JPH11109519A - ノッチャー装置 - Google Patents

ノッチャー装置

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JPH11109519A
JPH11109519A JP27409397A JP27409397A JPH11109519A JP H11109519 A JPH11109519 A JP H11109519A JP 27409397 A JP27409397 A JP 27409397A JP 27409397 A JP27409397 A JP 27409397A JP H11109519 A JPH11109519 A JP H11109519A
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notch
notcher
negative film
vacuum
negative
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JP27409397A
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English (en)
Inventor
Koji Seki
孝次 関
Yoshiyuki Yamaji
義之 山路
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノッチ屑を回収する時だけ真空ポンプを駆動す
る間欠駆動方式を取り入れながらも、小型の真空ポンプ
で十分に機能する効率的なノッチ屑回収システムを有す
るノッチャー装置の提供。 【解決手段】ネガフィルム(2)にノッチ(2a)を形成する
ノッチャー(81)と、ノッチャーと第1流路(82)を介して
連通しているノッチ屑捕集容器(83)と、ノッチ屑捕集容
器と第2流路(84)を介して連通している真空ポンプ(85)
とからなるノッチャー装置(80)において、前記第2流路
に真空タンク(86)及び前記真空タンクと前記ノッチ屑捕
集容器との間に位置する電磁弁(87)が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネガフィルム等の
写真感光材料にノッチを形成するノッチャー装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルムを写真処理機で露光処理す
る場合、ネガフィルムのコマ画像を正確に露光窓に合わ
せなければならない。このようなネガフィルムの位置決
めに、ノッチャー装置によって形成されたノッチが利用
されている。また、近年、光学的なセンサーによってコ
マ画像を検出し、その検出信号を利用してネガフィルム
の位置決めを行う写真処理機もあるが、そのような場合
でもコマ画像が不鮮明な時はセンサーによる検出が不可
能なので、オペレータが目視でコマ画像を判断してノッ
チを形成することも提案されている。
【0003】ノッチャー装置から排出されるノッチ屑は
小さいので、そのまま放置しておいたり、単に重力によ
る落下にまかせていた場合には、ノッチ屑がネガフィル
ムにまつわりついたり、写真処理機の他の部材に入り込
んだりして、種々のトラブルの原因となる。このような
問題を解決するため、従来のノッチャー装置では、例え
ば、特開昭60−263699号公報から知られている
ように、ノッチ屑が落下してくるノッチャー受け台に排
出孔が設けられ、この排出孔とノッチ屑捕集容器とがホ
ースで接続され、さらにノッチ屑捕集容器はスクリーン
を介して吸引源としての真空ポンプにホースによって接
続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の真空吸
引式でノッチ屑を回収しているノッチャー装置では、ノ
ッチャーの動作中は常時真空ポンプを連続運転すること
でノッチ屑捕集容器を真空状態にしておく必要がある。
ノッチを形成する工程は、ノッチャーにネガフィルムを
位置合わせする工程などに比べて短く、真空ポンプを連
