらによって、画像読取装置では、CVT方式に対応した画像読み取りが行われる。
続いて、以上のような構成の走査光学系を動作させるための機能構成、すなわち画像読取装置1における機能構成について説明する。図3は、本発明に係る画像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図例のように、画像読取装置1は、モータドライバ31と、ユーザインタフェース(以下「UI」と略す)部32と、CPU(Central Processing Unit)33と、ROM(Read Only Memory)34と、RAM(Random Access Memory)35と、これらを互いに接続するシステムバス36と、を備えている。
モータドライバ31は、第一CRG12および第二CRG13の駆動モータ31aおよび原稿搬送手段23におけるローラの駆動モータ31aについて、その駆動制御を行うためのものであり、具体的にはその駆動速度をコントロールするようになっている。
UI部32は、利用者(ユーザ)が操作することで、画像読取装置1での画像読み取りの際の各種設定を行うためのものである。このUI部32で設定される事項としては、例えば、画像読み取りの際の動作モードがある。
ここで、UI部32で設定される動作モードについて説明する。動作モードとしては、プラテンスキャンモード/CVTモードの他に、読み取り対象となる原稿が印画紙写真である場合の印画紙写真モードと、非印画紙写真である場合の非印画紙写真モードとがある。印画紙写真とは、銀塩フィルムに対応したカメラで撮像され印画紙上に現像された写真原稿のことをいう。また、非印画紙写真とは、印画紙写真以外の全ての原稿のことをいい、具体的には用紙上に画像が印刷出力された原稿等がこれに該当する。これら印画紙写真モード/非印画紙写真モードは、そのいずれか一方が画像読み取りの際にUI部32にて選択されるものとする。ただし、その場合において、例えば非印画紙写真モードをディフォルトとする、といったことも考えられる。また、動作モードとしては、画像読取装置1が読み取って得た画像情報を画像形成装置4にて媒体上に出力するための複写モードと、その画像情報を媒体上に出力するのではなくデジタル画像データとして取得するためのデータ取得モードとがある。これら複写モード/データ取得モードも、そのいずれか一方が画像読み取りの際にUI部32にて選択されるものとする。そして、データ取得モードが選択された場合には、画像読取装置1が読み取って得た画像情報が、例えばホスト装置へ送信されることになる。なお、これらのモードについても、ディフォルト(例えば複写モード)を予め定めておくようにすることが考えられる。
CPU33は、画像読取装置1全体の駆動制御を行うためのものである。特に、CPU33では、画像読取装置1の駆動制御として、UI部32で設定された動作モードに応じて、駆動モータ31aの駆動速度、すなわち原稿の走査速度を可変するように、モータドライバ31に対して指示を与えるようになっている。
ROM34は、CPU33が駆動制御を実行するための各種プログラムやUI部32での動作モード設定に必要となる各種プログラム等を予め格納しているものである。また、RAM35は、各種情報(例えば、CPU33による駆動制御に必要な情報)の一時的な記憶保持を行うものである。
なお、ここでは、CPU33が実行する各種プログラムやUI部32での動作モード設定に必要な各種プログラム等が、予めROM34内に格納されている場合を例に挙げたが、これらはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、ここで説明した画像読取装置1における機能構成は、コンピュータを同様に機能させるスキャナドライバ等の画像読取プログラム、すなわち本発明に係る画像読取プログラムによっても実現することが可能である。
次に、以上のように構成された画像読取装置1における処理動作例について説明する。図4は、本発明に係る画像読取装置における処理動作例の一例を示すフローチャートである。
画像読取装置1では、利用者によりUI部32での各種設定が行われ、プラテンガラス11上または給紙トレイ21上に読み取り対象となる原稿がセットされ、その後UI部32を操作する利用者からのスタート指示があると、先ず、CPU33がUI部32からの設定内容を認識し、印画紙写真モードが設定されているか否かを判断する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。そして、印画紙写真モードが設定されていれば、続いて、CPU33は、複写モードが設定されているか否かを判断する(S102)。
これらの判断の結果、印画紙写真モードではなく非印画紙写真モードが設定されている場合、または複写モードが設定されている場合には、CPU33は、走査速度を高速とするようにモータドライバ31に対して指示を与える(S103)。ここで、「高速」とは、画像読取装置1が画像読み取りを行う際における走査の基準速度をいい、高速スキャンの実現に対応すべく予め設定された速度のことをいう。このような高速で走査を行うのは、読み取り対象となる原稿が非印画紙写真のため、その読み取り結果にノイズが発生し難いからである。さらには、読み取り結果が画像形成装置4で出力されるため、例えばその読み取り結果をホスト装置で処理する場合とは異なり、ノイズ成分の増大化が助長されて目立ってしまうことも無いからである。
一方、印画紙写真モードが設定され、かつ、複写モードではなくデータ取得モードが設定されている場合には、CPU33は、走査速度を低速とするようにモータドライバ31に対して指示を与える(S104)。ここで、「低速」とは、上述した走査の基準速度よりも低い速度をいい、具体的には当該基準速度の半速とすることが考えられる。このような低速で走査を行うのは、読み取り対象となる原稿が印画紙写真であり、その読み取り結果にノイズが発生し易いことから、走査速度を基準速度よりも低下させることで、CCDセンサ16や画像処理回路等でのSN比の悪化を抑え、走査速度に起因するノイズの発生を抑制するためである。さらには、読み取り結果がホスト装置へ送信されるため、そのホスト装置におけるディスプレイや画像処理等を行うアプリケーションプログラムの特性(階調、表示画素単位等)によっては、ノイズ成分の増大化が助長されて目立ってしまう可能性があり、これを回避するためである。
以上のように、本実施形態における画像読取装置1(これと同等の機能を実現する画像読取プログラムを含む)によれば、高速スキャンでは画像読み取りの結果にノイズが発生するため、読み取り対象となる原稿が印画紙写真である場合には、走査速度を低速に切り換えるようになっている。つまり、読み取り対象となる原稿についてのモードに応じて走査速度を可変とする。したがって、原稿が非印画紙写真である場合には、従来通り高速に走査でき、効率の良い画像読み取りを実現し得る一方、原稿が印画紙写真である場合については、低速走査によってノイズの発生を抑制し得るので、良好な読み取り画質が得られるようになる。
さらに、本実施形態における画像読取装置1(これと同等の機能を実現する画像読取プログラムを含む)によれば、印画紙写真であるか否かの原稿モードだけではなく、画像形成装置4での複写出力か、あるいはホスト装置へのデジタルデータ出力かといった、動作についてのモードの違いに応じても、その走査速度を可変とするようになっている。したがって、原稿上の画像を複写する場合には、従来通り高速に走査でき、効率の良い画像読み取りを実現し得る一方、原稿上の画像をデジタル画像データとして取得する場合については、その原稿が印画紙写真であっても、低速走査によってノイズの発生を抑制し得るので、良好な読み取り画質が得られるようになる。
なお、本実施形態では、印画紙写真モードが設定され、かつ、データ取得モードが設定されていると、走査速度を低速とする場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、印画紙写真モードが設定されていれば、動作モードの設定内容に拘わらずに、走査速度を低速とすることも考えられる。
また、本実施形態では、走査速度を低速とする場合において、その速度として基準速度の半速を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、基準速度よりも低速であり、かつ、ノイズ発生を抑制し得る速度であれば、他の速度であってもよいことは勿論である。
画像読取装置を搭載する複写機の一例の全体構成図である。 画像読取装置の走査光学系の概略構成の一例を示す側断面図である。 本発明に係る画像読取装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る画像読取装置における処理動作例の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像読取装置、10…スキャナー部、20…CVT原稿送り部、31…モータドライバ、31a…駆動モータ、32…UI部、33…CPU、34…ROM、35…RAM