続駆動することは、騒音や振動に関して、不利益が多
い。これに代えて、ノッチ屑がでるタイミングに合わせ
て、真空ポンプを間欠駆動する方式も考えられるが、短
時間の間にノッチ屑捕集容器を真空状態にして、ノッチ
屑を回収するためには、かなり能力の高い真空ポンプが
必要となり、装置の大型化や装置のコスト高の要因とな
る。これらの従来技術の欠点は、このノッチャー装置を
写真処理機に組み込む場合、さらに重大さを増す。本発
明の課題は、上記従来技術の欠点を解消し、ノッチ屑を
回収する時だけ真空ポンプを駆動する間欠駆動方式を取
り入れながらも、小型の真空ポンプで十分に機能する効
率的なノッチ屑回収システムを有するノッチャー装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】写真感光材料にノッチを
形成するノッチャーと、前記ノッチャーと第1流路を介
して連通しているノッチ屑捕集容器と、前記ノッチ屑捕
集容器と第2流路を介して連通している真空ポンプとか
らなる従来のノッチャー装置における上記課題を解決す
るため、本発明によるノッチャー装置では、前記第2流
路に真空タンク及び開閉弁が備えられており、前記開閉
弁は前記真空タンクと前記ノッチ屑捕集容器との間に位
置することを特徴とする。
【0006】この構成では、真空ポンプは、真空タンク
の圧力を所定以下に維持するように間欠的に駆動する
が、真空タンクの先は開閉弁によって外気から通常遮断
されているので、真空タンクの圧力が下がると真空ポン
プは停止する。写真感光材料の所定位置にノッチを形成
する時になって初めて開閉弁を開放し、ノッチ屑捕集容
器からの空気を真空タンクに流すことで、直ちにノッチ
ャー領域に負圧が生じる。これに伴って、真空ポンプが
駆動するので、確実にノッチ屑をノッチ屑捕集容器に回
収することができる。従って、真空ポンプを常時動かす
必要はないし、ノッチャー領域に負圧が必要なときには
直ちに負圧とすることができるし、真空タンクからは比
較的ゆっくりと空気を抜いていけばよいので、能力の大
きな真空ポンプは要求されなれず、小型の真空ポンプで
十分に機能する効率的なノッチ屑回収システムが実現す
る。
【0007】本発明の好適な実施形態として、前記開閉
弁が前記ノッチャーの動作に対応して前記ノッチ屑捕集
容器と前記真空タンクとを連通するものがある。つま
り、開閉弁として電磁弁のような電気的に制御できるも
のを採用し、ノッチャーの動作に同期させて電磁弁を開
放することにより、必要な時にだけ、ノッチャー領域を
負圧にすることができる。
【0008】真空ポンプは、例えば、真空タンクに設け
た圧力センサーを用いて、真空タンクの圧力が所定以下
の圧力になると駆動させるように構成したり、或いは真
空ポンプに内蔵された圧力センサーによって真空タンク
側の圧力をチェックしながら自動運転するような構成を
採用してもよい。その際、真空タンクの容量を前記ノッ
チ屑捕集容器の容量以上に設定されているならば、開閉
弁を開放してもすぐにノッチャー付近の負圧がノッチ屑
を吸引できないほど弱まることはないので、能力の低い
小型の真空ポンプでゆっくりと真空タンクの空気を抜く
ことができる。特に、光学的センサーによる画像コマ検
出で位置決めをやっている写真処理機では、ノッチャー
装置を動作させる機会があまり多くないので、この形態
が好ましい。
【0009】本発明の好適な実施形態において、ノッチ
ャーを撮像するTVカメラが備えられており、このノッ
チャーをTVカメラからの映像をモニターで確認しなが
ら操作するならば、オペレータは定位置に座りながらノ
ッチ形成作業できるし、場合によっては生じるかもしれ
ないノッチ屑のネガフィルムへの付着等の不都合を監視
することもできる。本発明のその他の特徴及び利点は以
下図面を用いた発明の実施の形態の説明で明らかになる
だろう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるノッチャー装置を組
み込んだ写真処理機1の全体が図1に示されており、こ
の写真処理機1内を各種処理にともなって搬送されるネ
ガフィルム2と印画紙3の搬送経路が、図2に模式的に
示されている。この写真処理機1は、ネガフィルム供給
部10と、ネガフィルム2の画像をペーパーマガジン4
から引き出された印画紙3に焼き付ける露光部20と、
露光部20にて露光済の印画紙3を現像処理する現像処
理部30と、現像処理部30にて現像処理された印画紙
3を乾燥する乾燥部40と、乾燥された印画紙3を所定
長さにカットしてプリント(印画紙3を所定長さにカッ
トしたものをプリント3と称している)として排出する
プリント排出部50と、露光部20で使用されたネガフ
ィルム2をカットし、必要の場合ネガシートに挿入し
て、排出するネガフィルム排出部60と、ネガフィルム
排出部60から搬入された1オーダのネガフィルム2と
プリント排出部50から搬入された1オーダのプリント
を仕上がり品として照合組み合わせて、オペレータによ
る仕上がり品取り出し位置まで搬送するトレーコンベヤ
機構70とを備えている。
【0011】図3に詳しく示すように、ネガフィルム供
給部10には、100本までのネガフィルム2をつなぎ
部材の一例であるスプライステープ2Aによってつなぎ
合わせたものを巻き取っているネガリール11が2本装
填可能であり、順次選択されたネガリール11から、ロ
ーディングモータ11bによって駆動されるローディン
グローラ11aによって引き出される。
【0012】この明細書で述べられるネガフィルム2は
複数の意味で定義されており、そのなかには、顧客より
オーダされ現像処理が完了した1オーダ単位のネガフィ
ルム2と、このネガフィルム3をスプライステープ2A
で互いに順次連接して長尺化された長尺ネガフイルム2
と、この長尺ネガフイルム2から再び1オーダ単位で切
断されて短尺化された短尺ネガフィルム2と、そしてこ
の短尺ネガフィルム2から数コマ画像単位で切断された
ピースネガ2とが含まれている。ネガフィルム2には、
1オーダ単位でバーコードシートが張り付けられてお
り、このバーコードには1オーダのネガフィルム2がも
つフィルム番号などの固有の情報が記録されている。さ
らに、ネガフィルム供給部10には、ここでは図示され
ていないフィルム案内ガイドによって形成されるネガフ
ィルム搬送ラインに沿って、バーコードを読み取るバー
コードリーダー12a、ネガフィルム2のコマ画像の輪
郭をチェックする画面検出センサー14、そしてネガフ
ィルムをスプライステープ2Aの領域で1オーダ毎に切
断するネガカッター13が設けられている。
【0013】画面検出センサー14は、発光器と受光器
とから構成され、この検出データは、図4に示すよう
に、コントローラ5のコマ画像判定手段5aに送られ、
ネガフィルム2を透過した光の受光量に基づいてコマ画
像の輪郭が検出されることにより、コマ画像の位置が確
認される。その際、コマ画像の輪郭が検出できない場合
は、該当コマ画像の位置に基づくネガフィルム2の位置
決めが不可能であるので、オペレータによる目視でコマ
画像の位置を示す目印となるノッチ2aを形成するため
に、画面検出センサー14のネガフィルム搬送方向後方
にノッチャー装置80が設けられている。
【0014】図3と図4に、特に詳しくは図5に示され
ているように、ノッチャー装置80は、ネガフィルム2
の上方から下降することによりネガフィルム2にノッチ
2aを形成する可動刃としてのダイス81aとネガフィ
ルム2の下側に位置するダイス孔を有する受け台81b
とからなるノッチャー81と、ダイス孔を落下してくる
ノッチ屑2bを吸引回収するため受け台81bと第1流
路82を介して連通されているノッチ屑捕集容器83
と、このノッチ屑捕集容器83と第2流路84を介して
連通している負圧吸引力を与えるため真空ポンプ85を
備えている。さらに、第2流路84には、ノッチ屑捕集
容器83より大きな容量をもった真空タンク86が介装
されており、第2流路84の真空タンク86とノッチ屑
捕集容器83との間の区間に電磁弁87が設けられてい
る。真空タンク86には圧力スイッチ88が設けられて
おり、真空タンク86の真空度が所定レベル以下になる