Claims (4)

  1. 読み取り対象となる原稿を走査する走査手段と、
    前記原稿が印画紙写真であるか非印画紙写真であるかを設定するためのモード設定手段と、
    前記モード設定手段にて印画紙写真が設定されると非印画紙写真の場合よりも前記走査手段による走査速度を低速とする制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記モード設定手段は、前記走査手段による走査が、前記原稿上の画像を複写する複写モードによるものか、あるいは前記原稿上の画像からデジタル画像データを取得するデータ取得モードによるものかをも設定し得るものであり、
    前記制御手段は、前記原稿が印画紙写真であり、かつ、前記走査手段による走査がデータ取得モードによるものであると設定された場合に、当該走査手段による走査速度を低速とするものである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 原稿上の画像を読み取る画像読取装置と接続するコンピュータまたは当該画像読取装置に搭載されたコンピュータにて用いられる画像読取プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記原稿が印画紙写真であるか非印画紙写真であるかを設定するためのモード設定手段と、
    前記画像読取装置に前記原稿を走査させるとともに、前記モード設定手段にて印画紙写真が設定されると非印画紙写真の場合よりも当該走査時の走査速度を低速とする制御手段
    として機能させることを特徴とする画像読取プログラム。
  4. 前記モード設定手段は、前記走査手段による走査が、前記原稿上の画像を複写する複写モードによるものか、あるいは前記原稿上の画像からデジタル画像データを取得するデータ取得モードによるものかをも設定し得るものであり、
    前記制御手段は、前記原稿が印画紙写真であり、かつ、前記走査手段による走査がデータ取得モードによるものであると設定された場合に、当該走査手段による走査速度を低速とするものである
    ことを特徴とする請求項3記載の画像読取プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019041332A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 シャープ株式会社 画像処理システム、画像処理プログラム及び画像処理装置の制御方法

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