と作動して、真空ポンプ86を駆動するようになってい
る。もちろん、このような真空ポンプ86の駆動方法に
代えて、真空タンク86には圧力スイッチ88を設けず
に、真空ポンプ86に内蔵された圧力センサーに基づい
て真空ポンプ86を駆動する方法を採用することも可能
である。ノッチ屑捕集容器83に回収されたノッチ屑2
bが電磁弁87や真空ポンプ85に入り込まないよう
に、第2流路84のノッチ屑捕集容器83側の端部はス
クリーン83aが取り付けられている。ノッチャー81
によるノッチ形成は、オペレータによるコントローラ5
に接続されている操作卓6bからの手動入力により、ノ
ッチャー制御手段5bを介して行われ、電磁弁87によ
る第2流路84の開放・遮断は電磁弁制御手段5cによ
って行われる。
【0015】このように構成されたノッチャー装置80
では、真空タンク86は真空ポンプ85によって所定の
真空度が保たれており、ノッチ形成作業が始まり、ノッ
チャー81が作動すると、ノッチャー制御手段5bから
電磁弁制御手段5cにコマンドが送られることにより電
磁弁87が開放され、ノッチ屑捕集容器83の空気が真
空タンク86に流れ込むことにより、ノッチャー81の
受け台81bの周辺に負圧が発生し、ノッチャー81に
よって切り落とされたノッチ屑2bがノッチ屑捕集容器
83に吸引される。ノッチャー81が停止すると、電磁
弁87も閉鎖され、第2流路84の連通を遮断する。こ
こで、真空タンク86の真空度が所定レベル以下になっ
ておれば、真空ポンプが駆動することになるが、通常次
のノッチ形成作業までは、時間があるので、比較的ゆっ
くりと真空タンク86の真空度を上昇させることがで
き、真空ポンプには大きな能力が要求されない。
【0016】ノッチ形成作業中に、オペレータによって
行われるネガフィルム2の移動は、ノッチ位置合わせモ
ータ17bとノッチ位置合わせローラ17aとからなる
ネガフィルム搬送機構17と、ノッチ位置合わせモータ
制御手段5dとによって、操作卓6bからの手動入力に
基づいて、他のネガフィルム搬送機構から独立して行う
ことができる。ネガフィルム2を往復移動させることに
より、ネガフィルム2の所定位置をノッチャー81に合
わせることができる。その際、オペレータがネガフィル
ム2の動きを見ながら操作卓6bを操作できるように、
ノッチャー81上方には、ノッチャー81に対するネガ
フィルム2の位置合わせ作業を撮像するTVカメラ16
が設けられている。TVカメラ16は、ノッチャー81
によるノッチ形成ポイントを中心としてその周辺もとら
えるように調整されており、このTV画像を通じて不測
にノッチ屑2bがネガフィルム2に付着したような事態
もチェックすることができる。必要に応じて操作卓6b
からの操作により、ネガフィルム2のコマ画像のシュミ
レート画像の表示に代えて、TVカメラ16の画像がモ
ニター6aに写し出されるようにモニター6aの入力ラ
インが切り換えられる。
【0017】さらに、このようなノッチャー81に対す
るネガフィルム2の位置合わせ移動がノッチャー装置8
0の領域だけで行われ、他の処理工程に影響を与えない
ようにするため、ネガフィルム搬送方向に関してノッチ
ャー81の両側には、それぞれ第1ループ形成部18a
と第2ループ形成部18bが設けられている。
【0018】長尺ネガフィルム2から1オーダ分のネガ
フィルム2に切断するネガカッター13の下流側にも、
ループ形成部18cが設けられており、ネガカッター1
3による切断処理と、後工程となる露光処理との間に1
オーダ分のネガフィルム2がまたがることを避けてい
る。19は、ピースネガなどをネガフィルム搬送ライン
の途中に挿入するための中間挿入部であり、斜線を入れ
られたガイド19aを取り外すことによりネガフィルム
2の挿入が可能になり、ガイド19bは中間挿入時の上
側ガイドとして機能する。この中間挿入部19よりネガ
フィルム搬送方向下流側には露光部20が配置されてい
る。
【0019】露光部20には、図6に示すように、フィ
ルム搬送方向上流側に、読取用光源21a、ミラートン
ネル21b及び撮像装置21cからなるフィルム読取装
置21が設けられ、そのフィルム搬送方向下流側に、露
光用光源22a、調光フィルタ22b、ミラートンネル
22c、ネガマスク22d、焼付レンズ22e及びシャ
ッタ22fからなる露光装置22が設けられ、ネガフィ
ルム供給部10から露光部20を通過してネガ排出部6
0へネガフィルム2を搬送するローラ23a及びそのロ
ーラ23aを駆動するモータ23bが設けられている。
さらに、フィルム読取装置21の領域には、ネガフィル
ム2の所望のコマ画像をフィルム読取装置21に位置決
めするための画面検出センサー28aと、当該コマ画像
が位置決めに不適当な場合ノッチャー装置80によって
形成されたノッチ2aを位置決めのために読み取るノッ
チセンサー29aが設けられ、露光装置22の領域に
も、ネガフィルム2の所望のコマ画像を露光装置22に
位置決めするための画面検出センサー28bと、当該コ
マ画像が位置決めに不適当な場合ノッチャー装置80に
よって形成されたノッチ2aを位置決めのために読み取
るノッチセンサー29bが設けられている。
【0020】ローラ23aにて搬送されるネガフィルム
2は、先ず、画面検出センサー28a又はノッチセンサ
ー29aのいずれかを用いて位置決めされながら、フィ
ルム読取装置21にて、その各コマ画像が読み取られ、
コントローラ5に送られる。コントローラ5の露光制御
手段5eでは、フィルム読取装置21から受け取った画
像情報に基づいて、そのネガフィルム2の画像を印画紙
3に焼き付けるための露光条件を求めて、該当するネガ
フィルム2のコマ画像がネガマスク22dに、画面検出
センサー28b又はノッチセンサー29bのいずれかを
用いて位置決めされると、先だって求めた露光条件に基
づいて調光フィルタ22b及びシャッタ22fを制御
し、印画紙3を露光する。さらに、コントローラ5は、
フィルム読取装置21にて読み取ったネガフィルム2の
画像情報を処理して、求めた露光条件で印画紙3を焼き
付けた場合に得られる画像のシミュレート画像をモニタ
6aに表示させることができ、オペレータは、そのシミ
ュレート画像をモニタ6aを観察して、必要に応じて操
作卓6bから露光条件を修正することができる。
【0021】又、露光部20にて露光処理の終了したネ
ガフィルム2は、露光装置22のフィルム搬送方向下流
側に配置されているネガ排出部60に設けられたネガカ
ッター25によって6駒又は4駒毎に切断され、1オー
ダのネガフィルム2は複数枚のネガピース2となる。こ
のネガカッター25の領域にも、ネガフィルム2の所望
のコマ画像をネガカッター25に位置決めするための画
面検出センサー28cと、当該コマ画像が位置決めに不
適当な場合ノッチャー装置80によって形成されたノッ
チ2aを位置決めのために読み取るノッチセンサー29
cが設けられている。ネガピース2は、1オーダ単位で
コンベヤ機構70へ送り出されるが、仕様によっては、
図示されていないネガシート挿入装置によってネガピー
ス2がネガシートに挿入され、このネガシートは折り畳
まれた後コンベヤ機構70へ送り出される。露光部20
におけるネガフィルム2の位置決めや搬送は、コントロ
ーラ5のネガフィルム搬送制御手段5fによって制御さ
れる。
【0022】現像処理部30には、その図示は省略され
ているが、複数の現像処理タンクが備えられており、露
光部20でネガフィルム2の画像が焼き付けられた後、
印画紙3はローラ24a及びローラ24aを駆動するモ
ータ24bによってコレクション印字部26を通り、現
像処理部30の現像処理タンクを順次通過することで現
像処理される。なお、現像処理部30の手前には、ルー
プ部の存在にもかかわらず露光部20と現像処理部30
の間で連続して印画紙3を送り続けることができない事
態が生じた場合に緊急避難的に印画紙3を切断するカッ
ター27が設けられている。
【0023】現像処理後の印画紙3は、乾燥部40で乾
燥された後、プリント排出部50に送られ、ペーパーカ
ッター51によってカットされることにより仕上がりプ
リント3となり、横送りコンベヤ53によってコンベヤ
機構70へ送り出される。54は、何らかのトラブルで
印画紙3をコンベヤ機構70に送り出せない事態が生じ
た場合印画紙3をノーカットで排出するための印画紙バ
イパス路である。印画紙3又はプリント3の一連の搬送
や印画紙バイパス路54への分岐は、コントローラ5の
印画紙搬送制御手段5gによって制御される。
【0024】トレーコンベヤ機構70は、周回案内路に
案内されながらチェイン駆動よって走行する複数のトレ
ー100が備えられている。周回案内路によって決定さ
れる搬送ラインには、写真処理機1の低い位置に配置さ
れたネガフィルム排出部60からネガフィルム2を搬入
するネガフィルム搬入ステーション71と、待機ステー
ション72と、写真処理機1の高い位置に配置されたプ
リント排出部50からプリント3を搬入するプリント搬
入ステーション73と、1単位毎のネガフィルム2とプ
リント3の照合を行う照合ステーション74とが形成さ
れている。
【0025】次にこの写真処理機1の動作について説明
すると、まず、現像済みの長尺ネガフイルム2を巻いた
ネガリール11をセットし、長尺ネガフイルム2の先端
部あるいは先端部に取り付けたリーダーがローディング
ローラ11aによってネガフィルム搬送ラインに引き出
される。ネガフィルム搬送ラインに入ったネガフィルム
は2は、図示されていないガイド部材が水平に延ばされ
ていることにより第1ループ形成部18aを通過し、画
面検出センサー14によってコマ画像が検出される。検
出されたコマ画像が、コマ画像判定手段5aによって位
置決めのために不適当と判定されると、このコマ画像の
位置を表すノッチ2aをノッチャー装置80によって形
成する。この場合、位置決めのために不適当と判定され
たコマ画像に隣接するコマ画像が位置決めのために適当
であるなら、この隣接する適当なコマ画像を基準にして
不適当なコマ画像の位置決めを行うことが可能である
が、不適当なコマ画像と適当なコマ画像と距離がある程
度あると、誤差がでてくるので、位置決めのためのノッ
チ2aを形成しなければならない。ノッチ2aの形成
は、オペレータがモニター6aを見ながら、ノッチャー
81のダイス81aの真下に該当コマ画像に対する所定
の位置がくるようにノッチ位置合わせモータ17bを操
作卓6bのキーを操作する。その際、第1ループ形成部
18aと第2ループ形成部18bの図示されていないガ
イド部材を退避させることによるループ形成によって、
ノッチャー装置80の領域のネガフィルム2と他の領域
のネガフィルム2の動きの違いは吸収される。
【0026】必要に応じてノッチ2aを形成されたネガ
フィルム2は、スプライスセンサー12bで検出された
つなぎ領域で、ネガカッター13によって切断され、1
オーダの短尺のネガフィルム2として露光部20に送ら
れる。露光部20では、まずフィルム読取装置21の画
面検出センサー28aによってコマ画像の輪郭が検出さ
れ、この検出結果に基づいてネガフィルム搬送制御手段
5fがモータ23bを駆動制御して、読み取るべきコマ
画像を撮像装置21cに合わせる。画面検出センサー2
8aによってその輪郭が検出されないコマ画像に対して
は、予めノッチャー装置80によって位置決め用のノッ
チ2aが形成されているので、このノッチ2aをノッチ
センサー29aで検出することで読み取るべきコマ画像
を撮像装置21cに合わせる。
【0027】露光装置22においても、画面検出センサ
ー28bによってその輪郭が検出されないコマ画像に対
しては、ノッチセンサー29bによるノッチ検出に基づ
いて露光すべきコマ画像を露光位置に合わせる。同様
に、ネガカッター25によるネガピース2へのカット工
程においても、画面検出センサー28cによってその輪
郭が検出されないコマ画像に対しては、ノッチセンサー
29cによるノッチ検出に基づいて、コマ画像とコマ画
像の間の部分に正確にカット位置を合わせる。
【0028】ネガカッター25によってネガピース2に
された1オーダ分ネガフィルム2は、ネガフィルム搬入
ステーション71において、トレー100に積み込まれ
た後、プリント搬入ステーション73で同じオーダのプ
リント3と組み合わされ、照合ステーション74に送り
込まれる。照合ステーション74では、オペレータが各
トレーの照合状態を確認した後、プリント3とピースネ
ガ2をDP袋に詰め込む。この照合ステーション74に
もモニター6aと制御卓6bが配置されているので、照
合ステーションにいるオペレータが、ネガフィルム供給
部10で位置決め用として不適当と判定されたコマ画像
に対して、モニター6aを見ながらノッチャー装置80
を制御卓6bで操作して、位置決め用のノッチ2aを付
与することができる。
【0029】上述した位置決め用のノッチ2aの形状は
円形、半円、三角形、などを採用することができるし、
切り欠き形態でも穿孔形態でもノッチセンサー29a、
29b、29cによって正確に位置が検出されるもので
あればよい。また、その位置は、ネガフィルムの側端部
で対象となるコマ画像の中央位置以外にも予め定めた相
対位置であれば、任意に設定することができる。開閉弁
87も電磁弁に限定されるわけではなく、種々の流路を
遮断する弁を用いることができる。また、真空タンク8
6の容量がノッチ屑捕集容器の容量以上であることは、
本発明の必須の用件ではなく、場合によっては、より小
さい容量の真空タンク86を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノッチャー装置と組み込んだ写真
処理機の斜視図
【図2】図1の写真処理機におけるネガフィルムと印画
紙の流れを示すの模式図
【図3】ネガフィルム供給部の構成を示す模式図
【図4】制御機能ブロック図
【図5】ノッチ屑排出システムを説明する模式図
【図6】露光部の構成を示す模式図
【符号の説明】
2 ネガフィルム 2a ノッチ 2b ノッチ屑 3 印画紙 10 ネガフィルム供給部 14 画面検出センサー 80 ノッチャー装置 81 ノッチャー 82 第1流路 83 ノッチ屑捕集容器 84 第2流路 85 真空ポンプ 86 真空タンク 87 電磁弁(開閉弁)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料にノッチを形成するノッチャ
    ーと、前記ノッチャーと第1流路を介して連通している
    ノッチ屑捕集容器と、前記ノッチ屑捕集容器と第2流路
    を介して連通している真空ポンプとからなるノッチャー
    装置において、 前記第2流路に真空タンク及び開閉弁が備えられてお
    り、前記開閉弁は前記真空タンクと前記ノッチ屑捕集容
    器との間に位置することを特徴とするノッチャー装置。
  2. 【請求項2】前記開閉弁は前記ノッチャーの動作に対応
    して前記ノッチ屑捕集容器と前記真空タンクとを連通す
    ることを特徴とする請求項1に記載のノッチャー装置。
  3. 【請求項3】前記真空タンクの容量は前記ノッチ屑捕集
    容器の容量以上に設定されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のノッチャー装置。
  4. 【請求項4】前記真空ポンプの駆動は前記真空タンクの
    圧力に応じて行われることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のノッチャー装置。
  5. 【請求項5】前記ノッチャーを撮像するTVカメラが備
    えられており、前記ノッチャーは前記TVカメラからの
    映像をモニターで確認しながら操作されることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のノッチャー装置。
JP27409397A 1997-10-07 1997-10-07 ノッチャー装置 Withdrawn JPH11109519A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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